JP5254180B2 - 受信装置、受信方法、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

受信装置、受信方法、通信システムおよび通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、受信装置、受信方法、通信システムおよび通信方法に関する。
無線通信システムにおいて、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)を用いたマルチキャリア伝送方式は、マルチキャリア化とガードインターバル(GI:Guard Interval)の挿入によって、高速デジタル信号伝送におけるマルチパスフェージングの影響を軽減することができる。しかしながら、OFDMにおいて、ガードインターバル区間を越える遅延波が存在すると、前のシンボルが高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)区間に入り込むことにより生じるシンボル間干渉(ISI:Inter Symbol Interference)や、高速フーリエ変換区間にシンボルの切れ目、つまり信号の不連続区間が入ることによって生じるキャリア間干渉(ICI:Inter Carrier Interference)が生じ、特性劣化の原因となる。
図18は、マルチパス環境を経て送信装置から受信装置に到達する信号の概要を示す図である。図18において、横軸は時間である。OFDMシンボルは、有効シンボルと、この有効シンボルの前に配置され当該有効シンボルの後半部分をコピーして付加したガードインターバルとにより構成されている。
先行波s1(最初に到来した波)と同期をとり、区間t4でFFT処理を行った場合に、遅延波s2は遅延時間がガードインターバル以内の遅延t1におさまった場合の例を示しており、遅延波s3およびs4はガードインターバルを超える遅延t2およびt3が生じた遅延波を示している。なお、先行波、遅延波は、到来波とも称する。図18の斜線部は、所望OFDMシンボルの前のOFDMシンボルの成分を示す。
遅延波s3およびs4については、その前にある斜線部に示されるように、所望OFDMシンボルの前のOFDMシンボルがFFT区間t4内に入っており、シンボル間干渉(ISI:Inter−Symbol Interference)が生じる。また、遅延波s3では、区間t4に所望OFDMシンボルと所望OFDMシンボルの前のOFDMシンボルとの切れ目が入ることになり、キャリア間干渉(ICI:Inter−Carrier Interference)が生じる。遅延波s4においても、同様に、区間t4に所望OFDMシンボルと所望OFDMシンボルの前のOFDMシンボルとの切れ目が入り、キャリア間干渉が生じる。
これらの、シンボル間干渉、キャリア間干渉による特性劣化を改善するための一手法が、下記の特許文献1、特許文献2において提案されている。これらの技術では、受信装置において、一度復調動作を行った後に、誤り訂正結果(MAP(Maximum A posteriori Probability:最大事後確率)復号器出力)を利用し、上記シンボル間干渉成分および上記キャリア間干渉成分を含む所望以外のサブキャリアの複製信号(干渉レプリカ信号)を作成した後、これを受信信号から除去した信号に対し、MMSE(最小平均二乗誤差)規範に基づいた信号等化処理、再度復調動作を行う過程を繰り返し行うことにより、シンボル間干渉、キャリア間干渉による特性劣化の改善を行っている。このように、干渉除去、等化処理及び復号処理を、軟判定結果をやり取りしながら繰り返し行う技術をターボ等化と呼ぶ。
ところで、無線通信システムにおいて、OFDMを用いた多元接続として、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)がある(例えば、下記非特許文献1参照)。
図19は、OFDMAにおいて、複数のサブキャリアと複数のOFDMシンボルにユーザ1、ユーザ2及びユーザ3のデータ変調シンボルを割り当てる図であり、縦軸が周波数、横軸が時間である。ここで、一つのサブキャリアと一つのOFDMシンボルとからなる単位をリソースエレメントと呼び、図19では、送信機は336個のリソースエレメントに配置されたデータの塊(送信フレームと呼ぶ。)で受信機にデータを送信する。
図19においては、ユーザ1及びユーザ2は各々、12個のサブキャリアと7個のOFDMシンボルの84個のリソースエレメントを占有する。ユーザ3は12個のサブキャリアと14個のOFDMシンボルからなる168個のリソースエレメントを占有する。各ユーザが占有した各サブキャリアには、これらのユーザが送信するデータ変調シンボルが配置される。ここでは、各ユーザは、上記占有するリソースエレメントを一つのブロックとして、送信する情報ビットを符号化している。送信する上記情報ビットを符号化する単位を符号化ブロック(コーディングブロック)、情報ビットを符号化した信号を符号化ビットと呼ぶ。 そして、ユーザ1およびユーザ2の符号化ブロックは84個のリソースエレメントに配置される情報ビットからなり、ユーザ3の符号化ブロックは168個のリソースブロックに配置される情報ビットからなる。つまり、図19で示したOFDMAは、送信フレームが複数の符号化ブロックから構成され、さらに、同一のOFDMシンボルを構成するサブキャリアに異なる符号化ブロックの符号化ビットから生成したデータ変調シンボルを割り当てられていることとなる。
このOFDMAにおいても、ガードインターバル区間を越える遅延波が存在すると、シンボル間干渉、キャリア間干渉が発生し、各ユーザの伝送特性が劣化する。
上記の特許文献1あるいは特許文献2に記載の従来のターボ等化処理では、同一のOFDMシンボルを構成する全てのサブキャリアに配置されたデータ変調シンボルに対するレプリカを用いてターボ等化処理を行っている。したがって、従来のターボ等化処理では、送信フレームが複数の符号化ブロックから構成されたOFDMA信号を受信した場合、所望の符号化ブロックだけでなく、非所望の符号化ブロックに対しても符号化ビットLLRに代表される誤り訂正復号結果を算出することが必要となる。例えば、ユーザ1の受信装置が、図12に記載のように、3つのユーザが割り当てられたOFDMA信号を受信し、第2のOFDMシンボルに対してターボ等化処理を行う場合、上記第2のOFDMシンボルに対するシンボル間干渉レプリカを生成するためには、ユーザ1に対する信号の復号結果と非所望信号であるユーザ3に対する信号の復号結果から変調シンボルレプリカを生成する必要がある。結果として、他のユーザの信号(非所望の符号化ブロック)に対する誤り訂正復号処理が、受信機の信号処理の効率を低下させるという問題を生じさせることになる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガードインターバル区間を越える遅延波が存在する環境下で複数のユーザのデータ信号が配置されたマルチキャリア信号を受信した場合において、複数のユーザの符号化ブロックのビット数が異なることによりターボ等化処理時間を延長させることなく、シンボル間干渉、サブキャリア間干渉を除去し、伝送特性を改善できる受信装置および受信方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、マルチキャリア変調された信号を受信する受信部と、復号処理結果を用いて生成した変調シンボルレプリカを前記受信部が受信した信号から除去して出力する干渉除去部と、前記干渉除去部により出力した信号を復号処理して復号処理結果を出力する信号検出部と、を備え、前記干渉除去部は、前記変調シンボルレプリカを、前記受信部が受信した信号を構成するデータ変調シンボルの一部に対する復号処理結果を用いて生成することを特徴とする受信装置が提供される。前記干渉除去部は、前記受信部が受信した信号を構成するデータ変調シンボルの一部に対する変調シンボルレプリカを用いて干渉除去することが好ましい。
前記受信部は、複数の符号化ブロックの符号化ビットで生成したデータ変調シンボルから構成されるマルチキャリア変調した信号を受信し、前記干渉除去部は、前記変調シンボルレプリカを、前記符号化ブロックのうち少なくとも1つの符号化ブロックに対するデータ変調シンボルの復号処理結果を用いて生成することが好ましい。前記マルチキャリア変調した信号は、前記符号化ブロックがユーザ毎に割り当てられている信号であることが好ましい。前記信号検出部は、前記干渉除去部により出力した信号のうち、所望のデータ変調シンボルのみに対する復号処理を行いその復号処理結果を出力することが好ましい。
前記干渉除去部により出力した信号を復調する復調部を備え、前記干渉除去部は、前記変調シンボルレプリカを、前記受信部が受信した信号を構成するデータ変調シンボルの一部のデータ変調シンボルの復号処理結果とその他の一部のデータ変調シンボルの前記復調部の復調処理結果を用いて生成することが好ましい。前記受信部は、複数の符号化ブロックの符号化ビットで生成したデータ変調シンボルから構成されるマルチキャリア変調した信号を受信し、前記干渉除去部は、前記変調シンボルレプリカを、複数の符号化ブロックのうち少なくとも1つの符号化ブロックに対する変調シンボルの復号処理結果と前記符号化ブロックを除く少なくとも1つの符号化ブロックに対するデータ変調シンボルの復調結果を用いて生成することが好ましい。
また、前記干渉除去部は、復号処理結果を用いて変調シンボルレプリカを生成するシンボルレプリカ生成部と、前記変調シンボルレプリカと伝搬路推定値を用いて干渉レプリカを生成する干渉レプリカ生成部と、前記受信部が受信した信号から前記干渉レプリカを減算する減算部と、を備えることが好ましい。
本発明の他の観点によれば、マルチキャリア変調した信号を受信する第1のステップと、復号処理結果を用いて生成した変調シンボルレプリカを前記第1のステップにより受信した信号から除去して出力する第2のステップと、前記第2のステップにより出力した信号を復号処理して復号処理結果を出力する第3のステップと、を有し、前記第2のステップは、前記変調シンボルレプリカを、受信部が受信した信号を構成するデータ変調シンボルの一部に対する復号処理結果を用いて生成するステップを含むことが好ましい。
また、本発明は、マルチキャリア変調した信号を送信する送信装置と、前記送信装置により送信された信号を受信し復号する受信装置と、を備える通信システムであって、前記受信装置は、前記送信装置により送信された信号を受信する受信部と、復号処理結果を用いて生成した変調シンボルレプリカを前記受信部が受信した信号から除去して出力する干渉除去部と、前記干渉除去部により出力した信号を復号処理して復号処理結果を出力する信号検出部と、を備え、前記干渉除去部は、前記変調シンボルレプリカを、受信部が受信した信号を構成するデータ変調シンボルの一部に対する復号処理結果を用いて生成することを特徴とする通信システムである。
また、本発明は、マルチキャリア変調した信号を送信するステップと、前記送信装置により送信された信号を受信し復号するステップと、を有する通信方法であって、前記受信し復号するステップは、マルチキャリア変調した信号を受信する第1のステップと、復号処理結果を用いて生成した変調シンボルレプリカを前記第1のステップにより受信した信号から除去して出力する第2のステップと、前記第2のステップにより出力した信号を復号処理して復号処理結果を出力する第3のステップと、を有し、前記第2のステップは、前記変調シンボルレプリカを、受信部が受信した信号を構成するデータ変調シンボルの一部に対する復号処理結果を用いて生成すること、を特徴とする通信方法である。
また、本発明は、復号処理結果を用いて生成した変調シンボルレプリカを受信したマルチキャリア変調した信号から除去して出力する干渉除去回路と、前記干渉除去回路により出力した信号を復号処理して復号処理結果を出力する信号検出回路と、少なくとも前記第干渉除去回路に対して制御を行うチップ制御回路を有し、前記干渉除去回路は、前記変調シンボルレプリカを、受信部が受信した信号を構成するデータ変調シンボルの一部に対する復号処理結果を用いて生成する回路を含むことを特徴とする受信回路である。
また、本発明は、上記の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良く、当該プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっても良い。上記プログラムは、インターネットなどの伝送媒体を介して取得したものであっても良い。
本発明によれば、ガードインターバル区間を越える遅延波が存在する環境下で複数の符号化ブロックのデータ信号が配置されたマルチキャリア信号を受信した場合、所望の符号化ブロックの以外の符号化ブロックに対する干渉レプリカ生成の負荷を削減することができ、受信機の信号処理の効率低下を改善することができる。
特に、送信フレーム内に配置された非所望の符号化ブロックの符号化ビットから生成したデータ変調シンボルの配置に依存することなく、所望の符号化ブロックに対するシンボル間干渉、サブキャリア間干渉をターボ等化処理により効率的に除去し、伝送特性を改善できる。また、非所望符号化ブロックの符号化ビット数に依存することなく、所望の符号化ブロックの符号化ビット数に基づいてターボ等化処理を行うことができ、伝送特性を改善することができる。
本発明の第1の実施形態に係る送信装置100の一構成例を示す機能ブロック図である。 シンボル生成部から入力されるユーザnのデータ変調シンボルとパイロットシンボルとをIFFT部の入力ポイントにマッピングした例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る受信装置の一構成例を示す概略ブロック図である。 干渉除去部の一構成例を示す機能ブロック図である。 レプリカ生成部の一構成例を示す機能ブロック図である。 受信装置の動作を説明するフローチャート図である。 本発明の第2の実施形態に係る受信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 干渉除去部の一構成例を示す機能ブロック図である。 レプリカ生成部の一構成例を示す機能ブロック図である。 受信装置の動作を説明するフローチャート図である。 複数ユーザのデータ変調シンボルとパイロットシンボルがリソースエレメントにマッピングされた別の例を示す図である。 複数ユーザのデータ変調シンボルとパイロットシンボルがリソースエレメントにマッピングされた別の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る送信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 シンボル生成部から入力されるユーザ1のデータ変調シンボルとパイロットシンボルとをIFFT部の入力ポイントにマッピングした例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る受信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 干渉除去部の一構成例を示す機能ブロック図である。 受信装置の動作を説明するフローチャート図である。 マルチパス環境を経て送信装置から受信装置に到達する信号の概要を示す図である。 OFDMAにおいて、複数のサブキャリアと複数のOFDMシンボルにユーザ1、ユーザ2及びユーザ3のデータ変調シンボルを割り当てる図であり、縦軸が周波数、横軸が時間である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の実施形態では、送信装置が、直交するマルチキャリアにおいて複数のユーザが周波数多元接続されているOFDMAの信号を送信する場合を例にして説明する。
本発明の第1の実施形態による通信システムは、複数ユーザの信号が割当てられたOFDMA信号(マルチキャリア変調した信号)を送信する送信装置100と送信装置100が送信した信号を受信する受信装置200とから構成される。以下では、送信装置100はセルラーシステムの下りリンクにおける基地局に設置され、受信装置200は、基地局にリンクしている複数の移動端末のうちの1つの移動端末に搭載されている場合を例にして説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る送信装置100の一構成例を示す機能ブロック図である。送信装置100は、シンボル生成部102−1〜102−N、IFFT(逆高速フーリエ変換)部103、GI挿入部104、送信部105及びパイロット生成部106を含んで構成され、送信部105にアンテナ部101が接続されている。尚、Nは、送信装置100が配置された基地局にリンクすることができるユーザ数である。
シンボル生成部102−n(n=1、2、・・・、N)は、基地局の送信装置100からユーザnに送信する信号を生成する。シンボル生成部102−nは、符号部111−n、インターリーブ部112−n、変調部113−nを備えている。
シンボル生成部102−nには、MAC(Media Access Control、媒体アクセス制御)部等(図1には示さない。MAC部等とは、MAC層、ネットワーク層などの上位層に位置する機能をいう。)から入力されたユーザnに送信する情報ビットが入力される。尚、情報ビットとは圧縮符号化された音声信号、映像信号、その他のデータ信号を「0」、「1」で表した信号である。符号部111−nは、入力されたユーザnの情報ビットに対して、ターボ符号、LDPC(Low Density Parity Check:低密度パリティ検査)、畳込み符号などのいずれかの誤り訂正符号化処理を行う。すなわち、ユーザ毎に異なる符号化ブロックで符号化している。
インターリーブ部112−nは、周波数選択性フェージングによる受信電力の落ち込みに起因するバースト誤りが生ずるのを改善するために、符号部111−nから出力されるユーザnの符号化ビットの並び順を入れ替える。変調部113−nは、インターリーブ部112−nが出力するユーザnの符号化ビットをマッピングし、BPSK(Binary Phase Shift Keying:2相位相偏移変調)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:4相位相偏移変調)、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation:16値直交振幅変調)、64QAM(64 Quadrature Amplitude Modulation:64値直交振幅変調)などのデータ変調シンボルを生成する。
パイロット生成部106は、受信装置において伝搬路を推定できるパイロットシンボルを生成する。パイロットシンボルは、送信装置100が設置された基地局にリンクしている移動端末(ユーザ)に共通でもよいし、ユーザ毎に規定されていてもよい。パイロットシンボルを構成する符号系列は、アダマール符号、CAZAC(Constant Amplitude Zero Auto-Correlation)系列などの直交した系列であることが好ましい。
IFFT部103は、MAC部等(図示しない)から通知される信号割当情報に基づいて、シンボル生成部102−nから入力されるユーザnのデータ変調シンボルとパイロットシンボルとをIFFT入力ポイントにマッピングし(サブキャリアマッピング)、IFFT処理を行うことで、それぞれのシンボルを周波数領域の信号から時間領域の信号に変換する。尚、以下では、説明の簡素化のため、IFFTポイント数とサブキャリア数が同一として説明するが、これに限定する趣旨ではない。IFFTポイント数が、サブキャリア数が以下でもよいし、サブキャリア数がIFFTポイント数以上であれば、IFFT部を複数個備えることができる。
図2は、シンボル生成部102−nから入力されるユーザnのデータ変調シンボルとパイロットシンボルとをIFFT部103の入力ポイントにマッピングした例を示す図である。図2は、24個のサブキャリア数と14個のOFDMシンボルから構成された送信フレームに3つのユーザ及びパイロットシンボルを割当てた場合を示している。第1番目のOFDMシンボルの第k番目のサブキャリアのリソースエレメントを(k、1)とする。
図2では、パイロットシンボルをリソースエレメント(Kp、Lp)=(1、1)、(7、1)、(13、1)、(19、1)、(4、5)、(10、5)、(16、5)、(22、5)、(1、8)、(7、8)、(13、8)、(19、8)、(4、12)、(10、12)、(16、12)、(22、12)に配置している(斜線のリソースエレメントが相当する)。ユーザ1に送信するデータ変調シンボルは、リソースエレメント(K1、L1)、(K1=1・・・12、L1=1・・・7、但し、パイロットシンボルを配置したリソースエレメントは除く。)に配置される。ユーザ2に送信するデータ変調シンボルはリソースエレメント(K2、L2)、(K2=1、…、12、L2=8、…、14、ただし、パイロットシンボルを配置したリソースエレメントは除く。)に配置される。ユーザ3に送信するデータ変調シンボルはリソースエレメント(K3、L3)、(K3=13、…、24、L3=1、…、14、但し、パイロットシンボルを配置したリソースエレメントは除く。)に配置される。従って、例えば、第1のOFDMシンボルに対するIFFT処理では、IFFT入力ポイントの第1、7、13、19番目にパイロットシンボルをマッピングし、第1から第12番目まで(パイロットシンボルがマッピングしたIFFT入力ポイントは除く。)にユーザ1のデータ変調シンボルをマッピングし、第13から第24番目まで(パイロットシンボルがマッピングしたIFFT入力ポイントは除く。)にユーザ2のデータ変調シンボルをマッピングする。
各ユーザのデータ変調シンボルをマッピングするリソースエレメントは信号割当情報により通知される。信号割当情報が通知するリソースエレメントは、送信装置100を備えた基地局と各ユーザの移動端末との間の伝搬路状況及び基地局が各ユーザの移動端末へ送信するデータ量などに基づいて決定される。このデータ変調シンボルをマッピングするリソースエレメントを決定することをスケジューリングと呼ぶ。
信号割当情報は、該ユーザのデータ変調シンボルが割当られたOFDAシンボルと同じOFDMシンボル、又は該ユーザのデータ変調シンボルが割当られた送信フレームと同じ送信フレームでユーザに通知してもよいし、異なるOFDMシンボル又は異なる送信フレームで通知しても良い。
なお、図2では、OFDMAを構成するリソースエレメントにユーザに送信するデータ変調シンボル及びパイロットシンボルをマッピングしているが、各ユーザに対する制御信号を含んでもよい。
図1に戻り、GI挿入部104は、IFFT部103が変換した時間領域の信号にガードインターバル(GI)を付加する。例えば、IFFT部103が出力する時間領域の信号(有効シンボル)の後半の一部をコピーし、有効シンボルの先頭に付加する。GIを付加した有効シンボルをOFDMシンボルと呼ぶ。GI挿入部104が出力する信号をs(t)とすると、次式(1)で表せる。
Figure 0005254180
ただし、NfはIFFTポイント数、ck,1は第1番目のOFDMシンボルの第kサブキャリアに割り当てられたシンボル、Δfはサブキャリア間隔、TsはOFDMシンボル長(GI長を含む)、jは虚数単位である。
送信部105は、GI挿入部104が出力するOFDMシンボルをアナログ信号に変換し(Digital to Analog変換し)、アナログ信号に変換された信号に対して帯域制限を行うフィルタリング処理を行い、さらにフィルタリング処理された信号を送信可能な周波数帯域にアップコンバートし、アンテナ部101を介して送信する。この送信装置100が出力する信号をOFDMA信号と呼ぶ。
上述では、本実施の形態における受信装置200が受信するOFDMA信号に複数ユーザのデータ変調シンボルが割り当てられ、データ変調シンボルはユーザ毎に情報ビットを符号化した符号化ビットで構成されている場合を例にして説明したが、データ変調シンボルを同一ユーザに対する情報ビットを複数の符号部で符号化した符号化ビットで構成する場合においても適用可能である。すなわち、図2におけるユーザ1〜ユーザ3各々が占有したリソースエレメントをユーザ1が全て占有し、ユーザ1が占有したリソースエレメントに割り当てるデータ変調シンボルを構成する情報ビットが(K1、L1)、(K2、L2)、(K3、L3)に分けて符号化されている場合においても本実施の形態の技術を適用することが可能である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る受信装置200の一構成例を示す概略ブロック図である。受信装置200は、送信装置100が送信する信号を受信するユーザ1の移動端末に搭載されているものとして説明する。尚、ユーザn(n=2、・・・、N)の移動端末に搭載される受信装置も、少なくとも同様の機能を有することが可能である。
受信装置200は、受信部202、受信信号記憶部203、干渉除去部204、GI除去部205、FFT部206、伝搬路補償部207、サブキャリアデマッピング部210、信号検出部208−1、伝搬路推定部209を具備し、受信部202にアンテナ部201が接続されている。また、上記受信装置200の一部あるいは全部をチップ化して集積回路となる場合、各機能ブロックに対して制御を行うチップ制御回路211を有する。
受信装置200において、受信部202は、アンテナ部201を介して送信装置100から送信されたOFDMA信号を受信すると、信号検出処理などのデジタル信号処理が可能な周波数帯へダウンコンバートし、さらにスプリアスを除去するフィルタリング処理を行い、フィルタリング処理した信号をアナログ信号からデジタル信号に変換(Analog to Digital変換)を行って、受信信号記憶部203、干渉除去部204及び伝搬路推定部209に出力する。
伝搬路推定部209は、送信装置100と受信装置200との間におけるフェージングなどによる振幅と位相の変動を推定する伝搬路推定を行い、伝搬路推定結果である伝搬路推定値を干渉除去部204と伝搬路補償部207とに出力する。伝搬路推定は、例えば、受信部202が出力する信号に含まれる既知の信号であるパイロットシンボルを用いて行うことができる。図2に記載したOFDMA信号を受信した場合、受信したOFDMA信号を周波数領域に変換した信号であって、パイロットシンボルを割り当てたサブキャリアの信号(リソースエレメント(Kp、Lp)=(1、1)、(7、1)、(13、1)、(19、1)、(4、5)、(10、5)、(16、5)、(22、5)、(1、8)、(7、8)、(13、8)、(19、8)、(4、12)、(10、12)、(16、12)、(22、12)のうち1または2以上の信号成分)を用いて周波数応答を算出する。パイロットシンボルを配置したサブキャリア以外のサブキャリアの周波数応答は、パイロットシンボルを配置したサブキャリアの周波数応答を用いて、線形補間、FFT補間などの補間技術により算出することができる。
なお、伝搬路推定は、信号検出部208−1が出力する復号結果を用いる繰り返し伝搬路推定を適用することも可能である。
受信信号記憶部203は、受信部202が出力する信号を記憶する。また、干渉除去部204の干渉除去処理において、繰り返し処理が行われる場合、格納しているこの信号を出力する。
干渉除去部204は、伝搬路推定部209から出力される伝搬路推定値、信号検出部208−1から出力される復号結果を用いて、受信部202あるいは受信信号記憶部203から出力される信号から、干渉成分を除去する処理を繰り返し行う。具体的には、信号検出部208−1が出力する復号後の符号化ビットの対数尤度比LLR(Log Likelihood Ratio)を用いて、受信した信号の送信元である送信装置100が自受信装置宛に送信したであろう信号レプリカを生成する。すなわち、受信装置200では送信装置100が送信したユーザ1に対する送信信号レプリカを生成する。さらに、この送信信号レプリカと伝搬路推定部209からの伝搬路推定値を用いてユーザ1に対する干渉レプリカを生成し、受信部202あるいは受信信号記憶部203から出力される信号から減算する。したがって、干渉除去部204は、受信したOFDMA信号を構成するデータ変調シンボルのうち、一部のデータ変調シンボルに対する復号処理結果を用いて生成した干渉レプリカを除去することで、干渉成分を除去する(詳細は後述する)。
GI除去部205は、干渉除去部204から出力される干渉成分レプリカを除去した信号のうち、遅延波による歪を回避するために送信装置100で付加されたガードインターバル区間を除去する。FFT部206は、GI除去部205がガードインターバル区間を除去した信号を時間領域信号から周波数領域信号に変換するフーリエ変換の処理を行う。伝搬路補償部207は、伝搬路推定部209による伝搬路推定値を用いてZF(Zero Forcing)、MMSE(Minimum Mean Square Error)などによりフェージングによる伝搬路歪を補正する重み係数を算出し、この重み係数をFFT部206からの周波数領域信号に乗算して伝搬路補償をする。この処理を等化処理とも呼ぶ。
サブキャリアデマッピング部210は、伝搬路補償部207が出力する信号に対してデマッピング処理を行う。具体的には、伝搬路補償部207が出力する信号のうち、所望ユーザ(ユーザ1)がマッピングされているサブキャリアの信号のみを抽出する。なお、受信機200は、受信したOFDMA信号のサブキャリアにマッピングされている所望ユーザのデータ変調シンボル若しくはパイロットシンボルの配置(情報割当情報)を、制御信号による通知などにより知ることができる。
信号検出部208−1は、伝搬路補償部207が出力する信号のうち、所望ユーザ(ユーザ1)がマッピングされているサブキャリアの信号のみを抽出し、復調、復号処理を行い、ユーザ1の情報ビットを取得する。また、ユーザ1の情報ビットに対する符号化ビットLLRのみを干渉除去部204に出力する。信号検出部208−1は、復調部221−1、デインターリーブ部222−1、復号部223−1を備える。復調部221−1は、伝搬路補償部207が出力する信号(等化後信号)のうち、所望ユーザ宛のデータ変調シンボルがマッピングされたリソースエレメントの等化後信号を抽出し、前記抽出した等化後信号に対して復調処理を行い、軟判定値(符号化ビットLLR)を出力する。例えば、図2で記載したデータ変調シンボル割当ての場合、リソースエレメント(K1、L1)、(K1=1・・・12、L1=1・・・7、ただし、パイロットシンボルを配置したリソースエレメントは除く。)に対応する等化後信号を抽出し、復調処理を行う。
復調部221−1の処理を、所望ユーザ宛のデータ変調シンボルがQPSK変調の場合を例として説明する。送信側で送信されたQPSKシンボルをXとし、受信側において復調部221に入力されるシンボルをXcとして説明する。Xを構成しているビットをb0、b1(b0、b1=±1)とすると、Xは、下記の式(2)で表せる。ただし、jは虚数単位を表す。そして、Xの受信側における推定値Xcからビットb0、b1の対数尤度比LLRであるλ(b0)、λ(b1)は下記の式(3)により求められる。
Figure 0005254180
Figure 0005254180
但し、Re(Xc)は複素数の実部を表す。μは伝搬路補償後の等価振幅であり、例えば、第1OFDMシンボルの第kサブキャリアにおける伝搬路推定値をH1(k)、乗算したMMSE基準の伝搬路補償重みをW1(k)とすると、μはW1(k)・H1(k)となる。
またλ(b1)は、式(3)、すなわちλ(b0)を求める式において、Xcの実部と虚部を置き換えて求める。なお、16QAMなどの他の変調が施されたデータに対しても同様の原理に基づいて算出可能である。また、復調部222は、軟判定結果ではなく硬判定結果を算出するようにしてもよい。
デインターリーブ部222−1は、送信元の送信装置100のインターリーブ部112−1が施したインターリーブのパターンに対応するビット配置の並べ替え、すなわちインターリーブのパターンの逆操作となるビット配置並べ替えを、復調部221−1による軟判定結果のデータ系列に対して行う。
復号部223−1は、送信元である送信装置100が施したターボ符号化、畳み込み符号化などの誤り訂正符号化に対する誤り訂正復号処理をデインターリーブ部222−1からの出力信号に対して行い、符号化ビットのLLR(対数尤度比)などの軟判定出力結果を算出し、所望ユーザの軟判定結果を干渉除去部204に入力する。
図4は、干渉除去部204の一構成例を示す機能ブロック図である。干渉除去部204は、減算部231、レプリカ生成部232を具備する。レプリカ生成部232は、伝搬路推定値および所望ユーザのデータ信号に対する軟判定値(符号化ビットの対数尤度比LLR)を用いて、干渉成分のレプリカ(干渉レプリカ)を生成する。具体的には、信号検出部208−1が出力する復号後の符号化ビットの対数尤度比LLRを用いて、受信した信号の送信元である送信装置100が自受信装置宛に送信したであろう信号レプリカを生成する。すなわち、受信装置200では送信装置100が送信したであろうユーザ1に対する送信信号レプリカを生成する。さらに、この送信信号レプリカと伝搬路推定部209からの伝搬路推定値を用いて干渉レプリカを生成する。減算部231は、上記干渉レプリカを、受信部202あるいは受信信号記憶部203から入力される信号から減算する。受信部202あるいは受信信号記憶部203から入力される信号をr(t)、第i回目の繰り返し処理における干渉レプリカをr^i(t)とすると、減算部が出力する信号r〜i(t)は、下記式(4)で表せる。なお、「r^」、「r〜」という表記は、式(4)に表わされているように文字「r」の上に「^」、「〜」が記載されたものを意味し、後述する「s^」、「c^」、「h^」も同様である。
Figure 0005254180
ただし、初回処理(i=0)の場合は、r〜i(t)=r(t)である。
図5は、レプリカ生成部232の一構成例を示す機能ブロック図である。レプリカ生成部232は、インターリーブ部241−1、シンボルレプリカ生成部242−1、IFFT部243、GI挿入部244、干渉レプリカ生成部245を具備する。
インターリーブ部241−1は、信号検出部208−1が出力する復号後の符号化ビットの対数尤度比LLRを、送信装置100がデータ変調を施した符号化したデータ信号と同じ並び順に並べ替える。すなわち、送信装置100のインターリーブ部112−1と同じインターリーブパターンで信号検出部208−1が出力する復号後の符号化ビットの対数尤度比LLRをインターリーブする。すなわち、信号検出部208−1が備えるデインターリーブ部223−1と逆の並べ替えを行う。
シンボルレプリカ生成部242−1は、インターリーブ部241−1が出力する符号化ビットの対数尤度比LLRを用いて所望ユーザの信号に対するデータ変調シンボルのレプリカ(変調シンボルレプリカ)を生成する。例えば、シンボルレプリカ生成部242−1は、送信装置100の変調部113−1の変調方式がQPSK変調の場合、QPSK変調シンボルを構成するビットb0、b1の対数尤度比をλ(b0),λ(b1)としたとき、下記の式(5)で表されるQPSKの変調シンボルのレプリカシンボルを生成する。なお、シンボルレプリカ生成部242−1は、16QAMなどの他の変調の場合も、同様の原理で変調シンボルレプリカを生成する。
Figure 0005254180
IFFT部243は、シンボルレプリカ生成部242が出力する変調シンボルレプリカを、受信したOFDMA信号において上記変調シンボルレプリカに対応するデータ変調シンボル(ユーザ1のデータ変調シンボル)が割り当てられているリソースエレメントに該当するIFFT入力ポイントにマッピングし、IFFT処理を行うことで、所望ユーザの変調シンボルレプリカ(所望ユーザの変調シンボルレプリカ)を周波数領域の信号から時間領域の信号に変換する。また、受信したOFDMA信号において非所望ユーザのデータ変調シンボルが配置されたリソースエレメントに該当するIFFT入力ポイントは、ヌルにする(ゼロを配置する)。さらに、IFFT部243は、既知の信号であるパイロットシンボルが配置されていたリソースエレメントに該当するIFFT入力ポイントに、このパイロットシンボルを配置することが好ましい。
たとえば、受信したOFDMA信号が図2のユーザ割当で各ユーザのデータ変調シンボルが割り当てられている場合に、シンボルレプリカ生成部242が出力する変調シンボルレプリカは、リソースエレメント(K1、L1)、(K1=1…12、L1=1…7、ただし、パイロットシンボルを配置したリソースエレメントは除く。)に該当するIFFT入力ポイントに割り当てる。
GI挿入部244は、IFFT部243が変換した時間領域の信号にガードインターバル(GI)を付加する。GI挿入部245が出力する信号レプリカs^i(t)は、下記式(6)で表すことができる。
Figure 0005254180
但し、c^k,1は、所望ユーザの変調シンボルレプリカである。なお、パイロットシンボル等の既知のシンボルを含んでもよい。図2に示すユーザ割当の場合、ユーザ1の変調シンボルレプリカc^K1,L1を、変調シンボルcK1,L1が配置されたリソースエレメントのサブキャリア位置に割りつける。また、パイロットシンボルc^Kp,LpをパイロットシンボルcKp,Lpが配置されたリソースエレメントのサブキャリア位置に割りつける。これにより、送信信号レプリカの生成が所望ユーザ以外の信号の配置に依存しない。よって、所望ユーザに対するターボ等化処理の処理時間を大きく延長させることなく干渉を除去することが可能となる。
干渉レプリカ生成部245は、GI挿入部244が出力する信号と伝搬路推定値を用いて、受信装置200が受信するOFDMA信号が受けた干渉成分の干渉レプリカを生成する。干渉成分として、シンボル間干渉、キャリア間干渉などがあり、各干渉成分に対して干渉レプリカを生成する。
たとえば、OFDMA信号がシンボル間干渉を受けている場合、干渉除去部204の第i回目の繰り返し処理においてGI挿入部244が出力する信号をs^i(t)、伝搬路推定値をh^(t)とすると、干渉レプリカ生成部245が生成するシンボル間干渉レプリカr^i(t)(t≦Ts、TsはOFDMシンボル長)は、下記式(7)となる。すなわち、干渉レプリカr^iは、第i−1回目の繰り返し処理において信号検出部208−1が出力する符号化ビットLLRから生成した所望ユーザに対する送信信号レプリカを用いて生成され、受信装置が受信したGIを超える遅延時間を有する各遅延波において、FFT処理を行うOFDMシンボルの前のOFDMシンボルであって、FFT処理を行うOFDMシンボル区間に入り込んだ成分のレプリカを足し合わせたものである。上述の干渉レプリカを減算する処理を、ユーザ1が占有したリソースエレメントにおいておこなうことで、シンボル間干渉を除去する。なお、所望ユーザに対する制御信号、パイロットシンボルへのシンボル間干渉も同様に除去することが可能である。
Figure 0005254180
ただし、初回処理の場合(i=0)、r^0(t)=0であり、h^dは伝搬路推定値のインパルス応答であって、第dパスの複素振幅、tは時間、τdは第dパス(第d遅延波)の第1パス(先行波)が届いた時点(FFT処理の同期ポイント)からの遅延時間、Tgiは挿入されているガードインターバル長を示す。なお、dはτd>Tgiを満たす場合とする。
なお、上述では、時間領域の干渉レプリカを受信信号から減算することによりシンボル間干渉の除去を行った場合を示しているが、この場合に限るものではない。例えば、時間領域の干渉レプリカに加え、周波数領域の干渉レプリカを用いてシンボル間干渉の除去を行っても良い。
図6は、受信装置200の動作を説明するフローチャート図である。受信装置200は、送信装置100から送信されたOFDMA信号を受信すると、干渉除去部204における繰り返し干渉除去処理において、その繰り返し回数を判定し(S101)、初回処理(i=0)である場合は、受信したOFDMA信号をそのまま出力する。この信号はGI除去部205における処理の後、FFT部206に入力される。一方、繰り返し処理(i>0)である場合、第i−1回目の繰り返し処理における所望ユーザに対する復号処理により算出した符号化ビットLLRから生成した干渉レプリカを用いて所望ユーザの信号に対する干渉除去を行う(S102)。
次に、S101およびS102の処理を行った信号に対して、FFT部206においてFFT処理を行い(S103)、周波数領域に変換された信号に対して伝搬路補償部207において伝搬路歪の補償(等化処理)を行う(S104)。等化処理を行った周波数領域の信号(等化後信号)から所望ユーザに対する等化後信号を抽出し、復調処理、復号処理を行った後(S105)、干渉除去処理において所定の繰り返し回数が終了した場合(S106のYES)、所望の復号処理結果の硬判定した結果をMAC部等に渡して、処理を終了し次のデータを受信待機する。一方、所定の繰り返し回数が終了していない場合(S106のNO)、所望ユーザのデータ信号の誤りの有無を判定し(S107)、誤りがない場合、所望の復号処理結果の硬判定した結果をMAC部等に渡して、処理を終了し次のデータを受信待機する。一方、誤りがある場合、復号部223−1が出力する符号化ビットLLRを用いて所望ユーザに対する変調シンボルレプリカを生成する(S108)。そして、上記所望ユーザに対する変調シンボルレプリカを用いて干渉レプリカを生成し(S109)、干渉除去部204に入力し、再度干渉除去処理を行う(ステップS101に戻る)。すなわち、予め設定した回数だけ処理が繰り返されるか、または、データ信号の誤りがないと判定されるか、いずれかの条件が満たされるまで処理を繰り返す。
以上のように、本実施形態では、送信装置100がOFDMA信号を送信し、受信装置200がガードインターバルを超える長遅延をもってOFDMA信号を受信した場合、一部の復号結果から生成した干渉レプリカを用いて、繰り返し干渉除去処理を行う。
これにより、OFDMA信号のリソースエレメントに割り当てられている非所望ユーザのリソースエレメントの占有領域に影響されず、所望ユーザのターボ等化処理(繰り返し処理)を行うことができる。したがって、所望ユーザと非所望ユーザのリソースエレメントの占有領域の違いによるターボ等化の処理遅延を抑えることができるという利点がある。
また、ユーザ毎に情報データが符号化され、非所望ユーザが占有するOFDMシンボル数が、所望ユーザが占有するOFDMシンボル数よりも多い場合においても、非所望ユーザの復号処理時間に拘束されることなく、所望ユーザに対するターボ等化処理を行うことができる。すなわち、受信装置は、自ユーザの信号に対する復号処理が終了しているにもかかわらず、他ユーザの信号の復号処理が終わっていないという理由で、シンボル間干渉レプリカ生成等の後続する処理を行うことができないという問題の発生を抑えることができる。その結果、所望ユーザの信号に対する最終的な情報データを取得するために要する処理時間が延びることを抑え、消費電力を増加、受信機の効率を悪化させることを抑えることができる。
また、複数のユーザの符号化ブロックのビット数が異なることによりターボ等化処理時間を延長させることなく、シンボル間干渉、サブキャリア間干渉を除去し、伝送特性を改善できる。特に、非所望ユーザの符号化ブロック数が、所望ユーザの符号化ブロックのビット数よりも多い場合においても、所望ユーザの符号化ブロックのビット数を基づいてターボ等化処理を行うことができる。
また、繰り返し処理に与えられた時間が一定に決められている場合、他ユーザの信号の復号処理時間の影響により自ユーザの信号に対するターボ等化の繰り返し回数が減少することを防止するができ、誤り率特性の劣化を抑えることができる。尚、本実施形態では、シンボル間干渉を除去する場合で説明したが、これに限るものではない。例えば、サブキャリア間干渉においても、所望ユーザの信号に対するデータ変調レプリカを用いてサキャリア間干渉の干渉レプリカを生成し、受信信号から除去することができる。また、本実施形態では、同一の送信フレームで、複数のユーザが割当てられている場合で説明したが、ユーザが複数の送信フレームに渡って割り当てられている場合においても適用することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態による通信システムは、送信装置100と送信装置100が送信したOFDMA信号を受信する受信装置400とから構成される。以下では、受信装置400について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る受信装置400の一構成例を示す機能ブロック図である。受信装置400は、送信装置100が送信する信号を受信するユーザ1の移動端末に搭載されているとして説明する。なお、ユーザn(n=1、2、・・・、N)の移動端末に搭載される受信装置も、少なくとも同様の機能を有することが可能である。
受信装置400は、受信部202、受信信号記憶部203、干渉除去部404、GI除去部205、FFT部206、伝搬路補償部207、サブキャリアデマッピング部210、信号検出部208−1、伝搬路推定部209、復調部221−2〜221−Nを具備し、受信部202にアンテナ部201が接続されている。また、上記受信装置400の一部あるいは全部をチップ化して集積回路となる場合、各機能ブロックに対して制御を行うチップ制御回路211を有する。
第1の実施形態の受信装置200と同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付与している。受信装置400は、受信装置200に対して、干渉除去部204が干渉除去部404に替わり、復調部221−2〜復調部221−Nが追加された点で異なる。以下では、主に、受信装置200と異なる機能を有する構成要素について説明する。
干渉除去部404は、繰り返し処理(i>0)においては、信号検出部208−1、復調部221−1〜復調部221−N及び伝搬路推定部209から出力される信号を用いて干渉除去処理を行う。
図8は、干渉除去部404の一構成例を示す機能ブロック図である。干渉除去部404は、減算部231、レプリカ生成部432を具備する。レプリカ生成部432は、復号部223−1が出力したユーザ1の復号後の符号化ビットLLR、復調部221−2〜復調部221−Nの復調後の符号化ビットLLRを用いて干渉レプリカを生成する。減算部231はこの干渉レプリカを受信部202あるいは受信信号記憶部203から入力される信号から減算する。
図9は、レプリカ生成部432の一構成例を示す機能ブロック図である。レプリカ生成部432は、インターリーブ部241−1、シンボルレプリカ生成部242−1、シンボルレプリカ生成部242−2〜242−N、IFFT部243、GI挿入部244、干渉レプリカ生成部245を具備する。
シンボルレプリカ生成部242−1は、復号部223−1が出力する復号後の符号化ビットLLRをインタリーブ部241−1でインターリーブした符号化ビットLLRを用いて、ユーザ1の信号に対するデータ変調シンボルのレプリカ(変調シンボルレプリカ)を生成する。
サブキャリアデマッピング部210は、伝搬路補償部207が出力する信号に対してデマッピング処理を行う。具体的には、伝搬路補償部207が出力する信号のうち、所望ユーザ(ユーザ1)がマッピングされているサブキャリアの信号を抽出し、信号検出部208−1に入力する。また、非所望ユーザがマッピングされているサブキャリアの信号を抽出し、復調部221−2〜復調部221−Nに入力する。
シンボルレプリカ生成部242−n(n=2、…、N)は、復調部221−n(n=2、・・・、N)が出力するユーザnの復調後の符号化ビットLLRを用いて、ユーザnの信号に対する変調シンボルのレプリカ(変調シンボルレプリカ)を生成する。
IFFT部243は、シンボルレプリカ生成部242−n(n=1、2、…、N)が出力する変調シンボルレプリカを、受信したOFDMA信号において変調シンボルレプリカに対応するデータ変調シンボルが割り当てられているリソースエレメントに該当するIFFT入力ポイントにマッピングし、IFFT処理を行う。GI挿入部244において、IFFT処理後の信号にGIを付加した信号レプリカは、上記式(6)となる。ただし、c^k,lは、前記シンボルレプリカ生成部242−1〜242−Nで生成された変調シンボルレプリカである。
すなわち、レプリカ生成部432は、所望ユーザのデータ変調シンボルに対する変調シンボルレプリカのみ復号後の符号化ビットLLRから生成し、非所望ユーザのデータ変調シンボルに対する変調シンボルレプリカは復調後の符号化ビットLLRから生成する。そして、これら受信した全ユーザのデータ変調シンボルに対する変調シンボルレプリカを用いて干渉レプリカを生成する。受信装置400が図2に記載の複数のユーザが割当てられているOFDMA信号を受信した場合、第1のOFDMシンボル〜第7のOFDMシンボルに対してターボ等化処理を適用する場合には、ユーザ1を占有しているリソースエレメントには復号後の符号化ビットLLRから生成した変調シンボルレプリカを配置し、ユーザ3が占有しているリソースエレメントには復調後の符号化ビットLLRから生成した変調シンボルレプリカを配置し、送信信号レプリカを生成する。
さらに、ターボ等化処理を適用するOFDMシンボルが当該OFDMシンボルの後ろのOFDMシンボルから干渉を受ける場合は、後ろのOFDMシンボルに配置したデータ変調シンボルに対する変調シンボルレプリカを用いることができる。例えば、第7のOFDMシンボルに対してターボ等化を適用する場合、第8のOFDMシンボルに配置したユーザ2のデータ変調シンボルに対する復調後の変調シンボルレプリカを用いて送信信号レプリカを生成することもできる。図11は、複数ユーザのデータ変調シンボルとパイロットシンボルがリソースエレメントにマッピングされた別の例を示す図である。受信装置400が図11に記載の複数のユーザが割当てられているOFDMA信号を受信し、ユーザ1が占有する第1のOFDMシンボル〜第7のOFDMシンボルに対してターボ等化処理を行う場合には、ユーザ1を占有しているリソースエレメントには復号後の符号化ビットLLRから生成した変調シンボルレプリカを配置し、ユーザ3が占有しているリソースエレメントには復調後の符号化ビットLLRから生成した変調シンボルレプリカを配置し、送信信号レプリカを生成する。加えて、第7のOFDMシンボルに対してターボ等化を適用する場合、さらに、第8のOFDMシンボルに配置したユーザ2及びユーザ4のデータ変調シンボルに対する復調後の変調シンボルレプリカを用いて送信信号レプリカを生成することもできる。
図12は、複数ユーザのデータ変調シンボルとパイロットシンボルがリソースエレメントにマッピングされた別の例を示す図である。受信装置400が図12に記載の複数のユーザが割当てられているOFDMA信号を受信し、ユーザ1が占有する第1のOFDMシンボル〜第11のOFDMシンボルに対してターボ等化処理を行う場合には、ユーザ1を占有しているリソースエレメントには復号後の符号化ビットLLRから生成した変調シンボルレプリカを配置し、ユーザ3、ユーザ4が占有しているリソースエレメントには復調後の符号化ビットLLRから生成した変調シンボルレプリカを配置し、送信信号レプリカを生成する。加えて、第11のOFDMシンボルに対してターボ等化を適用する場合、さらに、第12のOFDMシンボルに配置したユーザ2のデータ変調シンボルに対する復調後の変調シンボルレプリカを用いて送信信号レプリカを生成することもできる。
これにより、所望ユーザに対するターボ等化処理の処理時間を大きく延長させることなく非所望ユーザの変調シンボルレプリカの生成をすることが可能となる。
復調部221−2〜221−Nは、伝搬路補償部207が出力する等化後信号のうち、非所望ユーザ宛のデータ変調シンボルがマッピングされたリソースエレメントの等化後信号を抽出し、前記抽出した等化後信号に対して復調処理を行い、軟判定値(復調後の符号化ビットLLR)を干渉除去部404に入力する。
図10は、受信装置200の動作を説明するフローチャート図である。受信装置200は、送信装置100から送信されたOFDMA信号を受信すると、干渉除去部404における繰り返し干渉除去処理において、その繰り返し回数を判定し(S201)、初回処理(i=0)である場合は、受信したOFDMA信号をそのまま出力する。この信号はGI除去部205における処理の後、FFT部206に入力される。一方、繰り返し処理(i>0)である場合、第i−1回目の繰り返し処理における所望ユーザに対する復号処理により算出した符号化ビットLLRと非所望ユーザに対する復調処理により算出した符号化ビットLLRから生成した干渉レプリカを用いて干渉除去を行う(S202)。
次に、S201およびS202の処理を行った信号に対して、FFT部206においてFFT処理を行い(S203)、周波数領域に変換された信号に対して伝搬路補償部207において伝搬路歪の補償(等化処理)を行う(S204)。等化処理を行った周波数領域の信号(等化後信号)から所望ユーザに対する等化後信号を抽出し、復調処理、復号処理を行った後(S205)、干渉除去処理において所定の繰り返し回数が終了した場合(S206のYES)、所望の復号処理結果の硬判定した結果をMAC部等に渡して、処理を終了し次のデータを受信待機する。一方、所定の繰り返し回数が終了していない場合(S206のNO)、所望ユーザのデータ信号の誤りの有無を判定し(S207)、誤りがない場合、所望の復号処理結果の硬判定した結果をMAC部等に渡して、処理を終了し次のデータを受信待機する。一方、誤りがある場合、変調シンボルレプリカを生成する。その場合、レプリカ生成が、所望ユーザに対するデータ変調シンボルに対するものか否かを判断する(S208)。所望ユーザに対する変調シンボルレプリカの場合(S208のYES)、復号部223−1が出力する復号後の符号化ビットLLRから変調シンボルレプリカを生成する(S209)。非所望ユーザに対する変調シンボルレプリカの場合(S208のNO)、復調部221−2〜復調部221−Nが出力する復調後の符号化ビットLLRから変調シンボルレプリカを生成する。(S210)。そして、S209及びS210で生成した各ユーザに対する変調シンボルレプリカを用いて干渉レプリカを生成し(S211)、干渉除去部204に入力し、再度干渉除去処理を行う。
すなわち、予め設定した回数だけ処理が繰り返されるか、または、データ信号の誤りがないと判定されるか、いずれかの条件が満たされるまで処理を繰り返す。なお、前記S210において生成する変調シンボルレプリカは、S209で変調シンボルレプリカを生成した変調シンボル以外であって、その一部又は全部のいずれでもよい。
以上のように、本実施形態では、送信装置100がOFDMA信号を送信し、受信装置400がOFDMA信号をガードインターバルを超える長遅延をもって受信した場合、所望ユーザに対しては復号結果から変調シンボルレプリカを生成し、非所望ユーザに対しては復調結果から変調シンボルレプリカを生成する。そして、前記所望ユーザ及び非所望ユーザに対する変調シンボルレプリカから生成した干渉レプリカを用いて、繰り返し干渉除去処理を行う。
これにより、OFDMA信号のリソースエレメントに割り当てられている非所望ユーザのリソースエレメントの占有領域に影響されず、所望ユーザのターボ等化処理(繰り返し処理)を行うことができる。したがって、所望ユーザと非所望ユーザのリソースエレメントの占有領域の違いによるターボ等化の処理遅延を抑えることができるという利点がある。さらに、干渉レプリカ生成において、非所望ユーザに対しても変調処理後の符号化ビットLLRを用いるので、非所望ユーザの信号成分が所望ユーザの信号成分に与える干渉も抑えることができ、特性劣化を抑えることができるという利点がある。
なお、上述した第1の実施形態および第2の実施形態では、OFDMのサブキャリアに複数のユーザの信号を割り当てるOFDMAに、本発明を適用した場合で説明したが、これに限らず、MC−CDMA(Multi Carrier - Code Division Multiple Access)、SC−FDMA(Single Carrier - Frequency Division Multiple Access)、DFT−S−OFDMA(Discrete Fourier Transform - Spread - OFDMA)などのユーザが周波数分割多重されている信号を送信する通信システムに適用することができる。なお、上述の実施形態では、OFDMA及び上記に例示列挙した伝送方式をマルチキャリア変調と呼ぶ。
(第3の実施形態)
本発明の実施形態では、送信装置が、直交するマルチキャリアにおいて単数のユーザが占有するOFDMの信号を送信する場合を例にして説明する。
図13は、本発明の第3の実施形態に係る送信装置500の一構成例を示す機能ブロック図である。送信装置500は、シンボル生成部502−1〜502−N、IFFT(逆高速フーリエ変換)部103、GI挿入部104、送信部105及びパイロット生成部106を含んで構成され、送信部105にアンテナ部101が接続されている。尚、Nは、ユーザ1の情報ビットを符号化する符号化ブロック数である。
送信装置500は、送信装置100からシンボル生成部102−n(n=1、2、・・・N)に替えて、シンボル生成部502−nを配置している。シンボル生成部502−nは、シンボル生成部102−nから同一ユーザの情報ビットが入力されることが異なる。
図14は、シンボル生成部502−n(n=1,2,3)から入力されるユーザ1のデータ変調シンボルとパイロットシンボルとをIFFT部103の入力ポイントにマッピングした例を示す図である。
斜線のリソースエレメントには、パイロットシンボルを配置している。符号部111−1によって符号化された符号化ビットがマッピングされたデータ変調シンボルは、リソースエレメント(K1、L1)、(K1=1・・・12、L1=1・・・7、但し、パイロットシンボルを配置したリソースエレメントは除く。)に配置される。符号部111−2によって符号化された符号化ビットがマッピングされたデータ変調シンボルは、リソースエレメント(K2、L2)、(K2=1、…、12、L2=8、…、14、ただし、パイロットシンボルを配置したリソースエレメントは除く。)に配置される。符号部111−3によって符号化された符号化ビットがマッピングされたデータ変調シンボルは、リソースエレメント(K3、L3)、(K3=13、…、24、L3=1、…、14、但し、パイロットシンボルを配置したリソースエレメントは除く。)に配置される。
図15は、本発明の第3の実施形態に係る受信装置600の一構成例を示す機能ブロック図である。受信装置600は、送信装置500が送信する信号を受信する移動端末に搭載されているとして説明する。
受信装置600は、受信部202、受信信号記憶部203、干渉除去部604、GI除去部205、FFT部206、伝搬路補償部207、サブキャリアデマッピング部210、信号検出部208−1〜208−N、伝搬路推定部209、を具備し、受信部202にアンテナ部201が接続されている。また、上記受信装置600の一部あるいは全部をチップ化して集積回路となる場合、各機能ブロックに対して制御を行うチップ制御回路211を有する。
第1の実施形態の受信装置200と同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付与している。受信装置600は、受信装置200に対して、干渉除去部204が干渉除去部604に替わり、信号検出部221−2〜信号検出部221−Nが追加された点で異なる。以下では、主に、受信装置200と異なる機能を有する構成要素について説明する。
干渉除去部604は、繰り返し処理(i>0)においては、信号検出部208−1〜信号検出部208−Nの少なくとも1つから出力される信号及び伝搬路推定部209から出力される信号を用いて干渉除去処理を行う。
図16は、干渉除去部604の一構成例を示す機能ブロック図である。干渉除去部604は、減算部231、レプリカ生成部232、選択部633を具備する。選択部633は、復号部223−1〜復号部223−Nが出力する復号後の符号化ビットLLRが入力され、所望の符号化ブロックに対する復号後の符号化ビットLLRを選択し、レプリカ生成部232に出力する。例えば、ターボ等化処理を適用して符号部111−1で符号化した信号の情報データを算出したい場合、図10−4のリソースエレメント(K1、L1)に配置されたデータ変調シンボルを復号する復号部223−1が出力する復号後の符号化ビットLLRのみを選択する。レプリカ生成部232は、選択部633が出力する復号後の符号化ビットLLRのみを用いて干渉レプリカを生成する。レプリカ生成部232の機能は、図5に準ずる。減算部231はこの干渉レプリカを受信部202あるいは受信信号記憶部203から入力される信号から減算する。
サブキャリアデマッピング部210は、伝搬路補償部207が出力する信号に対してデマッピング処理を行う。具体的には、伝搬路補償部207が出力する信号のうち、符号化ブロック毎に、該当する信号検出部208−1〜信号検出部208−Nに入力する。すなわち、符号部111−n(n=1、2、・・・N)により符号化されている信号は、信号検出部208−nにより復号処理を行う。
信号検出部208−nは、各々で算出した復号後の符号化ビットLLRを干渉除去部604に出力する。
これにより、送信信号レプリカの生成が非所望の符号化ブロックの信号の配置に依存しない。よって、所望の符号化ブロックの信号に対するターボ等化処理の処理時間を大きく延長させることなく、干渉を除去することが可能となる。
図17は、受信装置600の動作を説明するフローチャート図である。受信装置600は、送信装置400から送信されたOFDM信号を受信すると、干渉除去部604における繰り返し干渉除去処理において、その繰り返し回数を判定し(S301)、初回処理(i=0)である場合は、受信したOFDM信号をそのまま出力する。この信号はGI除去部205における処理の後、FFT部206に入力される。一方、繰り返し処理(i>0)である場合、第i−1回目の繰り返し処理における所望符号化ブロックに対する復号処理により算出した符号化ビットLLRから生成した干渉レプリカを用いて所望ユーザの信号に対する干渉除去を行う(S302)。
次に、S301およびS302の処理を行った信号に対して、FFT部206においてFFT処理を行い(S303)、周波数領域に変換された信号に対して伝搬路補償部207において伝搬路歪の補償(等化処理)を行う(S304)。等化処理を行った周波数領域の信号(等化後信号)から所望ユーザに対する等化後信号を抽出し、復調処理、復号処理を行った後(S305)、干渉除去処理において所定の繰り返し回数が終了した場合(S306のYES)、所望の復号処理結果の硬判定した結果をMAC部等に渡して、処理を終了し次のデータを受信待機する。一方、所定の繰り返し回数が終了していない場合(S306のNO)、所望ユーザのデータ信号の誤りの有無を判定し(S307)、誤りがない場合、所望の復号処理結果の硬判定した結果をMAC部等に渡して、処理を終了し次のデータを受信待機する。一方、誤りがある場合、復号部223−1〜復号部223−Nが出力する符号化ビットLLRのうち、所望の符号化ブロックに対する符号化ビットLLRを用いて、所望符号化ブロックに対する変調シンボルレプリカを生成する(S308)。そして、上記所望符号化ブロックに対する変調シンボルレプリカを用いて干渉レプリカを生成し(S309)、干渉除去部604に入力し、再度干渉除去処理を行う(ステップS301に戻る)。すなわち、予め設定した回数だけ処理が繰り返されるか、または、データ信号の誤りがないと判定されるか、いずれかの条件が満たされるまで処理を繰り返す。
以上のように、本実施形態では、送信装置400がOFDM信号を送信し、受信装置600がガードインターバルを超える長遅延をもってOFDM信号を受信した場合、一部の復号結果から生成した干渉レプリカを用いて、繰り返し干渉除去処理を行う。すなわち、所望の符号化ブロックに対する復号結果のみから生成した干渉レプリカを用いて、繰り返し干渉除去処理を行う。
これにより、OFDM信号のリソースエレメントに割り当てられている非所望符号化ブロックのリソースエレメントの占有領域に影響されず、所望符号化ブロックに対するターボ等化処理(繰り返し処理)を行うことができる。したがって、所望号化ブロックと非所望号化ブロックのリソースエレメントの占有領域の違いによるターボ等化の処理遅延を抑えることができるという利点がある。
また、各符号化ブロックが占有するOFDMシンボル数が異なる場合においても、非所望の符号化ブロックの復号処理時間に拘束されることなく、所望の符号化ブロックに対するターボ等化処理を行うことができる。その結果、所望の符号化ブロックの信号に対する最終的な情報データを取得するために要する処理時間が延びることを抑え、消費電力を増加、受信機の効率を悪化させることを抑えることができる。
また、上記の実施の形態において、添付図面に図示されている構成等については、これらに限定されるものではなく、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
また、本実施の形態で説明した機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また前記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、図1及び図13における送信装置の全部または一部と、図3、図4、図5、図7、図8,図9、図13、図15、図16における受信装置の全部または一部との機能を集積回路に集約して実現してもよい。送信装置及び受信装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、チップ化した送信装置及び受信装置の各機能ブロックに対して制御を行うチップ制御回路を集積してもよい。上記チップ制御回路は、少なくとも干渉除去部204、干渉除去部404、干渉除去部604に対して制御を行う。指定、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
本発明は、通信装置に利用可能である。
100…送信装置、101…アンテナ、1021〜N…シンボル生成部、111−1〜N…符号部、103…IFFT部、104…GI挿入部、105…送信部、200…受信装置、201…アンテナ、202…受信部、203…受信信号記憶部、204…干渉除去部、205…GI除去部、206…FFT部、207…伝搬路補償部、208−1…信号検出部、209…伝搬路推定部、221−1…復調部、222−1…デインターリーブ部、223−1…復号部。

Claims (12)

  1. マルチキャリア変調された信号を受信する受信部と、
    復号処理結果を用いて生成した時間領域の干渉レプリカを前記受信部が受信した信号から除去する渉除去部と、
    前記干渉除去部により出力した信号を復号処理して復号処理結果を出力する信号検出部と、を備え、
    前記干渉除去部は、
    前記干渉レプリカを、前記受信部が受信した信号を構成するデータ変調シンボルの一部に対する復号処理結果を用いて生成することを特徴とする受信装置。
  2. 前記受信部は、複数の符号化ブロックの符号化ビットで生成したデータ変調シンボルから構成されるマルチキャリア変調した信号を受信し、
    前記干渉除去部は、前記干渉レプリカを、前記符号化ブロックのうち少なくとも1つの符号化ブロックに対するデータ変調シンボルの復号処理結果を用いて生成することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記マルチキャリア変調した信号は、前記符号化ブロックがユーザ毎に割り当てられている信号であることを特徴とする請求項に記載の受信装置。
  4. 前記干渉除去部は、
    非所望のデータ変調シンボルが配置されたマルチキャリア変調信号のシンボル数が所望のデータ変調シンボルが配置されたマルチキャリア変調信号のシンボル数より多い場合に、
    前記所望のデータ変調シンボルの一部に対する復号処理結果を用いて干渉レプリカを生成することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記信号検出部は、
    前記干渉除去部により出力した信号のうち、所望のデータ変調シンボルのみに対する復号処理を行いその復号処理結果を出力することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  6. 前記干渉除去部により出力した信号を復調する復調部を備え、
    前記干渉除去部は、前記干渉レプリカを、前記受信部が受信した信号を構成するデータ変調シンボルの一部のデータ変調シンボルの復号処理結果とその他の一部のデータ変調シンボルの前記復調部の復調処理結果を用いて生成することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  7. 前記受信部は、
    複数の符号化ブロックの符号化ビットで生成したデータ変調シンボルから構成されるマルチキャリア変調した信号を受信し、
    前記干渉除去部は、前記干渉レプリカを、複数の符号化ブロックのうち少なくとも1つの符号化ブロックに対するデータ変調シンボルの復号処理結果と前記符号化ブロックを除く少なくとも1つの符号化ブロックに対するデータ変調シンボルの復調結果を用いて生成することを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
  8. 前記干渉除去部は、
    復号処理結果を用いて変調シンボルレプリカを生成するシンボルレプリカ生成部と、
    前記変調シンボルレプリカと伝搬路推定値を用いて干渉レプリカを生成する干渉レプリカ生成部と、
    前記受信部が受信した信号から前記干渉レプリカを減算する減算部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  9. マルチキャリア変調した信号を受信する第1のステップと、
    復号処理結果を用いて生成した時間領域の干渉レプリカを前記第1のステップにより受信した信号から除去して出力する第2のステップと、
    前記第2のステップにより出力した信号を復号処理して復号処理結果を出力する第3のステップと、を有し、
    前記第2のステップは、
    前記干渉レプリカを、受信部が受信した信号を構成するデータ変調シンボルの一部に対する復号処理結果を用いて生成するステップを含むこと
    を特徴とする受信方法。
  10. マルチキャリア変調した信号を送信する送信装置と、前記送信装置により送信された信号を受信し復号する受信装置と、を備える通信システムであって、
    前記受信装置は、
    前記送信装置により送信された信号を受信する受信部と、
    復号処理結果を用いて生成した時間領域の干渉レプリカを前記受信部が受信した信号から除去して出力する干渉除去部と、
    前記干渉除去部により出力した信号を復号処理して復号処理結果を出力する信号検出部と、を備え、
    前記干渉除去部は、
    前記干渉レプリカを、受信部が受信した信号を構成するデータ変調シンボルの一部に対する復号処理結果を用いて生成することを特徴とする通信システム。
  11. マルチキャリア変調した信号を送信するステップと、
    送信装置により送信された信号を受信し復号するステップと、を有する通信方法であって、
    前記受信し復号するステップは、
    マルチキャリア変調した信号を受信する第1のステップと、
    復号処理結果を用いて生成した時間領域の干渉レプリカを前記第1のステップにより受信した信号から除去して出力する第2のステップと、
    前記第2のステップにより出力した信号を復号処理して復号処理結果を出力する第3のステップと、
    を有し、
    前記第2のステップは、前記干渉レプリカを、受信部が受信した信号を構成するデータ変調シンボルの一部に対する復号処理結果を用いて生成すること、
    を特徴とする通信方法。
  12. 復号処理結果を用いて生成した時間領域のレプリカを受信したマルチキャリア変調した信号から除去して出力する干渉除去回路と、
    前記干渉除去回路により出力した信号を復号処理して復号処理結果を出力する信号検出回路と、少なくとも前記渉除去回路に対して制御を行うチップ制御回路と、を有し、
    前記干渉除去回路は、
    前記干渉レプリカを、受信部が受信した信号を構成するデータ変調シンボルの一部に対する復号処理結果を用いて生成する回路を含むことを特徴とする受信回路。
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