JP2004231346A - ブロックの搬送装置とその搬送方法 - Google Patents

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Yoshiharu Matsuba
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Abstract

【課題】掘削孔の幅を小さくすることができ、施工性に優れたブロックの搬送装置を提供する。
【解決手段】頂版部2と側版部3,3と底版部4とを有するブロック1を搬送する搬送装置である。ブロック1内に配置され頂版部2を支持する支持体11と、この支持体11の前後にそれぞれ設けられブロック1の外に接地する脚部15,15と、この脚部15を接地面たる底部8に対して移動可能とする走行用ローラ16とを備える。支持体15により頂版部2を支持してブロック1を持ち上げ、支持体11前後の脚部15,15により移動することによりブロック1を搬送するから、ブロック1の側版部3及び頂版部2の外部に装置を配置する必要がなく、幅方向及び上方に制約のある現場での搬送が可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボックスカルバートなどのブロックの搬送装置とその搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のボックスカルバートにおいて、設置箇所に掘削溝を形成し、この掘削溝の一側からブロックを搬入し、そのブロックを掘削溝内の据付位置まで搬送して据え付ける工法が知られており、広い用地を確保することができない現場でも施工を行うことができる。
【0003】
上記のブロックの搬送装置の一例として、据付予定地に沿って、レールを配置し、レール上にボックスカルバートを吊り上げるチェーンブロックを備えた移動台車を載置して、移動台車でボックスカルバートを吊り上げ、所定位置まで移動台車を移動させてからボックスカルバートを降ろす(特許文献1)ものがある。
【0004】
また、搬送路には走行用支持部材が一部露出状態に埋設され、これらの走行用支持部材上にはレールが敷設され、このレール上を走行可能な搬送台車にボックスカルバートを積載し、搬送路に沿って移動台車を移動させることによってボックスカルバートの搬送を行う(特許文献2)ものがあり、搬送台車の積載部を、ボックスカルバートの両側面に取り付けられた補助具の下面に当接させて上昇させることによってボックスカルバートを持ち上げ、その状態で走行部をレールに沿って走行させれば、ボックスカルバートを設置予定場所まで搬送することができる。ボックスカルバートの側面の補助具はボルトを用いて固定されているので、積載部を離脱させた後ボルトを緩めれば、設置完了後のボックスカルバートから取り外し可能である。そして、取り外した補助具は、次に搬送すべきボックスカルバートに取り付けて再使用することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−303655号公報
【特許文献2】
特開2000−34768号公報(段落0022段及び0025段)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の移動台車は、ボックスカルバートを吊り上げて移送するものであるから、掘削孔の上方にスペースがないと使用できず、上記のような掘削孔では内壁面の上部間に切梁などが設けえられる場合があるから、使用が制限される。
【0007】
また、特許文献1の移動台車は、ボックスカルバートを左右から挟むように配置され、特許文献2では、ボックスカルバートの幅方向外側にレールを設けるとともに、ボックスカルバートの側面に補助具を設けるものであるから、台車,レールや補助具などのスペースが必要となり、ボックスカルバートの幅よりかなり大きな幅の掘削孔を形成する必要がある。また、それら従来技術では、移送用にレールを設ける必要があるため、施工費用が上昇し、さらに、特許文献2では、補助具の取付及び取外作業が必要となるため、施工工数も増加する。
【0008】
そして、掘削孔の幅を小さくすることができれば、用地に制限のある現場での施工が可能となり、また、掘削費用なども削減することができる。
【0009】
そこで、本発明は、掘削孔の幅を小さくすることができ、施工性に優れたブロックの搬送装置とその搬送方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の搬送装置は、頂版部と側版部と底版部とを有するブロックを搬送する搬送装置において、前記ブロック内に配置され前記頂版部を支持する支持体と、この支持体の前後にそれぞれ設けられ前記ブロックの外に接地する脚部と、前記ブロックを支持した状態で前記脚部を前記接地面に対して移動可能とする移動手段とを備えるものである。
【0011】
この請求項1の構成によれば、支持体により頂版部を支持してブロックを持ち上げ、支持体前後の脚部により移動することによりブロックを搬送するから、ブロックの側版部の外部に装置を配置する必要がなく、幅方向に制約のある現場での搬送が可能となる。
【0012】
また、請求項2の搬送装置は、前記支持体は前記頂版部を載置して支持する支持部を有し、この支持部を昇降する昇降手段を備えるものである。
【0013】
この請求項2の構成によれば、昇降手段により支持部を上昇し、該支持部により頂版部を支持してブロックを持ち上げ、持ち上げた状態で据付位置まで搬送し、据付位置で支持部を降下してブロックを据付位置に降ろすことができる。
【0014】
また、請求項3の搬送装置は、前記昇降手段が前記脚部を伸縮する伸縮手段であり、前記脚部の収縮時に前記支持体がブロック内を移動可能であるものである。
【0015】
この請求項3の構成によれば、脚部を伸縮することにより、ブロックを昇降することができ、据付位置にブロックを据え付けた後、脚部を収縮し、ブロック内を移動してブロックから支持体を取り外すことができる。
【0016】
また、請求項4の搬送装置は、前記支持体と前記底版部との間に設けられ前記支持体の底版用移動手段を備えるものである。
【0017】
この請求項4の構成によれば、底版用移動手段により支持体のブロックへの挿入及び取り出しを容易に行うことができる。
【0018】
請求項5の搬送方法は、頂版部と側版部と底版部とを有するブロックを掘削孔の長さ方向に搬送する搬送方法において、前記ブロック内に挿通した支持体により前記頂版部の下面を支持して該支持体を持ち上げ、前記支持体の前後に設けた脚部をブロック前後の掘削孔の底部に沿って移動することによりブロックを搬送する方法である。
【0019】
この請求項5の構成によれば、ブロック内に挿通した支持体と、ブロック前後の脚部によりブロックを持ち上げて移動するから、ブロックの側版部及び頂版部の外部に装置を配置する必要がなく、ブロックの幅に比べて大きな掘削孔を形成する必要がなく、幅方向に制約のある掘削孔内で搬送を行うことができる。
【0020】
【発明の実施形態】
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図5を参照して詳細に説明する。同図は、本実施形態のブロックの搬送装置とその搬送方法を示しており、コンクリート製の二次製品であるブロック1は、ボックスカルバートを形成するものであり、頂版部2と両側版部3,3と底版部4とを備え、内部に前後に貫通する空間5を備える。
【0021】
6は掘削孔であり、上部に開口部7を有し、ほぼ平坦な底部8の両側に内壁面9,9を有する。そして、前記掘削孔6は所謂オープン開削により形成される。
【0022】
搬送装置10は、前記頂版部2を支持する支持体11を備え、この支持体11は、支持枠体12の下部に前後方向の杆本体13,13を設けてなる。この杆本体13は両端が前後方向に伸縮可能であり、両端に伸縮杆14,14を有し、これら伸縮杆14は伸縮位置で位置固定可能になっている。前記杆本体13の両端、すなわち伸縮杆14の先端側に、縦方向の脚部15を設け、この脚部15は伸縮可能でかつ伸縮位置で位置固定可能になっている。また、前記脚部15の下部には移動手段たる走行用ローラ16が設けられている。
【0023】
尚、前記伸縮杆14及び脚部15は手動により伸縮可能及び位置固定可能になっているが、図示しない伸縮駆動装置を搬送装置10に設けて電動や油圧などで駆動するように構成してもよく、あるいは伸縮機構を設けて操作ハンドルなどの回動操作により伸縮してもよく、この例では、動力源により脚部15を伸縮駆動する脚部伸縮駆動手段15Aを搬送装置10に設けており、前記脚部伸縮駆動手段15Aはそれぞれの脚部15,15,15,15を別々に伸縮駆動することができる。
【0024】
前記支持体11の下部には、受け台17を設け、この受け台17の下部に底版用移動手段たる走行用ローラ18を設けており、この例では前後左右の4箇所に走行用ローラ18を設けている。
【0025】
前記支持枠体12は、複数の鋼材19を組み合わせて約箱枠状に形成したものであり、その上面が前記頂版部2の下面に接して下から支持する支持部12Aになっており、支持部12Aの長さは前記ブロック1の長さとほぼ等しいかそれより短く形成されている。また、空間5内に配置する搬送装置10の高さ、すなわち支持体11と受け台17と走行用ローラ18とを合わせた装置高さHは、前記空間5の高さより低く形成されている。また、脚部15を収縮すると、脚部15の下端、すなわち走行用ローラ16は前記走行用ローラ18の高さ位置より上方まで上昇可能になっており、通常は最大収縮位置で、走行用ローラ16は前記走行用ローラ18の高さ位置となる。
【0026】
したがって、走行用ローラ18が底版部4の上面に接地している状態から、脚部伸縮駆動手段15Aにより脚部15を伸ばすと、脚部15が掘削孔6の底部8に接地し、支持部12Aが頂版部2の下面に当接し、さらに、脚部15が伸びることにより、図1に示すように、ブロック1が持ち上げられる。この状態でブロック1あるいは搬送装置10を後方から押すことにより、掘削孔6内を移動することができ、据付位置に着いたら、脚部15を収縮することにより、ブロック1が降下し、図2に示すように、ブロック1が掘削孔6の底部8に接地し、さらに、図2の鎖線に示すように、脚部15を収縮して走行用ローラ16を前記走行用ローラ18の高さ位置とし、ブロック1から後方に搬送装置10を引き抜くようにして取り外すことができる。
【0027】
このようにブロック1の内部から頂版部2の下面を支持し、ブロック1の前後外部に設けた脚部15,15を接地して移動するから、ブロック1の外面上下左右に装置器具を配置する必要がなく、上方及び側方に制限を受ける掘削孔6においても搬送が可能となる。
【0028】
ここで、施工の一例を図5により説明すると、地上の所定箇所からブロック1を掘削孔6内に吊降ろして搬入し、上述したようにブロック1に搬送装置10をセットして、掘削孔6の据付位置まで搬送して据え付ける。このようにブロック1を据え付けた後、次のブロック1を据付位置まで搬送してきたら、ブロック1を降ろし、底版部4に走行用ローラ18を接地する。次に、前側(図中で左側)の脚部15を底版部4の上面より高くなる位置まで収縮する。そして、前側の伸縮杆14を伸ばして、前のブロック1の底版部4の上に脚部15を位置させる。この後、前後の脚部15,15を伸長し、ブロック1を持ち上げ、前側の脚部15は前のブロック1の底版部4に接地し、後側の脚部15は掘削孔6の底部8に接地した状態でブロック1を前方に移動し、前のブロック1と付き合わせた位置でブロック1を降ろして据え付ける。据付後は、搬送装置10を後側に引き抜くようにして取外し、再び前後の脚部15,15を同じ長さにしてブロック1の搬入場所まで移動し、同様な工程を繰り返して掘削孔6の全長にブロック1を据え付ける。
【0029】
このように本実施形態では、請求項1に対応して、頂版部2と側版部3,3と底版部4とを有するブロック1を搬送する搬送装置において、ブロック1内に配置され頂版部2を支持する支持体11と、この支持体11の前後にそれぞれ設けられブロック1の外に接地する脚部15,15と、ブロック1を支持した状態で脚部15を接地面たる底部8に対して移動可能とする移動手段たる走行用ローラ16とを備えるから、支持体15により頂版部2を支持してブロック1を持ち上げ、支持体11前後の脚部15,15により移動することによりブロック1を搬送するから、ブロック1の側版部3及び頂版部2の外部に装置を配置する必要がなく、幅方向及び上方に制約のある現場での搬送が可能となる。したがって、掘削孔6の幅寸法を抑えることができるから、掘削孔6の施工が容易となり、しかも、従来のように掘削孔6にレールなどを設ける必要もないから、施工コストを安価に抑えることができる。
【0030】
また、このように本実施形態では、請求項2に対応して、支持体11は頂版部2を載置して支持する支持部12Aを有し、この支持部12Aを昇降する昇降手段たる脚部15を備えるから、脚部15により支持部12Aを上昇し、該支持部12Aにより頂版部2を支持してブロック1を持ち上げ、持ち上げた状態で据付位置まで搬送し、据付位置で支持部12Aを降下してブロック1を据付位置に降ろすことができる。
【0031】
また、このように本実施形態では、請求項3に対応して、昇降手段が脚部15を伸縮する脚部伸縮駆動手段15Aであり、脚部15の収縮時に支持体11がブロック1内を移動可能であるから、脚部15を伸縮することにより、ブロック1を昇降することができ、据付位置にブロック1を据え付けた後、脚部15を収縮し、ブロック1内を移動してブロック1から支持体11を取り外すことができる。
【0032】
また、このように本実施形態では、請求項4に対応して、支持体11と底版部4との間に設けられ支持体11の底版用移動手段たる走行用ローラ18を備えるから、支持体11のブロック1への挿入及び取り出しを容易に行うことができる。
【0033】
このように本実施形態では、請求項5に対応して、頂版部2と側版部3,3と底版部4とを有するブロック1を掘削孔6の長さ方向に搬送する搬送方法において、ブロック1内に挿通した支持体11により頂版部2の下面を支持して該支持体11を持ち上げ、支持体11の前後に設けた脚部15,15をブロック1前後の掘削孔6の底部8に沿って移動することによりブロック1を搬送するから、ブロック1内に挿通した支持体11と、ブロック1前後の脚部15,15によりブロック1を持ち上げて移動するから、ブロック1の側版部3及び頂版部2の外部に装置を配置する必要がなく、ブロック1の幅に比べて大きな掘削孔6を形成する必要がなく、幅方向及び上方に制約のある掘削孔6内で搬送を行うことができる。
【0034】
また、実施形態上の効果として、支持体11の下部に頂版用移動手段たる走行用ローラ18を設けたから、脚部15の収縮状態でブロック1内における搬送装置10の移動を容易に行うことができる。また、支持体11の前後に伸縮杆14,14を設けたから、伸縮杆14を伸ばして脚部15を接地することにより、ブロック1を安定的に支持して搬送することができる。
【0035】
図6は本発明の第2実施形態を示し、上記第1実施形態と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、動力源により伸縮杆14を伸縮駆動する伸縮杆伸縮駆動手段14Aを搬送装置10に設けており、この伸縮杆伸縮駆動手段14Aはそれぞれの伸縮杆14,14,14,14を別々に伸縮駆動することができる。
【0036】
したがって、前後の脚部15,15を接地し、図6に示すように、ブロック1を持ち上げた状態で、前側の伸縮杆14を縮小すると共に、これに合わせて後側の伸縮杆14を伸長すことにより、接地面たる底部8に対して脚部15を移動することなく、ブロック1を前方に移動することができ、この後、ブロック1を降ろし、脚部15を上昇して移動用ローラ18を底版部4に接地し、ブロック1内に装置10を載置した状態で、前側の伸縮杆14を伸ばすと共に、これに合わせて後方の伸縮杆14を縮小し、これにより脚部15が前方に移動し、このようにして脚部を前方に移動した後、脚部15を伸ばしてブロック1を持ち上げ、上述した前側の伸縮杆14の収縮と後側の伸縮杆14の伸長を行うことにより、ブロック1を前方に移送することができる。また、逆の動作で、ブロック1を後方に移送することもできる。
【0037】
このように本実施形態では、ブロック1を持ち上げた状態で、前後の伸縮杆14,14の収縮と伸長によりブロック1を前方又は後方に移動するから、必ずしも脚部15に移動手段たる走行用ローラ16を設ける必要がなく、例えば、底部8に凹凸などがあって、走行用ローラ16による移動が困難な箇所でもブロック1を移送することができる。
【0038】
図7及び図8は本発明の第3実施形態を示し、上記各実施形態と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では支持体11に対して支持部12Aを昇降可能に設けており、支持部12Aを昇降する昇降手段21を設けている。この昇降手段21としては電動や油圧などにより駆動する駆動シリンダや駆動ジャッキあるいは手動のジャッキなどを用いるでき、好ましくは動力源により駆動する昇降駆動手段を用いることが好ましい。そして、図7に示すように、ブロック1の搬送時には脚部15を底部8に接地し、また、走行用ローラ18が底版部4に接しない位置とし、すなわち搬送装置10はその自重を脚部15により支持した状態で、前記昇降手段21により支持部12Aを上昇して頂版部2を支持することにより、ブロック1を持ち上げ、この持ち上げ状態でも走行用ローラ18が底版部4に接しないように装置を形成し、このまま脚部15の走行用ローラ16により掘削孔6に沿ってブロック1を搬送することができる。そして、据付位置まで搬送したら、図8に示すように、昇降手段21により支持部12Aを降下してブロック1を底部8に降ろすことができる。
【0039】
このように本実施形態では、請求項2に対応して、支持体11は頂版部2を支持する支持部12Aを有し、この支持部12Aを昇降する昇降手段21を備えるから、昇降手段21により支持部12Aを上昇し、該支持部12Aにより頂版部2を支持してブロック1を持ち上げ、持ち上げた状態で据付位置まで搬送し、据付位置で支持部12Aを降下してブロック1を据付位置に降ろすことができる。
【0040】
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、伸縮駆動手段14A,15Aは電動や油圧など各種のタイプのものを用いることができる。また、実施形態では断面略方形のブロックを示したが、頂版部と側版部とがアーチ型に連続したブロックにも本願発明は適用可能であり、そのアート型の頂部が頂版部で、側部が側版部となり、また、支持部をアーチ型に対応したアーチ形状とすることができる。さらに、実施形態では移動手段を脚部の下部に一体的に設けたが、移動手段たる走行用ローラ16を脚部と別体とすることができ、例えば、脚部の下面と接地面との間にコロや球体を配置すれば、これらが移動手段となる。また、同様に、実施形態では床版用移動手段を受け台の下部に一体的に設けたが、床版移動手段を受け台と別体とすることができ、例えば、受け台の下面と底版部との間にコロや球体を配置すれば、これらが移動手段となる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1の搬送装置は、頂版部と側版部と底版部とを有するブロックを搬送する搬送装置において、前記ブロック内に配置され前記頂版部を支持する支持体と、この支持体の前後にそれぞれ設けられ前記ブロックの外に接地する脚部と、前記ブロックを支持した状態で前記脚部を前記接地面に対して移動可能とする移動手段とを備えるものであり、掘削孔の幅を小さくすることができ、施工性に優れたブロックの搬送装置を提供できる。
【0042】
また、請求項2の搬送装置は、前記支持体は前記頂版部を載置して支持する支持部を有し、この支持部を昇降する昇降手段を備えるものであり、掘削孔の幅を小さくすることができ、施工性に優れたブロックの搬送装置を提供できる。
【0043】
また、請求項3の搬送装置は、前記昇降手段が前記脚部を伸縮する伸縮手段であり、前記脚部の収縮時に前記支持体がブロック内を移動可能であるものであり、掘削孔の幅を小さくすることができ、施工性に優れたブロックの搬送装置を提供できる。
【0044】
また、請求項4の搬送装置は、前記支持体と前記底版部との間に設けられ前記支持体の底版用移動手段を備えるものであり、掘削孔の幅を小さくすることができ、施工性に優れたブロックの搬送装置を提供できる。
【0045】
請求項5の搬送方法は、頂版部と側版部と底版部とを有するブロックを掘削孔の長さ方向に搬送する搬送方法において、前記ブロック内に挿通した支持体により前記頂版部の下面を支持して該支持体を持ち上げ、前記支持体の前後に設けた脚部をブロック前後の掘削孔の底部に沿って移動することによりブロックを搬送する方法であり、掘削孔の幅を小さくすることができ、施工性に優れたブロックの搬送方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す搬送状態のブロックと搬送装置の前後方向の断面図である。
【図2】同上、ブロックと搬送装置の前後方向の断面図である。
【図3】同上、ブロックと搬送装置の前後方向の断面図である。
【図4】同上、ブロックと搬送装置の平断面図である。
【図5】同上、施工の一例を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す搬送状態のブロックと搬送装置の前後方向の断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態を示す搬送状態のブロックと搬送装置の前後方向の断面図である。
【図8】同上、ブロックを降ろした状態の搬送装置の前後方向の断面図である。
【符号の説明】
1 ブロック
2 頂版部
3 側版部
4 底版部
6 掘削孔
8 底部(接地面)
10 搬送装置
11 支持体
12A 支持部
15 脚部
15A 脚部伸縮駆動手段
16 走行用ローラ(移動手段)

Claims (5)

  1. 頂版部と側版部と底版部とを有するブロックを搬送する搬送装置において、前記ブロック内に配置され前記頂版部を支持する支持体と、この支持体の前後にそれぞれ設けられ前記ブロックの外に接地する脚部と、前記ブロックを支持した状態で前記脚部を前記接地面に対して移動可能とする移動手段とを備えることを特徴とするブロックの搬送装置。
  2. 前記支持体は前記頂版部を載置して支持する支持部を有し、この支持部を昇降する昇降手段を備えることを特徴とする請求項1記載のブロックの搬送装置。
  3. 前記昇降手段が前記脚部を伸縮する伸縮手段であり、前記脚部の収縮時に前記支持体がブロック内を移動可能であることを特徴とする請求項2記載のブロックの搬送装置。
  4. 前記支持体と前記底版部との間に設けられ前記支持体の底版用移動手段を備えることを特徴とする請求項3記載のブロックの搬送装置。
  5. 頂版部と側版部と底版部とを有するブロックを掘削孔の長さ方向に搬送する搬送方法において、前記ブロック内に挿通した支持体により前記頂版部の下面を支持して該支持体を持ち上げ、前記支持体の前後に設けた脚部をブロック前後の掘削孔の底部に沿って移動することによりブロックを搬送することを特徴とするブロックの搬送方法。
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