JP2857371B2 - ボックスカルバート搬送装置 - Google Patents

ボックスカルバート搬送装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水道工事などに
使用するボックスカルバートを設置位置まで搬送して定
位置に据え付けるための搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボックスカルバートを設置する場合、オ
ープンカットした空間内にクレーンを用いて吊り込む工
法が最も一般的に採用されているが、クレーンが入り込
めない狭隘な場所や橋梁下の設置工事ではこの工法は採
用できない。
【0003】このような場合、丸太などのコロ上にボッ
クスカルバートを載せ、人力で転がして移動させ敷設す
る方法が採られている。このような、コロを用いた敷設
方法は、効率が悪いばかりでなく、設置位置でコロを引
き抜く際に、作業者がボックスカルバートと路床との間
に挟まれる危険性が高い。
【0004】そこで本発明者は、このような問題を解決
するものとして、特公平1−11825号公報、特公平
2−35095号公報などで、ボックスカルバート搬送
装置を用いた敷設方法を提案した。
【0005】この方法は、ボックスカルバートを載置す
るコンクリート路床の両側部に配置される走行台車と、
同走行台車の上部に設けられたジャッキにより昇降する
昇降台とを備えた搬送装置を用い、ボックスカルバート
をジャッキアップして設置位置まで移動させ、そこでジ
ャッキダウンすることにより目的位置に設置するもので
あり、これによって、従来のコロを用いた人力施工に比
べ、施工性が大幅に向上し、また安全性を確保すること
ができる。
【0006】そのほか、特開平6−330551号公
報、特開平7−3871号公報などにも、ボックスカル
バートの搬送方法および搬送装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特公平1−11825
号公報、特公平2−35095号公報などで提案してい
るボックスカルバート搬送装置を用いた敷設方法の場
合、路床を走行する走行台車でボックスカルバートを持
ち上げて移動させるが、走行台車はボックスカルバート
の下面を支えているだけなので不安定である。このた
め、移動中の振動や揺れなどにより走行台車上のボック
スカルバートがズレたり傾いて、脱落するおそれがあ
る。
【0008】また、ボックスカルバート下面に走行台車
を位置させないと持ち上げることができないため、路床
の両肩部に窪みを設けなければならず、この窪みを形成
する工事が面倒である。
【0009】一方、ボックスカルバートを用いて下水道
を構築する場合、急勾配の回避あるいは泥溜などを形成
するため、連続した路床構造ではなく、路床に数cm〜
数十cm程度の落差を付けた、いわゆる落差工が形成さ
れることがあるが、前記ボックスカルバート搬送装置を
用いた敷設方法では、このような場所への敷設が極めて
困難である。
【0010】さらに、特開平6−330551号公報、
特開平7−3871号公報などに開示されているボック
スカルバートの搬送方法および搬送装置の場合、搬送装
置そのものが大型で複雑であるため狭隘な工事場所では
使用できず、操作も容易ではない。
【0011】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、ボックスカルバート搬送時の安定性に優れ、落差工
がある場所への設置工事にも容易に対応でき、構造もシ
ンプルなボックスカルバート搬送装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のボックスカルバート搬送装置は、門形状の
フレーム体と、フレーム体の水平部に設けたボックスカ
ルバート昇降機構と、フレーム体の脚部下端に設けた走
行機構とを備えたことを特徴とする。
【0013】門形状のフレーム体をボックスカルバート
上方に位置させ、フレーム体の水平部に設けたボックス
カルバート昇降機構を作動させてボックスカルバートを
吊り上げる。フレーム体の脚部下端には走行機構を設け
ているため、この走行機構を作動させることにより、ボ
ックスカルバートを吊った状態で設置場所まで移動して
いく。
【0014】ボックスカルバートを、フレーム体の水平
部下方に吊った状態で移動するため、非常に安定性が良
く、移動中の振動や揺れで脱落することがない。また、
構造もシンプルである。
【0015】このとき、フレーム体の脚部下端の走行機
構は、ボックスカルバートを載置する路床面上を走行し
ていく方式あるいは地表面上を走行していく方式などを
採用することができるため、現場の状況に応じて使い分
けることができる。
【0016】設置場所に到着したら、ボックスカルバー
ト昇降機構を逆に作動させてボックスカルバートを下降
させ路床面上に載置する。ボックスカルバートを吊った
状態から下降させるため、路床面の高さがどの位置にあ
っても容易に載置できる。したがって、路床面の高さが
変わっても簡単に対応でき、落差工がある場所への設置
工事も効率的に実施できる。
【0017】また、本発明のボックスカルバート搬送装
置は、直線状の水平保持部材と、水平保持部材に設けた
ボックスカルバート昇降機構と、水平保持部材の両端に
設けた走行機構とを備えたことを特徴とする。
【0018】ボックスカルバート設置場所に形成された
地中溝を水平保持部材が横切るようにして、地中溝両側
の地表面上に水平保持部材を配置し、水平保持部材に設
けたボックスカルバート昇降装置を作動させてボックス
カルバートを吊り上げる。水平保持部材の両端には走行
機構を設けているため、この走行機構を作動させること
によりボックスカルバートを吊り上げた状態で設置場所
まで移動していく。
【0019】ボックスカルバートを水平保持部材下方に
吊った状態で移動するため、非常に安定性が良く、移動
中の振動や揺れで脱落することがない。このとき、水平
保持部材の両端の走行機構は、地中溝両側の地表面上を
走行していくため、地中のボックスカルバート設置面に
走行レールを敷設する必要もない。また、構造も極めて
シンプルである。
【0020】設置場所に到着したら、ボックスカルバー
ト昇降機構を逆に作動させてボックスカルバートを下降
させ路床面上に載置する。ボックスカルバートを吊った
状態から下降させるため、路床面の高さがどの位置にあ
っても容易に載置できる。したがって、路床面の高さが
変わっても簡単に対応でき、落差工がある場所への設置
工事も効率的に実施できる。
【0021】ここで、本発明のボックスカルバート搬送
装置では、前記水平保持部材にボックスカルバートを載
せるための搭載用部材を設けたことを特徴とする。ボッ
クスカルバート昇降機構で吊った状態のボックスカルバ
ートを一旦搭載用部材に載せて搬送していき、設置場所
に着いたらボックスカルバート昇降機構を利用してボッ
クスカルバートを搭載用部材から離脱させた後、路床面
に載置する。搭載用部材に載せて搬送するため、搬送中
のボックスカルバートの揺動が少ない。
【0022】また、本発明のボックスカルバート搬送装
置では、ボッスカルバート昇降機構が、ワイヤ状の吊り
上げ部材と、吊り上げ部材を巻き取るウインチと、ウイ
ンチを駆動するモータとを備えた起重機であることを特
徴とする。ワイヤ状の吊り上げ部材によってボックスカ
ルバートを吊り上げるため、吊っている状態での安定性
が良く、昇降動作も容易である。吊り上げ部材として
は、ワイヤのほかに、チェーン、ひも、ベルトなどを使
用することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は第1実施形態であるボック
スカルバート搬送装置を示す縦断面図、図2は第2実施
形態であるボックスカルバート搬送装置を示す縦断面
図、図3は第3実施形態であるボックスカルバート搬送
装置を示す縦断面図である。
【0024】まず、図1に基づいて第1実施形態である
ボックスカルバート搬送装置について説明する。図1に
おいて、10はボックスカルバート搬送装置、11は門
形状のフレーム体、12は起重機、13はワイヤ、14
はボックスカルバート、15は走行機構、16は走行用
レールである。
【0025】ボックスカルバート設置場所である地盤1
7に形成された地中溝18の両側壁には矢板19があ
り、路床面20には走行用レール16が敷設されてい
る。また、起重機12内にはワイヤ13を巻き取るウイ
ンチと、ウインチを駆動するモータなどを備えている。
さらに、走行機構15はモータで駆動される車輪を備え
ている。
【0026】ボックスカルバート14の搬送作業を行う
場合には、フレーム体11をボックスカルバート14上
方に位置させ、ワイヤ13をボックスカルバート14に
係止した後、フレーム体11の水平部に設けた起重機1
2を作動させてボックスカルバート14を吊り上げる。
次に、フレーム体11の脚部下端の走行機構15を作動
させることにより、ボックスカルバート14を吊った状
態のまま走行レール16に沿って設置場所まで移動して
いく。
【0027】このとき、ボックスカルバート14はフレ
ーム体11の水平部下方に吊った状態で移動するため、
非常に安定性が良く、移動中の振動や揺れで脱落するこ
とがない。
【0028】設置場所に到着したら、起重機12を逆に
作動させてボックスカルバート14を下降させ路床面2
0上に載置する。ボックスカルバート14を吊った状態
から下降させるため、路床面20の高さがどの位置にあ
っても容易に載置できる。したがって、路床面20の高
さが変わっても簡単に対応でき、落差工がある場所への
設置工事も容易である。
【0029】ボックスカルバート14の設置が完了した
ら、ボックスカルバート14とワイヤ13との係止を解
除して、走行機構15を逆転させてボックスカルバート
搬送装置10を搬送開始地点まで復帰させ、次の搬送作
業を開始する。このように、ボックスカルバート搬送装
置10は、使い方が簡単であり、構造もシンプルであ
る。
【0030】次に、図2に基づいて第2実施形態である
ボックスカルバート搬送装置について説明する。図2に
おいて、21はボックスカルバート搬送装置、22は門
形状のフレーム体、23は起重機、24はワイヤ、25
はボックスカルバート、26は走行機構である。また、
起重機23内にはワイヤ24を巻き取るウインチと、ウ
インチを駆動するモータなどを備えている。さらに、走
行機構26はモータで駆動される車輪を備えている。
【0031】ボックスカルバート設置場所である地盤2
7に形成された地中溝28の両側壁には矢板29があ
る。この場合、ボックスカルバート搬送装置21は地上
に設置し、地表面30上を走行するため、路床面31に
は走行用レールなどを敷設する必要がないというメリッ
トがある。また、地上に置かれたボックスカルバートを
そのまま吊り上げることも可能である。
【0032】ボックスカルバートの搬送作業を行う場合
には、フレーム体22をボックスカルバート25上方に
位置させ、ワイヤ24をボックスカルバート25に係止
した後、フレーム体22の水平部に設けた起重機23を
作動させてボックスカルバート25を吊り上げる。次
に、フレーム体22の脚部下端の走行機構26を作動さ
せることにより、ボックスカルバート25を吊った状態
のまま地中溝28両側の地表面30に沿って設置場所ま
で移動していく。
【0033】このとき、ボックスカルバート25はフレ
ーム体22の水平部下方に吊った状態で移動するため、
非常に安定性が良く、移動中の振動や揺れで脱落するこ
とがない。また、ボックスカルバート搬送装置21はシ
ンプルな構造であり、使い方も簡単である。
【0034】設置場所に到着したら、起重機23を逆に
作動させてボックスカルバート25を下降させ路床面3
1上に載置する。ボックスカルバート25を吊った状態
から下降させるため、路床面31の高さがどの位置にあ
っても容易に載置できる。したがって、路床面31の高
さが変わっても簡単に対応でき、落差工がある場所への
設置工事も容易である。
【0035】ボックスカルバート25の設置が完了した
ら、ボックスカルバート25とワイヤ24との係止を解
除して、走行機構26を逆転させてボックスカルバート
搬送装置21を搬送開始地点まで復帰させ、次の搬送作
業を開始する。ボックスカルバート搬送装置21の場
合、ボックスカルバート25をほぼ地表面30より上に
保持して設置場所まで移動していくため、搬送途中の地
中溝28内に障害物などがあっても、搬送作業が妨げら
れないというメリットがある。
【0036】次に、図3に基づき第3実施形態について
説明する。図3において、32はボックスカルバート搬
送装置、33は直線状の水平保持部材、34は起重機、
35はワイヤ、36はボックスカルバート、37は走行
機構、41は矢板である。また、起重機34内にはワイ
ヤ35を巻き取るウインチと、ウインチを駆動するモー
タなどを備えている。さらに、走行機構37はモータで
駆動される車輪を備えている。
【0037】ボックスカルバートの搬送作業を行う場合
には、ボックスカルバート設置場所に形成された地中溝
38を水平保持部材33が横切るようにして、地中溝3
8両側の地表面39上に水平保持部材33を設置する。
そして、ワイヤ35をボックスカルバート36に係止さ
せた後、起重機34を作動させてボックスカルバート3
6を吊り上げる。
【0038】次に、水平保持部材33両端の走行機構3
7を作動させることにより、ボックスカルバート36を
吊った状態のまま地中溝38両側の地表面39に沿って
設置場所まで移動していく。このため、地中溝38中の
路床面40に走行レールなどを敷設する必要がない。
【0039】このとき、ボックスカルバート25は、水
平保持部材33の下方に吊った状態で移動するため、非
常に安定性が良く、移動中の振動や揺れで脱落すること
がない。また、ボックスカルバート搬送装置32の主要
部は水平保持部材33であるため構造が極めてシンプル
で、サイズもコンパクトで、使い方も容易である。
【0040】設置場所に到着したら、起重機34を逆に
作動させてボックスカルバート36を下降させ路床面4
0に載置する。ボックスカルバート36を吊った状態か
ら下降させるため、路床面40の高さがどの位置にあっ
ても容易に載置できる。したがって、路床面40の高さ
が変わっても簡単に対応でき、落差工がある場所への設
置工事も容易である。
【0041】ボックスカルバート36の設置が完了した
ら、ボックスカルバート36とワイヤ35との係止を解
除して、走行機構37を逆転させてボックスカルバート
搬送装置32を搬送開始地点まで復帰させ、次の搬送作
業を開始する。
【0042】次に、図4〜6に基づき本発明の第4実施
形態について説明する。図4は第4実施形態であるボッ
クスカルバート搬送装置を示す縦断面図、図5は同ボッ
クスカルバート搬送装置を示す平面図、図6は図5のA
−A線断面図である。
【0043】図4,5において、42はボックスカルバ
ート搬送装置、43は直線状の水平保持部材、44は起
重機、45はワイヤ、46はボックスカルバート、47
は走行機構,48は支持部材である。また、40は路床
面、41は矢板である。起重機44内にはワイヤ45を
巻き取るウインチと、ウインチを駆動するモータなどを
備え、走行機構47はモータで駆動される車輪を備えて
いる。
【0044】さらに、ボックスカルバート搬送装置42
では、水平保持部材43の下方にボックスカルバート4
6を載せるための搭載用部材49を2本配置している。
搭載用部材49の両端には車輪50を設け、水平保持部
材43のレール部51に係止させているため、搭載用部
材49はレール部51に沿って、水平保持部材43の長
手方向にスライド可能である。
【0045】ボックスカルバートの搬送作業を行う場合
には、ボックスカルバート設置場所に形成された地中溝
38を水平保持部材43が横切るようにして、ボックス
カルバート搬送装置42を設置する。そして、2本の搭
載用部材49同士の間隔を、ボックスカルバート46の
幅より狭く配置した後、搭載用部材49上にボックスカ
ルバート46を載せる。そして、起重機44のワイヤ4
5をボックスカルバート46の下部に係止した後、起重
機44を作動させてワイヤ45を適度に緊張させる。
【0046】次に、水平保持部材43両端の走行機構4
7を作動させることにより、ボックスカルバート46を
搭載用部材49上に載せた状態のまま地中溝38両側の
地表面39に沿って設置場所まで移動していく。このた
め、地中溝38中の路床面40に走行レールなどを敷設
する必要がない。また、搭載用部材49に載せて搬送す
るため、搬送中のボックスカルバート46の揺動が少な
い。
【0047】設置場所に着いたら、起重機44を作動さ
せてボックスカルバート46を搭載用部材49から少し
浮かせて、搭載用部材49をそれぞれ両側に移動させ、
ボックスカルバート46下方を開放状態にする。そし
て、起重機44を逆に作動させてボックスカルバート4
6を下降させ路床面40に載置する。ボックスカルバー
ト46を吊った状態のまま下降させるため、路床面40
の高さがどの位置にあっても容易に載置できる。したが
って、路床面40の高さが変わっても簡単に対応でき、
落差工がある場所への設置工事も容易である。
【0048】ボックスカルバート46を路床面40に設
置したら、ボックスカルバート46とワイヤ45との係
止を解除して、ワイヤ45を起重機44内に巻き上げ
る。そして、走行機構47を逆転させてボックスカルバ
ート搬送装置42を搬送開始地点まで復帰させれば、次
の搬送作業を開始することができる。ボックスカルバー
ト搬送装置42の場合、ボックスカルバート46を地表
面39位置より上に保持して設置場所まで移動していく
ため、搬送途中の地中溝38内に障害物などがあって
も、搬送作業が妨げられることがないというメリットが
ある。
【0049】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0050】(1)門形状のフレーム体と、フレーム体
の水平部に設けたボックスカルバート昇降機構と、フレ
ーム体の脚部下端に設けた走行機構とを備え、ボックス
カルバートをフレーム体の水平部下方に吊った状態で移
動するため、安定性に優れ、移動中の振動や揺れで脱落
することがない。また、走行機構の通路として、ボック
スカルバートを載置する路床面あるいは地表面のいずれ
かを選択できるため、工事現場の状況に応じた使い方が
できる。
【0051】(2)直線状の水平保持部材と、水平保持
部材に設けたボックスカルバート昇降機構と、水平保持
部材の両端に設けた走行機構とを備え、ボックスカルバ
ートを水平保持部材下方に吊った状態で移動するため、
安定性に優れ、移動中の振動や揺れで脱落することがな
い。
【0052】(3)ボックスカルバートを吊った状態か
ら下降させて路床面に載置するため、路床面の高さが変
わっても簡単に対応でき、落差工がある場所への設置工
事も容易に実施できる。
【0053】(4)門形状のフレーム体または水平保持
部材と、ボックスカルバート昇降機構および走行機構で
構成されているため、構造はシンプルであり、使い方も
簡単である。
【0054】(5)ボッスカルバート昇降機構として、
ワイヤ状の吊り上げ部材と、吊り上げ部材を巻き取るウ
インチと、ウインチを駆動するモータを備えたため、操
作は簡単であり、ワイヤ状の吊り上げ部材でボックスカ
ルバートを吊るため、安定性が良く、昇降自在である。
【0055】(6)ボッスカルバートを地表面より上に
保持して搬送することにより、搬送途中の地中溝内に障
害物があっても搬送作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態であるボックスカルバート搬送装
置を示す縦断面図である。
【図2】第2実施形態であるボックスカルバート搬送装
置を示す縦断面図である。
【図3】第3実施形態であるボックスカルバート搬送装
置を示す縦断面図である。
【図4】第4実施形態であるボックスカルバート搬送装
置を示す縦断面図である。
【図5】同ボックスカルバート搬送装置を示す平面図で
ある。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【符号の説明】
10,21,32,42 ボックスカルバート搬送装置 11,22 フレーム体 12,23,34,44 起重機 13,24,35,45 ワイヤ 14,25,36,46 ボックスカルバート 15,26,37,47 走行機構 16 走行用レール 17,27 地盤 18,28,38 地中溝 19,29,41 矢板 20,31,40 路床面 30,39 地表面 33,43 水平保持部材 48 支持部材 49 搭載用部材 50 車輪 51 レール部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門形状のフレーム体と、前記フレーム体
    の水平部に設けたボックスカルバート昇降機構と、前記
    フレーム体の脚部下端に設けた走行機構とを備えたボッ
    クスカルバート搬送装置。
  2. 【請求項2】 直線状の水平保持部材と、前記水平保持
    部材に設けたボックスカルバート昇降機構と、前記水平
    保持部材の両端部に設けた走行機構とを備えたボックス
    カルバート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記水平保持部材にボックスカルバート
    を載せるための搭載用部材を設けた請求項2記載のボッ
    クスカルバート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記ボックスカルバート昇降機構が、ワ
    イヤ状の吊り上げ部材と、前記吊り上げ部材を巻き取る
    ウインチと、前記ウインチを駆動するモータとを備えた
    起重機である請求項1又は2記載のボックスカルバート
    搬送装置。
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