JP2020191537A - データ伝送システム、受信装置及びデータ伝送方法 - Google Patents

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【課題】受信装置にてUL受信信号のレプリカを高精度に生成することが可能な技術を提案する。【解決手段】受信装置は、送信装置からの信号を受信する受信アンテナ31と、受信アンテナ31による送信装置からの受信信号に対してNULポイントのFFT処理を施すNULポイントFFT部34と、NULポイントのFFT処理の結果に基づいてUL受信レプリカを生成するUL受信レプリカ生成部39と、受信信号からUL受信レプリカを減算してLL信号を抽出するLL抽出部40(減算部)と、LL抽出部40により抽出されたLL信号に対してNLLポイントのFFT処理を施すNLLポイントFFT部41とを有する。UL受信レプリカ生成部39では、送信装置のNULポイントIFFT部14から受信装置のLL抽出部40までの総合的な伝送路特性に基づいてUL受信レプリカの生成を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、複数のデータを階層分割多重方式で多重化して伝送するデータ伝送システムに関する。
次世代の地上デジタル放送への移行を進める一環として、現行の2K放送と異なる方式の放送波を周波数及び時間を共用して伝送する階層分割多重(Layered Division Multiplexing;LDM)方式の検討が進んでいる。非特許文献1では、上位階層(Upper Layer;UL)と下位階層(Lower Layer;LL)を同一のFFT(Fast Fourier Transform;高速フーリエ変換)ポイント数でOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重)変調し、同一のサブキャリアにULとLLを異なるレベルで多重させる方式が提案されている。また、非特許文献2では、ULとLLを異なるFFTポイント数でOFDM変調し、時間領域で多重させる方式が提案されている。以下では、前者(非特許文献1)の方式を「同期LDM」と称し、後者(非特許文献2)の方式を「準同期LDM」と称する。
準同期LDMでは、図3に示すように、例えば、ULについては8192のFFTポイントを用いて有効シンボルを生成し、1024サンプルのガードインターバルを付加することで、9216サンプルのOFDMシンボルを生成する。一方、LLについては32768のFFTポイントを用いて有効シンボルを生成し、ULと同一の1024サンプルのガードインターバルを付加することで、33792サンプルのOFDMシンボルを生成する。この場合、ULシンボルとLLシンボルは11:3の整数比が最小公倍数となり、それぞれの開始タイミングが所定の周期で一致することになる。
このように、準同期LDMでは、ULとLLのガードインターバル長を同一とし、ULよりもLLの方が長い有効シンボル長とすることで、反射波の遅延時間耐性を同一とし、尚且つULよりもLLの方がビットレートを向上させることができる。この特徴を活かし、非特許文献2には、次世代の地上デジタル方式に準同期LDMを適用することが提案されている。なお、非特許文献2では、準同期LDMの効率性や特徴について述べられてはいるが、準同期LDMの詳細な復調方式については明らかにされていない。
佐藤明彦、外11名,"次世代地上放送に向けたLDMの適用に関する一検討",映像情報メディア学会技術報告,vol.41,no.6,BCT2017−34,pp.45−48,2017年2月 岡田寛正、外6名,"地上デジタル放送に対するLDM適用時の諸問題改善に関する一考察 〜新放送方式受信エリア拡大手法と同期方式に関する検討〜",映像情報メディア学会技術報告,vol.42,no.28,BCT2018−76,pp.13−16,2018年9月
同期LDMでは、受信信号に対してUL、LL共に同一のFFT時間窓を設け、FFT時間窓内の信号に対してFFTを行うことで、各サブキャリアは直交関係が保たれたままで周波数領域の信号に変換される。しかしながら、準同期LDMではULとLLでFFTポイント数が異なるため、サブキャリア間の直交関係が崩れてしまい、同期LDMと同じ方式では復調することができない。
準同期LDMの受信装置でも、同期LDMの受信装置と同様に、UL受信信号のレプリカを生成し、受信信号から減算することでLL信号を抽出することになる。このUL受信信号のレプリカを高精度に生成できなければ、受信信号から抽出できるLL信号の品質が低下し、LL信号の復調に支障をきたすことになる。
本発明は、上記のような従来の事情に鑑みて為されたものであり、受信装置にてUL受信信号のレプリカを高精度に生成することが可能な技術を提案することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、データ伝送システムを以下のように構成した。
すなわち、複数のデータを階層分割多重方式で多重化して伝送するデータ伝送システムにおいて、第1データに対して第1ポイント数のIFFT処理を施す第1のIFFT部と、第2データに対して第2ポイント数のIFFT処理を施す第2のIFFT部と、前記第1ポイント数のIFFT処理を用いて生成された前記第1データの変調信号と前記第2ポイント数のIFFT処理を用いて生成された前記第2データの変調信号とを各々の開始タイミングが所定の周期で一致するようにタイミング調整して合成する合成部と、前記合成部による合成結果の信号を送出する送出部とを有する送信装置と、前記送信装置からの信号を受信する受信部と、前記受信部による受信信号に対して前記第1ポイント数のFFT処理を施す第1のFFT部と、前記第1ポイント数のFFT処理の結果に基づいて前記第1データの変調信号の受信レプリカを生成する受信レプリカ生成部と、前記受信信号から前記受信レプリカを減算する減算部と、前記減算部による減算結果の信号に対して前記第2ポイント数のFFT処理を施す第2のFFT部とを有する受信装置とを備え、前記受信レプリカ生成部は、前記送信装置の前記第1のIFFT部から前記受信装置の前記減算部までの総合的な伝送路特性に基づいて前記受信レプリカの生成を行うことを特徴とする。
ここで、前記総合的な伝送路特性は、前記送信装置の前記第1のIFFT部と前記送出部との間に介装される送信フィルタの特性と、前記送信装置と前記受信装置との間の区間の伝送路特性と、前記受信装置の前記受信部と前記減算部との間に介装される受信フィルタの特性とを含むものであってもよい。
また、前記受信装置は、前記第1ポイント数のFFT処理の結果に基づいて前記区間の伝送路特性を推定する伝送路推定部と、前記第1ポイント数のFFT処理の結果に対して前記第1ポイント数のIFFT処理を施す第3のIFFT部とを更に有し、前記受信レプリカ生成部は、前記第3のIFFT部を用いて再生成された前記第1データの変調信号に対して前記送信フィルタに対応するフィルタ処理を施す第2の送信フィルタと、前記伝送路推定部により推定された前記区間の伝送路特性に基づいてそのインパルス応答である遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成部と、前記第2の送信フィルタの出力に対して前記遅延プロファイルの畳み込み演算を施す畳み込み部と、前記畳み込み部の出力に対して前記受信フィルタに対応するフィルタ処理を施す第2の受信フィルタとを含み、前記第2の受信フィルタの出力を前記受信プリカとして出力する構成としてもよい。
また、前記遅延プロファイル生成部は、前記区間の伝送路特性を周波数領域の信号から時間領域の信号に変換して前記遅延プロファイルを生成する構成としてもよい。
また、前記遅延プロファイル生成部は、前記変換後の前記区間の伝送路特性から雑音成分を除去して前記遅延プロファイルを生成する構成としてもよい。
本発明によれば、受信装置にてUL受信信号のレプリカを高精度に生成することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムにおける送信装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムにおける受信装置の構成例を示す図である。 準同期LDMの変調信号の一例を示す図である。 パイロットシンボルの分散配置の例を示す図である。 図1の送信装置における送信フィルタ部のタップ係数の例を示す図である。 図2の受信装置におけるUL受信レプリカ生成部の構成例を示す図である。 図6のUL受信レプリカ生成部における遅延プロファイル生成部の構成例を示す図である。
本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムについて、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムにおける送信装置の構成例を示す図であり、図2は、同システムにおける受信装置の構成例を示す図である。本例のデータ伝送システムは、ULとLLを異なるFFTポイント数でOFDM変調し、時間領域で多重化して伝送する準同期LDM伝送システムである。
なお、ここでは、本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムについて、送信装置と受信装置の間の伝送路に無線を用いた場合で説明するが、送信装置と受信装置の間の伝送路に有線を用いてもよい。
送信装置は、誤り訂正符号化部11と、インターリーブ部12と、マッピング部13と、NULポイントIFFT(Inverse Fast Fourier Transform;逆高速フーリエ変換)部14と、誤り訂正符号化部15と、インターリーブ部16と、マッピング部17と、NLLポイントIFFT部18と、合成部19と、送信フィルタ部20と、D/A(Digital to Analog)変換部21と、送信アンテナ22とを備える。
受信装置は、受信アンテナ31と、受信フィルタ部32と、A/D(Analog to Digital)変換部33と、NULポイントFFT部34と、伝送路推定部35と、等化部36と、判定部37と、NULポイントIFFT部38と、UL受信レプリカ生成部39と、LL抽出部40と、NLLポイントFFT部41と、伝送路推定部42と、等化部43と、尤度算出部44と、デインターリーブ部45と、誤り訂正部46と、尤度算出部47と、デインターリーブ部48と、誤り訂正部49とを備える。
まず、図1に示す送信装置の動作について説明する。
送信装置では、受信装置に送信するULの情報符号が誤り訂正符号化部11に入力され、誤り訂正符号化部11にて誤り訂正符号化処理が施される。現行の地上デジタル方式(ARIB STD−B31)では、誤り訂正符号として畳み込み符号を採用しているが、これに限定されず、LDPC(Low Density Parity Check;低密度パリティ検査)符号やターボ符号などの他の誤り訂正方式を採用することも可能である。
誤り訂正符号化部11から出力される符号化信号は、インターリーブ部12にて、周波数、時間、及びサブキャリアを構成するビットの領域において順序をランダムに並べ替えるインターリーブが施される。このインターリーブは、バースト誤りを軽減するために用いられる。インターリーブは、並べ替えを行う範囲が長くなると改善効果は増大するが、その反面、並べ替えられた情報を元の順序に戻すために遅延が発生してしまう。特に、時間インターリーブによる遅延時間が支配的となっている。
インターリーブ部12からの出力はマッピング部13に入力される。マッピング部13は、インターリーブ部12からのデータサブキャリアについて、QAM(Quadrature Amplitude Modulation;直角位相振幅変調)やPSK(Phase Shift Keying;位相変位変調)などを用いてIQ複素平面にマッピングする。ARIB STD−B31では、16QAMや64QAMが採用されている。
また、マッピング部13は、受信装置において伝送路特性を推定できるように、振幅及び位相が既知であるパイロット信号についてもBPSK(Binary Phase Shift Keying;二位相偏移変調)などのマッピングを行う。ARIB STD−B31では、パイロットサブキャリアやデータサブキャリアの配置は規格化されており、ARIB STD−B31に準拠するためにはこのサブキャリア配置に則る必要がある。
ULポイントIFFT部14は、マッピング部13によってマッピング及びサブキャリア配置がなされた結果に対してNULポイントのIFFT処理を施し、生成された時間信号の後半部分をシンボル先頭に巡回コピーすることでガードインターバルを付加する。このようにして、ULの情報符号に対して、いわゆるOFDM変調が施されることになる。ARIB STD−B31では、NUL=8192、ガードインターバル長=1024となっている。
以上の処理は、受信装置に送信するデータのうち、第1データ(例えば、2K放送のデータ)であるULの情報符号に対するOFDM変調処理であるが、第1データとは異なる第2データ(例えば、4K放送のデータ)であるLLの情報符号に対しても、同様のOFDM変調処理が行われる。LLの情報符号に対する誤り訂正符号化部15、インターリーブ部16、マッピング部17、NLLポイントIFFT部18では、ULの情報符号に対する機能部11〜14と同様な処理を行うため、その詳細な説明は割愛する。なお、LLの情報符号に対しては、非特許文献2の提案に従い、誤り訂正方式としてLDPC、NLL=32768を適用することとする。
上述した処理により、ULとLLの変調信号が生成される。
合成部19は、図3を参照して説明したように、ULとLLのシンボル数の比率を11:3とした上で、それぞれの開始タイミングが上記比率に対応する周期で一致するようにタイミング調整し且つ所定の電力比率で合成することで、準同期LDM信号を生成する。ここで、ULとLLの合成比率は、下記(式1)で算出されるIL(Injection Level)で規定される。
合成部19からの準同期LDM信号は、送信フィルタ部20に入力される。送信フィルタ部20は、OFDM信号の周波数広がりを抑制するために、入力された信号に対して帯域制限フィルタ処理を施す。帯域制限フィルタ処理は、一般的にはデジタル信号処理により実現され、用いられるフィルタとしてはFIR(Finite Impulse Response)フィルタがよく用いられる。FIRフィルタは入力信号をシフトレジスタに入力し、各レジスタの内容に図5に例示するようなタップ係数を乗じ、それらを加算する構成となっている。図5では、各レジスタのタップ位置に応じてタップ係数をsinc関数状に変化させている。このフィルタ構成は直接型構成と呼ばれているが、このフィルタと等価な構成として転置型構成もよく用いられている。また、FIRフィルタに代えてIIF(Infinite Impulse Response)フィルタを用いても問題ない。
送信フィルタ部20の出力はD/A変換部21にてアナログ信号に変換され、伝送周波数に周波数変換されたのち、送信アンテナ22から送出される。
次に、図2に示す受信装置の動作について説明する。
受信装置では、送信装置から送信された信号を受信アンテナ31にて受信し、受信フィルタ部32にてフィルタ処理を施す。受信フィルタ部32では、信号処理のダイナミックレンジの確保や、レート変換時の折り返し成分による劣化などを軽減するため、自チャンネルの帯域外の不要成分を除去する。受信フィルタ部32の構成として、A/D変換部33の前に構成するアナログフィルタや、A/D変換部33の後に構成するデジタルフィルタがあり、一般的にはアナログ、デジタル両方のフィルタを用いることが多い。
受信フィルタ部32の出力は、A/D変換部33にて伝送周波数の受信信号からベースバンドの周波数に変換されると共にアナログ信号からデジタル信号に変換される。
ULポイントFFT部34は、A/D変換部33からの受信デジタル信号が入力され、受信デジタル信号に対してNULの長さのFFT時間窓を設け、時間領域信号からサブキャリア単位の周波数領域信号に変換するFFT処理を施す。FFT時間窓は、反射波によるシンボル間干渉が発生しないタイミングに設ける必要がある。NULポイントFFT部34から出力される信号は、伝送路推定部35、等化部36に入力される。
伝送路推定部35は、図4に示すようにシンボル(時間)、周波数に分散配置されたパイロット(SP:Scattered Pilot)に対して、時間、周波数の二次元方向に内挿補間処理を行うことで、送信装置と受信装置の間の区間(本例では無線区間)の伝送路特性を推定する。一般的には、この内挿補間処理には二次元フィルタを用いることが多い。二次元フィルタの周波数方向の通過域幅は推定可能となる反射波の遅延時間長に対応し、時間方向の通過域幅は移動伝送などにより生じる時変動の周波数に対応する。
伝送路特性の推定精度を向上させるためには、伝送路の時間、周波数変動成分を二次元フィルタの通過域内に収まるような通過域幅とする必要があるが、通過域幅が広すぎると推定結果に混入する雑音成分の増大を招いてしまう。したがって、二次元フィルタの通過域幅は、伝送路特性を推定可能とする通過域幅としつつも、可能な限り狭い帯域幅である方が望ましい。
準同期LDMでLL信号を受信する状況では、受信信号に混入している雑音は少ない。一般的には、ULに対してLLのレベルを低くして運用することが多く、例えば、IL=23dBに設定される。この場合、LLの所要CNR(Carrier to Noise Ratio)を20dBとすると、LLを正しく受信するためには、ULのレベルを基準としてみた場合の総合的なCNRは23+20=43dB以上が必要となる。
このように、ULに対して雑音電力は非常に低いため、ULの受信に対して支配的な劣化要因は、雑音ではなくLL信号である。LL信号はULに対して雑音のように振る舞うため、IL=23dBの例では、ULのCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)は約23dBである。ここで、CINRのI(Interference)成分はLL信号である。
等化部36では、下記(式2)に示すように、受信サブキャリア信号Y(ω)を伝送路推定結果H^(ω)で複素除算して、LLの送信信号の推定値EUL(ω)を算出する。ここで、 ωはサブキャリア番号を示している。
判定部37では、等化部36による等化結果EUL(ω)がどの領域に位置しているかを判定して、送信マッピング点を推定する。この処理は、一般的には硬判定処理と称されている。前述したように、LLを受信する環境では総合的なCNRは大きいため、ULの硬判定に誤りが生じる可能性は低い。
判定部37にて推定された送信マッピング点は、NULポイントIFFT部38にて、周波数領域の信号から時間領域の信号に変換するIFFT処理が施される。UL硬判定結果に誤りがなければ、NULポイントIFFT部38は、図1に示した送信装置のNULポイントIFFT部14と同一の信号を生成する。
以上の処理により、受信装置は、UL再変調信号を生成することができる。
次に、本発明の主眼であるUL受信レプリカ生成部39によるUL受信信号のレプリカ(以下「UL受信レプリカ」と称する)の生成方法について、図6を用いて説明する。
UL受信レプリカ生成部39では、送信装置のNULポイントIFFT部14から受信装置のLL抽出部40までの総合的な伝送路特性を加味してUL受信レプリカを生成する必要がある。UL受信レプリカ生成部39は、図6に示すように、送信フィルタ部51と、遅延プロファイル生成部52と、畳み込み部53と、受信フィルタ部54とを有する。
ULポイントIFFT部38からのUL再変調信号は、送信フィルタ部51に入力される。送信フィルタ部51は、送信装置の送信フィルタ部20と同一のフィルタ特性を有する。送信装置に設けられるフィルタにおいて、デジタルフィルタやアナログフィルタなどのフィルタ構成に関わらず、UL受信レプリカの再生において最も影響の大きいフィルタは、最も狭帯域のフィルタである。したがって、送信フィルタ部20をデジタルフィルタで構成し、送信装置の中で最も狭帯域のフィルタに設定することで、受信装置における受信プリカの再生精度を向上させることが可能となる。
送信フィルタ部51からの出力信号は、送信装置の送信フィルタ部20の出力信号に相当する。送信フィルタ部51からの出力信号は畳み込み部53に入力され、畳み込み部53にて遅延プロファイルとの畳み込み演算が施される。遅延プロファイルとは伝送路のインパルス応答であり、後述する遅延プロファイル生成部52によって生成される。遅延プロファイル生成部52により伝送路の正確なインパルス応答を得ることができれば、畳み込み演算により伝送路特性を高精度に反映させることができる。
また、使用する遅延プロファイルは複素数であり、畳み込み演算も複素数で計算する必要がある。畳み込み部53の構成は複素FIRフィルタにより実現することができ、フィルタのタップ数は遅延プロファイルにおいて最も長遅延のパスを反映できるだけのタップ数にすればよい。一般的に、最長遅延の遅延波がガードインターバル長に収まるように回線設計されているため、タップ数としてはガードインターバル長が必要となる。このような構成の畳み込み部53により、伝送路特性を時間領域で再現することができる。
畳み込み部53の出力は、受信フィルタ部54に入力される。受信フィルタ部54に関しても、送信フィルタ部51と同様に、受信装置の中で最も狭帯域のフィルタと同一な特性であることが望ましい。図2では、受信装置の受信フィルタ部32は、アナログフィルタで構成してアナログ領域に設けているが、必ずしもアナログフィルタである必要はなく、A/D変換部33の後段にデジタルフィルタで構成してもよい。受信フィルタ部54の出力は、UL受信レプリカとしてUL受信レプリカ生成部39から出力される。
次に、遅延プロファイル生成部52について、図7を用いて説明する。遅延プロファイル生成部52は、図7に示すように、IFFT部61と、平均部62と、絶対値部63と、比較部64と、ゼロ置換部65とを有する。
伝送路推定部35による伝送路推定結果H^(ω)は、IFFT部61に入力される。伝送路推定結果H^(ω)は周波数領域の伝送路特性であるため、IFFT部61により周波数領域の信号H^(ω)から時間領域の信号h^(t)に変換することで、複素遅延プロファイル信号を得ることができる。IFFT部61の動作は、下記(式3)で表すことができる。下記(式3)において、IFFT[ ]は、逆フーリエ変換関数を示している。
IFFT部61の出力h^(t)は平均部62に入力され、平均部62にてシンボル(時間)方向に平均化される。この平均処理は遅延プロファイルに混入している雑音を軽減することを目的としており、伝送路の時変動に従ってフィルタのカットオフ周波数を適切に設定する必要がある。固定の受信環境であればカットオフ周波数を低い周波数に設定し、移動の受信環境であればカットオフ周波数を高い周波数に設定する。このように、伝送路の再現性と雑音の低減を両立できるような最適フィルタを実現することが望ましい。
平均部62の出力は、絶対値部63とゼロ置換部65に入力される。絶対値部63では、複素遅延プロファイルの振幅(複素遅延プロファイル信号h^(t)のシンボル方向平均の絶対値)を算出する。比較部64では、絶対値部63の出力と所定の閾値(thr)を比較し、閾値以下の信号は雑音とみなす。ゼロ置換部65では、平均部62からの出力に対して、比較部64により閾値以下(すなわち、雑音)と判定された信号を0に置き換える。ゼロ置換部65の動作は、下記(式4)で表すことができる。ゼロ置換部65の出力dpf(t)は、遅延プロファイルとして遅延プロファイル生成部52から出力される。
ここで、比較部64で用いる閾値thrは、例えば、下記(式5)に示すように、絶対値部63における最大値に対して所定係数(α)を乗じた値に設定すればよい。
あるいは、下記(式6)に示すように、上記(式5)に対して受信CNRの逆数を乗じた値を閾値thrに設定すればよい。
閾値thrの設定は種々の手法が考えられるが、基本的な考え方は、雑音成分をゼロ置換部65により除去することである。
以上のような処理を行うことで、UL受信レプリカ生成部39によりUL受信レプリカを生成することが可能となる。
LL抽出部40では、ULとLLが混入した受信信号からUL受信レプリカを減算することにより、LL信号を抽出する。
次に、LL信号の復調に関する説明を行う。
LLポイントFFT部41では、LL抽出部40により抽出されたLL信号に対してNLLポイントのFFT処理を行い、時間領域の信号からサブキャリア単位の周波数領域の信号に変換する。
伝送路推定部42では、例えばLL信号にパイロットを挿入している場合には、LL信号の受信パイロット信号に基づいて伝送路推定を行う。この処理は、伝送路推定部35と同様の処理になる。
ここで、ULとLLの伝送路特性は同一であるため、ULの伝送路推定結果をLLの伝送路推定結果として用いてもよい。この場合には、LL信号にパイロットを挿入する必要がないため、ビットレートを向上できるという利点がある。なお、ULの伝送路推定結果としては、伝送路推定部35の出力を用いることができる。この場合、ULとLLではFFTポイント数が異なるため、NULポイントからNLLポイントにレート変換する必要がある。レート変換の手法としては、レートを上げるインターポレーションやレートを下げるデシメーションなどがある。また、インターポレーションとデシメーションを組合せて用いることもある。レート変換には公知の種々の手法を用いることが可能であり、詳細な説明は省略する。
等化部43は、等化部36と同様に、NLLポイントFFT部41からのLL受信サブキャリア信号と伝送路推定部42からの伝送路推定結果に基づいて、LLの送信信号を推定する。
最後に、UL、LLのそれぞれに対する尤度算出部44,47、デインターリーブ部45,48、誤り訂正部46,49について説明する。ULに対する機能部44〜46と、LLに対する機能部47〜49は、互いに同一の処理を行う。
尤度算出部44,47は、等化結果に基づいて、等化結果と理想受信点との距離から各ビットに対応する対数尤度比(LLR:Log Likelihood Ratio)を算出する。ここで、LLRはサブキャリア毎のCNRに比例した大きさとすることが望ましく、そのためにサブキャリア毎の伝送路推定結果の電力を用いている。更に、シンボル内誤り訂正にて訂正可能となったビットに関しては、LLRの大きさを最大値としてもよい。LLRの算出には公知の種々の手法を用いることが可能であり、詳細な説明は省略する。
尤度算出部44,47の結果はデインターリーブ部45,48に入力され、送信装置のインターリーブ部12,16とは逆の並べ替えが施された後に、誤り訂正部46,49にて誤り訂正復号が行われる。これにより、受信装置においてUL,LLが再生される。
以上の処理により、CNRが良好な場合には、ULとLLの情報符号を同時に伝送することが可能となる。また、CNRがそれ程良好でない場合には、ULのみの情報符号を伝送することが可能である。したがって、非特許文献2で提案されたような準同期LDM方式のデータ伝送を実現することができ、例えば、次世代地上放送として2K放送から4K放送にスムーズに移行することが可能となる。
以上のように、本例の送信装置は、ULのデータに対してNULポイントのIFFT処理を施すNULポイントIFFT部14と、LLのデータに対してNLLポイントのIFFT処理を施すNLLポイントIFFT部18と、NULポイントのIFFT処理を用いて生成されたULの変調信号とNULポイントのIFFT処理を用いて生成されたLLの変調信号とを各々の開始タイミングが所定の周期で一致するようにタイミング調整して合成する合成部19と、合成部19による合成結果のLDM信号を空間に送出する送信アンテナ22とを備える。また、本例の受信装置は、送信装置からの信号を受信する受信アンテナ31と、受信アンテナ31による送信装置からの受信信号に対してNULポイントのFFT処理を施すNULポイントFFT部34と、NULポイントのFFT処理の結果に基づいてUL受信レプリカを生成するUL受信レプリカ生成部39と、受信信号からUL受信レプリカを減算してLL信号を抽出するLL抽出部40(減算部)と、LL抽出部40により抽出されたLL信号に対してNLLポイントのFFT処理を施すNLLポイントFFT部41とを有する。そして、UL受信レプリカ生成部39では、送信装置のNULポイントIFFT部14から受信装置のLL抽出部40までの総合的な伝送路特性に基づいてUL受信レプリカの生成を行う構成となっている。
このように、送信装置のNULポイントIFFT部14から受信装置のLL抽出部40までの総合的な伝送路特性に基づいてUL受信レプリカを生成することで、送信装置と受信装置の間の無線区間の伝送路特性に基づいてUL受信レプリカを生成する場合に比べ、UL受信レプリカの再生精度を向上させることができる。
ここで、総合的な伝送路特性は、送信装置のNULポイントIFFT部14と送信アンテナ22との間に介装される送信フィルタ部20の特性と、送信装置と受信装置との間の無線区間の伝送路特性と、受信装置の受信アンテナ31とLL抽出部40との間に介装される受信フィルタ部32の特性とを含むものであってもよい。
また、本例の受信装置は、NULポイントのFFT処理の結果に基づいて無線区間の伝送路特性を推定する伝送路推定部35と、NULポイントのFFT処理の結果に対してNULポイントのIFFT処理を施すNULポイントIFFT部38とを更に有する。そして、UL受信レプリカ生成部39は、NULポイントIFFT部38を用いて再生成されたULの変調信号に対して送信フィルタ部20に対応するフィルタ処理を施す送信フィルタ部51と、伝送路推定部35により推定された無線区間の伝送路特性に基づいてそのインパルス応答である遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成部52と、送信フィルタ部51の出力に対して遅延プロファイルの畳み込み演算を施す畳み込み部53と、畳み込み部53の出力に対して受信フィルタ部32に対応するフィルタ処理を施す受信フィルタ部54とを含み、受信フィルタ部54の出力をUL受信プリカとして出力する構成となっている。このような構成により、UL受信レプリカを高精度に生成することができる。
また、本例の受信装置では、遅延プロファイル生成部52が、無線区間の伝送路特性を周波数領域の信号から時間領域の信号に変換して遅延プロファイルを生成する構成となっている。遅延プロファイル生成部52が、時間領域の信号への変換後の前記区間の伝送路特性から雑音成分を除去して遅延プロファイルを生成する構成となっている。このような構成により、正確な遅延プロファイルを得ることができ、UL受信レプリカの再生精度を更に高めることができる。
ここで、上記の説明では、上位階層(UL)と下位階層(LL)の2階層を用いて2種類のデータを送信しているが、3階層以上に分けて3種類以上のデータを送信する準同期LDM方式のデータ伝送システムとしてもよい。例えば、それぞれに電力差を設けた3階層を用いて3種類のデータを伝送する場合において、第1〜第2層の関係または第2〜第3層の関係の少なくとも一方について本発明を適用することが可能である。
また、上記の説明では、送信装置と受信装置の間の通信を無線により行う構成となっているが、送信装置と受信装置の間をケーブル接続して有線で通信する構成にも本発明を適用することが可能である。この場合には、上記の説明における「無線区間」を「有線区間」に置き換えればよい。
また、上記の説明では、ULのFFTポイント数(NULポイント)とLLのFFTポイント数(NLLポイント)とを異ならせた準同期LDMによりデータ伝送する構成となっているが、これらのポイント数を一致させる構成(すなわち、同期LDMへの本発明の適用)を排除するものではない。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、上記以外にも広く適用することができることは言うまでもない。
また、本発明は、例えば、上記のような処理を実行する方法や方式、そのような方法や方式を実現するためのプログラム、そのプログラムを記憶する記憶媒体などとして提供することも可能である。
本発明は、複数のデータを階層分割多重方式で多重化して伝送するデータ伝送システムに利用することができる。
11:誤り訂正符号化部、 12:インターリーブ部、 13:マッピング部、 14:NULポイントIFFT部、 15:誤り訂正符号化部、 16:インターリーブ部、 17:マッピング部、 18:NLLポイントIFFT部、 19:合成部、 20:送信フィルタ部、 21:D/A変換部21 、22:送信アンテナ、 31:受信アンテナ、 32:受信フィルタ部、 33:A/D変換部、 34:NULポイントFFT部、 35:伝送路推定部、 36:等化部、 37:判定部、 38:NULポイントIFFT部、 39:UL受信レプリカ生成部、 40:LL抽出部、 41:NLLポイントFFT部、 42:伝送路推定部、 43:等化部、 44:尤度算出部、 45:デインターリーブ部、 46:誤り訂正部、 47:尤度算出部、 48:デインターリーブ部、 49:誤り訂正部、 51:送信フィルタ部、 52:遅延プロファイル生成部、 53:畳み込み部、 54:受信フィルタ部、 61:IFFT部、 62:平均部、 63:絶対値部、 64:比較部、 65:ゼロ置換部

Claims (7)

  1. 複数のデータを階層分割多重方式で多重化して伝送するデータ伝送システムにおいて、
    第1データに対して第1ポイント数のIFFT処理を施す第1のIFFT部と、第2データに対して第2ポイント数のIFFT処理を施す第2のIFFT部と、前記第1ポイント数のIFFT処理を用いて生成された前記第1データの変調信号と前記第2ポイント数のIFFT処理を用いて生成された前記第2データの変調信号とを各々の開始タイミングが所定の周期で一致するようにタイミング調整して合成する合成部と、前記合成部による合成結果の信号を送出する送出部とを有する送信装置と、
    前記送信装置からの信号を受信する受信部と、前記受信部による受信信号に対して前記第1ポイント数のFFT処理を施す第1のFFT部と、前記第1ポイント数のFFT処理の結果に基づいて前記第1データの変調信号の受信レプリカを生成する受信レプリカ生成部と、前記受信信号から前記受信レプリカを減算する減算部と、前記減算部による減算結果の信号に対して前記第2ポイント数のFFT処理を施す第2のFFT部とを有する受信装置とを備え、
    前記受信レプリカ生成部は、前記送信装置の前記第1のIFFT部から前記受信装置の前記減算部までの総合的な伝送路特性に基づいて前記受信レプリカの生成を行うことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 請求項1に記載のデータ伝送システムにおいて、
    前記総合的な伝送路特性は、前記送信装置の前記第1のIFFT部と前記送出部との間に介装される送信フィルタの特性と、前記送信装置と前記受信装置との間の区間の伝送路特性と、前記受信装置の前記受信部と前記減算部との間に介装される受信フィルタの特性とを含むことを特徴とするデータ伝送システム。
  3. 請求項2に記載のデータ伝送システムにおいて、
    前記受信装置は、前記第1ポイント数のFFT処理の結果に基づいて前記区間の伝送路特性を推定する伝送路推定部と、前記第1ポイント数のFFT処理の結果に対して前記第1ポイント数のIFFT処理を施す第3のIFFT部とを更に有し、
    前記受信レプリカ生成部は、前記第3のIFFT部を用いて再生成された前記第1データの変調信号に対して前記送信フィルタに対応するフィルタ処理を施す第2の送信フィルタと、前記伝送路推定部により推定された前記区間の伝送路特性に基づいてそのインパルス応答である遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成部と、前記第2の送信フィルタの出力に対して前記遅延プロファイルの畳み込み演算を施す畳み込み部と、前記畳み込み部の出力に対して前記受信フィルタに対応するフィルタ処理を施す第2の受信フィルタとを含み、前記第2の受信フィルタの出力を前記受信プリカとして出力することを特徴とするデータ伝送システム。
  4. 請求項3に記載のデータ伝送システムにおいて、
    前記遅延プロファイル生成部は、前記区間の伝送路特性を周波数領域の信号から時間領域の信号に変換して前記遅延プロファイルを生成することを特徴とするデータ伝送システム。
  5. 請求項4に記載のデータ伝送システムにおいて、
    前記遅延プロファイル生成部は、前記変換後の前記区間の伝送路特性から雑音成分を除去して前記遅延プロファイルを生成することを特徴とするデータ伝送システム。
  6. 複数のデータを階層分割多重方式で多重化して伝送するデータ伝送システムに使用される受信装置において、
    第1ポイント数のIFFT処理を用いて生成された第1データの変調信号と、第2ポイント数のIFFT処理を用いて生成された第2データの変調信号とを、各々の開始タイミングが所定の周期で一致するようにタイミング調整して合成したものを送信装置から受信し、受信信号に対して前記第1ポイント数のFFT処理を行い、その結果に基づいて前記第1データを再生すると共に前記第1データの変調信号の受信レプリカを生成し、前記受信信号から前記受信レプリカを減算した信号に対して前記第2ポイント数のFFT処理を行い、その結果に基づいて前記第2データを再生するものであり、
    前記受信レプリカの生成を、前記送信装置において前記第1ポイント数のIFFT処理を施すIFFT部から前記受信装置において前記減算を施す減算部までの総合的な伝送路特性に基づいて行うことを特徴とする受信装置。
  7. 複数のデータを階層分割多重方式で多重化して伝送するデータ伝送方法において、
    送信装置が、第1ポイント数のIFFT処理を用いて生成された第1データの変調信号と、第2ポイント数のIFFT処理を用いて生成された第2データの変調信号とを、各々の開始タイミングが所定の周期で一致するようにタイミング調整して合成したものを送信し、
    受信装置が、前記送信装置からの受信信号に対して前記第1ポイント数のFFT処理を行い、その結果に基づいて前記第1データを再生すると共に前記第1データの変調信号の受信レプリカを生成し、前記受信信号から前記受信レプリカを減算した信号に対して前記第2ポイント数のFFT処理を行い、その結果に基づいて前記第2データを再生するものであり、
    前記受信装置が、前記受信レプリカの生成を、前記送信装置において前記第1ポイント数のIFFT処理を施すIFFT部から前記受信装置において前記減算を施す減算部までの総合的な伝送路特性に基づいて行うことを特徴とするデータ伝送方法。
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