JP5069283B2 - 移動通信システムにおけるユーザ装置、基地局装置及び通信制御方法 - Google Patents

移動通信システムにおけるユーザ装置、基地局装置及び通信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システムに関し、特にユーザ装置、基地局装置、移動通信システム及び通信制御方法に関する。
W−CDMAやHSDPAの後継となる通信方式、すなわちLTEが、W−CDMAの標準化団体3GPPにより検討され、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、上りリンクについてはSC−FDMA(Single−Carrier Frequency Division Multiple Access)が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上にデータを載せて伝送を行うマルチキャリア方式であり、サブキャリアを周波数上に、一部重なりあいながらも互いに干渉することなく密に並べることで、高速伝送を実現し、周波数の利用効率を上げることができる。
SC−FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を用いて伝送することで、端末間の干渉を低減することができるシングルキャリア方式である。SC−FDMAでは、送信電力の変動が小さくなる特徴を持つことから、端末の低消費電力化及び広いカバレッジを実現できる。
ところで、移動通信システムでは、伝送特性を向上させるために、2本以上のアンテナを用いて信号を受信する受信ダイバーシチを適用することがある。LTEにおける移動局では、下りリンクの伝送特性を向上させるため、一般に、2本のアンテナが具備され、受信ダイバーシチが適用される予定である。移動局は、より一般的にはユーザ装置(UE:User Equipment)と呼ばれてよい。尚、移動局が2本のアンテナを具備し、受信ダイバーシチを適用した場合には、移動局のコストやサイズが大きくなるため、W−CDMAでは、受信ダイバーシチは必須でない。
移動局が2本のアンテナを具備する場合に、移動局のコストやサイズが大きくならないように、2本のアンテナの内の1本を、感度が良く、性能の良いものとし、もう1本を、比較的感度が悪く、性能の悪いものとすることがある。便宜上、前者のアンテナをメインアンテナ、後者をサブアンテナと呼ぶ。また、この場合に、一般に、上りリンクの送信においては、前者の感度が良く、性能の良いアンテナを送信用のアンテナとする。すなわち、下りリンクにおいては、2本のアンテナを用いて受信を行い、上りリンクにおいては、2本のアンテナの内、性能の良い1本のアンテナを用いて送信を行うことになる。
ところで、移動通信システムでは、その通信エリアは複数のセルから構成されており、移動局は前記セルの1つないし2つ以上のセルにおいて通信を行う。LTEでは、ハードハンドオーバ(Hard Hand Over)が適用されるため、移動局は、1つのセルと通信を行い、通信中のセルよりも品質の良いセルが現れた場合には、そのより品質の良いセルにハンドオーバする。
例えば、LTEと同様にハードハンドオーバによるハンドオーバが適用されていたHSDPAにおいては、移動局は、パイロット信号の受信電力(CPICH RSCP)、パイロット信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力の比(CPICH Ec/N0)、パスロスのいずれかを測定し、通信中のセルよりも品質の良いセルが現れた場合に、ベストセルをネットワークに報告する。この報告はメジャーメントレポート(MR: Measurement Report)と呼ばれる。ネットワークは、メジャーメントレポートに基づいて、通信するセルを切り替える処理を行う(非特許文献2)。
パスロスは、
Pathloss in dB = Primary CPICH Tx power - CPICH RSCP
により定義される。ここでPrimary CPICH Tx powerは、基地局装置におけるパイロット信号の送信電力であり、CPICH RSCPは、移動局におけるパイロット信号の受信電力である。上記式から明らかなように、パスロスは、パイロット信号の受信電力(CPICH RSCP)と、パイロット信号(CPICH)の送信電力から自動的に算出される値である。
上述したベストセル変更に関する報告はイベント1D(Reporting event 1D)呼ばれる。また、移動局がパイロット信号の受信電力、パイロット信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力の比、パスロスのどれを測定するかは、ネットワークが移動局に対して指定していた。具体的には、ネットワークは、報知チャネルにおけるシステム情報(SYSTEM INFORMATION)を用いて、または、メジャーメント制御メッセージ(MEASUREMENT CONTROL message)を用いて、移動局がパイロット信号の受信電力、パイロット信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力の比、パスロス等の様々なメトリックの何れを測定するかを指定していた。ここで、ネットワークとは、WCDMAにおいては、無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)のことである。
尚、ネットワークが、移動局がパイロット信号の受信電力、あるいは、パイロット信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力の比、あるいは、パスロスのどれを測定するかを指定するのは、より柔軟なセル設計を行えるようにするためである。例えば、2つのネットワークオペレータが存在する場合に、あるネットワークオペレータは、移動局に対してパスロスを指定し、もう一方のネットワークオペレータは、パイロット信号の受信電力を指定することができる。あるいは、1つのネットワークオペレータが、郊外のエリアにおいては、移動局に対してパスロスを指定し、都心部のエリアにおいては、移動局に対してパイロット信号の受信電力を指定することができる。
ここで、2本のアンテナを有し、受信ダイバーシチを適用する移動局が上記メジャーメントレポートを行う場合、上記2本のアンテナを考慮して、上記パイロット信号の受信電力(CPICH RSCP)、パイロット信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力の比(CPICH Ec/N0)を算出する必要がある。例えば、受信ダイバーシチを適用する移動局のパイロット信号の受信電力(CPICH RSCP)、パイロット信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力の比(CPICH Ec/N0)の算出方法として、以下の3通りの方法が提案されている(これについては、例えば非特許文献3参照。):
[1]CPICH RSCPやCPICH Ec/N0は、どちらかのアンテナをメインのアンテナと定義し、そのメインの1アンテナで測定した値とする。
[2]CPICH RSCPやCPICH Ec/N0は、2アンテナで測定した値の平均値とする。
[3]CPICH RSCPやCPICH Ec/N0は,2アンテナで測定した値の合計値とする。
また、上記3通りの方法のうち、非特許文献4においては、3つ目の、2アンテナで測定した値の合計値とすることも提案されている。
3GPP TR 25.814 (V7.0.0), "Physical Layer Aspects for Evolved UTRA," June 2006 25.331 V6.11.0 2006-09 Nokia, R4-061294, "RRM measurements on a WCDMA UE with multiple antenna connectors", November, 2006 Nokia, Qualcomm, R4-070238, "Further discussion on RRM measurements on a WCDMA UE with multiple antenna connectors", February, 2007
しかしながら、上述した背景技術には以下の問題がある。
WCDMAあるいはHSDPAにおいては、セルの品質を測定する指標として、パイロット信号の受信電力、パイロット信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力との比、パスロスが用いられ、かつ、どの指標(測定対象又はメトリック)を用いるかは、ネットワークにより指定されていた。受信ダイバーシチが行われる場合、上記パイロット信号の受信電力やパイロット信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力との比として、メインの1アンテナで測定した値、あるいは、2アンテナで測定した値の平均値、あるいは、2アンテナで測定した値の合計値等は測定方法によって異なる値をとる可能性がある。しかしながら測定対象をどのように測定するか(測定方法)は、1アンテナしか想定されていない従来方法では想定されておらず、従ってHSDPA等での手法をLTEにそのまま適用することは困難である。
すなわち、従来のネットワークは、ネットワークオペレータの違い、あるいは、郊外や都心部といったエリアの違いに基づいて、メインの1アンテナで測定した値を報告するか、あるいは、2アンテナで測定した値の平均値を報告するか、あるいは、2アンテナで測定した値の合計値を報告するかを選択することができないという問題があった。
また、上述した背景技術においては、パスロスは、パイロット信号の受信電力(CPICH RSCP)と、パイロット信号の送信電力から算出される値であるため、パイロット信号の受信電力が2アンテナで測定した値の合計値として報告された場合には、パスロスの値も、2アンテナで測定した値の合計値に基づいた値になる。この値は下りリンクのパスロスの影響を強く反映できるので、下りリンクの状況を正確に知ろうとする基地局には好都合かもしれない。一方、上りリンクでは1アンテナで送信が行われるので、そのような合計値を一律に基地局に報告すると、上りリンクのパスロスを知ろうとする基地局には好都合ではない。このような観点からは、次世代の移動通信システムには、ネットワークオペレータの意向を柔軟に反映できることも望まれる。
そこで、本発明はこれらの問題に配慮してなされたものであり、その課題は、ネットワークが、受信ダイバーシチを適用する移動局がメジャーメントレポートを行う際に、測定対象及び測定方法を様々に指定できるようにすることである。
上記課題を解決するため、本発明のユーザ装置は、
複数のアンテナと、
前記基地局装置から、測定する対象と前記複数のアンテナとの関係を指定するシグナリングを受信する受信手段と、
前記測定する対象と前記複数のアンテナとの指定された関係に基づいて測定を行う測定手段と、
を具備することを特徴の1つとする。
上記課題を解決するため、本発明の基地局装置は、
測定する対象と前記複数のアンテナの関係を決定する手段と、
決定された関係を、複数のアンテナを有するユーザ装置に通知する通知手段と、
を具備することを特徴の1つとする。
上記課題を解決するため、本発明の通信制御方法は、
前記基地局装置が、測定する対象と複数のアンテナの関係を指定するステップと、
前記ユーザ装置が、前記測定する対象と前記複数のアンテナの前記関係に基づいて、最も無線品質の良いセルの測定を行うステップと、
前記最も無線品質の良いセルの測定結果に基づいて、セルチェンジを行うステップと、
を有することを特徴の1つとする。
本発明によれば、ネットワークは、受信ダイバーシチを適用する移動局がメジャーメントレポートを行う際に、測定対象及び測定方法を様々に指定できるようになる。
本発明の実施例による無線通信システムの概念図を示す。 下りリンクリファレンス信号のマッピング例を示す図である。 本発明の一実施例による基地局装置を示す図である。 様々な測定対象及び測定方法の一例を示す図である。 様々な測定対象及び測定方法の別の例を示す図である。 本発明の一実施例による移動局を示す図である。 本発見の一実施例による動作例を示すフローチャートを示す。 本発見の一実施例による動作例を示すフローチャートを示す。
符号の説明
50 セル
100、100、100、100 移動局
102 送受信アンテナ
104 アンプ部
106 送受信部
108 ベースバンド処理部
110 メジャーメント部
112 呼処理部
114 アプリケーション部
200 基地局装置
202 送受信アンテナ
204 アンプ部
206 送受信部
208 ベースバンド信号処理部
210 メジャーメントコントロール部
212 呼処理部
214 伝送路インターフェース
300 アクセスゲートウェイ装置
400 コアネットワーク
本発明の一形態では、無線伝搬状況を示すメトリックが複数種類用意されている移動通信システムにおけるユーザ装置が使用される。ユーザ装置は、複数のアンテナと、信号の送信に使用されるアンテナを用いて上りリンクのメトリックを算出する第1算出手段と、信号の受信に使用される複数のアンテナを用いて下りリンクのメトリックを算出する第2算出手段と、基地局装置からの指示に応じて、前記上りリンク又は前記下りリンクのメトリックを前記基地局装置に報告する報告手段とを有する。
基地局装置又はネットワークは移動局に指示信号を送信し、その指示信号は、受信ダイバーシチを適用する移動局がメジャーメントレポートを行う際に、メインの1アンテナで測定した値を報告するか、あるいは、2アンテナで測定した値の平均値を報告するか、あるいは、2アンテナで測定した値の合計値を報告するかを指定する。これにより、柔軟なセル設計が可能になり、より高品質のネットワークを提供することができる。あるいは、受信ダイバーシチの2本のアンテナを考慮する際に、パイロット信号の受信電力の測定と、パスロスの測定において、その2本のアンテナの考慮の仕方を変えることにより、より高品質のネットワークを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
本発明は、メジャーメントコントロール(Measurement Control)およびメジャーメントレポートに特に関連し、基地局装置がメジャーメントの仕方を指定し、指定された測定を移動局が行い、その測定結果を基地局装置に報告する手順に係る。従ってメジャーメントコントロール及びメジャーメントレポートに係る部分が主に説明される。
本発明の実施例に係る移動局、基地局装置が適用される無線通信システムについて、図1を参照して説明する。
無線通信システム1000は、例えばEvolved UTRA and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G)が適用されるシステムであり、基地局装置(eNB: eNode B)200と、基地局装置200と通信中である複数の移動局(UE: User Equipment)100(100、100、100、・・・100、nはn>0の整数)とを備える。基地局装置200は、上位局、例えばアクセスゲートウェイ装置300と接続され、アクセスゲートウェイ装置300は、コアネットワーク400と接続される。移動局100はセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANにより通信を行っている。
以下、移動局100(100、100、100、・・・100)については、同一の構成、機能、状態を有するので、以下では特段の断りがない限り移動局100として説明を進める。
無線通信システム1000は、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDM(周波数分割多元接続)、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。上述したように、OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上にデータを載せて伝送を行う方式である。SC−FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を用いて伝送することで、端末間の干渉を低減することができる伝送方式である。
ここで、Evolved UTRA and UTRANにおける通信チャネルについて説明する。
下りリンクについては、各移動局100で共有して使用される物理下りリンク共有チャネル(PDSCH: Physical Downlink Shared Channel)と、LTE用の物理下りリンク制御チャネル(PDCCH: Physical Downlink Control Channel)とが用いられる。下りリンクでは、LTE用の下り制御チャネルにより、下り共有物理チャネルにマッピングされるユーザの情報やトランスポートフォーマットの情報、上り共有物理チャネルにマッピングされるユーザの情報やトランスポートフォーマットの情報、上り共有物理チャネルの送達確認情報などが通知される。尚、上記送達確認情報は、Physical Hybrid ARQ Indicator Channel (PHICH)とも呼ばれる。上記PHICHは、上記PDCCHに含まれるのではなく、上記PDCCHとは並列の関係にある、異なる物理チャネルとして定義されてもよい。また、物理下りリンク共有チャネルによりユーザデータが伝送される。上記ユーザデータは、トランスポートチャネルとしては、下りリンク共有チャネルDonwlink−Share Channel (DL−SCH)である。
また、下りリンクにおいては、パイロット信号として、下りリンクのリファレンス信号(Downlink Reference Signal)が送信される。下りリンクのリファレンス信号は、二次元の直交系列(Othogonal Sequence)と、二次元の擬ランダム系列(Pseudo Random Sequence)から構成される、二次元の系列である(非特許文献X)。Downlink Reference Signalの物理リソースへのマッピングの例を図2に示す。尚、上記例においては、二次元の直交系列と二次元の擬ランダム系列とから構成されたが、二次元の擬ランダム系列のみで構成されてもよい。
上りリンクについては、各移動局100で共有して使用される物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)と、LTE用の制御チャネルとが用いられる。制御チャネルには、物理上りリンク共有チャネルと時間多重されるチャネルと、周波数多重されるチャネルの2種類がある。周波数多重されるチャネルは、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)と呼ばれる。上りリンクでは、LTE用の物理上りリンク制御チャネルにより、下りリンクにおける共有チャネルのスケジューリング、適応変復調・符号化(AMC: Adaptive Modulation and Coding)に用いるための下りリンクの品質情報(CQI: Channel Quality Indicator)及び下りリンクの共有チャネルの送達確認情報(HARQ ACK information)が伝送される。また、物理上りリンク共有チャネルによりユーザデータが伝送される。上記ユーザデータは、トランスポートチャネルとしては、上りリンク共有チャネルUplink−Share Channel (UL−SCH)である。
図3を参照しながら、本発明の実施例に係る基地局装置200について説明する。
本実施例に係る基地局装置200は、送受信アンテナ202と、アンプ部204と、送受信部206と、ベースバンド信号処理部208と、メジャーメントコントロール部210と、呼処理部212と、伝送路インタフェース214とを備える。
下りリンクにより基地局装置200から移動局100に送信されるユーザデータは、基地局装置200の上位に位置する上位局、例えばアクセスゲートウェイ装置300から伝送路インタフェース214を介してベースバンド信号処理部208に入力される。
ベースバンド信号処理部208では、PDCPレイヤの送信処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(radio link control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤーの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えばHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT: Inverse Fast Fourier Transform)処理が行われて、送受信部206に転送される。また、下りリンクの制御チャネルである物理下りリンク制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、送受信部206に転送される。
また、ベースバンド信号処理部208は、メジャーメントコントロール部210よりメジャーメントコントロールのメッセージを受け取り、また、呼処理部212からセル選択又はセル変更(Cell Change)を行うためのメッセージを受け取る。そして、上記メジャーメントコントロールのメッセージやセル選択又はセル変更を行うためのメッセージに対して、ユーザデータと同様の処理を行い、送受信部206に転送する。ここで、上記メジャーメントコントロールのメッセージやセル選択又はセル変更を行うためのメッセージは、RRC メッセージの1つであり、論理チャネルとしては、DCCH(Dedicated Control Channel)として送信される。
さらに、ベースバンド信号処理部208は、メジャーメントコントロール部210よりメジャーメントに関する報知情報を受け取る。そして、上記メジャーメントに関する報知情報に対しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の処理を行い、送受信部206に転送する。
送受信部206では、ベースバンド信号処理部208から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部204で増幅されて送受信アンテナ202より送信される。
一方、上りリンクにより移動局100から基地局装置200に送信されるデータについては、送受信アンテナ202で受信された無線周波数信号がアンプ部204で増幅され、送受信部206で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部208に入力される。
ベースバンド信号処理部208では、入力されたベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤーの受信処理、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インタフェース214を介してアクセスゲートウェイ装置300に転送される。
また、ベースバンド信号処理部208では、入力されたベースバンド信号に含まれる、移動局100からのRRC メッセージ、例えば、メジャーメントレポートに対しても、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤーの受信処理等を行い、呼処理部212に転送する。また、例えば、上記移動局100からのRRC メッセージとして、例えば、セルチェンジを行うためのRRC メッセージが含まれる。
メジャーメントコントロール部210は、セル50に在圏する移動局100がメジャーメントレポートを行う際に用いる指標、測定量(Measurement Quantity)を指定する。ここで、例えば、上記測定量(Measurement Quantity)として、図4に示すように、測定する対象(測定対象、指標又はメトリック)として、リファレンス信号の受信電力、リファレンス信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力との比、パスロスの3通りを選択することができ、かつ、2アンテナの考慮の仕方(測定方法)として、メインの1アンテナで測定した値を測定する、2アンテナで測定した値の平均値を測定する、2アンテナで測定した値の合計値を測定する、の3通りを選択することができる。ここで、上記メインの1アンテナは、例えば、上りリンクの送信に用いるアンテナとしてもよい。あるいは、上記メインの1アンテナは、受信感度のよいアンテナとしてもよい。あるいは、上記メインの1アンテナは、上記測定量(Measurement Quantity)が最も良い1アンテナとしてもよい。この場合、測定する対象に関する3通りと、2アンテナの考慮の仕方に関する3通りが存在するため、結果として、基地局装置は、9通りの、測定する対象と2アンテナの考慮の仕方の組み合わせを選択することが可能となる。
ここで、測定する対象としてパスロスが選択された場合、2アンテナの考慮の仕方の各々についてパスロスは以下のように計算される:
<メインの1アンテナで測定した値の平均値を測定する場合>
Pathloss in dB = RS Tx power - RSRPTxAnt
<2アンテナで測定した値の平均値を測定する場合>
Pathloss in dB = RS Tx power - RSRPRxAnt,Average
<2アンテナで測定した値の合計値を測定する場合>
Pathloss in dB = RS Tx power - RSRPRxAnt,Sum
ここで、RS Tx powerは、基地局装置200におけるリファレンス信号の送信電力のことであり、RSRPTxAntは、移動局100におけるメインの1アンテナのリファレンス信号の受信電力のことであり、RSRPRxAnt,Averageは、移動局100における2アンテナで測定したリファレンス信号の受信電力の平均値のことであり、RSRPRxAnt,Sumは、移動局100における2アンテナで測定したリファレンス信号の受信電力の合計値のことである。また、上記Rs Tx powerは、例えば、報知情報等により基地局装置200より移動局100にシグナリングされる。
また、測定する対象として、リファレンス信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力との比が選択された場合には、リファレンス信号の受信電力と、雑音電力を含めた全受信電力の2種類の測定を行う必要がある。この場合に、雑音電力を含めた全受信電力に関しては、2アンテナの考慮の仕方として、2アンテナで測定した値の平均値を測定する、とし、リファレンス信号の受信電力に関しては、図4に示す選択肢から選択されるとしてもよい。
上述したように、本発明に係る基地局装置200は、上記9通りの中から、当該セルに最適な測定量(Measurement Quantity)、すなわち、測定する対象と2アンテナの考慮の仕方を選択することが可能となり、より柔軟なセル設計が可能になり、より高品質のネットワークを提供することができる。
あるいは、例えば、上記測定量(Measurement Quantity)として、図5(a)に示すように、リファレンス信号の受信電力における2アンテナの考慮の仕方と、リファレンス信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力の比における2アンテナの考慮の仕方と、パスロスにおける2アンテナの考慮の仕方を異ならせてもよい。具体的には、リファレンス信号の受信電力に関しては、2アンテナの考慮の仕方として、2アンテナで測定した値の合計値を測定する、とし、リファレンス信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力の比に関しては、2アンテナの考慮の仕方として、2アンテナで測定した値の平均値を測定する、とし、パスロスに関しては、2アンテナの考慮の仕方として、メインの1アンテナで測定した値を測定する、としてもよい。ここで、上記メインの1アンテナは、例えば、上りリンクの送信に用いるアンテナとしてもよい。パスロスは次式で示されるように計算される:
Pathloss in dB = RS Tx power - RSRPTxAnt
ここで、RS Tx powerは、基地局装置200におけるリファレンス信号の送信電力のことであり、RSRPTxAntは、移動局100におけるメインの1アンテナのリファレンス信号の受信電力のことである。また、上記Rs Tx powerは、例えば、報知情報等により基地局装置200より移動局100にシグナリングされる。RSRPTxAntは、メインの1アンテナのリファレンス信号の受信電力のことであるため、2アンテナで測定した合計値として測定されるリファレンス信号の受信電力とは異なる値である。この場合、リファレンス信号の受信電力や、リファレンス信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力の比は、両方のアンテナを考慮するため、下りリンクの無線品質を測定することになり、パスロスに関しては、メインのアンテナ、あるいは、上りリンクの送信に用いるアンテナを考慮するため、上りリンクの無線品質を測定することになる。すなわち、基地局装置200は、上述したような下りリンクや上りリンクを考慮して、当該セルに最適な測定量(Measurement Quantity)を選択することが可能となり、より柔軟なセル設計が可能になり、より高品質のネットワークを提供することができる。
尚、図5(a)に示した、測定する対象と2アンテナの考慮の仕方の組み合わせは、一例であり、図4に示した9通りの、測定する対象と2アンテナの考慮の仕方の組み合わせから、任意の組み合わせを選択することができる。例えば、パスロスに関しては、図5(b)に示すように、2アンテナの考慮の仕方として、メインの1アンテナで測定した値を測定する(選択肢3)、2アンテナで測定した値の合計値を測定する(選択肢4)のどちらかを選択できるようにしてもよい。選択肢4を選択した場合、パスロスは次式で示されるように計算される:
Pathloss in dB = RS Tx power - RSRPRxAnt、Sum
ここで、RS Tx powerは、基地局装置200におけるリファレンス信号の送信電力のことであり、RSRPRxAnt、Sumは、移動局100における2アンテナで測定したリファレンス信号の受信電力の合計値のことである。また、上記Rs Tx powerは、例えば、報知情報等により基地局装置200より移動局100にシグナリングされる。
選択肢3を選択した場合、メインの1アンテナ、あるいは、上りリンクの送信に用いられるアンテナで測定したリファレンス信号の受信電力に基づいたパスロスの値となるため、上りリンクのパスロスを測定することに相当する。また、選択肢4を選択した場合、2本のアンテナで測定したリファレンス信号の受信電力の合計値に基づいたパスロスの値となるため、下りリンクのパスロスを測定することに相当する。
あるいは、リファレンス信号の受信電力に関して、パターン(c)に示すように、2アンテナの考慮の仕方として、メインの1アンテナで測定した値を測定する(選択肢1)、2アンテナで測定した値の合計値を測定する(選択肢2)のどちらかを選択できるようにしてもよい。尚、上記選択肢1において、メインの1アンテナで測定した値を測定する代わりに、送信に用いる1アンテナで測定した値を測定してもよい。
あるいは、リファレンス信号の受信電力に関して、パターン(d)に示すように、2アンテナの考慮の仕方として、2アンテナで測定した値の平均値を測定する(選択肢1)、2アンテナで測定した値の合計値を測定する(選択肢2)のどちらかを選択できるようにしてもよい。尚、上記選択肢1において、2アンテナで測定した値の平均値の算出を行う際に、上記2アンテナの感度を考慮して平均値の算出が行われてもよい。より具体的には、上記2アンテナの感度を考慮した重み付け係数W1、W2を定義し、上記W、Wに基づいて、平均値が算出されてもよい:
リファレンス信号の受信電力 =(W1×(アンテナ1で測定した値)+W2×(アンテナ2で測定した値))/2
そして、メジャーメントコントロール部210は、上述した、セル50に在圏する移動局100がメジャーメントレポートを行う際に用いる指標、測定量(Measurement Quantity)を、移動局100に通知する。
より具体的には、メジャーメントコントロール部210は、上記セル50に在圏する移動局100がメジャーメントレポートを行う際に用いる指標である、測定量(Measurement Quantity)を含んだ、メジャーメントコントロールのメッセージをベースバンド信号処理部208に通知する。上記メジャーメントコントロールのメッセージは、上述したように、ベースバンド信号処理部208、送受信部206、アンプ部204、送受信アンテナ202を介して、移動局100に通知される。
あるいは、呼処理部210は、上記セル50に在圏する移動局100がメジャーメントレポートを行う際に用いる指標である、測定量(Measurement Quantity)を含んだ、メジャーメントに関する報知情報をベースバンド信号処理部208に通知する。上記メジャーメントに関する報知情報は、上述したように、報知チャネルの一部として、ベースバンド信号処理部208、送受信部206、アンプ部204、送受信アンテナ202を介して、移動局100に通知される。
呼処理部212は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局200の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
また、呼処理部212は、ベースバンド信号処理部208より、移動局100からのRRC メッセージ、例えば、メジャーメントレポートを受け取る。呼処理部212は、移動局100から、現在Evolved UTRA and UTRANを用いた通信を行っているセルと異なるセルが最も無線品質の良いセルであるというメジャーメントレポートを受け取った場合には、サービングセルを、現在通信中のセルから、上記最も無線品質の良いセルに変更するセルチェンジの処理を行う。ここで、サービングセルとは、Evolved UTRA and UTRANを用いた通信を行うセルのことを指す。また、上記無線品質とは、上述した、基地局装置200が指定した測定量(Measurement Quantity)のことである。すなわち、図4または図5の中から、基地局装置200内の呼処理部212が選択した測定量(Measurement Quantity)に基づいて、移動局100が測定を行い、その測定結果に基づいてセルチェンジが行われることになる。このように、基地局装置が、受信ダイバーシチにおける複数のアンテナを考慮の仕方を選択し、その選択された複数のアンテナの考慮の仕方に基づいて、セルチェンジを行うことにより、より高品質のネットワークを提供することができる。
次に、本発明の実施例に係る移動局100について、図6を参照して説明する。
同図において、移動局100は、アンテナ1021と、アンテナ1022と、アンプ部104と、送受信部106と、ベースバンド信号処理部108と、メジャーメント部110と、呼処理部112と、アプリケーション部114とを具備する。
ここで、移動局100は、受信ダイバーシチを適用し、2本のアンテナ、アンテナ1021とアンテナ1022を有することとする。また、上記2本のアンテナの内、アンテナ1021はメインのアンテナとして定義され、上りリンクの送信に用いられるものとする。尚、メインのアンテナ、あるいは、上りリンクの送信に用いられるアンテナは、上述したように固定としてもよいし、可変としてもよい。例えば、メインのアンテナ、あるいは、上りリンクの送信に用いられるアンテナを可変とする場合、下りリンクのリファレンス信号の受信電力に基づいて、上記メインのアンテナ、あるいは、上りリンクの送信に用いられるアンテナが決定されてもよい。
下りリンクのデータについては、アンテナ1021、1022で受信された無線周波数信号がアンプ部104で増幅され、送受信部106で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部108でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。上記下りリンクのデータの内、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部112に転送される。また、上記下りリンクのデータの内、RRC メッセージは、メジャーメント部110と呼処理部112に転送される。例えば、基地局装置200より通知されるメジャーメントコントロールのメッセージはメジャーメント部110に転送され、基地局装置200より通知されるセル選択を行うためのメッセージは呼処理部112に転送される。さらに、上記下りリンクのデータの内、メジャーメントに関する報知情報は、メジャーメント部110に転送される。さらに、上記下りリンクのデータの内、下りリンクのリファレンス信号もメジャーメント部110に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部112からベースバンド信号処理部108に入力される。また、メジャーメント部110より、メジャーメントレポートのメッセージが入力され、また、呼処理部112より、セルチェンジを行うためのメッセージが入力される。ここで、上記メジャーメントレポートのメッセージやセルチェンジを行うためのメッセージは、RRC メッセージの1つである。
ベースバンド信号処理部108では、上述したユーザデータやRRC メッセージに対して、再送制御(H−ARQ (Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、DFT処理、IFFT処理等が行われて送受信部106に転送される。送受信部106では、ベースバンド信号処理部108から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部104で増幅されてアンテナ1021より送信される。
メジャーメント部110は、ベースバンド信号処理部108より、メジャーメントコントロールのメッセージと、メジャーメントに関する報知情報と、下りリンクのリファレンス信号とを受け取る。そして、メジャーメント部110は、メジャーメントコントロールのメッセージ、または、メジャーメントに関する報知情報に基づいて、メジャーメントを行う。上記メジャーメントコントロールのメッセージ、または、メジャーメントに関する報知情報には、測定量(Measurement Quantity)が含まれる。すなわち、メジャーメント部110は、基地局装置200内のメジャーメントコントロール部210が指定する、測定する対象と2アンテナの考慮の仕方に基づいて、メジャーメントを行う。上記測定する対象や上記2アンテナの考慮の仕方を指定する仕方として、図4または図5に示した指定の仕方(選択肢1、選択肢2、…)がある。
例えば、メジャーメント部110は、測定する対象として、リファレンス信号の受信電力が指定され、2アンテナの考慮の仕方として、2アンテナで測定した合計の値を測定する、が指定された場合には、アンテナ1021で受信したリファレンス信号の受信電力と、アンテナ1022で受信したリファレンス信号の受信電力の合計値を測定する。
また例えば、メジャーメント部110は、測定する対象として、リファレンス信号の受信電力が指定され、2アンテナの考慮の仕方として、メインの1アンテナで測定した値を測定する、が指定された場合には、メインのアンテナであり、上りリンクの送信に用いるアンテナ1021で受信したリファレンス信号の受信電力を測定する。
さらに例えば、メジャーメント部110は、測定する対象として、パスロスが指定され、2アンテナの考慮の仕方として、メインの1アンテナで測定した値を測定する、が指定された場合には、メインのアンテナであり、上りリンクの送信に用いるアンテナ1021で受信したリファレンス信号の受信電力に基づいたパスロスを測定する。すなわち、パスロス次式のように計算される:
Pathloss in dB = RS Tx power - RSRPTxAnt
ここで、RS Tx powerは、基地局装置200におけるリファレンス信号の送信電力のことであり、RSRPTxAntは、メインの1アンテナであり、送信に用いるアンテナ、すなわち、アンテナ1021におけるリファレンス信号の受信電力のことである。ここで、上記Rs Tx powerは、例えば、報知情報等により基地局装置200よりシグナリングされる。
さらに例えば、メジャーメント部110は、測定する対象として、パスロスが指定され、2アンテナの考慮の仕方として、2アンテナで測定した合計値を測定する、が指定された場合には、2アンテナ、すなわち、アンテナ1021で受信したリファレンス信号の受信電力とアンテナ1022で受信したリファレンス信号の受信電力の合計値に基づいたパスロスを測定する。すなわち、パスロスは次式のように計算される:
Pathloss in dB = RS Tx power - RSRPRxAnt、Sum
ここで、RS Tx powerは、基地局装置200におけるリファレンス信号の送信電力のことであり、RSRPRxAnt、Sumは、アンテナ1021におけるリファレンス信号の受信電力とアンテナ1022におけるリファレンス信号の受信電力の合計値のことである。ここで、上記Rs Tx powerは、例えば、報知情報等により基地局装置200よりシグナリングされる。
尚、測定する対象がパスロスであり、2アンテナの考慮の仕方が、メインの1アンテナで測定した値を測定する、である場合には、メインの1アンテナ、あるいは、上りリンクの送信に用いられるアンテナで測定したリファレンス信号の受信電力に基づいたパスロスの値となるため、上りリンクのパスロスを測定することに相当する。また、測定する対象がパスロスであり、2アンテナの考慮の仕方が、2アンテナで測定した値の合計値を測定する、である場合には、2本のアンテナで測定したリファレンス信号の受信電力の合計値に基づいたパスロスの値となるため、下りリンクのパスロスを測定することに相当する。
メジャーメント部110は、上述したメジャーメントの1つとして、どのセルが最も無線品質が良いかを測定するベストセルの測定を行う。ここで、上記無線品質とは、上記メジャーメントコントロールのメッセージ、または、メジャーメントに関する報知情報に含まれる測定量(Measurement Quantity)のことであり、上述したように、基地局装置200により指定される。すなわち、図4または図5の中から、基地局装置200内の呼処理部212が選択した測定量(Measurement Quantity)、すなわち、測定する対象と2アンテナの考慮の仕方に基づいて、移動局100はベストセルの測定を行う。
そして、メジャーメント部110は、現在のベストセルよりも無線品質の良いセルが現れた場合には、上記現在のベストセルよりも無線品質の良いセルを報告するメジャーメントレポートのメッセージを生成し、ベースバンド信号処理部108に通知する。ここで、上記現在のベストセルよりも無線品質の良いセルが現れると判定する際に、無線品質に関するヒステリシスや時間的なヒステリシス(Time To Trigger)が考慮されてもよい。また、上記ベストセルとは、移動局100の内部で保持する、最も無線品質の良いセルを示す変数のことである。
尚、上述した例においては、移動局が2本のアンテナを有し、その内の1本が送信アンテナとして用いられ、2本が受信アンテナとして用いられる場合を示したが、移動局が3本のアンテナを有し、その内の1本が送信アンテナとして用いられ、残りの2本が受信アンテナとして用いられてもよい。この場合、2アンテナの考慮の仕方として、2アンテナで測定した値の合計値を測定する、または、2アンテナで測定した値の平均値を測定する、が指定された場合には、受信に用いる2本のアンテナに関して測定を行い、2アンテナの考慮の仕方として、メインの1アンテナで測定した値を測定する、が指定された場合には、送信に用いる1本のアンテナに関して測定を行う。
あるいは、上述した例においては、移動局が2本のアンテナを有し、その内の1本が送信アンテナとして用いられ、2本が受信アンテナとして用いられる場合を示したが、移動局が2本のアンテナを有し、その内の2本とも送信アンテナとして用いられ、かつ、受信アンテナとして用いられてもよい。この場合、2アンテナの考慮の仕方として、2アンテナで測定した値の合計値を測定する、または、2アンテナで測定した値の平均値を測定する、が指定された場合には、上記2本のアンテナに関して測定を行い、2アンテナの考慮の仕方として、メインの1アンテナで測定した値を測定する、が指定された場合にも、上記2本のアンテナに関して測定を行う。例えば、2アンテナの考慮の仕方として、メインの1アンテナで測定した値を測定する、が指定された場合に、2本のアンテナで測定した値の平均値を測定してもよい。
呼処理部112は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、移動局100の状態管理を行う。また、呼処理部112は、ベースバンド信号処理部108より、基地局装置200より通知されるセル選択を行うためのメッセージを受け取る。そして、呼処理部112は、上記セル選択を行うためのメッセージに基づきセルチェンジの処理を行う。また、上記セルチェンジを行うためのRRC メッセージを生成し、ベースバンド信号処理部108に通知する。すなわち、基地局装置200における呼処理部212と、移動局100における呼処理部112は、セルチェンジを行うためのRRC メッセージのやり取りを行う。
アプリケーション部114は、物理レイヤーやMACレイヤーより上位のレイヤーに関する処理等を行う。
上述したように、基地局装置200が、受信ダイバーシチにおける複数のアンテナを考慮の仕方を選択し、その選択された複数のアンテナの考慮の仕方に基づいて、移動局100がベストセルの測定を行い、そのベストセルの測定結果に基づいてセルチェンジを行うことにより、より高品質のネットワークを提供することができる。
次に、本実施例に係る通信制御方法について、図7を参照して説明する。
ステップS702において、基地局装置200内のメジャーメントコントロール部210は、図4に示す測定する対象を選択する。具体的には、測定する対象として、リファレンス信号の受信電力、リファレンス信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力との比、パスロスの内の1つを選択する。
ステップS704において、基地局装置200内のメジャーメントコントロール部210は、図4に示す2アンテナの考慮の仕方を選択する。具体的には、2アンテナの考慮の仕方として、メインの1アンテナで測定した値、2アンテナで測定した値の平均値、2アンテナで測定した値の合計値の内の1つを選択する。
ステップS706において、基地局装置200は、上記測定する対象や2アンテナの考慮の仕方を示すメジャーメント Qunatityを含むメジャーメントコントロールのメッセージまたは報知情報を、移動局100に通知する。
ステップS708において、移動局100内のメジャーメント部110は、上記測定する対象や2アンテナの考慮の仕方を示す測定量(Measurement Quantity)に基づいて、ベストセルに関する測定を行う。
ステップS710において、ステップS708において移動局100により行われるベストセルに関する測定に基づいて、セルチェンジが行われる。より具体的には、移動局100は、ベストセルに関するメジャーメントレポートを基地局装置200に通知し、基地局装置200は、上記ベストセルが、当該タイミングにおけるサービングセルと異なる場合には、上記ベストセルをサービングセルに変更すると決定する。そして、基地局装置200と移動局100との間で、セルチェンジを行うためのRRC メッセージのやり取りがなされ、セルチェンジの処理が行われる。
次に、本実施例に係る通信制御方法について、図8を参照して説明する。
ステップS802において、基地局装置200内のメジャーメントコントロール部210は、図5(a)に示す選択肢を選択する。具体的には、測定する対象と2アンテナの考慮の仕方の組み合わせとして、選択肢1、選択肢2、選択肢3を選択する。
ステップS804において、基地局装置200は、上記選択肢を選択することにより決定される、測定する対象や2アンテナの考慮の仕方を示す測定量(Measurement Quantity)を含むメジャーメントコントロールのメッセージまたは報知情報を、移動局100に通知する。
ステップS806において、移動局100は、上記測定する対象や2アンテナの考慮の仕方を示す測定量(Measurement Quantity)に基づいて、ベストセルに関する測定を行う。
ステップS808において、ステップS708において移動局100により行われるベストセルに関する測定に基づいて、セルチェンジが行われる。より具体的には、移動局100は、ベストセルに関するメジャーメントレポートを基地局装置200に通知し、基地局装置200は、上記ベストセルが、当該タイミングにおけるサービングセルと異なる場合には、上記ベストセルをサービングセルに変更すると決定する。そして、基地局装置200と移動局100との間で、セルチェンジを行うためのRRC メッセージのやり取りがなされ、セルチェンジの処理が行われる。
本発明の実施例によれば、リファレンス信号の受信電力や、リファレンス信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力との比、パスロスといった、移動局が測定する対象に加えて、2アンテナで測定した値の合計値や、2アンテナで測定した値の合計値、メインの1アンテナで測定した値といった、2アンテナの考慮の仕方を、基地局装置が選択し、移動局に指定することにより、セル毎またはオペレータ毎に柔軟なセル設計が可能となり、結果として、高品質のネットワークを提供することのできる移動局、基地局装置、移動通信システム及び通信制御方法を実現できる。
尚、上述した実施例においては、主に2本のアンテナを用いて受信ダイバーシチを行う場合に関して示したが、3本以上のアンテナを用いる場合にも適用されることができる。
また、上述した例においては、測定する対象として、リファレンス信号の受信電力、リファレンス信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力との比、パスロスの3種類を示したが、上記以外にも適用されることができる。例えば、上記以外として、リファレンス信号のSIR(Signal−to−Interference Ratio)等が考えられる。
さらに、上述した例においては、基地局装置が指定した、測定する対象と2アンテナの考慮の仕方に基づいて、移動局がベストセルの測定を行い、そのベストセルの測定結果に基づいてセルチェンジの処理を行う場合を示したが、その他の測定にも、本発明に係る移動局、基地局装置、移動通信システム、通信制御方法が適用されることができる。例えば、ベストセルの測定の代わりに、異周波の無線品質の測定や、異なるシステムの無線品質の測定に適用されてもよい。あるいは、隣接するセルを監視するための測定に適用されてもよい。隣接するセルを監視するための測定は、例えば、隣接セルからの干渉を考慮した上りリンクまたは下りリンクの送信電力制御に用いられる場合がある。あるいは、上りリンクの送信電力を決定するためのパスロスの測定に適用されてもよい。
尚、上述した実施例においては、Evolved UTRA and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G)が適用されるシステムにおける例を記載したが、本発明に係る移動局、基地局装置、移動通信システム及び通信制御方法は、共有チャネルを用いた通信を行う全てのシステムにおいて適用することが可能である。例えば、3GPPにおけるWCDMAやHSDPAにおいても適用することができる。
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。各実施例の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の実施例が必要に応じて使用されてよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
本国際出願は2007年2月28日に出願した日本国特許出願第2007−050836号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本国際出願に援用する。

Claims (11)

  1. 移動通信システムで基地局装置と通信するユーザ装置であって
    複数のアンテナと、
    前記基地局装置から、測定する対象と前記複数のアンテナとの関係を指定するシグナリングを受信する受信手段と、
    前記測定する対象と前記複数のアンテナとの指定された関係に基づいて測定を行う測定手段と、
    を具備し、前記測定する対象は、リファレンス信号の受信電力、リファレンス信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力との比及びパスロスの内の1つ以上で表現され、
    測定の対象と複数のアンテナとの前記関係は、2アンテナで測定した値の合計値を測定すること、2アンテナで測定した値の平均値を測定すること、上りリンクの送信に用いるアンテナで測定した値を測定することの内の1つで表現されるユーザ装置。
  2. 請求項に記載のユーザ装置であって
    前記測定する対象がパスロスであり、かつ、
    測定する対象及び複数のアンテナの前記関係が、上りリンクの送信に用いるアンテナで測定した値を測定することであった場合であって、
    前記基地局装置におけるリファレンス信号の送信電力をRS Tx powerとし、上りリンクの送信に用いるアンテナで測定したリファレンス信号の受信電力をRSRPTxAntとした場合に、
    Pathloss in dB = RS Tx power - RSRPTxAnt
    によりパスロスが算出されることを特徴とするユーザ装置。
  3. 請求項1に記載のユーザ装置であって
    前記測定手段は、最も無線品質の良いセルを測定し、
    前記最も無線品質の良いセルを、前記基地局装置に報告する報告手段を更に備える、
    ことを特徴とするユーザ装置。
  4. 請求項1に記載のユーザ装置であって
    前記シグナリングは、無線リソース制御メッセージ(RRCメッセージ)又は報知チャネルに含まれることを特徴とするユーザ装置。
  5. 移動通信システムで基地局装置と通信するユーザ装置であって
    複数のアンテナと、
    前記基地局装置から、測定する対象と前記複数のアンテナとの関係を指定するシグナリングを受信する受信手段と、
    前記測定する対象と前記複数のアンテナとの指定された関係に基づいて測定を行う測定手段と、
    を具備し、前記測定する対象が、リファレンス信号の受信電力である場合には、測定する対象及び複数のアンテナの前記関係として、2アンテナで測定した値の合計値を測定することが指定され、
    前記測定する対象がパスロスである場合には、測定する対象及び複数のアンテナの前記関係として、上りリンクの送信に用いるアンテナで測定した値を測定することが指定されるユーザ装置。
  6. 請求項に記載のユーザ装置であって
    前記基地局装置におけるリファレンス信号の送信電力をRS Tx powerとし、上りリンクの送信に用いるアンテナで測定したリファレンス信号の受信電力をRSRPTxAntとした場合に、
    Pathloss in dB = RS Tx power - RSRPTxAnt
    によりパスロスが算出されることを特徴とするユーザ装置。
  7. 請求項に記載のユーザ装置であって
    前記測定手段は、最も無線品質の良いセルを測定し、
    前記最も無線品質の良いセルを、前記基地局装置に報告する報告手段を更に備える、
    ことを特徴とするユーザ装置。
  8. 移動通信システムで複数のアンテナを有するユーザ装置と通信を行う基地局装置であって
    測定する対象と前記複数のアンテナの関係を決定する手段と、
    決定された関係を、前記ユーザ装置に通知する通知手段と、
    を具備し、前記測定する対象は、リファレンス信号の受信電力、リファレンス信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力との比及びパスロスの内の1つ以上で表現され、
    測定する対象と前記複数のアンテナの関係は、2アンテナで測定した値の合計値を測定すること、2アンテナで測定した値の平均値を測定すること、上りリンクの送信に用いるアンテナで測定した値を測定することの内の1つである基地局装置。
  9. 移動通信システムで複数のアンテナを有するユーザ装置と通信を行う基地局装置であって
    測定する対象と前記複数のアンテナの関係を決定する手段と、
    決定された関係を、前記ユーザ装置に通知する通知手段と、
    を具備し、前記測定する対象が、リファレンス信号の受信電力である場合には、測定する対象と前記複数のアンテナの前記関係として、2アンテナで測定した値の合計値を測定することを指定し、
    前記測定する対象がパスロスである場合には、測定する対象と前記複数のアンテナの前記関係として、上りリンクの送信に用いるアンテナで測定した値を測定することを指定する基地局装置。
  10. 複数のアンテナを有するユーザ装置と、前記ユーザ装置と通信を行う基地局装置とを具備する移動通信システムにおける通信制御方法であって
    前記基地局装置が、測定する対象と前記複数のアンテナの関係を指定するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記測定する対象と前記複数のアンテナの前記関係に基づいて、最も無線品質の良いセルの測定を行うステップと、
    前記最も無線品質の良いセルの測定結果に基づいて、セルチェンジを行うステップと、
    を有し、前記測定する対象は、リファレンス信号の受信電力、リファレンス信号の受信電力と雑音電力を含めた全受信電力との比及びパスロスの内の1つ以上で表現され、
    測定の対象と複数のアンテナとの前記関係は、2アンテナで測定した値の合計値を測定すること、2アンテナで測定した値の平均値を測定すること、上りリンクの送信に用いるアンテナで測定した値を測定することの内の1つで表現される、通信制御方法。
  11. 複数のアンテナを有するユーザ装置と、前記ユーザ装置と通信を行う基地局装置とを具備する移動通信システムにおける通信制御方法であって
    前記基地局装置が、測定する対象と前記複数のアンテナの関係を指定するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記測定する対象と前記複数のアンテナの前記関係に基づいて、最も無線品質の良いセルの測定を行うステップと、
    前記最も無線品質の良いセルの測定結果に基づいて、セルチェンジを行うステップと、
    を有し、前記測定する対象が、リファレンス信号の受信電力である場合には、測定する対象及び複数のアンテナの前記関係として、2アンテナで測定した値の合計値を測定することが指定され、
    前記測定する対象がパスロスである場合には、測定する対象及び複数のアンテナの前記関係として、上りリンクの送信に用いるアンテナで測定した値を測定することが指定される、通信制御方法。
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