JP5490558B2 - ファンモータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファンモータの駆動を制御するファンモータ制御装置に関し、特に、ファンモータへの電源が切断されたときに機能する制動回路を備えるファンモータ制御装置に関する。
家電機器や産業機器などの多くの装置には、機器内部の温度上昇による部品や装置自体の焼損を防ぐため、装置の機器内部を冷却するためのファンが設けられている。機器の内部も高性能、高密度となってきているため、ファンの冷却性能はより高いものが要求され、ファンの回転速度も高速化が求められている。このため、電源が切断された後も、ファンは慣性で回転し続け、特に制動しない場合は、しばらく時間を経過した後に停止する。
このように、従来のファンは、電源が切断した後にも慣性で回転し続けるため、使用者が、ファンが回転していることに気づかずに誤ってファンに触れてしまうことや、メンテナンスを実施する際に、ファンの回転が停止するまでメンテナンスの作業が実施できないため作業効率が悪くなる、などの問題がある。
このような問題に対して、従来、電源が切断した後に、強制的に制動(ブレーキ)をかけてファンを即時に停止させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に示されたファンを即時に停止させる方法では、電源を切断する時にファンの各固定子磁極のコイル両端を瞬間的に短絡させ、一つの密閉回路を作り、さらに、電源を切断した後のファンの慣性回転を利用してそのコイルに誘起電流を起こさせて、一つの磁場を発生させている。この誘起電流はファンの慣性回転が続く間、密閉回路になったコイルに残留して消えないため、磁場は一定の磁性を有し、ファンの回転速度によって増減するこの磁力の方向はファンの回転方向に反対するため、強力な抵抗力になり、直ちにファンの回転を停止させる、としている。
特開2005−245188号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているファンを即時に停止させる方法には次のような問題がある。
すなわち、特許文献1のファンを即時に停止させる方法では、電源が切断した後、コイルの両端を強制的に短絡させてコイルに誘起電流を発生させているが、急激に制動をかけるため、ファンを駆動するファンモータ駆動回路のスイッチング素子に過大な電流が流れて損傷する恐れが有るという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡単な回路構成でありながら、電源が切断されたときに、ファンモータの駆動回路に過大な電流を流さずに迅速にファンモータの回転を停止することが可能なファンモータ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明によるファンモータ制御装置は、複数相の駆動コイルを備えたファンモータを駆動する駆動回路部と、前記ファンモータの回転を制御する制動信号を前記駆動回路部に出力する制動回路部とを備えたファンモータ制御装置であって、前記ファンモータへの電源電圧の供給が切断された場合、前記制動回路部は、前記電源電圧が第1の閾値以下になったときに第1の制動信号を前記駆動回路部に出力する第1の制動回路と、前記電源電圧が前記第1の閾値よりも低い第2の閾値以下になったときに第2の制動信号を前記駆動回路部に出力する第2の制動回路とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のファンモータ制御装置において、前記第1の制動信号は前記ファンモータの回転速度を徐々に制動することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載のファンモータ制御装置において、前記第1の制動回路は、前記電源電圧が第1の閾値以下になったときにリセットする第1のリセット回路と、前記第1のリセット回路がリセットしたときにオン動作して前記第1の制動信号を前記駆動回路部に出力する第1のスイッチング素子とを備え、前記第2の制動回路は、前記電源電圧が第2の閾値以下になったときにリセットする第2のリセット回路と、前記第2のリセット回路がリセットしたときにオン動作して前記第2の制動信号を前記駆動回路部に出力する第2のスイッチング素子とを備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載のファンモータ制御装置において、前記第1の制動回路は前記電源電圧が第1の閾値以下になったときに前記第1のスイッチング素子を介して前記駆動回路部に放出する放電電流を蓄積する第1のコンデンサを備え、前記第2の制動回路は前記電源電圧が第2の閾値以下になったときに前記第2のスイッチング素子を介して前記駆動回路部に放出する放電電流を蓄積する第2のコンデンサを備えることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載のファンモータ制御装置において、前記制動回路部は、前記第1の制動回路と前記第2の制動回路の間に、第2の制動信号を出力するときに前記第2のコンデンサの充電電流に加えて前記第1のコンデンサに残留している充電電流を前記駆動回路部に放出するためのダイオードをさらに備えることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1つに記載のファンモータ制御装置において、前記第1の制動回路は第1の抵抗素子と前記第2の制動回路と共有する第3のコンデンサを備え、前記第1の制動信号の電流波形の時定数が前記第1の抵抗素子と前記第3のコンデンサの値で決定されるとともに、前記第2の制動回路は第2の抵抗素子と前記第3のコンデンサを備え、前記第2の制動信号の電流波形の時定数が前記第2の抵抗素子と前記第3のコンデンサの値で決定されることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1つに記載のファンモータ制御装置において、前記駆動回路部は前記ファンモータの各相毎に駆動電流を流すべく前記各相毎に設けられたハイサイドスイッチング素子およびローサイドスイッチング素子を有するインバータ回路を備え、前記制動回路部は前記第1の制動信号および前記第2の制動信号を前記ローサイドスイッチング素子に出力することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項7に記載のファンモータ制御装置において、前記駆動回路部は前記インバータ回路に駆動信号を出力するプリドライブ回路を備え、前記制動回路部は前記プリドライブ回路の出力電圧を監視することにより前記電源電圧の低下分を検知することを特徴とする。
本発明によるファンモータ制御装置は、以上のように構成したため、簡単な回路構成でありながら、電源が切断されたときに、ファンモータの駆動回路に過大な電流を流さずに迅速にファンモータの回転を停止することが可能なファンモータ制御装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るファンモータ制御装置を示す回路構成図である。 比較例として、従来の一段のみの制動を行うファンモータ制御装置において、(a)は制動動作を行った際の駆動コイルに流れる制動電流の電流波形の一例を示す図、(b)は制動動作を行った際の時間とモータ回転速度との関係を示す概念図である。 本発明の一実施形態に係るファンモータ制御装置において、(a)は制動動作を行った際の駆動コイルに流れる制動電流の電流波形の一例を示す図、(b)は制動動作を行った際の時間とモータ回転速度との関係を示す概念図である。 本発明の別の実施形態に係るファンモータ制御装置を示す回路構成図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るファンモータ制御装置を示す回路構成図である。
図1に示すように、ファンモータ制御装置1は、ファンモータ11を駆動する駆動回路部12と、ファンモータ11の回転を制御する制動信号を駆動回路部12に出力する制動回路部2とを備えている。尚、本実施形態におけるファンモータ11はU相,V相,W相の3相の駆動コイルを有してロータ軸にファンを連結する3相モータである(モータ構造は図示せず)。
駆動回路部12は、ファンモータ11の駆動コイルに駆動電流を供給するインバータ回路13と、インバータ回路13に駆動信号を出力するプリドライブ回路14とを備えている。
インバータ回路13は、ファンモータ11の駆動コイルに駆動電流を供給するための6個のスイッチング素子Q3〜Q8を備えており、スイッチング素子Q3,Q5,Q7は直流電源Vccの正極側に配置されたPチャンネルのMOSFETからなるハイサイドスイッチング素子であり、スイッチング素子Q4,Q6,Q8は直流電源Vccの負極側に配置されたNチャンネルのMOSFETからなるローサイドスイッチング素子である。6個のスイッチング素子は、Q3とQ4、Q5とQ6、Q7とQ8とがそれぞれ直列に接続されており、それぞれの直列回路が並列に接続されてブリッジ回路を構成している。スイッチング素子Q3,Q4の接続点がU相の駆動コイルに接続され、スイッチング素子Q5,Q6の接続点がV相の駆動コイルに接続され、スイッチング素子Q7,Q8の接続点がW相の駆動コイルに接続されている。
プリドライブ回路14は、インバータ回路13の6個のスイッチング素子Q3〜Q8のそれぞれのゲート端子に接続される複数の出力端子を備えており、出力端子から出力される駆動信号を制御して、スイッチング素子Q3〜Q8のオン/オフ動作を制御する。また、プリドライブ回路14は、直流電源Vccからの電源電圧を入力するVcc端子と、電源電圧をもとに内部回路で電圧変換されて生成された所定の電圧を出力するVreg端子を備えている。
制動回路部2は、直流電源Vccの正極端子と接続されて、電源電圧が入力されるプラス(+)端子と、直流電源Vccの負極端子と接続されるマイナス(−)端子と、駆動回路部12におけるダイオードD3,D4,D5のそれぞれを介してインバータ回路13のローサイドスイッチング素子Q4,Q6,Q8のそれぞれのゲート端子に接続されるA端子(出力端子)と、プリドライブ回路14のVreg端子に接続されるB端子(入力端子)の4つの外部端子を備えている。
また、制動回路部2は、第1の制動回路3と、第2の制動回路4とを備えている。また、第1の制動回路3は、第1のリセット回路5と、バイポーラトランジスタからなる第1のスイッチング素子Q1と、有極性のコンデンサ(第1のコンデンサ)C1とを備えており、第2の制動回路4は、第2のリセット回路6と、バイポーラトランジスタからなる第2のスイッチング素子Q2と、有極性のコンデンサ(第2のコンデンサ)C2とを備えている。また、第1の制動回路3および第2の制動回路4には、両方の回路で共有するコンデンサ(第3のコンデンサ)C3を備えている。
第1のリセット回路5および第2のリセット回路6は、CMOS等から構成されるシステムリセット機能付きの電圧監視部品により構成され、例えば、集積回路(IC;Integrated
Circuit)として市販されている電子部品(例えば、ローム株式会社のリセットIC BDシリーズ)が適用可能である。本実施形態による第1のリセット回路5および第2のリセット回路6は、電源電圧用のVdd端子,GND用のG端子,リセット出力用のVout端子が設けられている。第1のリセット回路5および第2のリセット回路6のそれぞれのVdd端子は抵抗素子R3を介して制動回路部2のB端子(入力端子)に接続されている。また、第1のリセット回路5のVout端子は抵抗素子を介して第1のスイッチング素子Q1のベース端子に、第2のリセット回路6のVout端子は抵抗素子を介して第2のスイッチング素子Q2のベース端子に接続されている。また、第1のリセット回路5および第2のリセット回路6のそれぞれのVdd端子とG端子との間には電圧監視用のコンデンサC4が接続されている。第1のリセット回路5および第2のリセット回路6は、このコンデンサC4に充電される電圧、言い換えれば、抵抗素子R3を介してプリドライブ回路14のVreg端子の電圧を監視し、電源電圧の低下分に追随する電圧を検知するようにしている。
第1のスイッチング素子Q1は、そのエミッタ端子が第1のコンデンサC1の正極側に、コレクタ端子が抵抗素子(第1の抵抗素子)R1を介して制動回路部2のA端子(出力端子)に接続されている。また、第2のスイッチング素子Q2は、そのエミッタ端子が第2のコンデンサC2の正極側に、コレクタ端子が抵抗素子(第2の抵抗素子)R2を介して制動回路部2のA端子(出力端子)に接続されている。また、A端子と抵抗素子R1と抵抗素子R2との接続点とマイナス(−)端子間には第3のコンデンサC3が接続されている。
第1のコンデンサC1の正極側は、ダイオードD1のカソード端子と接続されており、ダイオードD1,抵抗素子R4を介して制動回路部2のプラス(+)端子に接続されている。また、第2のコンデンサC2の正極側は、ダイオードD2のカソード端子と接続されており、ダイオードD2,抵抗素子R4を介して制動回路部2のプラス(+)端子に接続されている。
次に、制動回路2の制動動作について具体的に説明する。
ファンモータ制御装置1において、ファンモータ11に直流電源Vccから電源電圧(例えば、DC12V)が供給されて定常運転を行っている期間は、制動回路部2の電圧監視用のコンデンサC4には所定の電圧が印加されている。何らかの要因で直流電源Vccが切断され、プリドライブ回路14のVcc端子に電源電圧が供給されなくなると、プリドライブ回路14のVreg端子から出力される電圧(例えば、DC5V)が低下を開始し、コンデンサC4の電圧も低下し始める。
第1段の制動動作は、第1の制動回路3により行われる。コンデンサC4に印加される電圧が第1の閾値(たとえば、DC4V)以下になったとき、第1のリセット回路5は、Vdd端子でその電圧を検出し、Vout端子をHighレベルからLowレベルに切換え、第1のスイッチング素子Q1が導通する。これにより、第1のコンデンサC1に充電されていたエネルギーが第1の制動信号として第1の抵抗素子R1を通って制動回路部2のA端子から出力される。第1の制動信号は制動開始からしばらくは徐々に増加した後、第1のコンデンサC1に蓄積されたエネルギーが放出されるまで徐々に減衰しながら流れ続ける。第1の制動信号が流れ続ける時間は、第1のコンデンサC1の容量値で調整される。
制動回路部2のA端子から出力された第1の制動信号は、ダイオードD3,D4,D5を通ってローサイドスイッチング素子Q4,Q6,Q8のゲート端子に供給され、ローサイドスイッチング素子Q4,Q6,Q8が導通する。これにより、各相(U相,V相,W相)は短絡され、第1の制動がかかる。ローサイドスイッチング素子Q4,Q6,Q8に流れる電流の立ち上がりの傾斜は、第1の抵抗素子R1と第3のコンデンサC3により決定される回路時定数に依存するが、本実施形態では、第1の抵抗素子R1の抵抗値を比較的大きな値(例えば、数十kΩ)に設定しているため、回路時定数は大きくなり、駆動コイルに流れる制動電流の立ち上がりは緩やかな傾斜となり、駆動コイルに流れる制動電流のピーク電流の値は低く抑えられる。また、これにより、ファンモータ11に対しては、ゆるやかな制動動作となる。
次に、第2段の制動動作は、第2の制動回路4により行われる。コンデンサC4に印加される電圧が第2の閾値(たとえば、DC3V)以下になったとき、第2のリセット回路6は、Vdd端子でその電圧を検出し、Vout端子をHighレベルからLowレベルに切換え、第2のスイッチング素子Q2が導通する。これにより、第2のコンデンサC2に充電されていたエネルギーが第2の制動信号として第2の抵抗素子R2を通って制動回路部2のA端子から出力される。第2の制動信号は制動の開始時には急激に立ち上がり、その後、第2のコンデンサC2に蓄積されたエネルギーが放出されるまで徐々に減衰しながら流れ続ける。第2の制動信号が流れ続ける時間は、第2のコンデンサC2の容量値で調整される。
制動回路部2のA端子から出力された第2の制動信号は、ダイオードD3,D4,D5を通ってローサイドスイッチング素子Q4,Q6,Q8のゲート端子に供給され、ローサイドスイッチング素子Q4,Q6,Q8が導通する。これにより、各相(U相,V相,W相)は短絡され、第2の制動がかかる。ローサイドスイッチング素子Q4,Q6,Q8に流れる電流の立ち上がりの傾斜は、第2の抵抗素子R2と第3のコンデンサC3により決定される回路時定数に依存するが、本実施形態では、第2の抵抗素子R2の抵抗値を第1の抵抗素子R1と比較して小さな値(例えば、数百Ω)に設定しているため、回路時定数は小さくなり、駆動コイルに流れる制動電流の立ち上がりは急激な傾斜となり、ファンモータ11に対して強い制動動作となる。しかしながら、第2段の制動動作時には、第1段の制動動作によりファンモータ11の回転速度が定常時よりも低くなっているため、駆動コイルに流れる制動電流のピーク電流は比較的低く抑えられる。また、2段の制動を行っているため、制動力は1段のみの制動よりも強く、制動を開始してから短時間でファンモータ11の回転を停止することができる。
次に、図2および図3を用いて、制動回路2の制動動作による作用効果について、詳しく説明する。図2は、比較例として、従来の一段のみの制動を行うファンモータ制御装置において、(a)は制動動作を行った際の駆動コイルに流れる制動電流の電流波形の一例を示す図、(b)は制動動作を行った際の時間とモータ回転速度との関係を示す概念図であり、図3は、本発明の一実施形態に係るファンモータ制御装置において、(a)は二段の制動動作を行った際の駆動コイルに流れる制動電流の電流波形の一例を示す図、(b)は二段の制動動作を行った際の時間とモータ回転速度との関係を示す概念図である。
従来のファンモータ制御装置においては、図2(b)において、ファンモータに駆動電流が流れ回転速度N11で定常運転している期間(定常運転期間:T10〜T11)から、何らかの要因で電源が切断された場合(T11の時点)、しばらくはファンが慣性で高速回転する期間(慣性回転期間:T11〜T12)を経て、制動回路の指令により駆動コイルには制動電流が急激に流れる。このため、図2(a)に示すように、駆動コイルに流れる制動電流は急激に上昇し、その後、徐々に減衰する電流波形を示す。図2(b)に示すように、制動電流が流れている期間(制動期間:T12〜T13)には、回転速度がN12まで低下し、その後、しばらくの間、慣性で低速回転する期間(慣性回転期間:T13〜T14)を経て、ファンモータは回転を停止する(T14の時点)。駆動コイルに流れる制動電流が急激に上昇するため、図に示す制動電流のピーク値I11は比較的大きな値(例えば、16A程度)を示すとともに、制動を開始してからファンモータが完全に停止するまでの時間(T12〜T14)は比較的長い時間(例えば、2.5秒程度)を要する。
これに対して、本実施形態に係るファンモータ制御装置1では、次のような作用効果を奏する。
図3(b)において、ファンモータに駆動電流が流れて回転速度N1で定常運転している期間(定常運転期間:T0〜T1)から、何らかの要因で電源が切断された場合(T1の時点)、しばらくはファンが慣性で高速回転する期間(慣性回転期間:T1〜T2)を経て、第1の制動回路3から出力される第1の制動信号により駆動コイルには制動電流がゆるやかな傾斜の立ち上がりで流れる。このため、図3(a)に示すように、駆動コイルに流れる制動電流はゆるやかに上昇し、その後、徐々に減衰する電流波形を示す。図3(b)に示すように、第1の制動信号により制動電流が流れている期間(制動期間:T2〜T3)には、回転速度がN2まで低下する。
次に、第2の制動回路4から出力される第2の制動信号により駆動コイルには制動電流が急激な傾斜の立ち上がりで流れる。このため、図3(a)に示すように、駆動コイルに流れる制動電流は急激に上昇し、その後、徐々に減衰する電流波形を示す。図3(b)に示すように、第2の制動信号は第1の制動信号が収束する前に立ち上がっており、第2の制動信号により制動電流が流れている期間(制動期間:T3〜T4)には、回転速度がN3まで低下する。その後、しばらくの間、慣性で低速回転する期間(慣性回転期間:T4〜T5)を経て、ファンモータは回転を停止する(T5の時点)。
第1制動期間では駆動コイルに流れる制動電流がゆるやかに上昇するため、そのピーク値は低く、第2の制動期間では駆動コイルに流れる制動電流が急激に上昇するものの、その時点では第1の制動によりファンモータ11の回転数が低下しているため、そのピーク値I11は従来の一段のみの制動よりも小さな値(例えば、12A程度)を示すとともに、第1段の制動と第2段の制動の2段制動を行っているためその制動力は強く、制動を開始してからファンモータが完全に停止するまでの時間(T2〜T5)は従来の一段のみの制動よりも短い時間(例えば、2秒程度)となる。
上記のように、本実施形態に係るファンモータ制御装置1においては、第1段の制動動作により駆動コイルに流れる制動電流のピーク値および第2段の制動動作により駆動コイルに流れる制動電流のピーク値は、共に低く抑えることができる。
また、ファンモータ11の制動動作を開始してから回転が停止するまでの時間を短くすることができる。
以上のように、本実施形態に係るファンモータ制御装置1は、ファンモータ11への電源電圧の供給が切断された場合、電源電圧が第1の閾値以下になったときに第1の制動信号を駆動回路部12に出力する第1の制動回路3と、電源電圧が第1の閾値よりも低い第2の閾値以下になったときに第2の制動信号を駆動回路部12に出力する第2の制動回路4とを制動回路部2に備えたことにより、簡単な回路構成でありながら、ファンモータ11の駆動回路に過大な電流を流さずに迅速にファンモータ11の回転を停止することが可能なファンモータ制御装置を提供することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るファンモータ制御装置について説明するが、以下では、上述した第1実施形態に係るファンモータ制御装置1の構成要素に対応する構成要素には、同一の符号を付して参照し、第1実施形態に係るファンモータ制御装置1と共通する部分の説明は適宜省略して、主として相違点について説明する。
図4は、本発明の第2実施形態に係るファンモータ制御装置1aを示す回路構成図である。
図4に示すように、本実施形態に係るファンモータ制御装置1aにおいては、制動回路部2aは、第1実施形態に係るファンモータ制御装置1の制動回路部2とは異なり、第1のコンデンサC1の正極側とダイオードD2のカソード端子との間にダイオードD6が配置されている。上記以外の構成は、第1実施形態と同様な回路構成である。
本実施形態に係るファンモータ制御装置1aにおいて、電源が切断されたときの第1段の制動動作はファンモータ制御装置1と同様である。第2段の制動動作では、コンデンサC4に印加される電圧が第2の閾値(たとえば、DC3V)以下になったとき、第2のリセット回路6は、Vdd端子でそれを検出し、Vout端子をHighレベルからLowレベルに切換え、第2のスイッチング素子Q2が導通する。これにより、第2のコンデンサC2に充電されていたエネルギーが第2の制動信号として第2の抵抗素子R2を通って制動回路部2aのA端子から出力される。これと同時に、第1段の制動動作で第1のコンデンサから放電しきれなかった残留エネルギーがダイオードD6を介して第2のコンデンサC2に流れるため、第2のコンデンサC2に蓄積されたエネルギーに加えて第1のコンデンサC1の残留エネルギーが放出されるまで第2の制動信号が流れ続ける。したがって、本実施形態における第2段の制動動作においては、第1実施形態における第2段の制動動作のときよりも長い時間、第2の制動信号を出力することができる。結果的に、第2段の制動動作では、駆動コイルには、第1のコンデンサC1の残留エネルギーが放出される分だけ長い時間、制動電流が流れる。
以上のように構成したファンモータ制御装置1aは、第1実施形態に係るファンモータ制御装置1と同様に、ファンモータ11への電源電圧の供給が切断された場合、電源電圧が第1の閾値以下になったときに第1の制動信号を駆動回路部12に出力する第1の制動回路3と、電源電圧が第1の閾値よりも低い第2の閾値以下になったときに第2の制動信号を駆動回路部12に出力する第2の制動回路4とを制動回路部2aに備えたことにより、簡単な回路構成でありながら、ファンモータ11の駆動回路に過大な電流を流さずにファンモータ11の回転を停止することができるとともに、第1のコンデンサC1の残留エネルギーを有効に利用することで、簡易な回路で制動期間を長くすることが可能となる。これは、例えば、第2のコンデンサC2として、部品実装スペースの関係上、比較的小さな容量のコンデンサしか使用できない場合、第2のコンデンサC2の蓄積エネルギーの不足分を第1のコンデンサC1の残留エネルギーで補うことができるため、有効である。
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態の回路構成のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
たとえば、上記の実施形態においては、電源が切断したときに監視する電圧を電源電圧の低下分に追随したプリドライブ回路の出力電圧(Vreg端子より出力される電圧)としたが、直流電源Vccの電源電圧を監視するようにしてもよい。しかしながら、電源電圧はプリドライブ回路の出力電圧よりも高い電圧となるため、第1のリセット回路および第2のリセット回路を高い電圧の監視できる仕様の回路にする、あるいは電源電圧を分圧して低い電圧に下げて監視するなどの対応が必要となるため、電圧の低いプリドライブ回路の出力電圧を監視する方が好ましい。
また、上記の実施形態においては、第1の制動信号および第2の制動信号はどちらもインバータ回路のローサイドスイッチング素子に出力するようにしているが、入力側に大きなコンデンサが接続されており、電源が切断されていても制動動作を行う期間にプリドライブ回路が動作可能でかつ、ローサイドスイッチング素子が導通可能であれば、第1の制動信号および第2の制動信号をハイサイドスイッチング素子に出力して制動動作を行うようにしても構わない。しかしながら、ハイサイドスイッチング素子への制動信号の出力については、以上の様な制約条件があるため、汎用的には、第1の制動信号および第2の制動信号はインバータ回路のローサイドスイッチング素子に出力する方が望ましい。
また、上記の実施形態では、3相の駆動コイルを有する3相モータを制御するファンモータ制御装置について説明したが、本発明に係るファンモータ制御装置の制御対象は3相モータに限定されるものではなく、2相以上の複数相の駆動コイルを備えるモータに対して適用可能である。
1,1a:ファンモータ制御装置、2,2a:制動回路部、3:第1の制動回路、4:第2の制動回路、5:第1のリセット回路、6:第2のリセット回路、11:ファンモータ、12:駆動回路部、13:インバータ回路、14:プリドライブ回路、D1〜D6:ダイオード、C1:コンデンサ(第1のコンデンサ),C2:コンデンサ(第2のコンデンサ),C3:コンデンサ(第3のコンデンサ)、C4:コンデンサ、R1:抵抗素子(第1の抵抗素子)、R2:抵抗素子(第2の抵抗素子)、R3,R4:抵抗素子、Q1:第1のスイッチング素子(バイポーラトランジスタ)、Q2:第2のスイッチング素子(バイポーラトランジスタ)、Q3,Q5,Q7:ハイサイドスイッチング素子(MOSFET)、Q4,Q6,Q8:ローサイドスイッチング素子(MOSFET)、Vcc:直流電源

Claims (8)

  1. 複数相の駆動コイルを備えたファンモータを駆動する駆動回路部と、前記ファンモータの回転を制御する制動信号を前記駆動回路部に出力する制動回路部とを備えたファンモータ制御装置であって、
    前記ファンモータへの電源電圧の供給が切断された場合、前記制動回路部は、前記電源電圧が第1の閾値以下になったときに第1の制動信号を前記駆動回路部に出力する第1の制動回路と、前記電源電圧が前記第1の閾値よりも低い第2の閾値以下になったときに第2の制動信号を前記駆動回路部に出力する第2の制動回路とを備えたことを特徴とするファンモータ制御装置。
  2. 前記第1の制動信号は前記ファンモータの回転速度を徐々に制動することを特徴とする請求項1記載のファンモータ制御装置。
  3. 前記第1の制動回路は、前記電源電圧が第1の閾値以下になったときにリセットする第1のリセット回路と、前記第1のリセット回路がリセットしたときにオン動作して前記第1の制動信号を前記駆動回路部に出力する第1のスイッチング素子とを備え、前記第2の制動回路は、前記電源電圧が第2の閾値以下になったときにリセットする第2のリセット回路と、前記第2のリセット回路がリセットしたときにオン動作して前記第2の制動信号を前記駆動回路部に出力する第2のスイッチング素子とを備えることを特徴とする請求項1または2記載のファンモータ制御装置。
  4. 前記第1の制動回路は前記電源電圧が第1の閾値以下になったときに前記第1のスイッチング素子を介して前記駆動回路部に放出する放電電流を蓄積する第1のコンデンサを備え、前記第2の制動回路は前記電源電圧が第2の閾値以下になったときに前記第2のスイッチング素子を介して前記駆動回路部に放出する放電電流を蓄積する第2のコンデンサを備えることを特徴とする請求項3記載のファンモータ制御装置。
  5. 前記制動回路部は、前記第1の制動回路と前記第2の制動回路の間に、第2の制動信号を出力するときに前記第2のコンデンサの充電電流に加えて前記第1のコンデンサに残留している充電電流を前記駆動回路部に放出するためのダイオードをさらに備えることを特徴とする請求項4記載のファンモータ制御装置。
  6. 前記第1の制動回路は第1の抵抗素子と前記第2の制動回路と共有する第3のコンデンサを備え、前記第1の制動信号の電流波形の時定数が前記第1の抵抗素子と前記第3のコンデンサの値で決定されるとともに、前記第2の制動回路は第2の抵抗素子と前記第3のコンデンサを備え、前記第2の制動信号の電流波形の時定数が前記第2の抵抗素子と前記第3のコンデンサの値で決定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載のファンモータ制御装置。
  7. 前記駆動回路部は前記ファンモータの各相毎に駆動電流を流すべく前記各相毎に設けられたハイサイドスイッチング素子およびローサイドスイッチング素子を有するインバータ回路を備え、前記制動回路部は前記第1の制動信号および前記第2の制動信号を前記ローサイドスイッチング素子に出力することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載のファンモータ制御装置。
  8. 前記駆動回路部は前記インバータ回路に駆動信号を出力するプリドライブ回路を備え、前記制動回路部は前記プリドライブ回路の出力電圧を監視することにより前記電源電圧の低下分を検知することを特徴とする請求項7記載のファンモータ制御装置。
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