JP4758437B2 - 無線ネットワークにおける移動端末及び通信システム - Google Patents
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Description
上記で述べたような、セルラーネットワークからWLANへのハンドオフを行う場合には、IP層での移動メカニズムを使用すると、多少時間がかかる。つまり、1秒から10秒のオーダの時間がかかるのである。
ネットワークトポロジーにおける移動端末の移動検知では、ハンドオフがネットワーク層L3で実施されることが要求される。従来のネットワークトポロジーにおいて検知される移動に関して、移動端末が同じサブネットに留まる時間を予測したり、同じ接続点に接続されている時間を測定したりすることは不可能である。その理由は、移動端末の物理的、地理的な移動の速さについての予測値や情報が入手できないからである。
移動端末の位置決め、位置特定に関する従来の研究は、1つ又は多数のアクセスネットワークのエリアにある1つ又は多数のセルを基礎にして、いかに移動端末の地理上の絶対位置を求めるかに焦点を当てている。このように、従来の研究は、移動端末の位置決めをすることを中心にしているが、実は、この絶対位置を求めることは、移動端末の地理的な移動の速さを求めることよりも複雑である。
現在のシステムでは、種類の異なる別の下位層から、動的な無線状態が時間と共に変化する態様に関してのどんな種類の情報も、上位層に伝達する方法がない。
移動端末の位置決めを行う現在の手順では、移動端末側で、接続すべきアクセスネットワークの地理的なトポロジーのレベルについて知っていることが要求される。
Majlesiらが論文で提案したソリューションとアルゴリズムでは、速さ推定がどのように実行されるかについては言及していない。一例として、ドップラー周波数速さ推定法を参照できるとしているものの、これは現在のハードウエアでは提供されていない。Austinらの論文では、セルラーネットワークでの速さ推定に関して数学的に複雑なアルゴリズムが開示されている。この従来のアルゴリズムは、基地局で実行されるものである。
ネットワーク層で実行されるアルゴリズムは、下位層から受信・取得した情報の読み替えをすることが可能である。つまり、下位層の複数の部分からの情報に基づいて、別のアクセスデバイスへのハンドオフを行うために、移動端末で実行されるか、あるいは、別のネットワークで実行される、組み合わせ速さの推定を行うことが可能である。
1.アルゴリズム11。アルゴリズム11が、1つ又はそれ以上の下位層の特定の部分の回路ブロックにおいて実行される。この下位層の特定の部分としては、物理層L1での特定の部分、あるいは、好ましくは、リンク層L2での特定の部分である。このアルゴリズム11を実施するための個別の動作として、通信システム内の無線ネットワークを構成する移動端末1とアクセスポイント4、及び、アクセスポイントとしての基地局6との間の受信信号強度(RSS,Received Signal Strength)、信号対雑音比(SNR, Signal-to-Noise Ratio)、タイミングアドバンス(TA, Timing Advance)のような種々のパラメータを測定すること、推定すること、導き出すことである。アルゴリズム11により、移動端末とアクセスポイント間の通信に必要な他のパラメータの値も計算・推定・導出される。
2.インターフェース13。下位層と上位層を結ぶインターフェース13が、後述する初期において含まれる情報を、下位層からネットワーク層L3に対して、一般的なフォーマットで送信するために使用される。
3.アルゴリズム15。アルゴリズム15は、速さ推定のためのアルゴリズムであり、例えば、ネットワーク層L3のような上位層での回路ブロックで実行されるが、このアルゴリズム15により、すべての他の下位層からの入力、特に下位層で実行されたアルゴリズム11による入力を受け入れて、そのデータを翻訳することで、移動端末1の現時点での地理的な移動の速さの近似値、組み合せ値を算出することになる。アルゴリズム15では、ヒューリスティック(発見的手法)を駆使して、移動端末が、同じ無線カバリッジエリア3、あるいは、同じセル5内に、そのまま留まるのか、リンク層のような下位層との関係で、しばらくの間、そのエリア内で移動するのか、あるいは、無線カバリッジエリア、又は、そのセルから素早く外に出るのかどうか、あるいは、無線状態が過度に悪いのかどうか、無線カバレッジエリアがすでに通信を行っている移動端末で過度に混雑しているのかどうかについての判断をする。
4.アルゴリズム17。アルゴリズム17は、全体アクセス選択(オーバーオール・アクセス・セレクション)のためのアルゴリズムである。これは、ネットワーク層L3のような上位層内の回路ブロックにより実行される。速さ推定アルゴリズム15から、ネットワーク層を管理する全体アクセス選択のための機能部に対して提供される出力が、多数の入力パラメータの1つとして使用される。アクセス選択の機能部への入力としては、上記の入力の他に、アプリケーション、ポリシー、ユーザ選択、ネットワーク命令に関する入力が含まれる。
下位層アルゴリズム11について
下位層アルゴリズムは、下位層である物理層L1及びリンク層L2のうちの1つ又は両方で実行される(図4参照)。下位層は、例えば、従来技術で開示されているような適当な方法を用いて、計算用の別々のパラメータの値を測定・推定・導出して、その結果を、別途に計算・推定・導出したパラメータと一緒に、次の上位層であるネットワーク層に転送する。
測定により直接に知ることができるパラメータについて
任意の下位層である物理層L1及びリンク層L2において測定することで、すぐに入手可能なパラメータの例は以下の通りである。
・受信信号強度(RSS)(図4のブロック401参照)
・信号対雑音比(SNR)(図4のブロック403を参照)
・タイミングアドバンス(TA)(但し、このパラメータは、セルラーTDMAだけにしか適用できない。図4のブロック405参照)
これらの測定機能は、ハードウエア又はファームウエアにより実施されてもよいし、各インターフェースのソフトウエアドライバの一部として組み込まれてもよい。無線インターフェースは、ハンドオフ動作が必要かどうかを決めるために、この測定を、すでに多数実施している場合が多い。
下位層である物理層L1及びリンク層L2は、これらのパラメータに加えて、測定によりすぐに入手している既知のパラメータに基づいて、別の複数のパラメータを算出することが可能である。例えば、アクセスポイント4/基地局6からの距離DISTは、受信した信号の強度に基づいて推定が可能である(図4のブロック406参照)。移動端末1が、現時点での通信が行われているセルの半径を推定できるなら(図4のブロック407参照)、その時点での通信相手であるアクセスポイント/基地局の送信電力も推定可能である(図4の409参照)。移動端末がセルの大きさや送信電力を知る方法がない場合もあるが、その場合でも、移動端末では推定が可能である。例えば、移動端末1は、アクセスポイント4/基地局6が最大送信電力で送信していると仮定する方法を用いれば(図4のブロック411参照)、その最大セル半径が使用できる(図4の413参照)。たとえ、ここでの推定値が大雑把であっても、その結果に対する影響は10のオーダでの相違でしかないし、入力が何もないよりはましである。異なった下位層により得られたパラメータの精度については、後で述べる。例えば、WLANのセル3の大きさは、セルラーネットワークのセル5に較べれば、かなり小さいことは知られており、このことは、計算で得られた値を推定値として使う場合の精度を見る場合に、ある示唆を与える。
移動端末1が移動する速さVELの推定は、大抵の場合、移動端末が通信している相手のアクセスポイント4/基地局6を中心として放射状(半径方向)についてだけ可能である。つまり、移動端末の移動の速度(velocity)の半径方向成分だけが推定可能である。その理由は、大抵の場合、受信信号強度又はタイミングアドバンスだけが、唯一、実態に即したリアルな数値であり、常に変化している入力パラメータである。しかし、このパラメータは、アクセスポイント4/基地局6からの距離の関数にしかすぎないからである。
下位層から上位層L3へのインターフェースを使用して、下位層L1,L2で測定・算出された情報が、上位層であるネットワーク層L3で実行される速さ推定アルゴリズム15に取り入れられる(図5参照)。ここでの記載に採用されている「プリミティブ(初期の)」という用語は、そのような転送情報の抜粋形式を意味する。
プリミティブは下位層からネットワーク層L3に定期的に送信されるが、その際の送信の間隔(インターバル)は、例えば、デフォルト値として10msにするか、あるいは、ネットワーク層L3側が設定してもよい(プリミティブ送信を示した図5のブロック501、503を参照)。
プリミティブには、例えば、下記のパラメータが含まれているが、本発明は、それらにのみ限定されるものではない。
・受信信号強度(RSS)。これは受信した信号の強度であり、100%で正規化された無次元の値である。上記で述べたように、下位層は、全部のアクセスポイントがそれぞれ最大電力で送信しているとの仮定をしない限り、それぞれのアクセスポイント4,6との関係において、最大値がどの値であるかを特定できない。
・信号対雑音比(SNR)。これも100%で正規化された無次元の値。
・タイミングアドバンス(TA)。これは、セルラーTDMAだけに適用され、単位はメートル。移動端末1と、通信中である基地局6との間で、ミリ秒のオーダで測定した結果から算出した値である。
・移動端末1の距離(DIST)。これは、移動端末と、通信中のアクセスポイント4/基地局6との間の距離DISTであり、単位はメートル。高度のアルゴリズム11を有する下位層において、この距離の算出が可能である。
・移動端末1の速さ(VEL)。これは、移動端末が、通信中のアクセスポイント4/基地局6から移動する時の速さVELであり、単位は、m/sである。
・移動端末1の絶対位置(ABS)。これは、GPS(全地球測位システム)受信機又は将来の無線システムにだけ適用されるもので、GIS(地図情報システム)で採用されているような地理座標で特定する。また、高度のアルゴリズム11を有する下位層において、この位置の算出が可能である。この計算では、多数の地理座標の入力が必要であり、アクセスポイント4/基地局6の種類が全部同じである場合を想定している。
・リンクアップ(上りリンク)(LU)
・リンクダウン(下りリンク)(LD)
プリミティブであるRSS,SNR,DIST,VELの値は、それぞれ1つのアクセスポイント4、1つの基地局6に対応している。各プリミティブは、<XX=”value”, BSid>のような形式で与えられて送信される。ここで、「XX」は、RSS,SNR,DIST,VELのうちの1つを指す。例えば、「XX」は、特定のアクセスポイント又は基地局から現時点で受信している信号の信号強度を示していることになる。さらに、ここで、パラメータ「BSid」は、例えば、BS1,BS2、…と記載されるが、これは、単に基地局の識別子であり、上位層L3がそれを使って、すでに入手している結果をマッピングする。このパラメータは、「APid」のようにも書くことが可能である。例えば、AP1,AP2のように書いて、無線ネットワークでの別々のアクセスポイント4、6を識別することに使う。上位層L3にとっては、実際的な意味はない。
上位層L3は、受信を望む、あるいは、望まないプリミティブを指定することができる(ブロック513)。デフォルト設定の場合には、下位層が、アクセスポイント/基地局との通信に関係しているか、あるいは、その通信から導き出されたパラメータを測定又は算出できるように、全アクセスポイント4/基地局6のすべてのプリミティブが下位層に送信されることになる。
下位層と上位層L3との間のインターフェースの実行として、以下の機能のいずれかを使ってプリミティブが送信される(ブロック515)。
・ソフトウエア割り込み
・ファンクションコール又はコールバックファンクション
・オペレーティング・システム・メッセージ・サービス
上記のどの機能を使用するかは、オペレーティングシステムの製造会社次第である。
ネットワーク層L3における速さ推定アルゴリズム15では、全ての異なる下位層からの入力を取り入れ、その取り入れたデータを翻訳・解析して、移動端末1の地理的移動に関する現在の速さの近似値を算出する(図6参照)。この近似値は移動端末の速さの組み合わせ値(合成値)である。速さ推定アルゴリズム15では、ヒューリスティック(発見的手法)を使用して、移動端子1が、同じセル3、5内にそのまま留まるのか、下位層の任意の部分との関係で、しばらくそのセル内で移動するのか、あるいは、そのセルから素早く外に出るのかどうか、あるいは、無線状態が悪いのかどうか、セルがすでに通信を行っている移動端末での混雑が過度であるかどうかについての判断をする。
上位層L3での速さ推定アルゴリズムのために、すべての情報を下位層から取り入れて受信し、その速さ推定に使用する必要はない。
・存在するプリミティブを使用できるように設定する。つまり、そのプリミティブに含まれる情報が使用できる場合には、そのプリミティブを送信するように設定する。
・あるプリミティブは使用不可と設定する。
・あるプリミティブは、定期的な送信、あるいは、イベント・トリガ発生による送信と設定する。
・あるプリミティブが送信される時間間隔の設定。
・イベントによりトリガーされてプリミティブが送信される基準となる閾値の設定。
・閾値の除去の設定。
・閾値をデフォルト値にする設定。
ネットワーク層L3での速さ推定アルゴリズム15では、下位層から受信した情報を使用して、移動端末1が地理的に移動しているかどうか、移動端末が移動している大体の速さを推定する。
・下位層がLAN(Local Area Network)型のネットワークと関係しており、しかも、リンクアップ(LU)の場合には(ブロック603参照)、そのネットワークは地理的に固定したネットワークであると想定され、移動端末1が、実質的に移動していないと想定され、値“s”(“s”は、移動端末の推定速さの値)を0と設定する(ブロック605)。
・下位層の一部によりABS(移動端末の絶対位置)の値が与えられ場合には(ブロック607)、VEL(移動端末の速さの推定値),DIST(端末とアクセスポイントとの距離),TA(タイミングアドバンス),RSS(受信信号強度)を使用して、移動端末の速度(velocity)を、このABS値が時間に対して変化する、その変化の仕方から算出し(ブロック609参照)、その速度(velocity)から、推定の速さ(speed)“s”の値を算出する。
・下位層の一部により、VELの値が与えられる場合には(ブロック611参照)、DIST,TA,RSSを使用して、移動端末の速度(velocity)を算出する(ブロック613参照)。
・下位層の一部により、DISTの値が与えられる場合には(ブロック615参照)、TAとRSSを使用して、このDIST値が時間に対して変化する、その変化の仕方から速さの推定値を算出する(ブロック617参照)。
・下位層の一部により、TAの値が与えられる場合には(ブロック619参照)、RSSを使用して、このTA値が時間に対して変化する、その変化の仕方から上記の速さの推定値を算出する(ブロック621参照)。
・下位層の一部により、RSSの値が与えられる場合には(ブロック623参照)、このRSSの時間に対する変化と、この無線ネットワークの代表的なセルサイズに関して事前に設定してある情報を使用して上記の速さの推定値を算出する(ブロック625参照)。
・下位層の一部がWLAN型のネットワークと関係する場合には(ブロック627)、移動端末1の速さの算出に使用する相対位置の測定精度は10mのオーダであるとする(ブロック629)。
・下位層の一部がセルラー型のネットワークと関係する場合には(ブロック631)、速さの算出に使用される移動端末の相対位置、絶対位置の測定精度は500mのオーダであるとする(ブロック633)。
・但し、下位層の一部がセルラーTDMAネットワークと関係しており、しかも、TAが大きく、典型的な例として、TA>5000mであるような場合には(ブロック635)、移動端末の速さ測定の精度は低くなることが予想され、移動端末の相対位置、絶対位置の測定精度は1000mと設定する(ブロック637)。
速さの計算済みの平均値に基づいて、アクセスネットワークを選択するアルゴリズムについて説明する(図6のブロック642参照、さらに詳しくは、図7参照)。
・短時間平均値“Sshort”が0の場合で、LANが使用できる状態であれば、LANを選択する。ブロック645、647参照。
・短時間平均値“Sshort”が増加しており、WLAN、又は、セルラーネットワークがまだ選択されてなくて、条件式「Sshort < SmaxWLAN」が満たされており、しかも、WLANが使用可能であれば、WLANを選択する。ブロック649、651参照。閾値SmaxWLANは、通常の場合には、7m/sに設定する。
・長時間平均値“Slong”が減少しており、WLANがまだ選択されてなくて、条件式「Sshort < SmaxWLAN」が満たされており、しかも、WLANが使用可能であれば、WLANを選択する。ブロック653、655参照。
・下位層の2つの別の部分による、上記で述べた方法で算出した速さの推定値が、その数値の大きさの点で、互いに基本的に異なっているようであれば、ネットワークの変更は考えられず、現在使用している、下位層の対応部分が連動しているアクセスネットワークが安定していることを示しており、接続先の変更はしない。ブロック657、659参照。この例は、移動している車内で、WLANホットスポット・サービスを使用している場合であり、この場合には、移動車両の外にセルラーカバレッジがある。別の例として、移動端末1が基地局6の位置を基準として、一定の距離を移動しているケースがある。
・上記の事がいずれも当てはまらない場合には、セルラーネットワークを選択する。ブロック661参照。
上記の速さ推定アルゴリズム15からの出力は、移動端末1が使用する最適のアクセスネットワークを示しており、それが、例えば、WLANやセルラーネットワークである。
上位層における全体アクセス選択アルゴリズム
速さ推定アルゴリズム15の出力が、ネットワーク層L3を管理する全体アクセス選択アルゴリズム17への多数の入力のなかの1つとなる。アクセス選択アルゴリズムに取り入れられるその他の入力としては、下位層からのものがあり、例えば、ドライバから直接送信されるRSSやSNRであり、アプリケーション要求、オペレータポリシー情報、ユーザ選択情報、ネットワーク命令などのネットワーク層での速さ推定アルゴリズムからの出力ではない。
・ソケットAPI(Application Programming Interface)を介してのアプリケーション要求。
・例えば、アクセス管理のためのユーザインタフェースを介してのユーザ要求。
・例えば、オペレーター、ネットワーク、通信システムにより定義されるポリシデータベース。
移動端末1の速さに基づいて、アクセスネットワークを大まかに決定する上記の速さ推定アルゴリズム15を使用することとは別に、別のハンドオフを実行するために、その同じアルゴリズムから得た速さの推定値“s”を利用することが可能である。
移動端末1の地理的な移動の速さの概算値について、大まかの情報しか入手できない場合であっても、移動端末がハンドオフ動作に移行すべきか、アクセスネットワークを変更すべきか、ハンドオフに移行する場合の最適のタイミングがいつか、アクセスネットワークを変更するタイミングがいつかに関して、より優れた予測が可能となる。
・より広いカバレッジのアクセスネットワークに変更する必要がない。
・実際問題として、より狭いカバレッジのアクセスネットワークを選択することが可能である。
・ハンドオフを実行する緊急性がない。
・情報パケットの紛失。この紛失は、ハンドオフの場合にも起こるし、小さいサイズのセルでは、移動端末の無線回路が高速の移動端末用には設計されていないので、高速で移動する移動端末をサポートしないことが原因で発生する。
・情報パケットの無秩序な送信。
・待ち時間のばらつき。
・不必要な移動管理シグナリング。
Claims (39)
- 情報通信のための通信システムで使用される移動端末であって、前記通信システムは、少なくとも2つの無線ネットワークを含み、前記移動端末は、前記少なくとも2つの無線ネットワークのそれぞれと無線通信を行う通信回路を含み、該通信回路は、前記少なくとも2つの無線ネットワークのうちの少なくとも1つが備える少なくとも1つのアクセスポイントとの間で通信する際に特定の機能を実行する複数の回路ブロックを含み、該複数の回路ブロックのそれぞれは、前記移動端末が移動する際の速さを推定する速さ推定回路ブロックを含み、前記速さ推定回路ブロックは、前記速さの推定値を選択モジュールへ送信するように構成されており、該選択モジュールは、該速さの推定値にしたがって、前記少なくとも2つの無線ネットワークの1つを選択するように構成されており、
前記移動端末は、
前記回路ブロックは、1つのネットワーク層と少なくとも1つの下位層を含むレイヤー構造として構成され、
前記ネットワーク層は、ネットワークレベルで、前記移動端末と前記少なくとも2つのネットワークとの間の通信を行う回路ブロックを含み、
前記少なくとも1つの下位層は、前記移動端末と前記少なくとも2つの無線ネットワークのアクセスポイントとの間の情報の物理的送信を行う回路ブロックを含み、
前記速さ推定回路ブロックのうち第1ブロックは、前記少なくとも1つの下位層に含まれ、
前記速さ推定回路ブロックのうちの別のもう1つのブロックである第2ブロックは、前記ネットワーク層に含まれ、前記速さ推定回路ブロックの前記第1ブロックは、少なくとも前記移動端末の現在の位置の推定値又は速さの推定値を、前記第2ブロックに送信することを特徴とする移動端末。 - 前記速さ推定回路ブロックのうちの第1ブロックは、前記少なくとも2つの無線ネットワークのそれぞれに特別に対応した速さ推定回路ブロックを含むことを特徴とする請求項1に記載の移動端末。
- 前記特別に対応した速さ推定回路ブロックのそれぞれは、少なくとも前記移動端末の現在の位置の推定値又は現在の速さの推定値を前記速さ推定回路ブロックのうちの別のもう1つのブロックに送信するように構成されており、少なくとも前記推定値が特別に対応した前記速さ推定回路ブロックのそれぞれにおいて算出されることを特徴とする請求項1または2に記載の移動端末。
- 前記特別に対応した速さ推定回路ブロックのそれぞれは、前記移動端末に関連しているパラメータを、個別のメッセージ、又は、情報の別の項目として、前記速さ推定回路ブロックの第2ブロックに送信するように構成されており、前記個別のメッセージ、又は、情報の項目は、単に、前記パラメータのうちの1つの値を保持するためだけに設けられていることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の移動端末。
- 前記特別に対応した速さ推定回路ブロックのそれぞれは、前記移動端末と前記少なくとも2つの無線ネットワークの1つの個別アクセスポイントとの間の無線送信に直接に関連するか、あるいは、その無線送信から派生したパラメータの値を、前記速さ推定回路ブロックの第2ブロックに送信するように構成されており、前記パラメータには、受信信号強度、信号対雑音比、タイミングアドバンスのうちの少なくとも1つが含まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の移動端末。
- 前記特別に対応した速さ推定回路ブロックのそれぞれが、前記移動端末と関係するパラメータの値を、前記速さ推定回路ブロックの第2ブロックに、定期的に、または、前記パラメータの1つの値が閾値を越えた場合に送信するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の移動端末。
- 前記特別に対応した速さ推定回路ブロックは、
・ソフトウエア割り込み、
・ファンクションコール又はコールバックファンクション、
・オペレーティングシステムのメッセージサービス
のうちの1つを選択して使用することにより、パラメータの値を送信するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の移動端末。 - 前記特別に対応した速さ推定回路ブロックの1つは、前記少なくとも2つの無線ネットワークの1つが備えたアクセスポイントからの前記移動端末の距離の連続的な推定値に基づいて、前記移動端末の速さの推定値を求めるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の移動端末。
- 前記特別に対応した速さ推定回路ブロックの1つは、前記アクセスポイントのセル半径、前記アクセスポイントとの通信に使用される送信電力、前記アクセスポイントから受信する信号強度に基づいて、前記移動端末のアクセスポイントからの距離の推定値を求めるように構成されているであることを特徴とする請求項8に記載の移動端末。
- 前記特別に対応した速さ推定回路ブロックの1つは、前記移動端末のアクセスポイントからの距離の推定値を、前記アクセスポイントとの通信により検知されたタイミングアドバンスに基づいて、算出するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の移動端末。
- 前記速さ推定回路ブロックの第2ブロックは、特別に対応した速さ推定回路ブロックから受信した、前記移動端末の位置の推定値又は速さの推定値を含んでいる複数の情報を組み合わせて、前記移動端末の速さの合成値を得るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の移動端末。
- 前記速さ推定回路ブロックの第2ブロックは、前記特別に対応した速さ推定回路ブロックから受信した情報が、前記移動端末がローカルエリアネットワークのアクセスポイントと通信中であることを示している場合には、前記合成値をゼロに確定するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の移動端末。
- 前記速さ推定回路ブロックの第2ブロックは、複数の前記特別に対応した速さ推定回路ブロックの1つから受信した、前記少なくとも2つの無線ネットワークのうちの1つに備えられた前記アクセスポイントからの移動端末の距離の連続的な推定値から、前記合成値を求めるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の移動端末。
- 前記速さ推定回路ブロックの第2ブロックは、複数の前記特別に対応した速さ推定回路ブロックの1つから受信した、前記アクセスポイントとの通信中に検知されたタイミングアドバンスの値における変化から、前記合成値を求めるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の移動端末。
- 前記速さ推定回路ブロックの第2ブロックは、1つの前記アクセスポイントから受信した信号強度の連続値と、セルサイズを表す所定値と、前記アクセスポイントにおける送信電力を表す所定値から、前記合成値を求めるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の移動端末。
- 前記速さ推定回路ブロックの第2ブロックは、前記合成値の精度の値を算出するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の移動端末。
- 前記選択モジュールは、前記速さ推定回路ブロックに接続されている前記移動端末内の選択回路ブロックであり、前記選択回路ブロックに接続された該速さ推定回路ブロックは、前記第2ブロックのみであることを特徴とする請求項1に記載の移動端末。
- 前記選択回路ブロックは、前記移動端末が情報通信を行う無線ネットワークを選択するためのパラメータとして、閾値又はマージン値を使用するように構成されており、該パラメータとして、前記少なくとも2つの無線ネットワークから受信した信号強度の閾値、信号対雑音比の閾値が使用されることを特徴とする請求項17に記載の移動端末。
- それぞれが個別のエリアをカバーする少なくとも2つのアクセスポイントを有する無線ネットワークと、
前記少なくとも2つのアクセスポイントのうちの1つを介して前記無線ネットワークと無線通信を行うように構成された移動端末と、
前記移動端末が移動する際の速さを推定する速さ推定機能部と、
前記速さ推定機能部から受信した前記速さの推定値に基づいて、前記移動端末との情報通信を行うための前記少なくとも2つのアクセスポイントの1つを選択する選択機能部と
を含む情報通信のための通信システムであって、
通信用のレイヤーシステムには、
前記移動端末と前記無線ネットワーク間のネットワークレベルの通信を行うネットワーク層と、
前記移動端末と前記少なくとも2つのアクセスポイントとの間の情報の物理的送信を行う少なくとも1つの下位層と
が含まれ、
前記速さ推定機能部の第1パートは、前記少なくとも1つの下位層に設置されているか、又は、前記下位層において動作しており、
前記速さ推定機能部の第2パートは、前記ネットワーク層に設置されているか、又は、前記ネットワーク層において動作しており、
前記第1パートが前記移動端末の現在の位置の推定値又は速さの推定値を前記第2パートに送信するよう構成されていることを特徴とする通信システム。 - 前記速さ推定機能部の第1パートには、前記少なくとも2つのアクセスポイントの1つ1つと通信するよう個別に対応付けられた複数の部分が含まれることを特徴とする請求項19に記載の通信システム。
- 前記第1パートに備えられた前記部分のそれぞれが、
前記移動端末の現在の位置の推定値又は現在の速さの少なくとも推定値を算出するように構成されており、かつ、
前記第1パートに備えられた前記部分のそれぞれが求めた前記移動端末の現在の位置の推定値又は現在の速さの推定値を、前記速さ推定機能部の第2パートに送信するように構成されていることを特徴とする請求項20に記載の通信システム。 - 前記速さ推定機能部に備えられた前記第2パートは、前記第1パートから受信した前記移動端末の位置の推定値又は速さの推定値を含んだ情報を組み合わせて、前記移動端末の速さの合成値を求めるように構成されていることを特徴とする請求項20に記載の通信システム。
- 前記第1パートが、前記移動端末と関連付けられたパラメータの値を、該パラメータの値を保持するだけの個別のメッセージ、又は、該パラメータの値を保持するだけの個別の情報項目として、前記第2パートに送信するように構成されていることを特徴とする請求項19に記載の通信システム。
- 前記パラメータの値として含まれている前記移動端末の位置の推定値又は速さの推定値は、前記第1パートにおいて、測定、計算又は推定により取得された値であることを特徴とする請求項23に記載の通信システム。
- 前記第1パートは、前記移動端末と、前記無線ネットワークに備えられた前記少なくとも2つのアクセスポイントの1つとの間の無線送信と直接に関係付けられたパラメータの値を前記第2パートに送信するように構成されており、該パラメータの値として、受信信号強度、信号対雑音比、タイミングアドバンスの少なくとも1つが含まれていることを特徴とする請求項19に記載の通信システム。
- 前記第1パートが、前記移動端末と関係付けられたパラメータの値を、定期的、又は、該パラメータの値の1つが閾値を超えたときに、前記第2パートに送信するよう構成されていることを特徴とする請求項19に記載の通信システム。
- 前記第1パートが、
ソフトウエア割り込み、
ファンクションコール又はコールバックファンクション、
オペレーティングシステムのメッセージサービス
のうちの1つを選択して使用することにより、前記パラメータの値を送信するように構成されていることを特徴とする請求項26に記載の通信システム。 - 前記選択機能部は、前記移動端末が情報通信を行うことになる前記少なくとも2つのアクセスポイントの1つを選択するためのパラメータとして、閾値又はマージン値を使用するように構成されており、前記閾値又はマージン値は、前記少なくとも2つのアクセスポイントから受信した信号強度の閾値又は信号対雑音比の閾値であることを特徴とする請求項19に記載の通信システム。
- 通信システムにおいて情報を通信する方法であって、
前記通信システムは、
異なったエリア又は個別のエリアをカバーする少なくとも2つのアクセスポイントを有した無線ネットワークシステムと、
移動端末とを含み、
前記情報の通信は、レイヤーシステムのネットワーク層及び少なくとも1つの下位層に備えられた複数の機能部よって処理されるように構成されており、
前記ネットワーク層に備えられた機能部は、前記移動端末と前記無線ネットワークシステムとの間のネットワークレベルでの通信を処理するように構成されており、
前記下位層に備えられた機能部は、前記移動端末と前記少なくとも2つのアクセスポイント間の情報の物理的送信を処理するように構成されており、
前記方法は、
前記無線ネットワークシステムと前記移動端末との間で、前記少なくとも2つのアクセスポイントのうちの選択された1つを介して情報を無線で送信する送信ステップと、
前記移動端末の移動する速さを推定して、速さの推定値を取得する推定ステップと、
前記移動端末の情報を無線で送信するための前記少なくとも2つのアクセスポイントのうちの選択されたアクセスポイントを、前記速さの推定値に基づいて変更する変更ステップと
を含み、
前記推定ステップは、
前記速さの推定は、前記少なくとも1つの下位層で実行される第1サブステップと、
前記ネットワーク層で実行される第2サブステップ
を含み、
前記移動端末の現在の位置の推定値又は速さの推定値が、前記第1サブステップから前記第2サブステップへと渡されることを特徴とする方法。 - 前記第1サブステップは、前記通信システム内における異なった複数の部分で実行され、前記異なった複数の部分のそれぞれは、前記少なくとも2つの異なったアクセスポイントの1つとだけ通信を行うことを特徴とする請求項29に記載の方法。
- 前記推定ステップにおける前記第1サブステップのそれぞれで、前記移動端末の現在の位置の推定値又は速さの推定値を少なくとも算出し、
前記第1サブステップのすべてにおいて算出された前記移動端末の現在の位置の推定値又は現在の速さの推定値の全部を前記第2サブステップに転送することを特徴とする請求項29に記載の方法。 - 前記第2サブステップにおいて、前記第1サブステップから受信した前記移動端末の位置の推定値又は速さの推定値を含んだ情報を組み合わせることで前記移動端末の速さの合成値を得ることを特徴とする請求項29に記載の方法。
- 前記第1サブステップにおいて、前記移動端末と関係付けられたパラメータの値が、該パラメータの値の1つを保持するだけの個別メッセージ、又は、該パラメータの値の1つを保持するだけの個別の情報項目として、前記第2サブステップに転送されることを特徴とする請求項29に記載の方法。
- 前記第1サブステップにおいて、前記位置の推定値又は前記速さの推定値を含むパラメータの値は、前記少なくとも1つの下位層で動作する機能部において、測定、計算又は推定により取得されることを特徴とする請求項29に記載の方法。
- 前記第1サブステップにおいて、前記移動端末と、前記無線ネットワークシステムに備えられた前記少なくとも2つのアクセスポイントの1つとの間の無線送信と直接に関係したパラメータである、受信信号強度、信号対雑音比及びタイミングアドバンスのうちの少なくとも1つを、前記第2サブステップに転送することを特徴とする請求項29に記載の方法。
- 前記移動端末と関係付けられたパラメータの値が、定期的に又は前記パラメータの値が閾値を越えた場合に、前記第1サブステップから前記第2サブステップに転送されることを特徴とする請求項29に記載の方法。
- ソフトウエア割り込み、
ファンクションコール又はコールバックファンクション、
オペレーティングシステムのメッセージサービス
のうちの1つを選択して使用することにより、前記第1サブステップから前記パラメータの値を送信することを特徴とする請求項35に記載の方法。 - 前記移動端末と関係付けられたパラメータの値を、該パラメータの値を保持するだけの個別メッセージ、又は、該パラメータの値を保持するだけの個別の情報項目として、前記第1サブステップのそれぞれから、前記第2サブステップに送信することを特徴とする請求項35に記載の方法。
- 前記変更ステップにおいて、前記移動端末が情報通信を行うための前記少なくとも2つのアクセスポイントの1つを選択するために、パラメータの値の閾値又はマージン値が使用され、
前記閾値又はマージン値として、前記少なくとも2つのアクセスポイントから受信した信号の強度又は信号対雑音比の閾値が用いられることを特徴とする請求項29に記載の方法。
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