JP2004104574A - 再送制御方法および通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】常に回線品質の良好なサブキャリアに適切に再送データを割り当てることができ、かつスループットの低下を抑制可能な再送制御方法を得ること。
【解決手段】本発明の再送制御方法では、移動局が、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の受信回線品質を測定し当該回線品質を返信し、さらに、受信データに誤りがある場合に再送を要求し、再送を要求された基地局が、前記回線品質に関する所定の情報に基づいて使用しないと判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループ以外のサブキャリアを用いて再送データを送信し、移動局が、前記使用しないと判断されたサブキャリアまたはサブキャリアグループ以外のサブキャリアに割り当てられた再送データを復調する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチキャリア変復調方式を採用する通信システムで実施可能な再送制御方法に関するものであり、特に、周波数選択性フェージングの影響を受ける可能性のある通信環境に対応可能な再送制御方法および通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の再送制御方法について説明する。たとえば、自動再送制御方式(ARQ:Automatic Repeat reQuest)は、移動体通信のように符号誤りが発生しやすい環境下における通信では重要な誤り制御方法である。ARQは、特定の時刻の伝搬環境と、その特定時間から所定の時間が経過した後の伝搬環境と、が異なることを利用した時間ダイバーシチ効果を期待する技術である。
【0003】
また、ARQの一例としては、パケット合成型HARQ(Hybrid ARQ)が知られている。パケット合成型HARQでは、誤りを検出した場合に、その受信データを破棄することなく、再送データと前回までの受信データの軟判定情報をシンボル毎に合成することによって、SIRを向上させて受信信号の符号誤り率を低減させる。
【0004】
しかしながら、上記ARQでは、伝送効率を上げるために再送間隔を短くした場合、再送時においても初送時と同一の周波数選択性フェージングの影響を受けて、再送時に受信したデータの信号電力対雑音電力密度が、初送時のものとほとんど変わらないことがある。このような問題を改善するため、マルチキャリアを使った移動体通信では、周波数選択性フェージングを回避するために、受信品質が不良なサブキャリアを除いたサブキャリアにデータを割り当てて伝送するという方式がとられている。
【0005】
ここで、再送制御方式を導入した従来のマルチキャリア移動体通信について説明する(たとえば、特許文献1参照。)。
【0006】
図21は、従来のマルチキャリア移動体通信システム100の構成を示す図である。マルチキャリア移動体通信システム100は、供給される情報信号を直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplex)により変調して送信するマルチキャリア送信装置110と、その信号を受信するマルチキャリア受信装置120で構成される。たとえば、マルチキャリア送信装置110では、入力された情報信号に対して誤り訂正符号化を行った後、OFDM変調を行い、当該変調信号を送信アンテナから空間伝送路に放射する。一方、マルチキャリア受信装置120では、空間伝送路上の信号を、受信アンテナを介して受信し、当該受信信号を復調,復号して情報信号を再生する。また、ここでは、受信品質が劣化したキャリア番号を記載したキャリア番号情報に基づいて、受信品質の良好なマルチキャリアを用いて情報信号を伝送する。
【0007】
つぎに、各装置の動作を詳細に説明をする。まず、入力回路111では、ビットストリーム等の信号に対して誤り訂正符号化を行う。OFDM送信部112では、誤り訂正符号化後の伝送すべき情報信号をOFDM方式の信号に変調する。そして、この信号を空間伝送路における周波数帯域の信号に変換し、さらに、所定の送信電力に増幅する。その後、増幅後の信号は、送信アンテナから電磁波として空間伝送路に放射される。
【0008】
一方、空間伝送路に放射された電磁波は、受信アンテナを介してマルチキャリア受信装置120に入力され、高周波増幅処理,中間周波数への変換処理,中間周波数増幅処理等が行われた後、OFDM受信部121に入力される。OFDM受信部121では、OFDM方式で変調された信号を復調する。出力回路122では、復調後の信号を復号し、受信品質の劣化したサブキャリアを不調キャリア送信部123に通知する。不調キャリア送信部123では、通知された受信品質の劣化したサブキャリアの番号を、空間伝送路を介してマルチキャリア送信装置110の不調キャリア受信部113に通知する。
【0009】
不調キャリア受信部113では、以降の送信時および再送時に受信品質の劣化したサブキャリアを使用しないようにするため、通知されたサブキャリアの番号を入力回路111およびOFDM送信部112に通知する。その後、マルチキャリア送信装置110では、良好なキャリアのみを使用して以降の送信処理および再送処理を行う。
【0010】
これにより、従来のマルチキャリア移動体通信システムでは、特定のキャリアのC/N(Carrier to Noise ratio)が十分に得られない伝送路であっても、比較的安定した状態で伝送処理を行うことができる。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−148682号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記、再送制御方式が用いられた従来のマルチキャリア移動体通信システムでは、周波数選択性フェージングの変動周期が短く、初送データの送信時における伝搬環境と再送データの送信時における伝搬環境が異なる場合、回線品質の良好なサブキャリアに適切に再送データを割り当てることができない、という問題があった。
【0013】
また、上記マルチキャリア移動体通信では、周波数選択性フェージングの変動周期が短く、初送データの初送時における伝搬環境と再送データの送信時における伝搬環境が異なり、ARQによる時間ダイバーシチ効果が十分に得られる場合であっても、再送データを割り当て可能なサブキャリア数の減少によりスループットが低下する、という問題があった。
【0014】
また、上記マルチキャリア移動体通信システムでは、初送データを割り当てたサブキャリア数と比較して、再送データに割り当てるサブキャリア数が減少するため、送信可能なビット数が減少する、という問題があった。
【0015】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、常に回線品質の良好なサブキャリアに適切に再送データを割り当てることができ、かつスループットの低下を抑制可能な再送制御方法および通信装置を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる再送制御方法にあっては、受信側装置が、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の受信回線品質を測定し、当該回線品質を返信し、さらに、受信データに誤りがある場合に再送を要求する再送要求ステップと、再送を要求された送信側装置が、前記回線品質に関する所定の情報に基づいて使用しないと判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループ以外のサブキャリアを用いて、再送データを送信する送信ステップと、受信側装置が、前記使用しないと判断されたサブキャリアまたはサブキャリアグループ以外のサブキャリアに割り当てられた再送データを復調する復調ステップと、を含むことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる再送制御方法および通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0018】
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる再送制御方法のサブキャリアの割り当て処理の概念を示す図である。たとえば、初送データを送信する場合、送信側では、全てのサブキャリアに情報データをマッピングし、送信する(図1(a)参照)。一方、受信側では、既知パターンが配置されている共通パイロットチャネル等を用いて、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎のSIR(Signal to Interference Ratio)等の受信回線品質を測定し、その測定結果を送信側に通知する。また、受信側では、誤り検査符号CRC(Cyclic Redundancy Code)等を検査することにより受信データに誤りが生じていることを確認すると、送信側に対して再送要求信号を通知する。送信側では、再送要求信号を受信すると、所定の方法で回線品質が劣悪であると判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループを除いたサブキャリアを用いて、再送データをマッピングし、再送する(図1(b)参照)。
【0019】
図2は、実施の形態1の再送制御方法を実行可能な基地局(通信装置)の構成を示す図である。基地局は、誤り訂正符号化部1、データ変調部2、フレーム生成部3、S/P(Serial/Parallel)変換部4、インタリーブ部5、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部6、GI(Guard Interval)挿入部7、送信RF(Radio Frequency)部8、受信RF部9、回線品質情報検出部10、再送要求情報検出部11、フォーマット決定部12、回線品質変動測定部13から構成される。
【0020】
ここで、上記基地局における再送制御について説明する。まず、2値の情報データは誤り訂正符号化部1に入力され、誤り訂正符号化部1では、たとえば、ターボ符号により誤り訂正符号化処理を施し、符号化データをデータ変調部2に対して出力する。
【0021】
データ変調部2では、受け取った符号化データに、たとえば、QPSK変調を施し、変調データをフレーム生成部3に対して出力する。
【0022】
フレーム生成部3では、上記変調データと、パイロットシンボルと、フォーマット決定部12から出力されるフォーマット生成情報等の制御シンボルを受け取り、当該フォーマット生成情報で示されるサブキャリア数(またはサブキャリアグループ数)に応じたフレーム信号を生成し、その結果をS/P変換部4に対して出力する。図3は、フレーム生成部3によって生成されたフレーム信号の一例を示す図である。
【0023】
S/P変換部4では、上記フォーマット生成情報で示されるサブキャリア数等に基づいて、受け取ったフレーム信号に対して直列並列変換処理を施す。ここでは、OFDM変調信号を構成する各サブキャリに対して関連付けられるフレーム信号を生成し、当該フレーム信号をインタリーブ部5に対して出力する。
【0024】
インタリーブ部5では、上記フォーマット生成情報で示されるサブキャリア数等に基づいて、上記フレーム信号と対応するサブキャリアの順番を入れ替えるように再配置し、再配置後のフレームをIFFT部6に対して出力する。
【0025】
IFFT部6では、上記フォーマット生成情報で示されるサブキャリア数等に基づいて、再配置後のフレーム信号に対してIFFT処理を施し、OFDM(直交周波数分割多重)信号を生成する。このとき、直交周波数分割多重信号をGI挿入部7に対して出力する。
【0026】
GI挿入部7では、受け取った直交周波数分割多重信号の末尾部のGI区間に相当する信号部分を、信号の先頭部に付加し、GI付加後の信号を送信RF部8に対して出力する。
【0027】
送信RF部8では、受け取った信号を空間伝送路上の周波数帯域の信号に変換し、さらに、所定の送信電力を有する信号を生成するために高周波増幅を行い、増幅後の信号を、送信アンテナを介して出力する。このとき、出力信号は電磁波として空間伝送路に放射される。
【0028】
一方、受信RF部9では、移動局にて測定されたサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質情報、および移動局にて情報データが正しく受信されたか否かを示す情報(再送要求情報)を、空間伝送路,受信アンテナを介して受信する。そして、高周波増幅処理,中間周波数への変換処理,中間周波数増幅処理等を行い、さらに復調処理を行い、復調後の回線品質情報を回線品質情報検出部10および回線品質変動測定部13に対して通知し、同時に、復調後の再送要求情報を再送要求情報検出部11に対して通知する。
【0029】
回線品質情報検出部10では、受け取ったサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質情報に対してしきい値判定を行い、所定の回線品質のしきい値を下回るサブキャリアまたはサブキャリアグループを回線品質変動測定部13に対して通知する。
【0030】
再送要求情報検出部11では、受け取った再送要求情報に基づいて、移動局にて情報データが正しく受信されたか否かを判定し、情報データを再送するか否かを示す情報をフォーマット決定部12および図示しない送信情報データバッファに対して通知する。
【0031】
回線品質変動測定部13では、受け取ったサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質情報が最新のものから所定回数分だけ過去のものまで記憶されており、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎に回線品質の分散値を測定し、その分散値が所定のしきい値を下回るか否かを判定する。そして、所定の分散値のしきい値を下回るサブキャリアまたはサブキャリアグループと、所定の回線品質のしきい値を下回るサブキャリアまたはサブキャリアグループと、が一致すると、時間ダイバーシチの効果が得られないので、それを使用しない(回線品質の劣悪な)サブキャリアまたはサブキャリアグループとしてフォーマット決定部12に通知する。すなわち、回線品質が所定のしきい値を下回りかつ過去の履歴からその分散値が小さい(回線品質の変動が小さい)サブキャリアまたはサブキャリアグループは使用しない。これに対し、回線品質が所定のしきい値を下回った場合であっても、過去の履歴からその分散値が大きい(回線品質の変動が大きい)サブキャリアまたはサブキャリアグループについては、時間ダイバーシチの効果が得られるので使用する。
【0032】
フォーマット決定部12では、上記情報データを再送するか否かを示す情報および上記使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループに関する情報に基づいて、以降のフォーマットを決定する。たとえば、情報データを再送する場合には、使用しない(回線品質の劣悪な)サブキャリアまたはサブキャリアグループを除いたフォーマットを使用することを決定する。図4は、回線品質の劣悪なサブキャリアまたはサブキャリアグループを除いたフォーマットを示す図である。そして、回線品質が一定期間にわたって劣悪な状態であるサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、誤り訂正符号化部1,データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5およびIFFT部6に通知する。一方、情報データを再送しない場合、または、情報データを再送する場合であっても使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループが通知されていない場合には、全サブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。そして、全サブキャリアに情報データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、誤り訂正符号化部1,データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5およびIFFT部6に通知する。
【0033】
図5は、実施の形態1の再送制御方法を実行可能な移動局(通信装置)の構成を示す図である。移動局は、受信RF部20、GI除去部21、FFT(Fast Fourier Transform)部22、デインタリーブ部23、P/S(Parallel/Serial)変換部24、フレーム分割部25、データ復調部26、誤り訂正復号化部27、フォーマット情報検出部28、回線品質推定部29、再送要求決定部30および送信RF部31から構成される。
【0034】
ここで、上記移動局における再送制御について説明する。受信RF部20では、空間伝送路に放射された自局宛ての電磁波を、受信アンテナを介して受信する。そして、高周波増幅処理,中間周波数への周波数変換処理および中間周波数増幅処理等を施した後の直交周波数分割多重信号を、GI除去部21に対して出力する。
【0035】
GI除去部21では、受け取った直交周波数分割多重信号の先頭部のGI区間に相当する信号部分を除去し、GI除去後の信号をFFT部22に対して出力する。
【0036】
FFT部22では、受け取ったGI除去後の信号に対してFFT演算処理を施し、各サブキャリアの周波数成分を求め、その結果をデインタリーブ部23および回線品質推定部29に対して出力する。
【0037】
デインタリーブ部23では、前述のインタリーブ部5が行った処理と逆の処理を行う。すなわち、フォーマット情報検出部28から出力されるフォーマット情報に基づいて、上記再配置されて伝送されたフレーム信号と対応するサブキャリアの順番を、最初の配置に並び替える。そして、並び替えられたデータをP/S変換部24に対して出力する。
【0038】
P/S変換部24では、上記フォーマット情報に基づいて、受け取ったデータに対して並列直列変換処理を施し、その結果をフレーム信号としてフレーム分割部25に対して出力する。
【0039】
フレーム分割部25では、上記フォーマット情報に基づいて、受け取ったフレーム信号を、変調データとフォーマット情報などが含まれる制御データとに分割し、変調データをデータ復調部26に通知し、制御データをフォーマット情報検出部28に通知する。
【0040】
データ復調部26では、上記フォーマット情報に基づいて、受け取った変調データを復調し、その復調データを誤り訂正復号化部27に対して出力する。
【0041】
フォーマット情報検出部28では、受け取った制御データから、上記デインタリーブ処理,P/S変換処理,フレーム分割処理,データ復調処理および誤り訂正復号化処理に必要な情報(フォーマット情報)を抽出し、その抽出結果を、デインタリーブ部23,P/S変換部24,フレーム分割部25,データ復調部26および誤り訂正復号化部27に通知する。
【0042】
誤り訂正復号化部27では、上記フォーマット情報に基づいて、受け取った復調データに対して誤りデータの検出処理および誤り訂正処理を行い、その結果を情報データとして図示しない移動局内部のベースバンド制御部に対して出力する。同時に、誤りデータの検査結果を、誤り検査データとして再送要求決定部30に通知する。
【0043】
再送要求決定部30では、受け取った誤り検査データに基づいて、情報データの再送が必要かどうかを示す信号を、再送要求情報として送信RF部31に通知する。
【0044】
回線品質推定部29では、FFT部22から出力されるパイロットシンボルのサブキャリアの周波数成分を受け取り、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎のSIR等の受信回線品質を推定し、その結果を回線品質情報として送信RF部31に通知する。
【0045】
送信RF部31では、受け取ったサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質情報、および再送要求情報を、空間伝送路上の周波数帯域の信号に変換し、所定の送信電力を有する信号を生成するために高周波増幅を行い、増幅後の信号を、送信アンテナを介して出力する。この出力信号は、電磁波として空間伝送路に放射される。
【0046】
このように、本実施の形態では、移動局が、基地局に対して再送要求とサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質情報を通知し、基地局が、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に基づいて、回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアに、再送データを割り当てて送信し、移動局が、回線品質の劣悪なサブキャリア以外のサブキャリアに割り当てられた再送データを復調する。これにより、同一サブキャリアが、データの初送時に引き続き、データの再送時においても周波数選択性フェージングの影響を受け、回線品質の劣化状態が続くような場合であっても、伝送信号の誤り耐性を向上させることができるため、ARQの時間ダイバーシチ効果を回線品質の劣化したサブキャリア以外のサブキャリアにて得ることができる。
【0047】
また、データの初送時とデータの再送時における同一サブキャリアの回線品質が時間的に変動している場合には、ARQによる時間ダイバーシチ効果が期待できるので、データ再送時においても全サブキャリアにデータを割り当てて送信する。これにより、ARQによる時間ダイバーシチ効果を十分に得ることができ、かつスループットの低下を抑制することができる。
【0048】
なお、本実施の形態の再送制御方法は、同時双方向通信(デュープレクス通信)を実現するための方式として、基地局から移動局への下りリンクと移動局から基地局への上りリンクとを周波数分離する周波数分割双方向伝送(FDD:Frequency Division Duplex)を採用した場合を想定している。そのため、下りリンクにおけるサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質を移動局にて推定し、上りリンクにて基地局へ通知している。しかしながら、同時双方向通信(デュープレクス通信)を実現するための方式としては、これに限らず、たとえば、下りリンクと上りリンクを同一周波数で時間分離する時間分割双方向伝送(TDD:Time Division Duplex)を採用することとしてもよい。この場合には、上りリンクと下りリンクの回線品質の変動が同一であるとみなすことができるため、下りリンクにおけるサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質を、移動局から基地局へ通知する必要がない。すなわち、TDDでは、上りリンクにおけるサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質を基地局にて推定し、その変動に基づいて、再送時に使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループを決定する。
【0049】
また、本実施の形態の再送制御方法では、基地局が、移動局により推定されたサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質、および回線品質の変動、をしきい値判定し、再送時に使用しないサブキャリアを決定しているが、この判定処理および決定処理は、基地局に限らず、移動局で行うこととしてもよい。この場合は、移動局が、回線品質および回線品質の変動をしきい値判定し、再送時に使用しないサブキャリア番号またはサブキャリアグループ番号を決定し、当該番号を基地局に通知する。
【0050】
また、本実施の形態の再送制御方法では、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に基づいて回線品質が劣悪かどうかを判断して、除くサブキャリアを決定しているが、これに限らず、回線品質が劣悪なサブキャリア数またはサブキャリアグループ数に基づいて、除くサブキャリアを決定してもよい。たとえば、ある特定のサブキャリアの回線品質が劣悪なときであっても、サブキャリア全体のBERが小さいような伝搬環境では、誤り訂正の効果を十分に得ることができる。
【0051】
また、本実施の形態の再送制御方法では、分散値に基づいて回線品質が一定期間にわたって劣悪な状態のサブキャリアまたはサブキャリアグループを判定しているが、これに限らず、たとえば、回線品質を一定期間にわたって平均化した値に基づいて、劣悪な状態のサブキャリアまたはサブキャリアグループを判定することとしてもよい。
【0052】
実施の形態2.
図6は、実施の形態2の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。本実施の形態では、前述の実施の形態1の基地局に、送信要求回数カウンタ部14を追加する。なお、先に説明した実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態1と異なる動作についてのみ説明する。
【0053】
再送要求回数カウンタ部14では、再送要求情報検出部11から出力された情報データを再送するか否かを示す情報を受け取る。そして、たとえば、受け取った情報が再送することを示している場合は、再送要求回数カウンタを「1」だけインクリメントし、再送しないことを示している場合は、再送要求回数カウンタを「0」にリセットする。このとき、再送要求回数カウンタは、システムで予め定められている最大再送要求回数までカウントアップを行い、最大再送要求回数に達すると、再び「0」にリセットされる。再送要求回数カウンタの値は、フォーマット決定部12に通知される。
【0054】
フォーマット決定部12では、上記再送要求回数カウンタの値、および回線品質変動測定部13から受け取る使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループに関する情報、に基づいて、以降のフォーマットを決定する。たとえば、再送要求回数に基づいて、使用しないサブキャリア数またはサブキャリアグループ数を決定し、その数分のサブキャリアまたはサブキャリアグループを除いたサブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。そして、回線品質が劣悪であると判断されたサブキャリアを除いたサブキャリアのみに再送データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、誤り訂正符号化部1,データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5およびIFFT部6に通知する。一方、再送要求回数カウンタの値が「0」の場合、または、再送要求回数カウンタの値が「0」でない場合であっても使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループが通知されていない場合には、全サブキャリアを用いたフォーマットを使用する。そして、全サブキャリアに情報データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、誤り訂正符号化部1,データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5およびIFFT部6に通知する。
【0055】
図7は、実施の形態2の具体的な再送制御方法を示す図であり、詳細には、フォーマット決定部12が、再送要求回数に基づいて、使用しないサブキャリア数またはサブキャリアグループ数を決定する手順を示している。ここでは、システムで規定された最大再送要求回数をNmax=5とし、再送要求回数カウンタ部14にて通知される再送要求回数をNとし、回線品質変動測定部13から通知される不良サブキャリア数をNngとし、フォーマット決定部12が再送要求回数に応じて決定する使用しないサブキャリア数をNunusedとした場合の、使用しないサブキャリア数を、次式(1)を用いて求める。
Nunused=Nng/(2^(Nmax−N))   …(1)
【0056】
すなわち、本実施の形態では、回線品質が劣悪なサブキャリアを全て使用しないのではなく、再送要求回数の増加に伴って、回線品質が劣悪なサブキャリアにおける使用しないサブキャリア数の割合を増やしていく。なお、使用しないサブキャリアは、前述の実施の形態1と同様に、回線品質の平均値や分散値に基づいて選択する。
【0057】
このように、本実施の形態では、移動局が、基地局に対して再送要求とサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質情報を通知し、基地局が、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動および再送要求回数に基づいて、回線品質が劣悪と判断したサブキャリアの中から使用しないサブキャリアの数と使用しないサブキャリアを決定し、使用しないサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当てて送信し、移動局が、使用しないと決定したサブキャリア以外のサブキャリアに割り当てられた再送データを復調する。すなわち、基地局は、データの初送時には全サブキャリアを使用し、データの再送回数の増加に伴って使用しないサブキャリア数の割合を増やすこととした。これにより、同一サブキャリアが、データの初送時に引き続き、データの再送時においても周波数選択性フェージングの影響を受け、回線品質の劣化状態が続くような場合であっても、伝送信号の誤り耐性を向上させることができるため、ARQの時間ダイバーシチ効果を回線品質の劣化したサブキャリア以外のサブキャリアにて得ることができる。
【0058】
また、システムで規定された最大再送要求回数に達するまでは、再送要求回数の増加に伴って使用しないサブキャリア数の割合を増やすこととしたため、再送要求回数が少ない場合については、ARQによる時間ダイバーシチ効果やHARQによる符号化利得を十分に得ることができ、かつスループットの低下を抑制することができる。
【0059】
実施の形態3.
つぎに、実施の形態3の再送制御方法について説明する。ここでは、前述した実施の形態1または2と異なる動作についてのみ説明する。
【0060】
図8は、HARQの基本動作原理を示す図である。HARQは、受信側で検出した誤りのある受信データを破棄することなく、再送データと前回までの受信データの軟判定情報をシンボル毎に合成することにより、SIRを向上させて受信信号の符号誤り率を低減させる再送制御である。
【0061】
ここで、代表的なHARQの具体例について説明する。まず、TypeIのHARQでは、初送データと再送データに対して、送信する情報ビット系列を同じ符号化率Rにて誤り訂正符号化処理を施し、受信側が、誤りのある受信データを破棄することなく、再送データと前回までの受信データの軟判定情報をシンボル毎に合成する。
【0062】
つぎに、TypeIIIのHARQでは、送信する情報ビット系列に対して符号化率R´で誤り訂正符号化処理を施した後、送信回数により異なる消去規則に基づいてパンクチャド符号化を行い、受信側が、受信バッファに保存された初送データと再送データを符号合成することにより、間引きを行う前の符号化率R´で復号する。これにより、時間ダイバーシチ効果に加えて符号化利得向上による受信特性の改善を得る。
【0063】
つぎに、TypeIIのHARQでは、送信する情報ビット系列に対して符号化率R´で誤り訂正符号化処理を施した後、送信回数により異なる消去規則に基づいてパンクチャド符号化を行い、再送データには、情報ビット系列を含ませずにパリティビット系列のみを送信し、受信側が、受信バッファに保存された初送データと再送データを符号合成することにより、間引きを行う前の符号化率R´で復号する。これにより、時間ダイバーシチ効果に加えて符号化利得向上による受信特性の改善を得る。
【0064】
図9は、実施の形態3の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。本実施の形態では、フォーマット決定部12aにHARQ方式選択部15aを設ける。また、本実施の形態の誤り訂正符号化部1aは、後述するターボ符号器で構成される。なお、先に説明した実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態1と異なる動作についてのみ説明する。
【0065】
フォーマット決定部12aのHARQ方式選択部15aでは、情報データを再送すると通知された場合、再送要求情報検出部11からの情報データを再送するか否かを示す情報、および回線品質変動測定部13からの使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループに関する情報に基づいて、再送データを初送データと異なるHARQタイプで送信することを決定する。そして、フォーマット決定部12aに新たなHARQタイプを通知する。たとえば、初送データ送信時には、情報ビット系列およびパリティビット系列が多重化されるTypeIIIのHARQを採用し、再送データ送信時には、パリティビット系列のみが送信されるTypeIIのHARQを採用する。図8において、TypeIIのHARQの再送データは、TypeIIIのHARQの再送データと同じ符号化率であるが、情報ビット系列分が除かれているため、データ長が1/2となっている。すなわち、再送データを割り当てるサブキャリア数も1/2となる。
【0066】
なお、上記に限らず、たとえば、TypeIIのHARQまたはTypeIIIのHARQを採用する場合については、初送データと再送データで同じHARQタイプを使用し、初送データにおけるパンクチャド符号化率よりも再送データにおけるパンクチャド符号化率を下げることとしてもよい。すなわち、後述するターボ符号器(後述する間引/多重部53に相当)において、再送時における間引く数を、初送時よりも増やす。
【0067】
また、フォーマット決定部12aでは、情報データを再送すると通知された場合、再送要求情報検出部11からの情報データを再送するか否かを示す情報、および回線品質変動測定部13からの使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループに関する情報に基づいて、使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループ以外のサブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。さらに、初送時とは異なるHARQタイプを使用することを決定する。そして、初送時とは異なるHARQタイプを用いて回線品質が劣悪なサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、誤り訂正符号化部1a,データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5およびIFFT部6に通知する。一方、情報データを再送しないと通知された場合、または、情報データを再送すると通知された場合であっても使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループが通知されていない場合には、全サブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。そして、全サブキャリアに情報データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、誤り訂正符号化部1a,データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5およびIFFT部6に通知する。
【0068】
図10は、実施の形態3の再送制御方法を実行可能な移動局の構成を示す図である。本実施の形態では、実施の形態1の図5の構成に加えて、さらに受信情報データバッファ部32を設ける。また、本実施の形態の誤り訂正復号化部27aは、後述するターボ復号器で構成される。なお、先に説明した実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態1と異なる動作についてのみ説明する。
【0069】
受信情報データバッファ部32では、受け取った復調データの軟判定情報を送信順序番号等と対応させて保存する。そして、送信順序番号等を参照し、受け取った復調データが再送データである場合には、フォーマット情報検出部28aからのフォーマット情報で示されるHARQタイプに基づいて、再送データと同じ送信順序番号に対応する前回までの受信データの軟判定情報をシンボル毎に合成し、その合成結果を誤り訂正復号化部27aに対して出力する。受け取った復調データが再送データでない場合には、そのままの状態でその復調データを誤り訂正復号化部27aに対して出力する。なお、保存している軟判定情報は、情報データを正しく受信できた場合に削除される。
【0070】
誤り訂正復号化部27aでは、上記フォーマット情報で示されるHARQタイプに基づいて、誤り訂正符号化部1aが有する訂正信号のアルゴリズムを解読し、受け取った復調データに対して誤りデータの検出処理および誤り訂正処理を施し、情報データを出力する。同時に、誤りデータの検査結果を、誤り検査データとして再送要求決定部30に通知する。
【0071】
フォーマット情報検出部28aでは、受け取った制御データから、デインタリーブ処理,P/S変換処理,フレーム分割処理,データ復調処理,パケット合成処理および誤り訂正復号化処理に必要な情報(フォーマット情報)を抽出し、その抽出結果を、デインタリーブ部23,P/S変換部24,フレーム分割部25,データ復調部26,受信情報データバッファ部32および誤り訂正復号化部27aに通知する。
【0072】
図11は、上記誤り訂正符号化部1a、すなわち、ターボ符号器の構成を示す図である。このターボ符号器では、まず、情報ビット系列が要素符号器50に入力され、要素符号器50が、パリティビット系列(1)を生成する。また、ターボインタリーバ52では、情報ビット系列を並べ替え、並べ替え後の情報ビット系列を要素符号器51に出力する。要素符号器51では、パリティビット系列(2)を生成する。
【0073】
間引/多重部53では、パリティビット系列(1)およびパリティビット系列(2)に対して間引き処理/多重化処理を施す。多重化部54では、さらに受け取った多重化信号と情報ビット系列とを多重化し、符号化ビット系列を生成する。ここでいう間引き処理/多重化処理とは、たとえば、奇数時点ではパリティビット系列(1)が、偶数時点ではパリティビット系列(2)が出力されるように、二つの入力系列を間引きしながら多重化することを示す。なお、間引き処理を行わずに、多重化処理のみを行う方法もある。
【0074】
図12は、上記誤り訂正復号化部27a、すなわち、ターボ復号器の構成を示す図である。このターボ復号器では、要素復号器60が、符号化ビット系列と要素復号器61から通知される信頼度情報である事前値(1)とを用いて復号処理を実行し、信頼度の増分である外部値(1)を出力する。ターボインタリーバ62では、外部値(1)を並べ替えて、その結果を事前値(2)として要素復号器61に通知する。要素復号器61では、ターボインタリーバ62から受け取った並べ替え後の符号化系列と事前値(2)とを用いて復号処理を実行し、外部値(2)を出力する。ターボデインタリーバ63では、外部値(2)をターボインタリーバ62にて並べ替える前の状態に戻し、その結果を事前値(1)として要素復号器60に通知する。以降、同様の手順で繰り返し復号が行われる。
【0075】
そして、上記操作を所定数回分だけ繰り返した後、要素復号器61では、対数事後確率比として定義される事後値を硬判定することにより、最終判定結果を出力する。
【0076】
このように、本実施の形態では、移動局が、基地局に対して再送要求とサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質情報を通知し、基地局が、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に応じて、回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当てるとともに、さらに、回線品質の劣悪なサブキャリア数またはサブキャリアグループ数に応じて、再送時については初送時とは異なるパケット合成タイプを選択して送信し、移動局が、回線品質の劣悪なサブキャリア以外のサブキャリアに割り当てられた再送データを復調する。すなわち、データの初送時には全サブキャリアを使用し、データの再送時には回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアを使用し、さらに、パケット合成タイプを変更する。これにより、同一サブキャリアが、データの初送時に引き続き、データの再送時においても周波数選択性フェージングの影響を受け、回線品質の劣化状態が続くような場合であっても、伝送信号の誤り耐性を向上させることができるため、HARQの時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を回線品質の劣化したサブキャリア以外のサブキャリアにて得ることができる。
【0077】
また、データの初送時とデータの再送時における同一サブキャリアの回線品質が時間的に変動している場合には、HARQによる時間ダイバーシチ効果が期待できるので、データ再送時においても全サブキャリアにデータを割り当てて送信する。これにより、HARQによる時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を得ることができ、かつスループットの低下を抑制することができる。
【0078】
また、本実施の形態では、初送時と比べて再送時に使用するサブキャリアの数が減少した場合であっても、再送時には初送時と異なるパケット合成タイプを選択可能なため、再送データを割り当てるサブキャリアの数が不足することがない。これにより、HARQの時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を、回線品質の劣悪なサブキャリア以外のサブキャリアにて得ることができる。
【0079】
なお、本実施の形態の再送制御方法では、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に応じて、再送時に回線品質が劣悪と判断したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当て、そして、パケット合成タイプを変更するか否かを選択しているが、これに限らず、たとえば、再送要求回数に応じて、回線品質が劣悪と判断されたサブキャリアの中から使用しないサブキャリアを決定し、使用しないと決定したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当て、そして、パケット合成タイプを変更するか否かを選択することとしてもよい。
【0080】
実施の形態4.
つぎに、実施の形態4の再送制御方法について説明する。ここでは、前述した実施の形態1、2または3と異なる動作についてのみ説明する。
【0081】
図13は、実施の形態4の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。本実施の形態では、実施の形態3の図9の構成に加えて、さらに送信情報データバッファ部17を設ける。また、フォーマット決定部12bに再送データ分割決定部16bを設ける。なお、先に説明した実施の形態1〜3と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態3と異なる動作についてのみ説明する。
【0082】
フォーマット決定部12bの再送データ分割決定部16bでは、情報データを再送すると通知された場合、再送要求情報検出部11からの情報データを再送するか否かを示す情報、および回線品質変動測定部13からの使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループに関する情報に基づいて、再送データを分割送信するか否かを決定する。そして、フォーマット決定部12bに再送データを分割するか否かを通知する。たとえば、再送データ送信時に、回線品質情報検出部10から通知される使用しないサブキャリア数またはサブキャリアグループ数が全サブキャリア数の半分の場合、フォーマット決定部12bでは、再送データを2分割することを決定する。
【0083】
送信情報データバッファ部17には、誤り訂正符号化部1aに対して出力する2値の情報データが格納されている。ここでは、再送要求情報検出部11から情報データを再送することが通知されると、格納されている情報データを送信順序番号等に基づいて取り出す。さらに、フォーマット決定部12bから出力されるフォーマット生成情報にて示される再送データの分割数や分割サイズに基づいて、取り出した情報データを分割し、その結果を再送データとして出力する。一方、情報データを再送しないこと、すなわち、受信側にて情報データが正しく受信された場合には、格納されている情報データを送信順序番号等に基づいて削除し、新たな情報データを出力する。
【0084】
また、フォーマット決定部12bでは、情報データを再送すると通知された場合、再送要求情報検出部11からの情報データを再送するか否かを示す情報、および回線品質変動測定部13からの使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループに関する情報に基づいて、使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループを除いたサブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。また、再送データの分割サイズを決定する。そして、回線品質が劣悪であると判断したサブキャリアを除いたサブキャリアのみに再送データおよびつぎの再送データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、送信情報データバッファ部17,誤り訂正符号化部1a,データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5およびIFFT部6に通知する。一方、情報データを再送しないと通知された場合、または、情報データを再送すると通知された場合であっても使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループが通知されていない場合には、全サブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。そして、全サブキャリアに情報データを割り付けるためのフォーマット情報を、送信情報データバッファ部17,誤り訂正符号化部1a,データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5およびIFFT部6に通知する。
【0085】
このように、本実施の形態では、移動局が、基地局に対して再送要求とサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質情報を通知し、基地局が、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に応じて、回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当てるとともに、さらに、回線品質の劣悪なサブキャリア数またはサブキャリアグループ数に応じて、再送データの分割サイズを決定して送信し、移動局が、分割された再送データを復調する。すなわち、データの初送時には全サブキャリアを使用し、データの再送時には回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアを使用して再送データを分割送信する。これにより、同一サブキャリアが、データの初送時に引き続き、データの再送時においても周波数選択性フェージングの影響を受け、回線品質の劣化状態が続くような場合であっても、伝送信号の誤り耐性を向上させることができるため、HARQの時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を回線品質の劣化したサブキャリア以外のサブキャリアにて得ることができる。
【0086】
また、データの初送時とデータの再送時における同一サブキャリアの回線品質が時間的に変動している場合には、HARQによる時間ダイバーシチ効果が期待できるので、データ再送時においても全サブキャリアにデータを割り当てて送信する。これにより、HARQによる時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を得ることができ、かつスループットの低下を抑制することができる。
【0087】
また、本実施の形態では、初送時と比べて再送時に使用するサブキャリアの数が減少した場合であっても、再送データを分割送信することが可能なため、再送データを割り当てるサブキャリアの数が不足することがない。これにより、HARQの時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を、回線品質の劣悪なサブキャリアを除いたサブキャリアにて得ることができる。
【0088】
なお、本実施の形態の再送制御方法では、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に応じて、再送時に回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当て、そして、再送データを分割送信するか否かを選択することとしているが、これに限らず、たとえば、再送要求回数に応じて、回線品質が劣悪と判断されたサブキャリアの中から使用しないサブキャリアを決定し、使用しないと決定したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当て、そして、再送データを分割送信するか否かを選択することとしてもよい。
【0089】
実施の形態5.
つぎに、実施の形態5の再送制御方法について説明する。ここでは、前述した実施の形態1、2、3または4と異なる動作についてのみ説明する。
【0090】
図14は、実施の形態5の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。本実施の形態では、実施の形態3の図9の構成に加えて、さらに適応変調部19を設ける。また、フォーマット決定部12cに適応変調方式選択部18cを設ける。なお、先に説明した実施の形態1〜4と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態3と異なる動作についてのみ説明する。
【0091】
フォーマット決定部12cの適応変調方式選択部18cでは、情報データを再送すると通知された場合、再送要求情報検出部11からの情報データを再送するか否かを示す情報、および回線品質変動測定部13からの使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループに関する情報に基づいて、再送データのデータ変調方式を初送データにおけるデータ変調方式から変更するか否かを決定する。そして、フォーマット決定部12cに再送データのデータ変調方式を通知する。たとえば、1つのサブキャリアで伝送できるビット数は、QPSKを用いると2ビットであり、16QAMを用いると2倍の4ビットである。これを利用して、フォーマット決定部12cでは、初送データのデータ変調方式にQPSKを用いた場合、再送データ送信時に、回線品質情報検出部10から通知される使用しないサブキャリア数またはサブキャリアグループ数が全サブキャリア数の半分であれば、再送データのデータ変調方式に16QAMを用いることを決定する。
【0092】
適応変調部19では、フォーマット決定部12cから通知された変調方式を用いて、受け取った符号化データに対して変調処理を施し、変調データをフレーム生成部3に対して出力する。
【0093】
また、フォーマット決定部12cでは、情報データを再送すると通知された場合、再送要求情報検出部11からの情報データを再送するか否かを示す情報、および回線品質変動測定部13からの使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループに関する情報に基づいて、使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループを除いたサブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。また、再送データの変調方式を決定する。そして、回線品質が劣悪であると判断したサブキャリアを除いたサブキャリアのみに再送データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、誤り訂正符号化部1a,適応変調部19,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5およびIFFT部6に通知する。一方、情報データを再送しないと通知された場合、または、情報データを再送すると通知された場合であっても使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループが通知されていない場合には、全サブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。そして、全サブキャリアに情報データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、誤り訂正符号化部1a,適応変調部19,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5およびIFFT部6に通知する。
【0094】
このように、本実施の形態では、移動局が、基地局に対して再送要求とサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質情報を通知し、基地局が、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に応じて、回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当てるとともに、さらに、回線品質の劣悪なサブキャリア数またはサブキャリアグループ数に応じて、再送データの変調方式を決定して送信し、移動局が、新たな変調方式で変調された再送データを復調する。すなわち、データの初送時には全サブキャリアを使用し、データの再送時には回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアを使用するとともに、再送データの変調方式を変更する。これにより、同一サブキャリアが、データの初送時に引き続き、データの再送時においても周波数選択性フェージングの影響を受け、回線品質の劣化状態が続くような場合であっても、伝送信号の誤り耐性を向上させることができるため、HARQの時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を回線品質の劣化したサブキャリア以外のサブキャリアにて得ることができる。
【0095】
また、データの初送時とデータの再送時における同一サブキャリアの回線品質が時間的に変動している場合には、HARQによる時間ダイバーシチ効果が期待できるので、データ再送時においても全サブキャリアにデータを割り当てて送信する。これにより、HARQによる時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を得ることができ、かつスループットの低下を抑制することができる。
【0096】
また、本実施の形態では、初送時と比べて再送時に使用するサブキャリアの数が減少した場合であっても、再送データの変調方式を変更することが可能なため、再送データに割り当てるサブキャリアの数が不足することはない。これにより、HARQの時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を、回線品質の劣悪なサブキャリアを除いたサブキャリアにて得ることができる。
【0097】
なお、本実施の形態の再送制御方法では、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に応じて、再送時に回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当て、そして、再送データの変調方式を変更するか否かを選択することとしているが、これに限らず、たとえば、再送要求回数に応じて、回線品質が劣悪と判断されたサブキャリアの中から使用しないサブキャリアを決定し、使用しないと決定したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当て、そして、再送データの変調方式を変更するか否かを選択することとしてもよい。
【0098】
実施の形態6.
つぎに、実施の形態6の再送制御方法について説明する。ここでは、前述した実施の形態1、2、3、4または5と異なる動作についてのみ説明する。
【0099】
図15は、実施の形態6の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。本実施の形態では、実施の形態3の図9の構成に加えて、さらにシンボルコピー部41,拡散処理部42,符号多重部43を設ける。また、フォーマット決定部12dに拡散率選択部40dを設ける。なお、先に説明した実施の形態1〜5と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態3と異なる動作についてのみ説明する。
【0100】
フォーマット決定部12dの拡散率選択部40dでは、情報データを再送すると通知された場合、再送要求情報検出部11からの情報データを再送するか否かを示す情報、および回線品質変動測定部13からの使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループに関する情報に基づいて、再送データの拡散率を初送データの拡散率から変更するか否かを決定する。そして、フォーマット決定部12dに再送データの拡散率を通知する。たとえば、CDMA(Code Division Multiple Access)を適用しないマルチキャリアシステムでは、1シンボルを伝送するために1つのサブキャリアが必要となるが、OFDMにCDMAを適用するマルチキャリアCDMAシステムでは、拡散率16を用いると16のサブキャリアが必要となり、拡散率8を用いると8のサブキャリアが必要となる。これを利用して、フォーマット決定部12dでは、初送データの拡散率に16を用いた場合、再送データ送信時に、回線品質情報検出部10から通知される使用しないサブキャリア数またはサブキャリアグループ数が全サブキャリア数の半分であれば、再送データの拡散率を8に決定する。
【0101】
シンボルコピー部41では、インタリーブ部5から出力された並べ替え後のフレーム信号を、フォーマット決定部12dから通知されるフォーマット生成情報に基づいて、1シンボル毎にコピーをする。たとえば、フォーマット生成情報で示される拡散率が8の場合には、1シンボルを8つにコピーする。
【0102】
拡散処理部42では、上記フォーマット生成情報に基づいて、コピー後のフレーム信号に対して直行可変拡散率(OVSF:Orthogonal Variable Spreading
Factor)コード等の直交符号を乗じる。
【0103】
符号多重部43では、上記フォーマット生成情報に基づいて、拡散処理後のデータを符号多重する。そして、符号多重後のデータを、IFFT部6に通知する。なお、受信側では、拡散処理部42で乗じられるOVSF等の直交符号が異なれば、逆拡散処理を行うことにより符号多重後のデータを分離することができる。
【0104】
また、フォーマット決定部12dは、情報データを再送すると通知された場合、再送要求情報検出部11からの情報データを再送するか否かを示す情報、および回線品質変動測定部13からの使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループに関する情報に基づいて、使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループを除いたサブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。また、再送データの拡散率を決定する。そして、回線品質が劣悪であると判断したサブキャリアを除いたサブキャリアのみに再送データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、誤り訂正符号化部1a,データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5,シンボルコピー部41,拡散処理部42,符号多重部43およびIFFT部6に通知する。一方、情報データを再送しないと通知された場合、または、情報データを再送すると通知された場合であっても使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループが通知されていない場合には、全サブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。そして、全サブキャリアに情報データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、誤り訂正符号化部1a,データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5,シンボルコピー部41,拡散処理部42,符号多重部43およびIFFT部6に通知する。
【0105】
図16は、実施の形態6の再送制御方法を実行可能な移動局の構成を示す図である。本実施の形態では、実施の形態3の図10の構成に加えて、さらに逆拡散処理部44,シンボル合成部45を設ける。なお、先に説明した実施の形態1〜5と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態3と異なる動作についてのみ説明する。
【0106】
逆拡散処理部44では、フォーマット情報検出部28bから通知されるフォーマット情報に基づいて、FFT部22から出力された各サブキャリアにおける周波数成分の信号に対して、上記拡散処理部42で用いられたOVSF符号を乗じることにより、所望の信号を、符号多重部43で符号多重された信号から分離する。
【0107】
シンボル合成部45では、上記フォーマット情報および回線品質推定部29から出力されるサブキャリア毎の回線品質推定結果に基づいて、逆拡散後の信号に対して、詳細には、上記シンボルコピー部41で拡散率に応じてコピーされたシンボル毎に、最大比合成を行う。そして、シンボル合成後の信号を、デインタリーブ部23に対して出力する。
【0108】
フォーマット情報検出部28bでは、受け取った制御データから、逆拡散処理,シンボル合成処理,デインタリーブ処理,P/S変換処理,フレーム分割処理,データ復調処理,パケット合成処理および誤り訂正復号化処理に必要な情報(フォーマット情報)を抽出し、その抽出結果を、逆拡散処理部44,シンボル合成部45,デインタリーブ部23,P/S変換部24,フレーム分割部25,データ復調部26,受信情報データバッファ部32および誤り訂正復号化部27aに通知する。
【0109】
このように、本実施の形態では、移動局が、基地局に対して再送要求とサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質情報を通知し、基地局が、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に応じて、回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当てるとともに、さらに、回線品質の劣悪なサブキャリア数またはサブキャリアグループ数に応じて、再送データの拡散率を決定して送信し、移動局が、逆拡散後の再送データを復調する。すなわち、データの初送時には全サブキャリアを使用し、データの再送時には回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアを使用するとともに、再送データの拡散率を変更する。これにより、同一サブキャリアが、データの初送時に引き続き、データの再送時においても周波数選択性フェージングの影響を受け、回線品質の劣化状態が続くような場合であっても、伝送信号の誤り耐性を向上させることができるため、HARQの時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を回線品質の劣化したサブキャリア以外のサブキャリアにて得ることができる。
【0110】
また、データの初送時とデータの再送時における同一サブキャリアの回線品質が時間的に変動している場合には、HARQによる時間ダイバーシチ効果が期待できるので、データ再送時においても全サブキャリアにデータを割り当てて送信する。これにより、HARQによる時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を得ることができ、かつスループットの低下を抑制することができる。
【0111】
また、本実施の形態では、初送時と比べて再送時に使用するサブキャリアの数が減少した場合であっても、再送データの拡散率を変更することが可能なため、再送データに割り当てるサブキャリアの数が不足することはない。これにより、HARQの時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を、回線品質の劣悪なサブキャリアを除いたサブキャリアにて得ることができる。
【0112】
なお、本実施の形態の再送制御方法では、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に応じて、再送時に回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当て、そして、再送データの拡散率を変更するか否かを選択することとしているが、これに限らず、たとえば、再送要求回数に応じて、回線品質が劣悪と判断されたサブキャリアの中から使用しないサブキャリアを決定し、使用しないと決定したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当て、そして、再送データの拡散率を変更するか否かを選択することとしてもよい。
【0113】
実施の形態7.
つぎに、実施の形態7の再送制御方法について説明する。ここでは、前述した実施の形態1、2、3、4、5または6と異なる動作についてのみ説明する。
【0114】
図17は、実施の形態7の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。本実施の形態では、実施の形態4の図13の構成に加えて、さらにシンボルコピー部41,拡散処理部42,符号多重部43を設ける。また、フォーマット決定部12eに符号多重数選択部46eを設ける。なお、先に説明した実施の形態1〜6と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態4と異なる動作についてのみ説明する。
【0115】
フォーマット決定部12eの符号多重数選択部46eでは、情報データを再送すると通知された場合、再送要求情報検出部11からの情報データを再送するか否かを示す情報、および回線品質変動測定部13からの使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループ情報に基づいて、再送データの符号多重数を初送データの符号多重数から変更するか否かを決定する。そして、フォーマット決定部12eに再送データの符号多重数を通知する。たとえば、初送データの符号多重数が1の場合、再送データ送信時に、回線品質情報検出部10から通知される使用しないサブキャリア数またはサブキャリアグループ数が全サブキャリア数の半分であれば、フォーマット決定部12eでは、再送データの符号多重数を2に決定する。
【0116】
送信情報データバッファ部17には、誤り訂正符号化部1aに対して出力する2値の情報データが格納されている。ここでは、再送要求情報検出部11から情報データを再送することが通知されると、格納されている情報データを送信順序番号等に基づいて取り出す。さらに、フォーマット決定部12eから出力されるフォーマット生成情報にて示される符号多重数に基づいて、取り出した情報データを分割し、その結果を再送データとして出力する。一方、情報データを再送しないこと、すなわち、受信側にて情報データが正しく受信された場合には、格納されている情報データを送信順序番号等に基づいて削除し、新たな情報データを出力する。
【0117】
符号多重部43では、上記フォーマット生成情報に基づいて、拡散処理後のデータを符号多重する。具体的にいうと、上記フォーマット生成情報にて示される再送データの符号多重数が2の場合は、図18に示すような多重数2のフレーム信号が生成され、各再送データが異なる直交符号で拡散され、符号多重される。そして、符号多重後のデータを、IFFT部6に通知する。なお、受信側では、拡散処理部42で乗じられるOVSF等の直交符号が異なれば、逆拡散処理を行うことにより符号多重後のデータを分離することができる。
【0118】
また、フォーマット決定部12eでは、情報データを再送すると通知された場合、再送要求情報検出部11からの情報データを再送するか否かを示す情報、および回線品質変動測定部13からの使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループに関する情報に基づいて、使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループを除いたサブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。また、再送データの符号多重数を決定する。そして、回線品質が劣悪であると判断したサブキャリアを除いたサブキャリアのみに再送データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、送信情報データバッファ部17,誤り訂正符号化部1a,データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5,シンボルコピー部41,拡散処理部42,符号多重部43およびIFFT部6に通知する。一方、情報データを再送しないと通知された場合、または、情報データを再送すると通知された場合であっても使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループが通知されていない場合には、全サブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。そして、全サブキャリアに情報データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、送信情報データバッファ部17,誤り訂正符号化部1a,データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5,シンボルコピー部41,拡散処理部42,符号多重部43およびIFFT部6に通知する。
【0119】
このように、本実施の形態では、移動局が、基地局に対して再送要求とサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質情報を通知し、基地局が、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に応じて、回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当てるとともに、さらに、回線品質の劣悪なサブキャリア数またはサブキャリアグループ数に応じて、再送データの符号多重数を決定して送信し、移動局が、逆拡散後の再送データを復調する。すなわち、データの初送時には全サブキャリアを使用し、データの再送時には回線品質の劣悪なサブキャリア以外のサブキャリアを使用するとともに、再送データの符号多重数を変更する。これにより、同一サブキャリアが、データの初送時に引き続き、データの再送時においても周波数選択性フェージングの影響を受け、回線品質の劣化状態が続くような場合であっても、伝送信号の誤り耐性を向上させることができるため、HARQの時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を回線品質の劣化したサブキャリア以外のサブキャリアにて得ることができる。
【0120】
また、データの初送時とデータの再送時における同一サブキャリアの回線品質が時間的に変動している場合には、HARQによる時間ダイバーシチ効果が期待できるので、データ再送時においても全サブキャリアにデータを割り当てて送信する。これにより、HARQによる時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を得ることができ、かつスループットの低下を抑制することができる。
【0121】
また、本実施の形態では、初送時と比べて再送時に使用するサブキャリアの数が減少した場合であっても、再送データの符号多重数を変更することが可能なため、再送データに割り当てるサブキャリアの数が不足することはない。これにより、HARQの時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を、回線品質の劣悪なサブキャリアを除いたサブキャリアにて得ることができる。
【0122】
なお、本実施の形態では、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に応じて、再送時に回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当て、そして、再送データの符号多重数を変更するか否かを選択することとしているが、これに限らず、たとえば、再送要求回数に応じて、回線品質が劣悪と判断されたサブキャリアの中から使用しないサブキャリアを決定し、使用しないと決定したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当て、そして、再送データの符号多重数を変更するか否かを選択することとしてもよい。
【0123】
実施の形態8.
つぎに、実施の形態8の再送制御方法について説明する。ここでは、前述した実施の形態1、2、3、4、5、6または7と異なる動作についてのみ説明する。
【0124】
図19は、実施の形態8の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。本実施の形態では、実施の形態7の図17の構成に加えて、さらに送信電力制御部48を設ける。また、フォーマット決定部12fに電力配分比決定部47fを設ける。なお、先に説明した実施の形態1〜7と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態7と異なる動作についてのみ説明する。
【0125】
フォーマット決定部12fの電力配分比決定部47fでは、情報データを再送すると通知された場合、再送要求情報検出部11からの情報データを再送するか否かを示す情報、および回線品質変動測定部13からの使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループに関する情報に基づいて、再送データを割り当てるサブキャリアの電力配分比を初送データの電力配分比から変更するか否かを決定する。そして、フォーマット決定部12fに再送データを割り当てるサブキャリア毎の電力配分比を通知する。たとえば、図20に示すように、初送データを割り当てる全サブキャリアの電力配分が一定の場合、フォーマット決定部12fでは、再送データ送信時に、回線品質情報検出部10から通知される使用しないサブキャリア数またはサブキャリアグループ数が全サブキャリア数の半分であれば、再送データを割り当てないサブキャリアの送信電力を一定値だけ下げて、その分の送信電力を、再送データを割り当てるサブキャリアに一律に割り当てることを決定する。
【0126】
送信電力制御部48では、フォーマット決定部12fから出力されるフォーマット生成情報にて示されるサブキャリア毎の電力配分比に基づいて、拡散処理部42から出力された拡散処理後のデータに送信電力を割り当てる。そして、送信電力制御が施されたデータを、符号多重部43に対して出力する。
【0127】
また、フォーマット決定部12fでは、情報データを再送すると通知された場合、再送要求情報検出部11からの情報データを再送するか否かを示す情報、および回線品質変動測定部13からの使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループに関する情報に基づいて、使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループを除いたサブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。また、再送データを割り当てるサブキャリア毎の電力配分比を決定する。そして、回線品質が劣悪であると判断したサブキャリアを除いたサブキャリアのみに再送データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、送信情報データバッファ部17,誤り訂正符号化部1a,データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5,シンボルコピー部41,拡散処理部42,送信電力制御部48,符号多重部43およびIFFT部6に通知する。一方、情報データを再送しないと通知された場合、または、情報データを再送すると通知された場合であっても使用しないサブキャリアまたはサブキャリアグループが通知されていない場合には、全サブキャリアを用いたフォーマットを使用することを決定する。そして、全サブキャリアに情報データを割り付けるためのフォーマット生成情報を、送信情報データバッファ部17,誤り訂正符号化部1a、データ変調部2,フレーム生成部3,S/P変換部4,インタリーブ部5,シンボルコピー部41,拡散処理部42,送信電力制御部48,符号多重部43およびIFFT部6に通知する。
【0128】
このように、本実施の形態では、移動局が、基地局に対して再送要求とサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質情報を通知し、基地局が、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に応じて、回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当てるとともに、さらに、回線品質の劣悪なサブキャリア数またはサブキャリアグループ数に応じて、再送データを割り当てるサブキャリア毎の電力配分を決定して送信し、移動局が、所定の送信電力制御が行われた再送データを復調する。すなわち、データの初送時には全サブキャリアを使用し、データの再送時には回線品質の劣悪なサブキャリア以外のサブキャリアを使用するとともに、再送データを割り当てるサブキャリア毎の電力配分を変更する。これにより、同一サブキャリアが、データの初送時に引き続き、データの再送時においても周波数選択性フェージングの影響を受け、回線品質の劣化状態が続くような場合であっても、伝送信号の誤り耐性を向上させることができるため、HARQの時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を回線品質の劣化したサブキャリア以外のサブキャリアにて得ることができる。
【0129】
また、データの初送時とデータの再送時における同一サブキャリアの回線品質が時間的に変動している場合には、HARQによる時間ダイバーシチ効果が期待できるので、データ再送時においても全サブキャリアにデータを割り当てて送信する。これにより、HARQによる時間ダイバーシチ効果および十分な符号化利得を得ることができ、かつスループットの低下を抑制することができる。
【0130】
また、本実施の形態では、再送時に回線品質の劣悪なサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当て、再送データに割り当てるサブキャリア毎の電力配分を変更することができるため、たとえば、良好なサブキャリアに対する電力配分を増やし、劣悪なサブキャリアに対する電力配分を減らすことにより、送信電力効率を大幅に向上させることができる。すなわち、受信側における再送データの信号電力対雑音電力密度を向上させることができる。
【0131】
なお、本実施の形態の再送制御方法では、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に応じて、再送時に回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当て、そして、再送データに割り当てるサブキャリア毎の電力配分を変更するか否かを選択することとしているが、これに限らず、たとえば、再送要求回数に応じて、回線品質が劣悪と判断されたサブキャリアの中から使用しないサブキャリアを決定し、使用しないと決定したサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当て、そして、再送データに割り当てるサブキャリア毎の電力配分を変更するか否かを選択することとしてもよい。
【0132】
【発明の効果】
以上、説明したとおり、請求項1の発明(本発明)によれば、受信側装置が、送信側装置に対して再送要求とサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質情報を通知し、送信側装置が、たとえば、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に基づいて、回線品質が劣悪であると判断したサブキャリア以外のサブキャリアに、再送データを割り当てて送信し、受信側装置が、回線品質の劣悪なサブキャリア以外のサブキャリアに割り当てられた再送データを復調する。これにより、同一サブキャリアが、データの初送時に引き続き、データの再送時においても周波数選択性フェージングの影響を受け、回線品質の劣化状態が続くような場合であっても、伝送信号の誤り耐性を向上させることができるため、ARQの時間ダイバーシチ効果を回線品質の劣悪なサブキャリア以外のサブキャリアにて得ることができる、という効果を奏する。また、データの初送時とデータの再送時における同一サブキャリアの回線品質が時間的に変動している場合には、ARQによる時間ダイバーシチ効果が期待できるので、データ再送時においても全サブキャリアにデータを割り当てて送信する。これにより、ARQによる時間ダイバーシチ効果を十分に得ることができ、かつスループットの低下を抑制することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる再送制御方法のサブキャリアの割り当て処理の概念を示す図である。
【図2】実施の形態1の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。
【図3】フレーム生成部によって生成されたフレーム信号の一例を示す図である。
【図4】回線品質の劣悪なサブキャリアまたはサブキャリアグループを除いたフォーマットを示す図である。
【図5】実施の形態1の再送制御方法を実行可能な移動局の構成を示す図である。
【図6】実施の形態2の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。
【図7】実施の形態2の具体的な再送制御方法を示す図である。
【図8】HARQの基本動作原理を示す図である。
【図9】実施の形態3の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。
【図10】実施の形態3の再送制御方法を実行可能な移動局の構成を示す図である。
【図11】誤り訂正符号化部の構成を示す図である。
【図12】誤り訂正復号化部の構成を示す図である。
【図13】実施の形態4の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。
【図14】実施の形態5の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。
【図15】実施の形態6の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。
【図16】実施の形態6の再送制御方法を実行可能な移動局の構成を示す図である。
【図17】実施の形態7の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。
【図18】実施の形態7のフレームフォーマットを示す図である。
【図19】実施の形態8の再送制御方法を実行可能な基地局の構成を示す図である。
【図20】送信電力制御の一例を示す図である。
【図21】従来のマルチキャリア移動体通信システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1,1a 誤り訂正符号化部、2 データ変調部、3 フレーム生成部、4 S/P(Serial/Parallel)変換部、5 インタリーブ部、6 IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部、7 GI(Guard Interval)挿入部、8 送信RF(Radio Frequency)部、9 受信RF部、10 回線品質情報検出部、11 再送要求情報検出部、12,12a,12b,12c,12d,12e,12f フォーマット決定部、13 回線品質変動測定部、14 送信要求回数カウンタ部、15a HARQ方式選択部、16b 再送データ分割決定部、17 送信情報データバッファ部、18c 適応変調方式選択部、19 適応変調部、20 受信RF部、21 GI除去部、22 FFT(Fast Fourier Transform)部、23 デインタリーブ部、24 P/S(Parallel/Serial)変換部、25 フレーム分割部、26 データ復調部、27,27a 誤り訂正復号化部、28,28a,28b フォーマット情報検出部、29 回線品質推定部、30 再送要求決定部、31 送信RF部、32 受信情報データバッファ部、40d 拡散率選択部、41 シンボルコピー部、42 拡散処理部、43 符号多重部、44 逆拡散処理部、45 シンボル合成部、46e 符号多重数選択部、47f 電力配分比決定部、48 送信電力制御部。

Claims (18)

  1. 受信側装置が、サブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の受信回線品質を測定し、当該回線品質を返信し、さらに、受信データに誤りがある場合に再送を要求する再送要求ステップと、
    再送を要求された送信側装置が、前記回線品質に関する所定の情報に基づいて使用しないと判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループ以外のサブキャリアを用いて、再送データを送信する送信ステップと、
    受信側装置が、前記使用しないと判断されたサブキャリアまたはサブキャリアグループ以外のサブキャリアに割り当てられた再送データを復調する復調ステップと、
    を含むことを特徴とする再送制御方法。
  2. 前記送信ステップにあっては、
    前記回線品質に関する所定の情報であるサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に基づいて、回線品質が劣悪かどうかを判断し、劣悪であると判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループを再送時に使用しないサブキャリアとして決定することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  3. 前記送信ステップにあっては、
    前記回線品質に関する所定の情報であるサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に基づいて、回線品質が劣悪かどうかを判断し、さらに、再送要求回数に基づいて、前記劣悪であると判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループの中から再送時に使用しないサブキャリアを決定することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  4. 前記送信ステップにあっては、
    前記回線品質に関する所定の情報であるサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に基づいて、回線品質が劣悪かどうかを判断し、劣悪であると判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループを再送時に使用しないサブキャリアとして決定し、さらに、前回の送信とは異なるパケット合成タイプを選択して送信することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  5. 前記送信ステップにあっては、
    前記回線品質に関する所定の情報であるサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に基づいて、回線品質が劣悪かどうかを判断し、劣悪であると判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループを再送時に使用しないサブキャリアとして決定し、さらに、再送データを分割して送信することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  6. 前記送信ステップにあっては、
    前記回線品質に関する所定の情報であるサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に基づいて、回線品質が劣悪かどうかを判断し、劣悪であると判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループを再送時に使用しないサブキャリアとして決定し、さらに、前回の送信とは異なる変調方式を選択して送信することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  7. 前記送信ステップにあっては、
    前記回線品質に関する所定の情報であるサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に基づいて、回線品質が劣悪かどうかを判断し、劣悪であると判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループを再送時に使用しないサブキャリアとして決定し、さらに、前回の送信とは異なる拡散率を選択して送信することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  8. 前記送信ステップにあっては、
    前記回線品質に関する所定の情報であるサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に基づいて、回線品質が劣悪かどうかを判断し、劣悪であると判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループを再送時に使用しないサブキャリアとして決定し、さらに、前回の送信とは異なる符号多重数を選択して送信することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  9. 前記送信ステップにあっては、
    前記回線品質に関する所定の情報であるサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質の変動に基づいて、回線品質が劣悪かどうかを判断し、劣悪であると判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループを再送時に使用しないサブキャリアとして決定し、さらに、再送時に使用しないサブキャリアに割り当てる電力配分を減らし、再送時に使用するサブキャリアに割り当てる電力配分を増やして送信することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  10. 前記送信ステップにあっては、
    さらに、再送要求回数に基づいて、前記劣悪であると判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループの中から再送時に使用しないサブキャリアを決定することを特徴とする請求項4〜9のいずれか一つに記載の再送制御方法。
  11. 誤り制御方式として自動再送制御方式を実現可能なデータ送信側の通信装置において、
    受信側の通信装置から受け取ったサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質に基づいて過去から現在までの所定回数分の回線品質の変動を測定し、当該測定結果に基づいて回線品質が劣悪かどうかを判断し、劣悪であると判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループを再送時に使用しないサブキャリアとして決定する回線品質変動測定手段と、
    前記決定した使用しないサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当てて送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  12. 誤り制御方式として自動再送制御方式を実現可能なデータ送信側の通信装置において、
    受信側の通信装置から受け取ったサブキャリア毎またはサブキャリアグループ毎の回線品質に基づいて過去から現在までの所定回数分の回線品質の変動を測定し、当該測定結果に基づいて回線品質が劣悪かどうかを判断し、さらに、受信側の通信装置から受け取った再送要求の回数に基づいて、前記劣悪であると判断したサブキャリアまたはサブキャリアグループの中から再送時に使用しないサブキャリアを決定する回線品質変動測定手段と、
    前記決定した使用しないサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当てて送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  13. さらに、前回の送信とは異なるパケット合成タイプを選択するパケット合成タイプ選択手段、
    を備え、
    前記送信手段は、前記決定した使用しないサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当てるとともに、前記選択されたパケット合成タイプで送信処理を行うことを特徴とする請求項11または12に記載の通信装置。
  14. さらに、再送データの分割サイズを決定する分割サイズ決定手段、
    を備え、
    前記送信手段は、前記決定した使用しないサブキャリア以外のサブキャリアに分割した再送データを割り当てて送信することを特徴とする請求項11または12に記載の通信装置。
  15. さらに、前回の送信とは異なる変調方式を選択する変調方式選択手段、
    を備え、
    前記送信手段は、前記決定した使用しないサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当てるとともに、前記選択された変調方式で変調処理を行うことを特徴とする請求項11または12に記載の通信装置。
  16. さらに、前回の送信とは異なる拡散率を選択する拡散率選択手段、
    を備え、
    前記送信手段は、前記決定した使用しないサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当てるとともに、前記選択された拡散率で拡散処理を行うことを特徴とする請求項11または12に記載の通信装置。
  17. さらに、前回の送信とは異なる符号多重数を選択する符号多重数選択手段、
    を備え、
    前記送信手段は、前記決定した使用しないサブキャリア以外のサブキャリアに再送データを割り当てるとともに、前記選択された符号多重数で符号多重処理を行うことを特徴とする請求項11または12に記載の通信装置。
  18. 前記送信手段は、
    再送時に使用しないサブキャリアに割り当てる電力配分を減らし、再送時に使用するサブキャリアに割り当てる電力配分を増やすように、電力配分を調整する送信電力制御手段、
    を備えることを特徴とする請求項11または12に記載の通信装置。
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