JP2004110555A - インターネットファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メールアドレスと特殊ヘッダ情報Hを関連付けて記憶する電話帳テーブルTB2と、特殊ヘッダ情報が関連付けられたメールアドレスが送信宛先として指定されたとき、当該特殊ヘッダ情報を、送信する電子メールMのメールヘッダMHに記載する手段と、を備えることを特徴とするインターネットファクシミリ装置1。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画データを電子メールの添付ファイルとして送受信するインターネットファクシミリ装置に関し、詳しくは、メールサーバに対し送信電子メールの処理を指示するための情報をメールヘッダに記載するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットファクシミリ装置において、受信側における電子メールの取扱いを、送信側において指示することが可能な装置がある。このインターネットファクシミリ装置は、受信側装置が受信した電子メールの取り扱いについて、予め送信側装置と受信側装置の間で約束された所定形式による情報を、送信側でメールヘッダに記載することにより、受信側における電子メールの取り扱いを送信側において指定できるようにしたものである。(例えば、特許文献1。)。
【0003】
また、メールヘッダに記載された特定の情報に基づいて、電子メールの取り扱いを決定する装置としては、前記したインターネットファクシミリ装置のほかに、メールサーバがある。このメールサーバはメールヘッダに記載された所定形式のヘッダ情報(以下「特殊ヘッダ情報」という。)を抽出し、これに基づいてメールサーバ内部に予め定義された処理を決定し、当該電子メールに対して実行する。このことによって、送信側装置は、メールサーバに対し、送信する電子メールを他の電子メールに優先して処理させたり、相手先への送信に失敗した際のリトライ回数を指定したり、メールサーバから電子メールを送出する日時を指定したりすることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−142067号公報(第4−5頁、第2、4、5図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、メールヘッダに記載する特殊ヘッダ情報は、同じ機能の実行を指定する場合であっても、メールサーバごとに異なる書式で記載する必要がある。このため、様々な特殊ヘッダ情報の取り扱いに慣れていない一般ユーザにとっては、かかる特殊ヘッダ情報を利用し難く、特殊ヘッダ情報に詳しい専門家のみが利用するに留まっていた。
【0006】
また、インターネットファクシミリ装置が、ファクシミリ通信機能、ネットワークプリンタ機能など多種多様な機能を備える複合機に一体的に組み込まれたものである場合は、通常、パーソナルコンピュータに付属されたようなキーボードが装備されていない。このためオペレータは、各キーに多数の文字が割り当てられた文字入力キーによって、特殊ヘッダ情報を一文字ごと変換入力しなければならず、入力操作に多くの時間と労力が掛かっていた。
【0007】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、メールサーバに対し、送信する電子メールの処理を指示する特殊ヘッダ情報をメールヘッダに簡便に記載することを可能としたインターネットファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のインターネットファクシミリ装置は、メールアドレスと特殊ヘッダ情報を関連付けて記憶する特殊ヘッダ情報記憶手段と、特殊ヘッダ情報が関連付けられたメールアドレスが送信宛先として指定されたとき、当該特殊ヘッダ情報を、送信する電子メールのメールヘッダに記載する手段と、を備えることを特徴としている。
【0009】
請求項2記載のインターネットファクシミリ装置は、請求項1記載のインターネットファクシミリ装置において、電子メールの送信宛先として複数のメールアドレスが指定されたとき、同じ特殊ヘッダ情報が関連付けられたメールアドレスごとに、前記送信する電子メールを生成する手段をさらに備えることを特徴としている。
【0010】
請求項3記載のインターネットファクシミリ装置は、メールアドレスと共通特殊ヘッダ情報を関連付けて記憶する共通特殊ヘッダ情報記憶手段と、前記共通特殊ヘッダ情報及びメールサーバ指定情報に特殊ヘッダ情報を関連付けて記憶する特殊ヘッダ情報関連付け手段と、前記共通特殊ヘッダ情報が関連付けられたメールアドレスが送信宛先として指定されたとき、当該共通特殊ヘッダ情報及び送信を指示するメールサーバのメールサーバ指定情報に関連付けられた特殊ヘッダ情報を抽出し、送信する電子メールのメールヘッダに記載する手段と、を備えることを特徴としている。
【0011】
請求項4記載のインターネットファクシミリ装置は、特殊ヘッダ情報を記憶する記憶手段と、記憶した特殊ヘッダ情報を表示する表示手段と、表示した特殊ヘッダ情報の選択を受け付ける特殊ヘッダ情報選択受付手段と、該手段により選択を受け付けた特殊ヘッダ情報を、送信する電子メールのメールヘッダに記載する手段と、を備えることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置について図面に基づき説明する。図1にこのインターネットファクシミリ装置1の具体的な構成例を示す。すなわち、インターネットファクシミリ装置1は、CPU(中央処理装置)2、RAM(ランダムアクセスメモリー)3、ROM(リードオンリーメモリー)4、コーデック5、読取部6、記録部7、操作部8及びLANI/F9を備えたものであって、各装置2乃至9は、通信可能にバス10によって接続されている。
【0013】
前記CPU2は、所定のプログラムに従って、このインターネットファクシミリ装置1を構成する各部を制御する。
【0014】
前記RAM3は、画データ等を記憶する記憶部として、また、一時的に蓄積される諸データや後述する各種テーブルの記憶部として機能する。
【0015】
前記ROM4は、CPU2によりこのインターネットファクシミリ装置1の各部の動作が制御されるための各種プログラムを記憶している。
【0016】
前記コーデック5は、電子メール添付可能なフォーマットであるTIFF(Tagged Image File Format)形式に対応して、読取部6で原稿から読み取った画データを符号化したり、電子メールにより受信した画データの復号を行う。
【0017】
前記読取部6は、原稿の画データを読み取って、白黒2値化した画データ等を出力する。
【0018】
前記記録部7は、例えば電子写真方式のものからなり、受信した画データ等を記録紙上に記録する。
【0019】
前記操作部8は、このインターネットファクシミリ装置1の状態に関する情報、各種操作画面等の表示するディスプレイ8a、ファクシミリ番号等を入力するためのテンキー8b、メールアドレスや各種情報を入力する文字入力キー8c、スタートキー8d、カーソルキー8e、後述する特殊ヘッダ情報指定キー8f等を具備し、オペレータによる各種操作は、この操作部8から行われる。
【0020】
前記LANI/F9は、LAN(ローカルエリアネットワーク)11とのインターフェイスを備えており、このLAN11とインターネットファクシミリ装置1とを通信可能に接続している。
【0021】
上記した構成を備えるインターネットファクシミリ装置1は、例えば図2に示すような、複数のメールサーバMS1、MS2、MS3、ルータ12、クライアントPC13等がLAN14に設置されたネットワーク環境Aに設置されて使用される。インターネットファクシミリ装置1は、複数のメールサーバMS1、MS2、MS3のうち、内部設定等に指定されたメールサーバ、インターネットを通じて他のインターネットファクシミリ装置15等と電子メールの送受信を行う。
【0022】
インターネットファクシミリ装置1は、電子メールを送信するに際して、メールサーバMS1等に対して電子メールの処理を指定するための特殊ヘッダ情報をオペレータ等の簡易な操作によってメールヘッダに書き込む、特殊ヘッダ情報簡易書き込み機能と、所定宛先への送信に際して特殊ヘッダ情報を自動的に書き込む、特殊ヘッダ情報自動書き込み機能とを備えている。以下、これら機能について説明する。
【0023】
前記特殊ヘッダ情報簡易書き込み機能を実現するために、インターネットファクシミリ装置1は、図3に示すような、操作部8、クライアントPC13等からの操作によってその内容の編集が可能な、特殊ヘッダ情報テーブルTB1をRAM3に記憶している。この特殊ヘッダ情報テーブルTB1は、「メールサーバ」欄、「ドメイン名」欄、「IPアドレス」欄及び「特殊ヘッダ情報」欄で構成されている。「メールサーバ」欄には、メールサーバMS1、MS2、MS3を指定する情報として、メールサーバ指定情報「MS1」、「MS2」、「MS3」が格納されている。「ドメイン名」欄には、メールサーバMS1、MS2、MS3のドメイン名がそれぞれ格納されている。「IPアドレス」欄には、メールサーバMS1、MS2、MS3のIPアドレスがそれぞれ格納されている。「特殊ヘッダ情報」欄には、各種特殊ヘッダ情報Hが、例えば区切り記号「,」や改行により、各々抽出可能に格納されている。なお、これら各欄に格納された情報は同一レコードに配置されることによって互いに関連付けて記憶されている。
【0024】
つぎに、インターネットファクシミリ装置1が特殊ヘッダ情報書き込み機能によって特殊ヘッダ情報Hを電子メールに書き込む際に実行する動作について、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、以降においてフローチャートに基づき説明するインターネットファクシミリ装置1の動作は、ROM4に記憶されている制御プログラムに基づきCPU2が発行する命令に従って行われる。
【0025】
インターネットファクシミリ装置1の送信操作(宛先メールアドレスの入力など)に伴って、特殊ヘッダ情報指定キー8fが押下されると(S1)、インターネットファクシミリ装置1は、電子メールに記載すべき特殊ヘッダ情報の選択を受け付ける特殊ヘッダ情報選択受付手段としての、図5に示すような、特殊ヘッダ情報選択画面16をディスプレイ8aに表示する(S2)。この特殊ヘッダ情報選択画面16は、特殊ヘッダ情報の種類を示す「優先度:」、「リトライ回数:」、「繰返送信時刻:」及び「送信時刻:」とともに、前記特殊ヘッダ情報テーブルTB1(図3参照)の「特殊ヘッダ情報」欄に、種別ごとに改行されて格納された特殊ヘッダ情報Hを反転表示17によって選択可能にそれぞれ表示し、カーソルキー8eの操作により反転表示17が配され選択された特殊ヘッダ情報Hを受け付ける(S3)。
【0026】
そして、選択を受け付けた特殊ヘッダ情報Hを、図5に示すように、送信する電子メールMのメールヘッダMHに記載する(S4)。なお、生成された電子メールMは、宛先メールアドレスなど、送信に必要な情報がさらに記載された後に、スタートキー8dの押下などによる送信開始命令によってインターネットファクシミリ装置1からメールサーバMS1等へ送出される。
【0027】
つぎに、前記特殊ヘッダ情報自動書き込み機能について説明する。インターネットファクシミリ装置1は、この機能を実現するためにメールアドレスと特殊ヘッダ情報Hを関連付けて記憶する特殊ヘッダ情報記憶手段として、図6に示すような、電話帳テーブルTB2をRAM3に記憶している。この電話帳テーブルTB2は、「ワンタッチキー・短縮番号」欄、「名称」欄、「メールアドレス」欄、「特殊ヘッダ情報」欄、「メールサーバ」欄で構成され、操作部8からのオペレータの操作等によってその内容が編集され得るようになっている。「ワンタッチキー・短縮番号」欄には、ワンタッチキー、短縮番号が格納されている。「名称」欄には、宛先名称が格納されている。「メールアドレス」欄には、宛先のメールアドレスが格納されている。「特殊ヘッダ情報」欄には、特殊ヘッダ情報が格納されている。「メールサーバ」欄には、電子メールの送信を指示するメールサーバ指定情報が格納されている。なお、これら各欄に格納された情報は、同一レコードに配置されることによって互いに関連付けて記憶されている。
【0028】
つぎに、インターネットファクシミリ装置1が特殊ヘッダ自動書き込み機能により、特殊ヘッダ情報を電子メールに書き込む際に実行する動作について図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0029】
宛先メールアドレスが短縮番号等により指定された後、スタートキー8dが押下されるなど、送信処理を開始すべき指示があると、インターネットファクシミリ装置1は、電子メールの送信宛先として指定された1又は複数のメールアドレスに電話帳テーブルTB2上で特殊ヘッダ情報が関連付けられたメールアドレスが含まれているか否かを判断する(S51)。前記S51において、含まれていないと判断した場合は、本フローチャートに基づく動作を終了し、所定のプログラムに基づいて、通常の送信処理動作を実行する(不図示)。
【0030】
前記S51において、含まれていると判断した場合には、送信宛先として指定されたメールアドレスが複数であるか否かを判断し(S52)、単数である場合には(S52:NO)、1の電子メールを生成し、電話帳テーブルTB2(図6参照)において当該メールアドレスに関連付けられた特殊ヘッダ情報を、その電子メールのメールヘッダに記載する(S53)。
【0031】
一方、前記S52において複数であると判断した場合には(S52:YES)、電話帳テーブルTB2上において、指定された複数の宛先にそれぞれ関連付けられたメールサーバ指定情報が全て同じメールサーバ指定情報であるか否かを判断し(S54)、全て同じ場合には(S54:YES)、同じ特殊ヘッダ情報が関連付けられたメールアドレスごとに、電子メールを生成し、生成した各電子メールのメールヘッダに当該メールアドレスに関連付けられた特殊ヘッダ情報をそれぞれ記載する(S55)。
【0032】
前記S54で一致しないと判断した場合は(S54:NO)、同じ特殊ヘッダ情報及びメールサーバ指定情報が関連付けられたメールアドレスごとに電子メールを生成し、生成した各電子メールのメールヘッダに当該メールアドレスに関連付けられた特殊ヘッダ情報をそれぞれ記載する(S56)。なお、前記S55及びS56で生成された電子メールは、所定のプログラムに基づいて、送信処理動作が実行されることにより、インターネットファクシミリ装置1から1又は複数のメールサーバMS1等へ送出される。
【0033】
以上説明したインターネットファクシミリ装置1の動作が実行された後、メールヘッダに特殊ヘッダ情報が記載された電子メールが、インターネットファクシミリ装置1からメールサーバMS1等へ送出されると、メールサーバMS1等によって、電子メールに記載された特殊ヘッダ情報が読み出され、その特殊ヘッダ情報に関連付けてメールサーバ内部に定義された処理動作が実行される。例えば、メールサーバMS1が電子メールを受信し、その電子メールのメールヘッダに特殊ヘッダ情報「X−priority:urgent」が記載されていれば、メールサーバMS1は、その電子メールを他の受信電子メールに優先して処理を行い、又、その特殊ヘッダ情報が「X−date=every0:00」であれば、その電子メールを「0:00」に毎日送信する。
【0034】
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置1によれば、特殊ヘッダ情報簡易書き込み機能によって、特殊ヘッダ情報をメールヘッダに簡単に記載することが可能となる。また、特殊ヘッダ情報自動書き込み機能によって、短縮番号等によりメールアドレスを送信宛先として指定するだけで、自動的に当該メールアドレスに関連付けて記憶された特殊ヘッダ情報がメールヘッダに記載されるので、特殊ヘッダ情報の入力作業の省略や入力忘れの防止等を図ることができる。
【0035】
なお、特殊ヘッダ情報簡易書き込み機能の説明において、特殊ヘッダ情報選択受付手段として、特殊ヘッダ情報選択画面16を挙げて説明したが、これは特殊ヘッダ情報選択受付手段の一例である。したがって、特殊ヘッダ情報選択受付手段は、これに限定されずともよく、例えば、特殊ヘッダ情報テーブルTBの「特殊ヘッダ情報」欄に記憶されている特殊ヘッダ情報を操作部の複数キーに各々割り当て、各キーがオペレータ等により押下されたときに、各キーに割り当てられた特殊ヘッダ情報がメールヘッダに記載されるようにしてもよい。
【0036】
以下、本発明の第2の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置について説明する。このインターネットファクシミリ装置は、図1に示した、第1の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置1と同様の構成及び機能を有するが、前記した特殊ヘッダ情報簡易書込み機能及び特殊ヘッダ情報自動書込み機能において相違する。以下、この相違点を中心に説明する。
【0037】
第2の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置1Aは、第1の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置1がRAM3に記憶していた特殊ヘッダ情報テーブルTB1(図3参照)の代わりに、図8に示すような、特殊ヘッダ情報変換テーブルTB3を記憶している。この特殊ヘッダ情報変換テーブルTB3は、「メールサーバ」欄、「ドメイン名」欄、「IPアドレス」欄及び複数の共通特殊ヘッダ情報(「優先度:緊急」、「リトライ回数:1回」等)欄で構成される。「メールサーバ」欄には、電子メールの送信を指示するメールサーバ指定情報が格納されている。「ドメイン名」欄には、各メールサーバMS1、MS2、MS3のドメイン名が格納されている。「IPアドレス」欄には、各メールサーバMS1、MS2、MS3のIPアドレスが格納されている。各共通特殊ヘッダ情報欄には、そのインデックス(テーブルの第1行)に格納された各共通特殊ヘッダ情報(「優先度:緊急」、「リトライ回数:1回」等)及び各メールサーバMS1、MS2、MS3に対応する特殊ヘッダ情報がそれぞれ格納されている。つまり、該テーブルTB3は、インデックスに格納された共通特殊ヘッダ情報及び「メールサーバ」欄に格納されたメールサーバ指定情報の双方に関連付けて特殊ヘッダ情報を記憶する特殊ヘッダ情報関連付け手段としての役割を果たす。
【0038】
つぎに、特殊ヘッダ簡易書き込み機能により特殊ヘッダ情報が電子メールに書き込まれるときに、インターネットファクシミリ装置1Aが実行する動作について、図9に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0039】
インターネットファクシミリ装置1の送信操作(宛先入力など)に伴って、特殊ヘッダ情報指定キー8fが押下されると(S101)、例えば図10に示すような、送信する電子メールのメールヘッダに記載すべき特殊ヘッダ情報を間接的に指定する、共通特殊ヘッダ情報の選択を受け付けるための共通特殊ヘッダ情報選択画面18がディスプレイ8aに表示される(S102)。該共通特殊ヘッダ情報選択画面18は、共通特殊ヘッダ情報の種類を示す「優先度:」、「リトライ回数:」、「繰返送信時刻:」及び「送信時刻:」とともに、前記特殊ヘッダ情報変換テーブルTBのインデックス領域に記憶された、「優先度:緊急」、「リトライ回数:1回」、「リトライ回数:2回」、「繰返送信時刻:毎日0:00」、「送信時刻:毎日1:00」等の共通特殊ヘッダ情報の境界記号「:」に続けて記載された情報が反転表示17により選択可能に表示される。
【0040】
そして、オペレータのカーソルキー8eの操作等により何れかの共通特殊ヘッダ情報CHが選択されると、ヘッダ情報変換テーブルTB3に基づいて、電子メールに記載すべき特殊ヘッダ情報を抽出する(S103)。すなわち、インターネットファクシミリ装置1Aは、ヘッダ情報変換テーブルTB3において、前記共通特殊ヘッダ情報選択画面18において選択を受け付けた共通特殊ヘッダ情報CH及び電子メールMの送信を指示するメールサーバに対応するメールサーバ指定情報の双方に関連付けられた特殊ヘッダ情報HをメールヘッダMHに記載すべき特殊ヘッダ情報Hとして抽出する。そして、抽出した特殊ヘッダ情報Hを、送信する電子メールMのメールヘッダMHに記載する(S104)。
【0041】
つぎに、特殊ヘッダ情報自動書き込み機能について説明する。この機能を実現するために、インターネットファクシミリ装置1Aは、図11に示すような、電話帳テーブルTB4をRAM3に記憶している。この電話帳テーブルTB4は、ワンタッチキー、短縮番号を格納する「ワンタッチキー・短縮番号」欄、宛先名称を格納する「名称」欄、メールアドレスを格納する「メールアドレス」欄、及び共通特殊ヘッダ情報を格納する「共通特殊ヘッダ情報」欄で構成されており、操作部8からのオペレータの操作によってその内容の編集が可能である。なお、これら各欄に格納された情報は、同一レコードに配置されることによって互いに関連付けて記憶されている。
【0042】
つぎに、特殊ヘッダ情報自動書き込み機能により特殊ヘッダが電子メールに書き込まれる際のインターネットファクシミリ装置1Aが実行する動作について図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0043】
宛先メールアドレスが短縮番号等により送信宛先として指定された後、スタートキー8dが押下されるなど、送信処理を開始すべき指示があると、インターネットファクシミリ装置1Aは、電子メールの送信宛先として指定されたメールアドレスに、電話帳テーブルTB4上で共通特殊ヘッダ情報が関連付けられた宛先メールアドレスが含まれているか否かを判断する(S151)。そして、特殊ヘッダ情報変換テーブルTB3に基づいて、宛先メールアドレスに関連付けられた前記共通特殊ヘッダ情報及び電子メールの送信を指示するメールサーバのメールサーバ指定情報に関連付けられた特殊ヘッダ情報を電子メールに記載すべき特殊ヘッダ情報として抽出し(S152)、抽出した特殊ヘッダ情報が、送信宛先として指定された1又は複数のメールアドレスに関連付けられているとみなして第1の実施形態で説明した前記S52乃至S56の処理動作を実行する(図7参照)。
【0044】
以上の説明から明らかなように、第2の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置1Aの特殊メールヘッダ情報簡易書き込み機能によれば、メールサーバの種類ごとに特殊メールヘッダ情報の記載形式が異なっていても、オペレータは共通特殊ヘッダ情報を通じて、種々のメールサーバに対応した特殊メールヘッダ情報を送信する電子メールのメールヘッダに記載することができるので、特殊ヘッダ情報のメールヘッダへの記載操作の簡略化が図られ、併せて、1のメールサーバに対し他のメールサーバの記載形式による特殊ヘッダ情報を記載して送信するといったミスも防止される。なお、電子メールの送信を指示するメールサーバMS1等の指定は、装置のデフォルト設定として何れかのメールサーバを登録しても、送信時に操作部8からの操作等により選択できるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載のインターネットファクシミリ装置によれば、短縮番号等によりメールアドレスを送信宛先として指定するだけで、自動的に当該メールアドレスに関連付けて記憶された特殊ヘッダ情報がメールヘッダに記載されるので、特殊ヘッダ情報の入力作業の省略化や入力忘れの防止等を図ることができる。
【0046】
請求項2記載のインターネットファクシミリ装置によれば、オペレータが操作上複数の宛先を指定した場合であっても、同じ特殊ヘッダ情報が関連付けられた宛先ごとに電子メールの送信が行われるので、オペレータの送信操作が1回で済むという利点がある。
【0047】
請求項3記載のインターネットファクシミリ装置によれば、メールサーバの種類ごとに特殊メールヘッダ情報の記載形式が異なっていても、オペレータは共通特殊ヘッダ情報を通じて、種々のメールサーバに対応した特殊メールヘッダ情報を送信する電子メールのメールヘッダに記載することができるので、特殊ヘッダ情報のメールヘッダへの記載操作の簡略化が図られる。
【0048】
請求項4記載のインターネットファクシミリ装置によれば、特殊ヘッダ情報をメールヘッダに簡単に記載することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置の構成例を示した図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置が設置されるネットワーク環境の一例を示した図である。
【図3】特殊ヘッダ情報テーブルの一例を示した図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置が特殊ヘッダ情報簡易書き込み機能を実行する際の動作を示したフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置が特殊ヘッダ情報簡易書き込み機能を実行する際の説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る電話帳テーブルの一例を示した図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置が特殊ヘッダ情報自動書き込み機能を実行する際の動作を示したフローチャートである。
【図8】特殊ヘッダ情報変換テーブルの一例を示した図である。
【図9】発明の第2の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置が特殊ヘッダ情報簡易書き込み機能を実行する際の動作を示したフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置が特殊ヘッダ情報簡易書き込み機能を実行する際の説明図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る電話帳テーブルの一例を示した図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置が特殊ヘッダ情報自動書き込み機能を実行する際の動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 インターネットファクシミリ装置
2 CPU
3 RAM
4 ROM
CH 共通特殊ヘッダ情報
H 特殊ヘッダ情報
M 電子メール
MH メールヘッダ
TB1 特殊ヘッダ情報テーブル
TB2 電話帳テーブル(特殊ヘッダ情報記憶手段)
TB3 特殊ヘッダ情報変換テーブル(特殊ヘッダ情報関連付け手段)
TB4 電話帳テーブル(共通特殊ヘッダ情報記憶手段)
Claims (4)
- メールアドレスと特殊ヘッダ情報を関連付けて記憶する特殊ヘッダ情報記憶手段と、特殊ヘッダ情報が関連付けられたメールアドレスが送信宛先として指定されたとき、当該特殊ヘッダ情報を、送信する電子メールのメールヘッダに記載する手段と、を備えることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
- 電子メールの送信宛先として複数のメールアドレスが指定されたとき、同じ特殊ヘッダ情報が関連付けられたメールアドレスごとに、前記送信する電子メールを生成する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のインターネットファクシミリ装置。
- メールアドレスと共通特殊ヘッダ情報を関連付けて記憶する共通特殊ヘッダ情報記憶手段と、前記共通特殊ヘッダ情報及びメールサーバ指定情報に特殊ヘッダ情報を関連付けて記憶する特殊ヘッダ情報関連付け手段と、前記共通特殊ヘッダ情報が関連付けられたメールアドレスが送信宛先として指定されたとき、当該共通特殊ヘッダ情報及び送信を指示するメールサーバのメールサーバ指定情報に関連付けられた特殊ヘッダ情報を抽出し、送信する電子メールのメールヘッダに記載する手段と、を備えることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
- 特殊ヘッダ情報を記憶する記憶手段と、記憶した特殊ヘッダ情報を表示する表示手段と、表示した特殊ヘッダ情報の選択を受け付ける特殊ヘッダ情報選択受付手段と、該手段により選択を受け付けた特殊ヘッダ情報を、送信する電子メールのメールヘッダに記載する手段と、を備えることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
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JP2009163287A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Nec Corp | 電子メールシステム、メール作成装置およびメール配送装置 |
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JP3888540B2 (ja) | 2007-03-07 |
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