JP3233724B2 - ポータルカルバートの敷設方法 - Google Patents
ポータルカルバートの敷設方法Info
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- portal culvert
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Description
使用できるポータルカルバートの敷設方法に関する。
も一般的な敷設方法は、オープンカットした空間内にク
レーン等を用いて上部より吊り込む方法である。しかし
ながら、狭隘な場所での施工においては、大型クレーン
の使用ができず、掘削空間内をコロ等を用いて設置位置
まで移動させることが必要となる。
ポータルカルバートの搬送装置を種々開発し、例えば、
実開昭59−18830号、実開昭62−31186号
公報等にて提案した。
来の人力主体の施工に代え、狭隘な場所においても機械
力を利用することが可能となり、大型のポータルカルバ
ートでも、さほど労力を要することなく迅速かつ安全に
設置することができる。
物の輻輳、さらには工事費の軽減等の各種要因によっ
て、ポータルカルバートを敷設するための掘削空間はま
すます狭いものと成らざるを得ない。著しい場合、ポー
タルカルバートの外壁面から土留め矢板までの間隔が1
0〜20cm程度の場合も生じている。
置を用いた従来の敷設方法によると、ポータルカルバー
ト側面と矢板との間に、搬送装置の設置場所あるいは作
業空間として一定の間隔が必要となり、上記した狭隘な
場所での使用が困難となる。
18830号、実開昭62−31186号公報等におい
て提案した搬送装置を有効利用することによって、さら
に狭い掘削空間内におけるポータルカルバートの敷設を
可能にすることにある。
ートの敷設方法は、基礎コンクリート上に配置され下方
を解放したポータルカルバートの両側壁面内側に、ポー
タルカルバート搬送装置用の支持部を設け、同支持部の
下方に配設した搬送装置の昇降装置を上昇させて前記ポ
ータルカルバートを浮上させ、次いで、前記搬送装置を
移動させて前記ポータルカルバートを設置場所まで搬送
し、同設置場所において前記搬送装置の昇降装置を下降
させることにより、前記基礎コンクリート上に前記ポー
タルカルバートを順次敷設し、さらに前記ポータルカル
バートを敷設した後、所定勾配の底盤を打設することを
特徴とする。
を有するポータルカルバート用の底盤部を予め突設形成
し、前記基礎コンクリート上に配置され下方を解放した
ポータルカルバートの両側壁面内側に、ポータルカルバ
ート搬送装置用の支持部を設け、同支持部の下方に配設
した搬送装置の昇降装置を上昇させて前記ポータルカル
バートを浮上させ、次いで、前記搬送装置を移動させて
前記ポータルカルバートを設置場所まで搬送し、同設置
場所において前記搬送装置の昇降装置を下降させること
により、前記基礎コンクリート上に前記ポータルカルバ
ートを順次敷設し、さらに前記ポータルカルバートを敷
設した後、同ポータルカルバートの側壁下端部を根固め
する敷設方法とすることもできる。
ルバートを使用し、ポータルカルバート搬送装置をポー
タルカルバートの内面側に配置することができる。これ
によって、ポータルカルバート側壁と土留め矢板との間
に何等空間を設けることなく、ポータルカルバートの敷
設作業が可能となる。
は図1の要部の拡大図である。
平坦に形成され、このコンクリート基礎1の上にレール
2が敷設されている。さらにレール2上には、走行可能
な搬送装置Aが配設されている。
で、両側壁3aにはインサートナット3bを設け、この
インサートナット3bに係合部材4を高力ボルトにより
装着している。係合部材4は断面L状のアングル材から
なり適数の補強材5を溶着している。そして、係合部材
の底面6を搬送装置Aで支承するようになっている。
に、7は矩形断面であって内部に中空部8を形成すると
共に、ホイール9を回転自在に装着した走行台車、10
は同走行台車7の一端に減速機11とともに固定された
駆動モータであり、減速機11からチェーン12を介し
て一側のホイール9を回転駆動する駆動系を構成してい
る。この走行台車7の駆動は、駆動モータ10に接続し
たリモートコントロールスイッチ13を用いて遠隔操作
によって行う。
ータ15が走行台車7に設けた開口16から上下方向に
出没するシリンダで、リモートコントロールスイッチ1
3を用いて操作する。
で、走行台車の上面と両側面を被覆する下に向けて凹と
なる断面形状をなしている。この昇降台17はシリンダ
14の動作により、アクチュエータ15を進出及び縮退
させ上下方向に昇降する。
た支持台19とこの支持台19面上を走行台車7の走行
方向と直交した方向に摺動するスライドベース20とか
ら構成されている。
送装置Aを用いたポータルカルバートの敷設方法につい
て説明する。
敷設し、このレール2の上に搬送装置Aを一対配置す
る。
に設けたインサートナット3bに係合部材4を高力ボル
ト結合にて装着する。この状態からシリンダ14を作動
してアクチュエータ15を伸出させて昇降台17を上昇
させ、ポータルカルバート3をコンクリート基礎1面か
ら浮上させ、さらに駆動モータ10を駆動させて走行台
車7を移動させポータルカルバート3を所定の設置位置
まで搬送する。
ポータルカルバート3−1部近傍の据え付け位置で、シ
リンダ14のアクチュエータ1を縮退させることによっ
て、昇降台17を下降させ、ポータルカルバート3をコ
ンクリート基礎1面に載置する。この場合、前列のポー
タルカルバート3−1と整列させるために、横送り装置
18によって、横方向の位置決めを行う。
間に所定勾配の底盤Bをコンクリートを打設して形成す
る。
ば、下方を解放したポータルカルバート3を使用し、ポ
ータルカルバート搬送装置Aをポータルカルバート3の
内面側に配置することができる。これによって、ポータ
ルカルバート側壁3aと土留め矢板との間に何等空間を
設けることなく、ポータルカルバート3の敷設作業が可
能となり、掘削断面が制約される狭隘な場所での搬送装
置Aを使用した設置が可能となる。
本実施例においては、基礎コンクリート1の上部に、予
め所定勾配に打設されたポータルカルバートの内法の幅
を有する凸部1aを一体成形し、この凸部1aの上に搬
送装置Aを配置している。
準じるが、ポータルカルバート3の敷設後、底盤Bを打
設することなく、ポータルカルバート3の両側壁3aの
下端部を、コンクリートあるいはモルタル25によって
根固めする。
板コンクリート打設の作業が不要になり、ポータルカル
バート両側壁3aの下端部3のコンクリート打設のみで
よく、敷設後の作業手間が省ける。
ができる。
より外側に何等突出するものがないため、従来の搬送装
置が使用できなかったような、狭隘な掘削断面内での施
工が可能となる。
間を確保する必要があり、余分なコンクリートの打設を
強いられていたが、本発明の方法によると、その必要が
なく、経済的で、かつ狭隘な空間での施工が可能とな
る。
ある。
ある。
送要領を示す説明図である。
送要領を示す説明図である。
ポータルカルバート、3a 側壁、3b インサートナ
ット、4 係合部材、5 補強材、6 係合部材の底
面、7 走行台車、8 中空部、9 ホイール、10
駆動モータ、11減速機、12 チェーン、13 リモ
ートコントロールスイッチ、14 シリンダ、15 ア
クチュエータ、16 開口、17 昇降台、18 横送
り装置、19 支持台、20 スライドベース、A 搬
送装置、B 底盤
Claims (2)
- 【請求項1】 基礎コンクリート上に配置され下方を解
放したポータルカルバートの両側壁面内側に、ポータル
カルバート搬送装置用の支持部を設け、 同支持部の下方に配設した搬送装置の昇降装置を上昇さ
せて前記ポータルカルバートを浮上させ、 次いで、前記搬送装置を移動させて前記ポータルカルバ
ートを設置場所まで搬送し、 同設置場所において前記搬送装置の昇降装置を下降させ
ることにより、 前記基礎コンクリート上に前記ポータルカルバートを順
次敷設し、さらに前記ポータルカルバートを敷設した後、所定勾配
の底盤を打設 することを特徴とするポータルカルバート
の敷設方法。 - 【請求項2】 基礎コンクリートの上面に所定勾配を有
するポータルカルバート用の底盤部を予め突設形成し、 前記基礎コンクリート上に配置され下方を解放したポー
タルカルバートの両側壁面内側に、ポータルカルバート
搬送装置用の支持部を設け、 同支持部の下方に配設した搬送装置の昇降装置を上昇さ
せて前記ポータルカルバートを浮上させ、 次いで、前記搬送装置を移動させて前記ポータルカルバ
ートを設置場所まで搬送し、 同設置場所において前記搬送装置の昇降装置を下降させ
ることにより、 前記基礎コンクリート上に前記ポータルカルバートを順
次敷設し、 さらに前記ポータルカルバートを敷設した後、同ポータ
ルカルバートの側壁下端部を根固めすることを特徴とす
る ポータルカルバートの敷設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07835493A JP3233724B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | ポータルカルバートの敷設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07835493A JP3233724B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | ポータルカルバートの敷設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06288189A JPH06288189A (ja) | 1994-10-11 |
JP3233724B2 true JP3233724B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=13659657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07835493A Expired - Lifetime JP3233724B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | ポータルカルバートの敷設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3233724B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5113786B2 (ja) * | 2009-02-27 | 2013-01-09 | 大成建設株式会社 | プレキャストカルバート運搬装置と運搬方法。 |
CN106638687B (zh) * | 2016-11-16 | 2018-12-14 | 吉林省天祥建筑材料有限公司 | 一种预制拼装综合管廊精准快速拼装工艺 |
JP6276440B1 (ja) * | 2017-03-03 | 2018-02-07 | 植村技研工業株式会社 | オープンシールド工法におけるコンクリート函体の吊り降ろし方法および装置 |
CN108675196B (zh) * | 2018-04-04 | 2019-10-29 | 山东港湾建设集团有限公司 | 预制箱涵出运顶升装置及其使用方法 |
CN114960484B (zh) * | 2022-05-24 | 2023-10-27 | 中冶交通建设集团有限公司 | 一种装配式钢结构涵洞拼装工艺 |
-
1993
- 1993-04-05 JP JP07835493A patent/JP3233724B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06288189A (ja) | 1994-10-11 |
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