JP2004240292A - ポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形品の表面光沢が非常に高く、かつガス発生量が少ないため、成形品にアンダーコート等の下塗りをせずに直接光反射金属層を形成することが可能であり、高鏡面性・高輝度感を有するのみならず、金属層との密着性・耐熱性にも優れたポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体の製造方法を提供する。
【解決手段】(A) ポリブチレンテレフタレート樹脂 100重量部に対し、(B) ポリエチレンテレフタレート樹脂5〜80重量部、(C) ポリグリセリンステアリン酸エステル0.05〜2.0 重量部、(D) 平均一次粒子径が5μm 以下の非繊維状無機充填材2〜50重量部、及び(E) 酸化防止剤0.1 〜3.0 重量部
を配合した樹脂組成物を成形して成形品とし、該成形品の少なくとも一部に直接光反射金属層を形成する。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体の製造方法及び該方法により得られた光反射体に関する。さらに詳しくは、成形品の表面光沢が非常に高く、かつガス発生量を抑制し連続成形において曇りの少ない優れた外観部品を与えることにより、成形品にアンダーコート等の下塗りをせずに直接光反射金属層を形成することが可能であり、高輝度感を有するのみならず、高温使用時における表面外観性維持(耐熱性)、さらには金属層との密着性にも優れたポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体に関するものである。
【0002】
本発明の樹脂製光反射体は、自動車、建築機器及び諸工業の分野でのランプ廻り部品に好適に用いられる。特に高い表面輝度感、平滑性、高光反射率を必要とする自動車のランプ周辺部品であるリフレクター、エクステンション等に好適に用いられる。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、自動車用ランプのエクステンション等の反射体は、高い輝度感、平滑性、均一な反射率さらには高耐熱性等の面から、結晶性熱可塑性ポリエステル樹脂、特にポリブチレンテレフタレート樹脂単独またはポリエチレンテレフタレート樹脂との混合物に様々な強化材を添加配合した材料が用いられており、その成形品にアンダーコート等の前処理(下塗り)を行った後、真空蒸着などの手法で光反射金属層を形成することにより、目的とする光反射体を得ていた。
【0004】
しかしながら、アンダーコート等の下塗りは、大幅なコストアップとなることから、アンダーコートレスにおいても高い輝度感を有する光反射体を得ることが望まれている。アンダーコートレスにて、少なくとも成形品の一面に光反射層を付与された反射体が高い輝度感・均一な反射率を有するには、樹脂成形品自体が良好な表面平滑性を有し、且つ高い光沢性・輝度感を有することを必要とする。また、その用途仕様から樹脂の耐熱性も重要な問題である。
【0005】
かかる目的で、使用される樹脂材料として、本願出願人は、先に特許文献1にて、ポリエチレンテレフタレート樹脂及び非繊維状無機充填材を配合したポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を提案した。かかる樹脂材料は、上記目的である表面平滑性、光沢性・輝度感に対しては一応の効果は認められるものの、その後の検討によると、高温使用での像鮮明性がやや十分ではなく、更なる改善が求められていた。又、ランプ部品においては、上記特性に加えて、レンズやガラスに曇りを生じさせないことが要求される。
【0006】
故に、アンダーコートせずに樹脂成形品に直接光反射金属層を蒸着しても良好な輝度感、高反射率ならびに良好な金属密着性を有し、且つ高温使用下でもこれらの特性を維持できる耐熱性を有した光反射体の開発が望まれていた。
【0007】
【特許文献1】
特開昭2000−35509号公報
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は上記課題に鑑み、ポリブチレンテレフタレート樹脂成形品の少なくとも一部に直接光反射金属層を形成することができ、得られた光反射体が良好な輝度感等を有する光反射体を提供すべく鋭意検討した。その結果、ポリブチレンテレフタレート樹脂に、ポリエチレンテレフタレート樹脂と特定の無機充填材とポリグリセリンステアリン酸エステル等を添加した樹脂組成物成形品を使用することによって密着性の良い金属層を形成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち、本発明は、
(A) ポリブチレンテレフタレート樹脂 100重量部に対し、
(B) ポリエチレンテレフタレート樹脂5〜80重量部、
(C) ポリグリセリンステアリン酸エステル0.05〜2.0 重量部、
(D) 平均一次粒子径が5μm 以下の非繊維状無機充填材2〜50重量部、及び
(E) 酸化防止剤0.1 〜3.0 重量部
を配合した樹脂組成物を成形して成形品とし、該成形品の少なくとも一部に直接光反射金属層を形成することを特徴とするポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体の製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、順次本発明に用いられる樹脂組成物の構成成分について詳しく説明する。
【0011】
まず、本発明の樹脂組成物の基体樹脂である(A) ポリブチレンテレフタレート樹脂とは、例えばテレフタル酸またはそのエステル形成誘導体と炭素数4のアルキレングリコールまたはそのエステル形成誘導体を重縮合して得られるポリブチレンテレフタレートである。またポリブチレンテレフタレートは、それ自身70重量%以上を含有する共重合体であってもよい。
【0012】
共重合されるモノマーとしては、テレフタル酸およびその低級アルコールエステル以外の二塩基酸成分として、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメリット酸、コハク酸等の脂肪族、芳香族多塩基酸またはそのエステル形成性誘導体等が、また、1,4 −ブタンジオール以外のグリコール成分として、通常のアルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール等、1,3 −オクタンジオール等の低級アルキレングリコール、ビスフェノールA、4,4’−ジヒドロキシビフェニル等の芳香族アルコール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加体、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド3モル付加体等のアルキレンオキサイド付加体アルコール、グリセリン、ペンタエリスリトール等のポリヒドロキシ化合物またはそのエステル形成性誘導体等が挙げられる。本発明では、上記の如き化合物をモノマー成分として重縮合により生成するポリブチレンテレフタレートは何れも本発明の(A) 成分として使用することができ、単独で、または2種類以上混合して使用されるが、好ましくはポリブチレンテレフタレートが使用される。また、コポリマーに属する分岐ポリマーも用いることができる。ここでいうポリブチレンテレフタレート分岐ポリマーとは、いわゆるポリブチレンテレフタレートまたはブチレンテレフタレート単量体を主体とし、多官能性化合物を添加することにより分岐形成されたポリエステルである。ここで使用できる多官能性化合物としては、トリメシン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸およびこれらのアルコールエステル、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどがある。
【0013】
本発明では、上記モノマーより重縮合されたポリブチレンテレフタレートの粉砕試料をベンジルアルコール中 215℃で10分間溶解後、0.01Nの水酸化ナトリウム水溶液にて滴定し、測定した末端カルボキシル基量が 40meq/kg以下、好ましくは 30meq/kg以下のポリブチレンテレフタレートが用いられる。
【0014】
かかるポリブチレンテレフタレートの末端カルボキシル基量が 40meq/kgを越えては、得られる成形品のヘイズが顕著となり、好ましくない。
【0015】
次に本発明の組成物には、(B) ポリエチレンテレフタレート樹脂が添加される。
【0016】
この(B) ポリエチレンテレフタレート樹脂は、(A) ポリブチレンテレフタレート樹脂に添加配合されることにより、得られる成形品ならびに光反射金属層の表面平滑性、輝度感等を向上させる上での必須成分である。ポリエチレンテレフタレートはポリブチレンテレフタレートに比べ結晶化速度が小さいため、これを添加配合することにより樹脂組成物としての金型転写性を向上させる効果を有する。また光反射体が光・熱などの高温下におかれたときに発生する表面平滑性や輝度感の低下、変形等を抑制する上でも効果を有する。以上2点の見地から、良好な光反射外観品を得る上でポリエチレンテレフタレート樹脂は本発明での必須成分である。
【0017】
かかる目的で用いられるポリエチレンテレフタレート樹脂とは、テレフタル酸またはそのエステル形成誘導体と炭素数2のアルキレングリコールまたはそのエステル形成誘導体を重縮合反応させて得られるポリマーであり、ポリエチレンテレフタレートを70重量%以上含有する共重合体であってもよい。
【0018】
共重合されるモノマーとしては、テレフタル酸およびその低級アルコールエステル以外の二塩基酸成分として、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメリット酸、コハク酸等の脂肪族、芳香族多塩基酸またはそのエステル形成性誘導体等が、また、エチレングリコール以外のグリコール成分として、通常のアルキレングリコール、例えばジエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール等、1,3 −オクタンジオール等の低級アルキレングリコール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加体、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド3モル付加体等のアルキレンオキサイド付加体アルコール、グリセリン、ペンタエリスリトール等のポリヒドロキシ化合物またはそのエステル形成性誘導体等が挙げられる。
【0019】
本発明で使用するポリエチレンテレフタレート樹脂は、好ましくは未変性のポリエチレンテレフタレートが有用であるが、イソフタル酸変性ポリエチレンテレフタレート共重合体でも良好な表面性、高輝度感を有する光反射体を得ることができる。この場合、好ましくは5〜40 mol%のイソフタル酸変性されたポリエチレンテレフタレート共重合体を使用することが望ましい。
【0020】
また、本発明に用いるポリエチレンテレフタレートは、流動性や外観に与える影響から、0.5 〜1.0 の極限粘度[η]を有するものが好ましい。
【0021】
また、ポリエチレンテレフタレート(B) の添加量は、(A) 成分100 重量部に対し5〜80重量部、好ましくは20〜50重量部である。
【0022】
過小の場合は、良好な金型転写性が得られないため、本発明の目的とする良好な輝度感、表面性を有する光反射体を得ることができない。また過大の場合は、成形サイクルの増加、離型性の悪化等、成形上の問題が生じるほか、発生ガスに由来する外観不良が発生し、輝度感、表面性の低下を招くため好ましくない。
【0023】
次に本発明では、(C) 成分としてポリグリセリンステアリン酸エステル、好ましくはポリグリセリンステアリン酸部分エステルを添加する。かかる成分は成形時における離型性を高めるのみならず、連続的に良外観の成形品を得る上で重要である。即ち、かかる成分の添加は、押出し、成形時における溶融混練の際の内部潤滑剤としての効果を有し、溶融時の樹脂分解を抑制することにより、ガス付着等による曇りの少ない良好な外観の成形品を連続的に得ることが可能になる。
【0024】
また、本発明に用いるポリグリセリンステアリン酸エステルは、流動性や外観に与える影響から、400 〜1600の数平均分子量を有するものが好ましい。これらは、光反射体が高温下に置かれた際の染み出し等を抑制する上で特に効果を有し、高温下で長期間の使用においても光反射体に曇り等を発生させない。
【0025】
かかる(C) ポリグリセリンステアリン酸エステルの添加量は、(A) 成分100 重量部に対し0.05〜2.0 重量部である。添加量が過小の場合は、押出し、成形加工時における樹脂に対する剪断力が高まり、樹脂分解等を引き起こす要因となり、連続的に良外観の製品を得ることが難しくなる。また、過大の場合は、使用温度によってはヘイズ、染み出しが顕在化する可能性があり好ましくない。
【0026】
上記したように、本発明では、(A) ポリブチレンテレフタレート樹脂に、(B) ポリエチレンテレフタレート樹脂を添加配合し、さらに(C) ポリグリセリンステアリン酸エステルを添加することにより、得られたポリブチレンテレフタレート樹脂組成物は優れた成形品外観を有するため、直接光反射金属層が形成されても、輝度感が高く、良好な光反射表面を有するものである。
【0027】
また、本発明では、更に均一な輝度感および耐熱性を付与させる上で、(D) 平均一次粒子径が5μm 以下の非繊維状無機充填材が添加される。ここで使用される非繊維状無機充填材は、平均一次粒子径が5μm 以下、好ましくは0.04〜5μm のものであれば特に限定されるものではない。好ましくはタルク、マイカ、クレー、カオリン、ウォラストナイト、ガラスビーズ、ガラスフレーク及び硫化亜鉛からなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、特に好ましくはタルク、クレー及びカオリンからなる群より選ばれた1種又は2種以上である。
【0028】
この非繊維状無機充填材の添加量は、(A) ポリブチレンテレフタレート 100重量部に対し、2〜50重量部、好ましくは5〜25重量部である。非繊維状無機充填材の添加量が2重量部未満では、耐熱性の面で十分でなく、また剛性不足から表面の歪み、うねり等が発生しやすくなり好ましくない。また50重量部を越えると、押出し等の操業が困難であり、且つ得られた成形品表面に無機充填材の浮き出しが顕著となることから、均一な光反射表面が得られにくい。
【0029】
次に本発明では、光反射体を構成する樹脂組成物の成形時の熱安定性を高め、特に連続的に成形された場合に樹脂組成物から発生するガス、低分子成分、染み出し物等の影響による外観・輝度感の低下を抑制する意味で、更に(E) 成分として酸化防止剤を添加する。特に、ヒンダードフェノール類、チオエーテル類及び有機ホスファイト類から選ばれる1種又は2種以上の組合せからなる酸化防止剤が好ましい。これらの添加は、押出し時や成形機内での溶融熱安定性向上に効果があり、ガスの付着による表面曇りが少なく良好な外観・表面性の成形品を連続的に得る上で有用であるとともに、光反射体が高温条件下におかれた際に、樹脂から発生するガスや分解物の生成を抑制し良好な外観・表面性を維持する上でも特に有用である。
【0030】
ここで使用する酸化防止剤の具体例を示すと、ヒンダードフェノール類としてはテトラキス{メチレン−3−(3,5 −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート}メタン、トリエチレングリコール−ビス{3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート}、1,6 −ヘキサンジオール−ビス{3−(3,5 −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート}などがあり、チオエーテル類としてはテトラキス{メチレン−3−(ドデシルチオ)プロピオネート}メタン、ジミリスチルチオジプロピオネート、ジドデシルチオジプロピオネートなどがあり、有機ホスファイト類としてはビス(2,6 −ジ−t−4メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4 −ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、テトラキス(2,4 −ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンホスファイト、トリス(2,4 −ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトなどがある。特にヒンダードフェノール類とチオエーテル類、ヒンダードフェノール類と有機ホスファイト類、ならびにこれら3種の酸化防止剤の併用は効果的である。また有機ホスファイト類酸化防止剤の代わりとして、リン酸金属塩も好適であり、具体例を示すと、第一リン酸カルシウム、第一リン酸ナトリウムの1水和物が挙げられる。
【0031】
使用する(E) 酸化防止剤の添加量は(A) ポリブチレンテレフタレート100 重量部に対し0.1 〜3.0 重量部である。添加量が過小の場合は、樹脂の熱安定性が不足し、成形時の外観不良、ガス発生による表面曇りの発生、ならびに高温使用下における光反射体の表面性・輝度感を低下させることがあり、また過大の場合は、高温使用下において光反射体から酸化防止剤(特に末端基)由来のガスが発生する可能性があり、ヘイズ発生の原因となることから好ましくない。
【0032】
本発明において、光反射体を製造する方法として好ましいのは、光反射金属層の形成が、樹脂成形品表面にドライメッキ法(PVD法)によって鏡面光沢を有する金属膜を形成することにより行われる方法である。また、ドライメッキ法が真空蒸着であることが望ましく、初期真空度を1×10−2Pa以下、好ましくは2×10−3Pa以下まで減圧した後、蒸発速度0.5 〜5nm/sec で金属を蒸着することが特に好ましい。
【0033】
また、金属膜としてはアルミニウムが好ましい。
【0034】
更に、高輝度感を有し、良好な光反射表面を得る方法として、予め2.5 〜3.5 Paのアルゴンガスを直流電流又は高周波によってプラズマ化し、該アルゴンプラズマに樹脂成形品表面を曝すことによって表面活性化処理をした後、光反射金属層を形成することが好ましい。更に好ましくは、表面活性化処理後、酸素、窒素又はそれらの混合気体に曝すことによって表面に官能基を導入した後、あるいは反応性モノマーに曝すことによって表面に活性分子層又は親水性ポリマー層を導入した後、光反射金属層を形成する方法であり、かかる方法によれば輝度感が高く良好な光反射表面を有するものが得られる。
【0035】
さらに本発明の組成物には、その目的に応じ所望の特性を付与するために、一般に熱可塑性樹脂等に添加される公知の物質を添加併用することができる。例えば帯電防止剤、上記(C) 成分以外の離型剤、染料や顔料等の着色剤等いずれも配合することが可能である。
【0036】
本発明の組成物の調製は、従来の樹脂組成物調製法として一般に用いられる設備と方法により容易に調製される。例えば、(1) 本発明の組成物を構成する成分を所定量一括混合して、一軸または二軸の押出し機で溶融混練し、目的組成のペレットを得る。(2) 原材料投入口を2個以上有する一軸または二軸の押出し機で、第一番目の投入口から樹脂、安定剤、顔料成分などを投入し溶融混練した後、第二番目の原料投入口より無機フィラーを投入し、溶融混練して目的組成のペレットを得る、などである。
【0037】
樹脂を金型に充填するための成形法としては、射出成形法、射出圧縮成形法などがあるが、射出成形法が一般的である。
【0038】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下の例に示した評価項目の測定法は以下の通りである。
(1) 光反射表面の外観
下記成形品(平板)を用い、実施例・比較例に示す条件にてアルミニウム蒸着を施した。かかる光反射体の光反射表面外観の状態を写像性測定器にて評価した。写像性については、櫛幅1mmのデータにて判断した。像鮮明度C(%)の数値が高いほど良好な写像性であることを示す。
【0039】
更に、上記光反射体を、180 ℃/72時間熱放置した後に、同様に光反射外観の状態を写像性測定器にて評価した。
(成形条件)
光反射体は、下記条件で成形した平板(62mm×52mm×2mm厚さ)を用いて、下記の蒸着条件により蒸着を実施して得たものである。
【0040】
Figure 2004240292
蒸着条件:蒸着装置内を1.0 ×10−2Paまで減圧し、1.0 nm/sec の速度でアルミニウムを100 nmの膜厚まで蒸着した。
(2) ヘイズ試験
上記平板を切断して試験管に封入し、ガラス板で蓋をし、180 ℃のオイルバス中に8時間浸漬した。その後、目視にて試験管に付着した曇りの状態を観察し、以下の基準に従い評価した。
【0041】
A;曇りなし
B;試験管上口に少し曇り
C;試験管上部1/2程度に曇り
D;試験管上部3/4程度に濃い曇り
実施例1
(A) 極限粘度(η)が0.75で、末端カルボキシル基量(CEG量)が 30meq/kgのポリブチレンテレフタレート樹脂 100重量部に対し、(B) 極限粘度(η)が0.63のポリエチレンテレフタレート樹脂(鐘紡合繊(株)製ベルペットEFG10)を45重量部、滑剤として(C−1) ポリグリセリンステアリン酸部分エステル(理研ビタミン(株)製リケマールAF−70;数平均分子量760 )を0.5 重量部添加し、更に(D−1) 平均一次粒子径1.4 μm のカオリン(林化成(株)製トランスリンク445)を38重量部及び(E−1) テトラキス{メチレン−3−(3,5 −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート}メタンを0.9 重量部、(E−2) テトラキス(2,4 −ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンホスファイトを0.4 重量部添加することによって得られた樹脂組成物を使用し、上記の如く成形品を得て、これに上記の如くアルミニウムを蒸着して光反射体を製造し、評価した。
実施例2
上記実施例1において、(D−1) に代えて(D−2) 平均一次粒子径2.7 μm のタルク(林化成(株)製UPN HST0.5)を使用した以外は、実施例1と同様に評価した。
比較例1
上記実施例1において、(D−1) に代えて(D’−1)平均一次粒子径8〜10μm のタルク(林化成(株)製PKNN)を使用した以外は、実施例1と同様に評価した。
比較例2
上記実施例1において、(C−1) に代えて(C’−1)グリセリンモノステアレート(数平均分子量358 )を使用した以外は、実施例1と同様に評価した。
比較例3
上記実施例2において、(C−1) に代えて(C’−1)グリセリンモノステアレート(数平均分子量358 )を使用した以外は、実施例2と同様に評価した。
【0042】
これらの結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
Figure 2004240292
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明により得られるポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体は、ポリブチレンテレフタレートに、ポリエチレンテレフタレート樹脂をブレンドし、さらにポリグリセリンステアリン酸エステル及び平均一次粒子径が5μm 以下の非繊維状無機充填材を添加して得られる成形品の少なくとも一部に、直接光反射金属層を形成することにより、非常に高い輝度感を有し、且つ連続成形および高温下に曝しても曇りによる輝度感低下が少なく、また金属との密着性、耐熱性に優れたものである。
【0045】
かかる光反射体は、特に高い反射性を必要とする自動車ランプのリフレクターおよびエクステンション等に好適に用いられる。

Claims (10)

  1. (A) ポリブチレンテレフタレート樹脂 100重量部に対し、
    (B) ポリエチレンテレフタレート樹脂5〜80重量部、
    (C) ポリグリセリンステアリン酸エステル0.05〜2.0 重量部、
    (D) 平均一次粒子径が5μm 以下の非繊維状無機充填材2〜50重量部、及び
    (E) 酸化防止剤0.1 〜3.0 重量部
    を配合した樹脂組成物を成形して成形品とし、該成形品の少なくとも一部に直接光反射金属層を形成することを特徴とするポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体の製造方法。
  2. ポリブチレンテレフタレート樹脂(A) の末端カルボキシル基量が 40meq/kg以下である請求項1記載のポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体の製造方法。
  3. ポリエチレンテレフタレート樹脂(B) の極限粘度[η]が0.5 〜1.0 である請求項1又は2記載のポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体の製造方法。
  4. ポリグリセリンステアリン酸エステル(C) の数平均分子量が400 〜1600である請求項1〜3の何れか1項記載のポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体の製造方法。
  5. 非繊維状無機充填材(E) が、タルク、クレー及びカオリンからなる群より選ばれた1種又は2種以上である請求項1〜4の何れか1項記載のポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体の製造方法。
  6. 光反射金属層の形成が、樹脂成形品表面にドライメッキ法(PVD法)によって鏡面光沢を有する金属膜を形成することにより行われる請求項1〜5の何れか1項記載のポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体の製造方法。
  7. ドライメッキ法が真空蒸着である請求項6記載のポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体の製造方法。
  8. 初期真空度を1×10−2Pa以下まで減圧した後、蒸発速度0.5 〜5nm/sec で金属を蒸着する請求項6又は7記載のポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体の製造方法。
  9. 光反射金属層を構成する金属がアルミニウムである請求項1〜8の何れか1項記載のポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体の製造方法。
  10. 請求項1〜9の何れか1項記載の方法により、成形品の少なくとも一部に直接光反射金属層が形成されたポリブチレンテレフタレート樹脂製光反射体。
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