JP2016111643A - 通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送路環境によらず、低遅延で新たな制御パラメータでの送受信を開始できるようにすること。【解決手段】スレーブ装置150は、受信された第1データ信号から、複数のサブキャリアの各々における、伝送路のノイズの発生状況を示す伝送路推定結果を算出し、この伝送路推定結果に応じて、通信で使用される制御パラメータを示す制御パラメータデータを生成し、この制御パラメータデータに対して、伝送路推定結果に基づき、ノイズの発生状況が悪化したサブキャリアに乗せられる部分にダミーデータを挿入した冗長制御パラメータデータを生成し、この冗長制御パラメータデータをマスター装置110に送信し、マスター装置110は、受信された冗長制御パラメータデータからダミーデータを除去することで、制御パラメータデータを抽出する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム及び通信方法に関し、特に、伝送路環境に応じて制御パラメータを変更する通信システム及び通信方法に関する。
伝送路環境に応じて制御パラメータを変更する適応変調を用いたOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)通信方式では、送受信信号の変復調処理や誤り訂正処理等で用いる制御パラメータを伝送路環境に応じて変更する。例えば、非特許文献1で説明されるデジタル放送では、放送局(マスター)がTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration and Control)と呼ばれる制御情報を、下り通信の特定のサブキャリアで送信し、受信機(スレーブ)がTMCC信号で指定された制御パラメータで復調処理を施す。これにより、マスターが算出した最適な制御パラメータでの放送波の送受信を実現することができる。
伝送路環境に適応的に選択する制御パラメータとして、一次変調の変調方式、誤り訂正符号化方式、符号化率及び送信信号電力等が挙げられる。制御パラメータの種類に応じて、より綿密に伝送路環境に合わせたOFDM変調信号を生成することができる。一方で、制御パラメータが増大するため、特許文献1のように、圧縮した制御パラメータをスレーブからマスターへ送信する方式が提案されている。特許文献1では、制御パラメータをDCT(Discrete Cosine Transform)変換することで、非可逆圧縮ではあるが、大幅に情報量を削減している。
国際公開第2008/126764号(段落0012〜0013、図1)
標準規格 ARIB STD−B31、「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式」、社団法人 電波産業会、p.53−62
しかしながら、デジタル放送のようにマスターからの下り通信で制御情報を通知する場合、制御情報の復調処理及び誤り訂正処理等を施す必要があるために、新たな制御パラメータで復調を開始するまでに遅延が発生する。また、制御情報を圧縮して伝送効率を向上しても、伝送路環境が劣悪な帯域を使用することで、誤った制御情報が通知される場合がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、伝送路環境によらず、低遅延で新たな制御パラメータでの送受信を開始できるようにすることを目的とする。
本発明の一態様に係る通信システムは、第1データを複数のサブキャリアに乗せた第1データ信号を送信するマスター装置と、前記マスター装置から送信された第1データ信号を受信するスレーブ装置とを有する通信システムであって、前記スレーブ装置は、前記受信された第1データ信号から、前記複数のサブキャリアの各々における、伝送路のノイズの発生状況を示す伝送路推定結果を算出する伝送路推定部と、前記伝送路推定結果に応じて、前記マスター装置と前記スレーブ装置との間の通信で使用される制御パラメータを示す制御パラメータデータを生成する制御パラメータ生成部と、前記伝送路推定結果に基づいて、ノイズの発生状況が悪化したサブキャリアを示すサブキャリア情報を生成するサブキャリア情報生成部と、前記制御パラメータデータに対して、前記サブキャリア情報で示されるサブキャリアに乗せられる部分にダミーデータを挿入した冗長制御パラメータデータを生成するダミーデータ挿入部と、前記サブキャリア情報及び前記冗長制御パラメータデータを前記複数のサブキャリアに乗せた制御信号を生成して、当該生成された制御信号を前記マスター装置に送信する制御信号送信部と、を備え、前記マスター装置は、前記スレーブ装置から送信された制御信号を受信して、当該受信された制御信号から、前記サブキャリア情報及び前記冗長制御パラメータデータを取得する制御信号受信部と、前記取得されたサブキャリア情報に基づいて、前記取得された冗長制御パラメータデータから前記ダミーデータを除去することで、前記制御パラメータデータを抽出するダミーデータ除去部と、前記抽出された制御パラメータデータで示される制御パラメータを用いて、第2データを前記複数のサブキャリアに乗せた第2データ信号を生成して、前記スレーブ装置に送信するデータ信号送信部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る通信方法は、第1データを複数のサブキャリアに乗せた第1データ信号を受信し、前記受信された第1データ信号から、前記複数のサブキャリアの各々における、伝送路のノイズの発生状況を示す伝送路推定結果を算出し、前記伝送路推定結果に応じて、通信で使用する制御パラメータを示す制御パラメータデータを生成し、前記伝送路推定結果に基づいて、ノイズの発生状況が悪化したサブキャリアを示すサブキャリア情報を生成し、前記制御パラメータデータに対して、前記サブキャリア情報で示されるサブキャリアに乗せられる部分にダミーデータを挿入した冗長制御パラメータデータを生成し、前記サブキャリア情報及び前記冗長制御パラメータデータを前記複数のサブキャリアに乗せた制御信号を生成し、前記生成された制御信号を送信し、前記送信された制御信号を受信し、前記受信された制御信号から、前記サブキャリア情報及び前記冗長制御パラメータデータを取得し、前記取得されたサブキャリア情報に基づいて、前記取得された冗長制御パラメータデータから前記ダミーデータを除去することで、前記制御パラメータデータを抽出し、前記抽出された制御パラメータデータで示される制御パラメータを用いて、第2データを前記複数のサブキャリアに乗せた第2データ信号を生成し、前記生成された第2データを送信することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、伝送路環境によらず、低遅延で新たな制御パラメータでの送受信を開始することができる。
実施の形態1に係るOFDM通信システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるマスター装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における送信信号生成部の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における周波数領域信号生成部の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるサブキャリア情報の構成の一例を示す概略図である。 実施の形態1におけるスレーブ装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における制御パラメータバッファの構成の一例を示す概略図である。 実施の形態1において、冗長制御パラメータセットからダミーデータを除去するダミーデータ除去工程を示したフローチャートである。 実施の形態1において、制御パラメータセットを生成する制御パラメータ生成工程を示すフローチャート(その1)である。 実施の形態1において、制御パラメータセットを生成する制御パラメータ生成工程を示すフローチャート(その2)である。 実施の形態1において、制御パラメータセットにダミーデータを挿入するダミーデータ挿入工程を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るOFDM通信システムの利用例を示す概略図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る通信システムとしてのOFDM通信システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
OFDM通信システム100は、マスター装置110と、スレーブ装置150とを備える。マスター装置110と、スレーブ装置150とは、伝送路180を介して接続される。図1に示されるように、OFDM通信システム100のマスター装置110は、伝送路180を介して、データを複数のサブキャリアに乗せたデータ信号を送信する。また、スレーブ装置150は、伝送路180を介して、制御情報を複数のサブキャリアに乗せた制御信号を送信する。図1においては、マスター装置110とスレーブ装置150とは、有線接続されているが、無線接続されていてもよい。
なお、本実施の形態に係る通信方法は、OFDM通信システム100により実行される方法である。
図2は、マスター装置110の構成を概略的に示すブロック図である。
マスター装置110は、送信データSDと制御信号CSが入力され、制御信号CSに従って送信データSDを処理して、送信信号SSを出力する。マスター装置110に入力される送信データSDは、スレーブ装置150で使用されるデータである。送信データSDは、例えば、映像データ、音声データ、又は、映像データと音声データを多重化したデータ等のデータである。マスター装置110に入力される制御信号CSは、送信データSDから送信信号SSを生成する際に使用される制御情報を含む。制御信号CSは、例えば、誤り訂正方式、符号化率、多値変調数などを示す制御パラメータを含む。
図2に示されているように、マスター装置110は、送信データ記憶部としてのバッファ111と、データ信号送信部120と、制御信号処理部130とを備える。
バッファ111は、入力された送信データSDを記憶する。そして、バッファ111は、記憶された送信データSDをデータ信号送信部120に与える。
データ信号送信部120は、与えられた送信データSDを、制御信号処理部130から与えられる第2の制御パラメータセットに従ってOFDM変調し、変調された信号を送信信号SSとして出力する。
データ信号送信部120は、誤り訂正符号化部121と、データマップ部122と、送信信号生成部123とを備える。
誤り訂正符号化部121は、与えられた送信データSDに対して、第2の制御パラメータセットが示す誤り訂正方式及び符号化率を用いて、誤り訂正符号化処理を施して、処理後のデータをデータマップ部122に与える。
データマップ部122は、誤り訂正符号化部121から与えられたデータに対して、第2の制御パラメータセットが示す多値変調数に従い、多値変調を施し、周波数領域におけるOFDMシンボルを生成し、生成された信号を周波数領域の信号として送信信号生成部123に与える。
送信信号生成部123は、データマップ部122から与えられる周波数領域の信号から、送信信号SSを生成して、出力する。
図3は、送信信号生成部123の構成を概略的に示すブロック図である。
図3に示されるように、送信信号生成部123は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部123aと、直交変調部123bと、DAC(Digital−to−Analog Converter)部123cと、AFE(Analog Front End)部123dとを備える。
なお、図3の括弧内の符号は、スレーブ装置150における構成を示している。
IFFT部123aは、データマップ部122から与えられた周波数領域の信号を逆高速フーリエ変換によって時間領域の信号に変換し、さらにガードインターバル(GI)を挿入することで時間領域信号を生成し、この時間領域信号を直交変調部123bに与える。
直交変調部123bは、IFFT部123aから与えられた時間領域信号であるI(In−phase)相とQ(Quadrature−phase)相の複素ベースバンド信号を1軸の実信号に変換することでデジタル信号を生成し、このデジタル信号をDAC部123cに与える。
DAC部123cは、直交変調部123bから与えられたデジタル信号をアナログ信号に変換し、このアナログ信号をAFE部123dに与える。
AFE部123dは、DAC部123cから与えられたアナログ信号に対して、増幅器及びバンドパスフィルタによるゲイン調整、帯域制限を施す処理を行うことで送信信号SSを生成し、この送信信号SSをスレーブ装置150への下り通信のタイミングで伝送路180に出力する。
図2に戻り、制御信号処理部130は、受信したOFDM変調された制御信号CSを復調し、制御信号CSに含まれる第1の制御パラメータセットを抽出して、これを第2の制御パラメータセットに変換し、データ信号送信部120に与える。
制御信号処理部130は、制御信号受信部131と、サブキャリア情報解析部135と、ダミーデータ除去部136と、制御パラメータ解析部137とを備える。
制御信号受信部131は、スレーブ装置150から送信された制御信号CSを受信して、この制御信号CSからサブキャリア情報及び冗長制御パラメータセットを取得する。
制御信号受信部131は、周波数領域信号生成部132と、デマップ部133と、誤り訂正復号部134とを備える。
周波数領域信号生成部132は、制御信号CSから周波数領域の信号を生成し、この周波数領域信号をデマップ部133に与える。
図4は、周波数領域信号生成部132の構成を概略的に示すブロック図である。
図4に示されるように、周波数領域信号生成部132は、AFE部132aと、ADC(Analog−to−Digital)部132bと、直交復調部132cと、FFT(Fast Fourier Transform)部132dとを備える。
なお、図4の括弧内の符号は、スレーブ装置150における構成を示している。
AFE部132aは、入力された制御信号CSに対して、増幅器及びバンドパスフィルタによるゲイン調整及び帯域制限を施す処理を行い、処理後の信号をADC部132bに与える。
ADC部132bは、AFE部132aから与えられた処理後の信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信号を直交復調部132cに与える。
直交復調部132cは、ADC部132bから与えられたデジタル信号を復調し、ビット列データを制御情報としてFFT部132dに与える。
FFT部132dは、直交復調部132cから与えられた制御情報を高速フーリエ変換によって周波数領域の信号に変換し、この周波数領域の信号をデマップ部133に与える。
図2に戻り、デマップ部133は、周波数領域信号生成部132から与えられた周波数領域の信号に対して、予め定められた変調方式に従ってビット列データを生成するデマッピング処理を施す。本実施の形態においては、制御情報のデマッピング処理は、伝送レートの高い64QAMに従うこととするが、予めノイズ発生状況が把握されている場合、サブキャリアによって多値変調数を可変としても良い。この場合、デマップ部133は、使用する多値変調数を内部レジスタ等に保持し、デマッピング処理に応じて参照すれば良いが、後述するスレーブ装置150のデータマップ部176の多値変調数と一致している必要がある。
誤り訂正復号部134は、デマップ部133から与えられたビット列データに対して、予め定められた誤り訂正復号方式に従って誤り訂正復号処理を施す。そして、誤り訂正復号部134は、スレーブ装置150からの上り通信のうち、予め定められたシンボルで送信されたビット列データを、サブキャリア情報としてサブキャリア情報解析部135に与える。また、誤り訂正復号部134は、その他のシンボルで送信されたビット列データを、冗長制御パラメータセットとして冗長制御パラメータバッファBdcp(図示しない)に記録する。冗長制御パラメータバッファBdcpは、誤り訂正復号部134内に設けられていてもよく、誤り訂正復号部134の外に設けられていてもよい。
なお、誤り訂正復号部134は、スレーブ装置150からの上り通信のうち、シンボル単位でサブキャリア情報と冗長制御パラメータセットとを切替えているが、このような例に限定されない。例えば、誤り訂正復号部134は、スレーブ装置150からの上り通信のうち、予め定められたサブキャリアで切替えを行ってもよい。
サブキャリア情報解析部135は、誤り訂正復号部134から与えられたサブキャリア情報から、ノイズ発生状況の悪化したサブキャリアをダミーデータ除去部136に通知する。例えば、サブキャリア情報解析部135は、ダミーデータ除去部136から、グループ番号の通知を受け、サブキャリア情報を参照することで、通知されたグループ番号に対応する、ノイズの発生状況の悪化したサブキャリアグループの先頭のサブキャリア番号と、当該グループのサブキャリア数とをダミーデータ除去部136に通知する。
図5は、サブキャリア情報としてのビット列データの構成の一例を示す概略図である。
伝送路180で発生するノイズは、例えば白色雑音のように広い帯域幅で分布する。従って、連続する複数のサブキャリアに渡って振幅と位相の歪みが発生する。このことから、サブキャリア情報は、ノイズ発生状況の悪化した複数の連続するサブキャリア群を1つのグループとした、グループ単位の情報になっている。これにより、サブキャリア情報の情報量を削減することができる。
図5に示されるように、サブキャリア情報は、全グループ数を示すグループ数情報としてのEGRPnumが先頭に配置されており、その後に、ノイズ発生状況の悪化したサブキャリアのグループを示すグループ情報としのGIFが配置されている。グループ情報GIFは、グループ毎に、グループの先頭のサブキャリア番号と、グループに含まれるサブキャリア数との組を1組とした、一連のデータとして構成される。なお、本実施の形態においてサブキャリア情報では、グループの先頭のサブキャリア番号が昇順となるように並べられている。
図2に戻り、ダミーデータ除去部136は、サブキャリア情報解析部135から入力されたサブキャリア情報と、デマップ部133がデータのデマッピングに使用した多値変調数を示すマッピング情報MIFに従って、冗長制御パラメータバッファBdcpに格納された冗長制御パラメータセットからダミーデータを除去した第1の制御パラメータセットを生成し、この第1の制御パラメータを制御パラメータ解析部137に与える。第1の制御パラメータセットは、通信で使用される複数の制御パラメータを示す第1の制御パラメータデータである。
制御パラメータ解析部137は、ダミーデータ除去部136から与えられた第1の制御パラメータセットを、誤り訂正符号化部121及びデータマップ部122にそれぞれ設定可能な形式に変換することで、第2の制御パラメータセットを生成する。そして、制御パラメータ解析部137は、第2の制御パラメータセットをデータ信号送信部120に与える。
以上に記載されたマスター装置110は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積ロジックICによりハード的に実現されていてもよく、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)等によりソフトウェア的に実現されていてもよい。
また、マスター装置110の一部が、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサと、記憶装置としてのメモリとを備えるコンピュータにより実現されていてもよい。例えば、バッファ111が、CPUがメモリを利用することで実現されてもよく、データ信号送信部120及び制御信号処理部130の一部又は全部が、CPUがメモリに記憶されているプログラムを実行することで実現されてもよい。
図6は、スレーブ装置150の構成を概略的に示すブロック図である。
スレーブ装置150は、マスター装置110からの受信信号RSが入力され、受信信号RSを解析して生成した制御情報に従って受信信号RSを処理して、受信データRDと、制御情報をOFDM信号に変換した制御信号CSとを出力する。
図6に示されているように、スレーブ装置150は、データ信号受信部160と、制御信号生成部170と、受信データ記憶部としてのバッファ151とを備える。
データ信号受信部160は、入力された受信信号RSから伝送路180のノイズの発生状況を示す伝送路推定結果を算出し、制御信号生成部170に与える。また、データ信号受信部160は、制御信号生成部170から与えられる第3の制御パラメータセットを変換した第4の制御パラメータセットに従って、入力された受信信号RSをOFDM復調し、復調されたデータを受信データRDとしてバッファ151に記憶する。
データ信号受信部160は、周波数領域信号生成部161と、伝送路推定部162と、等化部163と、受信データ生成部164と、受信パラメータ制御部167とを備える。
周波数領域信号生成部161は、図4に示されているように、AFE部161aと、ADC部161bと、直交復調部161cと、FFT部161dとを備える。周波数領域信号生成部161は、マスター装置110の周波数領域信号生成部132と同様の機能及び構成を持つため、詳細な説明を割愛する。
周波数領域信号生成部161は、AFE部161aで、OFDM変調された受信信号RSに対して増幅器等でゲイン調整等を施し、処理後の信号をADC部161bに与える。ADC部161bは、AFE部161aから与えられた信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信号を直交復調部161cに与える。直交復調部161cは、ADC部161bから与えられたデジタル信号を復調し、復調されたビット列データをFFT部161dに与える。FFT部161dは、直交復調部161cから与えられたビット列データを高速フーリエ変換によって周波数領域の信号に変換し、この周波数領域信号を伝送路推定部162及び等化部163に与える。
図6に戻り、伝送路推定部162は、周波数領域信号生成部161から与えられた周波数領域信号から、伝送路のノイズの発生状況を示す伝送路推定結果をサブキャリア毎に算出し、伝送路推定部162が保持する内部メモリ(図示しない)に記録する。
等化部163は、伝送路推定部162の内部メモリに記録されている伝送路推定結果を参照し、周波数領域信号生成部161から与えられた周波数領域の信号の伝送路歪みを補正し、補正したビット列データを受信データ生成部164に与える。
受信データ生成部164は、等化部163から与えられたビット列データから、受信データRDを生成する。
受信データ生成部164は、デマップ部165と、誤り訂正復号部166とを備える。
デマップ部165は、等化部163から与えられたビット列データに対して、第4の制御パラメータセットが示す多値変調数に従って、デマッピング処理を施し、処理後のビット列データを誤り訂正復号部166に与える。
誤り訂正復号部166は、デマップ部165から与えられた処理後のビット列データに対して、第4の制御パラメータセットが示す誤り訂正方式及び符号化率を用いて誤り訂正復号処理を施して受信データRDを生成し、この受信データRDをバッファ151に記憶させる。
バッファ151は、誤り訂正復号部166から与えられる受信データRDを記憶する。
受信パラメータ制御部167は、制御信号生成部170から与えられた第3の制御パラメータセットを、受信データ生成部164が設定可能な形式に変換した第4の制御パラメータセットを、受信データ生成部164に与える。
制御信号生成部170は、データ信号受信部160からの伝送路推定結果に基づき、ノイズ発生状況の悪化したサブキャリアを示すサブキャリア情報と、ノイズ発生状況の変化したサブキャリアに対して新たに設定する第3の制御パラメータセットとを生成する。そして、制御信号生成部170は、第3の制御パラメータセットをデータ信号受信部160に与えるとともに、サブキャリア情報及び第3の制御パラメータセットを含む制御情報をOFDM変調した制御信号CSをマスター装置110へ出力する。
制御信号生成部170は、サブキャリア情報生成部171と、制御パラメータ生成部172と、ダミーデータ挿入部173と、制御信号送信部174とを備える。
サブキャリア情報生成部171は、伝送路推定部162の内部メモリに記録されている伝送路推定結果に基づいて、ノイズの発生状況が悪化したサブキャリアを示すサブキャリア情報を生成する。例えば、サブキャリア情報生成部171は、伝送路推定部162の内部メモリに記録されている伝送路推定結果を参照し、ノイズ発生状況の悪化したサブキャリア群の先頭のサブキャリアを示すサブキャリア番号と、このサブキャリア群に含まれるサブキャリア数とを含むサブキャリア情報(図5参照)を生成する。そして、サブキャリア情報生成部171は、このサブキャリア情報を制御信号送信部174及びダミーデータ挿入部173に与える。
制御パラメータ生成部172は、伝送路推定部162の内部メモリに記録されている伝送路推定結果に応じて、マスター装置110とスレーブ装置150との間の通信で使用される制御パラメータを示す制御パラメータデータを生成する。例えば、制御パラメータ生成部172は、伝送路推定部162の内部メモリに記録されている伝送路推定結果を参照し、サブキャリア毎に新たに設定する制御パラメータを算出する。制御パラメータ生成部172は、受信パラメータ制御部167が保持する制御パラメータセットを参照し、新たに設定する制御パラメータが、受信パラメータ制御部167で保持されている制御パラメータと異なるサブキャリアを特定する。そして、制御パラメータ生成部172は、特定されたサブキャリアと、特定されたサブキャリアに対して新たに設定する制御パラメータとを含む第3の制御パラメータセットを生成し、この第3の制御パラメータセットを制御パラメータバッファBcp(図示しない)に記録させる。第3の制御パラメータセットは、通信で使用される複数の制御パラメータを示す第3の制御パラメータデータである。制御パラメータバッファBcpは、制御パラメータ生成部172の内部に備えられていてもよく、制御パラメータ生成部172の外部に備えられていてもよい。
図7は、制御パラメータバッファBcpの構成の一例を示す概略図である。
第3の制御パラメータセットは、情報量を抑えるため、ノイズ発生状況の変化した複数の連続するサブキャリアを1つのグループとして、グループ単位で制御パラメータを示す。そこで、図7に示されるように、制御パラメータバッファBcpは、グループ数GRPnumと、グループ毎の情報を含むグループ情報GRPIFとを有する。グループ情報GRPIFは、グループ毎に、N番目のグループを示すグループNの先頭のサブキャリア番号GCno(N)と、グループNのサブキャリア数GCnum(N)と、グループNの新たな制御パラメータGPTno(N)とで構成される。ここで、Nは、1以上の整数である。
図6に戻り、ダミーデータ挿入部173は、サブキャリア情報生成部171から入力されたサブキャリア情報と、データマップ部176がデータの割り付けを行う際に使用する多値変調数を示すマッピング情報MIFとに従って、制御パラメータバッファBcpに格納された第3の制御パラメータセットにダミーデータを挿入することで、冗長制御パラメータセットを生成する。ここで、ダミーデータ挿入部173は、第3の制御パラメータセットに対して、サブキャリア情報で示されるサブキャリアに乗せられる部分にダミーデータを挿入する。そして、ダミーデータ挿入部173は、この冗長制御パラメータセットを制御信号送信部174に与える。冗長制御パラメータセットは、第3の制御パラメータセット(第3の制御パラメータデータ)にダミーデータが挿入された冗長制御パラメータデータである。
制御信号送信部174は、サブキャリア情報及び冗長制御パラメータセットを含む制御情報を複数のサブキャリアに乗せた制御信号CSを生成して、それをマスター装置110へ送信する。
制御信号送信部174は、誤り訂正符号化部175と、データマップ部176と、送信信号生成部177とを備える。
誤り訂正符号化部175は、サブキャリア情報生成部171から入力されたサブキャリア情報と、制御パラメータ生成部172から入力された冗長制御パラメータセットとを含む制御情報に対して、予め定められた誤り訂正方式及び符号化率を用いて誤り訂正符号化処理を施し、処理後の制御情報をデータマップ部176に与える。
データマップ部176は、誤り訂正符号化部175から入力された処理後の制御情報に対して、予め定められた多値変調数に従って多値変調を施し、周波数領域におけるOFDMシンボルを生成し、このOFDMシンボルを送信信号生成部177に与える。データマップ部176が使用する予め定められた多値変調数は、実施の形態1では、伝送レートの高い64QAM等の変調方式に従うが、この例に限られない。例えば、サブキャリア情報を送信するシンボルと、第3の制御パラメータセットを送信するシンボルとで変調方式が切り替えられてもよい。この場合、サブキャリア情報を送信するシンボルでは、ノイズ耐性に優れたBPSK(Binary Phase Shift Keying)が用いられ、第3の制御パラメータセットを送信するシンボルでは、伝送レートの高い64QAMが用いられてもよい。なお、スレーブ装置150のデータマップ部176が使用する多値変調数と、マスター装置110のデマップ部133とが使用する多値変調数とは一致している必要がある。なお、マスター装置110及びスレーブ装置150は、出力を行わないアイドル期間に、双方の多値変調数の設定を完了することで、同期をとることができる。このように、送信する情報に応じて変調方式を切り替えることで、誤りの発生をより抑制する必要のあるサブキャリア情報と、情報量が大きくなる可能性のある第3の制御パラメータセットとを、マスター装置110への上り通信に割り当てられたシンボルの範囲内で送ることができる。
送信信号生成部177は、データマップ部176から与えられるOFDMシンボルから、制御信号CSを生成する。
図3に示されているように、送信信号生成部177は、IFFT部177aと、直交変調部177bと、DAC部177cと、AFE部177dとを備える。送信信号生成部177は、マスター装置110の送信信号生成部123と同様の機能及び構成を持つため、詳細な説明を割愛する。
送信信号生成部177は、IFFT部177aで、データマップ部176から与えられるOFDMシンボルを周波数領域から時間領域の信号に変換し、この時間領域の信号を直交変調部177bに与える。直交変調部177bは、与えられたI相とQ相の2軸の時間領域信号を1軸の実信号に変換し、この実信号をDAC部177cに与える。DAC部177cは、与えられた実信号をアナログ信号に変換し、このアナログ信号をAFE部177dに与える。AFE部177dは、増幅器等でゲイン調整等を施すことで生成した信号を、制御信号CSとしてマスター装置110への上り通信のタイミングで伝送路180に出力する。
以上に記載されたスレーブ装置150は、例えば、ASIC、FPGA等の集積ロジックICによりハード的に実現されていてもよく、あるいは、DSP等によりソフトウェア的に実現されていてもよい。
また、マスター装置110の一部が、CPU等のプロセッサと、記憶装置としてのメモリとを備えるコンピュータにより実現されていてもよい。例えば、バッファ151が、CPUがメモリを利用することで実現されてもよく、データ信号受信部160及び制御信号生成部170の一部又は全部が、CPUがメモリに記憶されているプログラムを実行することで実現されてもよい。
図8は、マスター装置110におけるダミーデータ除去部136が、冗長制御パラメータセットからダミーデータを除去するダミーデータ除去工程を示したフローチャートである。本実施の形態1においてマッピング情報MIFは、送信する制御パラメータセットを、先頭ビットから順にサブキャリア番号の小さいサブキャリアに割り付けることを示しているものとする。なお、図8に示される変数名は、図5に示されるサブキャリア情報の構成要素名と共通である。ダミーデータ除去工程は、誤り訂正復号部134が冗長制御パラメータセットの生成を完了すると、ダミーデータの除去を開始する。
ダミーデータ除去部136は、まず、ダミーデータの除去に使用する変数に初期値を設定する(S10)。ここでは、対象サブキャリア番号CCno、対象グループ番号Gcnt、サブキャリアカウンタCcnt及び対象バッファアドレスNdpbが、それぞれ初期化される。
そして、ダミーデータ除去部136は、ダミーデータ除去の判定対象とされる対象サブキャリア番号CCnoが、ダミーデータ除去の判定対象とされる対象グループ番号Gcntが示すグループの先頭のサブキャリア番号EGCno(Gcnt)に到達するまで、ダミーデータを除去する必要がないため、冗長制御パラメータセットの出力処理を行う。
冗長制御パラメータセットの出力処理では、まず、ダミーデータ除去部136は、対象グループ番号Gcntが、サブキャリア情報の先頭に示されるグループ数EGRPnumより小さいかどうか判定する(S11)。対象グループ番号Gcntがグループ数EGRPnumより小さければ(S11でYes)、処理はステップS12に進み、対象グループ番号Gcntがグループ数EGRPnum以上であれば(S11でNo)、処理はステップS19に進む。
ステップS12では、ダミーデータ除去部136は、対象サブキャリア番号CCnoが、グループ番号Gcntの先頭サブキャリア番号EGCno(Gcnt)よりも小さいか否かを判断する。対象サブキャリア番号CCnoが先頭サブキャリア番号EGCno(Gcnt)よりも小さい場合(S12でYes)には、処理はステップS13に進む。対象サブキャリア番号CCnoが先頭サブキャリア番号EGCno(Gcnt)以上の場合(S12でNo)には、処理はステップS14に進み、以降、ダミーデータの除去処理が行われる。
ステップS13では、ダミーデータ除去部136は、冗長制御パラメータバッファBdcpにおいて、対象バッファアドレスNdpbに保持されている冗長制御パラメータセットを制御パラメータ解析部137に与える。また、ダミーデータ除去部136は、対象サブキャリア番号CCnoと対象バッファアドレスNdpbをインクリメントする。
ステップS12において、対象サブキャリア番号CCnoが、先頭サブキャリア番号EGCno(Gcnt)以上、言い換えると、対象サブキャリア番号CCnoが、サブキャリア情報で示されるノイズ発生状況の悪化したサブキャリア番号に該当している場合(S12でNo)には、処理はステップS14に進む。ステップS14では、ダミーデータ除去部136は、サブキャリア数をカウントするサブキャリアカウンタCcntをリセットする。
次に、ダミーデータ除去部136は、サブキャリアカウンタCcntが、サブキャリア情報で示される、対象グループ番号Gcntのサブキャリア数EGCnum(Gcnt)以下であるか否かを判定する(S15)。サブキャリアカウンタCcntがサブキャリア数EGCnum(Gcnt)以下の場合(S15でYes)には、処理はステップS16に進み、サブキャリアカウンタCcntがサブキャリア数EGCnum(Gcnt)よりも大きい場合(S15でNo)には、処理はステップS18に進む。
ステップS16では、ダミーデータ除去部136は、対象バッファアドレスNdpbに保持されている冗長制御パラメータセットを出力せずに対象サブキャリア番号CCnoをインクリメントする。この処理により、ダミーデータ除去部136は、冗長制御パラメータセットからダミーデータを除去することができる。
そして、ダミーデータ除去部136は、サブキャリアカウンタCcntと対象バッファアドレスNdpbをインクリメントする(S17)。そして、処理は、ステップS15に戻る。
ステップS18では、ダミーデータ除去部136は、対象グループ番号Gcntをインクリメントする。そして、処理はステップS11に戻る。
ステップS11で、対象グループ番号Gcntが、サブキャリア情報で示されるグループ数EGRPnum以上である場合(S11でNo)には、処理はステップS19に進む。ステップS19以降では、冗長制御パラメータセットには、ダミーデータが含まれていないため、全てのデータを出力する処理が行われる。
ステップS19では、ダミーデータ除去部136は、対象サブキャリア番号CCnoが、最終サブキャリア番号よりも小さいか否かを判断する。対象サブキャリア番号CCnoが最終サブキャリア番号よりも小さい場合(S19でYes)には、処理はステップS20に進み、対象サブキャリア番号CCnoが最終サブキャリア番号以上の場合(S19でNo)には、ダミーデータ除去工程の処理は終了する。
ステップS20では、ダミーデータ除去部136は、冗長制御パラメータバッファBdcpにおいて、対象バッファアドレスNdpbに保持されている冗長制御パラメータセットを制御パラメータ解析部137に与える。また、ダミーデータ除去部136は、対象サブキャリア番号CCnoと対象バッファアドレスNdpbをインクリメントする。そして、処理はステップS19に戻る。
以上のように、ノイズ発生状況の悪化したサブキャリアで送信されたビット列データを除去することで、マスター装置110は、第1の制御パラメータセットを確実に得ることができる。
図9及び図10は、スレーブ装置150の制御パラメータ生成部172が、第3の制御パラメータセットを生成する制御パラメータ生成工程を示すフローチャートである。図9及び図10では、説明を簡単にするため、第3の制御パラメータセットのうち多値変調数を生成する場合の例を説明する。
伝送路推定部162が全サブキャリアの伝送路推定結果の算出を完了すると、制御パラメータ生成工程が開始される。
制御パラメータ生成部172は、まず、制御パラメータの生成に使用する変数に初期値を設定する(S30)。例えば、制御パラメータ生成部172は、対象バッファアドレスNpb、対象サブキャリア番号CCno、累積グループ数Gnum、バッファライトフラグFbw及び累積サブキャリア数Cgnumを初期化する。
次に、制御パラメータ生成部172は、多値変調数を算出する対象である対象サブキャリア番号CCnoが、使用する最大のサブキャリア番号(最終サブキャリア番号)よりも小さいか否かを判断する(S31)。対象サブキャリア番号CCnoが最終サブキャリア番号よりも小さい場合(S31でYes)には、処理はステップS32に進み、対象サブキャリア番号CCnoが最終サブキャリア番号以上の場合(S31でNo)には、処理はステップS52に進む。
ステップS32〜ステップS38では、制御パラメータ生成部172は、伝送路推定部162の内部メモリから読み出される伝送路推定結果のうち、対象サブキャリア番号CCnoの伝送路推定結果の示す数値の大きさにより、新たな多値変調数Qcurを決定する。本実施の形態では、伝送路推定部162が算出する伝送路推定結果は、その数値の大きさによって多値変調数の決定に使用できるものとするが、これに限らない。
ステップS32では、制御パラメータ生成部172は、対象サブキャリア番号CCnoの伝送路推定結果の示す数値が、64QAMに対応するしきい値以上であるか否かを判断する。この数値がこのしきい値以上である場合(S32でYes)には、処理はステップS33に進み、この数値がこのしきい値よりも小さい場合(S32でNo)には、処理はステップS34に進む。
ステップS33では、制御パラメータ生成部172は、新たな多値変調数Qcurを64QAMに決定する。そして、処理は図10のステップS40に進む。
ステップS34では、制御パラメータ生成部172は、対象サブキャリア番号CCnoの伝送路推定結果の示す数値が、16QAMに対応するしきい値以上であるか否かを判断する。この数値がこのしきい値以上である場合(S34でYes)には、処理はステップS35に進み、この数値がこのしきい値よりも小さい場合(S34でNo)には、処理はステップS36に進む。
ステップS35では、制御パラメータ生成部172は、新たな多値変調数Qcurを16QAMに決定する。そして、処理は図10のステップS40に進む。
ステップS36では、制御パラメータ生成部172は、対象サブキャリア番号CCnoの伝送路推定結果の示す数値が、QPSKに対応するしきい値以上であるか否かを判断する。この数値がこのしきい値以上である場合(S36でYes)には、処理はステップS37に進み、この数値がこのしきい値よりも小さい場合(S36でNo)には、処理はステップS38に進む。
ステップS37では、制御パラメータ生成部172は、新たな多値変調数QcurをQPSKに決定する。そして、処理は図10のステップS40に進む。
ステップS38では、制御パラメータ生成部172は、新たな多値変調数Qcurをキャリアマスクに決定する。ここで、キャリアマスクは、対象サブキャリア番号CCnoに対応するサブキャリアのノイズ発生状況が劣悪なため、そのようなサブキャリアを使用しないことを意味する。そして、処理は図10のステップS40に進む。
図10のステップS40では、制御パラメータ生成部172は、新たな多値変調数Qcurが、受信パラメータ制御部167に保持されている、対象サブキャリア番号CCnoの多値変調数Qpre(CCno)と比較して、これらが一致するか否かを判断する。新たな多値変調数Qcurが多値変調数Qpre(CCno)と異なる場合(S40でNo)には、処理はステップS41に進み、新たな多値変調数Qcurが多値変調数Qpre(CCno)と同じ場合(S40でYes)には、処理はステップS49に進む。
ステップS41では、制御パラメータ生成部172は、累積グループ数Gnumが初期値であるか否かを判断する。累積グループ数Gnumが初期値である場合(S41でYes)には、処理はステップS42に進み、累積グループ数Gnumが初期値ではない場合(S41でNo)には、処理はステップS43に進む。
ステップS42では、制御パラメータ生成部172は、新たな多値変調数Qcurを累積グループ数Gnumに対応するグループの多値変調数Qgrpに設定し、対象サブキャリア番号CCnoを累積グループ数Gnumの先頭サブキャリア番号TCnoに設定し、ライトフラグFbwを、制御パラメータの書き込みが未実施であることを示す「1」に設定する。また、制御パラメータ生成部172は、累積グループ数Gnumをインクリメントする。そして、処理は、ステップS47に進む。
ステップS41で、累積グループ数Gnumが初期値ではない場合(S41でNo)には、処理はステップS43に進む。ステップS43では、制御パラメータ生成部172は、新たな多値変調数Qcurが、累積グループ数Gnumに対応するグループ多値変調数Qgrpと一致するか否かを判断する。新たな多値変調数Qcurが多値変調数Qgrpと一致しない場合(S43でNo)には、処理はステップS44に進み、新たな多値変調数Qcurが多値変調数Qgrpと一致する場合(S43でYes)には、処理はステップS47に進む。
ステップS44では、制御パラメータ生成部172は、バッファライトフラグFbwが「1」であるか否かを判断する。バッファライトフラグFbwが「0」である場合(S44でNo)には、処理はステップS42に進み、バッファライトフラグFbwが「1」である場合(S44でYes)には、処理はステップS45に進む。
ステップS45では、制御パラメータ生成部172は、制御パラメータバッファBcpの対象バッファアドレスNpbに、先頭サブキャリア番号TCnoを累積グループ数Gnumの先頭サブキャリア番号GCno(Gnum)として、累積サブキャリア数Cgnumを累積グループ数Gnumのキャリア数GCnum(Gnum)として、グループ多値変調数Qgrpを累積グループ数Gnumの設定値GPTno(Gnum)として書き込む。
制御パラメータ生成部172は、累積サブキャリア数Cgnumを「0」にリセットし、対象バッファアドレスNpbをインクリメントする(S46)。そして、処理は、ステップS42に進む。
ステップS47では、制御パラメータ生成部172は、累積グループ数Gnumに対応する累積サブキャリア数Cgnumをインクリメントする。
さらに、制御パラメータ生成部172は、次のサブキャリアの多値変調数の算出へと進むため、対象サブキャリア番号CCnoをインクリメントする(S48)。そして、処理は、図9のステップS31に戻る。
また、ステップS40において、新たな多値変調数Qcurが多値変調数Qpre(CCno)と同じ場合(S40でYes)には、処理はステップS49に進む。ステップS49では、制御パラメータ生成部172は、バッファライトフラグFbwが「1」であるか否かを判断する。バッファライトフラグFbwが「1」である場合(S49でYes)には、処理はステップS50に進み、バッファライトフラグFbwが「0」である場合(S49でNo)には、処理はステップS48に進む。
ステップS50では、制御パラメータ生成部172は、制御パラメータバッファBcpの対象バッファアドレスNpbに、先頭サブキャリア番号TCnoを累積グループ数Gnumの先頭サブキャリア番号GCno(Gnum)として、累積サブキャリア数Cgnumを累積グループ数Gnumのキャリア数GCnum(Gnum)として、グループ多値変調数Qgrpを累積グループ数Gnumの設定値GPTno(Gnum)として書き込む。
制御パラメータ生成部172は、累積サブキャリア数Cgnumを「0」にリセットし、バッファライトフラグFbwに「0」をセットし、対象バッファアドレスNpbをインクリメントする(S51)。そして、処理は、ステップS48に進む。
また、図9のステップS31において、対象サブキャリア番号CCnoが最終サブキャリア番号以上の場合(S31でNo)には、処理はステップS52に進む。ステップS52では、制御パラメータ生成部172は、制御パラメータバッファBcpにおいて、累積グループ数Gnumをグループ数GRPnumとして、先頭のアドレスに書き込み、制御パラメータ生成工程を終了する。
以上のように、制御パラメータ生成工程は、ノイズ発生状況の変化した複数の連続するサブキャリア群のうち、新たに同じ多値変調数に設定する必要のあるサブキャリア群を1つのグループとした、グループ単位での制御パラメータを設定する。これにより、第3の制御パラメータセットは、全サブキャリアの制御パラメータセットを保持する場合と比較して情報量を抑えることができる。
図11は、スレーブ装置150のダミーデータ挿入部173が、第3の制御パラメータセットにダミーデータを挿入するダミーデータ挿入工程を示すフローチャートである。
実施の形態1においてマッピング情報MIFは、送信する第3の制御パラメータセットを、先頭ビットから順にサブキャリア番号の小さいサブキャリアに割り付けることを示しているものとする。なお、図11に示される変数名は、図5に示されているサブキャリア情報の構成要素名と共通である。
制御パラメータ生成部172が、第3の制御パラメータセットの生成を完了すると、ダミーデータ挿入部173は、ダミーデータ挿入工程を開始する。
ダミーデータ挿入部173は、まず、ダミーデータの挿入に使用する変数に初期値を設定する(S60)。例えば、ダミーデータ挿入部173は、対象サブキャリア番号CCno、対象グループ番号Gcnt、サブキャリアカウンタCcnt及び対象バッファアドレスNpbを初期化する。そして、ダミーデータ挿入部173は、対象サブキャリア番号CCnoが、対象グループ番号Gcntが示すグループの先頭のサブキャリア番号に到達するまで、ダミーデータを挿入する必要がないため、第3の制御パラメータセットの割り当て処理を行う。
第3の制御パラメータセットの割り当て処理では、まず、ダミーデータ挿入部173は、対象グループ番号Gcntが、サブキャリア情報の先頭に示されるグループ数EGRPnumより小さいかどうか判定する(S61)。対象グループ番号Gcntがグループ数EGRPnumより小さければ(S61でYes)、処理はステップS62に進み、対象グループ番号Gcntがグループ数EGRPnum以上であれば(S61でNo)、処理はステップS70に進む。
ステップS62では、ダミーデータ挿入部173は、データが割り付けられる対象となるサブキャリアを示す対象サブキャリア番号CCnoが、対象グループ番号Gcntの先頭サブキャリア番号EGCno(Gcnt)より小さいか否かを判断する。対象サブキャリア番号CCnoが先頭サブキャリア番号EGCno(Gcnt)より小さい場合(S62でYes)には、処理はステップS63に進み、対象サブキャリア番号CCnoが先頭サブキャリア番号EGCno(Gcnt)以上であれば(S62でNo)、処理はステップS64に進む。
ステップS63では、ダミーデータ挿入部173は、ダミーデータを挿入せず、制御パラメータバッファBcpの対象バッファアドレスNpbに保持されている制御パラメータセットを対象サブキャリア番号CCnoのサブキャリアに割り付け、対象サブキャリア番号CCnoと対象バッファアドレスNpbをインクリメントする。
ステップS62において、対象サブキャリア番号CCnoが先頭サブキャリア番号EGCno(Gcnt)以上、即ち、対象サブキャリア番号CCnoが、サブキャリア情報で示されるノイズ発生状況の悪化したサブキャリア番号に該当していれば(S62でNo)、ステップS64以降で、ダミーデータの挿入処理が行われる。
ステップS64では、ダミーデータ挿入部173は、サブキャリア数をカウントするサブキャリアカウンタCcntを「0」にリセットする。
次に、ダミーデータ挿入部173は、サブキャリアカウンタCcntが、サブキャリア情報に示される、対象グループ番号Gcntに対応するサブキャリア数EGCnum(Gcnt)以下であるか否かを判定する(S65)。サブキャリアカウンタCcntがサブキャリア数EGCnum(Gcnt)以下の場合(S65でYes)には、処理はステップS66に進み、サブキャリアカウンタCcntがサブキャリア数EGCnum(Gcnt)よりも大きい場合(S65でNo)には、処理はステップS69に進む。
ステップS66では、ダミーデータ挿入部173は、ダミーデータを挿入する。例えば、ダミーデータ挿入部173は、対象サブキャリア番号CCnoのサブキャリアにダミーデータを割り付ける。ダミーデータは、任意のデータであればよいが、例えば、全て「0」のデータ又は全て「1」のデータとすることができる。そして、ダミーデータ挿入部173は、対象サブキャリア番号CCnoをインクリメントする(S67)。さらに、ダミーデータ挿入部173は、サブキャリアカウンタCcntをインクリメントする(S68)。そして、処理は、ステップS65に戻る。
ステップS65で、サブキャリアカウンタCcntがサブキャリア数EGCnum(Gcnt)よりも大きい場合(S65でNo)には、処理はステップS69に進む。ステップS69では、ダミーデータ挿入部173は、対象グループ番号Gcntをインクリメントする。そして、処理は、ステップS61に戻る。
ステップS61で、対象グループ番号Gcntがグループ数EGRPnum以上であれば(S61でNo)、対象サブキャリア番号CCno以上のサブキャリアは、サブキャリア情報に含まれないため、処理はステップS70に進む。ステップS70では、ダミーデータ挿入部173は、対象グループ番号CCnoが、最終キャリア番号よりも小さいか否かを判断する。対象グループ番号CCnoが最終キャリア番号よりも小さい場合(S70でYes)には、処理はステップS71に進む。対象グループ番号CCnoが最終キャリア番号以上の場合(S70でNo)には、ダミーデータ挿入工程の処理は終了する。
ステップS71では、対象バッファアドレスNpbに格納されている制御パラメータセットを対象サブキャリア番号CCnoのサブキャリアに割り付け、対象サブキャリア番号CCno及び対象バッファアドレスNpbをインクリメントする。
なお、図11では、ダミーデータ挿入部173は、対象サブキャリア番号CCnoが最終サブキャリア番号となるまで制御パラメータセットをサブキャリアに割り付ける例を示したが、このような例に限定されるものではない。例えば、ダミーデータ挿入部173は、対象サブキャリア番号CCnoが最終サブキャリア番号に到達する前に、制御パラメータセットの終端アドレスNpbに到達した場合には、それ以降は、所定のビット列からなるパディングをサブキャリアに割り付ける。
以上のように、ノイズ発生状況の悪化したサブキャリアに割り付けられる第3の制御パラメータセットの前にダミーデータを挿入すること、言い換えると、ノイズ発生状況の悪化したサブキャリアにダミーデータを割り付けることで、第3の制御パラメータセットを確実にマスター装置110に通知することができる。
以上に説明したように、実施の形態1に係るOFDM通信システム100及びOFDM通信方法によれば、ノイズ発生状況の悪化したサブキャリアでは制御情報を送信しないため、制御情報を誤ることなく確実にマスター装置110に通知することができる。
また、マスター装置110は下り通信で送信信号SSを出力し、スレーブ装置150は上り通信で制御信号CSを出力し、伝送路180を共用することで、制御情報を送受信するための専用の通信インタフェースが不要となる。このため、回路基板を小型化することができる。
さらに、マスター装置110への上り通信でスレーブ装置150から制御情報を送信するため、マスター装置110が新たな制御パラメータセットでスレーブ装置150への下り通信を開始するまでに、スレーブ装置150が受信時に使用する制御パラメータセットを更新でき、伝送路180のノイズ発生状況の変化に即時に適応できる。
以上に説明したマスター装置110のダミーデータ除去部136と、スレーブ装置150のダミーデータ挿入部173では、マッピング情報MIFを用いてダミーデータの挿入又は除去を行っていたが、このような例に限定されない。マスター装置110のデータ信号送信部120及びスレーブ装置150の制御信号生成部170が、インタリーブパターンに従って送信する信号の周波数インタリーブを行う周波数インタリーブ機能を有する場合には、インタリーブパターンをマッピング情報として用いてダミーデータの挿入又は除去を行っても良い。これにより、制御信号CSを送信する際のノイズ耐性を向上させることができ、制御情報をより確実にマスター装置110に通知することができる。
図12は、実施の形態1に係るOFDM通信システム100の利用例を示す概略図である。
例えば、OFDM通信システム100は、車両TR1及び車両TR2を備える列車TRNに備えることができる。マスター装置110は、車両TR1に備えられており、スレーブ装置150は、車両TR2に備えられている。マスター装置110からスレーブ装置150に送られる送信データSDは、スレーブ装置150の受信データRDとして表示装置190に送られ、表示装置190で必要な画面が表示される。
なお、マスター装置110は、データベースとして機能するOFDMデータベース等から送信データSDを取得する。OFDMデータベースは、マスター装置110に備えられていてもよく、列車TRNに備えられている別の装置に備えられていてもよい。
また、OFDM通信システム100には、以上のような表示装置190及びOFDMデータベースが含まれていてもよい。
図2に示されているマスター装置110は、バッファ111を備えているが、このバッファ111はなくてもよい。また、図6に示されているスレーブ装置150もバッファ151を備えているが、このバッファ151もなくてもよい。
100 OFDM通信システム、 110 マスター装置、 150 スレーブ装置、 111 バッファ、 120 データ信号送信部、 121 誤り訂正符号化部、 122 データマップ部、 123 送信信号生成部、 130 制御信号処理部、 131 制御信号受信部、 132 周波数領域信号生成部、 133 デマップ部、 134 誤り訂正復号部、 135 サブキャリア情報解析部、 136 ダミーデータ除去部、 137 制御パラメータ解析部、 150 スレーブ装置、 151 バッファ、 160 データ信号受信部、 160 データ信号受信部、 161 周波数領域信号生成部、 162 伝送路推定部、 163 等化部、 164 受信データ生成部、 165 デマップ部、 166 誤り訂正復号部、 167 受信パラメータ制御部、 170 制御信号生成部、 171 サブキャリア情報生成部、 172 制御パラメータ生成部、 173 ダミーデータ挿入部、 174 制御信号送信部、 175 誤り訂正符号化部、 176 データマップ部、 177 送信信号生成部、 180 伝送路。

Claims (5)

  1. 第1データを複数のサブキャリアに乗せた第1データ信号を送信するマスター装置と、前記マスター装置から送信された第1データ信号を受信するスレーブ装置とを有する通信システムであって、
    前記スレーブ装置は、
    前記受信された第1データ信号から、前記複数のサブキャリアの各々における、伝送路のノイズの発生状況を示す伝送路推定結果を算出する伝送路推定部と、
    前記伝送路推定結果に応じて、前記マスター装置と前記スレーブ装置との間の通信で使用される制御パラメータを示す制御パラメータデータを生成する制御パラメータ生成部と、
    前記伝送路推定結果に基づいて、ノイズの発生状況が悪化したサブキャリアを示すサブキャリア情報を生成するサブキャリア情報生成部と、
    前記制御パラメータデータに対して、前記サブキャリア情報で示されるサブキャリアに乗せられる部分にダミーデータを挿入した冗長制御パラメータデータを生成するダミーデータ挿入部と、
    前記サブキャリア情報及び前記冗長制御パラメータデータを前記複数のサブキャリアに乗せた制御信号を生成して、当該生成された制御信号を前記マスター装置に送信する制御信号送信部と、を備え、
    前記マスター装置は、
    前記スレーブ装置から送信された制御信号を受信して、当該受信された制御信号から、前記サブキャリア情報及び前記冗長制御パラメータデータを取得する制御信号受信部と、
    前記取得されたサブキャリア情報に基づいて、前記取得された冗長制御パラメータデータから前記ダミーデータを除去することで、前記制御パラメータデータを抽出するダミーデータ除去部と、
    前記抽出された制御パラメータデータで示される制御パラメータを用いて、第2データを前記複数のサブキャリアに乗せた第2データ信号を生成して、前記スレーブ装置に送信するデータ信号送信部と、を備えること
    を特徴とする通信システム。
  2. 前記ダミーデータ除去部は、前記取得された冗長制御パラメータデータから、前記取得されたサブキャリア情報で示されるサブキャリアに乗せられた部分のデータを除去することで、前記ダミーデータを除去すること
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記スレーブ装置は、前記制御パラメータ生成部で生成された制御パラメータデータで示される制御パラメータを用いて、前記受信された第2データ信号から前記第2データを取得するデータ信号受信部をさらに備えること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記制御パラメータデータは、前記複数のサブキャリアに含まれる1以上のサブキャリアのグループ毎に、通信に利用される制御パラメータを示す制御パラメータセットであること
    を特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の通信システム。
  5. 第1データを複数のサブキャリアに乗せた第1データ信号を受信し、
    前記受信された第1データ信号から、前記複数のサブキャリアの各々における、伝送路のノイズの発生状況を示す伝送路推定結果を算出し、
    前記伝送路推定結果に応じて、通信で使用する制御パラメータを示す制御パラメータデータを生成し、
    前記伝送路推定結果に基づいて、ノイズの発生状況が悪化したサブキャリアを示すサブキャリア情報を生成し、
    前記制御パラメータデータに対して、前記サブキャリア情報で示されるサブキャリアに乗せられる部分にダミーデータを挿入した冗長制御パラメータデータを生成し、
    前記サブキャリア情報及び前記冗長制御パラメータデータを前記複数のサブキャリアに乗せた制御信号を生成し、
    前記生成された制御信号を送信し、
    前記送信された制御信号を受信し、
    前記受信された制御信号から、前記サブキャリア情報及び前記冗長制御パラメータデータを取得し、
    前記取得されたサブキャリア情報に基づいて、前記取得された冗長制御パラメータデータから前記ダミーデータを除去することで、前記制御パラメータデータを抽出し、
    前記抽出された制御パラメータデータで示される制御パラメータを用いて、第2データを前記複数のサブキャリアに乗せた第2データ信号を生成し、
    前記生成された第2データを送信すること
    を特徴とする通信方法。
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