JP2002190769A - 移動体通信機及び移動体通信システム - Google Patents

移動体通信機及び移動体通信システム

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JP2002190769A
JP2002190769A JP2000389034A JP2000389034A JP2002190769A JP 2002190769 A JP2002190769 A JP 2002190769A JP 2000389034 A JP2000389034 A JP 2000389034A JP 2000389034 A JP2000389034 A JP 2000389034A JP 2002190769 A JP2002190769 A JP 2002190769A
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JP2000389034A
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Masatsune Terauchi
真恒 寺内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動体通信機の移動状態に応じて、通信方式を
適宜に選択したり、適確な情報を提供する。 【解決手段】PDC方式及びPHS方式別に、受信レベ
ルの変動履歴、及びハンドオーバ回数が記憶部10に記
憶されると、演算部11は、受信レベルの変動履歴及び
ハンドオーバ回数に基づいて、移動体通信機31の移動
速度を判定する。演算部11は、移動体通信機31が停
止しているか、その移動速度が低いときに、基地局のセ
ルが狭いながらも、音声の品質が良く、データ通信速度
が速く、送信出力が低くて済むPHS方式を選択し、P
HS方式の通信を行う。また、演算部11は、移動体通
信機31の移動速度が高いときに、基地局のセルが広
く、ハンドオーバ回数が少なく、通信が中断し難いPD
C方式を選択し、PDC方式の通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機や携帯
情報通信端末装置等の移動体通信機及び移動体通信シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の移動体通信機として
は、単一の通信方式ではなく、複数の通信方式を併用す
るものがある。例えば、PDC方式とPHS方式を併用
するデュアルモード携帯電話機、GSM方式とDCS方
式を併用するデュアルバンド携帯電話機、AMPS方式
とCDMA方式を併用するデュアルモード携帯電話機等
がある。
【0003】PDC方式とPHS方式を併用するデュア
ルモード携帯電話機を例に挙げると、2つの通信方式の
いずれかを手動で切り換えている。また、この切換えの
手間を省くために、特開平9−9348号公報に記載の
通信端末においては、2つの通信方式によるそれぞれの
受信レベルを検出し、受信レベルの高い方の通信方式を
選択している。この従来の通信端末の概略構成を図12
に示す。
【0004】図12に示す通信端末おいて、PDC方式
を選択したときには、電波をアンテナ101で受信し
て、このアンテナ101の受信入力をPDC受信部10
3に加え、ここで受信入力を復調して、デジタル信号を
形成し、このデジタル信号をPDC制御部106に加え
る。また、PDC制御部106から出力されたデジタル
信号をPDC送信部102に加え、ここでデジタル信号
を変調入力として、搬送波を変調し、この搬送波をアン
テナ101に加え、電波をアンテナ101から送出して
いる。同様に、PHS方式を選択したときには、アンテ
ナ101の受信入力をPHS受信部105に加え、ここ
で受信入力を復調して、その復調出力であるデジタル信
号をPHS制御部108に加える。また、PHS制御部
108から出力されたデジタル信号を変調入力としてP
HS送信部104に加え、その変調出力をアンテナ10
1に加え、電波をアンテナ101から送出している。
【0005】また、PDC受信電力検出部107は、P
DC受信部103の受信電力を検出し、PDC方式によ
る受信レベルを示すRSSI(Received Signal Streng
th Indication )信号を出力する。同様に、PHS受信
電力検出部109は、PHS受信部105の受信電力を
検出し、PHS方式による受信レベルを示すRSSI信
号を出力する。比較部112は、PDC方式のRSSI
信号及びPHS方式のRSSI信号を入力して比較し、
レベルが高い方のRSSI信号の通信方式、つまり受信
レベルが高い方の通信方式に対応する送受信部を選択す
る。
【0006】従って、PDC方式による受信レベルの方
が高ければ、PDC送信部102及びPDC受信部10
3が通信のために選択され、またPHS方式による受信
レベルの方が高ければ、PHS送信部104及びPHS
受信部105が通信のために選択される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、PDC方式
とPHS方式は、それぞれに固有の特徴を有している。
一方のPDC方式では、1つの基地局の通信し得るセル
の半径がPHS方式よりも広い。このため、通信端末の
高速移動中には、1つの基地局のセルから他の基地局の
セルへと移動して、中継のための基地局を切り換える
(以下ハンドオーバと称す)回数が少ない。ハンドオー
バの回数が少ないということは、中継のための次の基地
局が見つからないという事態を招く可能性が低く、通信
が中断し難いという利点がある。また、ハンドオーバの
ための基地局及び通信端末間の通信制御手順が少なくて
済む。更に、セルの半径が大きい方が、全体の通信エリ
アも広いという傾向がある。
【0008】他方のPHS方式では、セルの半径が小さ
いため、通信端末の高速移動中には、ハンドオーバの回
数が多くなる。しかしながら、セルの半径が小さいた
め、通信エリアが同じ広さであれば、PDC方式より
も、セルの数が多くなる。セルの数が多くなれば、同一
の通信周波数を相互に離間した複数のセルで用いること
が容易となり、限られた周波数資源を有効に活用するこ
とができる。この結果として、PDC方式よりも、1つ
の通信回線に割り当てられる周波数帯域を広くし易く、
音声の品質が良かったり、データ通信速度が速いという
利点がある。また、セルの半径が小さいので、通信端末
及び基地局の出力が小さくて済み、更には通信端末の小
型化及びコストの低減が容易となる。
【0009】しかしながら、上記従来の通信端末の様
に、PDC方式及びPHS方式のうちから受信レベルの
高い方を選択すると、高速移動中であっても、狭いセル
のPHS方式が選択されることがあり、この場合は、ハ
ンドオーバの回数が多くなり、通信が中断し易くなっ
た。
【0010】また、近年は、携帯電話機に画像を表示し
たり、音楽を配信するという様に、その用途が多様化し
ており、更なるサービスの向上が望まれている。例え
ば、移動中の携帯電話機に、移動中に有効な情報を提供
すれば、利便性が向上する。あるいは、種々の情報を処
理し得る通信端末においては、多くの情報をインターネ
ットを通じて受信しても、情報の処理に手間がかかるの
で、通信端末が移動しているか否かに応じて、情報の取
捨選択を行ってから、情報を通信端末に提供すれば、情
報の処理が容易となる。
【0011】そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑み
てなされたものであり、移動体通信機の移動状態に応じ
て、通信方式を適宜に選択したり、適確な情報を提供す
ることが可能な移動体通信機及び移動体通信システムを
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、基地局と通信を行う移動体通信機におい
て、移動体通信機の受信レベルを検出する受信レベル検
出手段と、受信レベル検出手段によって検出された受信
レベルの変動履歴に基づいて、移動体通信機が移動して
いるか否か、及び移動速度のうちの少なくとも1つを判
定する判定手段とを備えている。
【0013】また、本発明は、移動に伴い、各基地局の
うちの1つから他の1つへと、中継のための基地局を変
更する移動体通信機において、中継のための基地局の変
更を検出する変更検出手段と、変更検出手段によって検
出された基地局の変更の回数に基づいて、移動体通信機
が移動しているか否か、及び移動速度のうちの少なくと
も1つを判定する判定手段とを備えている。
【0014】更に、本発明は、移動に伴い、各基地局の
うちの1つから他の1つへと、中継のための基地局を変
更する移動体通信機において、移動体通信機の受信レベ
ルを検出する受信レベル検出手段と、中継のための基地
局の変更を検出する変更検出手段と、受信レベル検出手
段によって検出された受信レベルの変動履歴、及び変更
検出手段によって検出された基地局の変更の回数に基づ
いて、移動体通信機が移動しているか否か、及び移動速
度のうちの少なくとも1つを判定する判定手段とを備え
ている。
【0015】この様な構成の本発明によれば、移動体通
信機の受信レベルの変動履歴、もしくは中継のための基
地局の変更回数に基づいて、移動体通信機が移動してい
るか否か、及び移動速度のうちの少なくとも1つを判定
している。例えば、移動体通信機の移動速度が高い程、
フェージングの影響により受信レベルが大きく変動し、
また1つの基地局のセルから他の基地局のセルへと、移
動体通信機が頻繁に移動して、基地局の変更回数が多く
なる。このため、受信レベルの変動履歴、もしくは基地
局の変更回数に基づいて、移動体通信機の移動状態を判
定することができる。
【0016】また、本発明においては、移動体通信機の
移動状態に応じて、表示情報を設定し、この表示情報を
表示する表示手段を更に備えている。
【0017】この表示情報としては、例えば移動体通信
機が移動しているか否かとか、移動体通信機の移動速度
がある。
【0018】一方、本発明は、複数の基地局を含む回線
交換網と、各基地局のいずれかと通信する移動体通信機
とを備える移動体通信システムにおいて、移動体通信機
の受信レベルを検出する受信レベル検出手段と、受信レ
ベル検出手段によって検出された受信レベルの変動履歴
に基づいて、移動体通信機の移動状態を判定する判定手
段とを備えている。
【0019】また、本発明は、複数の基地局を含む回線
交換網と、移動体通信機とを備え、移動体通信機の移動
に伴い、各基地局のうちの1つから他の1つへと、中継
のための基地局を変更する移動体通信システムにおい
て、中継のための基地局の変更を検出する変更検出手段
と、変更検出手段によって検出された基地局の変更の回
数に基づいて、移動体通信機の移動状態を判定する判定
手段とを備えている。
【0020】更に、本発明は、複数の基地局を含む回線
交換網と、移動体通信機とを備え、移動体通信機の移動
に伴い、各基地局のうちの1つから他の1つへと、中継
のための基地局を変更する移動体通信システムにおい
て、移動体通信機の受信レベルを検出する受信レベル検
出手段と、中継のための基地局の変更を検出する変更検
出手段と、受信レベル検出手段によって検出された受信
レベルの変動履歴、及び変更検出手段によって検出され
た基地局の変更の回数に基づいて、移動体通信機の移動
状態を判定する判定手段とを備えている。
【0021】この様な構成の本発明によれば、移動体通
信機の受信レベルの変動履歴、もしくは中継のための基
地局の変更回数に基づいて、移動体通信機の移動状態を
判定している。この判定は、移動体通信機でなされて
も、回線交換網に含まれる各基地局、端末装置及び他の
通信機のいずれかでなされても構わない。
【0022】また、本発明においては、移動体通信機の
移動状態は、移動体通信機が移動しているか否か、及び
移動速度のうちの少なくとも1つを示す。
【0023】例えば、受信レベルが大きく変動し、また
基地局の変更回数が多くなる程、移動体通信機の移動速
度が高いと判定する。
【0024】更に、本発明においては、移動体通信機
は、移動体通信機の移動状態に応じて、複数の通信方式
のいずれかを選択し、選択した通信方式により通信を行
う通信方式選択手段を備え、この選択した通信方式を各
基地局のいずれかに指示し、この選択した通信方式で、
基地局との通信を行う。
【0025】また、本発明においては、移動体通信機
は、移動体通信機の移動状態を送信し、回線交換網に含
まれる各基地局、端末装置及び他の通信機のいずれか
は、移動体通信機の移動状態を通知され、この移動状態
に応じて、複数の通信方式のいずれかを選択し、この選
択した通信方式を各基地局のいずれかより移動体通信機
に指示し、この選択した通信方式で、移動体通信機と基
地局間の通信を行う。
【0026】例えば、PDC方式及びPHS方式のいず
れかを選択する場合は、移動体通信機が移動していると
きに、より広いセルのPDC方式を選択する。これによ
り、ハンドオーバの回数を減少させ、通信の中断を防止
することができる。また、移動体通信機が静止している
ときには、より狭いセルのPHS方式を選択する。これ
により、音声品質やデータ通信速度を向上させ、また通
信出力を低減して、消費電力を低減することができる。
【0027】更に、本発明においては、通信の開始に際
し、通信方式の選択及び指示が行われて、通信方式が設
定される。
【0028】また、本発明においては、通信中に、通信
方式の選択及び指示が行われて、通信方式が切り換えら
れ、この通信が継続される。
【0029】この様に通信方式の切り替えは、通信開始
及び通信中のいずれでも行う。
【0030】更に、本発明においては、移動体通信機の
移動状態に応じて、複数の表示情報のいずれかを選択す
る選択手段と、この選択した表示情報を移動体通信機側
で表示する表示手段とを更に備えている。
【0031】また、本発明においては、移動体通信機の
移動状態に応じて、移動体通信機が移動し得るエリアを
設定し、各表示情報のうちから、該エリアに対応する表
示情報を選択する選択手段と、この選択した表示情報を
移動体通信機側で表示する表示手段とを更に備えてい
る。
【0032】例えば、地域に特有の表示情報を移動体通
信機で表示する場合は、移動体通信機が静止していれ
ば、狭い地域の表示情報を移動体通信機で表示し、また
移動体通信機が移動していれば、広い地域の表示情報を
移動体通信機で表示する。
【0033】更に、本発明は、基地局と通信を行う移動
体通信機において、移動体通信機の移動状態を判定する
判定手段と、移動体通信機の移動状態に応じて、表示情
報を設定し、この表示情報を表示する表示手段とを備え
ている。
【0034】また、本発明は、複数の基地局を含む回線
交換網と、各基地局のいずれかと通信する移動体通信機
とを備える移動体通信システムにおいて、移動体通信機
の移動状態を判定する判定手段と、移動体通信機の移動
状態に応じて、複数の通信方式のいずれかを選択し、選
択した通信方式により、移動体通信機と基地局間の通信
を行う通信方式選択手段とを備えている。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0036】図1は、本発明の移動体通信システムの一
実施形態を示すブロック図である。本実施形態のシステ
ムは、PDC(Personal Digital Cellular )方式及び
PHS(Personal Handyphone System)方式を併用する
移動体通信機31と、複数のPDC基地局32−1,3
2−2,32−3と、各PDC基地局32−1〜32−
3とPDC中継交換機35間の接続制御を行うPDC加
入者交換機33と、PDC位置登録情報サーバ34と、
PDC加入者交換機33と他の交換機間の接続制御を行
うPDC中継交換機35と、複数のPHS基地局36−
1,36−2,36−3と、各PHS基地局36−1〜
36−3とPHS中継交換機39間の接続制御を行うP
HS加入者交換機37と、PHS位置登録情報サーバ3
8と、PHS加入者交換機37と他の交換機間の接続制
御を行うPHS中継交換機39と、PDC位置登録情報
サーバ34とPHS位置登録情報サーバ38間で情報を
送受する位置登録情報ゲートウェイ42とを備えてい
る。
【0037】移動体通信機31、各基地局、各交換機等
の間では、相互の回線接続を制御するための回線制御情
報を送受しており、この回線制御情報により、移動体通
信機31がいずれの基地局と通信可能であるかを判定
し、この基地局を移動体通信機31の通信を中継するも
のとしてPDC位置登録情報サーバ34又はPHS位置
登録情報サーバ38に登録している。また、この基地局
と移動体通信機31間で、回線制御情報を送受すること
により、発呼及び着呼を行う。
【0038】また、例えば通信中の移動体通信機31が
PDC基地局31−1のセルから他のPDC基地局31
−2のセルへと移動しつつあるときには、移動体通信機
31は、2つのPDC基地局31−1,31−2からそ
れぞれの回線制御情報を受信し、これらの回線制御情報
に基づいて、2つのPDC基地局31−1,31−2の
通信条件を判定する。そして、移動体通信機31は、P
DC基地局31−2の通信条件の方が良いと判定したと
きに、ハンドオーバをPDC基地局に要求する。これに
応答して、PDC位置登録情報サーバ34では、移動体
通信機31の通信を中継する基地局をPDC基地局31
−1からPDC基地局31−2に変更する。この登録内
容の更新に伴い、実際に、移動体通信機31の通信を中
継する基地局がPDC基地局31−1からPDC基地局
31−2に変更される。
【0039】PDC方式による移動体通信機31からの
発呼に際しては、回線制御情報の送受により、通話相手
の他の移動体通信機が移動体通信機31から例えばPD
C基地局32−1へと通知され、更にPDC加入者交換
機33を通じてPDC位置登録情報サーバ34へと通知
される。PDC位置登録情報サーバ34は、通話相手の
他の移動体通信機が登録されているか否かを判定し、登
録されていれば、通話相手の他の移動体通信機の通信を
中継する例えばPDC基地局31−2を検索し、この通
話相手の他の移動体通信機をPDC加入者交換機33を
通じてPDC基地局31−2に通知する。これにより、
PDC基地局31−2から通話相手の他の移動体通信機
が呼び出され、この通話相手の他の移動体通信機が着呼
に応答すると、移動体通信機31と他の移動体通信機が
各PDC基地局32−1,32−2及びPDC加入者交
換機33を通じて接続される。
【0040】また、通話相手の他の移動体通信機がPD
C位置登録情報サーバ34に登録されていない場合は、
通話相手が各PDC基地局32−1〜32−3のセルの
いずれにも入っていないので、PDC中継交換機35、
PHS中継交換機39、あるいは他の交換機を通じて、
通信相手を呼び出すことになる。
【0041】尚、同様の手順で、PHS方式による移動
体通信機からの発呼も行われる。
【0042】次に、PDC方式により移動体通信機31
が待ち受け状態であるものとする。このとき、移動体通
信機31の通信を中継する基地局として例えばPDC基
地局31−1がPDC位置登録情報サーバ34に登録さ
れている。
【0043】従って、例えばPDC基地局31−2によ
って中継される他の移動体通信機が移動体通信機31を
呼び出した場合は、移動体通信機31がPDC位置登録
情報サーバ34に通知され、ここで移動体通信機31の
通信を中継するPDC基地局31−1が検索され、この
PDC基地局31−1から移動体通信機31が呼び出さ
れる。そして、移動体通信機31が着呼に応答すると、
他の移動体通信機と移動体通信機31が各PDC基地局
32−2,32−1及びPDC加入者交換機33を通じ
て接続される。
【0044】また、各PDC基地局32−1〜32−3
のセルのいずれにも入っていない通話相手からの呼び出
しは、PDC中継交換機35に通知される。これに応答
してPDC中継交換機35は、移動体通信機31の通信
を中継するPDC基地局31−1をPDC位置登録情報
サーバ34から検索し、通話相手からの回線をPDC加
入者交換機33を通じてPDC基地局31−1に接続す
る。この後、PDC基地局31−1から移動体通信機3
1が呼び出され、移動体通信機31が着呼に応答する
と、移動体通信機31がPDC基地局31−1、PDC
加入者交換機33、PDC中継交換機35、及び他の交
換機を通じて通話相手に接続される。
【0045】尚、同様の手順で、PHS方式による移動
体通信機からの発呼も行われる。また、待ち受け状態の
ときには、PDC方式及びPHS方式を共に設定するこ
とができる。
【0046】図2は、2つの移動体通信機間の通信経路
の概略を示している。ここでは、第1移動体通信機31
Aから第2移動体通信機31Bへと、データを送受して
いる。第1移動体通信機31Aでは、データをPDC制
御部6Aを通じてPDC送信部2Aに加え、ここでデー
タを変調入力として、搬送波を変調し、この搬送波をア
ンテナ1Aに加え、電波をアンテナ1Aから送出する。
例えばPDC基地局31−1では、この電波をアンテナ
21Aで受信し、受信入力を受信部22Aで復調して、
その復調出力であるデータを送出する。このデータは、
PDC加入者交換機33、PDC中継交換機35、PH
S加入者交換機37、PHS中継交換機39、及び他の
中継交換機等からなる回線交換網53を通じて、例えば
PDC基地局31−2に入力される。PDC基地局31
−2では、データを送信部23Bの変調入力として、搬
送波を変調し、この搬送波をアンテナ21Bに加えて、
電波を送出する。第2移動体通信機31Bでは、この電
波をアンテナ1Bで受信し、受信入力を受信部3Bで復
調して、その復調出力であるデータをPDC制御部6B
を通じて送出する。
【0047】尚、同様の手順で、PHS方式による通
信、PDC方式とPHS方式間の通信が行われる。ま
た、PDC方式及びPHS方式のいずれかと他の通信方
式の通信相手間の通信も可能である。
【0048】図3は、PDC方式及びPHS方式を併用
する移動体通信機31の構成を示すブロック図である。
【0049】移動体通信機31において、PDC方式を
選択したときには、アンテナ1からの受信入力をPDC
受信部3に加え、ここで受信入力を復調して、デジタル
信号を形成し、このデジタル信号をPDC制御部6に加
える。また、PDC制御部6から出力されたデジタル信
号をPDC送信部2に加え、ここでデジタル信号を変調
入力として、搬送波を変調し、この搬送波をアンテナ1
から送出している。同様に、PHS方式を選択したとき
には、アンテナ1からの受信入力をPHS受信部5に加
え、ここで受信入力を復調して、その復調出力であるデ
ジタル信号をPHS制御部8に加える。また、PHS制
御部8から出力されたデジタル信号を変調入力としてP
HS送信部4に加え、その変調出力をアンテナ1から送
出している。
【0050】また、PDC受信電力検出部7は、予め設
定された周期的で、PDC受信部3の受信電力を検出
し、PDC方式による受信レベルを示すRSSI信号を
出力する。このRSSI信号によって示されるPDC方
式による受信レベルは、記憶部10に記憶される。同様
に、PHS受信電力検出部9は、同じタイミングで、P
HS受信部5の受信電力を検出し、PHS方式による受
信レベルを示すRSSI信号を出力する。このRSSI
信号によって示されるPHS方式による受信レベルも、
記憶部10に記憶される。
【0051】従って、記憶部10は、所定の周期で、P
DC方式による受信レベル及びPHS方式による受信レ
ベルを順次記憶する。これによって、PDC方式による
受信レベルの変動履歴、及びPHS方式による受信レベ
ルの変動履歴が生成される。
【0052】一方、PDC制御部6は、先に述べた移動
体通信機31とPDC基地局間で送受される回線制御情
報に基づいて、予め設定された時間内のハンドオーバの
回数を計数し、このハンドオーバの回数を記憶部10に
逐次記憶する。同様に、PHS制御部8は、移動体通信
機31とPHS基地局間で送受される回線制御情報に基
づいて、一定時間内のハンドオーバの回数を計数し、こ
のハンドオーバの回数を記憶部10に逐次記憶する。
【0053】これにより、PDC方式によるハンドオー
バの回数が記憶部10に記憶され、またPHS方式によ
るハンドオーバの回数が記憶部10に記憶される。
【0054】こうしてPDC方式及びPHS方式別に、
受信レベルの変動履歴、及びハンドオーバの回数が記憶
部10に記憶されると、演算部11は、受信レベルの変
動履歴及びハンドオーバの回数に基づいて、移動体通信
機31の移動速度を判定し、この移動速度に応じて、P
DC方式及びPHS方式のうちから適確な通信方式を選
択し、選択した通信方式による通信を行う。
【0055】例えば、移動体通信機31の移動速度が高
い程、フェージングの影響により受信レベルが大きく変
動するので、受信レベルの変動履歴に基づいて、移動体
通信機31の移動速度を略推定することができる。ま
た、移動体通信機31の移動速度が高い程、1つの基地
局のセルから他の基地局のセルへと、移動体通信機31
が頻繁に移動し、またフェージングの影響を受けて、ハ
ンドオーバの回数が多くなるので、ハンドオーバの回数
に基づいて、移動体通信機31の移動速度を略推定する
ことができる。
【0056】演算部11は、移動体通信機31が停止し
ているか、その移動速度が低いときに、基地局のセルが
狭いながらも、音声の品質が良く、データ通信速度が速
く、送信出力が低くて済むPHS方式を選択し、この旨
をPHS制御部8に通知する。これに応答してPHS制
御部8は、PHS送信部4及びPHS受信部5を用い
て、PHS方式の通信を行う。また、演算部11は、移
動体通信機31の移動速度が高いときに、基地局のセル
が広く、ハンドオーバの回数が少なく、通信が中断し難
いPDC方式を選択し、この旨をPDC制御部6に通知
する。これに応答してPDC制御部6は、PDC送信部
2及びPDC受信部3を用いて、PDC方式の通信を行
う。
【0057】図4は、受信レベルの変動履歴を作成し、
この変動履歴に基づいて、移動体通信機31の移動速度
を判定する処理を示すフローチャートである。
【0058】まず、PDC受信電力検出部7からのRS
SI信号によって示される受信レベルRSSI(i)を
初期化し、i=0とし(ステップS41)、一定周期の
測定タイミングを待機する(ステップS42)。PDC
受信電力検出部7は、一定周期の測定タイミングに達す
ると、PDC受信部3の受信電力をサンプリングし、R
SSI信号によって示される受信レベルRSSI(0)
を記憶部10に記憶する(ステップS43)。
【0059】演算部11は、記憶部10内の全ての受信
レベルRSSI(i)を用いて、次式(1)に示す演算
を行い。これにより受信レベル変化量dを求める(ステ
ップS44)。
【0060】
【数1】 引き続いて、演算部11は、図5に示す受信レベル移動
速度変換データテーブル51を参照し、受信レベル変化
量dに対応する移動速度を求める(ステップS45)。
そして、i=i+1に更新してから(ステップS4
6)、ステップS42に戻る。ただし、ステップS46
において、iが予め設定された最大値MAXを超える
と、i=0に戻し、記憶部10内の各受信レベルRSS
Iを消去してから、ステップS42に戻る。
【0061】ここで、i=0のとき、つまり最初の受信
レベルRSSIを求めたときには、ステップS43にお
いて変化量dが求められず、ステップS44において移
動速度も求められず、ステップS45を介してステップ
S42に戻ることになる。i=1以降では、ステップS
43において変化量dが求められ、ステップS44にお
いて移動速度も求められる。
【0062】上記式(1)においては、記憶部10に記
憶されている各受信レベルRSSI(i)を用いて、受
信レベルRSSI(i)と前回に記憶された受信レベル
RSSI(i−1)の差をi=1〜最大値MAXの範囲
で求め、これらの差の総和を受信レベル変化量dとして
求めている。
【0063】図5の受信レベル移動速度変換データテー
ブル51は、受信レベル変化量dと移動速度table _RS
SI(d) を対応させて記憶しており、受信レベル変化量d
が増加すれば、移動速度table _RSSI(d) も増加してい
る。例えば、受信レベル変化量d=50であれば、移動
速度table _RSSI(d) =60が求められる。
【0064】こうして移動速度table _RSSI(d) が求め
られる度に、演算部11は、移動速度table _RSSI(d)
と予め設定された閾値を比較し(ステップS47)、移
動速度table _RSSI(d) が閾値未満であれば、移動体通
信機31が停止しているか、その移動速度が低いと判定
する。また、移動速度table _RSSI(d) が閾値以上であ
れば、移動体通信機31の移動速度が高いと判定する。
【0065】尚、PHS方式による受信レベルの変動履
歴を作成し、この変動履歴に基づいて、移動体通信機3
1の移動速度を判定する処理も、同様の手順で行われ
る。
【0066】また、受信レベルの変化量から移動速度を
判定するための他の方法としては、受信レベルの最小値
と最大値の差を求め、この差が大きい程、移動速度が高
いと判定する方法、受信レベルの変動周期、もしくは受
信レベルを反転してから、変動周期を抽出し、この変動
周期が短い程、移動速度が高いと判定する方法、受信レ
ベルの最小値から予め設定された値に至るまでの受信電
力のサンプリング回数に基づいて移動速度を判定する方
法、及び、これらの方法を組み合わせた方法等、多様な
方法を適用し得る。
【0067】図6は、ハンドオーバの回数を求め、この
ハンドオーバの回数に基づいて、移動体通信機31の移
動速度を判定する処理を示すフローチャートである。
【0068】まず、ハンドオーバが検出されたか否かを
示す検出結果OFF(j)を初期化し、j=0とし(ス
テップS61)、一定の待ち時間の経過を待機する(ス
テップS62)。PDC制御部6は、この待ち時間の間
に、移動体通信機31とPDC基地局間で送受される回
線制御情報に基づいて、ハンドオーバを検出しなけれ
ば、検出結果OFF(0)を0に設定し、ハンドオーバ
を検出すれば、検出結果OFF(0)を1に設定し、検
出結果OFF(0)の値を記憶部10に記憶する(ステ
ップS63)。
【0069】演算部11は、次式(2)に示す演算を行
い、記憶部10内の全ての検出結果OFF(j)の値の
総和をハンドオーバ回数Dとして求める(ステップS6
4)。
【0070】
【数2】 引き続いて、演算部11は、図7に示すハンドオーバ回
数移動速度変換データテーブル71を参照し、ハンドオ
ーバ回数Dに対応する移動速度を求める(ステップS6
5)。そして、j=j+1に更新してから(ステップS
66)、ステップS62に戻る。ただし、ステップS6
6において、jが予め設定された最大値maxを超える
と、j=0に戻し、記憶部10内の各検出結果OFFを
消去してから、ステップS62に戻る。
【0071】図7のハンドオーバ回数移動速度変換デー
タテーブル71は、ハンドオーバ回数Dと移動速度tabl
e _OFF(D)を対応させて記憶しており、ハンドオーバ回
数Dが増加すれば、移動速度table _OFF(D)も増加して
いる。例えば、ハンドオーバ回数D=50であれば、移
動速度table _OFF(D)=10が求められる。
【0072】こうして移動速度table _OFF(D)が求めら
れる度に、演算部11は、移動速度table _OFF(D)と予
め設定された閾値を比較し(ステップS67)、table
_OFF(D)が閾値未満であれば、移動体通信機31が停止
しているか、その移動速度が低いと判定する。また、移
動速度table _OFF(D)が閾値以上であれば、移動体通信
機31の移動速度が高いと判定する。
【0073】尚、PHS方式によるハンドオーバ回数を
求め、このハンドオーバ回数に基づいて、移動体通信機
31の移動速度を判定する処理も、同様の手順で行われ
る。
【0074】次に、受信レベル変化量dにより判定され
た移動速度table _RSSI(d) とハンドオーバ回数Dによ
り判定された移動速度table _OFF(D)とを平均して、移
動速度(table _RSSI(d) +table _OFF(D))/2を求
める。例えば、受信レベル変化量dが50であって、図
5の受信レベル移動速度変換データテーブル51の参照
により、移動速度table _RSSI(d) =60と判定され、
かつハンドオーバ回数Dが51であって、図7のハンド
オーバ回数移動速度変換データテーブル71の参照によ
り、移動速度table _OFF(D)=20と判定された場合
は、移動速度(table _RSSI(d) +table _OFF(D))/
2=40となる。更に、PDC方式及びPHS方式別
に、それぞれの移動速度を求めた場合は、これらの移動
速度の平均を求める。
【0075】ここでは、単純平均を例示しているが、移
動速度table _RSSI(d) 及び移動速度table _OFF(D)を
重み付けしてから、平均を求めたり、受信レベル変化量
dから移動速度table _RSSI(d) への変換法則や、ハン
ドオーバ回数Dから移動速度table _OFF(D)への変換法
則を適宜に変更しても構わない。
【0076】こうして移動体通信機31の移動速度が求
められた後には、先に述べた様に移動体通信機31が停
止しているか、その移動速度が低いときに、PHS方式
が選択され、また移動体通信機31の移動速度が高いと
きに、PDC方式が選択される。
【0077】また、発呼に際し、PDC方式が選択され
ると、PDC制御部6の制御により、PDC送信部2か
らPDC基地局へと発呼及び通話相手が通知され、先に
述べた回線交換網側の手順で、移動体通信機31が通話
相手に接続される。同様に、発呼に際し、PHS方式が
選択されると、PHS制御部8の制御により、PHS送
信部4からPHS基地局へと発呼及び通話相手が通知さ
れ、回線交換網側の手順で、移動体通信機31が通話相
手に接続される。
【0078】更に、着呼に際し、PDC方式及びPHS
方式のいずれかを選択するには、移動体通信機31と基
地局間の回線制御情報の送受により、選択されなかった
通信方式の位置登録サーバにおける移動体通信機31の
登録を抹消すれば良い。例えば、PDC方式を選択する
場合は、PHS制御部8の制御により、PHS送信部4
からPHS基地局へと、PHS方式が選択されなかった
ことを示す回線制御情報を送信し、この回線制御情報を
PHS位置登録制御サーバ38に通知する。これに応答
してPHS位置登録制御サーバ38は、移動体通信機3
1の通信を中継するPDC基地局の登録を抹消する。こ
れにより、PHS方式による着呼が移動体通信機31に
通知されることがなくなる。同様に、PHS方式を選択
する場合は、PDC送信部2からPDC基地局へと、P
DC方式が選択されなかったことを示す回線制御情報を
送信し、移動体通信機31の通信を中継するPDC基地
局の登録をPDC位置登録制御サーバ34から抹消す
る。これにより、PDC方式による着呼が移動体通信機
31に通知されることがなくなる。但し、一方の位置登
録制御サーバの登録を抹消する前に、他方の位置登録制
御サーバに移動体通信機31の登録がなされていること
を確認する必要がある。
【0079】あるいは、着呼に際し、PDC方式及びP
HS方式のいずれかを選択するには、移動体通信機31
と基地局間の回線制御情報の送受により、PDC方式及
びPHS方式による受信レベルの変動履歴及びハンドオ
ーバ回数をPDC基地局及びPHS基地局を通じてPD
C位置登録情報サーバ34及びPHS位置登録サーバ3
8に通知する。PDC位置登録情報サーバ34の演算部
341は、図4及び図6と同様の処理手順で、受信レベ
ルの変動履歴及びハンドオーバ回数から移動体通信機3
1の移動速度を判定し、移動速度に基づいて、PDC方
式及びPHS方式のいずれかを選択し、PDC方式を選
択したときにのみ、着呼をPDC基地局を通じて移動体
通信機31に通知する。同様に、PHS位置登録サーバ
38の演算部381は、移動体通信機31の移動速度を
判定して、PDC方式及びPHS方式のいずれかを選択
し、PHS方式を選択したときにのみ、着呼をPHS基
地局を通じて移動体通信機31に通知する。但し、PD
C位置登録情報サーバ34及びPHS位置登録サーバ3
8による判定基準と選択基準を予め一致させておく必要
がある。
【0080】更に、通話中に、移動体通信機31の移動
速度が変化したときに、PDC方式及びPHS方式の一
方から他方へと切り換えることが可能である。例えば、
移動体通信機31の通話者が高速で移動しつつPDC方
式による通信を行ってきたものの、この通話者が目的地
に到着して、移動体通信機31が停止しているか、移動
速度が低くなったときには、PHS方式へ切り換える。
この場合、移動体通信機31の演算部11は、移動速度
が低下したことをPDC制御部6に通知する。これに応
答してPDC制御部6は、PDC基地局からPHS基地
局へのハンドオーバの要求をPDC基地局に送信する。
このハンドオーバの要求は、PDC基地局からPDC位
置登録情報サーバ34に通知される。PDC位置登録情
報サーバ34は、このハンドオーバの要求を受けると、
PHS方式への切り替え、及び移動体通信機31の移動
速度等を位置登録情報ゲートウェイ42を通じてPHS
位置登録情報サーバ38に通知する。PHS位置登録情
報サーバ38は、PHS基地局を通じて移動体通信機3
1を呼び出し、PHS方式への切り換えを通知する。こ
れにより、移動体通信機31とPHS基地局間の通信が
開始され、PDC方式からPHS方式へと切り換えられ
る。同様に、移動体通信機31の通話者が停止している
か、その移動速度が低く、かつPHS方式による通信が
行われている状態で、この通話者が高速で移動し始めた
ときには、PDC方式への切り換えが可能である。
【0081】図8は、本発明の移動体通信機の他の実施
形態を示すブロック図である。尚、図8において、図3
と同様の作用を果たす部位には同じ符号を付している。
【0082】本実施形態の移動体通信機31Cは、図1
のシステムで用いられ、PDC方式のみによって通信を
行うものであり、図3の移動体通信機31のPHS送信
部4、PHS受信部5、PHS制御部8及びPHS受信
電力検出部9を省略し、また表示部15を制御する表示
制御部13、各種の表示パターンを記憶した表示パター
ン記憶部14、及び多様な表示内容を表示する表示部1
5を付加したものである。
【0083】移動体通信機31Cにおいても、受信レベ
ルの変動履歴及びハンドオーバ回数を記憶部10に記憶
し、演算部10によって移動体通信機31Cの移動速度
を判定する。
【0084】表示パターン記憶部14には、例えば図9
の図表における低速移動時及び高速移動時に対応する例
1の2つのパターンが予め記憶されている。表示制御部
13は、移動体通信機31Cの移動速度を演算部10か
ら通知され、この移動速度に応じて、表示パターン記憶
部14内の各パターンのいずれかを選択し、この選択し
たパターンを表示部15に表示する。例えば、移動体通
信機31Cが停止しているか、その移動速度が低いとき
には、低速移動時に対応する例1のパターンが選択さ
れ、このパターンが表示部15に表示される。また、移
動体通信機31Cの移動速度が高いときには、高速移動
時に対応する例1のパターンが選択されて表示される。
【0085】尚、図9の図表における低速移動時及び高
速移動時に対応する例2の各パターンや例3の各パター
ンを採用しても構わない。あるいは、図5の受信レベル
移動速度変換データテーブル51及び図7のハンドオー
バ回数移動速度変換データテーブル71を参照すれば、
移動体通信機31Cの移動速度をより他段階に判定する
ことができる。例えば、図9の図表における例4及び例
5の様に、移動体通信機31Cの移動速度を停止時、低
速移動時、高速移動時、及び最高速移動時という4段階
に区分して、4つのパターンを設定し、移動体通信機3
1Cの移動速度に応じて、4つのパターンのいずれかを
選択して表示しても構わない。
【0086】一方、移動体通信機31Cの移動速度をP
DC基地局、あるいは回線交換網上のサーバや端末装置
に通知し、この移動速度に応じた表示情報を設定し、こ
の表示情報をPDC基地局から移動体通信機31Cに通
知し、この表示情報を表示部15に表示することができ
る。更に、移動速度に応じて、移動体通信機31Cが移
動し得るエリアを設定し、このエリアに応じた表示情報
を設定し、この表示情報を移動体通信機31Cに提供す
ることができる。例えば、移動体通信機31C周辺のレ
ストランを紹介するならば、移動体通信機31Cが停止
しているか、その移動速度が低いときには、移動体通信
機31Cの通信を中継するPDC基地局のセル内の各レ
ストランをデータベースから検索して、これらのレスト
ランを示す表示情報を移動体通信機31Cに提供する。
また、移動体通信機31Cの移動速度が高いときには、
PDC基地局のセルだけでなく、このセルを中心とした
より広いエリア内の各レストランをデータベースから検
索して、これらのレストランを示す表示情報を移動体通
信機31Cに提供する。
【0087】この様な移動体通信機31Cの移動速度に
応じた表示情報を提供するには、図10に示す様に情報
提供サーバ16を図1のPDC加入者交換機33及びP
DC中継交換機35に付設する。
【0088】移動体通信機31Cは、移動速度に応じた
表示情報をPDC基地局32及びPDC加入者交換機3
3を通じて情報提供サーバ16に要求する。移動体通信
機31Cの移動速度は、移動体通信機31C又はPDC
位置登録情報サーバ34によって求められ、PDC位置
登録情報サーバ34に登録される。
【0089】情報提供サーバ16の情報選別部161
は、移動速度に応じた表示情報の要求に応答して、PD
C位置登録情報サーバ34を参照し、移動体通信機31
Cの通信を中継するPDC基地局32、及び移動体通信
機31Cの移動速度を読み出す。そして、情報選別部1
61は、予め設定された提供情報162を参照し、移動
体通信機31Cの通信を中継するPDC基地局32のセ
ル内、もしくは該セルを中心としたより広いエリア内の
各レストランを提供情報162から検索し、これらのレ
ストランを示す表示情報をPDC加入者交換機33及び
PDC基地局32を通じて移動体通信機31Cに通知す
る。移動体通信機31Cでは、表示情報が表示制御部1
3に入力され、表示制御部13は、この表示情報によっ
て示される表示内容を表示部15に表示する。
【0090】図11は、情報提供サーバ16の提供情報
162を例示している。この提供情報162には、各レ
ストランA〜G、これらのレストランの優先度、これら
のレストランが存在するそれぞれのPDC基地局が登録
されている。
【0091】ここで、2件のレストランを示す表示情報
が移動体通信機31Cから要求されており、ビルAのP
DC基地局によって移動体通信機31Cの通信が中継さ
れているものとする。移動体通信機31Cが停止してい
るか、その移動速度が低い場合は、まずビルAのPDC
基地局のセル内の各レストランB、D及びFが選択さ
れ、更に該各レストランのうちから優先度のより高い2
件のレストランB及びDが選択され、これらのレストラ
ンB及びDを示す表示情報が情報提供サーバ16から移
動体通信機31Cに提供される。また、移動体通信機3
1Cの移動速度が高い場合は、移動体通信機31Cの通
話者の行動範囲が広いものとみなし、ビルAのPDC基
地局のセル内の各レストランB、D及びFだけでなく、
ビルBのPDC基地局のセル内の各レストランA、C及
びEが選択され、更に該各レストランのうちから優先度
のより高い2件のレストランA及びBが選択され、これ
らのレストランA及びBを示す表示情報が情報提供サー
バ16から移動体通信機31Cに提供される。
【0092】また、情報提供サーバ16そのものを移動
体通信機31に搭載しても良い。この場合は、複数の移
動体通信機間で、仮想的に存在するキャラクタを送受
し、各移動体通信機においてキャラクタの行動内容を変
更することができる。例えば、1つの移動体通信機が長
時間高速移動すると、この移動体通信機に仮想的に存在
するキャラクタが車酔いして別の移動体通信機の方に逃
げるという動作が可能になる。
【0093】尚、本発明は、上記実施形態に限定される
ものでなく、多様に変形することができる。例えば、移
動体通信機の移動速度を検出するために、GPS(Glob
al Positioning System )、加速度センサー、CCDセ
ンサー等を利用したり、これらを組み合わせても良い。
複数の方法を組み合わせることにより、移動速度の検出
精度を向上させることができる。
【0094】また、通信方式として、PDC方式及びP
HS方式を例示しているが、GSM方式、DCS方式、
DECT方式、AMPS方式、CDMA方式、W−CD
MA方式、Bluetoothや無線LANのセルラー
化(セグメント化)方式等を選択的に用いる複合通信方
式の移動体通信機にも、本発明を適用することができ
る。
【0095】
【発明の効果】以上説明した様に本発明の移動体通信機
によれば、移動体通信機の受信レベルの変動履歴、もし
くは中継のための基地局の変更回数に基づいて、移動体
通信機が移動しているか否か、及び移動速度のうちの少
なくとも1つを判定している。例えば、移動体通信機の
移動速度が高い程、フェージングの影響により受信レベ
ルが大きく変動し、また1つの基地局のセルから他の基
地局のセルへと、移動体通信機が頻繁に移動して、基地
局の変更回数が多くなる。このため、受信レベルの変動
履歴、もしくは基地局の変更回数に基づいて、移動体通
信機の移動状態を判定することができる。
【0096】また、本発明によれば、移動体通信機の移
動状態に応じて、表示情報を設定し、この表示情報を表
示している。この表示情報としては、例えば移動体通信
機が移動しているか否かとか、移動体通信機の移動速度
がある。
【0097】一方、本発明の移動体通信システムによれ
ば、移動体通信機の移動状態に応じて、複数の通信方式
のいずれかを選択し、選択した通信方式により、移動体
通信機と基地局間の通信を行っている。例えば、PDC
方式及びPHS方式のいずれかを選択する場合は、移動
体通信機が移動しているときに、より広いセルのPDC
方式を選択する。これにより、ハンドオーバの回数を減
少させ、通信の中断を防止することができる。また、移
動体通信機が静止しているときには、より狭いセルのP
HS方式を選択する。これにより、音声品質やデータ通
信速度を向上させ、また通信出力を低減して、消費電力
を低減することができる。
【0098】また、本発明によれば、通信方式の切り替
えは、通信開始及び通信中のいずれでも行う。
【0099】更に、本発明の様に、移動体通信機の移動
状態を回線交換網上の各基地局、端末装置及び他の通信
機に通知すれば、この移動状態に応じた新しいサービス
を開発して提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体通信システムの一実施形態を示
すブロック図である。
【図2】図1のシステムにおける2つの移動体通信機間
の通信経路の概略を示すブロック図である。
【図3】図1のシステムにおける移動体通信機を示すブ
ロック図である。
【図4】受信レベルの変動履歴を作成し、この変動履歴
に基づいて、移動体通信機の移動速度を判定する処理を
示すフローチャートである。
【図5】受信レベル変化量と移動速度を対応させて記憶
した受信レベル移動速度変換データテーブルを示す図で
ある。
【図6】ハンドオーバ回数を求め、このハンドオーバ回
数に基づいて、移動体通信機の移動速度を判定する処理
を示すフローチャートである。
【図7】ハンドオーバ回数と移動速度を対応させて記憶
したハンドオーバ回数移動速度変換データテーブルを示
す図である。
【図8】本発明の移動体通信機の他の実施形態を示すブ
ロック図である。
【図9】図8の移動体通信機における表示パターン記憶
部に記憶されているパターンを例示する図表である。
【図10】図1のシステムの変形例を部分的に示すブロ
ック図である。
【図11】図10の情報提供サーバの提供情報を例示す
る図である。
【図12】従来の通信端末の概略構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 PDC送信部 3 PDC受信部 4 PHS送信部 5 PHS受信部 6 PDC制御部 7 PDC受信電力検出部 8 PHS制御部 9 PHS受信電力検出部 10 記憶部 11 演算部 13 表示制御部 14 表示パターン記憶部 15 表示部 31 移動体通信機 32−1,32−2,32−3 PDC基地局 33 PDC加入者交換機 34 PDC位置登録情報サーバ 35 PDC中継交換機35、 36−1,36−2,36−3 PHS基地局 37 PHS加入者交換機 38 PHS位置登録情報サーバ 39 PHS中継交換機 42 位置登録情報ゲートウェイ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と通信を行う移動体通信機におい
    て、 移動体通信機の受信レベルを検出する受信レベル検出手
    段と、 受信レベル検出手段によって検出された受信レベルの変
    動履歴に基づいて、移動体通信機が移動しているか否
    か、及び移動速度のうちの少なくとも1つを判定する判
    定手段とを備えることを特徴とする移動体通信機。
  2. 【請求項2】 移動に伴い、各基地局のうちの1つから
    他の1つへと、中継のための基地局を変更する移動体通
    信機において、 中継のための基地局の変更を検出する変更検出手段と、 変更検出手段によって検出された基地局の変更の回数に
    基づいて、移動体通信機が移動しているか否か、及び移
    動速度のうちの少なくとも1つを判定する判定手段とを
    備えることを特徴とする移動体通信機。
  3. 【請求項3】 移動に伴い、各基地局のうちの1つから
    他の1つへと、中継のための基地局を変更する移動体通
    信機において、 移動体通信機の受信レベルを検出する受信レベル検出手
    段と、 中継のための基地局の変更を検出する変更検出手段と、 受信レベル検出手段によって検出された受信レベルの変
    動履歴、及び変更検出手段によって検出された基地局の
    変更の回数に基づいて、移動体通信機が移動しているか
    否か、及び移動速度のうちの少なくとも1つを判定する
    判定手段とを備えることを特徴とする移動体通信機。
  4. 【請求項4】 移動体通信機の移動状態に応じて、表示
    情報を設定し、この表示情報を表示する表示手段を更に
    備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の移動体通信機。
  5. 【請求項5】 複数の基地局を含む回線交換網と、各基
    地局のいずれかと通信する移動体通信機とを備える移動
    体通信システムにおいて、 移動体通信機の受信レベルを検出する受信レベル検出手
    段と、 受信レベル検出手段によって検出された受信レベルの変
    動履歴に基づいて、移動体通信機の移動状態を判定する
    判定手段とを備えることを特徴とする移動体通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 複数の基地局を含む回線交換網と、移動
    体通信機とを備え、移動体通信機の移動に伴い、各基地
    局のうちの1つから他の1つへと、中継のための基地局
    を変更する移動体通信システムにおいて、 中継のための基地局の変更を検出する変更検出手段と、 変更検出手段によって検出された基地局の変更の回数に
    基づいて、移動体通信機の移動状態を判定する判定手段
    とを備えることを特徴とする移動体通信システム。
  7. 【請求項7】 複数の基地局を含む回線交換網と、移動
    体通信機とを備え、移動体通信機の移動に伴い、各基地
    局のうちの1つから他の1つへと、中継のための基地局
    を変更する移動体通信システムにおいて、 移動体通信機の受信レベルを検出する受信レベル検出手
    段と、 中継のための基地局の変更を検出する変更検出手段と、 受信レベル検出手段によって検出された受信レベルの変
    動履歴、及び変更検出手段によって検出された基地局の
    変更の回数に基づいて、移動体通信機の移動状態を判定
    する判定手段とを備えることを特徴とする移動体通信シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 移動体通信機の移動状態は、移動体通信
    機が移動しているか否か、及び移動速度のうちの少なく
    とも1つを示すことを特徴とする請求項5乃至7のいず
    れかに記載の移動体通信システム。
  9. 【請求項9】 移動体通信機は、移動体通信機の移動状
    態に応じて、複数の通信方式のいずれかを選択し、選択
    した通信方式により通信を行う通信方式選択手段を備
    え、この選択した通信方式を各基地局のいずれかに指示
    し、この選択した通信方式で、基地局との通信を行うこ
    とを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載の移動
    体通信システム。
  10. 【請求項10】 移動体通信機は、移動体通信機の移動
    状態を送信し、 回線交換網に含まれる各基地局、端末装置及び他の通信
    機のいずれかは、移動体通信機の移動状態を通知され、
    この移動状態に応じて、複数の通信方式のいずれかを選
    択し、 この選択した通信方式を各基地局のいずれかより移動体
    通信機に指示し、この選択した通信方式で、移動体通信
    機と基地局間の通信を行うことを特徴とする請求項5乃
    至8のいずれかに記載の移動体通信システム。
  11. 【請求項11】 通信の開始に際し、通信方式の選択及
    び指示が行われて、通信方式が設定されることを特徴と
    する請求項9又は10に記載の移動体通信システム。
  12. 【請求項12】 通信中に、通信方式の選択及び指示が
    行われて、通信方式が切り換えられ、この通信が継続さ
    れることを特徴とする請求項9又は10に記載の移動体
    通信システム。
  13. 【請求項13】 移動体通信機の移動状態に応じて、複
    数の表示情報のいずれかを選択する選択手段と、 この選択した表示情報を移動体通信機側で表示する表示
    手段と を更に備えることを特徴とする請求項5乃至8のいずれ
    かに記載の移動体通信システム。
  14. 【請求項14】 移動体通信機の移動状態に応じて、移
    動体通信機が移動し得るエリアを設定し、各表示情報の
    うちから、該エリアに対応する表示情報を選択する選択
    手段と、 この選択した表示情報を移動体通信機側で表示する表示
    手段と を更に備えることを特徴とする請求項5乃至8のいずれ
    かに記載の移動体通信システム。
  15. 【請求項15】 基地局と通信を行う移動体通信機にお
    いて、 移動体通信機の移動状態を判定する判定手段と、 移動体通信機の移動状態に応じて、表示情報を設定し、
    この表示情報を表示する表示手段とを備えることを特徴
    とする移動体通信機。
  16. 【請求項16】 複数の基地局を含む回線交換網と、各
    基地局のいずれかと通信する移動体通信機とを備える移
    動体通信システムにおいて、 移動体通信機の移動状態を判定する判定手段と、 移動体通信機の移動状態に応じて、複数の通信方式のい
    ずれかを選択し、選択した通信方式により、移動体通信
    機と基地局間の通信を行う通信方式選択手段とを備える
    ことを特徴とする移動体通信システム。
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