JP2007166734A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】他相のパワーMOSFETのターンオフによるサージ電圧には反応せず、自相のターンオフによるサージ電圧にのみ動作する半導体スイッチのゲート駆動回路を提供することを目的とする。
【構成】この発明は、第1及び第2の主端子と制御端子とを有するパワー半導体スイッチの直列接続体を複数段並列接続して構成されたブリッジ型電力変換装置において、上記パワー半導体スイッチの第1の主端子と制御端子との間に、前記パワー半導体スイッチがターンオフするときのみ前記パワー半導体スイッチの第1及び第2の主端子間の電圧を所定値に制限するゲート駆動回路を設けたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、半導体スイッチング素子を用いた電力変換装置、特にバッテリなどの直流電力を多相交流電力に変換して回転電機を駆動するブリッジ型電力変換装置に関するものである。
半導体スイッチング素子を用いた電力変換装置において、オンしている半導体スイッチング素子の順方向(例えばMOSFETであればドレインからソースの方向)に直流電源からの電流が流れている時に、その半導体スイッチング素子をオフさせて電流を遮断すると、電源ラインの寄生インダクタンスによってオフさせた半導体スイッチング素子の主端子間にサージ電圧が発生する。このサージ電圧が半導体スイッチング素子の耐圧を超えると素子破壊に至るため、これまで各種のサージ電圧抑制手段が提案されている。
従来のサージ電圧抑制手段の一例が特開平6−326579公報(特許文献1参照)に示されている。本手段においてはMOSFETのドレイン端子とソース端子の間に発生するサージ電圧を所定の電圧に制限するために、ゲート駆動回路としてMOSFETのゲート端子とドレイン端子との間に定電圧ダイオードと逆阻止ダイオードの直列回路が接続されている。MOSFETをオフ駆動し、負荷に流れていた電流が遮断されると、電源ラインの寄生インダクタンスにより、サージ電圧がMOSFETのドレイン端子とソース端子の間に発生する。このサージ電圧が定電圧ダイオードの降伏電圧と逆阻止ダイオードの順方向電圧の和を超えると、MOSFETのドレインからゲートに電流が流れてMOSFETをオンさせて、サージ電圧を所定の電圧に制限しながらMOSFETに寄生インダクタンスのエネルギーを吸収させることができる。
しかしながら、上記した従来の半導体スイッチング素子のゲート駆動回路を多相ブリッジ型の電力変換装置において適用した場合、定電圧ダイオードの特性ばらつきによっては、各相の半導体スイッチのターンオフ時に消費される寄生インダクタンスのエネルギーが、特定の相の半導体スイッチング素子に集中してしまい、損失増大による過熱破壊に至る可能性がある。
また、各半導体スイッチング素子の損失が不均等になることにより、損失が最大となる半導体スイッチング素子に合わせて熱設計を行なう必要が生じるので、電力変換装置の放熱回路が大型化してしまい、小型、軽量化を追及する車両用としては逆行するという問題があった。
以下、車両用の電力変換装置に適用した図9〜11の場合を例にとって、上記の従来技術の問題点を詳細に説明する。図9は、バッテリ90の直流電力を電力変換装置70によって3相の交流電力に変換してモータジェネレータ80を駆動してエンジンを駆動したり、エンジン駆動に伴うモータジェネレータ80の回転によって発生する3相の交流電力を電力変換装置70によって整流して直流電力に変換したりするシステムの全体構成を示している。なお、Ldcはバッテリ90と電力変換装置70との間の直流電源ラインの配線による寄生インダクタンスを表している。
また、界磁回路やセンサ回路などは省略している。電力変換装置70は、Nチャネル型のパワーMOSFET30a〜30fで構成された3相ブリッジ回路であり、高電圧側直流端子Pと低電圧側直流端子Nとの間にバッテリ90が接続される。また、3相ブリッジの各相(U相、V相、W相)の中点に繋がる交流端子U、V、Wが、モータジェネレータ80のU、V、Wのステータ巻線にそれぞれ接続される。パワーMOSFET50a〜50fにはゲート駆動回路30a〜30fが接続され、さらにその上流に制御回路40が接続される。
図10は図9のゲート駆動回路30aの内部回路を示したものであり、制御回路40のオンオフ制御信号UHに従ってゲートドライバ20はゲート抵抗Rgを介してパワーMOSFET50aを駆動する。また、パワーMOSFET50aのゲート端子とドレイン端子との間には定電圧ダイオードZ1aと逆阻止ダイオードD1の直列回路が接続されている。なお、図9の他のゲート駆動回路30b〜30fの内部も図10と同様の回路構成であり、それぞれの定電圧ダイオードをZ1b〜Z1fとし、V相のゲート駆動回路30c、30dの定電圧ダイオードZ1c、Z1dの降伏電圧は他相の定電圧ダイオードZ1a、Z1b、Z1e、Z1fよりも数ボルト小さいとする。
図11は、図9において制御回路40から通電角180度の矩形波制御信号を出力し、モータジェネレータ80に所定周波数の交流電力を与えて駆動した場合の動作波形を示している。UH、UL、VH、VL、WH、WLは制御回路40から出力される各パワーMOSFET50a〜50fのオンオフ制御信号であり、ハイがオン指令をローがオフ指令を示している。なお、制御信号のオンオフ切り替わりタイミングには短絡防止時間(デッドタイム)を設けている。Vpnは電力変換装置70のP端子とN端子の間の電圧である。Vgs(50a)、Vgs(50b)、Vgs(50c)、Vgs(50d)、Vgs(50e)、Vgs(50f)はそれぞれパワーMOSFET50a〜50fのゲート・ソース間電圧であり、中間電圧の区間は寄生インダクタンスLdcによるサージ電圧を所定値に制限するようにゲート駆動回路30a〜30fが動作していることを示す。
次に図11の動作について説明する。例えば、VHのターンオフ指令に基づいてVgs(50c)が減少し、パワーMOSFET50cがターンオフすると、パワーMOSFET50cのドレイン・ソース間には寄生インダクタンスLdcによるサージ電圧が発生し、Vpnにもほぼ同レベルのサージ電圧が発生する。そして、このサージ電圧がゲート駆動回路30cの定電圧ダイオードZ1cの降伏電圧と逆阻止ダイオードD1の順方向電圧の和を超えると、Vgs(50c)はパワーMOSFET50cのオンしきい値付近でゆっくりと減少して、サージ電圧をゲート駆動回路30cの所定のレベルに制限しながら寄生インダクタンスLdcのエネルギーをパワーMOSFET50cで吸収する。すなわち、ターンオフしたパワーMOSFET50cが寄生インダクタンスLdcのエネルギーを吸収している。
ところが、ULやWHのターンオフ指令に基づいてパワーMOSFET50b、50eがターンオフしてVpnにサージ電圧が発生すると、定電圧ダイオードの降伏電圧が低いV相の、オフしている側のパワーMOSFET50cのゲート駆動回路30cが、そのサージ電圧に真っ先に反応してしまう。その結果、Vgs(50c)がパワーMOSFET50cのオンしきい値付近まで上昇してオン状態となり、サージ電圧をゲート駆動回路30cの所定のレベルに制限しながら寄生インダクタンスLdcのエネルギーをパワーMOSFET50cで吸収する。すなわち、ターンオフしたパワーMOSFET50b、50eではなく、定電圧ダイオードの降伏電圧が低いゲート駆動回路30cに制御されるMOSFET50cが、寄生インダクタンスLdcのエネルギーを吸収している。同様に、パワーMOSFET50dは、パワーMOSFET50a、50d、50fのターンオフ時に消費する寄生インダクタンスLdcのエネルギーを吸収している。
このように、ゲート駆動回路を構成する定電圧ダイオードの降伏電圧のばらつき具合によっては、自相のターンオフ時に消費される寄生インダクタンスLdcのエネルギーだけでなく、他相のターンオフ時に消費される寄生インダクタンスLdcのエネルギーまで、定電圧ダイオードの降伏電圧が低いゲート駆動回路に制御される特定相のパワーMOSFETが全て吸収することが考えられ、その特定相のパワーMOSFETが損失増大による過熱破壊に至る可能性がある。また、各半導体スイッチにおける損失が不均等になることにより、損失が最大となる半導体スイッチに合わせて熱設計を行なう必要が生じるので、電力変換装置の放熱回路が大型化してしまう。
特開平6−326579公報
この発明は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、他相のパワーMOSFETのターンオフによるサージ電圧には反応せず、自相のターンオフによるサージ電圧にのみ動作する半導体スイッチのゲート駆動回路を提供することを目的とする。
この発明は、第1及び第2の主端子と制御端子とを有するパワー半導体スイッチの直列接続体を複数段並列接続して構成されたブリッジ型電力変換装置において、上記パワー半導体スイッチの第1の主端子と制御端子との間に、前記パワー半導体スイッチがターンオフするときのみ前記パワー半導体スイッチの第1及び第2の主端子間の電圧を所定値に制限するゲート駆動回路を設けたものである。
各パワー半導体スイッチがターンオフする際に消費される直流電源ラインの寄生インダクタンスのエネルギーは、ターンオフしたパワー半導体スイッチによってのみ吸収されるので、各ゲート駆動回路の所定の制限電圧に相間のばらつきが存在しても、各パワー半導体スイッチは他相のターンオフによる損失が発生せず、損失集中により過熱破壊に至ることを防止することができる。また、損失の均一化によりパワー半導体スイッチ1つあたりの最大損失が小さくなるので、電力変換装置の放熱回路を小型化することができる。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では同一の部品は同一の符号で表記する。図1は本発明の第1の実施形態に係る半導体スイッチのゲート駆動回路とその周辺構成を示すブロック図であり、多相ブリッジ型の電力変換装置を構成する1つの半導体スイッチ部分を抜き出したものである。図中、半導体スイッチ51はNチャネル型のパワーMOSFETであり(以下、パワーMOSFET51とする)、制御回路41との間に接続されるゲート駆動回路31によってオンオフ駆動が行なわれる。
次にゲート駆動回路31の内部構成について説明する。ゲートドライバ21は、制御回路41からのGND電位を基準としたオンオフ制御信号をパワーMOSFET51のソース端子を基準とした信号レベルに変換し、駆動力を増幅してゲート抵抗Rgを介してパワーMOSFET51のゲート端子とソース端子との間に電圧を供給してオンオフ駆動を行なう。また、パワーMOSFET51のドレイン端子には定電圧ダイオードZ1のカソード端子が、ゲート端子には逆阻止ダイオードD1のカソード端子が接続され、定電圧ダイオードZ1のアノード端子と逆阻止ダイオードD1のアノード端子の間には、パワーMOSFET51のゲート・ソース間電圧によって制御される半導体スイッチ回路11が接続されている。
図2は図1に示した半導体スイッチ回路11のブロックを具体的な回路素子で置き換えて示した回路図である。半導体スイッチ回路11はMOSFETQ2とpnp型のトランジスタQ1との多段構成からなり、出力段のトランジスタQ1のエミッタ端子が定電圧ダイオードZ1のアノード端子に、コレクタ端子が逆阻止ダイオードD1のアノード端子に接続されている。またトランジスタQ1のベース端子には抵抗R1と抵抗R2が接続され、抵抗R1のもう一端はトランジスタQ1のエミッタ端子に、抵抗R2のもう一端はMOSFETQ2のドレイン端子に接続されている。更に、MOSFET Q2のソース端子はパワーMOSFET51のソース端子に、ゲート端子はパワーMOSFET51のゲート端子に接続されている。なお、MOSFETQ2のオンしきい値電圧(例えば1V)はパワーMOSFET51のオンしきい値電圧(例えば4V)よりも小さい特性のものが選ばれている。
図3は、図2のゲート駆動回路31によって駆動されるパワーMOSFET51がオン状態からオフ状態に移るまでの各部の波形の一例を模式的に示したものである。Vgs(51)、Vds(51)、Id(51)はそれぞれパワーMOSFET51のゲート・ソース間の電圧、ドレイン・ソース間電圧、ドレイン電流を示している。また、If(D1)は逆阻止ダイオードの順方向電流、Vgs(Q2)はMOSFETQ2のゲート・ソース間電圧(=Vgs(51))を示している。
次に本実施形態の動作について図3に示す区間別に説明する。
区間A:制御回路41からのオン指令に基づいてゲートドライバ21がパワーMOSFET51をオン駆動して、順方向(ドレインからソースの方向)の電流が図示しない直流電源から図示しない直流電源ラインの寄生インダクタンスLdcを経由して流れている状態である。このときMOSFETQ2はオン状態であるが、Vds(51)は定電圧ダイオードZ1の降伏電圧(オンしきい値電圧)よりも十分小さいので、トランジスタQ1は抵抗R1によりオフとなる。また、逆阻止ダイオードD1は半導体スイッチ回路11に電流が流れるのを防止している。
区間B:制御回路41からターンオフ指令が出力され、それに従ってゲートドライバ21はオフ駆動をするのでVgs(51)は低下を始めるが、オンしきい値付近の電圧に達するまではスイッチングは起こらない。
区間C:Vgs(51)がオンしきい値付近の電圧に達すると、パワーMOSFET51のオン抵抗が急激に上昇するのに伴いVds(51)が上昇し、このときのVgs(51)はミラー効果により減少率が急激に低下してほぼ横ばいの変化となる。
区間D:Vds(51)が直流電源の電圧を越えるとId(51)は減少を始める。そしてVds(51)にはId(51)の減少速度と直流電源ラインの寄生インダクタンスLdcの掛け算により決まるサージ電圧が発生する。
区間E:Vds(51)のサージ電圧が、定電圧ダイオードZ1の降伏電圧と逆阻止ダイオードD1の順方向電圧とその時点のVgs(51)の和に達したとき、MOSFETQ2は依然としてオン状態を保っている(MOSFET Q2のオンしきい値電圧はパワーMOSFET51のオンしきい値電圧よりも小さいので)。そのため定電圧ダイオードZ1の降伏電流がMOSFETQ2を介してトランジスタQ1のベース電流が流れてトランジスタQ1はオンとなり、パワーMOSFET51のドレインからゲートにはId(51)の減少率が一定になるようにVgs(51)の減少率を調整するようなIf(D1)が流れて平衡状態となる。その結果、直流電源ラインの寄生インダクタンスLdcによるサージ電圧は、定電圧ダイオードZ1の降伏電圧で決まる所定値に制限される。
区間F:Id(51)がゼロとなり、パワーMOSFET51のターンオフによって消費される直流電源ラインの寄生インダクタンスのエネルギーが全てパワーMOSFET51に吸収されると、パワーMOSFET51は完全にオフ状態となる。このとき、Vds(51)は直流電源の電圧に下がり定電圧ダイオードZ1の降伏電圧を下回るのでIf(D1)とトランジスタQ1のベース電流はともにゼロとなり、トランジスタQ1は抵抗R1によりオフとなる。その後、Vgs(Q2)が低下してオンしきい値を下回るとMOSFETQ2もオフ状態となる。
区間G:制御回路41からのオフ信号に基づいてゲートドライバ21はゲート抵抗Rgを介してパワーMOSFET51のオフ状態を維持している。また、MOSFETQ2もゲートドライバ21によりオフ状態が維持されるため、トランジスタQ1も同じくオフ状態が維持される。従ってこの区間では、Vds(51)が定電圧ダイオードZ1の降伏電圧を超えたとしてもIf(D1)が流れることはないため、パワーMOSFET51をオンしてサージ電圧のエネルギーを吸収する動作は行なわれない。
次に、図2のゲート駆動回路31を多相ブリッジ型の電力変換装置に適用した場合について説明する。図4は、バッテリ91の直流電力を電力変換装置71によって3相の交流電力に変換してモータジェネレータ81を駆動したり、モータジェネレータ81の回転により発生する3相の交流電力を電力変換装置71によって整流して直流電力に変換したりするシステムの全体構成を示している。なお、Ldcはバッテリ91と電力変換装置71との間の直流電源ラインの配線による寄生インダクタンスを表している。また、界磁回路やセンサ回路などは省略している。電力変換装置71は、Nチャネル型のパワーMOSFET51a〜51fで構成された3相ブリッジ回路であり、高電圧側直流端子Pと低電圧側直流端子Nとの間にバッテリ91が接続される。
また、3相ブリッジの各相(U相、V相、W相)の中点に繋がる交流端子U、V、Wが、モータジェネレータ81のU、V、Wのステータ巻線にそれぞれ接続される。また、P端子とN端子の間にはコンデンサ61が接続されており、これはパワーMOSFET51a〜51fのターンオフ時に寄生インダクタンスLdcのエネルギーを一旦吸収して発生するサージ電圧の立ち上がり速度を軽減するためであり、また、スイッチングによる高周波振動を抑制するための役割を担っている。パワーMOSFET51a〜51fにはゲート駆動回路31a〜31fが接続され、さらにその上流に制御回路40が接続される。ここで、ゲート駆動回路31a〜31fの内部は図2のゲート駆動回路31と同様の回路構成であり、それぞれの定電圧ダイオードをZ1a〜Z1fとし、V相のゲート駆動回路31c、31dの定電圧ダイオードZ1c、Z1dの降伏電圧は他相の定電圧ダイオードZ1a、Z1b、Z1e、Z1fよりも数ボルト小さいとする。
図5は、図4において制御回路41から通電角180度の矩形波制御信号を出力し、モータジェネレータ81に所定周波数の交流電力を与えて駆動した場合の動作波形を示している。UH、UL、VH、VL、WH、WLは制御回路41から出力される各パワーMOSFET51a〜fのオンオフ制御信号であり、ハイがオン指令をローがオフ指令を示している。なお、制御信号のオンオフ切り替わりタイミングには短絡防止時間(デッドタイム)を設けている。Vpnは電力変換装置71のP端子とN端子の間の電圧である。Vgs(51a)、Vgs(51b)、Vgs(51c)、Vgs(51d)、Vgs(51e)、Vgs(51f)はそれぞれパワーMOSFET51a〜51fのゲート・ソース間電圧であり、中間電圧の区間は寄生インダクタンスLdcによるサージ電圧を所定値に制限するようにゲート駆動回路31a〜31fが動作していることを示す。
次に図5の動作について説明する。VHのターンオフ指令に基づいてVgs(51c)が減少し、パワーMOSFET50cがターンオフすると、パワーMOSFET51cのドレイン・ソース間には寄生インダクタンスLdcによるサージ電圧が発生し、Vpnにもほぼ同レベルのサージ電圧が発生する。そして、このサージ電圧がゲート駆動回路31cの定電圧ダイオードZ1cの降伏電圧と逆阻止ダイオードD1の順方向電圧の和を超えると、Vgs(51c)はパワーMOSFET51cのオンしきい値付近でゆっくりと減少して、サージ電圧をゲート駆動回路31cの所定のレベルに制限しながら寄生インダクタンスLdcのエネルギーをパワーMOSFET51cで吸収する。すなわち、ターンオフしたパワーMOSFET51cが寄生インダクタンスLdcのエネルギーを吸収している。
また、同様にパワーMOSFET51a、51b、51d、51e、51fのターンオフにおいても、それぞれのパワーMOSFETを制御するゲート駆動回路の所定のレベルにサージ電圧を制限しながら、ターンオフしたパワーMOSFETそのものが寄生インダクタンスLdcのエネルギーを吸収している。なお、定電圧ダイオードの降伏電圧が低い他相のゲート駆動回路が存在するとしても、当該相のパワーMOSFET51がオフであればそのゲート駆動回路を構成するMOSFETQ2もオフであるため、トランジスタQ1が導通することがなく、従ってパワーMOSFET51に印加されるサージ電圧が定電圧ダイオードの降伏電圧を超えても、当該相がオフであればサージ電圧に反応してオンすることはないが、定電圧ダイオードの降伏電圧を超えるサージ電圧自体はパワーMOSFET51に印加される。
従って、図2のゲート駆動回路31の構成とすることにより、ゲート駆動回路31を構成する定電圧ダイオードZ1の降伏電圧にばらつきがあっても、自相のターンオフ時に消費される寄生インダクタンスLdcのエネルギーのみを吸収するので、パワーMOSFET51a〜51fにおける損失は均等になり、特定のパワーMOSFETの損失が増大して過熱破壊に至るのを防止することができる。また、パワーMOSFET51a〜51fにおける損失が均等になることにより、電力変換装置を構成する半導体スイッチの中の最大損失が低下するので、電力変換装置の放熱回路を小型化することができる。
更に、ゲート駆動回路を構成する定電圧ダイオード素子Z1と、逆阻止ダイオード素子D1と、半導体スイッチ回路11とを上記のような接続関係とすることにより、直流電源電圧がどんなに高くても、定電圧ダイオード以外の素子はゲート制御電源の電圧(最大でも20V以下)に対して耐圧を持った素子での構成が可能になり、またPNPトランジスタのベース端子の制御にMOSFETを用いることで、ゲート駆動電源の消費電流が小さくて済むので、耐圧が低く電力定格が小さい安価で小型の回路素子を用いて上記のゲート駆動回路を実現することができる。
実施の形態2.
図6は本発明の第2の実施形態に係る半導体スイッチのゲート駆動回路32とその周辺構成を示すブロック図であり、多相ブリッジ型の電力変換装置を構成する1つの半導体スイッチ部分を抜き出したものである。また、図7は図6に示した半導体スイッチ回路12のブロックを具体的な回路素子で置き換えて示した回路図である。第1の実施形態の図2との相違点は、MOSFETQ3のゲート端子がパワーMOSFET51のゲート端子に直接接続されているのではなく、抵抗R3を介してパワーMOSFET51のゲート端子に接続され、またコンデンサC1を介してパワーMOSFET51のソース端子に接続されている点である。なお、本実施例ではMOSFETQ3のオンしきい値電圧は、パワーMOSFET51と同等もしくはそれ以下とする。
本実施例は、半導体スイッチのスイッチングによる高周波振動を抑制してEMIノイズを低減する必要のある場合に有効であり、例えば図4のコンデンサ61の容量をスイッチングする電流値に対して比較的大きな容量にした場合などにおいて特に有効である。その理由は、ターンオフ時には寄生インダクタンスLdcのエネルギーがコンデンサ61の方に一旦吸収されるためにサージ電圧の立ち上がりが緩やかになるため、第1の実施形態の図2のゲート駆動回路31を適用した場合では、サージ電圧が制限したい所定値に達したときにはMOSFETQ2のゲート電圧Vgs(Q2)は既にオンしきい値を下回ってQ2がオフしてしまい、ゲート駆動回路31がサージ電圧を制限できなくなるケースが考えられるからである。
すなわち本実施例におけるゲート駆動回路32の抵抗R3とコンデンサC1の役割は、パワーMOSFET51のターンオフ時のゲート・ソース間電圧の低下に対するMOSFETQ3のゲート・ソース間電圧の遅延フィルタである。従って、抵抗R3とコンデンサC1によるフィルタ時定数は、いかなる動作条件においてもパワーMOSFET51のターンオフ時のサージ電圧を所定値に制限しながら、寄生インダクタンスLdcのエネルギーの吸収が完了するまでの間、MOSFETQ3のオン状態を維持できる最低限の値に設定する。ここで最低限の値と説明したのは、パワーMOSFET51のターンオフ完了後もMOSFET Q3がいつまでもオンしていると、他相の半導体スイッチのターンオフによるサージ電圧に対して、従来例のゲート駆動回路での問題点と同じ現象になってしまうからである。なお、コンデンサC1はゲートドライバ21の電源に対して容量負荷となるので、パワーMOSFET51のゲート入力容量に対して無視できるほど十分小さい容量とし、抵抗R3の抵抗値を大きくすることでフィルタ時定数の調整を行なう。
図8は、図7のゲート駆動回路32によって駆動されるパワーMOSFET51がオン状態からオフ状態に移るまでの各部の波形の一例を模式的に示したものである。なお、ここでは電力変換装置のP端子とN端子の間にスイッチングする電流値に対して比較的大きな容量のコンデンサCpnを備えているとする。Vgs(51)、Vds(51)、Id(51)はそれぞれパワーMOSFET51のゲート・ソース間の電圧、ドレイン・ソース間電圧、ドレイン電流を示している。また、If(D1)は逆阻止ダイオードの順方向電流、Vgs(Q3)はMOSFETQ3のゲート・ソース間電圧を示している。
次に本実施形態の動作について図8に示す区間別に説明する。
区間A:制御回路41からのオン指令に基づいてゲートドライバ21がパワーMOSFET51をオン駆動して、順方向(ドレインからソースの方向)の電流が図示しない直流電源から図示しない直流電源ラインの寄生インダクタンスLdcを経由して流れている状態である。このときMOSFETQ3はオン状態であるが、Vds(51)は定電圧ダイオードZ1の降伏電圧よりも十分小さいので、トランジスタQ1は抵抗R1によりオフとなる。また、逆阻止ダイオードD1は半導体スイッチ回路12に電流が流れるのを防止している。
区間B:制御回路41からオフ信号が出力され、それに従ってゲートドライバ21はオフ駆動をするのでVgs(51)は低下を始めるが、ゲートしきい値付近の電圧に達するまではスイッチングは起こらない。
区間C:Vgs(51)がオンしきい値付近の電圧に達すると、パワーMOSFET51のオン抵抗が急激に上昇するのに伴いVds(51)が上昇し、このときのVgs(51)はミラー効果により減少率が急激に低下してほぼ横ばいの変化となる。
区間D:Vds(51)が直流電源の電圧を越えると寄生インダクタンスLdcのエネルギーによる電流は一旦コンデンサCpnに流れ込むため、Id(51)は急速に減少をしてパワーMOSFET51は完全にオフ状態となり、Vds(51)のサージ電圧波形はコンデンサ61での寄生インダクタンスLdcのエネルギー充電によるPN間電圧とほぼ同じ波形となるので立ち上がりは鈍くなる(ただしここではコンデンサCpnとブリッジ回路との間の寄生インダクタンスによるサージ電圧は無視できる程度であるとする)。
区間E:Vds(51)のサージ電圧が、定電圧ダイオードZ1の降伏電圧と逆阻止ダイオードD1の順方向電圧とその時点のVgs(51)の和に達したとき、MOSFETQ3は抵抗R3とコンデンサC1のゲート電圧変化の遅延フィルタにより依然としてオン状態を保っている。そのため定電圧ダイオードZ1の降伏電流がトランジスタQ1のベースに流れてトランジスタQ1はオンとなり、パワーMOSFET51のドレインからゲートにIf(D1)が流れてパワーMOSFET51が再オンしてId(51)は再び上昇する。その後はId(51)の減少率が一定になるようにVgs(51)の減少率を調整するようなIf(D1)が流れて平衡状態となる。その結果、直流電源ラインの寄生インダクタンスLdcによるサージ電圧は、定電圧ダイオードZ1の降伏電圧で決まる所定値に制限される。
区間F:Id(51)がゼロとなり、パワーMOSFET51のターンオフによって消費される直流電源ラインの寄生インダクタンスのエネルギーが全てパワーMOSFET51に吸収されると、パワーMOSFET51は完全にオフ状態となる。このとき、Vds(51)は直流電源の電圧に下がり定電圧ダイオードZ1の降伏電圧を下回るのでIf(D1)とトランジスタQ1のベース電流はともにゼロとなり、トランジスタQ1は抵抗R1によりオフとなる。その後、Vgs(Q3)は低下して、やがてMOSFETQ3もオフ状態となる。
区間G:制御回路41からのオフ信号に基づいてゲートドライバ21はゲート抵抗Rgを介してパワーMOSFET51のオフ状態を維持している。また、MOSFETQ3もゲートドライバ21によりオフ状態が維持されるため、トランジスタQ1も同じくオフ状態が維持される。従ってこの区間では、Vds(51)が定電圧ダイオードZ1の降伏電圧を超えたとしてもIf(D1)が流れることはないため、パワーMOSFET51をオンしてサージ電圧のエネルギーを吸収する動作は行なわれない。
次に、図7のゲート駆動回路32を多相ブリッジ型の電力変換装置に適用した場合について説明する。図4において、ゲート駆動回路31a〜31fの部分に図7のゲート駆動回路32をそれぞれ適用し、実施の形態1と同様に制御回路41から通電角180度の矩形波制御信号を出力してモータジェネレータ81に所定周波数の交流電力を与えて駆動した場合においても、その動作波形は図5と同様となる。
以上述べたように、図7に示した本実施例のゲート駆動回路32によれば、上記第1の実施形態で述べたと同一の効果を奏する他、ターンオフ時において、パワー半導体スイッチの制御端子の電圧がMOSFETのオンしきい値を下回った後に、サージ電圧が所定の制限電圧まで達するようなdV/dtが鈍いサージ電圧が発生する電力変換装置(例えばEMI低減用にPN間に比較的容量が大きいコンデンサを設けた電力変換装置など)でも、MOSFETのゲート電圧の変化を遅らせることでオン状態を維持して、確実に所定の電圧にサージ電圧を制限することができる。
また、付加される容量素子C1はゲート駆動電源に対して容量負荷となるので、パワー半導体スイッチのゲート入力容量よりも十分に小さい容量として、抵抗素子で時定数を調整することで、ゲート駆動電源の消費電流を小さくすることができる。
本発明の実施の形態1、2では、3相ブリッジ型の電力変換装置で説明を行なったが、本発明のゲート駆動回路はHブリッジ型(2相ブリッジ)や4相以上のブリッジ型の電力変換装置に適用しても同様な効果が得られる。また、通電角180度の矩形波制御信号によるモータジェネレータの駆動を例に挙げたが、この制御手法に限定されるものではない。また、大電流を流す電力変換装置である場合には、パワーMOSFET51を並列接続して用いても良い。また、電力変換装置の半導体スイッチとしてパワーMOSFETを用いて説明したが、IGBTなど他の電圧駆動型の半導体スイッチでも構わない。
また、トランジスタQ1はpnp型のトランジスタとしたが、Pチャネル型のMOSFETで代用しても構わなく、MOSFETQ2やMOSFET Q3もnpn型のトランジスタでも構わない。ただし、安価で且つゲート駆動電源の負荷低減を考えると、紹介した実施の形態が最も適した組み合わせとなる。また、ゲート抵抗Rgの抵抗値を大きくすると、サージ電圧を所定値に制限する際にパワーMOSFET51のドレインからゲートに流れる電流は小さくなるため、ゲート駆動回路の各素子に小さい電力定格のものを使用することができ、ゲート駆動回路の小型化が図れる。ただし、ゲート抵抗Rgの抵抗値を大きくするとスイッチング損失が増大してしまうので、スイッチング損失の増大を許容できる範囲内でゲート抵抗Rgの抵抗値はできるだけ大きくしておくことが最良と言える。
本発明の第1の実施形態に係る半導体スイッチのゲート駆動回路とその周辺構成を示すブロック図である。 図1の半導体スイッチ回路を具体的な回路素子に置き換えた回路図である。 図2のゲート駆動回路によって駆動されるパワーMOSFETがオンからオフに移るまでの波形の一例である。 本発明の実施形態に係るモータジェネレータの3相駆動発電システムの全体構成図である。 図4においてモータジェネレータを駆動した場合の動作波形を示している。 本発明の第2の実施形態に係る半導体スイッチのゲート駆動回路とその周辺構成を示すブロック図である。 図6の半導体スイッチ回路を具体的な回路素子に置き換えた回路図である。 図7のゲート駆動回路によって駆動されるパワーMOSFETがオンからオフに移るまでの波形の一例である。 従来例に係るモータジェネレータの駆動発電システムの全体構成図である。 図9のゲート駆動回路の内部構成を示す回路図である。 図9においてモータジェネレータを駆動した場合の動作波形を示している。
符号の説明
11、12 ・・・ 半導体スイッチ回路、 21 ・・・ ゲートドライバ、
30a〜30f、31、31a〜31f、32・・・ゲート駆動回路、
40、41 ・・・ 制御回路、
50a〜50f、51、51a〜51f・・・ パワーMOSFET、
61、C1 ・・・ コンデンサ、 70、71 ・・・ 電力変換装置、
80、81 ・・・ モータジェネレータ、 90、91 ・・・ バッテリ、
Ldc ・・・ 寄生インダクタンス、 R1、R2、R3、Rg・・・ 抵抗、
D1 ・・・ 逆阻止ダイオード、 Z1、Z1a・・・ 定電圧ダイオード、
Q1 ・・・ pnp型トランジスタ、 Q2、Q3 ・・・Nチャネル型MOSFET。

Claims (6)

  1. 第1及び第2の主端子と制御端子とを有するパワー半導体スイッチの直列接続体を複数段並列接続して構成されたブリッジ型電力変換装置において、上記パワー半導体スイッチの第1の主端子と制御端子との間に、前記パワー半導体スイッチがターンオフするときのみ前記パワー半導体スイッチの第1及び第2の主端子間の電圧を所定値に制限するゲート駆動回路を設けたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記ゲート駆動回路は、前記パワー半導体スイッチの第1の主端子に接続された前記所定の制限電圧を調整する定電圧ダイオード素子と、前記パワー半導体スイッチの制御端子に接続された前記パワー半導体スイッチの制御端子から第1の主端子へ電流が流れるのを阻止する逆阻止ダイオード素子と、前記定電圧ダイオード素子と逆阻止ダイオード素子の間に接続される前記パワー半導体スイッチの制御端子の電圧によって制御される半導体スイッチ回路から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記半導体スイッチ回路の出力段スイッチはpnp型のトランジスタであり、前記トランジスタのベース端子は抵抗素子を介して前記パワー半導体スイッチの制御端子の電圧によってオンオフ制御されるMOSFETのドレイン端子に接続されることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記MOSFETのオンしきい値電圧は前記パワー半導体スイッチのオンしきい値電圧よりも小さく、前記MOSFETのゲート端子は前記パワー半導体スイッチの制御端子に直接接続されていることを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記MOSFETのゲート端子には抵抗素子と容量素子で構成されるフィルタ回路が接続され、前記フィルタ回路の時定数は前記パワー半導体スイッチのターンオフ時に消費する直流電源ラインの寄生インダクタンスのエネルギーを全て吸収するまでの期間、前記MOSFETのオン電圧を保つ時定数であることを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  6. 前記容量素子は前記パワー半導体スイッチのゲート入力容量よりも十分に小さい容量である請求項5に記載の電力変換装置。
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