JP3427557B2 - 移動通信端末 - Google Patents

移動通信端末

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JP3427557B2
JP3427557B2 JP7517795A JP7517795A JP3427557B2 JP 3427557 B2 JP3427557 B2 JP 3427557B2 JP 7517795 A JP7517795 A JP 7517795A JP 7517795 A JP7517795 A JP 7517795A JP 3427557 B2 JP3427557 B2 JP 3427557B2
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啓二郎 武
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は移動通信端末に関し、
特に複数のシステムの各サービスエリアでサービス享受
可能なものに適用し得る。
【0002】
【従来の技術】従来、移動通信端末として、複数のシス
テムのサービスエリアでサービスを享受可能なものがあ
る。図28は、特開昭59−27636号公報あるいは
特開平5−102923号公報に示された、従来の複数
のシステムに移行可能な移動通信端末の、システムの異
なるサービスエリアにおける動作を示す。すなわち在圏
システムのサービスエリアの制御信号の電界強度が劣化
し、在圏システムのサービスエリアの制御信号が捕捉で
きなくなると(ステップs2301)、移動通信端末は
予め登録してあるシステム登録テーブルを参照し(ステ
ップs2302)、在圏システム以外の制御信号の捕捉
を試み(ステップs2303)、捕捉に成功した場合に
は(ステップs2304)、送信出力の変更などのシス
テム移行を実行し(ステップs2305)、捕捉に失敗
した場合には、移行は行わず圏外となる(ステップs2
306)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述のような
従来の移動通信端末では、モードの切替を制御キャリア
の電界強度の低下等の検出を元に自動的に行っており、
移行先のシステムがユーザにとって料金面などで有利な
場合も、移行元のシステムの制御キャリアの電界強度が
低下するまで移行先のシステムに移行できない問題や、
逆に移行したくないシステムにも自動的に移行してしま
う等の問題があった。
【0004】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、複数のシステム間を移行する際
に、その時点でのユーザの意向や、予め登録されたユー
ザの意向を反映してシステムを移行し得ると共に、シス
テムの移行するタイミングをユーザの意向によって可変
し得る移動通信端末を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めこの発明に係る移動通信端末では、複数のシステムの
サービスエリアが一部又は全部を互いに重複し、そのシ
ステム毎に網との間の制御チャネルがそれぞれ異なる移
動通信システムの移動通信端末において、1つのシステ
ムのサービスエリアから他のシステムのサービスエリア
に移動する際、移行元システムのサービスエリアの制御
チャネルが捕捉できなくなった時点で、予め登録されて
いる他のシステムのサービスエリアの制御チャネルに移
行する制御チャネル移行手段と、その制御チャネル移行
手段で捕捉を試み、他のシステムのサービスエリアの制
御チャネルが捕捉できた場合には、ユーザに捕捉できた
旨を通知する制御チャネル捕捉通知手段と、送信出力切
替、位置登録等の他のシステムのサービスエリアへの移
行措置の実行の可否をユーザに問い合わせる移行可否問
合せ手段と、問い合わせに対する応答として、移行措置
の実行が指示された場合、その移行措置を実行する移行
措置実行手段とを備えるものである。
【0006】また次の発明に係る移動通信端末では、移
行可否問合せ手段の問い合わせに対する応答を記憶する
移行可否応答記憶手段と、その移行可否応答記憶手段に
より移行措置の実行の拒否が記憶されている場合には、
ユーザへの他のシステムのサービスエリアへの移行措置
の実行の可否を問い合わせを再び実施し、その問い合わ
せに対する応答として移行措置の実行が拒否された場合
は、そのシステムへの移行は行わず、その問い合わせに
対する応答として移行措置の実行が指示された場合は、
そのシステムへの移行を実施する移行措置実行手段と、
移行可否応答記憶手段により移行措置の実行の指示が記
憶されている場合には、自動的に他のシステムのサービ
スエリアへの移行措置を実行する移行措置自動実行手段
とを備えるものである。
【0007】また次の発明に係る移動通信端末では、複
数のシステムのサービスエリアが一部又は全部を互いに
重複し、そのシステム毎に網との間の制御チャネルがそ
れぞれ異なり、かつそれぞれのシステムのサービスエリ
アが複数のブロックに分けられ、そのブロック毎にサー
ビスエリア内でユニークなブロック識別番号を含む制御
信号を間欠報知している移動通信システムの移動通信端
末において、サービスエリア内を移動している間にブロ
ック識別番号が変化したことを認識した場合、予め記憶
しているブロック識別番号と比較するブロック識別番号
比較手段と、予め記憶しているブロック識別番号と同一
のブロック識別番号を検出した場合には、在圏システム
の制御信号を間欠受信するタイミングの空き時間に、予
め登録された他のシステムの制御チャネルに移行する制
御チャネル移行手段と、その制御チャネル移行手段で捕
捉を試み、他のシステムの制御チャネルが捕捉できた場
合に、送信出力切替、位置登録等の他のシステムへの移
行措置を制御する移行措置制御手段とを備えるものであ
る。
【0008】また次の発明に係る移動通信端末では、移
行措置制御手段は、ユーザに他のシステムのサービスエ
リアの制御チャネルが捕捉できた旨を通知する制御チャ
ネル捕捉通知手段と、送信出力切替、位置登録等の他の
システムのサービスエリアへの移行措置の実行の可否を
ユーザに問い合わせる移行可否問合せ手段と、問い合わ
せに対する応答として、移行措置の実行が指示された場
合、移行時点が移行先システムの制御信号を捕捉できた
時点か、または在圏システムの制御信号を捕捉できなく
なった時点かをユーザに問い合わせる移行時点問合せ手
段と、問い合わせに対する応答に従った移行時点で、移
行措置を実行する移行措置実行手段とを備えるものであ
る。
【0009】また次の発明に係る移動通信端末では、移
行措置制御手段は、予めユーザによって自動的に移行す
る旨が設定されているとき、送信出力切替、位置登録等
の上記他のシステムのサービスエリアへ移行する措置を
自動的に実行する移行措置自動実行手段を備えるもので
ある。
【0010】また次の発明に係る移動通信端末では、移
行措置制御手段は、予め登録されたシステムの優先度に
従い、移行先システムの制御信号を捕捉できた時点でシ
ステムの移行を実行するか、在圏システムの制御チャネ
ルが受信できなくなった時点で移行先システムのサービ
スエリアへの移行を実行するかを決定する移行時点決定
手段と、その移行時点決定手段が決定した時点で、送信
出力切替、位置登録等の他のシステムのサービスエリア
への移行措置を自動的に実行する移行措置自動実行手段
とを備えるものである。
【0011】また次の発明に係る移動通信端末では、ブ
ロック識別番号比較手段で、予め記憶しているブロック
識別番号と同一のブロック識別番号を検出できず、かつ
在圏システムのサービスエリアの制御チャネルが捕捉で
きない場合、予め登録されている在圏システムのサービ
スエリア以外の他のシステムのサービスエリアの制御チ
ャネルに順次移行し、他のシステムのサービスエリアの
制御チャネルが捕捉できた時点で、改めて移行元ブロッ
ク識別番号と移行先ブロック識別番号との組合せを記憶
し、自動的に学習して他のシステムに隣接するブロック
識別番号を記憶する隣接ブロック記憶手段を備えるもの
である。
【0012】また次の発明に係る移動通信端末では、移
行可否問合せ手段の問い合わせに対する応答を記憶する
移行可否応答記憶手段と、その移行可否応答記憶手段に
より移行措置の実行の拒否が記憶されている場合には、
ユーザへの他のシステムのサービスエリアへの移行措置
の実行の可否を問い合わせを再び実施し、その問い合わ
せに対する応答として移行措置の実行が拒否された場合
は、そのシステムへの移行は行わず、その問い合わせに
対する応答として移行措置の実行が指示された場合は、
そのシステムへの移行を実施する移行措置実行手段と、
移行可否応答記憶手段により移行措置の実行の指示が記
憶されている場合には、自動的に他のシステムのサービ
スエリアへの移行措置を実行すると共に、前回ユーザが
指示した他のシステムのサービスエリアへの移行措置を
とった移行時点が、他のシステムの制御信号を捕捉でき
た時点か、または在圏システムの制御信号を捕捉できな
くなった時点かを記憶し、次回からその記憶した移行時
点で自動的にシステムの移行措置を実行する移行措置自
動実行手段とを備えるものである。
【0013】また次の発明に係る移動通信端末では、複
数のシステムのサービスエリアが一部又は全部を互いに
重複し、そのシステム毎に網との間の制御チャネルがそ
れぞれ異なる移動通信システムの移動通信端末におい
て、1つのシステムのサービスエリアの制御チャネルを
捕捉し、その制御チャネルで間欠受信し、その間欠受信
時の空き時間で、予め登録された他のシステムのサービ
スエリアの制御チャネルに移行する制御チャネル移行手
段と、周期的にその制御チャネルの捕捉を試み、捕捉で
きた場合、ユーザに捕捉できた旨を通知する制御チャネ
ル捕捉通知手段と、送信出力切替、位置登録等の他のシ
ステムのサービスエリアへの移行措置の実行の可否をユ
ーザに問い合わせる移行可否問合せ手段と、問い合わせ
に対する応答に従って、他のシステムのサービスエリア
への移行措置を実行する移行措置実行手段とを備えるも
のである。
【0014】また次の発明に係る移動通信端末では、複
数のシステムのサービスエリアが一部又は全部を互いに
重複し、そのシステム毎に網との間の制御チャネルがそ
れぞれ異なる移動通信システムの移動通信端末におい
て、1つのシステムのサービスエリアの制御チャネルを
捕捉し、その制御チャネルにおいて間欠受信し、その間
欠受信時の空き時間で、予め登録された複数のシステム
間の優先度を用いて、在圏システムより優先度の高いシ
ステムの制御チャネルへ優先度の高い順に移行する制御
チャネル移行手段と、その制御チャネルの捕捉を試み、
捕捉できた場合には、自動的に送信出力切替、位置登録
等の優先度の高いシステムへの移行措置を実行する移行
措置自動実行手段とを備えることを特徴とする移動通信
端末。
【0015】また次の発明に係る移動通信端末では、複
数のシステムの制御チャネルを捕捉する複数制御チャネ
ル捕捉手段と、選択可能な制御チャネルの優先順位を設
定する優先順位設定手段と、その優先順位を記憶する優
先順位記憶手段と、システム移行時又は電源投入時等に
複数のシステムの制御チャネルから1つの制御チャネル
を選択して捕捉する際に、その優先順位に従って制御チ
ャネルの捕捉を順次行う制御チャネル捕捉手段とを備え
るものである。
【0016】
【作用】他のシステムのサービスエリアに移動する際、
移行元システムのサービスエリアの制御チャネルが捕捉
できなくなった時点で、予め登録されている他のシステ
ムのサービスエリアの制御チャネルを捕捉できた場合
に、ユーザに捕捉できた旨を通知すると共に、送信出力
切替、位置登録等の他のシステムのサービスエリアへの
移行措置の実行の可否を問い合わせ、その応答として、
移行措置の実行が指示された場合、その移行措置を実行
する。これにより、その時点でのユーザの意向に沿って
システムを移行し得る。
【0017】さらに、移行措置の実行の可否の問い合わ
せに対する応答を記憶すると共に、その記憶に移行措置
の実行の拒否が記憶されている場合、ユーザに対し、移
行措置の実行の可否を再び問い合わせ、その問い合わせ
に対する応答として移行措置の実行が拒否された場合
は、移行実施を中断し、移行が指示された場合は、移行
装置を実行する。また、移行措置の実行の指示が記憶さ
れている場合、ユーザへの問い合わせは行わず、自動的
に他のシステムのサービスエリアへの移行措置を実行す
る。これにより、予め登録されたユーザの意向に沿って
システムを移行し得る。
【0018】また、サービスエリア内を移動している間
にブロック識別番号が変化したことを認識した場合、予
め記憶しているブロック識別番号と比較し、同一のブロ
ック識別番号を検出した場合には、在圏システムの制御
信号を間欠受信するタイミングの空き時間に、予め登録
された他のシステムの制御チャネルの捕捉を試み、他の
システムの制御チャネルが捕捉できた場合に、送信出力
切替、位置登録等の他のシステムへの移行措置を制御す
る。これにより、その時点でユーザの意向に沿ってシス
テムを移行し得る。
【0019】さらに、他のシステムのサービスエリアの
制御チャネルが捕捉できた場合に、ユーザに捕捉できた
旨を通知すると共に、送信出力切替、位置登録等の他の
システムのサービスエリアへの移行措置の実行の可否を
問い合わせ、その応答として、移行措置の実行が指示さ
れた場合、さらに移行時点について、移行先システムの
制御信号を捕捉できた時点か又は在圏システムの制御信
号を捕捉できなくなった時点かを問い合わせ、その応答
に従って移行措置を実行する。これにより、ユーザの意
向に沿いかつシステムの移行するタイミングをもユーザ
の移行によって可変し得る。
【0020】さらに、予めユーザによって自動的に移行
する旨が設定されているとき、送信出力切替、位置登録
等の他のシステムのサービスエリアへ移行する措置を自
動的に実行するようにした。これにより、予め登録され
たユーザの意向を反映してシステムを移行し得る。
【0021】さらに、予め登録されたシステムの優先度
に従い、移行先システムの制御信号を捕捉できた時点で
システムの移行を実行するか、在圏システムの制御チャ
ネルが受信できなくなった時点で移行先システムへの移
行を実行するかを決定すると共に、その時点で送信出力
切替、位置登録等の他のシステムのサービスエリアへの
移行措置を実行する。これにより、予め登録されたユー
ザの意向を反映してシステムを移行し得る。
【0022】さらに、予め記憶しているブロック識別番
号と同一のブロック識別番号を検出できず、かつ在圏シ
ステムのサービスエリアの制御チャネルが捕捉できない
場合、予め登録された在圏システムのサービスエリア以
外の他のシステムのサービスエリアの制御チャネルに順
次移行し、他のシステムのサービスエリアの制御チャネ
ルが捕捉できた時点で、改めて移行元ブロック識別番号
と移行先ブロック識別番号との組合せを記憶し、自動的
に学習して他のシステムに隣接するブロック識別番号を
記憶する。これにより、ブロック識別番号を自動的に学
習でき、ユーザの使い勝手を向上し得る。
【0023】さらに、移行措置の実行の可否の問い合わ
せに対する応答を記憶すると共に、その記憶に移行措置
の実行の拒否が記憶されている場合、ユーザに対し、移
行措置の実行の可否を再び問い合わせ、その問い合わせ
に対する応答として移行措置の実行が拒否された場合
は、移行実施を中断し、移行が指示された場合は、移行
装置を実行する。また、移行措置の実行の指示が記憶さ
れている場合、ユーザへの問い合わせは行わず、自動的
に他のシステムのサービスエリアへの移行措置を実行す
ると共に、前回ユーザが指示した他のシステムのサービ
スエリアへの移行措置をとった移行時点が、他のシステ
ムの制御信号を捕捉できた時点か、または在圏システム
の制御信号を捕捉できなくなった時点かを記憶し、次回
からその記憶した移行時点で自動的にシステムの移行措
置を実行する。これにより、予め登録されたユーザの意
向に沿ってシステムを移行し得る。
【0024】また、1つのシステムのサービスエリアの
制御チャネルを捕捉し、その制御チャネルで間欠受信
し、その間欠受信時の空き時間で予め登録された他のシ
ステムのサービスエリアの制御チャネルに移行し、その
制御チャネルが捕捉できた場合、ユーザに捕捉できた旨
を通知すると共に、送信出力切替、位置登録等の他のシ
ステムのサービスエリアへの移行措置の実行の可否をユ
ーザに問い合わせ、その応答に従って他のシステムのサ
ービスエリアへの移行措置を実行する。これにより、そ
の時点でのユーザの意向に沿ってシステムを移行し得
る。
【0025】また、1つのシステムのサービスエリアの
制御チャネルを捕捉し、その制御チャネルで間欠受信
し、その間欠受信時の空き時間で、予め登録された複数
のシステム間の優先度を用いて、在圏システムより優先
度の高いシステムの制御チャネルを優先度の高い順に移
行し、その制御チャネルの捕捉を試み、捕捉できた場合
には、自動的に送信出力切替、位置登録等の優先度の高
いシステムへの移行措置を実行する。これにより、予め
登録されたユーザの意向を反映してシステムを移行し得
る。
【0026】さらに、複数のシステムの制御チャネルを
捕捉すると共に、選択可能な制御チャネルの優先順位を
設定して記憶し、システム移行時又は電源投入時等に複
数のシステムの制御チャネルから1つの制御チャネルを
選択して捕捉する際に、その優先順位に従って制御チャ
ネルの捕捉を順次行う。これにより、予め登録されたユ
ーザの意向を反映してシステムを移行し得る。
【0027】
【実施例】以下図面を参照しながら、この発明の一実施
例を詳述する。
【0028】実施例1.図1は、本発明における移動通
信端末の構成を示し、図中101はアンテナ部であり、
102は共用部であり、103は送信部であり、104
はPLLシンセサイザ部であり、105は受信部であ
り、106は記憶部である。また107は記憶部106
内のシステム間隣接ブロック対応テーブルであり、10
8は記憶部106内のシステム登録テーブルであり、1
09は記憶部106内の移行可否登録テーブルである。
さらに110は制御部であり、111はユーザI/F部
であり、112は表示部であり、113はキーパッドで
あり、114はスピーカであり、115はマイクであ
る。なお記憶部106内の構成は一例であり、各実施例
で構成が異なることもあり得る。
【0029】図2は、この発明が適用可能なサービスエ
リア及びブロックの構成を示すものである。図中201
は移動通信端末の移行元であるシステムのサービスエリ
アであり、202は移行先であるシステムのサービスエ
リアであり、203は移行元であるシステムのサービス
エリア201に属する移動通信端末が在圏していたブロ
ックである。また204は移行先であるシステムのサー
ビスエリア202に属する移動通信端末が移行したブロ
ックであり、205、207、208、209は他のブ
ロックであり、206は移動通信端末である。移動通信
端末206は、移動元ブロック203から移行先ブロッ
ク204へ移行するものとする。
【0030】この発明において、ブロック203、20
4、205、207、208、209とはサービスエリ
ア201、202を構成する複数の区分のことであり、
ブロック203、204、205、207、208、2
09毎にサービスエリア201、202内でユニークな
ブロック識別番号が割り当てられているものとする。こ
のブロックの例として、位置登録エリアや各基地局の無
線ゾーンが挙げられる。またこの発明において、移行と
は位置登録までの動作を示し、捕捉とは報知情報を受信
するまでの動作を示す。
【0031】図3は、この発明による実施例1の移動通
信端末が動作するポイントを示し、301は移動通信端
末の移行元であるシステムのサービスエリア、302は
移行先であるシステムのサービスエリア、303は移動
通信端末、304は移行元のシステムのサービスエリア
301の制御チャネルが捕捉できなくなる時点をそれぞ
れ示す。また図4に、この実施例の場合のシステム登録
テーブル108の内容を示す。ここでは移動通信端末3
03が3つのシステム(システムA、システムB、シス
テムC)にアクセス可能であり、それぞれのシステムの
制御チャネルの周波数が記憶されている。
【0032】図5は、この実施例1の移動通信端末30
3の動作を示す。移動通信端末303は、移行元システ
ムのサービスエリア301から移行先システムのサービ
スエリア302へ移動中である(ステップs500)。
今、移動通信端末303が移行元システムのサービスエ
リア301の境界に達し、制御信号の電界レベルを常時
計測しており、そのレベルが劣化して移行元システムの
サービスエリア301の制御チャネルが捕捉できなくな
る図3の304の時点で(ステップs501)、予め移
動通信端末に記憶されている図4のシステム登録テーブ
ルを参照し(ステップs502)、在圏システム以外の
システムの制御チャネルを順次選択し(ステップs50
3)、制御チャネルの捕捉を試みる(ステップs50
4)。
【0033】この制御チャネルの捕捉作業は、選択可能
なシステムがなくなるまで継続される(すなわちステッ
プs504、ステップs505、ステップs508を繰
り返す)。捕捉できた場合には、リンガ鳴動やメッセー
ジ表示などの通知手段でユーザに在圏システムの制御信
号が捕捉できなくなった旨と、新たなシステムの制御信
号が捕捉できた旨を通知すると共に、そのシステムへの
移行を実行するかどうかを問い合わせる(ステップs5
05)。
【0034】ユーザがキーパッド113等の指示手段で
移行を指示した場合は、位置登録、送信出力切替え等の
システム移行措置を実施する(ステップs506)。こ
のシステム登録テーブル108内で、選択可能なシステ
ムがなくなり、新たなシステムの制御チャネルが捕捉で
きなかった場合、およびユーザがシステムの移行を拒否
した場合は、移行動作は中断され、移動通信端末303
はいかなるシステムのサービスエリアからも圏外となる
(ステップs507)。
【0035】このような構成によれば、在圏システムに
おいて、制御チャネルを捕捉できなくなり、他のシステ
ムの制御チャネルを捕捉した時点で、システム間移行す
るかどうかをユーザに問い合わせるので、ユーザが希望
しない場合には、移行しないことが選択できる。
【0036】なおこの実施例1において、移行可能なシ
ステムの候補が複数ある場合に、在圏システム以外のシ
ステムの制御チャネルを順次選択する方法として(ステ
ップs503)、登録されたシステムに優先順位をつ
け、順位の高い順に捕捉を試みるようにしても良い。
【0037】実施例2.図6はこの発明による実施例2
の移動通信端末が動作する各ポイントを示し、図中60
1は移動通信端末の移行元であるシステムのサービスエ
リアであり、602は移行先であるシステムのサービス
エリアである。また603は移行元システムのサービス
エリア601に属する移動通信端末が在圏していたブロ
ックであり、604は移行先システムのサービスエリア
602に属する移動通信端末が移行するブロックであ
り、605、611、612、613は他のブロックで
ある。
【0038】さらに606は移動通信端末であり、60
7は移動通信端末606に予め登録されたブロックに、
移動通信端末606が移動するポイントであり、608
は移動通信端末606が移行先システムの制御チャネル
の捕捉を試行する範囲であり、609は移行先システム
のサービスエリア602の制御チャネルを捕捉できるポ
イントであり、610は移行元システムの制御チャネル
が捕捉できなくなるポイントである。
【0039】図7は、移動通信端末606が、異なるシ
ステムに属するサービスエリア601、602間を移行
する場合の、制御チャネルを間欠受信する方法について
示している。図中701は移行元システムのサービスエ
リア601の制御チャネルであり、702は移行先シス
テムのサービスエリア601の制御チャネルであり、7
03は報知される制御信号であり、704は移動通信端
末606の制御チャネルの捕捉遷移状況である。図中の
符号607、608、609、610は図6で示される
ポイントである。またステップs905、ステップs9
06、ステップs907、ステップs908、ステップ
s910は、図9に後述するフローチャートの各ステッ
プを示している。
【0040】図8は隣接するシステムのサービスエリア
のブロック間の対応関係を登録するシステム間隣接ブロ
ック対応テーブル107の内容である。ここではシステ
ムAとシステムBは他システムであり、かつ隣接してい
るものとする。さらにシステムAのブロック#1とシス
テムBのブロック#2は隣接しており、またシステムA
のブロック#2とシステムBのブロック#6は隣接して
いる。
【0041】図9及び図10にこの実施例2の移動通信
端末606の動作を説明する。移動通信端末606は、
移行元システムのサービスエリア601から移行先シス
テムのサービスエリア602の方向へ移動中である(ス
テップs900)。移動通信端末606は基地局が報知
しているブロック識別番号を検出して記憶し、無線ゾー
ンを移行した時点でその無線ゾーンの基地局が報知して
いるブロック識別番号と、移動通信端末606が記憶し
ているブロック識別番号とが相違した場合には、移動通
信端末606はブロック間の移動を行ったことを認識す
る。
【0042】移動通信端末は図6の607の時点で、ブ
ロック識別番号の変化を検出すると(ステップs90
1)、移動通信端末606が新たなブロック識別番号の
認識を契機として、図8のシステム間隣接ブロック対応
テーブル107に登録されているブロック識別番号の検
索を行う(ステップs902、ステップs903)。
【0043】ここで移動通信端末606は、一致するブ
ロック識別番号が少なくとも1つ存在場合(ステップs
903にて判断する)、それらのブロック識別番号に対
応するシステム、つまりそれらのブロックに隣接するシ
ステムの制御チャネルを図4のシステム登録テーブル1
08を参照することで導出し(ステップs904)、そ
れらの制御チャネルを在圏システムの制御チャネルが捕
捉可能な間繰り返し選択し(ステップs905)、図6
の608の間、在圏システムの制御信号間欠受信の空き
時間を利用して捕捉を試みる(ステップs906)。
【0044】また移動通信端末606は、一致するブロ
ック識別番号が1つも存在しない場合には(ステップs
903にて判断する)、処理を終了して通常の移動中の
状態に遷移する。また選択したシステムの制御信号の捕
捉を試みている間に、在圏システムの制御チャネルが捕
捉不能となった場合には(ステップs911にて判断す
る)、圏外となる(ステップs915)。
【0045】また選択したシステムの制御信号の捕捉を
試みている間に、移動通信端末606が在圏サービスエ
リアの異なるブロックに移動したために、報知されてい
るブロック識別番号が変化した場合には(ステップs9
10にて判断)、再び図8のシステム間隣接ブロック対
応テーブル107に登録されているブロック識別番号の
検索を行う(ステップs902、ステップs903)。
【0046】なお移行元システムのサービスエリア60
1の制御信号の受信タイミングと移行先システムのサー
ビスエリア602の制御信号の受信タイミングは、図7
に示すように常時受信する必要はなく、間欠的に受信す
ることで十分である。さらに移動通信端末606はタイ
ミングをずらしてそれぞれの制御信号を受信できる能力
を持つものとする。図6の609の時点で他システムの
制御信号が捕捉できたならば、リンガ鳴動やメッセージ
表示などの通知手段で、ユーザに新たなシステムの制御
信号が捕捉できた旨を通知すると共に、そのシステムへ
の移行を実行するかどうかを問い合わせる(ステップs
907)。
【0047】ユーザがキーパッド113等の指示手段で
移行を指示した場合には、システム移行のタイミング
を、新たなシステムの制御信号が捕捉できた現時点とす
るか、あるいは現在在圏しているシステムの制御信号が
捕捉できなくなった時点とするかをユーザに問い合わせ
(ステップs908)、指示されたタイミングでシステ
ムの移行を実行する(ステップs909、ステップs9
13)。移行実施の確認(ステップs907)におい
て、ユーザが移行を拒否した場合には、移行動作は中断
される(ステップs912)。
【0048】このような構成によれば、ブロックを移行
し、新たなブロック識別番号と予め記憶してあるブロッ
ク識別番号と比較を行い、一致するブロック識別番号が
存在する場合には、対応する他システムの制御チャネル
に移行し、さらに他システムに移行するか否かをユーザ
に問い合わせることで、ユーザに問い合わせるタイミン
グを他システムの制御信号を捕捉できた時点に早めるこ
とができ、ユーザに対し、いつの時点で移行するかの選
択の幅を広げることができる。
【0049】なおブロック識別番号が、図8のシステム
間隣接ブロック対応テーブル107に登録されていな
い、あるいは登録されていても隣接システムの制御信号
を捕捉できず、在圏しているシステムの制御信号が捕捉
できなくなった場合には(ステップs915)、上述し
た実施例1と同様の処理を実行して登録されているすべ
てのシステムの制御チャネルの捕捉を試みるようにして
も良い。
【0050】またこの実施例2において、システム間隣
接ブロック対応テーブル107に、対応関係の存在する
システムが複数ある場合に、制御チャネルを繰り返し選
択する方法として(ステップs905)、登録されたシ
ステムに優先順位をつけ、順位の高い順に捕捉を試みる
ようにしても良い。
【0051】実施例3.図11及び図12はこの発明に
よる実施例3における移動無線端末の動作を示す。上述
した実施例2との相違点は、ユーザが完全移行するか否
かを選択できる点である。ここで「完全移行」とは、シ
ステムBに位置登録をすることで、システムBからの着
信を可能にすることである。また「完全移行しない」と
は、システムBへの位置登録はせず、システムBの報知
情報を間欠受信することで、必要時に発信を可能とする
が、着信を行わないことである。
【0052】図6において、異なるシステムのサービス
エリア601、602が重複しており、移動通信端末6
06が双方のシステムにアクセス可能な場合(609、
610のポイント)、この「完全移行しない」という状
態が有効になる。例えば料金の高いサービスエリアの中
に料金の安いサービスエリアが包含されている状態を想
定する。発信する際は料金の安いサービスエリアから発
信したいが、着信は料金の高いサービスエリアからのほ
うが頻度が高い場合、この実施例の移動通信端末606
では、ユーザは「完全移行しない」ことで、有利な状況
を得ることができる。
【0053】図11及び図12では、ステップs100
8、ステップs1009、ステップs1013の処理
が、実施例2の図9及び図10の動作と異なる。すなわ
ちステップs1007でユーザが移行の実施を指示した
場合、加えて完全移行か否かをユーザに問い合わせ(ス
テップs1008)、「完全移行」ならば移行先システ
ムのサービスエリアに位置登録し、報知信号を間欠受信
する(ステップs1009)。この場合は発信着信とも
に可能である。また「完全移行」しないならば、位置登
録せず報知信号を間欠受信する(ステップs101
3)。この場合移動通信端末6060は発信のみ可能で
ある。
【0054】なおこの実施例3と実施例2を組合せ、移
行のタイミングをユーザに問い合わせる処理を追加する
ようにしても良い。またこの実施例3において、システ
ム間隣接ブロック対応テーブル107に、対応関係の存
在するシステムが複数ある場合に、制御チャネルを繰り
返し選択する方法として(ステップs1005)、登録
されたシステムに優先順位をつけ、順位の高い順に捕捉
を試みるようにしても良い。
【0055】実施例4.図13にこの発明による実施例
4における移動通信端末の動作を示す。上述した実施例
2や実施例3との相違点は、図6の609の時点の新た
なシステムの制御チャネルを捕捉できた時点で、自動的
に移動通信端末606がシステム移行処理を実行する点
である。実際上、図13のステップs1101からステ
ップs1106、ステップs1108からステップs1
111までは実施例2あるいは実施例3と同一であり、
この実施例4の場合、ステップs1106において制御
信号の捕捉に成功した時点でシステム移行を自動的に実
施する(ステップs1106)。
【0056】このような構成によれば、ユーザへの問い
合わせを省略し、他システムの制御信号を捕捉できた時
点で、移行を自動的に行うことで、ユーザの端末操作を
なくすことができる。
【0057】なおブロック識別番号がシステム間隣接ブ
ロック対応テーブル107に登録されていない、あるい
は登録されていても隣接システムの制御信号を捕捉でき
ず、在圏しているシステムの制御信号が捕捉できなくな
った場合には(ステップs1111)、実施例1に上述
した動作と同様の処理を実行し、登録されているすべて
のシステムの制御チャネルの捕捉を試みるようにしても
良い。
【0058】またこの実施例4において、システム間隣
接ブロック対応テーブル107に、対応関係の存在する
システムが複数ある場合に、制御チャネルを繰り返し選
択する方法として(ステップs1105)、登録された
システムに優先順位をつけ、順位の高い順に捕捉を試み
るようにしても良い。
【0059】実施例5.図14に、この発明による実施
例5の構成として、優先順位つきシステム登録テーブル
を示す。このテーブルは図4のシステム登録テーブル1
08に各システムの優先順位を付加したものである。優
先順位の高いシステムとは、例えば料金が安い、あるい
は着信の頻度が高いと予想されるシステムである。
【0060】図15及び図16にこの実施例5における
図6の移動通信端末606の動作を説明する。実施例
2、実施例3及び実施例4との相違点は、図6の609
の時点で新たなシステムの制御キャリアを捕捉できた時
点で、図14の優先順位つきシステム登録テーブルに記
憶されている移行元のシステムと移行先のシステムとの
利用者からみた優先度から、図6の609の時点で新た
なシステムに移行するか、あるいは例えば図6の610
の時点の在圏するシステムの制御チャネルを補足できな
くなった時点で、新たなシステムに移行するかを移動通
信端末606が判断する点である。
【0061】図15及び図16のステップs1300か
らステップs1306まで、ステップs1310、さら
にステップs1314からステップs1315までは、
実施例2、実施例3、実施例4と同一である。以下ステ
ップs1307からステップs1309とステップs1
311からステップs1313について動作を説明す
る。制御チャネルの捕捉が成功した時点で(ステップs
1306)、移動通信端末606は優先順位つきシステ
ム登録テーブルを参照し(ステップs1307)、移行
先システムと移行元システムの優先度を比較して(ステ
ップs1308)、移行先システムの優先度が移行元シ
ステムの優先度よりも高いならば、システム移行を実施
する(ステップs1309)。
【0062】逆に移行先システムの優先度が移行元シス
テムの優先度よりも低いならば、再び制御チャネルを繰
り返し選択し(ステップs1305)、捕捉を試みる
(ステップs1306)処理に戻る。制御信号の捕捉
(ステップs1306)に失敗した場合、在圏システム
の制御チャネルが捕捉可能かどうかを判断(ステップs
1311)する。ここで捕捉不可能になった場合は、在
圏システムの優先度よりも低いシステムの捕捉を試みる
(ステップs1312)。捕捉できた場合は、優先度の
低いシステムに移行する(ステップs1309)。捕捉
できない場合には、圏外となる(ステップs131
5)。
【0063】このような構成によれば、ユーザへの問い
合わせを省略し、他システムの制御信号を捕捉できた時
点で、移行を自動的に行うことで、ユーザの端末操作を
なくすことができる。
【0064】なおブロック識別番号が、システム間隣接
ブロック対応テーブルに登録されていない、あるいは登
録されていても隣接システムの制御信号を捕捉できず、
在圏しているシステムの制御信号が捕捉できなくなった
場合には(ステップs1313)、実施例1と同様の処
理を実行し、登録されているすべてのシステムの制御チ
ャネルの捕捉を試みるようにしても良い。
【0065】またこの実施例5において、システム間隣
接ブロック対応テーブル107に対応関係の存在するシ
ステムが複数ある場合に、制御チャネルを繰り返し選択
する方法として(ステップs1305)、登録されたシ
ステムに優先順位をつけ、順位の高い順に捕捉を試みる
ようにしても良い。
【0066】実施例6.図17は、この発明による実施
例6における図6の移動通信端末606の動作を説明す
る。この実施例6は、実施例2、実施例3、実施例4及
び実施例5において利用するシステム間隣接ブロック対
応テーブル107(登録された移行元システムのブロッ
ク識別番号と移行先システムのブロック識別番号との対
応)を、自動的に獲得する移動通信端末606の実施例
である。
【0067】上述した実施例2、実施例3、実施例4及
び実施例5において、ブロック識別番号がシステム間隣
接ブロック対応テーブル107に登録されていない、あ
るいは登録されていても隣接システムの制御信号を捕捉
できず、在圏しているシステムの制御信号が捕捉できな
くなった場合(実施例2ではステップs911及びステ
ップs914、実施例3ではステップs1011及びス
テップs1014、実施例4ではステップs1019及
びステップs1110、実施例5ではステップs131
1及びステップs1312、図6においては610の地
点)、予め移動通信端末606に記憶されている図4の
システムの登録テーブル108を参照し(ステップs1
402)、在圏システム以外のシステムの制御チャネル
を順次選択し(ステップs1403)、制御チャネルの
捕捉を試みる(ステップs1404)。この制御チャネ
ルの捕捉作業は、選択可能なシステムがなくなるまで継
続される(ステップs1408)。
【0068】捕捉できた場合には、今まで在圏していた
システムのブロックのブロック識別番号と、新たに捕捉
できたシステムのブロックのブロック識別番号との対応
をシステム間隣接ブロック対応テーブル107に追加登
録し(ステップs1405)、さらにリンガ鳴動やメッ
セージ表示などの通知手段でユーザに在圏システムの制
御信号が捕捉できなくなった旨と、新たなシステムの制
御信号が捕捉できた旨を通知すると共に、そのシステム
への移行を実行するかどうかを問い合わせる(ステップ
s1406)。
【0069】ユーザがキーパッド113等の指示手段で
移行を指示した場合は、位置登録、送信出力切替え等の
システム移行措置を実施する(ステップs1407)。
選択可能なシステムがなくなり、新たなシステムの制御
チャネルが捕捉できなかった場合、およびユーザがシス
テムの移行を拒否した場合は、移行動作は中断され、移
動通信端末はいかなるシステムのサービスエリアからも
圏外となる(ステップs1409)。
【0070】このような構成によれば、システムを移行
した時点で、移行元のブロック識別番号と移行先のブロ
ック識別番号の対応を移動通信端末が記憶していくこと
で、ユーザがその対応関係を作成する必要をなくすこと
ができ、ユーザの使い勝手を向上し得る。
【0071】なおこの実施例6において、移行可能なシ
ステムの候補が複数ある場合に、在圏システム以外のシ
ステムの制御チャネルを順次選択(ステップs140
3)する方法として、登録されたシステムに優先順位を
つけ、順位の高い順に捕捉を試みるようにしても良い。
【0072】この実施例6で示した隣接ブロック対応テ
ーブル107への追加登録の処理により、移動通信端末
606は自己学習的に移行元サービスエリアのブロック
識別番号と移行先システムのブロック識別番号との対応
を、ユーザの手を煩わすことなく追加登録することがで
きる。この実施例6の機能により、実施例2、実施例
3、実施例4及び実施例5におけるブロック識別番号検
索時のヒット率を向上することができる。
【0073】実施例7.図18はこの発明による実施例
7における移行可否登録テーブル109を示す。システ
ムの組合せ毎に、移行の可否が記憶されている。また図
19及び図20はこの実施例7における図6の移動通信
端末606の動作を示す。図19のステップs1604
までは実施例1と同一であり、ステップs1605以降
について説明する。すなわち制御チャネルの捕捉に成功
した場合、移行可否登録テーブル109を検索し(ステ
ップs1605)、そのテーブル内に在圏システムから
移行先のシステムへの移行可否の関係が存在するかどう
かを検索する。
【0074】存在しない場合は、リンガ鳴動やメッセー
ジ表示などの通知手段でユーザに在圏システムの制御信
号が捕捉できなくなった旨と、新たなシステムの制御信
号が捕捉できた旨を通知すると共に、そのシステムへの
移行を実行するかどうかを問い合わせる(ステップs1
607)。ユーザがキーパッド113等の指示手段で移
行を指示した場合は、移行可否登録テーブル109にそ
の旨を追加登録した上で(ステップs1608)、位置
登録、送信出力切替え等のシステム移行措置を実施する
(ステップs1609)。
【0075】ユーザが移行の拒否を指示した場合は、移
行可否登録テーブル107にその旨を追加登録したうえ
で(ステップs1612)、選択可能なシステムの有無
を調べ(s1610)、他のシステムへの移行を試み
る。また選択可能なシステムがなくなり、新たなシステ
ムの制御チャネルが捕捉できなかった場合にも、移行動
作は中断され移動通信端末606はいかなるシステムの
サービスエリアからも圏外となる(ステップs161
3)。
【0076】移行可否登録テーブル109に、在圏シス
テムから移行先システムスエリアへの移行可否の組合せ
が存在する場合は、移行可否の項目を参照し自動的に移
行して良いか動かを判断する(ステップs1611)。
自動的に移行して良い場合は、システムの移行を実行す
る(ステップs1609)。また自動移行が不可の場合
は、移行の実施の可否をあらためてユーザに問い合わせ
る(ステップs1607)。
【0077】このような構成によれば、システム間を移
行するか否かの実行結果を移動通信端末が記憶すること
で、次回からはユーザの希望に従ってシステムの移行を
実行することができる。なおこの実施例7において、移
行可能なシステムの候補が複数ある場合に、在圏システ
ム以外のシステムの制御チャネルを順次選択(ステップ
s1603)する方法として、登録されたシステムに優
先順位をつけ、順位の高い順に捕捉を試みるようにして
良い。
【0078】実施例8.図21はこの発明による実施例
8における移行可否及び移行タイミング登録テーブルを
示す。図21の移行可否登録テーブル109の情報に加
えて、移行が可の場合はそのタイミングも合わせて記憶
されている。図22及び図23にこの実施例8における
図6の移動通信端末606の動作を示す。図22のステ
ップs1806までは実施例2と同一なので、図23の
ステップs1807以降について説明する。
【0079】すなわち制御チャネルの捕捉に成功した場
合、移行可否及び移行タイミング登録テーブルを検索し
(ステップs1807)、その移行可否及び移行タイミ
ングテーブル内に在圏システムから移行先システムスエ
リアへの移行可否及び移行タイミングの組合せが存在す
るかどうかを検索する(ステップs1808)。
【0080】存在しない場合は、リンガ鳴動やメッセー
ジ表示などの通知手段でユーザに在圏システムの制御信
号が捕捉できなくなった旨と、新たなシステムの制御信
号が捕捉できた旨を通知すると共に、そのシステムへの
移行を実行するかどうかを問い合わせる(ステップs1
609)。
【0081】ユーザがキーパッド113等の指示手段で
移行を指示した場合は、さらに移行ポイントの入力を促
す(ステップs1810)。ユーザが移行先システムの
制御信号を捕捉できた時点を指示した場合は、移行可否
及び移行タイミング登録テーブルにその旨を追加登録し
たうえで(ステップs1811)、位置登録、送信出力
切替え等のシステム移行措置を実施する(ステップs1
812)。ユーザが移行元システムの制御信号が捕捉で
きなくなった時点を指示した場合は、移行可否及び移行
タイミング登録テーブルにその旨を追加登録したうえで
(ステップs1819)、移行元システムの制御信号が
捕捉不能になった時点で移行措置を実施する(ステップ
s1820)。
【0082】またユーザが移行拒否を指示した場合は、
移行可否及び移行タイミング登録テーブルにその旨を追
加登録したうえで(ステップs1817)、移行動作を
中断する(ステップs1818)。移行可否及び移行タ
イミング登録テーブルに、在圏システムから移行先シス
テムのサービスエリアへの移行可否及び移行タイミング
の組合せが存在する場合は、まず移行可否の項目を参照
し自動的に移行して良いかどうかを判断する(ステップ
s1815)。
【0083】自動的に移行して良い場合は、さらに移行
タイミングの項目を参照し(ステップs1816)、移
行先システムの制御信号を捕捉できた時点で移行するよ
う指示されていた場合には、そのタイミングでシステム
の移行措置を実施する(ステップs1812)。移行元
システムの制御信号が捕捉できなくなった時点で移行す
るよう指示されていた場合には、そのタイミングでシス
テムの移行措置を実施する(ステップs1820)。ま
た自動移行が不可の場合は、再び制御チャネルを繰り返
し選択し、捕捉を試みる処理を繰り返す。
【0084】またこの実施例8において、システム間隣
接ブロック対応テーブル107に、対応関係の存在する
システムが複数ある場合に、制御チャネルを繰り返し選
択する方法として(ステップs1805)、登録された
システムに優先順位をつけ、順位の高い順に捕捉を試み
るようにしても良い。
【0085】このような構成によれば、システム間を移
行するタイミングを移動通信端末が記憶しておくこと
で、次回からはユーザの希望するタイミングでシステム
の移行を実行することができる。
【0086】実施例9.図24にこの発明による実施例
9の適用が効果的なサービスエリアの構成を示す。図中
1901は優先度の低いシステムのサービスエリアであ
り、1902は優先度の高いシステムのサービスエリア
であり、1903は移動通信端末であり、1904は優
先度の高いシステムのサービスエリア1902の制御信
号を移動通信端末1903が捕捉可能になるポイントで
ある。
【0087】図25にこの実施例9における移動通信端
末1903の動作を説明する。移動通信端末1903
は、システム登録テーブル108に登録されているシス
テムについて、在圏しているシステムの制御信号を間欠
受信すると同時に、その間のタイミングで、在圏システ
ム以外の制御信号の間欠受信も常時行っている(ステッ
プs2000、ステップs2001)。図24の190
4のポイントに移動通信端末1903が達し、新たなシ
ステムの制御チャネルが捕捉できた場合、リンガ鳴動や
メッセージ表示などの通知手段でユーザに、新たなシス
テムの制御信号が捕捉できた旨を通知すると共に、その
システムへの移行を実行するかどうかを問い合わせる
(ステップs2002)。
【0088】ユーザがキーパッド113等の指示手段で
移行を指示した場合は、システム移行のタイミングを、
新たなシステムの制御信号が捕捉できた時点とするか、
あるいは現在在圏しているシステムの制御信号が捕捉で
きなくなった時点とするかをユーザに問い合わせ(ステ
ップs2003)、指示されたタイミングで位置登録、
送信出力切替え等のシステム移行措置を実施する(ステ
ップs2004、ステップs2007)。移行実施の確
認において(ステップs2002)、ユーザが移行の拒
否を指示した場合は、移行動作は中断され(ステップs
2006)、それまで在圏していたシステムに在圏し続
けるものとする。
【0089】このような構成によれば、常時、他のシス
テムの制御信号の捕捉を試み、他のシステム制御信号を
捕捉できた時点で、移行するか否かをユーザに問い合わ
せることで、ユーザが希望する移行処理を実行すること
ができる。
【0090】なお複数の制御信号を間欠受信する必要の
ある場合や、バッテリーセーブのために必要ならば在圏
システム以外のシステムの制御信号を間欠受信するタイ
ミングを可変とするようにしても良い。また図2に示す
サービスエリアの構成においても、この実施例9は適用
することができる。
【0091】実施例10.図26にこの発明による実施
例10における図24の移動通信端末1903の動作を
説明する。移動通信端末1903は、システム登録テー
ブルに登録されているシステムについて、在圏している
システムの制御信号を間欠受信すると同時に、その間の
タイミングで、在圏システム以外の制御信号の間欠受信
も常時行っている(ステップs2100、ステップs2
101)。
【0092】図24の1904のポイントに移動通信端
末1903が達し、新たなシステムの制御チャネルが捕
捉できた場合、優先順位つきシステム登録テーブルを参
照し(ステップs2102)、移行先システムと移行元
システムの優先度を比較して(ステップs2103)、
移行先システムの優先度が移行元システムの優先度より
も高いならばシステム移行を実施する(ステップs21
04)。逆に移行先システムの優先度が移行元システム
の優先度よりも低いならば、再び制御チャネルを繰り返
し選択し(ステップs2100)、捕捉を試みる処理に
戻る(ステップs2101)。
【0093】制御信号の捕捉に失敗した場合(ステップ
s2101)、在圏システムの制御チャネルが捕捉可能
かどうかを判断する(ステップs2105)。ここで捕
捉不可能になった場合は、在圏システムの優先度よりも
低いシステムの捕捉を試みる(ステップs2106)。
捕捉できた場合は、優先度の低いシステムに移行する
(ステップs2104)。捕捉できない場合には、圏外
となる(ステップs2108)。
【0094】このような構成によれば、常時、他のシス
テムのうち在圏システムの優先度よりも高いシステムの
制御信号の捕捉を試み、それらのシステムの制御信号を
捕捉できた時点で、自動的にシステムの移行を行うこと
で、ユーザに負担をかけず、ユーザの希望する移行処理
を実行することができる。
【0095】なお複数の制御信号を間欠受信する必要の
ある場合や、バッテリーセーブのために必要ならば在圏
システム以外のシステムの制御信号を間欠受信するタイ
ミングを可変としても良い。また図2に示すサービスエ
リアの構成においても、この実施例10は適用すること
ができる。
【0096】実施例11.複数のシステムに登録されて
いる移動通信端末は、電源投入時あるいはシステム移行
時に、その時点で有効な複数あるシステムから、優先度
のもっとも高いシステムを一つ選択するのが望ましい。
【0097】図27にこの発明による実施例10の動作
を説明する。移動通信端末が電源投入されたり、あるい
はシステムを移行するために、複数のシステムからひと
つのシステムを選択する要求が発生した(ステップs2
000)。移動通信端末は図14に示した優先順位つき
システム登録テーブルを参照し(ステップs220
1)、選択可能なシステムの制御チャネルをシステム登
録テーブルに記述されている優先順位に従い選択する
(ステップs2202)。
【0098】次に選択された制御チャネルの捕捉を試み
(ステップs2203)、失敗した場合は、優先順位つ
きシステム登録テーブルに登録されている他のシステム
が残っているか否かを調べ(ステップs2205)、残
っていれば次に優先順位の高いシステムを選択し(ステ
ップs2202)、捕捉を試みる(ステップs220
3)。選択可能なシステムが残っていなければ、その端
末は制御チャネル捕捉に失敗する(ステップs220
6)。
【0099】このような構成によれば、複数のシステム
の優先順位を用いて、システム移行時あるいは電源投入
時に接続を希望するシステムの順位を決定することで、
ユーザの希望するシステムの制御信号を捕捉することが
できる。
【0100】なおこの実施例10は、実施例1、実施例
6及び実施例7にも適用可能である。この実施例のステ
ップs2201、ステップs2202、ステップs22
03、ステップs2205の部分を、実施例1の図5で
はステップs502、ステップs503、ステップs5
04、ステップs508に、実施例6の図17ではステ
ップs1402、ステップs1403、ステップs14
04、ステップs1408に、実施例7の図19ではス
テップs1602、ステップs1603、ステップs1
604、ステップs1610に、それぞれ置き換えるこ
とで、在圏システムの制御チャネルが捕捉不可能になっ
た時点で、優先順位に従ったシステムの選択が可能とな
る。またこの実施例10は、すべての複数の選択可能な
システムを持つ移動通信端末の電源投入時にも適用する
ことができる。
【0101】
【発明の効果】上述したようにこの発明によれば、他の
システムのサービスエリアに移動する際、移行元システ
ムのサービスエリアの制御チャネルが捕捉できなくなっ
た時点で、予め登録されている他のシステムのサービス
エリアの制御チャネルを捕捉できた場合に、ユーザに捕
捉できた旨を通知すると共に、送信出力切替、位置登録
等の他のシステムのサービスエリアへの移行措置の実行
の可否を問い合わせ、その応答として、移行措置の実行
が指示された場合、その移行措置を実行することによ
り、その時点でのユーザの意向に沿ってシステムを移行
し得る移動通信端末を実現できる。
【0102】また次の発明によれば、移行措置の実行の
可否の問い合わせに対する応答を記憶すると共に、その
記憶に移行措置の実行の拒否が記憶されている場合、ユ
ーザに対し移行措置の実行の可否を再び問い合わせ、そ
の問い合わせに対する応答として移行措置の実行が拒否
された場合は、移行実施を中断し、移行が指示された場
合は、移行措置を実行する。また移行措置の実行の指示
が記憶されている場合、ユーザへの問い合わせは行わ
ず、自動的に他のシステムのサービスエリアへの移行措
置を実行する。これにより、予め登録されたユーザの意
向に沿ってシステムを移行し得る移動通信端末を実現で
きる。
【0103】また次の発明によれば、サービスエリア内
を移動している間にブロック識別番号が変化したことを
認識した場合、予め記憶しているブロック識別番号と比
較し、同一のブロック識別番号を検出した場合には、在
圏システムの制御信号を間欠受信するタイミングの空き
時間に、予め登録された他のシステムの制御チャネルの
捕捉を試み、他のシステムの制御チャネルが捕捉できた
場合に、送信出力切替、位置登録等の他のシステムへの
移行措置を制御することにより、その時点でユーザの意
向に沿ってシステムを移行し得る移動通信端末を実現で
きる。
【0104】また次の発明によれば、他のシステムのサ
ービスエリアの制御チャネルが捕捉できた場合に、ユー
ザに捕捉できた旨を通知すると共に、送信出力切替、位
置登録等の他のシステムのサービスエリアへの移行措置
の実行の可否を問い合わせ、その応答として、移行措置
の実行が指示された場合、さらに移行時点について、移
行先システムの制御信号を捕捉できた時点か又は在圏シ
ステムの制御信号を捕捉できなくなった時点かを問い合
わせ、その応答に従って移行措置を実行することによ
り、ユーザの意向に沿いかつシステムの移行するタイミ
ングをもユーザの移行によって可変し得る移動通信端末
を実現できる。
【0105】また次の発明によれば、予めユーザによっ
て自動的に移行する旨が設定されているとき、送信出力
切替、位置登録等の他のシステムのサービスエリアへ移
行する措置を自動的に実行するようにしたことにより、
予め登録されたユーザの意向を反映してシステムを移行
し得る移動通信端末を実現できる。
【0106】また次の発明によれば、予め登録されたシ
ステムの優先度に従い、移行先システムの制御信号を捕
捉できた時点でシステムの移行を実行するか、在圏シス
テムの制御チャネルが受信できなくなった時点で移行先
システムへの移行を実行するかを決定すると共に、その
時点で送信出力切替、位置登録等の他のシステムのサー
ビスエリアへの移行措置を実行することにより、予め登
録されたユーザの意向を反映してシステムを移行し得る
移動通信端末を実現できる。
【0107】また次の発明によれば、予め記憶している
ブロック識別番号と同一のブロック識別番号を検出でき
ず、かつ在圏システムのサービスエリアの制御チャネル
が捕捉できない場合、予め登録された在圏システムのサ
ービスエリア以外の他のシステムのサービスエリアの制
御チャネルに順次移行し、他のシステムのサービスエリ
アの制御チャネルが捕捉できた時点で、改めて移行元ブ
ロック識別番号と移行先ブロック識別番号との組合せを
記憶し、自動的に学習して他のシステムに隣接するブロ
ック識別番号を記憶することにより、ブロック識別番号
を自動的に学習でき、ユーザの使い勝手を向上し得る移
動通信端末を実現できる。
【0108】また次の発明によれば、移行措置の実行の
可否の問い合わせに対する応答を記憶すると共に、その
記憶に移行措置の実行の拒否が記憶されている場合、ユ
ーザに対し移行措置の実行の可否を再び問い合わせ、そ
の問い合わせに対する応答として移行措置の実行が拒否
された場合は、移行実施を中断し、移行が指示された場
合は、移行措置を実行する。また移行措置の実行の指示
が記憶されている場合、ユーザへの問い合わせは行わ
ず、自動的に他のシステムのサービスエリアへの移行措
置を実行すると共に、前回ユーザが指示した他のシステ
ムのサービスエリアへの移行措置をとった移行時点が、
他のシステムの制御信号を捕捉できた時点か、または在
圏システムの制御信号を捕捉できなくなった時点かを記
憶し、次回からその記憶した移行時点で自動的にシステ
ムの移行措置を実行する。これにより、予め登録された
ユーザの意向に沿ってシステムを移行し得る移動通信端
末を実現できる。
【0109】また次の発明によれば、1つのシステムの
サービスエリアの制御チャネルを捕捉し、その制御チャ
ネルで間欠受信し、その間欠受信時の空き時間で予め登
録された他のシステムのサービスエリアの制御チャネル
に移行し、その制御チャネルが捕捉できた場合、ユーザ
に捕捉できた旨を通知すると共に、送信出力切替、位置
登録等の他のシステムのサービスエリアへの移行措置の
実行の可否をユーザに問い合わせ、その応答に従って他
のシステムのサービスエリアへの移行措置を実行するこ
とにより、その時点でのユーザの意向に沿ってシステム
を移行し得る移動通信端末を実現できる。
【0110】また次の発明によれば、1つのシステムの
サービスエリアの制御チャネルを捕捉し、その制御チャ
ネルで間欠受信し、その間欠受信時の空き時間で、予め
登録された複数のシステム間の優先度を用いて、在圏シ
ステムより優先度の高いシステムの制御チャネルを優先
度の高い順に移行し、その制御チャネルの捕捉を試み、
捕捉できた場合には、自動的に送信出力切替、位置登録
等の優先度の高いシステムへの移行措置を実行すること
により、予め登録されたユーザの意向を反映してシステ
ムを移行し得る移動通信端末を実現できる。
【0111】また次の発明によれば、複数のシステムの
制御チャネルを捕捉すると共に、選択可能な制御チャネ
ルの優先順位を設定して記憶し、システム移行時又は電
源投入時等に複数のシステムの制御チャネルから1つの
制御チャネルを選択して捕捉する際に、その優先順位に
従って制御チャネルの捕捉を順次行うことにより、予め
登録されたユーザの意向を反映してシステムを移行し得
る移動通信端末を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による移動通信端末の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】 この発明による移動通信端末が移動するサー
ビスエリア及びブロックの構成を示す略線図である。
【図3】 この発明の実施例1におけるサービスエリア
の構成及び移動通信端末の動作を示す略線図である。
【図4】 この発明の実施例1におけるシステム登録テ
ーブルの内容を示す図表である。
【図5】 この発明の実施例1における移動通信端末の
動作を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施例2におけるサービスエリア
の構成及び移動通信端末の動作を示す略線図である。
【図7】 この発明の実施例2における移動通信端末が
制御チャネルを間欠受信する方法を示すタイミングチャ
ートである。
【図8】 この発明の実施例2におけるシステム間隣接
ブロック対応テーブルの内容を示す図表である。
【図9】 この発明の実施例2における移動通信端末の
動作を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施例2における移動通信端末
の動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施例3における移動通信端末
の動作を示すフローチャートである。
【図12】 この発明の実施例3における移動通信端末
の動作を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施例4における移動通信端末
の動作を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施例5における優先順位つき
のシステム登録テーブルの内容を示す図表である。
【図15】 この発明の実施例5における移動通信端末
の動作を示すフローチャートである。
【図16】 この発明の実施例5における移動通信端末
の動作を示すフローチャートである。
【図17】 この発明の実施例6における移動通信端末
の動作を示すフローチャートである。
【図18】 この発明の実施例7における移行可否登録
テーブルの内容を示す図表である。
【図19】 この発明の実施例7における移動通信端末
の動作を示すフローチャートである。
【図20】 この発明の実施例7における移動通信端末
の動作を示すフローチャートである。
【図21】 この発明の実施例8における移行可否及び
移行タイミング登録テーブルの内容を示す図表である。
【図22】 この発明の実施例8における移動通信端末
の動作を示すフローチャートである。
【図23】 この発明の実施例8における移動通信端末
の動作を示すフローチャートである。
【図24】 この発明の実施例9の移動通信端末が効果
的なシステムの構成を示す略線図である。
【図25】 この発明の実施例9における移動通信端末
の動作を示すフローチャートである。
【図26】 この発明の実施例10における移動通信端
末の動作を示すフローチャートである。
【図27】 この発明の実施例11における移動通信端
末の動作を示すフローチャートである。
【図28】 従来の移動通信端末における移行動作の説
明に供するフローチャートである。
【符号の説明】
101 アンテナ部 102 共用部 103 送信部 104 PLLシンセサイザ部 105 受信部 106 記憶部 107 システム間隣接ブロック対応テーブル 108 システム登録テーブル 109 移行可否登録テーブル 110 制御部 111 ユーザインタフェース(I/F)部 112 表示部 113 キーパッド 114 スピーカ 115 マイク 201、301、601 移行元システムのサービス
エリア 202、302、602 移行先システムのサービス
エリア 203、603 移行元ブロック 204、604 移行先ブロック 205、207、208、209、605、611、6
12、613 他のブロック 206、303、606、1903 移動通信端末 1901 優先度の低いシステムのサービスエリア 1902 優先度の高いシステムのサービスエリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−203536(JP,A) 特開 平6−284076(JP,A) 特開 平6−188830(JP,A) 特開 平6−188825(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシステムのサービスエリアが一部
    又は全部を互いに重複し、当該システム毎に網との間の
    制御チャネルがそれぞれ異なる移動通信システムの移動
    通信端末において、1つのシステムのサービスエリアか
    ら他のシステムのサービスエリアに移動する際、移行元
    システムのサービスエリアの制御チャネルが捕捉できな
    くなった時点で、予め登録されている他のシステムのサ
    ービスエリアの制御チャネルに移行する制御チャネル移
    行手段と、当該制御チャネル移行手段で捕捉を試み、上
    記他のシステムのサービスエリアの制御チャネルが捕捉
    できた場合には、ユーザに捕捉できた旨を通知する制御
    チャネル捕捉通知手段と、送信出力切替、位置登録等の
    上記他のシステムのサービスエリアへの移行措置の実行
    の可否を上記ユーザに問い合わせる移行可否問合せ手段
    と、上記移行可否問合せ手段の問い合わせに対する応答
    を記憶する移行可否応答記憶手段と、当該移行可否応答
    記憶手段により上記移行措置の実行の拒否が記憶されて
    いる場合には、ユーザへの上記他のシステムのサービス
    エリアへの移行措置の実行の可否を問い合わせを再び実
    施し、当該問い合わせに対する応答として移行措置の実
    行が拒否された場合は、当該システムへの移行は行わ
    ず、当該問い合わせに対する応答として移行措置の実行
    が指示された場合は、当該システムへの移行を実施する
    移行措置実行手段と、上記移行可否応答記憶手段により
    上記移行措置の実行の指示が記憶されている場合には、
    自動的に上記他のシステムのサービスエリアへの移行措
    置を実行する移行措置自動実行手段とを備えることを特
    徴とする移動通信端末。
  2. 【請求項2】 複数のシステムのサービスエリアが一部
    又は全部を互いに重複し、当該システム毎に網との間の
    制御チャネルがそれぞれ異なり、かつそれぞれのシステ
    ムのサービスエリアが複数のブロックに分けられ、当該
    ブロック毎に上記サービスエリア内でユニークなブロッ
    ク識別番号を含む制御信号を間欠報知している移動通信
    システムの移動通信端末において、上記サービスエリア
    内を移動している間に上記ブロック識別番号が変化した
    ことを認識した場合、予め記憶しているブロック識別番
    号と比較するブロック識別番号比較手段と、上記予め記
    憶しているブロック識別番号と同一のブロック識別番号
    を検出した場合には、在圏システムの制御信号を間欠受
    信するタイミングの空き時間に、予め登録された他のシ
    ステムの制御チャネルに移行する制御チャネル移行手段
    と、当該制御チャネル移行手段で捕捉を試み、上記他の
    システムの制御チャネルが捕捉できた場合に、送信出力
    切替、位置登録等の上記他のシステムへの移行措置を制
    御する移行措置制御手段とを備えることを特徴とする移
    動通信端末。
  3. 【請求項3】 上記移行措置制御手段は、ユーザに上記
    他のシステムのサービスエリアの制御チャネルが捕捉で
    きた旨を通知する制御チャネル捕捉通知手段と、送信出
    力切替、位置登録等の上記他のシステムのサービスエリ
    アへの移行措置の実行の可否を上記ユーザに問い合わせ
    る移行可否問合せ手段と、上記問い合わせに対する応答
    として、上記移行措置の実行が指示された場合、移行時
    点が移行先システムの制御信号を捕捉できた時点か、ま
    たは在圏システムの制御信号を捕捉できなくなった時点
    かを上記ユーザに問い合わせる移行時点問合せ手段と、
    上記問い合わせに対する応答に従った移行時点で、上記
    移行措置を実行する移行措置実行手段とを備えることを
    特徴とする請求項に記載の移動通信端末。
  4. 【請求項4】 上記移行措置制御手段は、予めユーザに
    よって自動的に移行する旨が設定されているとき、送信
    出力切替、位置登録等の上記他のシステムのサービスエ
    リアへ移行する措置を自動的に実行する移行措置自動実
    行手段を備えることを特徴とする請求項に記載の移動
    通信端末。
  5. 【請求項5】 上記移行措置制御手段は、予め登録され
    たシステムの優先度に従い、移行先システムの制御信号
    を捕捉できた時点でシステムの移行を実行するか、在圏
    システムの制御チャネルが受信できなくなった時点で上
    記移行先システムのサービスエリアへの移行を実行する
    かを決定する移行時点決定手段と、当該移行時点決定手
    段が決定した時点で、送信出力切替、位置登録等の上記
    他のシステムのサービスエリアへの移行措置を自動的に
    実行する移行措置自動実行手段とを備えることを特徴と
    する請求項に記載の移動通信端末。
  6. 【請求項6】 上記ブロック識別番号比較手段で、上記
    予め記憶しているブロック識別番号と同一のブロック識
    別番号を検出できず、かつ在圏システムのサービスエリ
    アの制御チャネルが捕捉できない場合、予め登録された
    上記在圏システムのサービスエリア以外の他のシステム
    のサービスエリアの制御チャネルに順次移行し、当該他
    のシステムのサービスエリアの制御チャネルが捕捉でき
    た時点で、改めて移行元ブロック識別番号と移行先ブロ
    ック識別番号との組合せを記憶し、自動的に学習して他
    システムに隣接するブロック識別番号を記憶する隣接ブ
    ロック記憶手段を備えることを特徴とする請求項に記
    載の移動通信端末。
  7. 【請求項7】 上記移行可否問合せ手段の問い合わせに
    対する応答を記憶する移行可否応答記憶手段と、当該移
    行可否応答記憶手段により上記移行措置の実行の拒否が
    記憶されている場合には、ユーザへの上記他のシステム
    のサービスエリアへの移行措置の実行の可否を問い合わ
    せを再び実施し、当該問い合わせに対する応答として移
    行措置の実行が拒否された場合は、当該システムへの移
    行は行わず、当該問い合わせに対する応答として移行措
    置の実行が指示された場合は、当該システムへの移行を
    実施する移行措置実行手段と、上記移行可否応答記憶手
    段により上記移行措置の実行の指示が記憶されている場
    合には、自動的に上記他のシステムのサービスエリアへ
    の移行措置を実行すると共に、前回上記ユーザが指示し
    た上記他のシステムのサービスエリアへの移行措置をと
    った移行時点が、上記他のシステムの制御信号を捕捉で
    きた時点か、または在圏システムの制御信号を捕捉でき
    なくなった時点かを記憶し、次回から当該記憶した移行
    時点で自動的にシステムの移行措置を実行する移行措置
    自動実行手段とを備えることを特徴とする請求項に記
    載の移動通信端末。
  8. 【請求項8】 複数のシステムのサービスエリアが一部
    又は全部を互いに重複し、当該システム毎に網との間の
    制御チャネルがそれぞれ異なる移動通信システムの移動
    通信端末において、1つのシステムのサービスエリアの
    制御チャネルを捕捉し、当該制御チャネルで間欠受信
    し、当該間欠受信時の空き時間で、予め登録された他の
    システムのサービスエリアの制御チャネルに移行する制
    御チャネル移行手段と、上記間欠受信の空き時間に当該
    他のシステムのサービスエリアの制御チャネルの捕捉を
    試み、捕捉できた場合、ユーザに捕捉できた旨を通知す
    る制御チャネル捕捉通知手段と、送信出力切替、位置登
    録等の上記他のシステムのサービスエリアへの移行措置
    の実行の可否を上記ユーザに問い合わせる移行可否問合
    せ手段と、上記問い合わせに対する応答に従って、上記
    他のシステムのサービスエリアへの上記移行措置を実行
    する移行措置実行手段とを備えることを特徴とする移動
    通信端末。
  9. 【請求項9】 それぞれ1以上のブロックからなる複数
    のシステムのサービスエリアが一部又は全部を互いに重
    複し、当該システム毎に網との間の制御チャネルがそれ
    ぞれ異なる移動通信システムの移動通信端末において、
    当該移動通信端末が上記ブロック間を移動したことを検
    出すると、在圏システムのサービスエリアの制御チャネ
    によって間欠受信し、当該間欠受信時の空き時間で、
    予め登録された複数のシステム間の優先度を用いて、在
    圏システムより優先度の高いシステムの制御チャネルへ
    優先度の高い順に移行する制御チャネル移行手段と、当
    在圏システムより優先度の高いシステムの制御チャネ
    ルの捕捉を試み、捕捉できた場合には、自動的に送信出
    力切替、位置登録等の上記優先度の高いシステムへの移
    行措置を実行する移行措置自動実行手段とを備えること
    を特徴とする移動通信端末。
  10. 【請求項10】 複数のシステムの制御チャネルを捕捉
    する複数制御チャネル捕捉手段と、選択可能な制御チャ
    ネルの優先順位を設定する優先順位設定手段と、当該優
    先順位を記憶する優先順位記憶手段と、システム移行時
    又は電源投入時等に上記複数のシステムの制御チャネル
    から1つの制御チャネルを選択して捕捉する際に、当該
    優先順位に従って制御チャネルの捕捉を順次行う制御チ
    ャネル捕捉手段とを備えることを特徴とする請求項1、
    請求項、請求項又は請求項に記載の移動通信端
    末。
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