JP6091632B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、負荷の電源入力部等に設けられ、電源から負荷への電流供給を半導体スイッチにて制御する回路に於ける突入電流を制限する突入電流制限回路を備えた電力変換装置に関するものである。
周知のように、電源から負荷への電流の供給を半導体スイッチにてオン、オフ制御する一般的な回路の例として、電源と負荷との間にエミッタとコレクタが接続された第1のトランジスタと、この第1のトランジスタのベースと接地との間にコレクタとエミッタが接続された駆動用トランジスタと、この駆動用トランジスタのベースに接続されたスイッチとを備えた回路が存在する。そして、通常、負荷と第1のトランジスタとの接続部と接地電位部との間にコンデンサが接続されている。つまり、このコンデンサは、負荷に対して並列に接続されている。
このように構成された周知の回路に於いて、スイッチをオンとすることにより駆動用トランジスタをターンオンし、これにより第1のトランジスタがターンオンされ、電源から負荷に電流が供給される。又、スイッチをオフとすることにより、駆動用トランジスタをターンオフし、これにより第1のトランジスタがターンオフとなり、電源から負荷への電流の供給が停止される。
ここで、負荷に並列に接続されたコンデンサは、容量性の負荷であるため、第1のトランジスタのターンオン時にはコンデンサを充電するための突入電流が電源から第1のトランジスタを経由して流れる。従って、第1のトランジスタは、この突入電流に耐えられる電流定格を備えることが必要となる。しかし、コンデンサが充電された後の定常時は、第1のトランジスタには負荷で決まる電流が流れるのみであるため、第1のトランジスタとして突入電流に耐えるためだけに大きな電流定格、即ち、大きなサイズのトランジスタを適用することは、製品の小型化と低コスト化の弊害となる。
そこで、比較的小さい電流定格のトランジスタで負荷への電流供給をオン、オフすることを可能にするために、定常時の負荷への電流供給には影響を与えずスイッチオン時の突入電流を制限する回路を設けるようにした突入電流制限回路が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された回路は、第1のトランジスタのエミッタと電源との間に突入電流検出用の抵抗が接続され、この抵抗を介して第1のトランジスタのエミッタとベースとの間に、エミッタとコレクタが接続された第2のトランジスタを備えている。その他の構成は前述の周知の回路と同様である。
特許文献1に開示された従来の突入電流制限回路に於いて、スイッチのオンにより駆動用トランジスタをターンオンし、これにより第1のトランジスタがターンオンされ、電源から負荷に電流が供給される。このとき、負荷に並列接続されたコンデンサを充電するための突入電流が電源から第1のトランジスタを経由して流れるが、電源とトランジスタの間に突入電流検出用の抵抗が接続されているため、この抵抗の両端には突入電流に応じた電圧差が発生する。
この抵抗の両端の電圧差は第2のトランジスタのベースバイアス電圧となるため、突入電流が所定値を超えると第2のトランジスタはオン状態となり、第1のトランジスタのベースバイアス電圧が小さくなることで第1のトランジスタのエミッタ・コレクタ間電圧が大きくなることにより、突入電流の増大を抑制するように働く。即ち、抵抗の値を適宜に設定することにより、第1のトランジスタに流れる突入電流を抑制することができる。
特開平6−59754号公報
前述の特許文献1に開示された従来の突入電流制限回路に於ける突入電流の増加速度は、電源の電圧とコンデンサの電圧との差電圧と、電源からコンデンサへの電流経路のインピーダンスによって決まるが、一般的に非常に大きい。一方で、第2のトランジスタのターンオン速度や、第1のトランジスタのターンオフ速度は、非常に高速なタイプのトランジスタを用いても、せいぜい2桁[ns]のオーダーであり、且つ、突入電流の制限動作が始まるのは、抵抗で設定した制限電流値に実際の突入電流が到達してからとなる。
従って、前述の従来の突入電流制限回路に於ける実際の突入電流は、第2のトランジスタと第1のトランジスタの動作遅れによって大きなオーバーシュートが発生することになる。特に、駆動用トランジスタのオン、オフを制御するスイッチがオンの定常状態になった後に、電源の電圧が何らかの原因で急峻に上昇した際の突入電流のオーバーシュートは、スイッチのターンオン時の突入電流に対してより顕著になりやすい。突入電流の大きなオーバーシュートは、第1のトランジスタの部品選定に於いてより大きな電流定格の部品が必要となり、EMC(Electromagnetic Compatibility;;電磁両立性)の観点からもその急峻な電流変化は伝導および放射のノイズ源にもなり得る。従って、特に電源電圧の急峻な上昇が頻繁に発生するアプリケーションでは、突入電流への対策はより重要な課題となる。
この発明は、従来の突入電流制限回路に於ける前述のような課題を解決するためになされたもので、定常時の負荷への電流供給には影響を与えず、比較的小さい電流定格の半導体スイッチで負荷への電流供給をオン、オフすることを可能にし、且つ、EMC性能にも優れた突入電流制限回路を備えた電力変換装置を提供することを目的とする。
この発明による電力変換装置は、
パワー半導体スイッチにより各アームが構成される3相ブリッジ回路を有し、直流端子に直流電源が接続され、交流端子に回転電機の電機子巻線が接続される電力変換部と、
前記電力変換部の前記直流端子間に接続され、前記パワー半導体スイッチを制御する制御回路と、
を備えた電力変換装置であって、
前記回転電機を電動機として動作させる電動機動作モードと、前記回転電機を発電機として動作させる発電機動作モードとを有し、
前記パワー半導体スイッチは、
前記電動機動作モードのときは、前記直流電源からの直流電力を前記電力変換部により交流電力に変換するように前記制御回路により制御され、前記発電機動作モードのときは、駆動源により駆動されて発電する前記回転電機から出力される交流電力を前記電力変換部により直流電力に変換するように前記制御回路により制御され、
前記制御回路は、
突入電流制限回路を介して前記電力変換部の直流端子の正側電極から前記直流電源からの動作電源の供給を受けるように構成され、且つ、前記電動機動作モードのときは、前記回転電機の回転子の電気角周期に同期して1パルスを通電させるように前記パワー半導体スイッチを制御するように構成され、
前記突入電流制限回路は、
前記直流電源と前記制御回路との間に接続された第1の半導体スイッチと、前記直流電源と前記第1の半導体スイッチとの間に接続され、インダクタと電流検出用抵抗とを直列に接続してなる直列回路と、前記直列回路の両端電圧によって出力端子間電圧が制御される第2の半導体スイッチとを備え、前記第2の半導体スイッチの出力端子間電圧に基づいて、前記第1の半導体スイッチの制御端子に印加される電圧を制御することにより前記制御回路への電流を制限するように構成されている、
ことを特徴とするものである。
この発明による突入電流制限回路によれば、定常時の負荷への電流供給には影響を与えず、スイッチオン時および電源電圧が急峻に上昇した際の突入電流をオーバーシュートなく滑らかに制限することで、比較的小さい電流定格のトランジスタで負荷への電流供給をオン、オフ可能にし、かつEMC性能にも優れた突入電流制限回路を得ることができる。
又、この発明による電力変換装置によれば、突入電流制限回路を備えているので、制御回路の動作電源を電力変換装置の直流端子ラインから装置内部で供給することが可能となる。その結果、制御回路の動作電源専用に外部から電源を供給するためのコネクタ接続点や車両ハーネスが不要となるので、車両ハーネスの簡素化・軽量化が図れるとともに、コネクタ接触不良やハーネス断線などの懸念がなくなるためシステム信頼性の向上にもつながる。
この発明の実施の形態1による突入電流制限回路を示す回路図である。 この発明の実施の形態2による突入電流制限回路を示す回路図である。 この発明の実施の形態3による突入電流制限回路を示す回路図である。 この発明の実施の形態4による電力変換装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による電力変換装置の動作を説明する波形図である。 負荷への電流供給をオン、オフ制御する周知の回路を示す回路図である。 従来の突入電流制限回路を示す回路図である。
先ず、この発明による突入電流制限回路をよりよく理解するために、この発明の背景となる技術について説明する。図6は、負荷への電流供給をオン、オフ制御する前述の周知の回路を示す回路図である。図6に於いて、スイッチ1のオンにより駆動用トランジスタQ2のベースにオン電圧が印加され、これにより第1のトランジスタQ1がターンオンされる。第1のトランジスタQ1がオンとなることで、電源2から負荷3に電流が供給される。ここで、負荷3に並列に接続されたコンデンサC1は容量性の負荷であるため、第1のトランジスタQ1のターンオン時にはコンデンサC1を充電するための突入電流が電源2から第1のトランジスタQ1を経由して流れる。
従って、第1のトランジスタQ1は、この突入電流に耐えられる電流定格の部品が必要となる。しかし、コンデンサC1が充電された後の定常時は、第1のトランジスタQ1には負荷3で決まる電流が流れるのみであるため、第1のトランジスタQ1の部品選定において突入電流に耐えるためだけに大きな電流定格、即ち、大きなサイズの部品を適用しなければならないのは製品の小型化と低コスト化の弊害となる。
そこで、比較的小さい電流定格のトランジスタで負荷への電流供給をオン、オフ可能にすることを目的として、定常時の負荷への電流供給には影響を与えずスイッチオン時の突入電流を制限する突入電流制限回路を設けた回路が特許文献1に示されている。図7は、特許文献1に示された従来の突入電流制限回路を示す回路図である。
図7に於いて、スイッチ1のオンにより第1のトランジスタQ1がターンオンして、コンデンサC1を充電するための突入電流が電源2から第1のトランジスタQ1を経由して流れる。ここで、電源2と第1のトランジスタQ1の間に突入電流検出用の抵抗R3が接続されているため、抵抗R3の両端には突入電流に応じた電圧差が発生する。この電圧差は第2のトランジスタQ3のベースバイアス電圧となるため、突入電流が所定値を超えると第2のトランジスタQ3はオン状態となり、第1のトランジスタQ1のベースバイアス電圧が小さくなることで第1のトランジスタQ1のエミッタ・コレクタ間電圧が大きくなり、突入電流の増大を抑制するように働く。即ち、抵抗R3の値を適宜に設定することにより、第1のトランジスタQ1に流れる突入電流を抑制することができる。
しかし、図7に示す回路における突入電流の増加速度は、電源2とコンデンサC1との差電圧と電源2からコンデンサC1への電流経路のインピーダンス(突入電流のような過渡的な動作に対しては、配線のインダクタンス成分が支配的である)によって決まるが、一般的に非常に大きい。一方で、第3のトランジスタQ3のターンオン速度や、第1のトランジスタQ1のターンオフ速度は、非常に高速なタイプのトランジスタを用いても2桁[ns]のオーダーであり、且つ、突入電流の制限動作が始まるのは、抵抗R3で設定した制限電流値に実際の突入電流が到達してからとなる。
従って、図7の回路に於ける実際の突入電流は、第2のトランジスタQ3と第1のトランジスタQ1の動作遅れによって大きなオーバーシュートが発生することになる。特に、スイッチ1がオンの定常状態になった後に、電源2の電圧が何らかの原因で急峻に上昇した際の突入電流のオーバーシュートは、スイッチ1のターンオン時の突入電流に対してより顕著になりやすい。突入電流の大きなオーバーシュートは、第1のトランジスタQ1の部品選定においてより大きな電流定格の部品が必要となり、EMCの観点からもその急峻な電流変化は伝導および放射のノイズ源にもなり得る。従って、特に電源電圧の急峻な上昇が頻繁に発生するアプリケーションでは、突入電流への対策はより重要な課題となる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による突入電流制限回路について図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明の実施の形態1による突入電流制限回路を示す回路図である。図1に於いて、突入電流制限回路5は、電源2と、負荷3とコンデンサC1との接続部と、の間に接続されている。この突入電流制限回路5に於いて、Pチャネル型の第1のトランジスタQ1は、電源2から負荷3とコンデンサC1の並列回路への電流供給を制御する第1の半導体スイッチであり、そのドレイン端子には負荷3とコンデンサC1の並列回路が接続され、ソース端子と電源2の間にはインダクタL1と突入電流検出用抵抗R3の直列回路が接続され、ゲート端子には第1の抵抗R1を介して、オン、オフ制御用半導体スイッチとしてのNPN型の駆動用トランジスタQ2のコレクタ端子が接続されている。
インダクタL1は、電源2とコンデンサC1の電圧差が大きい状況、即ち、突入電流が生じる状況を検出するためのインダクタ(コイル)である。又、インダクタL1に並列接続されたダイオードD1は、第1のトランジスタQ1の遮断時にインダクタL1の電流を還流させてインダクタL1のエネルギーを消費させるためのものである。更に、突入電流制限用のPNP型の第2のトランジスタQ3が設けられており、そのエミッタ端子は電源2に接続され、コレクタ端子は第5の抵抗R5を介して第1のトランジスタQ1のゲート端子に接続され、ベース端子は第4の抵抗R4を介して第1のトランジスタQ1のソース端子に接続されている。
スイッチ1は、電源2から負荷3に電流を供給する場合にオンさせるスイッチであり、駆動用トランジスタQ2のベース端子に接続されている。電源2は、バッテリ等の直流電源である。第2の抵抗R2は、第1のトランジスタQ1のゲート端子とソース端子の間に接続され、第1のトランジスタQ1のオン又はオフ時のゲート・ソース間電圧を制御するための抵抗である。尚、第5の抵抗R5は、第1の抵抗R1に対して十分に小さい値に設定されている。
次に、突入電流制限回路5の動作を説明する。負荷3に電源2からの電流を供給する場合、スイッチ1をオンする。スイッチ1のオンにより、駆動用トランジスタQ2のベースにはオン電圧が印加され、駆動用トランジスタQ2はオン状態になる。駆動用トランジスタQ2のオンにより、第1のトランジスタQ1のゲート・ソース間にはオン閾値を超えるバイアス電圧が印加され、第1のトランジスタQ1はオン状態になる。第1のトランジスタQ1のオンにより、電源2から負荷3とコンデンサC1の並列回路に電流が供給されるが、コンデンサC1は容量性の負荷であるためコンデンサC1を充電するための突入電流が電源2からトランジスタQ1を経由して流れる。
前述のように第1のトランジスタQ1のソース端子と電源2の間にはインダクタL1と突入電流検出用の第3の抵抗R3の直列回路が接続されているが、このような突入電流が流れる状況、即ち電源2とコンデンサC1の電位差が大きい場合には、インダクタL1の両端間の電圧が上昇する。この電圧上昇により、第2のトランジスタQ3のベースバイアス電圧はオン電圧を超えてベース電流が流れることで第2のトランジスタQ3はオンの状態になる。
その結果、第1のトランジスタQ1のゲート・ソース間電圧がオン閾値付近まで減少して、第1のQ1のドレイン・ソース間電圧が上昇し、インダクタL1と第3の抵抗R3の直列回路の両端電圧が1[V]程度になるように自動的にバランスを保ちながら、電源2からコンデンサC1への突入電流は滑らかに増加する。その後、突入電流が第3の抵抗R3で設定した制限電流値に達すると、突入電流値はコンデンサC1への充電が完了するまで制限電流値で一定に自動制御される。
更に、その後、コンデンサC1への充電が完了して電源2からの供給電流が第3の抵抗R3で設定した制限電流値を下回ると、第2のトランジスタQ3のベースバイアス電圧はオン電圧を下回ってベース電流が流れなくなるため第2のトランジスタQ3はオフの状態になり、その結果、第1のトランジスタQ1のゲート・ソース間電圧には十分なバイアス電圧が印加されて、第1のトランジスタQ1は完全オンの状態となり、スイッチ1がオンの定常状態へと移行する。
前述の定常状態に於いては、インダクタL1と突入電流検出用の第3の抵抗R3と第1のトランジスタQ1の抵抗値は何れも小さいので、突入電流制限回路5の適用は定常時の負荷3への電流供給には影響を与えない。尚、突入電流制限回路5における第1のトランジスタQ1の部品選定要件としては、突入電流の制限値に耐えられる定格電流で、且つ突入電流制限動作時の短時間の電力損失に耐えられる電力容量があればよいことになる。
次に、スイッチ1がオンの定常時、即ち、第1のトランジスタQ1が完全オンの定常時に、電源2の電圧が急峻に上昇した場合の突入電流制限回路5の動作を説明する。スイッチ1がオンの定常時には、電源2から負荷3への負荷電流はインダクタL1、第3の抵抗R3、第1のトランジスタQ1の小さい抵抗値を経由して供給されているため、電源2とコンデンサC1の電圧はほぼ同じとなっているが、その状態で電源2の電圧が急峻に上昇した場合、電源2とコンデンサC1の間には大きな電位差が発生する。その結果、コンデンサC1を充電するための突入電流が電源2から第1のトランジスタQ1を経由して流れる。以降の突入電流制限回路5の動作は、前述のスイッチ1のターンオン時と同様の動作となるので、ここでの説明は省略する。
次に、スイッチ1がオンの定常時、即ち第1のトランジスタQ1が完全オンの定常時に、スイッチ1をオフにして電源2から負荷3への電流供給を遮断する際の突入電流制限回路5の動作を説明する。スイッチ1をオフにすると、駆動用トランジスタQ2がオフとなることで第1のトランジスタQ1もターンオフするが、そのターンオフする直前にインダクタL1に流れていた負荷3への供給電流によってインダクタL1に蓄積されていたエネルギーは、第1のトランジスタQ1のターンオフ後はインダクタL1に並列接続されたダイオードD1との間で還流電流が流れることで消費される。
即ち、インダクタL1と並列にダイオードD1が接続されていることで、第1のトランジスタQ1がターンオフする際に第1のトランジスタQ1が消費するエネルギーにはインダクタL1の蓄積エネルギーは除外されるため、第1のトランジスタQ1を過電力破壊させることなく安全にオフさせることが可能となる。尚、インダクタL1の蓄積エネルギーは、そのインダクタンス値と流れていた電流値に依存するが、第1のトランジスタQ1のターンオフ時に第1のトランジスタQ1がインダクタL1の蓄積エネルギーを安全に消費できる場合には、ダイオードD1は不要となる。
以上に述べたように、この発明の実施の形態1による突入電流制限回路5によれば、突入電流検出用の第3の抵抗R3の抵抗値とインダクタL1のインダクタンス値を適宜に設定することで、定常時の負荷への電流供給には影響を与えず、スイッチ1のオン時、及び電源2の電圧が急峻に上昇した際の突入電流をオーバーシュートなく滑らかに制限することが可能になり、比較的小さい電流定格のトランジスタ、即ち小型で安価なトランジスタで負荷への電流供給をオン、オフすることが可能となり、且つEMC性能にも優れた突入電流制限回路を得ることができる。又、負荷3への電流供給をオフする際にも第1のトランジスタQ1を過電力破壊させることなく安全にオフさせることが可能となる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2による突入電流制限回路について図面に基づいて詳細に説明する。図2は、この発明の実施の形態2による突入電流制限回路を示す回路図である。図2に示すこの発明の実施の形態2による突入電流制限回路は、図1で述べた実施の形態1による突入電流制限回路に負荷3に対する電圧制限機能を付加したものである。図2に示すように、電圧制限回路4は、その入力側が負荷3の電源側に接続され、出力側が第2のトランジスタQ3のベース端子に接続されている。
電圧制限回路4は、負荷3に印加される電圧が所定値以上になると第2のトランジスタQ3をオンさせるように作用する。これにより第2のトランジスタQ3がオンすると、第1のトランジスタQ1はオフとなる。第1のトランジスタQ1がオフになると電源2から負荷3とコンデンサC1の並列接続回路への電流供給が停止するため、負荷3での電流消費に従ってコンデンサC1の電圧は低下する。その結果として、電圧制限回路4を適用することによって、電源2の電圧に関わらず負荷3に印加される電圧を所定値に制限して負荷3を過電圧から保護することができる。
このように、この発明の実施の形態2による突入電流制限回路によれば、実施の形態1で述べた効果とともに、負荷3に対して過電圧の保護を行いつつ、負荷3に電流供給することが可能となる。
実施の形態1及び2の変形例
前述の図1に示すこの発明の実施の形態1の突入電流制限回路、及び前述の図2に示すこの発明の実施の形態2による突入電流制限回路では、第1のトランジスタQ1をPチャネル型のMOSFETにより構成したが、第1のトランジスタQ1にPNP型のバイポーラトランジスタを適用することも可能である。又、インダクタL1とダイオードD1の並列回路と突入電流検出用の第3の抵抗R3の接続順序は、図1及び図2の場合と入れ替えても同じ効果が得られる。又、ダイオードD1はインダクタL1と第3の抵抗R3の直列接続回路に並列に接続してもよい。更に、電圧制限回路4の出力側を、駆動用トランジスタQ2のベース端子に接続し、負荷3の過電圧検出時には駆動用トランジスタQ2をオフするようにしてもよい。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3による突入電流制限回路について図面に基づいて詳細に説明する。図3は、この発明の実施の形態3による突入電流制限回路を示す回路図である。図3に示すように、電圧制限回路4の入力側は電源2の出力側に接続され、電圧制限回路4の出力側は、駆動用トランジスタQ2のベース端子に接続されている。その他の構成は、図2に示す実施の形態2の場合と同様である。
電圧制限回路4は、電源2の出力電圧が所定値以上になると第2のトランジスタQ3をオンさせるように作用する。これにより第2のトランジスタQ3がオンすると、第1のトランジスタQ1はオフとなる。第1のトランジスタQ1がオフになると電源2から負荷3とコンデンサC1の並列接続回路への電流供給が停止する。その結果、電源2の電圧に関わらず負荷3に印加される電圧を所定値に制限して負荷3を過電圧から保護することができる。尚、電圧制限回路4の動作により、電源2の過電圧時には負荷3に対して電流が供給されなくなるが、それが特に問題にならないシステムであれば、電源2の過電圧に対して負荷3を安全に保護することができる。
実施の形態4
次に、この発明の実施の形態4による電力変換装置について説明する。図4は、この発明の実施の形態4による電力変換装置を示す構成図であって、前述の実施の形態1〜3の何れかによる突入電流制限回路5を、電源電圧の急峻な上昇が頻繁に発生するアプリケーションに適用した例を示す。図4に示す電力変換装置は、車両用電動発電システムに適用されたものである。図4に示す車両用電動発電システムは、この発明の実施の形態4による電力変換装置11と、モータジェネレータ(交流発電電動機)19とを備えている。この車両用電動発電システムは、バッテリ17の直流電力を電力変換装置11によって3相の交流電力に変換してモータジェネレータ19を駆動して図示しないエンジンに回転力を与えたり、エンジンの回転によって駆動されたモータジェネレータ19が発電した3相の交流電力を電力変換装置11によって直流電力に変換してバッテリ17および図示しない車両負荷に供給するシステムである。
電力変換装置11に於ける電力変換部12の高電位側の直流端子Bと低電位側の直流端子Eには、バッテリ17の正極端子と負極端子が夫々車両ハーネスで接続され、電力変換部12の3相交流端子U、V、Wにはモータジェネレータ19のU相、V相、W相の固定子巻線がそれぞれ接続されている。尚、配線インダクタンス18は、バッテリ17と電力変換部12を接続する高電位側、及び低電位側の配線の寄生インダクタンスの総和を代表して表現している。
電力変換部12は、半導体スイッチとしてのNチャネル型のパワーMOSFET16a、16bが直列接続された第1のアームと、半導体スイッチとしてのNチャネル型のパワーMOSFET16c、16dが直列接続された第2のアームと、半導体スイッチとしてのNチャネル型のパワーMOSFET16e、16fが直列接続された第3のアームとを備え、これらの第1乃至第3のアームが並列接続されてなる、所謂、3相ブリッジ型電力変換回路に構成されている。第1乃至第3のアームの各両端及び中点が、電力変換装置11の直流端子B、E、及び交流端子U、V、Wに夫々接続されている。
各パワーMOSFET16a〜16fは、第1の主端子としてのドレイン、第2の主端子としてのソース、及び制御端子としてのゲートを備え、ゲート・ソース間の電圧を制御回路13で制御することでオン、オフ制御される。パワーMOSFET16a〜16fは、オン時にはドレイン・ソース間を双方向に通電可能な抵抗素子となり、オフ時にはソースからドレインの方向のみ通電可能なダイオード素子となる。
又、電力変換装置11の直流端子B・E間には小容量のコンデンサ15が接続されている。これはパワーMOSFET16a〜16fのスイッチング等に起因する高周波ノイズを低減し、ラジオノイズ等の放射ノイズや伝導ノイズを抑制するための役割を担っている。電力変換部12がPWM(パルス幅変調)制御によりバッテリ17からの直流電力を交流電力に変換を行う場合には、直流端子B・E間の電圧を平滑するために大容量のコンデンサをコンデンサ15の位置に接続するのが一般的であるが、ここでは後述する1パルス通電方式にて電力変換を行うため、大容量の平滑コンデンサは必ずしも必要ではないため、製品の小型化と低コスト化のために搭載していない。
制御回路13は、図示していない上位ECUからの指令、直流端子B・E間の電圧、モータジェネレータ19の図示していない回転子の界磁巻線電流や回転位置等の様々なセンサ情報を基に、動作モードに応じて電力変換部12のパワーMOSFET16a〜16fのオン、オフ制御を行うとともに、モータジェネレータ19の図示していない回転子の界磁巻線の電流制御を行うことで、電動機としての出力トルクや発電機としての発電量を制御する。制御回路13の動作電源は、電力変換装置11の直流端子Bのラインより突入電流制限回路5を経由して内部供給される。尚、突入電流制限回路5は、前述の図1乃至図3で説明した実施の形態1乃至3による突入電流制限回路のうちの何れかの回路で構成されている。
次に、図4に示すこの発明の実施の形態4による電力変換装置について、その動作を説明する。図5は、この発明の実施の形態4による電力変換装置の動作を説明する波形図であって、モータジェネレータ19を回転子の電気角周期に同期した通電角180度の1パルス通電制御を適用して駆動した、低速回転領域に於ける各部動作波形について示し、(a)は制御回路13により制御される各パワーMOSFET16a〜16fに対応するゲート制御信号UH、UL、VH、VL、WH、WLのオン、オフ論理レベルを示す波形図、(b)は電力変換装置11の直流端子B−E間の電圧Vbeの波形図、(c)は電力変換部12の高電位側直流ラインを流れる電流Idcの波形図、(d)は電力変換装置11の交流端子U、V、Wを流れる電流Iu、Iv、Iwを示す波形図である。
図4、図5に於いて、制御回路13により制御される各パワーMOSFET16a〜16fは、夫々に対応するゲート制御信号UH、UL、VH、VL、WH、WLの論理レベルがハイレベルのときオンとなり、ローレベルのときオフとなる。尚、同相のパワーMOSFET16aと16b、16cと16d、16eと16f、のオン、オフ切り替わりタイミングでは同時オンによる同相アーム短絡を防止するための時間(デッドタイム)が確保されている。各パワーMOSFET16a〜16fのオン、オフにより、電力変換装置11の直流端子B−E間の電圧Vbeは図5の(b)に示すように発生し、電力変換部12の高電位側直流ラインを流れる電流Idcは図5の(d)に示すように流れる。そして、電力変換装置11の交流端子U、V、Wを流れる電流Iu、Iv、Iwは図5の(d)に示すようになる。尚、図5の(c)では、電力変換装置11から回転電機部19の方向に流れる電流を正として示している。
このように、各パワーMOSFET16a〜16fに対して180度の通電制御を行なう場合には、モータジェネレータ19の回転に同期させてオンさせるパワーMOSFET16a〜16fの組み合わせパターンを図5の(a)に示すように電気角位相で60度毎に順に変化させることで、モータジェネレータ19の固定子巻線の各端子間に交流電圧が印加される。その結果、固定子巻線に3相の交流電流Iu、Iv、Iwが図5の(d)に示すように流れる。
各パワーMOSFET16a〜16fの各ターンオフのタイミングに着目すると、常に高電位側と低電位側のパワーMOSFETのうち2相がオンになっている側の片方がターンオフして、バッテリ17から流れてくる直流電流Idc(図5の(c))の約半分が遮断される。それにより配線インダクタンス18には逆起電圧が発生するため、図5の(b)に示すVbeの波形には電気角位相で60度毎にサージ電圧が観測される。一方で、各パワーMOSFET16a〜16fがターンオンする際には、電流がソースからドレインの方向、即ち、各パワーMOSFET16a〜16fの寄生ダイオードに流れている位相でオンするため、Vbe波形に目立った変化は現れない。
以上に述べたように、図4に示す電力変換装置においては、制御回路13の動作電源となる電力変換装置11の直流端子Bには、電力変換装置11の動作によって図5の(b)に示すように頻繁に急峻な電圧上昇が発生しており、その急峻な電圧上昇の度に制御回路13には突入電流が流れるが、突入電流制限回路5を備えることによって、その突入電流は前述の実施の形態1で説明したように滑らかにオーバーシュートなく所定値に制限される。
従って、この発明の実施の形態4による電力変換装置によれば、突入電流制限回路を備えているので、制御回路13の動作電源を電力変換装置11の直流端子Bラインから装置内部で供給することが可能となる。その結果、制御回路13の動作電源専用に外部から電源を供給するためのコネクタ接続点や車両ハーネスが不要となるので、車両ハーネスの簡素化・軽量化が図れるとともに、コネクタ接触不良やハーネス断線などの懸念がなくなるためシステム信頼性の向上にもつながる。
なお、この発明は、その発明の範囲内に於いて、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、負荷の電源入力部等に設けられ、電源から負荷への電流供給を半導体スイッチにて制御する回路に於ける突入電流を制限する突入電流制限回路の分野、及びその突入電流制限回路を備えた電力変換装置、ひいてはそのような電力変換装置を適用する自動車産業の分野に利用することができる。
1 スイッチ、2 電源(直流電源)、3 負荷、4 電圧制限回路、
5 突入電流制限回路、11 電力変換装置、12 電力変換部、
13 制御回路、15 雑防用コンデンサ、
16a〜16f パワーMOSFET、17 バッテリ、
18 配線インダクタンス、19 モータジェネレータ。
Q1 第1のトランジスタ、Q2 駆動用トランジスタ、
Q3 第2のトランジスタ、C1 コンデンサ、L1 インダクタ、
D1 ダイオード、R1 第1の抵抗、R2 第2の抵抗、
R3 突入電流検出用抵抗(第3の抵抗)、R4 第4の抵抗、
R5 第5の抵抗

Claims (4)

  1. パワー半導体スイッチにより各アームが構成される3相ブリッジ回路を有し、直流端子に直流電源が接続され、交流端子に回転電機の電機子巻線が接続される電力変換部と、
    前記電力変換部の前記直流端子間に接続され、前記パワー半導体スイッチを制御する制御回路と、
    を備えた電力変換装置であって、
    前記回転電機を電動機として動作させる電動機動作モードと、前記回転電機を発電機として動作させる発電機動作モードとを有し、
    前記パワー半導体スイッチは、
    前記電動機動作モードのときは、前記直流電源からの直流電力を前記電力変換部により交流電力に変換するように前記制御回路により制御され、前記発電機動作モードのときは、駆動源により駆動されて発電する前記回転電機から出力される交流電力を前記電力変換部により直流電力に変換するように前記制御回路により制御され、
    前記制御回路は、
    突入電流制限回路を介して前記電力変換部の直流端子の正側電極から前記直流電源からの動作電源の供給を受けるように構成され、且つ、前記電動機動作モードのときは、前記回転電機の回転子の電気角周期に同期して1パルスを通電させるように前記パワー半導体スイッチを制御するように構成され、
    前記突入電流制限回路は、
    前記直流電源と前記制御回路との間に接続された第1の半導体スイッチと、前記直流電源と前記第1の半導体スイッチとの間に接続され、インダクタと電流検出用抵抗とを直列に接続してなる直列回路と、前記直列回路の両端電圧によって出力端子間電圧が制御される第2の半導体スイッチとを備え、前記第2の半導体スイッチの出力端子間電圧に基づいて、前記第1の半導体スイッチの制御端子に印加される電圧を制御することにより前記制御回路への電流を制限するように構成されている、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記インダクタ、又は前記直列回路に対して並列に、還流用のダイオードを接続した、ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御回路に印加される電圧が所定値を超えたとき前記第2の半導体スイッチをオンさせる電圧制限回路を備えた、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 前記直流電源の電圧が所定値を超えたとき前記第2の半導体スイッチをオンさせる電圧制限回路を備えた、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
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