JP2007243548A - 画像送信装置、方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】1度の操作により送信先に応じて画像データの送信形態を異ならせることが可能な画像送信装置を提供する。
【解決手段】通信部15やFAXモデム18等の送信手段で送信対象となる画像データ、その画像データの送信先、及びその送信先へ画像データを送信する際の送信ルール(TO/CC/BCC等)を設定する送信設定手段を備える。送信手段は、送信設定手段で設定された送信ルールに応じて、送信対象の画像データの送信形態(原画像/サムネイル/低解像度化後の画像等)を異ならせて送信を行う。
【選択図】図1
【解決手段】通信部15やFAXモデム18等の送信手段で送信対象となる画像データ、その画像データの送信先、及びその送信先へ画像データを送信する際の送信ルール(TO/CC/BCC等)を設定する送信設定手段を備える。送信手段は、送信設定手段で設定された送信ルールに応じて、送信対象の画像データの送信形態(原画像/サムネイル/低解像度化後の画像等)を異ならせて送信を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像送信装置、方法、及びプログラムに関し、より詳細には、画像データを送信する画像送信装置、画像送信方法、及びその画像送信装置に組み込むためのプログラムに関する。
近年、複写機能,ファクシミリ機能,プリント機能を複合化させた複合機(MFP)が多様化し、様々な機能が付加されている。その一例として、近年の複合機は、記録紙に印刷を行う機能だけでなく、外部のPC等の画像処理装置から送信された印刷データやスキャナ装置で読み取った画像データを、外部の装置に送信する機能が付加され、外部へメール機能やFAX機能を用いたデータ送信を容易にしている。また、外部装置への送信機能としては、「Scan to Email」,「Scan to FAX」,「Scan to FTP」といった機能が広く活用されている。
特許文献1には、クライアント端末から発信された電子メールにMFPで画像ファイルを添付して相手先に送信する場合において、送信者が当該添付ファイルの内容を自己の端末で確認できるようにするデータ送信装置が開示されている。このデータ送信装置においては、クライアント端末から電子メールの情報を受信した後、原稿を読み込み、そのデータ量を算出する。そして、当該データ量と各送信先のメールサーバにおけるメモリの制限容量の情報から、添付すべきデータ量の低減の要否及びその程度を判断し、これに応じて送信先をグループ分けし、グループ毎に画像データの圧縮もしくは解像度を低減して添付ファイルを作成する。この際、一番データ量を低減された送信グループの非表示同報の送信先に、受信した電子メールの情報から抽出した送信元の電子メールアドレスを追加し、その後、データを各送信先に配信する。
なお、特許文献2には、電子メールのTO,CC,BCC等の各アドレス領域に1つの操作で自動的に宛先アドレスを設定する電子メール送信装置が開示されている。この電子メール送信装置においては、DB作成部で、会社の部門等ごとにグループ分けし、さらにグループ分けした宛先メール及び題名等のそれぞれを、メールのTO,CC,BCC等のアドレス領域及び題名領域等のいずれかに対応付けて宛先アドレス用のDBを作成して記憶装置に記憶し、宛先アドレスを管理する。ユーザが、例えばグループに付された部門名等を指定すると、アドレス設定支援部が、指定された宛先情報と対応する宛先アドレス及び題名等のそれぞれをメール伝送部に対して出力する。メール伝送部は、対応付けられた各宛先アドレス及び題名領域等に設定し、ユーザが入力した本文とともに、通信網に対して送信する。
特開2001−238064号公報
特開平11−175424号公報
上述のごとく特許文献1には、送信先のメモリ容量に適したデータ量に画像を圧縮して送信することが開示されている。しかしながら、外部に画像データを送信する場合であっても、送信先に応じて画像データの重要性が異なることが一般的であり、送信先により添付書類の形態を異ならせる場合には、送信先に応じて個別に送信設定を行う必要がある。なお、上述の特許文献2を適用した場合であっても、各グループに対して個別に送信設定が必要となる。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、1度の操作により送信先に応じて画像データの送信形態を異ならせることが可能な画像送信装置、画像送信方法、及びその画像送信装置に組み込むためのプログラムを、提供することをその目的とする。
上述のごとき課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを送信する送信手段とを備えた画像送信装置において、前記送信手段で送信対象となる画像データ、該画像データの送信先、及び該送信先へ前記画像データを送信する際の送信ルールを設定する送信設定手段をさらに備え、前記送信手段は、前記送信設定手段で設定された送信ルールに応じて、前記送信対象の画像データの送信形態を異ならせて送信を行うことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記送信手段は、電子メールを送信するメール送信手段であり、前記送信設定手段は、前記送信ルールとして、主な宛先、主な宛先に付随する宛先、及び主な宛先に付随する他の宛先には表示されない宛先を含む宛先種別の中から、いずれの種別の宛先として前記送信先に送信するかを設定する手段を有し、前記メール送信手段は、前記宛先種別に応じて、前記送信対象の画像データの添付形態を異ならせて送信を行うことを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記送信手段は、電子メールを送信するメール送信手段であり、前記送信設定手段は、前記送信ルールとして、前記送信先への送信順序を設定する手段を有し、前記メール送信手段は、前記送信順序に応じて、前記送信対象の画像データの添付形態を異ならせて送信を行うことを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第2又は第3の技術手段において、前記送信設定手段は、前記送信ルールに対応した複数種類の送信先入力欄を表示させる手段と、該複数種類の送信先入力欄に入力された前記送信先を受け付ける手段とを有し、前記入力された送信先入力欄に対応した前記送信ルールに設定を行うことを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第2乃至第4のいずれかの技術手段において、前記送信設定手段は、前記送信ルールに、画像データを送信することの重要性を関連付ける手段を有し、前記メール送信手段は、前記重要性に応じて、前記送信対象の画像データの送信形態を異ならせて送信を行うことを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第5の技術手段において、前記メール送信手段は、重要性が高い送信先には前記送信対象の画像データをそのまま添付して送信することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第5の技術手段において、前記メール送信手段は、重要性が低い送信先には前記送信対象の画像データのサムネイルを生成して送信することを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第5の技術手段において、前記メール送信手段は、重要性が低い送信先には前記送信対象の画像データから低解像度の画像データを生成して送信することを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第5の技術手段において、前記メール送信手段は、前記送信対象の画像データにセキュリティ情報が含まれる場合、重要性が低い送信先には前記送信対象の画像データが元となる画像データの送信を行わないことを特徴としたものである。
第10の技術手段は、第9の技術手段において、前記メール送信手段は、前記送信対象の画像データが元となる画像データの送信を行わない場合、画像データ以外の全ての送信も停止することを特徴としたものである。
第11の技術手段は、第1の技術手段において、前記送信手段は、ファクシミリ送信手段であり、前記送信設定手段は、前記送信ルールとして、前記送信対象の画像データを、前記送信先に単独の宛先又は同報の一つの宛先のいずれかの宛先として送信するかを設定する手段を有し、前記ファクシミリ送信手段は、前記単独の宛先/同報の宛先のいずれであるかに応じて、前記送信対象の画像データの解像度を異ならせて送信を行うことを特徴としたものである。
第12の技術手段は、第1乃至第11のいずれかの技術手段において、前記画像送信装置は、画像形成装置であることを特徴としたものである。
第13の技術手段は、画像データを送信する送信手段を備えた画像送信装置における画像送信方法であって、前記送信手段で送信対象となる画像データ、該画像データの送信先、及び該送信先へ前記画像データを送信する際の送信ルールを設定する送信設定ステップと、前記送信設定ステップで設定された送信ルールに応じて、前記送信対象の画像データの送信形態を異ならせて前記送信手段で送信を行う送信ステップとを含むことを特徴としたものである。
第14の技術手段は、記憶された画像データを送信する送信手段と、該送信手段を制御するコンピュータとを備えた画像送信装置に組み込むためのプログラムであって、送信対象となる画像データ、該画像データの送信先、及び該送信先へ前記画像データを送信する際の送信ルールを設定する送信設定ステップと、前記送信設定ステップで設定された送信ルールに応じて、前記送信対象の画像データの送信形態を異ならせて前記送信手段で送信を行う送信ステップとを、前記コンピュータに実行させることを特徴としたものである。
本発明によれば、画像データを送信する際に、1度の操作により送信先に応じて画像データの送信形態を異ならせることが可能となる。
図1は、本発明の画像送信装置が適用されるデジタル複合機の構成例を説明するためのブロック図で、図2は、図1のデジタル複合機における操作部の一例を示す図である。図1で例示するデジタル複合機1は、複写機、ファクシミリ装置、ネットワークスキャナ装置、プリンタ装置、及びメール送信装置の機能を備えた複合機として構成されたものである。
デジタル複合機1は、演算を行うCPU及び演算に伴う一時的な情報を記憶するRAM等からなる機器制御部14を備えている。機器制御部14には、デジタル複合機1を制御するための制御プログラムを記憶しているROMが含まれる。また、機器制御部14には、デジタル複合機1が行う処理を管理するための管理情報(各種の制御情報)を記憶するメモリである管理部17が接続されている。また、機器制御部14には、記録用紙に記録された画像を読み取って画像データを生成する画像読取部11が接続される。この画像読取部11には、原稿画像を画像データとして取り込むためのCCD11aと、原稿の有無を検知する原稿検知センサ11bとが設けられる。
また、機器制御部14には、記録用紙上に画像データを形成する画像形成部として機能する画像形成部13が接続される。この画像形成部13には、画像データを一時的に記憶するメモリ13aと、メモリ13aが記憶した画像データから画像を形成して記録用紙に記録する印字部(LSU)13bと、印字部13bで画像形成するための給紙用のトレイ13c,13dとが設けられる。そして、デジタル複合機1は、画像読取部11が生成した画像データをメモリ13aに一旦記憶させた後、印字部13bで画像を形成することができる。なお、メモリ13aに一旦記憶させた画像データは、ハードディスク(HD)16に記憶するようにしてもよく、その場合、さらにメモリ13aに読み出すことで印字部13bへの画像データの伝送を可能にする。このようにして、デジタル複合機1は複写機として機能する。
また、機器制御部14には、ファクシミリ通信を行うFAXモデム18が接続されており、FAXモデム18は公衆回線網N3に接続されている。デジタル複合機1は、画像読取部11が生成するか外部から取得するかによってメモリ13aやHD16に記憶させた画像データを、FAXモデム18に接続された公衆回線網N3を介して他のファクシミリ装置4へファクシミリ通信にて送信することができる。これによりScan to FAX機能が実装できる。また、デジタル複合機1は、公衆回線網N3を介して他のファクシミリ装置4から送信された画像データをFAXモデム18で受信し、受信した画像データから画像形成部13で画像を形成することができる。このようにして、デジタル複合機1はファクシミリデータを送受信するファクシミリ装置として機能する。
また、機器制御部14には、デジタル複合機1が外部と情報を送受信するための通信部(送受信手段)15が接続されている。通信部15は、社内LAN等の通信ネットワークN1に接続可能であり、通信ネットワークN1には1又は複数のパーソナルコンピュータ(PC)5が接続可能である。デジタル複合機1が単独で動作している通常の状態では、通信部15は通信ネットワークN1に接続されており、通信ネットワークN1を介してPC5との間で情報を交換する。
デジタル複合機1は、画像読取部11が生成するなどした画像データを通信部15からPC5へ送信することができる。このようにして、デジタル複合機1はネットワークスキャナ装置として機能する。なお、生成した画像データをHD16に保存する場合には、デジタル複合機1は単なるスキャナ装置として機能することとなる。
また、デジタル複合機1は、PC5から送信された画像データを通信部15で受信し、受信した画像データから画像形成部13で画像を形成することができる。このようにして、デジタル複合機1はプリンタ装置として機能する。
通信ネットワークN1は、更にインターネット等の広域通信ネットワークN2に接続されている。通信部15は、電子メールに画像データを添付して送信するなどの方法により、広域通信ネットワークN2に接続されたインターネットファクシミリ装置2や外部PC3との間で、通信ネットワークN1及び広域通信ネットワークN2を介して画像データを送受信することができる。このようにして、デジタル複合機1は、インターネットファクシミリ装置として機能すると共に、画像データを添付して電子メールを送信するメール送信装置や画像データをFTP(File Transfer Protocol)で送信するデータ送信装置として機能する。これらの機能のうちScan to Email機能/Scan to FTP機能は、画像読取部11で読み込んだ画像データに対して電子メール送信/FTP送信するものである。
また、機器制御部14には、使用者からの操作を受け付ける操作部12が接続されている。操作部12は、使用者の操作により制御命令などの情報が入力されるタッチパネル又はテンキー等の入力部12aと、操作のために必要な情報を表示する液晶パネル等の表示部12bとからなっている。なお、操作部12には、このデジタル複合機1の管理者や利用者(すなわち操作者)を認証するための認証コードが入力される。また、認証コードは、FAXモデム18や通信部15を介して外部機器から入力する場合もある。
図2を参照すると、操作部12の操作パネル21には、スタートキーやクリアキーといった主たる制御を行う主キー21の他に、テンキー22、プリンタキー23a、ファックス/イメージ送信キー23b、コピーキー23c、ユーザ設定キー23d、タッチパネル24が設けられている。プリンタキー23a、ファックス/イメージ送信キー23b、コピーキー23cは、それぞれの機能を使用する際にタッチパネル24上にその機能に関わるGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を表示させるためのキーである。ユーザ設定キー23dは、タッチパネル24での表示画面をユーザ設定画面へ移行させるためのキーである。
機器制御部14には、上述のごとくHD16が接続されている。HD16は、画像読取部11が生成した画像データ等の画像処理に係る画像データを記憶する。また、機器制御部14には消去手段19が接続される。消去手段19は、機器制御部14による制御に従って、HD16に記録保持されているデータを消去する。
デジタル複合機1は、上述のごとくファクシミリ装置、インターネットファクシミリ装置、ネットワークスキャナ装置、メール送信装置、及びデータ送信装置として機能するが、これらの機能は、本発明に係る画像送信装置における複数の機能として位置付けられる。HD16やメモリ13aは送信対象の画像データを記憶する記憶手段の例となり、通信部15やFAXモデム18は記憶手段に記憶された画像データを送信する送信手段の例となる。
本発明に係る画像送信装置は、上述の記憶手段及び送信手段に加え、さらに次の送信設定手段を備える。送信設定手段は、送信対象となる画像データと、その画像データの送信先と、その送信先へ画像データを送信する際の送信ルールを設定する手段である。この送信設定手段としては、操作部12及び機器制御部14で例示できる。ここで、送信ルールは、その詳細は後述するが、ファクシミリ装置(以下、インターネットファクシミリ装置も含むものとして説明する)であれば単独送信/同報送信のいずれであるか、メール送信装置であればTOアドレス/CCアドレス/BCCアドレスでの送信のいずれであるかなどの送信時のルールを指す。
送信設定手段としては、例えば、入力部12aから送信対象画像データの選択、送信先の選択、送信ルールの選択といった選択やそれらの直接入力が可能なように、表示部12b用のGUIを機器制御部14又は表示部12bに実行可能に保持しておき、ユーザ操作時にそのGUIを読み出して表示部12bに表示させるとよい。ユーザはその表示に基づき上述の選択や直接入力を入力部12aで行う。ここで、例えば画像読み取りを必要とする場合は原稿を画像読取部11で原稿を読み取らせることや、画像ファイルの記憶を必要とする場合にはPC5などからの画像ファイルをHD16に記憶させることなどの処理が伴うこともある。
そして、本発明の主たる特徴として、送信手段は、送信設定手段で設定された送信ルールに応じて、送信対象の画像データの送信形態を異ならせて送信を行う。ここで、送信形態とは、その詳細は後述するが、送信/非送信や解像度などを指す。このように、送信先が例えばTO/CC/BCCのいずれで送られようとしているかといった送信ルールにより、例えばTOのときはそのまま送りCCのときは解像度を落として送るなど、送信対象の画像データの送信形態を異ならせることが可能である。すなわち、本発明によれば、画像データを送信する際に1度の操作により送信先に応じた画像データの送信形態を異ならせることが可能となる。
以下、本発明について様々な実施形態について説明する。以下に説明する画像送信装置は、基本的に、画像形成装置の一例としてのデジタル複合機1に適用したものを例示しているが、これに限らず、PCをはじめ様々な機器に組み込むことで同様の送信を行うことが可能である。
まず、送信手段として電子メールを送信するメール送信手段を採用した場合の実施形態について説明する。送信設定手段は、送信ルールとして、主な宛先(TOアドレス)、主な宛先に付随する宛先(CCアドレス)、及び主な宛先に付随する他の宛先には表示されない宛先(BCC)を含む宛先種別の中から、いずれの種別の宛先として送信先に送信するかを設定する手段を有することが好ましい。そして、この実施形態におけるメール送信手段では、ここで設定された宛先種別に応じて、送信対象の画像データの添付形態を異ならせて送信を行う。ここでの添付形態としては、添付/非添付だけでなく、異なる解像度、サムネイルなどといった様々な添付の形態が採用できる。
例えば、ある画像データを送信するに際し、TOアドレスとして入力された送信先Aには画像データをそのまま送信し、CCアドレスとして入力された送信先Bにはその画像データのサムネイルを生成して送信し、BCCアドレスとして入力された送信先Cにはその画像データを添付せずに送信する、といった具合に添付形態を送信先によって自動的に変えることが可能となる。実際には、宛先種別と添付形態とを関連付けたテーブル等を保持しておき、送信手段(ここでは機器制御部14が相当)がそのテーブルを参照して送信の前準備を行い、送信手段(ここでは通信部15が相当)が電子メールを送信する。
さらに、他の実施形態として、送信設定手段は、送信ルールに、画像データを送信することの重要性を関連付ける手段を有することが好ましい。そして、この実施形態におけるメール送信手段は、重要性に応じて送信対象の画像データの送信形態を異ならせて送信を行うようにする。
例えば、ある画像データを送信するに際し、重要性が高いとしてTOアドレスを関連付けておきそこに入力された送信先Aには画像データをそのまま送信し、重要性が低いとしてCCアドレスを関連付けておきそこに入力された送信先Bにはその画像データのサムネイルを生成して送信し、重要性が中位としてBCCアドレスを関連付けておきそこに入力された送信先Cにも画像データをそのまま送信するように設定する。実際には、宛先種別等の送信ルールと添付形態等の送信形態とを関連付けたテーブル等を保持しておき、送信手段(ここでは機器制御部14が相当)がそのテーブルを参照して重要性を判断して送信の前準備を行い、送信手段(ここでは通信部15が相当)が電子メールを送信する。なお、上述の宛先種別に対応した実施形態と併用した例を示したが、本実施形態は宛先種別に関係なく設定でき、また本実施形態は宛先種別だけでの送信形態の振り分けに比べバリエーションが増す。
また、重要性を考慮した実施形態において、メール送信手段は、重要性が高いと判別された送信先には送信対象の画像データをそのまま添付して送信することが好ましく、重要性が低いと判別された送信先には送信対象の画像データのサムネイルを生成して送信することが好ましい。また、メール送信手段は、重要性が低いと判別された送信先には送信対象の画像データから低解像度の画像データを生成して送信するようにしてもよい。
また、重要性を考慮した実施形態において、メール送信手段は、送信対象の画像データにセキュリティ情報が含まれる場合、重要性が低いと判別された送信先には送信対象の画像データが元となる画像データの送信を行わないようにすることが好ましい。この実施形態においては、さらに、メール送信手段は、送信対象の画像データが元となる画像データの送信を行わない場合、画像データ以外の全ての送信も停止するようにすることが好ましい。すなわち、画像データを添付する電子メール自体を送信しない。実際に画像データを送信しない場合には、特にMFPなどからの送信を仮定している場合、電子メールの本文は単なる送り状であることが多く、送り状だけ送信されても受け取った側が疑問を抱くだけであり、従ってこのような全ての送信を停止する機能を備えておくことは有益である。
また、メール送信手段を備えた実施形態全てにおいて、送信設定手段は、送信ルールとして、送信先への送信順序を設定する手段を有するようにしてもよい。この実施形態におけるメール送信手段は、その送信順序に応じて、送信対象の画像データの添付形態を異ならせて送信を行う。
例えば、ある画像データを送信するに際し、TOアドレスとして入力された送信先A,送信先B,・・・送信先Hのうち送信先A〜Cには画像データをそのまま送信し送信先D〜Hには画像データをサムネイルで送信する、といった具合に添付形態を送信順序によって自動的に変えることが可能となる。なお、TOアドレスの入力欄(図10で例示)に順次送信先を入力した場合にはその順序で送信がなされることとなり、入力欄に入力された順番が送信順序となる。また、CCアドレスやBCCアドレスに対しても同様に送信順序に応じた処理を実行すればよい。なお、ここでは上述の宛先種別に対応した実施形態と併用した例を示したが、本実施形態は宛先種別に関係なく設定でき、また本実施形態は宛先種別だけでの送信形態の振り分けに比べバリエーションが増す。
以下、図3乃至図9を参照して、上述した様々な実施形態を適用し、且つグループ別に送信先を設定して、画像データを送信する場合の例を説明する。図3及び図4は、図2の操作部において相手先アドレスの設定画面の一例を示す図、図5及び図6は、図2の操作部においてグループ別に送信形態を設定する画面の一例を示す図、図7及び図8は、図2の操作部において相手先を指定して画像データを送信する画面の一例を示す図である。また、図9は、図1のデジタル複合機1における画像送信処理の一例を説明するためのフロー図で、本発明の一実施形態に係る画像送信方法の一例を説明するためのフロー図でもある。
ワンタッチで相手先に電子メール(又はファックス/ファイル)を送信するために、相手先の電子メールアドレス(又はファックス番号/IPアドレス)を登録しておく必要がある。そして相手先をグループ別に登録しておくと便利である。グループ設定を行うには、まず、図2のユーザ設定キー23dを押下するなどして図3の画面30を図2のタッチパネル24に表示させる。
そして、画面30上で、設定する送信手段並びにグループ名を選択して、「OK」領域34を押下することで次の画面が表示され、対応する送信手段及びグループに関する送信先の登録・変更設定が可能となっている。例えば、E−MAIL,インターネットFAX,FTPのそれぞれのチェックボックス32a,32b,32cのうちいずれかを押下することで、設定対象の送信手段の選択が可能となっている。また、「グループ1」領域33a,「グループ2」領域33b,「グループ3」領域33cのうちいずれかを押下することで、設定対象のグループの選択が可能となっている。なお、グループの追加を行う場合には、画面30にて「追加登録」領域31を押下してグループを追加すればよい。図3では、E−MAILに対するグループ1の設定を行う際にそれらが選択された例を示しており、ここで「OK」領域34の押下により、図4の画面35へと進む。
画面35では、送信先として相手先の一覧36の中から1つの相手先を選択して「OK」領域37を押下することで、選択された相手先の電子メールアドレスを入力可能な画面へと遷移するようになっている。また、このグループ1に送信先を追加する場合には一覧36の空欄に直接名称を入力した後、上述の選択を行って電子メールアドレスを入力可能にすればよい。このようにして、各送信手段に対して相手先の登録並びにグループ分けが可能となる。
次に、本発明に係わる重要性の設定、添付形態の設定、セキュリティ設定について、図5及び図6を参照して説明する。まず、図2のタッチパネル24上で「特別機能」領域を押下するか、ユーザ設定キー23dを押下するなどして、図5の送信設定画面40をタッチパネル24に表示させる。
そして、送信設定画面40上で、設定する送信手段を選択して、「OK」領域42を押下することで次の画面が表示され、対応する送信手段の送信設定が可能となっている。例えば、E−MAIL,インターネットFAX,FTPのそれぞれに対応する領域41a,41b,41cのいずれかを選択することとなる。図5では、E−MAILに対する送信設定を行う際に領域41aが選択された例を示しており、ここで「OK」領域42の押下により、図6の送信設定画面43へと進む。
送信設定画面43では、領域44a〜44cを選択することでそれぞれ第1〜第3グループに対する送信設定が可能となっている。ここでは、グループ1の領域44aが選択され、グループ1に対する送信設定がなされる画面を例示しているが、他のグループに対しても同様に設定可能である。送信設定画面43には、各グループに対して、重要度(重要性)の設定領域45a、添付形態の設定領域45b、及びセキュリティデータ送信の設定領域45cが表示されている。
重要度の設定領域45aでは、重要性を「高」,「中」,「低」と3段階に分け、その中から選択可能となっている。添付形態の設定領域45bでは、記憶手段から読み出した送信対象の画像データをそのまま(原画のまま)送信するか、サムネイルを生成して送信するか、低解像度のデータを生成して送信するかの中から選択可能となっている。なお、設定領域45a,45bにおける選択肢は、これに限ったものではなく、それぞれの領域で2つとしてもよいし4つ以上にしてもよい。また、セキュリティデータ送信の設定領域45cでは、記憶手段から読み出した送信対象の画像データにセキュリティ情報(例えば送信制限情報や送信禁止情報)が含まれていた場合に、送信を許可するか許可しないかが選択可能となっている。
図6で例示した設定は、電子メール送信時に送信先が第1グループに含まれる送信先であった場合、画像データを送信する重要性(意義)は「低」く、添付データとしては「サムネイル」で十分であり、もしセキュリティ情報が画像データに含まれていた場合にはその「サムネイル」も送信を行わないといった設定である。また、重要度の高中低のそれぞれに対して、添付の種類及びセキュリティデータの送信の可否を設定できるようにしておいてもよい。この場合、図6で例示した設定は現在重要度が「低」の場合に対する設定となる。
なお、ここでは、TOアドレス等の宛先種別に依らない設定画面を例示したが、このグループに属する相手先がTOアドレスとして選択された場合、同じくCCやBCCアドレスとして選択された場合のそれぞれに対して、同様の設定を行えるようにしておくことが好ましい。例えば、重要性「高」に関連付けられたTOアドレスでこのグループ1に属する送信先が入力された場合には、重要性「高」に対する添付の種類及びセキュリティデータの送信の可否の設定に従った送信を行うことができる。また、送信順序に応じた送信形態での送信を行う実施形態であっても、これに対応できるように、送信順序毎に同様の設定を行えるようにしておくことが好ましい。また、ここではグループ別に設定領域を設けた例を示したが、当然、相手先(送信先)別に設定領域を設けておいてもよい。
次に、上述のごとき設定を行った状態で送信対象の画像データを選択後の操作及び処理について、図7及び図8を参照して説明する。上述のごとき設定を行って送信対象画像データの選択(並びに文章の入力)を行った状態で、ユーザが図2の操作パネル20上のファックス/イメージ送信キー23bを押下するなどして、図7のワンタッチ送信画面50をタッチパネル24上に表示させる。
ワンタッチ送信画面50では、「得意先」のタブ51,「あ/か」行のタブ,・・・といった分類の中からユーザが送信先として指定したいタブを選択することで(本例ではタブ51が選択)、送信先の選択が可能となる。得意先に登録されている送信先として、「×○係長(本社)」の選択領域51a、「○○部長(本社)」の選択領域51b、「うえお(株)」の選択領域51cといった領域が押下可能に表示される。
ここで、ユーザが選択領域51aを押下するとファックスと電子メールの双方に対応した×○係長(本社)の図8の設定画面60が表示される。なお、ユーザが選択領域51bを押下すると電子メールのみに対応した○○部長(本社)の設定画面が表示され、またユーザが選択領域51cを押下するとファックスのみに対応したうえお(株)の設定画面が表示される。
設定画面60では、×○係長(本社)に対して、「ファックス単独送信を行う」、「ファックス同報送信を行う」、「TOアドレスで電子メール送信を行う」、「CCアドレスで電子メール送信を行う」、「BCCアドレスで電子メール送信を行う」といった送信ルールの中から、それぞれラジオボタン61a,61b,62a,62b,62cを押下することで1つの送信ルールの選択が可能となっている。
ユーザは、ラジオボタンを選択後、「キャンセル」領域63を押下することでこの送信ルールをキャンセルすることができ、「OK」領域64を押下することでこの送信ルールを確定することができる。この例では、×○係長(本社)にTOアドレスで電子メールを送るよう選択されている。送信ルールの確定後は、そのまま送信を実行してもよいし、送信ルール確定後に送信対象画像データの選択(及び文章入力)を実行するようにしてもよい。なお、ファックス同報送信用ラジオボタン61bや電子メール用のラジオボタン62a〜62cが選択された場合には、他の送信先にも同じ画像データを送信する可能性があり、図7の画面50に戻るなどして、更なる送信先の選択を可能としておくとよい。
次に、図9を参照して画像送信処理の一例を概略的に説明する。まず、ユーザは図3及び図4で例示したように送信先を登録しておき、図5及び図6で例示したように各送信先に対して送信設定の登録を行っておく(ステップS1)。登録は、操作部12から入力された設定内容を機器制御部14が受け付け管理部17やHD16に記憶させることで行う。続いて、ユーザは送信先の選択を図7で例示したように操作部12で行い、続いて送信ルールの選択を図8で例示したように操作部12で行う(ステップS2)。ここでの選択内容は機器制御部14へ伝送され、後段の処理に利用される。
続いて、ユーザは送信対象の画像データを操作部12で選択する(ステップS3)。実際、操作部12において選択可能なHD16内等の画像データ、読込前である場合には読込先(画像読取部11等)などを表示させ、ユーザに選択させた結果に基づいて機器制御部14が各部と連携しながら画像データの選択(又は取得選択又は読取選択)を実行するとよい。なお、ステップS1の送信先の送信設定は、特に新規の送信先である場合にはステップS2の途中で行ってもよいし、ステップS3の画像選択はステップS1,S2に先だって実行してもよい。
ステップS1〜S3の処理後、登録内容や今回の送信先の情報から、機器制御部14はその送信先へ画像データを送ることの重要性(重要度;図6のごとくグループ設定されている場合にはそのグループの重要度)を判定する(ステップS4)。
ステップS4で重要度が高いと判定された場合、機器制御部14は、送信対象画像データの記憶先(HD16等、或いは読み込む前であれば読込先の画像読取部11等)に対して、原画像のまま送信するという情報を伝え(ステップS5)、送信対象画像データを読み出して、通信部15又はFAXモデム18に対して送信を指示する(ステップS6)。
ステップS4で重要度が中位と判定された場合、機器制御部14は、同じく送信対象画像データの記憶先に対して、画像の低解像度化を指示して、低解像度の画像データを生成させる(ステップS7)。続いて、送信対象画像データにセキュリティ情報が含まれるか否かを機器制御部14が判定し(ステップS8)、含まれない場合には、ステップS7で得た画像データを読み出し通信部15又はFAXモデム18に対して送信を指示する(ステップS6)。ステップS8の判定の結果、セキュリティ情報が含まれる場合には、機器制御部14は送信が不可能なセキュリティ情報か否かを判定し(ステップS9)、可能な場合には、ステップS7で得た画像データを読み出し通信部15又はFAXモデム18に対して送信を指示する(ステップS6)。ステップS9で送信が不可能なセキュリティ情報であると判定された場合、すなわちセキュリティ情報が送信禁止であると判定された場合には、ユーザに対して送信不可を示す警告音などを発して(ステップS10)、処理を終了する。
ステップS4で重要度が低いと判定された場合、機器制御部14は、同じく送信対象画像データの記憶先に対して、サムネイルの作成を指示して、サムネイル画像データを生成させる(ステップS11)。続いて、送信対象画像データにセキュリティ情報が含まれるか否かを機器制御部14が判定し(ステップS12)、含まれない場合には、ステップS11で得たサムネイル画像データを読み出し通信部15又はFAXモデム18に対して送信を指示する(ステップS6)。ステップS12の判定の結果、セキュリティ情報が含まれる場合には、ステップS10を実行後、処理を終了する。
また、上述の説明では簡略化のため画像データを1つの送信先に対してのみ送信する例を挙げたが、引き続き他の送信先に送信する場合にはステップS1で同様の設定を実行しておき、且つステップS2で説明した送信先以外の送信先も併せて選択するようにした後、各送信先に対してステップS4〜S12の処理を実行させればよい。このような処理により、設定された送信ルールに応じて、送信対象の画像データの送信形態を異ならせて送信を行うことが可能となる。
図3乃至図9で説明した例では、例えばある宛先に対してTO/CC/BCCアドレスの選択を行うといったものを挙げたが、PCの電子メールで使用されているようなメールソフトのごとき送信先等の入力画面をもっていてもよい。このような例を図10を挙げて説明するが、図2の操作部12におけるタッチパネル24でスクロール可能に表示させること、或いは分割して表示することを前提とする。また、図10の例は、当然、本発明の画像送信装置をPC及びそこに組み込まれたメールソフトとして構成した例でもあるが、同様でありその説明は省略する。
図10は、図2の操作部において相手先アドレスと送信先と添付する画像データを設定する画面の一例を示す図で、本発明の画像送信装置におけるメール送信手段をPCに組み込んだときの送信設定処理の一例を説明するための図でもある。
図10で例示する画面70には、差出人入力欄71、宛先(TOアドレス)の入力欄72、CCアドレスの入力欄73、BCCアドレスの入力欄74、件名入力欄75、及び添付ファイル入力欄76の各入力欄と共に、文章を直接或いはテンプレートから読み出して入力するメッセージ入力欄77が表示されている。
そして、上述した実施形態のうち電子メール送信が可能な実施形態において、送信設定手段が次の手段を有するものとする。この手段は、送信ルールに対応した複数種類の送信先入力欄を表示させる手段、並びに、その複数種類の送信先入力欄に入力された送信先を受け付ける手段である。すなわち、画面70の例でいうと、送信ルールに対応した、TOアドレスの入力欄72、CCアドレスの入力欄73、及びBCCアドレスの入力欄74が表示されるものである。そして、本実施形態における送信設定手段は、そこで入力された送信先入力欄に対応した送信ルールに設定する。すなわち、各入力欄72〜74のうち、どこに送信先が入力されたかといった結果に基づき、送信ルールが設定され(例えば入力欄73に入力された送信先はCCとして送るルールに設定)、送信手段でその送信ルールに基づいた送信形態で送信対象画像データの送信がなされることとなる。
また、この送信先入力欄を表示する実施形態においても、上述の各実施形態が採用でき、例えば送信先の入力欄により画像データを送信する重要性を異ならせるといった処理も可能である。さらに、送信順序に基づく処理を行う実施形態では、TOアドレスの入力欄72への入力結果として示すように、「bbb@arp.co.jp」は一番目に送るため原画像を送信し、「ccc@arp.co.jp」は2番目に送るためサムネイルを送信する、といった設定及びその設定に基づく送信も可能である。ここで、1〜5番目はセキュリティを低くしてより原画像を送信するようにし、6番目以降はセキュリティを高くしてより原画像を送信しないようにする、といった設定及びその設定に基づく送信も可能である。
次に、送信手段としてファクシミリデータを送信するファクシミリ送信手段を採用した場合の実施形態について説明する。電子メール送信を中心に図3乃至図9を参照して説明したが、説明内で触れたように本発明はファックス送信の場合にも適用できる。ファクシミリ送信手段を備えた実施形態では、送信設定手段は、送信ルールとして、図8で例示したように送信対象の画像データを送信先に単独の宛先又は同報の一つの宛先のいずれかの宛先として送信するかを設定する手段を有する。そして、ファクシミリ送信手段は、単独の宛先/同報の宛先のいずれであるかに応じて、送信対象の画像データの解像度を異ならせて送信を行う。通常のファクシミリであってもインターネットファクシミリであっても、同報送信の場合に送信時間の短縮も可能となる。
ここで、図1で説明した機器制御部14について補足的に説明する。図1の制御部14は、実際には、CPU,MPU等の中央演算処理装置と、送信設定処理及び送信処理を行う本発明のプログラムを少なくとも含むファームウェアが格納されたROM(但し書き換え可能なROMであることが好ましい)と、ファームウェアを中央演算処理装置が読み出して実行する実行領域としてのRAMなどにより構成される。
このように、本発明はプログラムとしての形態も採用できる。このプログラムとしては、少なくとも本発明に係る制御を中央演算処理装置に実行させるためのプログラムであればよい。つまり、このプログラムは、複合機1(ここでは機器制御部14)内部のコンピュータに組み込み、送信対象となる画像データ、その画像データの送信先、及びその送信先へ画像データを送信する際の送信ルールを設定する送信設定ステップと、送信設定ステップで設定された送信ルールに応じて、送信対象の画像データの送信形態を異ならせて送信手段で送信を行う送信ステップとを、コンピュータに実行させるプログラムである。換言すると、このプログラムは、コンピュータを送信設定手段及び送信手段の一部として機能させるためのものである。また、これらステップ以外にも、各実施形態と共に上述した処理を実行させるプログラムを含むことが好ましい。
図11を参照して図1のデジタル複合機1における機器制御部14内部のコンピュータ(マイクロコンピュータ)の構成例を説明する。マイクロコンピュータ80は、各種情報を入力するための入力I/F84、各種情報を表示するためのディスプレイとのインターフェースである表示I/F85(入力I/F84と併せて操作部12のタッチパネルとのインターフェースを構成してもよい)、表示装置以外への出力機器(通信部15やFAXモデム18や画像形成部13等)とのインターフェースである出力I/F86、さらには、ファームウェア(プログラムだけでなく必要なデータも含むことが多い)を記録したハードディスクやROM83、そこに格納されたプログラムを実行するためのCPU81、及びその実行領域としてのRAM82をその主要な構成要素とし、それらがバス87により接続されているものとして例示している。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM82に蓄積され、その後、各種ROM83やハードディスクに格納され、必要に応じて、CPU81によって読み出し、修正・書き込みが行われる。
なお、上述のごとき複合機1等の画像送信装置に組み込まれるファームウェアは、汎用コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納して流通させ、画像送信装置にPCなどと接続することでPCなどを経由して、或いはネットワーク経由で画像送信装置に直接、組み込むとよい。
1…デジタル複合機、2…インターネットファクシミリ装置、3…外部PC、4…ファクシミリ装置、5…PC、11…画像読取部、11a…CCD、11b…原稿検知センサ、12…操作部、12a…入力部、12b…表示部、13…画像形成部、13a…メモリ、13b…印字部、13c,13d…トレイ、14…機器制御部、15…通信部、16…ハードディスク(HD)、17…管理部、18…FAXモデム、19…消去手段。
Claims (14)
- 画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データを送信する送信手段とを備えた画像送信装置において、前記送信手段で送信対象となる画像データ、該画像データの送信先、及び該送信先へ前記画像データを送信する際の送信ルールを設定する送信設定手段をさらに備え、前記送信手段は、前記送信設定手段で設定された送信ルールに応じて、前記送信対象の画像データの送信形態を異ならせて送信を行うことを特徴とする画像送信装置。
- 前記送信手段は、電子メールを送信するメール送信手段であり、前記送信設定手段は、前記送信ルールとして、主な宛先、主な宛先に付随する宛先、及び主な宛先に付随する他の宛先には表示されない宛先を含む宛先種別の中から、いずれの種別の宛先として前記送信先に送信するかを設定する手段を有し、前記メール送信手段は、前記宛先種別に応じて、前記送信対象の画像データの添付形態を異ならせて送信を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。
- 前記送信手段は、電子メールを送信するメール送信手段であり、前記送信設定手段は、前記送信ルールとして、前記送信先への送信順序を設定する手段を有し、前記メール送信手段は、前記送信順序に応じて、前記送信対象の画像データの添付形態を異ならせて送信を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像送信装置。
- 前記送信設定手段は、前記送信ルールに対応した複数種類の送信先入力欄を表示させる手段と、該複数種類の送信先入力欄に入力された前記送信先を受け付ける手段とを有し、前記入力された送信先入力欄に対応した前記送信ルールに設定を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像送信装置。
- 前記送信設定手段は、前記送信ルールに、画像データを送信することの重要性を関連付ける手段を有し、前記メール送信手段は、前記重要性に応じて、前記送信対象の画像データの送信形態を異ならせて送信を行うことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像送信装置。
- 前記メール送信手段は、重要性が高い送信先には前記送信対象の画像データをそのまま添付して送信することを特徴とする請求項5に記載の画像送信装置。
- 前記メール送信手段は、重要性が低い送信先には前記送信対象の画像データのサムネイルを生成して送信することを特徴とする請求項5に記載の画像送信装置。
- 前記メール送信手段は、重要性が低い送信先には前記送信対象の画像データから低解像度の画像データを生成して送信することを特徴とする請求項5に記載の画像送信装置。
- 前記メール送信手段は、前記送信対象の画像データにセキュリティ情報が含まれる場合、重要性が低い送信先には前記送信対象の画像データが元となる画像データの送信を行わないことを特徴とする請求項5に記載の画像送信装置。
- 前記メール送信手段は、前記送信対象の画像データが元となる画像データの送信を行わない場合、画像データ以外の全ての送信も停止することを特徴とする請求項9に記載の画像送信装置。
- 前記送信手段は、ファクシミリ送信手段であり、前記送信設定手段は、前記送信ルールとして、前記送信対象の画像データを、前記送信先に単独の宛先又は同報の一つの宛先のいずれかの宛先として送信するかを設定する手段を有し、前記ファクシミリ送信手段は、前記単独の宛先/同報の宛先のいずれであるかに応じて、前記送信対象の画像データの解像度を異ならせて送信を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。
- 前記画像送信装置は、画像形成装置であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像送信装置。
- 画像データを送信する送信手段を備えた画像送信装置における画像送信方法であって、前記送信手段で送信対象となる画像データ、該画像データの送信先、及び該送信先へ前記画像データを送信する際の送信ルールを設定する送信設定ステップと、前記送信設定ステップで設定された送信ルールに応じて、前記送信対象の画像データの送信形態を異ならせて前記送信手段で送信を行う送信ステップとを含むことを特徴とする画像送信方法。
- 記憶された画像データを送信する送信手段と、該送信手段を制御するコンピュータとを備えた画像送信装置に組み込むためのプログラムであって、送信対象となる画像データ、該画像データの送信先、及び該送信先へ前記画像データを送信する際の送信ルールを設定する送信設定ステップと、前記送信設定ステップで設定された送信ルールに応じて、前記送信対象の画像データの送信形態を異ならせて前記送信手段で送信を行う送信ステップとを、前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2009301533A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-12-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理プログラム、画像処理装置及び画像処理システム |
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JP2020036193A (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像読取装置 |
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2006
- 2006-03-08 JP JP2006062530A patent/JP2007243548A/ja active Pending
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