JP2004208001A - 無線通信システム、無線通信方法、無線通信プログラム及びプログラム記録媒体 - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法、無線通信プログラム及びプログラム記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】異なる2つの無線通信システム(以下、無線1、無線2と記す)と接続して通信可能なデュアルモードの移動端末が置かれている状態(移動速度、通信速度)を勘案し、たとえ、いずれかの無線1,2により通信中の状態であっても、最適な無線通信システムを選択して切り替えることを可能とする。
【解決手段】サービスエリアが広域で通信速度が中低速向きの無線1と、サービスエリアが局域で通信速度が高速向きの無線2との双方に接続可能な移動端末3が、無線1,2の圏内・圏外いずれかを判別し、現在の移動端末3の移動速度及び/又は通信速度に基づいて、通信中の状態にあるか否かによらず、移動速度が予め定めた閾値以上に速い場合には無線1と、逆に、遅い場合には無線2と接続し、また、通信速度が予め定めた閾値以上に速い場合には無線2と、逆に、遅い場合には無線1と接続する。更に、接続に先立ってユーザに通知しユーザの指示に従って接続する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信システム、無線通信方法、無線通信プログラム及びプログラム記録媒体に関し、特に、複数の異なる無線通信システムと接続することが可能な移動端末の各無線通信システムに対する接続と切り替え(ハンドオーバ)とを効果的に実現する無線通信システム、無線通信方法、無線通信プログラム及びプログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットへの接続技術が目覚しく進歩し、特に、セルラー方式移動無線通信システム(以下、セルラーシステムと略記する)を代表とする、通信サービスエリアが広域で、通信速度が低中速(数百kbps以下)のインターネットアクセスサービスと、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Network)システム(以下、WLANシステムと略記する)を代表とする、通信サービスエリアが局域(直径数十メートルのホットスポットエリア、又は、該ホットスポットエリアのオーバーラップによりカバーされる商店街、市街密集地のような数百メートルの領域)で、通信速度が高速(数十Mbps)のインターネットアクセスサービスとの双方の無線通信サービスが急速な進展を見せている。
セルラーシステムには、広域性及び通信サービスの多様性などの特徴があり、一方、WLANシステムには、高速データ通信及び一般的には低料金(定額制料金)などの特徴がある。これらの双方の無線通信システムの特徴を生かし、セルラー方式移動無線通信システムと無線ローカルエリアネットワークシステムとの2つの異なる無線通信システムの融合、シームレスな2つの異なる無線通信システム間の切り替え(ハンドオーバ)を実現する要求が高まってきている。
【0003】
而して、かかる2つの異なる無線通信システムに接続して通信することが可能な移動端末に関し、無線通信システムそれぞれへの接続及びシームレスな切り替えを実現する無線通信方法としては、従来、例えば、特許文献1乃至3に示す公報に記載されているような幾つかの提案がある。これらの特許文献1乃至3の各公報に記載された技術においては、いずれも、移動端末の受信信号の電界強度や通信品質あるいは所在位置に基づいて、無線通信システムの切り替えの可否を判定し、異なる2つの無線通信システム間の切り替えを行なうこととし、切り替えに当たっては、通信の中断のみならず、無線通信システム間の切り替えの発生をユーザに感じさせないシームレスな切り替えを実現させる技術が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−130405号公報(第13−14頁)
【特許文献2】
特開2000−32032号公報(第3頁)
【特許文献3】
特開2002−199426号公報(第5−7頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の各公報に記載された技術は、各無線通信システムの特徴を十分に考慮し、移動端末の状況(例えば、ユーザの移動端末の移動速度や通信速度など)に応じて、ユーザに対して適切、且つ、便利な通信サービスを提供しているとは言い難い。即ち、受信信号の電界強度又は受信信号の通信品質に基づいて、異なる2つの無線通信システム間の切り替え(ハンドオーバ)を行なう場合、受信信号の電界強度や受信信号の通信品質に関する状況判断に応じて、ユーザにとってシームレスに異なる複数の無線通信システム間の切り替えを実現することができるとはいえ、移動端末が置かれている状況については全く考慮されていないため、必ずしも、適切、且つ、便利な通信サービスが提供しているとは言えない。
【0006】
例えば、ユーザが高速道路又は新幹線など高速移動中の状態にある場合に、局域(ホットスポット的なエリア)をカバーするWLANシステムを用いて通信するような選択がなされると、WLANシステムのアクセスポイント(AP)即ちWLANサービスエリアの切り替えが頻発したり、あるいは、セルラーシステムとWLANシステム間の切り替えも頻発してしまう結果を招き、各無線通信システムのシステム制御の処理負荷やユーザの移動端末の通信処理負荷に過大な負担が発生することとなる。この結果、高速通信を行なうことができなくなるのみならず、場合によっては、通信の途絶を引き起こし、ユーザにとって、必ずしも最適且つ便利な通信サービスを提供できなくなる。
【0007】
あるいは、WLANシステムとセルラーシステムとの異なる2つの無線通信システムに同時にカバーされているサービスエリアに移動端末が存在しているような場合であっても、移動端末が広域エリアをカバーするようなセルラーシステムと接続されて通信中の状態にある場合、より高速なデータ通信速度で、あるいは、一般的により低価格の通信料金で通信することができるWLANシステムにシームレスに切り替えて通信を行なうこともできない。
【0008】
即ち、前述のごとく、WLANシステムの場合、高速通信を実現するために、高い周波数帯域を使用する結果として、通信サービスエリアは局域(高々数百メートルの範囲)となる。一方、セルラーシステムの場合は、低中速(高々数百kbps)ではあるが、通信サービスエリアは広域であり、WLANシステムの通信サービスエリアもカバーしている(但し、ビル内、地下など一部カバーできない場合も存在する)という特徴がある。
かくのごときそれぞれ異なる特徴を有しているWLANシステムとセルラーシステムとの2つの無線通信システム間の切り替え(ハンドオーバ)を、それぞれの前記特徴を全く考慮せずに、受信信号の電界強度又は受信信号の通信品質によって行なおうとする従来技術は、ユーザにとって望ましい結果を齎すものとは限らない。
【0009】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、例えば、セルラーシステムに代表される、通信サービスエリアが広域で、通信速度が中低速向きの無線通信システム1と、例えば、WLANシステムに代表される、通信サービスエリアが局域で、通信速度が高速向きの無線通信システム2との互いに異なる2つの無線通信システムにおいて、ユーザの要求及びユーザの移動端末の状況、例えば、ユーザ端末の移動速度や通信速度を適切に判定することにより、ユーザにとって最適な無線通信システムを選択し、選択された無線通信システムへの接続を、又は、他方の無線通信システムを用いて通信中の状態にある場合には、切り替え(ハンドオーバ)を実行して通信を継続させることを可能とする無線通信システム、無線通信方法、無線通信プログラム及びプログラム記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の技術手段は、通信サービスエリアが広域で、通信速度が中低速向きの無線通信システム1と、通信サービスエリアが局域で、通信速度が高速向きの無線通信システム2との互いに異なる2つの無線通信システムと、前記無線通信システム1,2にそれぞれ接続して通信が可能な移動端末とにより構成される無線通信システムにおいて、前記移動端末が、前記無線通信システム1,2のそれぞれの無線通信可能な圏内にあるか圏外にあるかを判別する圏内・圏外判別手段と、当該移動端末の移動速度を検出する移動速度検出手段及び/又は当該移動端末の通信速度を検出する通信速度検出手段とを備え、前記圏内・圏外判別手段の判別結果と前記移動速度検出手段及び/又は前記通信速度検出手段の検出結果とに基づいて、前記無線通信システム1,2と前記移動端末との接続を切り替えることができる切り替え手段を備えている無線通信システムとすることを特徴とするものである。
【0011】
第2の技術手段は、前記第1の技術手段に記載の無線通信システムにおいて、前記移動速度検出手段が、当該移動端末の移動により発生したドップラ周波数を算出することにより、当該移動端末の移動速度を検出する無線通信システムとすることを特徴とするものである。
【0012】
第3の技術手段は、前記第1又は第2の技術手段に記載の無線通信システムにおいて、前記通信速度検出手段が、予め定めた測定期間毎に収集された送受信データ数又は送受信パケット数に基づいて、当該移動端末の送信及び受信のデータ伝送レートを算出することにより、当該移動端末の通信速度を検出する無線通信システムとすることを特徴とするものである。
【0013】
第4の技術手段は、前記第1乃至第3の技術手段のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、前記移動端末が、前記圏内・圏外判別手段の判別結果として、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合、前記移動速度検出手段を用いて検出された当該移動端末の移動速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記移動速度が速い場合には、前記無線通信システム1に接続し、一方、該閾値よりも前記移動速度が遅い場合、前記無線通信システム2に接続する無線通信システムとすることを特徴とするものである。
【0014】
第5の技術手段は、前記第1乃至第4の技術手段のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、前記移動端末が、前記圏内・圏外判別手段の判別結果として、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム1と接続して通信中であった場合、前記移動速度検出手段を用いて検出された当該移動端末の移動速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記移動速度が速い場合には、前記無線通信システム1との通信を維持し、一方、該閾値よりも前記移動速度が遅い場合、前記切り替え手段により、前記無線通信システム2に切り替える無線通信システムとすることを特徴とするものである。
【0015】
第6の技術手段は、前記第1乃至第4の技術手段のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、前記移動端末が、前記圏内・圏外判別手段の判別結果として、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム2と接続して通信中であった場合、前記移動速度検出手段を用いて検出された当該移動端末の移動速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記移動速度が速い場合には、前記切り替え手段により、前記無線通信システム1に切り替え、一方、該閾値よりも前記通信速度が遅い場合、前記無線通信システム2との通信を維持する無線通信システムとすることを特徴とするものである。
【0016】
第7の技術手段は、前記第1乃至第4の技術手段のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、前記移動端末が、前記圏内・圏外判別手段の判別結果として、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム1と接続して通信中であった場合、前記通信速度検出手段を用いて検出された当該移動端末の通信速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記通信速度が速い場合には、前記切り替え手段により、前記無線通信システム2に切り替え、一方、該閾値よりも前記通信速度が遅い場合、前記無線通信システム1との通信を維持する無線通信システムとすることを特徴とするものである。
【0017】
第8の技術手段は、前記第1乃至第4の技術手段のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、前記移動端末が、前記圏内・圏外判別手段の判別結果として、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム2と接続して通信中であった場合、前記通信速度検出手段を用いて検出された当該移動端末の通信速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記通信速度が速い場合には、前記無線通信システム2との通信を維持し、一方、該閾値よりも前記通信速度が遅い場合、前記切り替え手段により、前記無線通信システム1に切り替える無線通信システムとすることを特徴とするものである。
【0018】
第9の技術手段は、前記第7又は第8の技術手段に記載の無線通信システムにおいて、前記無線通信システム2に切り替える動作は、前記移動速度検出手段を用いて検出される当該移動端末の移動速度が予め設定された閾値よりも遅い場合に実行され、また、前記無線通信システム1に切り替える動作は、前記移動速度が前記閾値以上に速い場合に実行される無線通信システムとすることを特徴とするものである。
【0019】
第10の技術手段は、前記第1乃至第9の技術手段のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、前記圏内・圏外判別手段により判別された判別結果と、前記移動速度検出手段により検出された前記移動速度及び/又は前記通信速度検出手段により検出された前記通信速度とそれぞれに予め設定された閾値との比較結果とに基づいて、前記無線通信システム1又は前記無線通信システム2に接続する判定がなされた場合、あるいは、前記無線通信システム1又は前記無線通信システム2との接続を切り替える判定がなされた場合、接続あるいは切り替えに先立って、前記判別結果と前記検出結果と共に、判定された結果をユーザに予め通知し、ユーザにより選択された前記無線通信システム1又は前記無線通信システム2との接続を行なう無線通信システムとすることを特徴とするものである。
【0020】
第11の技術手段は、通信サービスエリアが広域で、通信速度が中低速向きの無線通信システム1と、通信サービスエリアが局域で、通信速度が高速向きの無線通信システム2との互いに異なる2つの無線通信システムと、前記無線通信システム1,2にそれぞれ接続して通信が可能な移動端末とにより構成されて、該移動端末が、前記無線通信システム1,2のそれぞれの無線通信可能な圏内にあるか圏外にあるかの判別結果と、当該移動端末の移動速度の検出結果及び/又は当該移動端末の通信速度の検出結果とに基づいて、前記無線通信システム1,2との接続を切り替える無線通信方法とすることを特徴とするものである。
【0021】
第12の技術手段は、前記第11の技術手段に記載の無線通信方法において、前記移動端末が、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合、当該移動端末の移動速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記移動速度が速い場合には、前記無線通信システム1に接続し、一方、該閾値よりも前記移動速度が遅い場合、前記無線通信システム2に接続する無線通信方法とすることを特徴とするものである。
【0022】
第13の技術手段は、前記第11又は第12の技術手段に記載の無線通信方法において、前記移動端末が、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム1と接続して通信中であった場合、当該移動端末の移動速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記移動速度が速い場合には、前記無線通信システム1との通信を維持し、一方、該閾値よりも前記移動速度が遅い場合、前記無線通信システム2に切り替える無線通信方法とすることを特徴とするものである。
【0023】
第14の技術手段は、前記第11又は第12の技術手段に記載の無線通信方法において、前記移動端末が、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム2と接続して通信中であった場合、当該移動端末の移動速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記移動速度が速い場合には、前記無線通信システム1に切り替え、一方、該閾値よりも前記通信速度が遅い場合、前記無線通信システム2との通信を維持する無線通信方法とすることを特徴とするものである。
【0024】
第15の技術手段は、前記第11又は第12の技術手段に記載の無線通信方法において、前記移動端末が、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム1と接続して通信中であった場合、当該移動端末の通信速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記通信速度が速い場合には、前記無線通信システム2に切り替え、一方、該閾値よりも前記通信速度が遅い場合、前記無線通信システム1との通信を維持する無線通信方法とすることを特徴とするものである。
【0025】
第16の技術手段は、前記第11又は第12の技術手段に記載の無線通信方法において、前記移動端末が、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム2と接続して通信中であった場合、当該移動端末の通信速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記通信速度が速い場合には、前記無線通信システム2との通信を維持し、一方、該閾値よりも前記通信速度が遅い場合、前記無線通信システム1に切り替える無線通信方法とすることを特徴とするものである。
【0026】
第17の技術手段は、前記第15又は第16の技術手段に記載の無線通信方法において、前記無線通信システム2に切り替える動作は、当該移動端末の移動速度が予め設定された閾値よりも遅い場合に実行され、また、前記無線通信システム1に切り替える動作は、前記移動速度が前記閾値以上に速い場合に実行される無線通信方法とすることを特徴とするものである。
【0027】
第18の技術手段は、前記第11乃至第17の技術手段のいずれかに記載の無線通信方法において、前記無線通信システム1,2それぞれの圏内・圏外の判別結果と、前記移動速度及び/又は前記通信速度とそれぞれに予め設定された閾値との比較結果とに基づいて、前記無線通信システム1又は前記無線通信システム2に接続する判定がなされた場合、あるいは、前記無線通信システム1又は前記無線通信システム2との接続を切り替える判定がなされた場合、接続あるいは切り替えに先立って、前記判別結果と前記検出結果と共に、判定された結果をユーザに予め通知し、ユーザにより選択された前記無線通信システム1又は前記無線通信システム2との接続を行なう無線通信方法とすることを特徴とするものである。
【0028】
第19の技術手段は、前記第11乃至第18の技術手段のいずれかに記載の無線通信方法を、コンピュータにより実施させるプログラムとしている無線通信プログラムとすることを特徴とするものである。
【0029】
第20の技術手段は、前記第19の技術手段に記載の無線通信プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な状態で記録しているプログラム記録媒体とすることを特徴とするものである。
【0030】
而して、前記第1又は第11の技術手段によれば、移動端末が何処に移動しても、いずれかの無線通信システムを用いて、直ちに無線通信を行なうことが可能であり、且つ、ユーザに満足な通信サービスを提供する無線通信システムを選択して通信することができる。
【0031】
また、前記第2又は第3の技術手段によれば、移動端末の移動速度検出手段及び/又は通信速度検出手段を用いて、移動端末の移動速度及び/又は通信速度を常時検出することができ、移動端末の移動速度及び/又は通信速度を判断して、ユーザの状況に応じて、無線通信システム1,2間の切り替えを行なうことができる。
【0032】
また、前記第4又は第12の技術手段によれば、無線通信システム1,2が同時にカバーしているサービスエリアにユーザの移動端末が存在している場合に、ユーザから無線通信の接続要求があった場合、該移動端末の移動速度により最適の無線通信システムを選択することができる。即ち、移動速度が高速移動である場合、広域の無線通信システム1に接続し、局域的な無線通信システム2を選択することが避けられるので、頻繁な切り替えの発生を回避し、安定した通信サービス・通信速度を確保することができる。一方、移動速度が低速移動の場合、優先的に無線通信システム2に接続し、高速通信、且つ、一般的には低価格の通信サービスを受けることが可能である。
【0033】
また、前記第5又は第13の技術手段によれば、無線通信システム1,2が同時にカバーしているサービスエリアにユーザの移動端末が存在している場合に、ユーザが無線通信システム1を使って通信中であっても、移動端末の移動速度により最適な無線通信システムを選択することができる。即ち、移動速度が高速移動である場合、無線通信システム1との通信を維持し、局域的な無線通信システム2への切り替えを避けることができる。もって、頻繁な切り替えの発生を回避し、安定した通信サービス・通信速度を確保することが可能である。一方、移動速度が低速移動の場合、優先的に無線通信システム2に切り替えを行なうことができる。もって、高速通信、且つ、一般的に低価格の通信サービスを受けることが可能である。
【0034】
また、前記第6又は第14の技術手段によれば、無線通信システム1,2が同時にカバーしているサービスエリアにユーザの移動端末が存在している場合に、ユーザが無線通信システム2を使って通信中であっても、移動端末の移動速度により最適な無線通信システムを選択することができる。即ち、移動速度が高速移動の場合、優先的に無線通信システム1に切り替えを行なうことができる。もって、無線通信システム2における頻繁な切り替えの発生を回避し、安定した通信サービス・通信速度を確保することが可能である。一方、移動速度が低速移動の場合、高速通信が可能な無線通信システム2との通信を維持し、中低速の無線通信システム1への切り替えを避けることができる。もって、安定した高速の通信速度を確保することが可能である。
【0035】
また、前記第7又は第15の技術手段によれば、無線通信システム1,2が同時にカバーしているサービスエリアにユーザの移動端末が存在している場合に、ユーザが無線通信システム1を使って通信中であっても、移動端末の通信速度により最適な無線通信システムを選択することができる。即ち、通信速度が高速通信の場合、優先的に無線通信システム2に切り替えを行なうことができる。もって、高速通信、且つ、一般的に低価格の通信サービスを受けることが可能である。一方、通信速度が低速通信の場合、無線通信システム1との通信を維持し、局域的な無線通信システム2への切り替えを避けることができる。もって、高速移動中であっても、頻繁な切り替えの発生を回避し、安定した通信サービス・通信速度を確保することが可能である。
【0036】
また、前記第8又は第16の技術手段によれば、無線通信システム1,2が同時にカバーしているサービスエリアにユーザの移動端末が存在している場合に、ユーザが無線通信システム2を使って通信中であっても、移動端末の通信速度により最適な無線通信システムを選択することができる。即ち、通信速度が高速通信の場合、無線通信システム2との通信を維持し、中低速の無線通信システム1への切り替えを避けることができる。もって、高速通信、且つ、一般的に低価格の通信サービスを継続して確保することが可能である。一方、通信速度が低速通信の場合、高速移動の発生に備えて無線通信システム1に切り替えを行なうことができる。もって、安定した通信サービス・通信速度を確保することが可能である。
【0037】
また、前記第9又は第17の技術手段によれば、ユーザが無線通信システム1又は無線通信システム2を使って通信中であっても、通信速度と移動速度との双方に基づいて最適な無線通信システムに切り替えることができる。即ち、通信速度が高速通信であるとして、無線通信システム1から無線通信システム2に切り替える条件が発生しても、移動速度が高速移動であれば、切り替えを行なうことなく、無線通信システム1との通信を維持し、局域的な無線通信システム2への切り替えを避けることができる。もって、頻繁な切り替えの発生を回避し、安定した通信サービス・通信速度を確保することが可能である。一方、通信速度が低速通信であるとして、無線通信システム2から無線通信システム1に切り替える条件が発生しても、一般に通信料が高い無線通信システム1への切り替えを避けることができる。もって、無線通信システム2との通信を維持し、一般的に低価格の通信サービスを受けることが可能である。
【0038】
また、前記第10又は第18の技術手段によれば、移動端末の移動速度及び/又は通信速度に応じて、無線通信システム1又は無線通信システム2への接続に先立って、あるいは、無線通信システム1又は無線通信システム2への切り替えに先立って、事前に、無線通信システムの選択状況をユーザに提示することができる。もって、ユーザ自身の判断により、ユーザの所望する無線通信システムへの接続を実施することができる。
【0039】
また、前記第19の技術手段によれば、プログラム論理により、無線通信システム1又は無線通信システム2に対する接続や切り替えを制御することが可能であり、もって、融通性に富む接続や切り替え制御を行なうことが可能である。更に、前記第20の技術手段によれば、市場に流通しているプログラム記録媒体を取得することにより、容易に、融通性に富む接続や切り替え制御を実現することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る無線通信システム、無線通信方法、無線通信プログラム及びプログラム記録媒体の実施形態の一例について図面を参照しながら説明する。
まず、図1は、本発明に係る無線通信システムのネットワーク構成の一例を示すネットワーク構成図であり、異なる複数(本実施例においては、2つ)の無線通信システムから構成されている全体構成を示している。即ち、異なる複数の無線通信システムとして、サービスエリアが広域で且つ通信速度が中低速の通信サービスを特徴とするセルラー方式無線通信システム(セルラーシステム)を用いる無線通信システム1と、サービスエリアが局域で且つ通信速度が高速の通信サービスを特徴とする無線ローカルエリアネットワークシステム(WLANシステム)からなる無線通信システム2の2つの無線通信ネットワークと、無線通信システム1と無線通信システム2とに接続して通信を行なうことができるデュアルモードの移動端末3とにより構成され、無線通信システム1,2のいずれからも、インターネット4に接続可能とされている例を示している。
【0041】
即ち、無線通信システム1は、例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)によるセルラー方式移動無線通信システム(セルラーシステム)からなっているものであり、広域の通信サービスエリアをカバーし、屋外では最大384kbpsのデータ転送速度を実現し、通信時間又はデータ通信量に基づいて課金が行なわれ、自動車や新幹線など高速移動にも対応することができる広域無線通信システムを一例として取り上げる。しかしながら、本発明は、無線通信システム1として、かかるW−CDMAセルラー方式のみに限定されるものではなく、例えば、GSM(Global System for Mobile Communications)など他のデジタルセルラー方式を用いる広域無線通信システムであっても構わない。
【0042】
また、無線通信システム2は、例えば、IEEE802.11b又は802.11a又はIEEE802.11g規格(IEEE:米国電気電子技術者協会)の無線ローカルエリアネットワークシステム(WLANシステム)からなっているものであり、局域(即ち、通信サービスエリアが離散的で、スポット的に狭い領域)の通信サービスエリアをカバーし、最大54Mbpsの高速データ転送速度を実現し、一般的に低額又は定額料金制の経済的な通信料であり、静止又は歩行など低速移動に対応する局域無線通信システムを一例として取り上げる。しかしながら、本発明は、無線通信システム2として、IEEE802.11b又は802.11a又はIEEE802.11g規格の無線ローカルエリアネットワークシステム(WLANシステム)のみに限定されるものではなく、例えば、100Mbpsを超える次世代無線ローカルエリアネットワークのUWB(Ultra Wideband)あるいはIEEE802.11h、IEEE802.11i、IEEE802.11jなど他の高速無線ローカルエリアネットワークを使用することもできる。
【0043】
無線通信システム1においては、図1に示すように、セルラー方式の複数の通信サービスエリア(セル)を示すセルラーサービスエリア10a,10b,10c,…のそれぞれの通信サービスエリアに対応する各基地局11a,11b,11c,…が設置されていて、移動端末3のアンテナ33との間でそれぞれアンテナ12a,12b,12c,…により無線信号を送受信している。各基地局11a,11b,11c,…は、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)13を介して、コアネットワーク(CN:Core Network)14に接続される。ここで、コアネットワーク14は、無線アクセスネットワーク13からの加入者線を接続する加入者中継交換機15aと、各加入者中継交換機15aからの中継線を接続してゲートウェイ18との接続を可能とする関門中継交換機15bと、各移動端末3の位置情報を登録する位置情報データベース16と、コアネットワーク14が提供する高度な通信サービスを制御するための情報を登録する高度サービス制御情報データベース17とにより構成されている。コアネットワーク14の関門中継交換機15bはゲートウェイ18を介してインターネット4に接続されている。
【0044】
一方、無線通信システム2においては、図1に示すように、無線通信区域(セル)を示すWLANサービスエリア20a,20b,20c,…のそれぞれの通信サービスエリアに対応する各アクセスポイント(AP:Access Point)21a,21b,21c,…が設置されていて、移動端末3のアンテナ33との間でそれぞれアンテナ22a,22b,22c,…により無線信号を送受信している。各アクセスポイント(AP)21a,21b,21c,…は、WLAN(無線ローカルエリアネットワーク)アクセスネットワーク23を介して、WLAN(無線ローカルエリアネットワーク)センタ24に接続される。ここで、WLANセンタ24は、接続されたWLANアクセスネットワーク23に対するゲートウェイ機能を実現するゲートウェイ・ルータ25と、各移動端末3の認証を行なう認証サーバ26と、各種情報サービスを実現するWEBサーバ27とにより構成されている。WLANセンタ24のゲートウェイ・ルータ25はインターネット4に接続されている。
【0045】
移動端末3は、液晶ディスプレイ等からなる表示部31と操作キー等からなる入力部32とを用いて、アンテナ33からの無線信号により、無線通信システム1,2のいずれかに接続し、接続された無線通信システム1,2を経由して、インターネット4に接続されているWEBサーバ41にアクセスすることができる。また、移動端末3には、詳細は後述するが、当該移動端末3が無線通信システム1,2のそれぞれの無線通信可能な圏内にあるか圏外にあるかを判別する圏内・圏外判別部34と、当該移動端末3の移動速度を検出する移動速度検出部36及び/又は当該移動端末3の通信速度を検出する通信速度検出部35が内蔵されている。
【0046】
次に、図1に示す移動端末3の内部を構成するブロック構成の一例を、図2に示すブロック構成図を用いて説明する。
移動端末3には、前述のごとく、無線通信システム1、無線通信システム2との2つの無線通信システムのいずれとも接続して通信することができるデュアルモード送受信機により構成されている。即ち、アンテナ1 33a、無線部1 39a2、及び、信号処理部1 39a1は、無線通信システム1に対応した送受信ユニット1 39aを構成し、一方、アンテナ2 33b、無線部2 39b2、及び、信号処理部2 39b1は、無線通信システム2に対応した送受信ユニット2 39bを構成している。なお、アンテナ1 33aとアンテナ2 33bとは、1本のデュアル周波数アンテナにより構成することもできる。送受信ユニット1 39aと送受信ユニット2 39bとの切り替えは、無線通信システム切替部38からの制御により行なわれる。
【0047】
また、端末制御部37、入力部32、表示部31などの残りの回路部は、デュアルモード送受信機からなる移動端末3の共通部分であり、端末制御部37は、入力部32のキー入力制御、表示部31の画面表示制御、電池制御を行なうと共に、送受信ユニット1 39a及び送受信ユニット2 39bの制御などをも含めて、移動端末3全体の制御を行なう。また、ユーザインタフェースソフトウェア、アプリケーションソフトウェアなど各種プログラムが、メインCPUを有する端末制御部37により実行される形態とされている。
【0048】
更に、端末制御部37は、送受信ユニット1 39a及び送受信ユニット2 39bそれぞれの受信信号の通信品質、例えば、BER(Bit Error Rate)、BLER(Block Error Rate)、SNR(Signal To Noise Ratio)など、更には、受信信号の電界強度RSSI(Receiving Signal Strength Indicator)などを収集し、収集された通信品質や電界強度に基づいて圏内・圏外判別部34により判別された圏内・圏外判別情報を収集すると共に、移動速度検出部36からの当該移動端末3の移動速度情報を、更に、通信速度検出部35からの通信速度情報を収集する。
【0049】
端末制御部37は、収集した通信品質や電界強度、更には、圏内・圏外判別情報、移動速度情報及び/又は通信速度情報を総合判断し、適切な無線通信システムの選択を行なうための判定結果を表示部31に画面表示し、入力部32から入力されたユーザの選択結果を検出し、無線通信システム切替部38を制御して、送受信ユニット1 39a又は送受信ユニット2 39bを切り替えさせて、ユーザが所望する無線通信システムを選択することができる。あるいは、端末制御部37は、収集した圏内・圏外判別情報、端末移動速度情報及び/又は通信速度情報を総合判断した結果に基づいて、無線通信システム切替部38を制御して、送受信ユニット1 39a又は送受信ユニット2 39bを自動的に切り替えさせて、最適な無線通信システムを選択することもできる。
【0050】
なお、移動速度検出部36は、移動端末3の移動速度の推定を行なうものであるが、移動端末3の移動速度を推定するためには、幾つかの方式が適用可能である。例えば、レーリーフェージング(Rayleigh Fading)変動を受けた受信電力の包絡線レベルの変動を検出して、該包絡線レベルが基準受信電力レベルを上向きに交差する回数を計数することにより、移動端末3の移動により生じたドップラ周波数を算出し、一定時間間隔毎に平均した移動端末3の移動速度を求める方法がある。また、W−CMDA方式の場合であれば、パイロットシンボルによりドップラ周波数を推定する方法もある。
通信速度検出部35は、送受信データ数(例えば、送受信するバイト数)又は送受信パケット数を一定時間間隔で収集することにより、移動端末3が送信及び受信するデータ転送レートを算出して、移動端末3の通信速度を求めることができる。
【0051】
次に、移動端末3が適切な無線通信システムを選択する手順について図3乃至図5に示す処理フローチャートを用いて説明する。まず、通信を開始するために移動端末3の電源をオンした場合の無線通信システムの選択手順を、図3に示す処理フローチャートを用いて説明する。
【0052】
移動端末3を電源オンにした際に(ステップS1)、無線通信システム1に対しては、基地局のサーチを行ない、パイロットチャンネル信号の電界レベルが最も強い基地局例えば基地局11aを選択して接続し、基地局11aからの報知情報を受信して、アタッチ(Attach)処理などの初期処理を行なう(ステップS2)。しかる後に、ページングチャネルによる周期的な着信検出と周期的な位置登録処理とを行なう待受け状態に移行する(ステップS3)。
一方、無線通信システム2に対しては、アクセスポイント(AP)のサーチを行ない、各アクセスポイント(AP)の周期的なビーコン信号が最も強いアクセスポイント(AP)例えばアクセスポイント21aを選択して接続する初期処理を行なう(ステップS2)。しかる後に、周期的なビーコン信号を受信し、同期確立を行なう待受け状態に移行する(ステップS3)。
【0053】
ここで、ユーザによる入力部32の操作により、通信の接続要求が発生した場合、例えば、インターネット4のWEBサーバ41へのアクセス要求があった場合(ステップS4のYES)、無線通信システム1及び無線通信システム2の双方に通信可能な圏内にあるか否かの判定を行ない、例えば、圏内・圏外判別部34により、アンテナ1 33aとアンテナ2 33bとの受信信号の電界強度の測定結果に基づいて、圏内・圏外の判定を行ない(ステップS5)、無線通信システム1及び無線通信システム2の双方ともに圏外と判定された場合(ステップS5のNO)、ユーザの接続要求には対応することができないため、ステップS3の待受け状態に戻る。
【0054】
一方、無線通信システム1と無線通信システム2とのいずれかの無線通信システムの通信圏内にあると判定された場合(ステップS5のYES)、次のステップS6及びS7において更に詳細な圏内・圏外判定を行なう。
即ち、無線通信システム1の通信圏内にあり、且つ、無線通信システム2の通信圏外にあると判定された場合(ステップS6のYES)、無線通信システム1の広域のセルラー方式移動無線通信システム(セルラーシステム)しか利用することができないことを意味しており、無線通信システム1との接続処理を行なう(ステップS11)。逆に、無線通信システム1の通信圏外にあり、且つ、無線通信システム2の通信圏内にあると判定された場合(ステップS7のYES)、無線通信システム2の局域の無線ローカルエリアネットワークシステム(WLANシステム)しか利用できないことを意味しており、無線通信システム2との接続処理を行なう(ステップS14)。
【0055】
また、無線通信システム1と無線通信システム2との2つの無線通信システムが同時に存在する場合、即ち、2つの無線通信システムが両方とも通信圏内にある場合(ステップS6のNO且つステップS7のNO)、ステップS8に移行する。
ここで、移動速度検出部36から一定時間間隔毎に平均して出力される移動端末3の移動速度と、比較基準として予め定めた閾値Mとを比較し、移動端末3の移動速度が閾値M以上に速い場合、例えば、閾値50km/h以上に速い場合(ステップS8のYES)、高速通信が可能で、且つ、一般に低価格(定額の場合もある)である一方、アクセスポイント(AP)21aの他への頻繁な切り替えを引き起こす局域通信用の無線通信システム2の利用は、ユーザにとってはメリットがないものと判断して、無線通信システム1との接続処理を自動的に行なう(ステップS11)。
【0056】
逆に、移動端末3の移動速度が閾値Mよりも遅い場合、例えば、閾値50km/hよりも遅い場合(ステップS8のNO)、高速通信が可能で、且つ、低価格の局域通信用の無線通信システム2の利用は、ユーザにとってメリットが大きいものと判断して、無線通信システム2との接続処理を自動的に行なう(ステップS14)。
【0057】
なお、前述したように(図3には破線で表示しているように)、ステップS11における無線通信システム1との自動的な接続処理、又は、ステップS14における無線通信システム2との自動的な接続処理を行なうに先立って、圏内・圏外状況、移動端末3の移動速度、更には、無線通信システム1又は無線通信システム2への接続の選択結果を表示部31に表示し(ステップS9又はS12)、ユーザに所望の無線通信システムへの接続を選択させることも可能である。即ち、表示部31の表示結果に基づいて、ユーザが無線通信システムへの接続を自動選択結果の通りで良いとの指示を入力部32から入力した場合(ステップS10のYES又はステップS13のYES)、自動的に選択した無線通信システムへの接続処理を行なうが(ステップS11又はステップS14)、一方、ユーザが無線通信システムへの接続として自動選択結果とは異なる指示を入力部32から入力した場合(ステップS10のNO又はステップS13のNO)、自動的に選択した無線通信システムと異なる無線通信システムへの接続処理を行なうようにしても良い(ステップS14又はステップS11)。
【0058】
次に、図4及び図5に示す処理フローチャートを用いて、移動端末3が通信中の状態にある場合における切り替え(ハンドオーバ)動作を伴う無線通信システムの選択手順を説明する。ここに、図4は、移動端末3が無線通信システム1を用いて通信中の状態にある場合を示し、図5は、移動端末3が無線通信システム2を用いて通信中の状態にある場合を示している。
【0059】
まず、図4に示す無線通信システム1を用いた通信中の状態にある場合(ステップS21)、無線通信システム1、無線通信システム2それぞれの圏内・圏外判別結果、受信信号の通信品質、受信信号の電界強度、移動端末3の移動速度、通信速度に関する情報の更新を行ない(ステップS22)、しかる後に、周辺に位置するセルラーサービスエリアの基地局の検出動作により、同一無線通信システム内即ち無線通信システム1内のセルラーサービスエリア(セル)の切り替え(ハンドオーバ)の必要性を判定する(ステップS23)。
【0060】
切り替えを行なう状況にあると判定した場合(ステップS23のYES)、送受信ユニット1 39a内のセルの切り替え処理を行ない、無線通信システム1のセルラーサービスエリア間切り替えを実施し(ステップS24)、ステップS22の処理に戻る。一方、無線通信システム1のセルラーサービスエリア間切り替えの必要性が発生していない場合(ステップS23のNO)、無線通信システム2も通信可能な圏内にあるか否かを判定し(ステップS25)、無線通信システム2が通信圏内にない場合は(ステップS25のNO)、無線通信システム1を用いた通信をそのまま継続するために、ステップS22の処理に移行する。
【0061】
一方、無線通信システム2も通信圏内にある場合は(ステップS25のYES)、移動速度検出部36により移動端末3の移動速度を検出し、移動速度が、予め定めた閾値Nよりも遅い場合、例えば、前記の閾値Mと同じ値の閾値50km/hよりも遅い場合(ステップS26のYES)、高速通信が可能で、且つ、低価格の局域向けの無線通信システム2の利用が、ユーザにとってメリットがあるものと判断し、無線通信システム1から無線通信システム2への切り替え(ハンドオーバ)処理を自動的に行なう(ステップS29)。あるいは、無線通信システム2も通信圏内にある場合に(ステップS25のYES)、通信速度検出部35により移動端末3の通信速度を検出し、通信速度が、予め定めた閾値K以上に速い場合、例えば、閾値250kbps以上に速い場合にも(ステップS26のYES)、高速通信が可能で、且つ、低価格の局域向けの無線通信システム2の利用が、ユーザにとってメリットがあるものと判断し、無線通信システム1から無線通信システム2への切り替え(ハンドオーバ)処理を自動的に行なう(ステップS29)。
【0062】
なお、通信速度検出部35を用いて検出された通信速度に基づいて、無線通信システム1から無線通信システム2へ切り替える場合、移動速度検出部36を用いて検出された移動速度が予め設定された閾値Nよりも遅い場合に限って実施されるようにしても構わない。即ち、移動速度が前記閾値N以上に速い場合、たとえ、高速通信が可能な無線通信システム2に切り替えたとしても、頻繁にWLANサービスエリアの切り替えが発生して、所望の高速通信ができなくなるだけでなく、通信の途絶を引き起こすことにもなりかねない場合に備えているものである。
【0063】
また、前述したように(図4には破線で表示しているように)、ステップS29における無線通信システム2への自動的な切り替え(ハンドオーバ)処理を行なうに先立って、圏内・圏外状況、移動端末3の移動速度及び/又は通信速度、更には、無線通信システム2への切り替え(ハンドオーバ)の選択結果を表示部31に表示し(ステップ27)、ユーザに所望の無線通信システムへの接続を選択させることも可能である。即ち、表示部31の表示結果に基づいて、ユーザが自動選択結果の通り無線通信システム2への切り替えを行なうとの指示を入力部32から入力した場合(ステップS28のYES)、自動的に選択した無線通信システム2への切り替え処理を行なうが(ステップS29)、一方、ユーザが、自動選択結果とは異なり、無線通信システム1の接続を継続する指示を入力部32から入力した場合(ステップS28のNO)、ステップS22に移行し、無線通信システム1の接続をそのまま継続するようにしても良い。
【0064】
次に、図4に示す無線通信システム1を用いて通信中の場合として前述した動作と略同じ動作ではあるが、図5を用いて、無線通信システム2を用いて通信中の場合の動作について、以下に更に説明する。図5に示す無線通信システム2を用いた通信中の状態にある場合(ステップS31)、無線通信システム1、無線通信システム2それぞれの圏内・圏外判定、受信信号の通信品質、受信信号の電界強度、移動端末3の移動速度、通信速度に関する情報の更新を行ない(ステップS32)、しかる後に、周辺に位置するWLANサービスエリアのアクセスポイント(AP)の検出動作により、同一無線通信システム内即ち無線通信システム2内のWLANサービスエリア(セル)の切り替え(ハンドオーバ)の必要性を判定する(ステップS33)。
【0065】
切り替えを行なう状況にあると判定した場合(ステップS33のYES)、送受信ユニット2 39b内のセルの切り替え処理を行ない、無線通信システム2のWLANサービスエリア間切り替えを実施し(ステップS34)、ステップS32の処理に戻る。一方、無線通信システム2のWLANサービスエリア間切り替え(ハンドオーバ)の必要性が発生していない場合(ステップS33のNO)、無線通信システム1も通信可能な圏内にあるか否かを判定し(ステップS35)、無線通信システム1が通信圏内にない場合は(ステップS35のNO)、無線通信システム2を用いた通信をそのまま継続するために、ステップS32の処理に移行する。
【0066】
一方、無線通信システム1も通信圏内にある場合は(ステップS35のYES)、移動速度検出部36により移動端末3の移動速度を検出し、移動速度が、予め定めた閾値N以上に速い場合、例えば、前記の閾値Mと同じ値の閾値50km/h以上に速い場合(ステップS36のYES)、高速移動においても通信が可能で、広域向けの無線通信システム1の利用が、ユーザにとってメリットがあるものと判断し、無線通信システム2から無線通信システム1への切り替え(ハンドオーバ)処理を自動的に行なう(ステップS39)。あるいは、無線通信システム1も通信圏内にある場合に(ステップS35のYES)、通信速度検出部35により移動端末3の通信速度を検出し、通信速度が、予め定めた閾値Kよりも遅い場合、例えば、閾値250kbpsよりも遅い場合にも(ステップS36のYES)、中低速通信に対応し、且つ、広域向けの無線通信システム1の利用が、高速移動状態に移行した際に備えて、ユーザにメリットがあるものと判断し、無線通信システム2から無線通信システム1への切り替え(ハンドオーバ)処理を自動的に行なうようにしても良い(ステップS39)。
【0067】
なお、通信速度検出部35を用いて検出された通信速度に基づいて、無線通信システム2から無線通信システム1へ切り替える場合、移動速度検出部36を用いて検出された移動速度が予め設定された閾値N以上に速い場合に限って実施されるようにしても構わない。即ち、移動速度が前記閾値Nよりも遅い場合、たとえ、中低速通信に適する無線通信システム1に切り替えたとしても、無線通信システム2よりも一般に通信料が高くなる恐れがあり、より経済的な無線通信システム2を継続して使用するようにする場合に備えているものである。
【0068】
また、前述したように(図5には破線で表示しているように)、ステップS39における無線通信システム1への自動的な切り替え処理を行なうに先立って、圏内・圏外状況、移動端末3の移動速度及び/又は通信速度、更には、無線通信システム1への切り替えの選択結果を表示部31に表示し(ステップ37)、ユーザに所望の無線通信システムへの接続を選択させることも可能である。即ち、表示部31の表示結果に基づいて、ユーザが自動選択結果の通り無線通信システム1への切り替えを行なうとの指示を入力部32から入力した場合(ステップS38のYES)、自動的に選択した無線通信システム1への切り替え処理を行なうが(ステップS39)、一方、ユーザが、自動選択結果とは異なり、無線通信システム2の接続を継続する指示を入力部32から入力した場合(ステップS38のNO)、ステップS32に移行し、無線通信システム2の接続をそのまま継続するようにしても良い。
【0069】
【発明の効果】
本発明に係る無線通信システム、無線通信方法、無線通信プログラム及びプログラム記録媒体によれば、以下のような効果を奏することができる。即ち、異なる複数の無線通信システムのいずれかを用いて無線通信を行なうデュアル無線通信が可能な移動端末において、当該移動端末の移動速度及び通信速度に応じて、ユーザにとって最適な無線通信システムを自動的に選択して無線通信を行なわせることが可能である。
【0070】
即ち、異なる複数の無線通信システムが同時にカバーしているサービスエリアにユーザの移動端末が存在している場合に、ユーザから無線通信の接続要求があった場合、該移動端末の移動速度が高速移動である場合、サービスエリアが局域的な無線通信システムを選択することを避け、サービスエリアが広域の無線通信システムを選択して接続することにより、頻繁な切り替え(ハンドオーバ)の発生を回避し、安定した通信サービスを確保することができる。一方、移動速度が低速移動の場合には、優先的に、サービスエリアが局域であっても高速通信が可能な無線通信システムを選択して接続し、高速通信の通信サービスを受けることが可能である。
【0071】
更に、異なる複数の無線通信システムが同時にカバーしているサービスエリアにユーザの移動端末が存在している場合で、且つ、通信中の状態にあった場合に、現在の移動端末の移動速度が高速移動である場合、サービスエリアが広域の無線通信システムに接続して通信を継続し、安定した通信サービス・通信速度を確保することが可能である。一方、移動速度が低速移動の場合、サービスエリアが局域的な通信であっても高速通信が可能な無線通信システムに接続して通信を継続し、高速通信の通信サービスを受けることが可能である。
【0072】
更に、異なる複数の無線通信システムが同時にカバーしているサービスエリアにユーザの移動端末が存在している場合で、且つ、通信中の状態にあった場合に、現在の移動端末の通信速度が低速である場合、中低速の通信に適する無線通信システムに接続して通信を行ない、安定した通信サービス・通信速度を確保することが可能である。一方、通信速度が高速通信の場合、高速通信が可能な無線通信システムに接続して通信を行ない、高速通信の通信サービスを受けることが可能である。
【0073】
また、通信速度と移動速度との双方に基づいて、現在の通信速度が高速通信であるとして、中低速通信向きの無線通信システムから高速通信向きの無線通信システムに切り替える条件が発生しても、現在の移動速度が高速移動であれば、切り替えを行なうことなく、中低速通信向きではあるが、高速移動に対応可能な広域の無線通信システムとの接続を維持し、安定した通信サービスを継続して確保することが可能である。一方、通信速度が低速通信であるとして、高速通信向きの無線通信システムから中低速通信向きの無線通信システムに切り替える条件が発生しても、現在の移動速度が低速移動であれば、中低速通信向きでも通信料がより高い場合、中低速通信向きの無線通信システムへの切り替えを避け、高速通信が可能な局域向きの無線通信システムとの接続を維持し、一般的に低価格の通信サービスを継続して受けることが可能である。
【0074】
また、移動端末の移動速度及び/又は通信速度に応じて、無線通信システムの自動的な接続に先立って、あるいは、無線通信システムの自動的な切り替えに先立って、事前に、無線通信システムの選択状況をユーザに提示し、ユーザ自身の判断により、ユーザの所望する無線通信システムへの接続を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線通信システムのネットワーク構成の一例を示すネットワーク構成図である。
【図2】図1に示す移動端末の内部を構成するブロック構成の一例を示すブロック構成図である。
【図3】通信を開始するために移動端末の電源をオンした場合の無線通信システムの選択手順を説明するための処理フローチャートである。
【図4】移動端末が無線通信システム1を用いて通信中の状態にある場合における切り替えを伴う無線通信システムの選択手順を説明するための処理フローチャートである。
【図5】移動端末が無線通信システム2を用いて通信中の状態にある場合における切り替えを伴う無線通信システムの選択手順を説明するための処理フローチャートである。
【符号の説明】
1,2…無線通信システム、3…移動端末、4…インターネット、10a,10b,10c,…セルラーサービスエリア、11a,11b,11c,…基地局、12a,12b,12c,…アンテナ、13…無線アクセスネットワーク(RAN)、14…コアネットワーク(CN)、15a…加入者中継交換機、15b…関門中継交換機、16…位置情報データベース、17…高度サービス制御情報データベース、18…ゲートウェイ、20a,20b,20c,…WLANサービスエリア、21a,21b,21c,…アクセスポイント(AP)、22a,22b,22c,…アンテナ、23…WLANアクセスネットワーク、24…WLANセンタ、25…ゲートウェイ・ルータ、26…認証サーバ、27…WEBサーバ、31…表示部、32…入力部、33…アンテナ、33a…アンテナ1、33b…アンテナ2、34…圏内・圏外判別部、35…通信速度検出部、36…移動速度検出部、37…端末制御部、38…無線通信システム切替部、39a…送受信ユニット1、39b…送受信ユニット2、39a1…信号処理部1、39b1…信号処理部2、39a2…無線部1、39b2…無線部2、41…WEBサーバ。

Claims (20)

  1. 通信サービスエリアが広域で、通信速度が中低速向きの無線通信システム1と、通信サービスエリアが局域で、通信速度が高速向きの無線通信システム2との互いに異なる2つの無線通信システムと、前記無線通信システム1,2にそれぞれ接続して通信が可能な移動端末とにより構成される無線通信システムにおいて、前記移動端末が、前記無線通信システム1,2のそれぞれの無線通信可能な圏内にあるか圏外にあるかを判別する圏内・圏外判別手段と、当該移動端末の移動速度を検出する移動速度検出手段及び/又は当該移動端末の通信速度を検出する通信速度検出手段とを備え、前記圏内・圏外判別手段の判別結果と前記移動速度検出手段及び/又は前記通信速度検出手段の検出結果とに基づいて、前記無線通信システム1,2と前記移動端末との接続を切り替えることができる切り替え手段を備えていることを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記移動速度検出手段が、当該移動端末の移動により発生したドップラ周波数を算出することにより、当該移動端末の移動速度を検出することを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載の無線通信システムにおいて、前記通信速度検出手段が、予め定めた測定期間毎に収集された送受信データ数又は送受信パケット数に基づいて、当該移動端末の送信及び受信のデータ伝送レートを算出することにより、当該移動端末の通信速度を検出することを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、前記移動端末が、前記圏内・圏外判別手段の判別結果として、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合、前記移動速度検出手段を用いて検出された当該移動端末の移動速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記移動速度が速い場合には、前記無線通信システム1に接続し、一方、該閾値よりも前記移動速度が遅い場合、前記無線通信システム2に接続することを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、前記移動端末が、前記圏内・圏外判別手段の判別結果として、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム1と接続して通信中であった場合、前記移動速度検出手段を用いて検出された当該移動端末の移動速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記移動速度が速い場合には、前記無線通信システム1との通信を維持し、一方、該閾値よりも前記移動速度が遅い場合、前記切り替え手段により、前記無線通信システム2に切り替えることを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、前記移動端末が、前記圏内・圏外判別手段の判別結果として、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム2と接続して通信中であった場合、前記移動速度検出手段を用いて検出された当該移動端末の移動速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記移動速度が速い場合には、前記切り替え手段により、前記無線通信システム1に切り替え、一方、該閾値よりも前記通信速度が遅い場合、前記無線通信システム2との通信を維持することを特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項1乃至4のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、前記移動端末が、前記圏内・圏外判別手段の判別結果として、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム1と接続して通信中であった場合、前記通信速度検出手段を用いて検出された当該移動端末の通信速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記通信速度が速い場合には、前記切り替え手段により、前記無線通信システム2に切り替え、一方、該閾値よりも前記通信速度が遅い場合、前記無線通信システム1との通信を維持することを特徴とする無線通信システム。
  8. 請求項1乃至4のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、前記移動端末が、前記圏内・圏外判別手段の判別結果として、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム2と接続して通信中であった場合、前記通信速度検出手段を用いて検出された当該移動端末の通信速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記通信速度が速い場合には、前記無線通信システム2との通信を維持し、一方、該閾値よりも前記通信速度が遅い場合、前記切り替え手段により、前記無線通信システム1に切り替えることを特徴とする無線通信システム。
  9. 請求項7又は8に記載の無線通信システムにおいて、前記無線通信システム2に切り替える動作は、前記移動速度検出手段を用いて検出される当該移動端末の移動速度が予め設定された閾値よりも遅い場合に実行され、また、前記無線通信システム1に切り替える動作は、前記移動速度が前記閾値以上に速い場合に実行されることを特徴とする無線通信システム。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、前記圏内・圏外判別手段により判別された判別結果と、前記移動速度検出手段により検出された前記移動速度及び/又は前記通信速度検出手段により検出された前記通信速度とそれぞれに予め設定された閾値との比較結果とに基づいて、前記無線通信システム1又は前記無線通信システム2に接続する判定がなされた場合、あるいは、前記無線通信システム1又は前記無線通信システム2との接続を切り替える判定がなされた場合、接続あるいは切り替えに先立って、前記判別結果と前記検出結果と共に、判定された結果をユーザに予め通知し、ユーザにより選択された前記無線通信システム1又は前記無線通信システム2との接続を行なうことを特徴とする無線通信システム。
  11. 通信サービスエリアが広域で、通信速度が中低速向きの無線通信システム1と、通信サービスエリアが局域で、通信速度が高速向きの無線通信システム2との互いに異なる2つの無線通信システムと、前記無線通信システム1,2にそれぞれ接続して通信が可能な移動端末とにより構成されて、該移動端末が、前記無線通信システム1,2のそれぞれの無線通信可能な圏内にあるか圏外にあるかの判別結果と、当該移動端末の移動速度の検出結果及び/又は当該移動端末の通信速度の検出結果とに基づいて、前記無線通信システム1,2との接続を切り替えることを特徴とする無線通信方法。
  12. 請求項11に記載の無線通信方法において、前記移動端末が、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合、当該移動端末の移動速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記移動速度が速い場合には、前記無線通信システム1に接続し、一方、該閾値よりも前記移動速度が遅い場合、前記無線通信システム2に接続することを特徴とする無線通信方法。
  13. 請求項11又は12に記載の無線通信方法において、前記移動端末が、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム1と接続して通信中であった場合、当該移動端末の移動速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記移動速度が速い場合には、前記無線通信システム1との通信を維持し、一方、該閾値よりも前記移動速度が遅い場合、前記無線通信システム2に切り替えることを特徴とする無線通信方法。
  14. 請求項11又は12に記載の無線通信方法において、前記移動端末が、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム2と接続して通信中であった場合、当該移動端末の移動速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記移動速度が速い場合には、前記無線通信システム1に切り替え、一方、該閾値よりも前記通信速度が遅い場合、前記無線通信システム2との通信を維持することを特徴とする無線通信方法。
  15. 請求項11又は12に記載の無線通信方法において、前記移動端末が、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム1と接続して通信中であった場合、当該移動端末の通信速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記通信速度が速い場合には、前記無線通信システム2に切り替え、一方、該閾値よりも前記通信速度が遅い場合、前記無線通信システム1との通信を維持することを特徴とする無線通信方法。
  16. 請求項11又は12に記載の無線通信方法において、前記移動端末が、前記無線通信システム1,2の双方の圏内にあると判別された場合で、且つ、前記無線通信システム2と接続して通信中であった場合、当該移動端末の通信速度と予め設定された閾値とを比較し、該閾値以上に前記通信速度が速い場合には、前記無線通信システム2との通信を維持し、一方、該閾値よりも前記通信速度が遅い場合、前記無線通信システム1に切り替えることを特徴とする無線通信方法。
  17. 請求項15又は16に記載の無線通信方法において、前記無線通信システム2に切り替える動作は、当該移動端末の移動速度が予め設定された閾値よりも遅い場合に実行され、また、前記無線通信システム1に切り替える動作は、前記移動速度が前記閾値以上に速い場合に実行されることを特徴とする無線通信方法。
  18. 請求項11乃至17のいずれかに記載の無線通信方法において、前記無線通信システム1,2それぞれの圏内・圏外の判別結果と、前記移動速度及び/又は前記通信速度とそれぞれに予め設定された閾値との比較結果とに基づいて、前記無線通信システム1又は前記無線通信システム2に接続する判定がなされた場合、あるいは、前記無線通信システム1又は前記無線通信システム2との接続を切り替える判定がなされた場合、接続あるいは切り替えに先立って、前記判別結果と前記検出結果と共に、判定された結果をユーザに予め通知し、ユーザにより選択された前記無線通信システム1又は前記無線通信システム2との接続を行なうことを特徴とする無線通信方法。
  19. 請求項11乃至18のいずれかに記載の無線通信方法を、コンピュータにより実施させるプログラムとしていることを特徴とする無線通信プログラム。
  20. 請求項19に記載の無線通信プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な状態で記録していることを特徴とするプログラム記録媒体。
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