JP5793062B2 - トンネル施工装置、及び、トンネルの施工方法 - Google Patents
トンネル施工装置、及び、トンネルの施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5793062B2 JP5793062B2 JP2011247469A JP2011247469A JP5793062B2 JP 5793062 B2 JP5793062 B2 JP 5793062B2 JP 2011247469 A JP2011247469 A JP 2011247469A JP 2011247469 A JP2011247469 A JP 2011247469A JP 5793062 B2 JP5793062 B2 JP 5793062B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- portal
- tunnel
- trolley
- lift
- storage device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
また、床版はプレキャスト部材等の構成部材を組立てて構築される。
本発明に係るトンネル施工装置の第1の態様では、揚重搬送装置は構成部材を門型台車のトンネル掘進方向とは反対方向である後方の設置位置に搬送する。
本発明に係るトンネル施工装置の第2の態様では、リフト装置は、構成部材を持ち上げた状態を保持することにより、保管装置として機能して、構成部材を門型台車内で保管する。
また、本実施形態では、切羽側を前側とする一方、坑口側を後側とする。
また、本実施形態では、トンネル幅方向を左右方向とする。
門型台車2は、左右方向断面で見て下側開口のコの字形状を有して前後方向に所定の長さで延在する台車本体(ガントリー)21と、その下面側に配置された左右一対の前輪22及び左右一対の後輪23とにより構成される。
ここで、門型フレーム25b,25c,25e,25fには、それぞれ、後述するリフト装置3のガイドレール33が取り付けられている。
また、門型台車2の後側端部(門型フレーム25g)には、床版構築時に使用される作業足場28が設けられている。尚、作業足場28には、図示しない手摺りが設けられている。
後輪23は、モータ29を駆動源とする駆動輪である。従って、門型台車2は、モータ29を駆動源として、トンネル軸方向に自走することができる。
図4は、リフト装置3を構成するリフト本体31を門型台車2内から見た場合のリフト本体31の概略構成を示す。図5(a)は、図4のC−C断面を示す。図5(b)は、図4のD−D断面を示す。図6は、リフト装置3を構成する電気チェーンブロック32の概略構成を示す。
ここで、矩形状の枠体34については、その長辺がトンネル軸方向に対応し、短辺が上下方向に対応している。
また、支持アーム35は、その基端部35aがヒンジ機構38を介して、枠体34に取り付けられている。
油圧ジャッキ39は、その一端がブラケット39aを介して支持アーム35の基端部35aに取り付けられて、他端が枠体34のトンネル軸方向中央部にブラケット39bを介して取り付けられている。
一方、油圧ジャッキ39を短縮させると、支持アーム35が旋回ピン38aを旋回中心として旋回し、これにより、支持アーム35の支持部35bが枠体34と略平行となって、支持アーム35の支持部35bが収納される。
従って、油圧ジャッキ39を伸縮させることにより、支持アーム35の支持部35bの突出・収納の切り換えを行うことができる。
ガイドレール33は、ウェブと一対のフランジとからなるコ字状断面を有して、下端ビーム24から足場27近傍まで上下方向に延在している。
また、トンネル軸方向に並ぶ電気チェーンブロック32同士の間隔は、搬送台車5aの前後方向長さに略一致している。これにより、2両の搬送台車5aが連結された状態で、搬送台車5a同士の重心位置間の距離が、トンネル軸方向に並ぶ電気チェーンブロック32同士の間隔に略一致する。
図7は、クレーン4の概略構成を示す。
尚、本実施形態では、ハーフプレキャスト型枠工法を用いた床版の構築を例にとって以下説明する。
本実施形態では、パネル部材12aが、このプレキャスト部材に対応する。
また、2両の搬送台車5aが、それぞれ、複数(図では5枚)のパネル部材12aを積載した状態で、図示しない1両のバッテリーロコにより押動されて、坑口側から、構築済みの床版12や構築中の床版12の下方を通過して、門型台車2の内側下方部まで走行して停車する。この後に、4つのリフト装置3の支持アーム35の支持部35bをそれぞれ突出させる。このときに、支持アーム35の支持部35bが、搬送台車5aの窪み部53に挿入されて、積載されたパネル部材12aの下方に位置する。また、このときに、積載されたパネル部材12aのトンネル軸方向での重心位置と、当該パネル部材12aの左右両側に位置するリフト装置3のトンネル軸方向での支持中心とが一致していることを確認する。
保管装置81は、上述のリフト本体31のうち、ローラ36以外の構成を有する。つまり、保管装置81は、上述の枠体34と支持アーム35とヒンジ機構38と油圧ジャッキ39とにより構成される。
2 門型台車
3 リフト装置
4 クレーン
5 搬送車両
5a 搬送台車
10 覆工体
11 セグメント
12 床版
12a パネル部材
13 側壁
21 台車本体
22 前輪
23 後輪
24 下端ビーム
25a〜25g 門型フレーム
26 上端ビーム
26a 延長部
26b ビーム
27 足場
28 作業足場
29 モータ
31 リフト本体
32 電気チェーンブロック
33 ガイドレール
34 枠体
35 支持アーム
35a 基端部
35b 支持部
36 ローラ
38 ヒンジ機構
38a 旋回ピン
38b スラストブッシュ
38c 割りピン
39 油圧ジャッキ
39a,39b ブラケット
41 上フック
42 チェーン
43 下フック
44 チェーンバケット
45 駆動装置
46 スイッチ
47 吊り具
51 軌道
52 車輪
53 窪み部
61 走行レール
62 走行装置
63 横行レール
64 電気ホイスト
71 頂部ビーム
72 電気チェーンブロック
81 保管装置
Claims (4)
- トンネル内の構築物の構築に用いられるトンネル施工装置であって、
トンネル軸方向に走行自在であり、かつ、内側下方部で搬送車両が通過可能な門型台車と、
前記搬送車両により前記門型台車内に搬送された前記構築物の構成部材を前記門型台車内で持ち上げるリフト装置と、
持ち上げられた前記構成部材を前記門型台車内で保管する保管装置と、
この保管装置より前記構成部材を揚重して前記門型台車のトンネル軸方向外方の設置位置に搬送する揚重搬送装置と、
を備え、
前記揚重搬送装置は前記構成部材を前記門型台車のトンネル掘進方向とは反対方向である後方の前記設置位置に搬送することを特徴とするトンネル施工装置。 - トンネル内の構築物の構築に用いられるトンネル施工装置であって、
トンネル軸方向に走行自在であり、かつ、内側下方部で搬送車両が通過可能な門型台車と、
前記搬送車両により前記門型台車内に搬送された前記構築物の構成部材を前記門型台車内で持ち上げるリフト装置と、
持ち上げられた前記構成部材を前記門型台車内で保管する保管装置と、
この保管装置より前記構成部材を揚重して前記門型台車のトンネル軸方向外方の設置位置に搬送する揚重搬送装置と、
を備え、
前記リフト装置は、前記構成部材を持ち上げた状態を保持することにより、前記保管装置として機能して、前記構成部材を前記門型台車内で保管することを特徴とするトンネル施工装置。 - 前記構築物は床版であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトンネル施工装置。
- 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のトンネル施工装置を用いて、
前記門型台車内に搬送された前記構成部材を前記リフト装置により持ち上げ、
前記保管装置により前記構成部材を保管し、
前記揚重搬送装置により前記構成部材を前記設置位置に搬送して前記構築物を構築する、トンネルの施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011247469A JP5793062B2 (ja) | 2011-11-11 | 2011-11-11 | トンネル施工装置、及び、トンネルの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011247469A JP5793062B2 (ja) | 2011-11-11 | 2011-11-11 | トンネル施工装置、及び、トンネルの施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013104196A JP2013104196A (ja) | 2013-05-30 |
JP5793062B2 true JP5793062B2 (ja) | 2015-10-14 |
Family
ID=48623964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011247469A Active JP5793062B2 (ja) | 2011-11-11 | 2011-11-11 | トンネル施工装置、及び、トンネルの施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5793062B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102594109B1 (ko) * | 2022-07-07 | 2023-10-25 | 주식회사 혁우이노베이션 | 양중 리프트를 구비한 터널 작업용 대차 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6669508B2 (ja) * | 2016-01-25 | 2020-03-18 | 鹿島建設株式会社 | シート状部材敷設装置、及び、シート状部材の敷設方法 |
CN111577322B (zh) * | 2020-07-02 | 2022-01-21 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种同步衬砌托梁装置及其施工方法 |
JP7373773B2 (ja) * | 2020-12-28 | 2023-11-06 | 有限会社札幌建設サポート | 型枠設置装置及びこれを用いた型枠設置方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3120672B2 (ja) * | 1994-12-07 | 2000-12-25 | 建設省関東地方建設局長 | セグメント等の搬入装置 |
JP2000072376A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-07 | Kumagai Gumi Co Ltd | Pcスラブ設置用の橋形クレーン及びトンネル内のpcスラブ設置方法 |
JP2002097897A (ja) * | 2000-09-22 | 2002-04-05 | Taisei Corp | トンネルにおける床版の設置方法 |
JP2003081576A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Taisei Corp | シールド工事用のクレーン |
-
2011
- 2011-11-11 JP JP2011247469A patent/JP5793062B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102594109B1 (ko) * | 2022-07-07 | 2023-10-25 | 주식회사 혁우이노베이션 | 양중 리프트를 구비한 터널 작업용 대차 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013104196A (ja) | 2013-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5507383B2 (ja) | 重量物架設機および重量物の架設方法 | |
JP5485076B2 (ja) | トンネルの施工装置及び施工方法 | |
JP2004232426A (ja) | 床版架設装置 | |
JP6444226B2 (ja) | 床版架設装置 | |
JP5793062B2 (ja) | トンネル施工装置、及び、トンネルの施工方法 | |
JP2014190107A (ja) | 橋桁の架設方法、撤去方法、および橋桁工事用装置 | |
JP4318042B2 (ja) | トンネル工法 | |
JP5852520B2 (ja) | 資材運搬装置及び資材運搬方法 | |
JP4723469B2 (ja) | シールド掘進機後方の坑内作業設備 | |
JP4765119B2 (ja) | トンネル資材の搬送方法及び搬送装置 | |
JP4661391B2 (ja) | セグメント供給装置および供給方法 | |
JP3120672B2 (ja) | セグメント等の搬入装置 | |
JP4694859B2 (ja) | 傾斜型乗客コンベア設備及びその設置方法並びにその搬出方法 | |
JP2020037807A (ja) | セントルレール送り出しシステム、及びセントル | |
JP6605944B2 (ja) | シールドトンネル内部の構築方法 | |
JP2019173435A (ja) | 床版取替方法及び床版取替装置 | |
JP5027015B2 (ja) | ケーブル搬送装置 | |
JP2019007137A (ja) | 架設機、及び、架設機の移動方法 | |
JP2922500B1 (ja) | シールド機構成物搬送台車 | |
JP2018003506A (ja) | トンネル用の鉄筋組立装置 | |
JP2020122359A (ja) | 床版架設システム、床版の増設方法、及び、床版の減設方法 | |
JP4392609B2 (ja) | トンネル資材搬送装置 | |
JP7231151B2 (ja) | 資材輸送システム | |
JP7373773B2 (ja) | 型枠設置装置及びこれを用いた型枠設置方法 | |
JP4612283B2 (ja) | セグメント組立装置およびセグメントの組み付け方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140609 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150303 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150807 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5793062 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |