JP2004215493A - ゲートドライバ、そのゲートドライバを含むモータ駆動装置、及びそのモータ駆動装置を備える機器 - Google Patents

ゲートドライバ、そのゲートドライバを含むモータ駆動装置、及びそのモータ駆動装置を備える機器 Download PDF

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正浩 八十原
Akishi Kameda
晃史 亀田
Kazuaki Sakurama
一彰 櫻間
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Abstract

【課題】パワートランジスタの導通、及び遮断スピードの適正化。少素子数化、コスト低減。出力サイズの異なるパワートランジスタにも適用拡大。
【解決手段】パワートランジスタを導通させる際に第1電流値I1を出力してゲート電位を上昇させる第1電流源31と、パワートランジスタを遮断させる際に第2電流値I2を出力してゲート電位を下降させる第2電流源32とを備え、第1電流値及び第2電流値を少なくとも1つ以上設けられた設定端子により設定可能としたゲートドライバ及びこれを含むモータ駆動装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙送りモータやスキャナーモータなどを駆動系に搭載したプリンタや複写機、スピンドルモータやヘッドアクチュエータなどを駆動系に搭載した光メディア機器やハードディスク機器などの情報機器、送風ファンモータや圧縮機モータを搭載した空調機器や冷蔵庫、空気清浄機、燃焼用ファンモータを搭載した給湯機、洗濯槽駆動モータを搭載した洗濯機、ブロワモータを搭載した掃除機などの家電機器、部品実装機や産業用ロボット、汎用インバータなどのFA機器、産業機器に使用されるブラシレスDCモータ、誘導モータやリラクタンスモータ、ステッピングモータなどを駆動するのに好適なモータ駆動装置に関する。
特に、上記におけるモータをパルス幅変調駆動(以下、PWM駆動という。)におけるパワートランジスタのゲートドライバの分野であり、酸化膜絶縁されたゲート電極を有するMOS型電界効果トランジスタ(metal oxide semiconductor field−effect transistor)や絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)などのパワートランジスタのゲート電極を駆動するのに好適なゲートドライバに関する。
近年、プリンタ、複写機、光メディア機器及びハードディスク機器などの情報機器に使用されるモータは、機器の高速化、小型化及びポータブル化の進展に伴い、これに搭載されるモータには、より高出力で小型であると同時に省電力であることが強く望まれるようになってきている。
また、空調機器、給湯機、冷蔵庫及び洗濯機などの家電機器などに使用されるモータは、ACインダクションモータからより高効率で省電力化が可能なブラシレスDCモータに移行しつつある。
産業用途の分野では、従来は単なる動力源であったモータが、可変速及び高効率を求められ、インバータ駆動化又はブラシレスモータ化が進みつつある。
FAの分野では、ロボット、実装機の駆動などにサーボモータが使われており、高精度の可変速及び位置決め駆動が行なわれている。
これらのモータを省電力化又は可変速駆動するために、一般的にはPWM駆動が用いられる。PWM駆動の方法は、モータの駆動巻線に接続されるパワートランジスタをオン又はオフし、そのオンとオフの比率を可変することで駆動巻線への電力供給量を制御する方法であり、省電力な駆動方式としてよく知られている。このPWM方式の駆動方法は、以前から家電機器、FA機器、及び産業機器に用いられる種々のモータ駆動に採用されていたが、近年、情報機器においても上述した傾向から同方式がモータ駆動に採用されるようになってきている。
モータをPWM方式で駆動する際に使用されるパワートランジスタは、オンオフ動作に適したMOSFET又はIBGTなどが一般に使用される。これらのパワートランジスタは、ゲート電極が酸化膜により絶縁された構造になっているのが特徴である。
このような酸化膜絶縁されたゲート電極を有するパワートランジスタをオフ状態からオン状態、つまり遮断状態から導通状態へと変化させるとき、及び/又は、オン状態からオフ状態、つまり導通状態から遮断状態へと変化させるときに、次のような構成が必要となる。すなわち、パワートランジスタのゲート電極を駆動するためのゲートドライバは、そのパワートランジスタを導通又は遮断する際のスイッチングスピードが速い(dV/dtが高い)場合には、これによるゲートドライバの誤動作を防止する目的でパルスフィルタが設けられる。(例えば、特許文献1参照)
この従来技術の一例として、ゲートドライバによりパワートランジスタを駆動するための構成を図9に示す。図9は従来例におけるゲートドライバの構成図である。
図9において、酸化膜絶縁されたゲート電極を有するパワートランジスタ802はMOSFETである。そのトランジスタ802は、そのゲート電極がゲートドライバ803により駆動され、トランジスタ802が遮断状態から導通状態へと変化、又は導通状態から遮断状態へと変化する構成となっている。
ゲートドライバ803は、トランジスタ831とトランジスタ832とを含み、トランジスタ831及び832が交互にオンオフすることでトランジスタ802のゲート電極をプラス電圧又はゼロ電圧とする。
すなわち、トランジスタ831をオン、832をオフして、トランジスタ802のゲート電極をプラス電圧としこれを導通させる。また、トランジスタ831をオフ、832をオンして、トランジスタ802のゲート電極をゼロ電圧としこれを遮断させる。
しかし、この構成及び動作によるゲートドライバ803は、パワートランジスタ802を急峻に遮断状態から導通状態へと変化、又は導通状態から遮断状態へと変化させる。これはトランジスタ802のゲート電極への電圧印加がトランジスタ831及び832のオンオフにより急速に行われるためである。
パワートランジスタ802が急峻に遮断状態から導通状態へと変化、又は導通状態から遮断状態へと変化すると、この急峻な変化によるスイッチングノイズが増加し、周辺機器や周辺回路の動作に不具合を招く場合もある。また、トランジスタ802自体の劣化が生じる場合もある。また、ゲートドライバ803自体の動作の不具合にもつながる。
これらの課題を解決するためには、一般的には図10に示すように、抵抗101、102、ダイオード103、コンデンサ107などの素子を、ゲートドライバ803とパワートランジスタ802との間に挿入する。それにより、パワートランジスタ802の遮断状態から導通状態への変化、又は導通状態から遮断状態への変化のスピード調整が行われる。
すなわち、このように抵抗101、102、ダイオード103などの素子を挿入することで、これらの挿入素子とトランジスタ802のゲート電極が有する入力容量(図示せず)との作用により、トランジスタ802のゲート電極への電圧印加速度が緩やかとなる。それにより、トランジスタ802の遮断状態から導通状態への変化、又は導通状態から遮断状態への変化のスピードが調整可能である。このことは、例えば特許文献1に開示されている。
しかしながら、上記従来技術によるゲートドライバにおいては、パワートランジスタの導通、又は遮断するスピードを調整して、そのスイッチングノイズを低減したり、またパワートランジスタ自体を劣化させないために、その動作を適正化させる上記説明の抵抗やダイオードなどの多くの素子をゲートドライバとパワートランジスタとの間に挿入する必要がある。
また、このようなゲートドライバを用いてモータの駆動装置を構成する場合、図11に示すように、モータの駆動巻線811、813、815を駆動するために、複数のパワートランジスタ802a、802b、802c、802d、802e及び802fが必要である。そして、これらパワートランジスタの数に比例して上記した抵抗やダイオードなどの挿入素子が必要になる。具体的には抵抗111、112、114、115、131、132、134、135、151、152、154及び155、ダイオード113、116、133、136、153及び156、コンデンサ117、118、137、138、157及び158などが必要となる。
特開平4−230117号公報
このように従来技術によるゲートドライバとこれを用いたモータ駆動装置は、パワートランジスタの遮断状態から導通状態への変化、又は導通状態から遮断状態への変化のスピードを適正化するための挿入素子が多数必要となる。その結果、これら挿入素子の費用や組み立て工程の増加、プリント基板のレイアウト設計の複雑化と基板面積の増大といった課題が発生する。これはすなわちモータ駆動装置やこれを搭載する機器の低価格化や小型化などを阻害する一因にもなる。
これを改善するために、図9におけるゲートドライバ803を構成するトランジスタ831及び832を単に定電流源に置き換えることが考えられる。定電流源に置き換えることで、その定電流値とパワートランジスタ802のゲート電極に有する入力容量との作用により、上記した抵抗やダイオードなどの挿入素子なしでもトランジスタ802のゲート電極への電圧印加速度が緩やかになる。その結果、トランジスタ802の導通又は遮断が緩やかに行われるようになる。
しかし、トランジスタ831及び832を単に定電流源に置き換えたものでは、適用可能なパワートランジスタが限定されてしまい、様々なパワートランジスタに対応できなくなってしまう。
すなわち、酸化膜絶縁されたゲート電極を有するパワートランジスタは、そのゲート電極部がコンデンサ構造になっており、これが入力容量を形成している。この入力容量は、パワートランジスタの出力サイズつまり絶対最大電流や耐圧が大きい程大きくなる傾向がある。つまりパワートランジスタのゲート電極に有する入力容量は、その出力サイズによって異なることを意味する。
したがって、上記のような、トランジスタ831及び832を単に定電流源に置き換えたものでは、その定電流値に整合した入力容量を有するパワートランジスタのみ適用可能である。入力容量が小さいパワートランジスタでは、その導通・遮断スピードが速くなり過ぎてスイッチノイズが大きくなってしまう。逆に、入力容量が大きいものは遮断状態から導通状態への変化及び/又は導通状態から遮断状態への変化のスピードが遅くなり過ぎてスイッチ損失が大きくなってしまう。つまり、定電流源の定電流値に整合した入力容量を有する出力サイズのパワートランジスタのみが適用可能ということになる。
また、酸化膜絶縁されたゲート電極を有するパワートランジスタは、そのゲート電極部の構造によって入力容量が異なる。一般的に従来のプレーナ構造のゲート電極を有するパワートランジスタに対し、近年開発が進んでいるトレンチ構造のゲート電極を有するパワートランジスタは入力容量が大きくなる傾向にある。さらに、半導体の技術の進歩とともに、半導体のコストダウンのために、同容量の半導体でもチップの微細化やシュリンクによってチップ面積が小さくなる傾向にあり、それとともに入力容量が小さくなる傾向にある。
したがって、前述したように、トランジスタ831及び832を単に定電流源に置き換えたものでは、パワートランジスタのさまざまなゲート構造に対応するのは困難である。それは、このゲートドライバをモータ駆動装置に用いた場合、パワートランジスタの出力サイズを変えて様々なモータ出力に対応すること、異なったゲート電極構造のパワートランジスタに対応することが困難であることを意味する。
上記課題を解決するための第1の発明は、酸化膜絶縁されたゲート電極を有するパワートランジスタを導通状態又は遮断状態にさせるゲートドライバにおいて、
前記パワートランジスタを遮断状態から導通状態へと変化させるときに第1電流値を出力して前記ゲート電極の電位を上昇させる第1電流源と、
前記パワートランジスタを導通状態から遮断状態へと変化させるときに第2電流値を出力して前記ゲート電極の電位を下降させる第2電流源とを有し、
前記第1電流値及び前記第2電流値は、少なくとも1種類の電流源制御情報に基づき設定されるゲートドライバである。
また、第2の発明は、酸化膜絶縁されたゲート電極を有するパワートランジスタの前記ゲート電極及びソース電極に接続されるゲートドライバにおいて、
前記ゲートドライバは、
その外部との接続部として、ゲート電極接続部と、ソース電極接続部と、ゲートドライバ制御信号入力部群とを有し、
その内部構成として、第1電流源と、第2電流源と、ゲート回路(NOT回路)と、電流設定器とを有し、
さらに、
前記第1電流源及び前記第2電流源は、前記電流設定器からの出力信号によりその電流源の電流値が設定され、かつ前記ゲートドライバ制御信号入力部群のいずれかを介して入力されるスイッチ制御信号によりその電流源の出力が制御され、
前記電流設定器は、前記ゲートドライバ制御信号入力部群のうち前記スイッチ制御信号が入力されたゲートドライバ制御信号入力部以外のゲートドライバ制御信号入力部群の各々を介して少なくとも1種類の電流源制御情報が入力され、前記電流源制御情報に基づき前記電流設定器の出力信号群が制御され、
前記ゲート回路(NOT回路)は、前記第2電流源を制御するための前記スイッチ制御信号を反転させ、
前記第1電流源の第1端子は、前記ゲートドライバの内部電源に接続され、
前記第1電流源の第2端子は、前記第2電流源の第1端子に接続され、
前記第2電流源の第2端子は、前記ソース電極接続部を介して前記パワートランジスタのソース電極に接続され、
さらに、前記第1電流源の第2端子と前記第2電流源の第1端子との接続点は、前記ゲート電極接続部を介して前記パワートランジスタのゲート電極と接続される構成であり、
そして、
第1の前記電流源制御情報をもとに前記第1電流源の第1電流値が設定され、かつ第2の前記電流源制御情報をもとに前記第2電流源の第1電流値が設定されているときに、
前記スイッチ制御信号がハイレベルの信号であるときには、
前記第1電流源から第1電流値の電流が出力され、前記第2電流源は電気的に解放状態となり第2電流値の電流は出力されず、前記第1電流値の電流が前記パワートランジスタのゲート電極へ出力され、
前記パワートランジスタのゲート電極へ入力された第1電流値の電流により前記パワートランジスタの入力容量への充電電流となり、
前記入力容量への充電電流による充電に伴って、前記パワートランジスタのゲート・ソース間電圧が上昇し、前記パワートランジスタのゲート電極・ソース電極間の電圧がその閾値電圧に達すると前記パワートランジスタのドレイン電極・ソース電極間が導通状態となり、
前記パワートランジスタの遮断状態から導通状態への変化に要する時間が前記電流源制御情報群をもとに制御され、
一方、前記スイッチ制御信号がローレベルの信号であるときには、
前記第1電流源は電気的に解放状態となり第1電流値の電流は出力されず、前記第2電流源の第2電流値の電流が出力され、前記パワートランジスタの入力容量に充電されている電荷が前記第2電流源の第1端子へ放電電流となり、
前記入力容量からの放電電流による放電に伴って、前記パワートランジスタのゲート・ソース間電圧が下降し、前記パワートランジスタのゲート電極・ソース電極間の電圧がその閾値電圧に達すると前記パワートランジスタのドレイン電極・ソース電極間が遮断状態となり、
前記パワートランジスタの導通状態から遮断状態への変化に要する時間が前記電流源制御情報群をもとに制御されるゲートドライバである。
また、第3の発明は、上記第1の発明又は上記第2の発明のいずれかにおいて、
第1電流源及び第2電流源が、少なくともモノリシック集積回路により構成され、前記モノリシック集積回路の外部から少なくとも1つの電流源制御情報の入力により、前記第1電流値及び前記第2電流値が設定されるゲートドライバである。
また、第4の発明は、上記第1の発明又は上記第2の発明のいずれかにおいて、
請求項1又は請求項2のいずれかに記載のゲートドライバにおいて、
電流源制御情報が入力されるゲートドライバ制御信号入力部は2つであり、前記ゲートドライバ制御信号入力部に各々受動素子が接続されて、第1電流値及び第2電流値は、前記ゲートドライバ制御信号入力部の各々に設けられる前記受動素子の値により設定されるゲートドライバである。
また、第5の発明は、上記第1の発明又は上記第2の発明のいずれかにおいて、
電流源制御情報が入力されるゲートドライバ制御信号入力部は唯一であり、前記ゲートドライバ制御信号入力部に受動素子が接続されて、第1電流値と第2電流値との比率が予め定められており、前記受動素子の値により前記第1電流値及び第2電流値のうちいずれかの電流の値が設定されるゲートドライバである。
また、第6の発明は、上記第3の発明において、
電流源制御情報が入力されるゲートドライバ制御信号入力部は少なくとも1つであり、前記電流源制御情報が前記ゲートドライバの外部から入力される通信情報であり、第1電流値及び第2電流値の電流の値が前記通信情報をもとに設定されるゲートドライバである。
また、第7の発明は、上記第1の発明又は上記第2の発明のいずれかを含むゲートドライバを含むモータ駆動装置において、
単相又は複数相のモータ駆動巻線と、
電源端子間に直列接続され、その直列接続点に前記駆動巻線の一端が接続される第1及び第2のパワートランジスタとを含み、
さらに、
前記第1のパワートランジスタ及び前記第2のパワートランジスタは、前記駆動巻線の相数に応じて複数設けられ、かつ、全て酸化膜絶縁されたゲート電極を有し、
前記ゲートドライバは、複数の前記第1及び第2のパワートランジスタの各々に対応して複数設けられ、
複数の前記ゲートドライバは、それら全部又は一部をモノリシック集積回路により構成され、
各々の前記ゲートドライバの第1電流値及び第2電流値が、少なくとも1つのゲートドライバ制御信号入力部(設定端子)により前記モノリシック集積回路の外部から一括して設定されるモータ駆動装置である。
また、第8の発明は、上記第1の発明又は上記第2の発明のいずれかを含むゲートドライバを含むモータ駆動装置において、
電源端子間に直列接続される第1のパワートランジスタ及び第2のパワートランジスタと、
その直列接続点を出力とするインバータ部とを含み、
さらに、
前記第1及び第2のパワートランジスタは、前記インバータ部の出力相数に応じて複数設けられ、かつ、全て酸化膜絶縁されたゲート電極を有し、
前記ゲートドライバは、複数の前記第1及び第2のパワートランジスタの各々に対応して複数設けられ、
複数の前記ゲートドライバは、それら全部又は一部をモノリシック集積回路により構成され、
各々の前記ゲートドライバの第1電流値及び第2電流値が、少なくとも1つ以上のゲートドライバ制御信号入力部(設定端子)により前記モノリシック集積回路の外部から一括して設定されるモータ駆動装置である。
また、第9の発明は、上記第7の発明において、
ゲートドライバ制御信号入力部は2つであり、両者に受動素子が各々接続されて、第1電流値及び第2電流値は、前記各々の受動素子の値により設定されるモータ駆動装置である。
また、第10の発明は、上記第8の発明において、
ゲートドライバ制御信号入力部は2つであり、両者に受動素子が各々接続されて、第1電流値及び第2電流値は、前記各々の受動素子の値により設定されるモータ駆動装置である。
また、第11の発明は、上記第7の発明において、
ゲートドライバ制御信号入力部は唯一であり、それに受動素子が接続されて、第1電流値及び第2電流値の比率が予め定められており、前記受動素子の値により前記第1電流値及び第2電流値のうちいずれかの電流の値が設定されるモータ駆動装置である。
また、第12の発明は、上記第8の発明において、
ゲートドライバ制御信号入力部は唯一であり、それに受動素子が接続されて、第1電流値及び第2電流値の比率が予め定められており、前記受動素子の値により前記第1電流値及び第2電流値のうちいずれかの電流の値が設定されるモータ駆動装置である。
また、第13の発明は、上記第7の発明において、
電流源制御情報が入力されるゲートドライバ制御信号入力部は少なくとも1つであり、前記電流源制御情報が前記ゲートドライバの外部から入力される通信情報であり、第1電流値及び第2電流値の電流の値が前記通信情報をもとに設定されるモータ駆動装置である。
また、第14の発明は、上記第8の発明において、
電流源制御情報が入力されるゲートドライバ制御信号入力部は少なくとも1つであり、前記電流源制御情報が前記ゲートドライバの外部から入力される通信情報であり、第1電流値及び第2電流値の電流の値が前記通信情報をもとに設定されるモータ駆動装置である。
また、第15の発明は、上記第7の発明又は第8の発明のモータ駆動装置が備えられる情報機器である。
また、第16の発明は、上記第7の発明又は第8の発明のモータ駆動装置が備えられる家電機器である。
また、第17の発明は、上記第7の発明又は第8の発明のモータ駆動装置が備えられる産業機器である。
以上のように本件出願に係る発明のゲートドライバによれば、パワートランジスタを導通させる際に第1電流値を出力してそのゲート電圧を上昇させる第1電流源と、パワートランジスタを遮断させる際に第2電流値を出力してそのゲート電圧を下降させる第2電流源とを備え、第1電流値及び第2電流値は、少なくとも1つ以上設けられた設定端子により設定できる。
これにより、パワートランジスタが遮断状態から導通状態への変化に要する時間及び導通状態から遮断状態への変化に要する時間、又は遮断状態から導通状態への変化に要する時間若しくは導通状態から遮断状態への変化に要する時間を数少ない抵抗等の受動素子により適正に調整でき、ゲートドライバの小型化と低コスト化が可能になる。また出力サイズの異なるパワートランジスタの駆動にも容易に適用可能である。また第1及び第2電流値を設定端子より通信情報で設定することにより、異なる出力サイズ又は異なるゲート電極構造のパワートランジスタに対してもゲートドライバのハードウェアを共有化でき、機種管理工数の削減や省資源効果も奏する。
また本件出願に係る発明のモータ駆動装置によれば、モータ駆動巻線を駆動する複数のパワートランジスタに各々対応して前記ゲートドライバを複数設け、それら複数のゲートドライバは、全部または一部をモノリシック集積回路により構成し、各々のゲートドライバの第1電流値及び第2電流値を、少なくとも1つ以上の設定端子によりモノリシック集積回路の外部から一括して設定できる。
これにより、モータをPWM駆動する際のパワートランジスタのスイッチングノイズを数少ない抵抗等の受動素子により低減でき、モータ駆動装置の小型化と低コスト化が可能になる。またパワートランジスタの出力サイズを変更して様々な出力のモータに機種展開する際にも、容易に対応可能となる。また第1及び第2電流値を設定端子より通信情報で設定することにより、異なる出力サイズ又は異なるゲート電極構造のパワートランジスタに対してもモータ駆動装置のハードウェアを共有化でき、機種管理工数の削減や省資源効果も奏する。なお、本文中ではモータの駆動方法としてPWM駆動を例にとって説明したが、PAM駆動、120度通電、片側PWMなど、パワートランジスタをスイッチング素子として使用する用途・駆動方式にも広く応用できる。
また本件出願に係る発明のモータ駆動装置は、様々な出力のモータに容易に適用可能であることから、様々な情報機器、家電機器、産業機器、FA機器などの駆動系への組込みが容易になる。そして本モータ駆動装置が組み込まれた機器は、小型化と低コスト化、低EMCノイズ化を実現できる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の実施の形態の説明において、電流源制御情報が入力されるゲートドライバ制御信号入力部は、設定端子として略記する。また、電流源制御情報は、受動素子(抵抗)、通信情報などに置換した構成にて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるゲートドライバの構成図である。
図1において、パワートランジスタ2は、酸化膜絶縁されたゲート電極を有するトランジスタである。この種のトランジスタとしては、MOSFETやIGBTなどが良く知られているが、本実施の形態1においては、MOSFETを具体例として説明している。
ゲートドライバ3は、その外部との接続部として、ゲート電極接続部(端子T6)と、ソース電極接続部(端子T7)と、ゲートドライバ制御信号入力部群(設定端子T1、設定端子T2、及びスイッチ制御信号Cの入力部(端子T10))とを有する。さらに、ゲートドライバ3は、その内部構成として、第1電流源31と、第2電流源32と、ゲート回路(NOT回路)35と、電流設定器4とを有している。
スイッチ制御信号Cは、ハイレベルの信号(“H”レベル)のときと、ローレベルの信号(“L”レベル)のときとを繰り返す信号である。
第1電流源31の電源側端子(第1端子)は、このゲートドライバの内部電源(図示せず)に接続され、第1電流源31の出力側端子(第2端子)は、第2電流源32の電源側端子(第1端子)に接続されている。第2電流源32の出力側端子(第2端子)は、端子T7を介してパワートランジスタ2のソース電極に接続されている。さらに、第1電流源31の出力側端子と第2電流源32の電源側端子との接続点が、端子T6を介してパワートランジスタ2のゲート電極と接続されている。
すなわち、ゲートドライバ3は、第1電流源31と第2電流源32とを備え、パワートランジスタ2のゲート電極には第1電流源31が接続され、同トランジスタのゲート電極とソース電極との間には第2電流源32が接続されている。
第1電流源31及び第2電流源32には電流設定器4が作用する。電流設定器4には、ゲートドライバ制御信号入力部である2つの設定端子T1及びT2が設けられている。この端子T1及びT2には、電流源制御情報の入力として受動素子(抵抗61及び62)が接続されている。
また、第1電流源31にはスイッチ制御信号C、第2電流源32には同信号Cをゲート回路35により反転した信号が作用している。信号Cは、端子T10に入力され、その端子T10を介して第1電流源31及び第2電流源32に作用している。
ここで、信号Cが“H”レベルのときは、第1電流源31は第1電流値I1を出力し、一方、第2電流源32は電気的に解放状態となり第2電流値I2は出力されない。また、信号Cが“L”レベルのときは、第1の電流源31は電気的に解放状態となり第1電流値I1は出力されず、一方、第2電流源32は第2電流値I2を出力するように構成されている。
なお、第1電流源31、第2電流源32、電流設定器4、ゲート回路35は、本実施の形態1におけるゲートドライバ3を成しており、これらはモノリシック集積回路により構成されている。
次に、上記のように構成された本実施の形態1におけるゲートドライバの動作について説明する。
まず、パワートランジスタ2を導通させる場合の動作について説明する。
トランジスタ2を導通させるための動作は、スイッチ制御信号Cが“H”レベルとなることで開始される。信号Cが“H”レベルとなると、第1電流源31は第1電流値I1を出力し、第2電流源32は電気的に解放状態となる。そして、電流値I1はトランジスタ2のゲート電極へ向けて流れ出す。
ここで、トランジスタ2は、上記した通り酸化膜絶縁されたゲート電極を有するものであり、そのゲート電極部はコンデンサ構造になっている。このコンデンサ構造は、ゲート電極とソース電極との間及びゲート電極とドレイン電極との間に存在し、いわゆる入力容量(一般的に、MOSFETの場合はCiss、IGBTの場合はCiesと表記される。)を形成している。
トランジスタ2のゲート電極へ流れ出した第1電流値I1は、同トランジスタの入力容量への充電電流となる。トランジスタ2はその入力容量への充電に伴って、ゲート・ソース間電圧(以下、単にゲート電圧という。)が上昇していく。そして、ゲート電圧がトランジスタ2の特性によって定まる閾値に達すると、そのトランジスタ2は導通を始め、やがて完全な導通(オン状態)に至る。
ここで、導通し始めてから完全に導通するまでの時間、つまり導通時のスイッチング時間は、電流値I1とトランジスタ2の入力容量によって概略定まる。
言い換えれば、電流値I1によってトランジスタ2の導通時のスイッチングスピード(遮断状態から導通状態へと変化させるときに要する時間)をある程度調整することが可能である。
次に、パワートランジスタ2を遮断させる場合の動作について説明する。
トランジスタ2を遮断させるための動作は、スイッチ制御信号Cが“L”レベルとなることで開始される。信号Cが“L”レベルとなると、第1電流源31は電気的に解放状態となり、第2電流源32は第2電流値I2を出力する。電流値I2は、トランジスタ2の入力容量からの放電電流となる。トランジスタ2は、電流値I2による入力容量からの放電に伴って、そのゲート電圧が下降していく。そして、そのゲート電圧がトランジスタ2の特性によって定まる閾値に達すると、トランジスタ2は遮断を始め、やがて完全な遮断(オフ状態)に至る。
ここで、遮断し始めてから完全に遮断するまでの時間、つまり遮断時のスイッチング時間は、電流値I2とトランジスタ2の入力容量によって概略決まる。
言い換えれば、電流値I2によってトランジスタ2の遮断時のスイッチングスピード(導通状態から遮断状態へと変化させるときに要する時間)をある程度調整することが可能である。
ここまでの説明で明らかなように、電流値I1又はI2により、トランジスタ2の入力容量への充電又は放電を行い、これに伴うゲート電圧の上昇又は下降により、同トランジスタを導通又は遮断している。そして、その導通又は遮断の際のスイッチングスピードは、電流値I1又はI2によってある程度調整することができる。
図1において、電流設定器4は、上記した電流値I1及びI2を設定する動作をする。電流設定器4は、設定端子T1を介して抵抗61が接続され、これに応じた電流設定信号SI1を出力する。第1電流源31は、電流設定信号SI1を受けて、それに応じた第1電流値I1を出力する。つまり、電流設定器4は、端子T1に接続される抵抗61の値に対応した第1電流値I1を第1電流源31が出力するように設定する。同様に、設定端子T2に接続される抵抗62の値に対応した第2電流値I2を第2電流源32が出力するように設定する。
したがって、端子T1に接続される抵抗61により第1電流値I1を設定することで、パワートランジスタ2の導通時のスイッチングスピードが調整でき、また、設定端子T2に接続される抵抗62により第2電流値I2を設定することで、遮断時のスイッチングスピードを調整することができる。
なお、スイッチングスピードをさらに微調整する、又は外部からのノイズ等の要因での誤動作を排除する目的で、パワートランジスタ2のゲート電極とソース電極との間、又はゲート電極とドレイン電極との間、又はドレイン電極とソース電極との間にコンデンサを追加しても良い。
以上のように本実施の形態1においては、パワートランジスタ2を導通させる際に第1電流値I1を出力してそのゲート電圧を上昇させる第1電流源31と、パワートランジスタ2を遮断させる際に第2電流値I2を出力してそのゲート電圧を下降させる第2電流源32とを備え、第1電流値I1及び第2電流値I2は、2つの設定端子T1及びT2により設定可能としている。
これによって、ゲートドライバ3とトランジスタ2との間に特にダイオードや抵抗などの挿入素子を追加しなくとも、トランジスタが導通又は遮断するスピードを適正に調整することができ、スイッチングノイズの低減やパワートランジスタ自体を破壊から保護することも可能になる。そして、その調整は、設定端子T1及びT2に接続されるたった2つの抵抗61及び62によって行うことができ、ゲートドライバの小型化ならびに低コスト化が可能になる。
また、入力容量の大きさが違うパワートランジスタを導通・遮断する場合においても、抵抗61及び62のみを変更するだけでそのスイッチングスピードの調整を行うことができるため、出力サイズの異なるパワートランジスタにも容易に適用可能である。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2におけるゲートドライバの構成図である。上記実施の形態1においては、2つの設定端子T1及びT2に抵抗61及び62を接続することで、第1電流値I1及び第2電流値I2を設定する構成としたが、本実施の形態2におけるゲートドライバ3では、図2に示すように、1つの設定端子T3に抵抗63を接続して電流値I1及びI2を設定する構成としている。
より詳細には、本実施の形態2においては、電流設定器4bにおいて、電流設定信号SI1とSI2との比率が予め定められている。そして、電流設定器4bは、端子T3に接続される抵抗63の値に基づき、上記比率に応じた信号SI1及びSI2を出力する。その信号SI1に対応した電流値I1が、第1電流源31から端子T8を介してパワートランジスタ2のゲート電極に対して出力される。また、その信号SI2に対応した電流値I2が、第2電流源32から端子T9を介してパワートランジスタ2のソース電極に対して出力される。なお、端子10に入力されるスイッチ制御信号Cの機能は、上記実施の形態1と同様である。
これによって、パワートランジスタ2の遮断状態から導通状態への変化に要する時間及び導通状態から遮断状態への変化に要する時間、又は遮断状態から導通状態への変化に要する時間若しくは導通状態から遮断状態への変化に要する時間を設定端子T3に接続されるたった1つの抵抗によって調整することができる。これにより、ゲートドライバのより一層の小型化と低コスト化が実現できる。
なお、上記第1及び実施の形態2において、設定端子に抵抗を接続して電流値I1及びI2を設定したが、特に抵抗である必要はなく、例えばコンデンサやインダクタンスなどの受動素子を接続する構成としても本願発明の主旨を逸脱するものではない。
(実施の形態3)
図3は本発明の実施の形態3におけるゲートドライバの構成図である。
本実施の形態3では、図3に示すように、設定端子T4及びT5を、例えば通信情報の入力端子CLK及びDATAとし、これらの端子にシリアル通信情報を入力する。そのシリアル通信情報に基づき、電流設定器4cは電流値I1及びI2を設定する。なお、図3では通信情報の入力端子をCLK及びDATAとしたが、シリアル通信の形態としてさまざまな方法があり、例えば入力端子としてDATAの端子だけを設けた構成、イネーブル端子を付加した構成等、さまざまな通信形態での実現が可能である。
なお、端子10に入力されるスイッチ制御信号Cの機能は、上記実施の形態1と同様である。
本実施の形態3においては、パワートランジスタの遮断状態から導通状態への変化に要する時間及び導通状態から遮断状態への変化に要する時間、又は遮断状態から導通状態への変化に要する時間若しくは導通状態から遮断状態への変化に要する時間を、通信情報で設定できるため、異なる出力サイズのパワートランジスタに対してもゲートドライバのハードウェアを共有化でき、機種管理工数の削減や省資源効果も奏する。
なお、上記各実施例において、パワートランジスタの遮断状態から導通状態への変化に要する時間、導通状態から遮断状態への変化に要する時間、これらの変化に要する時間を、パワートランジスタのスイッチング動作のスピード、パワートランジスタのスイッチング速度、パワートランジスタの導通(又は遮断)のスイッチングスピードなどと呼称する場合もある。これらは、パワートランジスタの遮断状態から導通状態への変化、導通状態から遮断状態への変化、これらの過渡的な状態を示す表現である。
(実施の形態4)
図4は本発明の実施の形態4におけるモータ駆動装置の構成図である。本実施の形態4におけるモータ駆動装置に含まれるゲートドライバは、上記実施の形態1にて説明したゲートドライバであり、重複する説明は省略している。
図4において、モータ30の3相駆動巻線11、13及び15は、次のようにしてインバータ20に接続される。
すなわち、インバータ20は、パワートランジスタ2a、2b、2c、2d、2e及び2fを備えている。トランジスタ2aと2bは、直流電源Vdcに対して直列接続21されて、その直列接続点にU相モータ駆動巻線11が接続される。同様に、トランジスタ2cと2dは、直流電源Vdcに対して直列接続23されて、その直列接続点にV相モータ駆動巻線13が接続される。また、トランジスタ2eと2fは、直流電源Vdcに対して直列接続25されて、その直列接続点にW相モータ駆動巻線15が接続される。なお、モータ駆動巻線11、13及び15の共通接続点は中性点Nである。
ここで、トランジスタ2a、2c及び2eは、第1のパワートランジスタであり、インバータ20の上アームを構成している。トランジスタ2b、2d及び2fは、第2のパワートランジスタであり、インバータ20の下アームを構成している。そして、いずれのパワートランジスタも酸化膜絶縁されたゲート電極を有するものであり、実施の形態1と同様に本実施の形態3においてもMOSFETを具体例として示している。
ゲートドライバ3a、3c及び3eはそれぞれが同じ構成であり、端子T11、T12、T14、T15、T17及びT18を介して、第1のパワートランジスタ2a、2c及び2eのそれぞれのゲート電極及びソース電極に接続されている。また、ゲートドライバ3b、3d及び3fはそれぞれが同じ構成であり、端子T13、T16及びT19を介して、第2のパワートランジスタ2b、2d及び2fのそれぞれのゲート電極に接続されている。
ゲートドライバ3a、3b、3c、3d、3e及び3fは、図1に示したゲートドライバ3から電流設定器4を省いたものと同様であり、それぞれの第1電流値Ia1、Ib1、Ic1、Id1、Ie1、If1(Ic1、Id1、Ie1、If1は図示しないがIa1、Ib1と同様)の電流設定信号SI1は共通で、電流設定器41から出力される。同様にそれぞれの第2電流値Ia2、Ib2、Ic2、Id2、Ie2、If2(Ic2、Id2、Ie2、If2は図示しないがIa2、Ib2と同様)の電流設定信号SI2も共通で、電流設定器41から出力される。
ゲートドライバ3a、3b、3c、3d、3e及び3fのそれぞれに入力されるスイッチ制御信号Ca、Cb、Cc、Cd、Ce及びCfは、図1に示した実施の形態1におけるスイッチ制御信号Cと同様の働きをする信号であり、PWM制御部55から出力される。これらの信号Ca、Cb、Cc、Cd、Ce及びCfは、ハイレベルの信号(“H”レベル)のときと、ローレベルの信号(“L”レベル)のときとを繰り返す信号である。
PWM制御部55には制御指令部57からの指令信号Coが入力される。
ここで、各ゲートドライバ3a、3b、3c、3d、3e、3f及び電流設定器41、PWM制御部55及び制御指令部57は、モノリシック集積回路50により構成されている。電流設定器41に接続される設定端子T1、T2は、モノリシック集積回路50の端子となっている。設定端子T1及びT2にはそれぞれ、抵抗61及び62がモノリシック集積回路50の外部外付け素子として接続されている。
以上のように構成された本実施の形態4におけるモータ駆動装置について、その動作を説明する。
制御指令部57は、モータを所望の回転数で駆動するための回転数指令、又はモータ駆動巻線への印加電圧指令、又はモータ駆動巻線へ駆動電流指令(トルク指令)などの指令信号Coを出力する。PWM制御部55は、各相のモータ駆動巻線11、13及び15に指令信号Coに応じた電力が供給されるように、スイッチ制御信号Ca、Cb、Cc、Cd、Ce及びCfを出力する。
ここで、信号Ca及びCbは、U相モータ駆動巻線11に対する信号であり、その巻線11が接続されるパワートランジスタ2a及び2bをゲートドライバ3a及び3bを介して導通又は遮断する制御信号である。この信号Ca及びCbは、モータの可動子(以下、ロータという。)の位置に応じて発生される基本信号(例えば、数Hzから数kHzの周波数を有する。)に、比較的周波数の高いPWM信号(例えば、数kHzから数100kHz)を重畳した信号である。そのPWM信号は、いわゆるパルス幅変調信号であり、信号Coによってそのパルス幅が調整されることで駆動巻線への電力供給量を制御する。
信号Cc及びCdは、V相モータ駆動巻線13に対する信号であることを除き、上記信号Ca及びCbと同様の働きをする信号である。信号Ce及びCfについてもW相モータ駆動巻線15に対する信号であることを除き、同様である。
ここで、信号Ca及びCbと、信号Cc及びCdと、信号Ce及びCfとはそれぞれの基本信号が互いに電気角で120度の位相差を持っており、これによって各相モータ駆動巻線11、13及び15は順次駆動されてモータは回転する。そして、基本信号に重畳されるPWM信号のパルス幅に応じてその回転数が自在に制御される。
以上が概略の基本動作であるが、次にゲートドライバ3a、3b、3c、3d、3e、3f及び電流設定器41の動作について説明する。
図4において、ゲートドライバ3a、3b、3c、3d、3e及び3fは、基本的に同一構成で同様の動作を行う。したがって、ゲートドライバ3aについてのみ説明を行い、ゲートドライバ3b、3c、3d、3e及び3fについては説明を省略する。
ゲートドライバ3aは、図1に示した第1実施例におけるゲートドライバ3と基本的に同じである。異なる点は、電流設定器41がその電流設定信号SI1、SI2をゲートドライバ3a、3b、3c、3d、3e及び3fで共有するために、ゲートドライバ3aの外部に配置されているところであるが、本質的な差異はない。
ゲートドライバ3aは、図1におけるゲートドライバ3と同様、スイッチ制御信号Caが“H”レベルのときに第1のパワートランジスタ2aを導通させる。また、信号Caが“L”レベルのときに第1のパワートランジスタ2aを遮断させる。
より詳細には、信号Caが“H”レベルのとき、第1電流源3a1が第1電流値Ia1を出力する。このとき第2電流源3a2は電気的に解放状態である。電流値Ia1は、第1のパワートランジスタ2aのゲート電極に存在する入力容量への充電電流となり、そのゲート電圧を上昇させ、第1のパワートランジスタ2aを導通させる。
また、信号Caが“L”レベルのとき、第2電流源3a2が第2電流値Ia2を出力する。このとき第1電流源3a1は電気的に解放状態である。電流値Ia2は、第1のパワートランジスタ2aの上記入力容量からの放電電流となり、そのゲート電圧を下降させ、第1のパワートランジスタ2aを遮断させる。
このように、第1電流値Ia1又は第2電流値Ia2により、第1のパワートランジスタ2aの入力容量への充電又は放電を行い、これに伴うゲート電圧の上昇又は下降により、同トランジスタを導通又は遮断している。
そして、その導通又は遮断の際のスイッチングスピードは、実施の形態1と同様に、電流値Ia1又はIa2によってある程度調整することができる。
上記の電流値Ia1及びIa2は、電流設定器41の電流設定信号SI1及びSI2に応じた値に設定され、これら電流設定信号SI1及びSI2は設定端子T1及びT2に接続される抵抗61及び62に応じて出力される。
つまり、端子T1及びT2に接続される抵抗61及び62の値に対応した電流値Ia1及び電流値Ia2が出力されることになる。
したがって、端子T1及びT2に接続される抵抗61及び62により、第1のパワートランジスタ2aの遮断状態から導通状態への変化に要する時間及び導通状態から遮断状態への変化に要する時間、又は遮断状態から導通状態への変化に要する時間若しくは導通状態から遮断状態への変化に要する時間を調整することができる。
以上、ゲートドライバ3aを中心に説明したが、ゲートドライバ3b、3c、3d、3e及び3fについても同様である。
そして、各々のゲートドライバ3b、3c、3d、3e及び3fが、各々に対応するパワートランジスタ2b、2c、2d、2e、2fを導通及び遮断するときのスイッチングスピードは、第1及び第2電流値の設定信号SI1及びSI2を各々のゲートドライバで共通化しているため、第1のパワートランジスタ2aのスイッチングスピードと揃った値になる。
言い換えれば、端子T1及びT2に接続される抵抗61及び62によって全てのパワートランジスタ2a、2b、2c、2d、2e及び2fの導通及び遮断のときのスイッチングスピードが概略同じ値に調整可能である。そして、その調整は、モノリシック集積回路50の外部から一括して行われる。
以上のように本実施の形態4においては、モータ駆動巻線11、13及び15を駆動するパワートランジスタ2a、2b、2c、2d、2e、2fのそれぞれに、実施の形態1で示したゲートドライバ3と基本的に同じ働きをするゲートドライバ3a、3b、3c、3d、3e及び3fを設ける。それらゲートドライバは全部又は一部をモノリシック集積回路により構成し、各ゲートドライバが各パワートランジスタを導通又は遮断させる際に出力する第1電流値及び第2電流値を2つの設定端子T1及びT2により、モノリシック集積回路の外部から一括して設定可能としている。
これによって、図11に示す従来例のように各パワートランジスタ毎にダイオードや抵抗などの挿入素子を追加しなくとも、設定端子T1及びT2に接続されるたった2つの抵抗61及び62によって全てのパワートランジスタのスイッチングスピードを一括して調整することができ、モータ駆動装置の小型化ならびに低コスト化が可能になる。
そして、パワートランジスタの導通又は遮断するスピードを適正に調整することで、モータをPWM駆動する際のスイッチングノイズの低減やパワートランジスタ自体を破壊から保護することも可能になる。
また、入力容量の大きさが違うパワートランジスタを導通・遮断する場合においても、抵抗61及び62のみを変更するだけでそのスイッチングスピードの調整を行うことができるため、出力サイズの異なるパワートランジスタにも容易に適用可能である。これは様々な出力サイズのモータに容易に適用可能であることを意味している。
(実施の形態5)
図5は本発明の実施の形態5のモータ駆動装置における設定端子部の構成図である。
上記第4の本実施例においては、2つの設定端子T1及びT2に、それぞれ抵抗61及び62を接続することで第1電流値及び第2電流値を設定する構成としたが、実施の形態5におけるモータ駆動装置では、図5に示すように、1つの設定端子T3に抵抗63を接続して第1電流値及び第2電流値を設定する構成としている。
より詳しくは、本実施の形態5では、電流設定器41において、電流設定信号SI1とSI2との比率が予め定められている。そして、電流設定器41は、端子T3に接続される抵抗63の値に基づき、上記比率に応じた信号SI1及びSI2を出力する。その信号SI1及びSI2に対応した電流値が、ゲートドライバ3aから第1のパワートランジスタ(図示せず)の1つのゲート電極及びソース電極に対して出力される。また、その信号SI1及びSI2に対応した電流値が、ゲートドライバ3bから第2のパワートランジスタ(図示せず)の1つのゲート電極に対して出力される。ゲートドライバ3c、3d、3e及び3fについても上記ゲートドライバ3a及び3bと同様である。
この構成により、パワートランジスタが遮断状態から導通状態への変化に要する時間及び導通状態から遮断状態への変化に要する時間、又は遮断状態から導通状態への変化に要する時間若しくは導通状態から遮断状態への変化に要する時間を設定端子T3に接続されるたった1つの抵抗によって調整することができ、モータ駆動装置のより一層の小型化と低コスト化が実現できる。
なお、上記第4及び第5の本実施例において、設定端子に抵抗を接続して第1電流値及び第2電流値を設定したが、特に抵抗である必要はなく、例えばコンデンサやインダクタンスなどの受動素子を接続する構成としても本願発明の主旨を逸脱するものではない
(実施の形態6)
図6は本発明の第6実施例のモータ駆動装置における設定端子部の構成図である。
図6に示すように、設定端子T4及びT5を、例えば通信情報の入力端子CLK及びDATAとし、これらの端子に入力されるシリアル通信情報などで第1電流値及び第2電流値を設定する構成としてもよい。この場合、パワートランジスタの遮断状態から導通状態への変化に要する時間及び導通状態から遮断状態への変化に要する時間、又は遮断状態から導通状態への変化に要する時間若しくは導通状態から遮断状態への変化に要する時間を、通信情報で設定できるため、異なる出力サイズのパワートランジスタに対してもモータ駆動装置のハードウェアを共有化でき、機種管理工数の削減や省資源効果も奏する。
また、図3の説明でも述べたように、シリアル通信の形態としてさまざまな方法があり、例えば入力端子としてDATAの端子だけを設けた構成、イネーブル端子を付加した構成等、さまざまな通信形態での実現が可能である。
(実施の形態7)
図7は本発明のモータ駆動装置をファンモータに採用した空調機器(エアコンの室外機)の構成図である。
図7において、エアコン室外機201は、底板202に立設した仕切り板204により、圧縮機室206と熱交換器室209とに区画されている。圧縮機室206には圧縮機205が配設されている。熱交換器室209には熱交換器207及び送風用のファンモータ208が配設されている。仕切り板204の上部には電装品箱210が配設されている。
ファンモータ208は、ブラシレスDCモータの回転軸に送風ファンを取り付け構成されている。そのファンモータ208は、電装品箱210内に収容されたモータ駆動装置203により駆動される。ファンモータ208の回転に伴ない送風ファンが回転し、その風により熱交換器室209を冷却する。
ここで、モータ駆動装置203には、上記第4から実施の形態6のものが適用できる。それにより、本発明のモータ駆動装置を含む空調機器(エアコン室外機)は、上記第4から実施の形態6における本発明のモータ駆動装置の利点を享受できる。
(実施の形態8)
図8は本発明のモータ駆動装置を駆動系に搭載したインクジェットプリンタの構成図である。
図8において、インクジェットプリンタ(以下、プリンタと言う。)310の駆動系には、キャリッジに取り付けられた印字ヘッド307を走査させるためのキャリッジモータ301と、記録用紙308を送るための紙送りモータ306が搭載されている。キャリッジモータ301は、ブラシレスDCモータであり、モータ駆動装置300により駆動される。紙送りモータ306にはステッピングモータが使用されている。
紙送りモータ306が回動することにより、その回動力が紙送りローラ305に伝達され、そのローラ305を介して記録用紙308を図8において図面手前に送る。一方、キャリッジモータ301の回転軸にはプーリ302が取り付けられ、そのプーリ302にはタイミングベルト303が懸けられている。そのベルト303には印字ヘッド307が取付けられている。印字ヘッド307のノズル(図示せず)からは液体のインク滴を記録用紙308上に吐出する。キャリッジモータ301が正方向及び逆方向に回転することにより、プーリ及びベルトを介して印字ヘッド307を図8において図面左右に走査する。印字ヘッド307の走査、印字ヘッド307からのインク吐出、及び、記録用紙308の紙送りにより、記録用紙308上に画像を形成する。
ここで、モータ駆動装置300は、上記第4から実施の形態6のものが適用できる。それにより、本発明のモータ駆動装置を含むプリンタは、上記第4から実施の形態6における本発明のモータ駆動装置の利点を享受できる。
なお、上記実施の形態7及び実施の形態8における機器以外に、本発明のモータ駆動装置を備えるのに好適な機器としては、例えば、複写機、光メディア機器、ハードディスク機器などの情報機器がある。また、空調機器(エアコン室内機)、空気清浄機、給湯機、冷蔵庫、掃除機、洗濯機などの家電機器がある。また、FA機器や汎用インバータ機器などの産業機器がある。
以上のように、本発明のゲートドライバによれば、パワートランジスタを導通させる際に第1電流値を出力してそのゲート電圧を上昇させる第1電流源と、パワートランジスタを遮断させる際に第2電流値を出力してそのゲート電圧を下降させる第2電流源とを備え、第1電流値及び第2電流値は、少なくとも1つ以上設けられた設定端子により設定できる。
これにより、パワートランジスタが遮断状態から導通状態への変化に要する時間及び導通状態から遮断状態への変化に要する時間、又は遮断状態から導通状態への変化に要する時間若しくは導通状態から遮断状態への変化に要する時間を数少ない抵抗等の受動素子により適正に調整でき、ゲートドライバの小型化と低コスト化が可能になる。また、出力サイズの異なるパワートランジスタの駆動にも容易に適用可能である。また、第1及び第2電流値を設定端子より通信情報で設定することにより、異なる出力サイズ又は異なるゲート電極構造のパワートランジスタに対してもゲートドライバのハードウェアを共有化でき、機種管理工数の削減や省資源効果も奏する。
また、本発明のモータ駆動装置によれば、モータ駆動巻線を駆動する複数のパワートランジスタに各々対応して本発明のゲートドライバを複数設け、それら複数のゲートドライバは、全部又は一部をモノリシック集積回路により構成し、各々のゲートドライバの第1電流値及び第2電流値を、少なくとも1つ以上の設定端子によりモノリシック集積回路の外部から一括して設定できる。
これにより、モータをPWM駆動する際のパワートランジスタのスイッチングノイズを数少ない抵抗等の受動素子により低減でき、モータ駆動装置の小型化と低コスト化が可能になる。また、パワートランジスタの出力サイズを変更して様々な出力のモータに機種展開する際にも、容易に対応可能となる。また、第1及び第2電流値を設定端子より通信情報で設定することにより、異なる出力サイズ又は異なるゲート電極構造のパワートランジスタに対してもモータ駆動装置のハードウェアを共有化でき、機種管理工数の削減や省資源効果も奏する。
なお、本文中ではモータの駆動方法としてPWM駆動を例にとって説明したが、それ以外にもパワートランジスタをスイッチング素子として使用する用途や駆動方式にも広く応用できる。
また、本発明のモータ駆動装置は、様々な出力のモータに容易に適用可能であることから、様々な情報機器、家電機器、産業機器、FA機器などの駆動系への組込みが容易になる。そして、本モータ駆動装置が組み込まれた機器は、小型化と低コスト化、低ノイズ化を実現できる。
本発明のゲートドライバは、それを用いて駆動するパワートランジスタにおけるオンオフのスピードの適正化を少ない素子数によって実現できるばかりでなく、出力サイズの異なるパワートランジスタにも適応拡大できる。さらに、本発明のゲートドライバは、PWM駆動方式のモータの駆動装置に適応できる他、その他のモータ駆動方式やパワートランジスタをスイッチング素子として使用する用途にも広く応用できる。さらに、本発明のゲートドライバを含むモータ駆動装置は、様々な機器に組み込むことが可能であり、その機器の小型化、低コスト化、低ノイズ化を実現できる。
第1の実施例におけるゲートドライバの構成図 第2の実施例におけるゲートドライバの構成図 第3の実施例におけるゲートドライバの構成図 第4の実施例におけるモータ駆動装置の構成図 第5の実施例のモータ駆動装置における設定端子部の構成図 第6実施例のモータ駆動装置における設定端子部の構成図 本発明のモータ駆動装置をファンモータに採用した本発明の第7実施例における空調機器(エアコンの室外機)の構成図 本発明のモータ駆動装置を駆動系に搭載した本発明の第8実施例におけるインクジェットプリンタの構成図 従来例におけるゲートドライバの構成図 従来例におけるゲートドライバの他の構成図 従来例におけるモータ駆動装置の構成図
符号の説明
2 パワートランジスタ
2a,2c,2e パワートランジスタ(第1のパワートランジスタ)
2b,2d,2f パワートランジスタ(第2のパワートランジスタ)
3,3a,3b,3c,3d,3e,3f ゲートドライバ
4,4b,4c,41 電流設定器
5,50 モノリシック集積回路(IC)
11,13,15 モータ駆動巻線
20 インバータ
30 モータ
31,3a1,3b1 第1電流源
32,3a2,3b2 第2電流源
35,3b5 ゲート回路(NOT回路)
61,62,63 受動素子(抵抗)
203,300 モータ駆動装置
C 信号
I1,I2 第1電流値
SI1,SI2 電流設定信号
T1,T2,T3,T4,T5,T10 設定端子
T6,T8,T11,T13,T14,T16,T17,T19 端子
T7,T9,T12,T15,T18 端子

Claims (17)

  1. 酸化膜絶縁されたゲート電極を有するパワートランジスタを導通状態又は遮断状態にさせるゲートドライバにおいて、
    前記パワートランジスタを遮断状態から導通状態へと変化させるときに第1電流値を出力して前記ゲート電極の電位を上昇させる第1電流源と、
    前記パワートランジスタを導通状態から遮断状態へと変化させるときに第2電流値を出力して前記ゲート電極の電位を下降させる第2電流源とを有し、
    前記第1電流値及び前記第2電流値は、少なくとも1種類の電流源制御情報に基づき設定されるゲートドライバ。
  2. 酸化膜絶縁されたゲート電極を有するパワートランジスタの前記ゲート電極及びソース電極に接続されるゲートドライバにおいて、
    前記ゲートドライバは、
    その外部との接続部として、ゲート電極接続部と、ソース電極接続部と、ゲートドライバ制御信号入力部群とを有し、
    その内部構成として、第1電流源と、第2電流源と、ゲート回路(NOT回路)と、電流設定器とを有し、
    さらに、
    前記第1電流源及び前記第2電流源は、前記電流設定器からの出力信号によりその電流源の電流値が設定され、かつ前記ゲートドライバ制御信号入力部群のいずれかを介して入力されるスイッチ制御信号によりその電流源の出力が制御され、
    前記電流設定器は、前記ゲートドライバ制御信号入力部群のうち前記スイッチ制御信号が入力されたゲートドライバ制御信号入力部以外のゲートドライバ制御信号入力部群の各々を介して少なくとも1種類の電流源制御情報が入力され、前記電流源制御情報に基づき前記電流設定器の出力信号群が制御され、
    前記ゲート回路(NOT回路)は、前記第2電流源を制御するための前記スイッチ制御信号を反転させ、
    前記第1電流源の第1端子は、前記ゲートドライバの内部電源に接続され、
    前記第1電流源の第2端子は、前記第2電流源の第1端子に接続され、
    前記第2電流源の第2端子は、前記ソース電極接続部を介して前記パワートランジスタのソース電極に接続され、
    さらに、前記第1電流源の第2端子と前記第2電流源の第1端子との接続点は、前記ゲート電極接続部を介して前記パワートランジスタのゲート電極と接続される構成であり、
    そして、
    第1の前記電流源制御情報をもとに前記第1電流源の第1電流値が設定され、かつ第2の前記電流源制御情報をもとに前記第2電流源の第1電流値が設定されているときに、
    前記スイッチ制御信号がハイレベルの信号であるときには、
    前記第1電流源から第1電流値の電流が出力され、前記第2電流源は電気的に解放状態となり第2電流値の電流は出力されず、前記第1電流値の電流が前記パワートランジスタのゲート電極へ出力され、
    前記パワートランジスタのゲート電極へ入力された第1電流値の電流により前記パワートランジスタの入力容量への充電電流となり、
    前記入力容量への充電電流による充電に伴って、前記パワートランジスタのゲート・ソース間電圧が上昇し、前記パワートランジスタのゲート電極・ソース電極間の電圧がその閾値電圧に達すると前記パワートランジスタのドレイン電極・ソース電極間が導通状態となり、
    前記パワートランジスタの遮断状態から導通状態への変化に要する時間が前記電流源制御情報群をもとに制御され、
    一方、前記スイッチ制御信号がローレベルの信号であるときには、
    前記第1電流源は電気的に解放状態となり第1電流値の電流は出力されず、前記第2電流源の第2電流値の電流が出力され、前記パワートランジスタの入力容量に充電されている電荷が前記第2電流源の第1端子へ放電電流となり、
    前記入力容量からの放電電流による放電に伴って、前記パワートランジスタのゲート・ソース間電圧が下降し、前記パワートランジスタのゲート電極・ソース電極間の電圧がその閾値電圧に達すると前記パワートランジスタのドレイン電極・ソース電極間が遮断状態となり、
    前記パワートランジスタの導通状態から遮断状態への変化に要する時間が前記電流源制御情報群をもとに制御されるゲートドライバ。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載のゲートドライバにおいて、
    第1電流源及び第2電流源が、少なくともモノリシック集積回路により構成され、前記モノリシック集積回路の外部から少なくとも1つの電流源制御情報の入力により、前記第1電流値及び前記第2電流値が設定されるゲートドライバ。
  4. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載のゲートドライバにおいて、
    電流源制御情報が入力されるゲートドライバ制御信号入力部は2つであり、前記ゲートドライバ制御信号入力部に各々受動素子が接続されて、第1電流値及び第2電流値は、前記ゲートドライバ制御信号入力部の各々に設けられる前記受動素子の値により設定されるゲートドライバ。
  5. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載のゲートドライバにおいて、
    電流源制御情報が入力されるゲートドライバ制御信号入力部は唯一であり、前記ゲートドライバ制御信号入力部に受動素子が接続されて、第1電流値と第2電流値との比率が予め定められており、前記受動素子の値により前記第1電流値及び第2電流値のうちいずれかの電流の値が設定されるゲートドライバ。
  6. 請求項3記載のゲートドライバにおいて、
    電流源制御情報が入力されるゲートドライバ制御信号入力部は少なくとも1つであり、前記電流源制御情報が前記ゲートドライバの外部から入力される通信情報であり、第1電流値及び第2電流値の電流の値が前記通信情報をもとに設定されるゲートドライバ。
  7. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載のゲートドライバを含むモータ駆動装置において、
    単相又は複数相のモータ駆動巻線と、
    電源端子間に直列接続され、その直列接続点に前記駆動巻線の一端が接続される第1及び第2のパワートランジスタとを含み、
    さらに、
    前記第1のパワートランジスタ及び前記第2のパワートランジスタは、前記駆動巻線の相数に応じて複数設けられ、かつ、全て酸化膜絶縁されたゲート電極を有し、
    前記ゲートドライバは、複数の前記第1及び第2のパワートランジスタの各々に対応して複数設けられ、
    複数の前記ゲートドライバは、それら全部又は一部をモノリシック集積回路により構成され、
    各々の前記ゲートドライバの第1電流値及び第2電流値が、少なくとも1つのゲートドライバ制御信号入力部(設定端子)により前記モノリシック集積回路の外部から一括して設定されるモータ駆動装置。
  8. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載のゲートドライバを含むモータ駆動装置において、
    電源端子間に直列接続される第1のパワートランジスタ及び第2のパワートランジスタと、
    その直列接続点を出力とするインバータ部とを含み、
    さらに、
    前記第1及び第2のパワートランジスタは、前記インバータ部の出力相数に応じて複数設けられ、かつ、全て酸化膜絶縁されたゲート電極を有し、
    前記ゲートドライバは、複数の前記第1及び第2のパワートランジスタの各々に対応して複数設けられ、
    複数の前記ゲートドライバは、それら全部又は一部をモノリシック集積回路により構成され、
    各々の前記ゲートドライバの第1電流値及び第2電流値が、少なくとも1つ以上のゲートドライバ制御信号入力部(設定端子)により前記モノリシック集積回路の外部から一括して設定されるモータ駆動装置。
  9. 請求項7記載のモータ駆動装置において、
    ゲートドライバ制御信号入力部は2つであり、両者に受動素子が各々接続されて、第1電流値及び第2電流値は、前記各々の受動素子の値により設定されるモータ駆動装置。
  10. 請求項8記載のモータ駆動装置において、
    ゲートドライバ制御信号入力部は2つであり、両者に受動素子が各々接続されて、第1電流値及び第2電流値は、前記各々の受動素子の値により設定されるモータ駆動装置。
  11. 請求項7記載のモータ駆動装置において、
    ゲートドライバ制御信号入力部は唯一であり、それに受動素子が接続されて、第1電流値及び第2電流値の比率が予め定められており、前記受動素子の値により前記第1電流値及び第2電流値のうちいずれかの電流の値が設定されるモータ駆動装置。
  12. 請求項8記載のモータ駆動装置において、
    ゲートドライバ制御信号入力部は唯一であり、それに受動素子が接続されて、第1電流値及び第2電流値の比率が予め定められており、前記受動素子の値により前記第1電流値及び第2電流値のうちいずれかの電流の値が設定されるモータ駆動装置。
  13. 請求項7記載のモータ駆動装置において、
    電流源制御情報が入力されるゲートドライバ制御信号入力部は少なくとも1つであり、前記電流源制御情報がゲートドライバの外部から入力される通信情報であり、第1電流値及び第2電流値の電流の値が前記通信情報をもとに設定されるモータ駆動装置。
  14. 請求項8記載のモータ駆動装置において、
    電流源制御情報が入力されるゲートドライバ制御信号入力部は少なくとも1つであり、前記電流源制御情報がゲートドライバの外部から入力される通信情報であり、第1電流値及び第2電流値の電流の値が前記通信情報をもとに設定されるモータ駆動装置。
  15. 請求項7記載又は請求項8記載のいずれかに記載のモータ駆動装置が備えられる情報機器。
  16. 請求項7記載又は請求項8記載のいずれかに記載のモータ駆動装置が備えられる家電機器。
  17. 請求項7記載又は請求項8記載のいずれかに記載のモータ駆動装置が備えられる産業機器。
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