JP2019506810A - 送信装置、受信装置、及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】送信装置を識別することで、ネットワークの計画と最適化を改善する。
【解決手段】
送信装置は、直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを用いてペイロードデータを送信し、前記送信されるペイロードデータを受信し、受信装置において前記ペイロードデータを検出及び復元するために使用されるシグナリング情報を受信し、前記シグナリング情報を送信用の複数のフレームに対するプリアンブルとして用いて前記ペイロードデータをフレーム化するように構成されたフレームビルダ回路を含む。変調回路は、前記シグナリング情報を用いて1つ以上の第1のOFDMシンボルを変調して各フレームの前記プリアンブルを形成し、前記ペイロードデータを用いて1つ以上の第2のOFDMシンボルを変調して各フレームのポストプリアンブル波形を形成するように構成される。送信回路は、プリアンブルとしての前記1つ以上の第1のOFDMシンボル及び前記ポストプリアンブル波形としての前記1つ以上の第2のOFDMシンボルを送信するように構成される。前記送信装置は、受信装置に対する送信装置を識別する一連の所定の識別子の1つを表す一連のシグネチャ系列の1つである送信装置識別シグネチャ系列を提供するように構成されたシグネチャ系列回路と、上記送信装置識別シグネチャ系列を上記プリアンブルの1つ以上の上記第1のOFDMシンボル又は上記送信装置識別子を伝送するための上記プリアンブルの1つ以上の追加のOFDMシンボルに結合するように構成された結合回路とを含む。したがって、受信装置は、上記プリアンブルの上記1つ以上の第1のOFDMシンボル又は上記送信装置識別子を伝送するための上記プリアンブルの1つ以上の追加のOFDMシンボルを識別し、上記送信装置識別子に基づいて上記受信信号の上記送信装置を識別するように構成することができる。
【選択図】図13a及び図13b

Description

本開示は、送信装置、受信装置、及び直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを用いてペイロードデータを送受信する方法に関する。
本出願は2016年2月12日に出願された英国特許出願第1602587号のパリ条約に基づく優先権を主張するものであり、その内容の全体が参照により本明細書に援用される。
直交周波数分割多重方式(OFDM)を用いてデータ通信を行う無線通信システムについての多くの例がある。例えば、デジタルビデオブロードキャスティング(DVB)規格に従って動作するように構成されたテレビジョンシステムは、地上伝送及びケーブル伝送のためにOFDMを使用する。OFDMは、一般に、並列に変調されるK個の狭帯域サブキャリア(ただし、Kは整数)を提供するものとして説明することができる。各サブキャリアは、直交振幅変調(QAM)シンボルや直交位相シフトキーイング(QPSK)シンボル等の変調されたデータシンボルの通信を行う。サブキャリアは、周波数領域で変調され、時間領域に変換して送信される。データシンボルはサブキャリア上で並列に通信されるので、各サブキャリア上で同じ変調シンボルを長時間通信することができる。サブキャリアは同時に並列に変調され、その結果、変調されたキャリアは共同してOFDMシンボルを構成する。したがって、OFDMシンボルは複数のサブキャリアを含み、各サブキャリアはそれぞれ同時に変調され、異なる変調シンボルを有する。送信中、OFDMシンボルのサイクリックプレフィックスを挿入されたガードインターバルが、OFDMシンボルに先行する。ガードインターバルは、存在する場合、マルチパスにより生じる可能性がある送信信号のあらゆるエコーを吸収するような期間となるように設けられる。
テレビジョン信号の受信及び復元を改善するために、テレビジョン信号の送信装置を識別することが望ましい場合がある。送信装置を識別することで、ネットワークの計画と最適化を改善することができる。受信装置に対して送信装置を効率的に識別することは、技術的問題を引き起こすおそれがある。
添付の特許請求の範囲において、本開示の様々なさらなる態様及び実施形態が提供され、ペイロードデータを送信するための送信装置及び受信信号の送信装置を検出するための受信装置が含まれる。
一実施形態によれば、送信装置は、直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを用いてペイロードデータを送信するように構成される。上記送信装置は、上記送信されるペイロードデータ受信し、受信装置において上記ペイロードデータを検出及び復元するために使用されるシグナリング情報を受信し、上記シグナリング情報を送信用の複数のフレームに対するプリアンブルとして用いて上記ペイロードデータをフレーム化するように構成されたフレームビルダ回路を含む。変調回路は、上記シグナリング情報を用いて1つ以上の第1のOFDMシンボルを変調して各フレームの上記プリアンブルを形成し、上記ペイロードデータを用いて1つ以上の第2のOFDMシンボルを変調して各フレームのポストプリアンブル波形を形成するように構成される。送信回路は、プリアンブルとしての上記1つ以上の第1のOFDMシンボル及び上記ポストプリアンブル波形としての上記1つ以上の第2のOFDMシンボルを送信するように構成される。上記送信装置は、受信装置に対する送信装置を識別する一連の所定の識別子の1つを表す一連のシグネチャ系列の1つである送信装置識別シグネチャ系列を提供するように構成されたシグネチャ系列回路と、上記送信装置識別シグネチャ系列を上記プリアンブルの1つ以上の上記第1のOFDMシンボル又は上記送信装置識別子を伝送するための上記プリアンブルの1つ以上の追加のOFDMシンボルに結合するように構成された結合回路とを含む。
本技術の諸実施形態によれば、送信装置は、テレビジョン信号等の信号を送信することができ、受信装置は、上記信号に基づいて上記信号を送信した送信装置を識別することができる。上記送信装置は、上記プリアンブルの1つ以上の上記第1のOFDMシンボル又は上記プリアンブルの1つ以上の追加のOFDMシンボルに送信装置シグネチャ系列を結合するように構成される。本技術の諸実施形態によれば、受信装置は、上記プリアンブルの上記1つ以上の第1のOFDMシンボル又は上記送信装置識別シグネチャ系列を伝送するための上記1つ以上の追加のOFDMシンボルを識別し、上記送信装置識別シグネチャ系列に基づいて上記受信信号の上記送信装置を識別するように構成することができる。
本技術の諸実施形態によれば、受信装置は、上記プリアンブルの上記第1のOFDMシンボルのうちの1つ又は上記ブートストラップOFDMシンボルのうちの1つにおいて送信された上記シグネチャ系列を検出することにより、上記信号を送信した上記送信装置の識別子を検出するように構成することができる。
本開示は、参照によりその内容の全体が本明細書に援用される同時係属中の特許出願第PCT/GB2014/050869号、GB1305805.2号、PCT/GB2014/050868号、GB1305797.1号、GB1305799.7号、14/226937号、PCT/GB2014/050870号、GB1305795.5号、PCT/GB2014/050954号、GB1312048.0号、GB103121570号、PCT/GB2014/051679号、GB13170706.9号、PCT/EP2014/061467号、GB1403392.2号、GB1405037.1号、GB103121568号、PCT/GB2014/051922号、及びGB1420117.2によって支持される。
添付の特許請求の範囲において、本開示の様々なさらなる態様及び特徴が定義され、ペイロードデータを送信する方法、受信装置、及びペイロードデータを検出及び復元する方法が含まれる。
図1は、ブロードキャスト送信ネットワークの構成を示す概略図である。 図2は、図1の送信ネットワークを介してブロードキャストデータを送信するための例示的な送信チェーンを示す概略ブロック図である。 図3は、ガードインターバルを含む時間領域におけるOFDMシンボルを示す概略図である。 図4は、OFDMを使用して図1のブロードキャスト送信ネットワークによってブロードキャストされたデータを受信するための典型的な受信装置を示す概略ブロック図である。 図5は、シグナリング情報を有するプリアンブルによって分離されたブロードキャストデータ及びペイロードデータを送信するための送信フレームのシーケンスを示す概略図である。 図6は、図5に示す送信フレームのうちの1つのプリアンブルを示す概略図であり、当該プリアンブルは、いわゆる「ブートストラップ」信号又は複数のOFDMシンボルからなる波形を含む。 図7は、複数のブートストラップOFDMシンボルを含むブートストラップ信号を送信するための図2に示す送信装置の一部を示す概略ブロック図である。 図8は、周波数領域におけるブートストラップOFDMシンボルを示す概略図である。 図9は、時間領域シンボル系列を巡回的にシフトすることで、1つ以上の上記ブートストラップOFDMシンボル上で伝送されるシグナリング情報をインプリントする際の送信装置の動作を表す例示的なフロー図である。 図10は、第1のブートストラップOFDMシンボルの時間領域構造を示す概略図である。 図11は、1つ以上の他のブートストラップOFDMシンボルの第2の時間領域構造を示す概略図である。 図12は、送信されたテレビジョン信号がブートストラップ信号の一部を構成するブートストラップOFDMシンボルによって伝送される送信装置識別子(TxID)の指示を含む本技術の一実施形態の概略ブロック図である。 図13aは、送信されたテレビジョン信号が信号フレームのプリアンブルの第1のOFDMシンボルにより伝送されるシグネチャ系列で表される送信装置識別子(TxID)の指示を含む本技術の一実施形態の概略ブロック図である。 図13bは、送信されたテレビジョン信号が信号フレームのプリアンブルの最後のOFDMシンボルにより伝送されるシグネチャ系列で表される送信装置識別子(TxID)の指示を含む本技術の一実施形態の概略ブロック図である。 図14は、テレビジョン信号を送信する送信装置の一部を表す概略ブロック図であり、送信装置識別子を表すシグネチャ系列を伝送するOFDMシンボルの生成を示す。 図15は、その出力系列が送信装置識別子を伝送するために使用されるシグネチャ系列の一部を構成するゴールド系列生成部を表す概略ブロック図である。 図16は、上記第1のブートストラップOFDMシンボルを検出するための受信装置の一例を示す概略ブロック図であり、当該受信装置は、本技術に係るシグナリング情報を復元するための結合ブートストラップ信号プロセッサを含む。 図17は、図16に示すブートストラッププロセッサ/デコーダの一部を示す概略ブロック図であり、当該ブートストラッププロセッサ/デコーダは、ブートストラップシンボルによって伝送されるシグナリングの表現としてのブートストラップシンボルに適用される巡回シフトを推定して、本技術に従って送信装置識別子を検出するように構成される。 図18は、サンプル番号に対する振幅のグラフプロットを示す図であり、ピークサンプルのサンプル番号は、送信中のシグナリングに従って送信装置においてブートストラップシンボルに適用された巡回シフトを表す。 図19は、サンプル番号に対する振幅のグラフプロットの第2の例を示す図であり、各ピークサンプルのサンプル番号は、各重畳送信装置によってブートストラップ信号において送信された送信装置識別子に従って、2つの重畳信号の電力に寄与する各送信装置によって送信装置においてブートストラップシンボルに適用された巡回シフトによって表される送信装置識別子を表す。 図20は、時間領域においてプリアンブル信号の1つ以上のOFDMシンボルによって伝送されるシグネチャ系列によって表される送信装置識別子を検出するための受信装置の一部を示す概略ブロック図である。 図21は、周波数領域においてプリアンブル信号の1つ以上のOFDMシンボルによって伝送されるシグネチャ系列によって表される送信装置識別子を検出するための受信装置の一部を示す概略ブロック図である。
以下、添付の図面を参照しながら、一例として本開示の実施形態を説明する。各図において、同様の部分には、対応する参照符号を付する。
テレビジョン放送システムの一例を図1に示す。図1に示す放送送信装置1は、ヘッドエンド/テレビジョンソースステーション2に接続されている。放送送信装置1は、放送ネットワークのカバーエリア内のテレビジョンソースステーション2からの信号を送信する。図1に示すテレビジョン放送ネットワークは、いわゆるマルチ周波数ネットワークとして動作することができる。マルチ周波数ネットワークでは、各テレビジョン放送送信装置1が、他の隣接するテレビジョン放送送信装置1の周波数とは異なる周波数でそれぞれ信号を送信する。図1に示すテレビジョン放送ネットワークは、いわゆる単一周波数ネットワークとして動作することもできる。単一周波数ネットワークでは、放送ネットワークのカバーエリア内のテレビジョン受信装置4及びモバイル装置6が受信できるように、各テレビジョン放送送信装置1が音声/映像データを同時に伝送する無線信号を送信する。図1に示す例では、放送送信装置1から送信される信号は、直交周波数分割多重方式(OFDM)を用いて送信され、これにより、異なる基地局1から信号が送信されたとしても、各放送局2からテレビジョン受信装置が合成可能な同一の信号を送信するように構成することができる。放送送信装置1同士の間隔が、異なる放送送信装置1によって送信される信号間の伝播時間が各OFDMシンボルの送信に先行するガードインターバルより短いか、又は実質的に超えないようなものである場合、受信装置4及びモバイル装置6は、OFDMシンボルを受信することができ、さらに、異なる放送送信装置1から送信された信号を合成することにより、当該OFDMシンボルからデータを復元することができる。このようにOFDMを採用する放送ネットワークの規格の例としては、DVB−T、DVB−T2、ISDB−T、及びATSC3.0が挙げられる。
テレビジョン受信装置は、テレビジョン画像用の統合ディスプレイを含んでも含まなくてもよく、複数のチューナ及び復調部を含むレコーダ装置であってもよい。アンテナは、テレビジョン受信装置に内蔵されていてもよい。接続又は内蔵されたアンテナを用いて、異なる信号及びテレビジョン信号の受信を容易にすることができる。したがって、本開示の実施形態は、異なる環境における異なる種類の装置に対して、テレビ番組を表す音声/映像データの受信を容易にするように構成される。
移動中にモバイル装置でテレビジョン信号を受信することは、より困難となる可能性があることが理解されよう。これは、無線受信状態が、固定アンテナから入力を行う従来のテレビジョン受信装置のものと著しく異なるものとなるためである。
本技術の実施形態によれば、受信装置が受信したテレビジョン信号に基づいて、テレビジョン信号を送信した放送送信装置を識別する構成が提供される。図1に示す例示的なテレビジョンネットワークについて説明したように、現代のテレビジョンネットワークは、カバレッジとスペクトル効率を最大にするために、単一周波数ネットワーク(SFN)を導入している。SFNにおいて、全ての放送送信装置1が、同一の送信周波数により同一の番組を送信する。したがって、典型的には、複数の送信装置1が、ネットワークのカバーエリア内の任意の場所における受信信号電力に寄与する。このような複数の放送送信装置1が電力に寄与する領域に位置する受信装置4は、マルチパスとして他の放送送信装置の寄与を見る。OFDMでは、このようなマルチパスを空間的多様性として利用することでカバレッジを改善することができ、これはいわゆるSFN合成ゲインである。
このようなネットワークでは、DTTVシステムのカバーエリア内の特定の場所で観察される電波密度にどの放送送信装置1が寄与しているかを正確に識別できる必要があることが多い。本技術の実施形態によれば、テレビジョン信号が放送送信装置においてシグナリング情報を含むように適用される構成が提供される。当該シグナリング情報は、テレビジョン信号を送信した送信基地局の識別子を含んでもよい。送信装置識別情報、すなわち、TxIDは間欠的にしか必要とされないので、その存在をどうにかして受信装置4に知らせなければならない。必要でないときは、送信電力及び/又は容量等のネットワークリソースを節約するためにオフにされる。
送信装置を識別できることは、様々な理由から重要である。
・受信アンテナは、共に最も安定した信号を提供する放送送信装置1の方向に向けることができる。例えば、SFNネットワークにおける受信装置は、受信装置及びガードインターバルが対処できる範囲よりも著しく長いマルチパス遅延拡散をともにもたらす近くにある放送送信装置と非常に遠くにある放送送信装置との間の自己干渉を受けることがある。このような放送送信装置を識別する場合、そのような過度の遅延拡散の影響を最小にするような方向に受信アンテナを向けることができる。
・SFN放送送信装置は、時間的にも周波数的にも、相互に正確に同期しなければならない。時間同期又は周波数同期にドリフトが生じている放送送信装置は、ネットワーク内において干渉を引き起こす。問題となっている放送送信装置を迅速に識別できることは、ドリフトを修正するための重要な前提条件である。
・ネットワーク設計において、ネットワークオペレータは、放送送信装置のエネルギーを主に特定の方向に向けることを望む場合がある。放送送信装置アンテナ素子の位相調整により行われる。この位相調整中に、送信装置を識別して、特定の放送送信装置からの電力が当該電力が確認されるべきでない場所で過度に確認されないことを確実にする。
・受信装置が受信信号を送信した全ての放送送信装置を識別できる場合、受信装置は、放送送信装置の正確な座標を確認するために、TxIDと放送送信装置位置のデータベースとを相互参照することができる。受信装置が送信装置から信号が送信された時刻も知っている場合、受信装置は、各放送送信装置からの信号の到達時刻を導出することができるので、受信装置自身と各放送基地局との間の伝播時間を推定することができる。受信装置は、3つ以上の送信基地局の伝播時間推定値及び座標を用いて、三角測量によりその一の良好な推定値を導出することができる。この能力は、特に、モバイル受信装置にとって非常に有用なものとなるであろう。
送信装置を識別することは、同様の理由で、マルチ周波数ネットワーク(MFN)においても有用である。
本技術の例示的な実施形態によれば、以下の例に係るシグナリング情報として送信装置識別子(TxID)を送信する構成が提供される。
・TxIDを伝送するために第5のブートストラップシンボルを追加する。全ての送信装置はTxIDシグナリングのためにこのシンボルを使用することになるため、本技術の実施形態は、TxIDを検出するための特別な受信装置アルゴリズムを含むことができる。
・特別に設計されたOFDMシンボルは、ゴールド系列=変調Zadoff−Chu系列等のシグネチャ系列を伝送し、使用する系列の選択により、放送送信装置のTxIDが通知される。これは、各放送送信装置からの信号の受信装置におけるチャネルインパルス応答及び到達時刻(ToA)を受信装置に提供することもできるという点で有利である。
本技術の他の実施形態によれば、TxIDシンボルを位置付けるための受信装置における構成が提供される。
以下のセクションでは、例示的な実施形態が適用されるテレビジョン信号を送受信する送信装置及び受信装置の構成について説明する。
送信装置
音声/ビデオソースからデータを送信するためのテレビジョン放送送信装置1の一部を構成する送信装置の例示的なブロック図を図2に示す。図2において、音声/ビデオソース20は、テレビ番組を表す音声/映像データを生成する。音声/映像データは、符号化/インターリーバブロック22により、順方向誤り訂正符号化を利用して符号化される。符号化/インターリーバブロック22は、順方向誤り訂正を適用してデータを符号化し、当該データは、その後、変調部24に供給される。変調部24は、符号化されたデータを、OFDMシンボルを変調するために使用される変調シンボルにマッピングする。他の下段のブロックに描かれているように、例えば、音声/映像データの符号化及び変調の形式を示す物理層シグナリングを提供するシグナリング情報は、物理層シグナリング部30で生成され、符号化部32で符号化される。その後、当該物理層シグナリング情報は、音声/映像データと同様に、変調部24で変調される。
フレームビルダ26は、物理層シグナリング情報とともに送信されるデータを送信用フレームにフレーム化するように構成される。フレームは、物理層シグナリングを送信するプリアンブルを有する時分割区間と、音声/ビデオソース20によって生成された音声/映像データを送信する1つ以上のデータ送信区間とを含む。インターリーバ34は、OFDMシンボルビルダ36及びOFDM変調部38によって送信用シンボルにシンボル化されたデータをインターリーブすることができる。OFDMシンボルビルダ36は、パイロット及び埋め込みデータ生成部40で生成されたパイロット信号を受信し、受信したOFDMシンボル を送信する。OFDM変調部38の出力は、ガードインターバルを挿入するガード挿入部42に渡される。得られた信号は、デジタル/アナログ変換部44に供給され、その後、RFフロントエンド46に供給されて、アンテナ48により送信される。
従来の構成と同様に、OFDMは、周波数領域においてシンボルを生成するように構成される。周波数領域では、送信するデータシンボルをサブキャリアにマッピングする。サブキャリアは、逆フーリエ変換を用いて時間領域に変換される。逆フーリエ変換は、OFDM変調部38の一部を構成してもよい。このようにして、送信するデータは周波数領域において形成され、時間領域において送信される。図3に示すように、各時間領域シンボルは、継続時間Tu秒の有効部分と、継続時間Tg秒のガードインターバルとによって生成される。ガードインターバルは、時間領域における継続時間Tgを有するシンボルの有効部分の一部をコピーすることにより生成される。ただし、コピーされた部分は、シンボルの端部から生成されてもよい。時間領域シンボルの有効部分をガードインターバルと相関させることにより、OFDMシンボルの有効部分の開始部分を検出するように受信装置を構成することができる。この開始部分を起点として、高速フーリエ変換により、時間領域シンボルのサンプルを周波数領域に変換することができる。当該周波数領域から、送信データを復元することができる。このような受信装置を図4に示す。
図4において、受信アンテナ50は、チューナ52を通過して、ガードインターバルがガードインターバル除去部56により除去される前に、アナログ/デジタル変換部54によりデジタル信号に変換されたRF信号を検出するように構成される。

高速フーリエ変換(FFT)を行うために最適な位置を検出し、時間領域のサンプルを周波数領域に変換した後、FFT部58は、時間領域のサンプルを変換して周波数領域のサンプルを形成する。当該サンプルは、チャネル推定及び補正部60に供給される。チャネル推定及び補正部60は、例えば、OFDMシンボルに埋め込まれたパイロットサブキャリアを用いて、等化に使用される送信チャネルを推定する。パイロットサブキャリアを除外した後、データを含む全てのサブキャリアは、デマッパ部62に供給される。デマッパ部62は、 OFDMシンボルのサブキャリアからデータビットを抽出する。これらデータビットは、その後、サブキャリアシンボルをデインターリーブするデインターリーバ64に供給される。データビットは、その後、ビットデインターリーバ66に供給される。ビットデインターリーバ66は、誤り訂正デコーダが従来の動作に従って誤りを訂正できるようにデインターリーブを行う。
フレーミング構造
図5は、図1〜4を参照して説明したシステムにおいて送受信することができるフレームのフレーミング構造の概略図を示す。図5は、異なる物理層フレーム100、102、及び112を示し、そのうちいくつかはモバイル受信を対象とし、その他は固定ルーフトップアンテナ受信を対象とする。
したがって、図5に示すフレーミング構造は、異なるパラメータを用いて変調及び符号化されるペイロードデータをそれぞれ含むことができるフレームによって特徴付けられる。これには、例えば、シンボル毎に異なる数のサブキャリアを有する異なるOFDMシンボルタイプを使用することが含まれる。当該OFDMシンボルタイプは、受信装置の種類毎に異なるフレームを提供することができるため、異なる変調方式により変調することができる。しかし、各フレームは、ペイロードデータを伝送する1つ以上のOFDMシンボルとは異なる方式で変調された、シグナリング情報を伝送する少なくとも1つのOFDMシンボルを含むことができる。さらに、各フレームについて、シグナリングOFDMシンボルは、ペイロードデータを伝送するOFDMシンボルとは異なるタイプのものであってもよい。ペイロードデータを復調及び復号できるように、シグナリング情報を復元する必要がある。
ブートストラップ信号
[1]に記載のように、ブートストラップ信号は、ATSC波形にユニバーサルエントリポイントを提供する。ブートストラップ信号は、受信装置においてサンプリングレート、信号帯域、サブキャリア間隔、及び時間領域構造が事前に知られているという既知の構成を有する。図6は、図5に示すデータ伝送フレームに対して、ブートストラップ信号を含むATSC3.0物理層フレームの採用されたフレーム構造の形式を示す概略図である。フレームの長さは5秒とすることができ、以下を含む。
・非常に安定した方法で基本的なシステム取得シグナリングを伝送する4つの短いOFDMシンボルから構成されるブートストラップ。最後のブートストラップシンボルであることを示すように、最後のブートストラップシンボルの位相は反転されている。
・1つ以上のOFDMシンボルから構成され、フレームの全てのサブフレームについて、 ポストプリアンブル波形パラメータとペイロードアクセスパラメータとを含む物理層(L1)シグナリングを伝送するプリアンブル。
・ポストプリアンブル波形は、通知された数のサブフレームを含む。各サブフレームは、物理層パイプ、すなわち、PLPに分割されたサービスを含むペイロードを伝送する。各サブフレームは、特定のFFTサイズを有する通知された数のOFDMシンボルと、ガードインターバルと、散乱パイロットパターンとを含む。FFTサイズは、サブフレーム間で異なっていてもよい。
ブートストラップは、フレームの第1のプリアンブルシンボルの構造についてのいくつかのシグナリングを含むシグナリングを伝送する。この第1のプリアンブルシンボルは、残りのプリアンブルシンボルで伝送される残りのシグナリング情報の構造についてのシグナリングを伝送する。
図6に示すように、ブートストラップ信号600は、データ保持フレーム100、102、及び112に先行する。ブートストラップ信号600は、プリアンブル104、106、108、及び110の一部を構成してもよい。上述のように、ブートストラップ信号は、サービス発見、粗時間同期、周波数オフセット推定、及び初期チャネル推定を可能にするために各フレームの先頭に位置する同期シンボル601で始まる4つ以上のOFDMシンボル601、602、603、及び604から構成される。他の残りのブートストラップOFDMシンボル602、603、及び604は、フレームの残りの部分について受信信号を復号することを可能にする通信パラメータを提供するのに十分な制御シグナリングを含む。したがって、ブートストラップ信号600は、受信装置がパラメータを発見することを可能にするために、シグナリング情報を伝送する。受信装置がこのデータを検出及び復元できるように、データ保持フレームは、当該パラメータにより構成されている。以下に説明するように、本技術の例示的な実施形態によれば、シグナリング情報は、一例では、TxIDの指示を提供することができる。
ブートストラップ信号符号化
ブートストラップ信号600を送信するように構成された図2に示す送信装置の一部の概略ブロック図を図7に示す。図7において、シグネチャ系列生成部700は、サブキャリアマッピング及びゼロパディング部702によりブートストラップシンボル600を構成するOFDMシンボルのサブキャリアにマッピングされるシグネチャ系列を生成するように構成される。周波数領域信号は、その後、逆フーリエ変換704によって時間領域に変換される。ブートストラップ信号で送信されるシグナリング情報は、第1の入力705で巡回シフト部706に供給される。巡回シフト部706は、第2の入力707で、ブートストラップシンボルを表す時間領域OFDMも受信する。以下に説明するように、シグナリング情報に従ったブートストラップOFDMシンボルの巡回シフト量は、時間領域におけるブートストラップOFDMシンボルに適用される。一実施形態では、放送送信装置のTxIDにより、この巡回シフト量が決定される。したがって、ブートストラップシンボルは、それに適用された 巡回シフト量を介してシグナリング情報を伝送する。巡回的にシフトされたブートストラップOFDMシンボルは、その後、ガードインターバル挿入部708に供給される。ガードインターバル挿入部708は、ブートストラップシンボルのOFDMシンボル形成が送信部709により送信される形式で、ガードインターバルをブートストラップOFDMシンボルに追加する。
図7に示すように、シグネチャ系列生成部700は、擬似ランダム系列生成部710とZadoff−Chu系列生成部712とを含むシグネチャ系列を生成する。これら2つの系列は、乗算部714によって乗算され、乗算された系列がサブキャリアマッピング及びゼロパディング部702によりOFDMシンボルのサブキャリアにマッピングされる。図7に示すように、擬似ランダム数生成部710のシード値は第1の入力720で供給され、第2の入力722はZadoff−Chu系列生成部712のルートの指示を提供する。
OFDMシンボル上にシグネチャ系列を対称的に形成するための擬似ランダムバイポーラ系列により変調されたZadoff−Chu(ZC)系列のマッピングを図8に示す。
図8に示すように、周波数領域において、ブートストラップ信号は対称Zadoff−Chu(ZC)系列の2等分810を含むものと見なすことができる。Zadoff−Chu系列における各シンボルは、アクティブキャリア812を変調するように構成される。これに対応して、PN系列は、線814に示すようなサブキャリアを変調するように構成される。ブートストラップシンボルの他のサブキャリアは使用されないので、例えば、ブートストラップ信号820及び822の端部に示すように、ゼロに設定される。
図8に示すように、ZC系列及びPN系列は、OFDMシンボルの中心DCサブキャリアに対して鏡映対称となるようにOFDMサブキャリアにマッピングされる。ブートストラップ(0≦n<N)のn番目のシンボルのサブキャリア値は、以下の式のように算出することができる。ただし、N=(NZC−1)/2であり、Nはブートストラップシンボルの数であり、p(k)はPN系列の要素である。そのルートqによって決定されるZC系列は、各シンボルについて同一であってもよいが、PN系列は各シンボルとともに増加する。
式1
Figure 2019506810
式2
Figure 2019506810
最後のブートストラップシンボルは、その特定のシンボルのサブキャリア値の位相が反転する(例えば、180°回転)これにより、ブートストラップ信号の明確な終わりの指示が提供される。これは、別のブートストラップOFDMシンボルがある場合に提供され、この場合、受信装置は、最後のブートストラップOFDMシンボルの明確な指示を提供される。すなわち、任意の数のブートストラップOFDMシンボルを使用することができる。したがって、受信装置は、位相反転を検出することができるので、ブートストラップ信号の終わりを検出することができる。
式3
Figure 2019506810
一例では、時間領域におけるシンボルのデータ決定巡回シフトを行うことにより、ブートストラップ信号においてシグナリング情報を伝送することができる。これは、図7に示す巡回シフトブロックにより行われる。シグナリングビットを伝送するための処理を図9にまとめて示す。
図9において、ステップS900で、系列生成部700によりシグネチャ系列が周波数領域に形成される。ステップS902において、逆フーリエ変換がIFFTモジュール704によって行われ、周波数領域信号が時間領域に変換される。このようにして、ステップS904において、当該系列が時間領域に形成される。ステップS906に示すように、シグナリングビットが形成され、その後、ステップS908において前回のブートストラップシンボルの巡回シフトに対する相対的な巡回シフト値として解釈される。ステップS910において、当該相対的なシフト値は、絶対的なシフト値に変換される。一実施形態では、第1のブートストラップシンボルは、巡回シフトされていない、すなわち、その相対巡回シフト量はゼロである。矢印S912に示すように、ステップS904で形成された時間領域系列は、その後、ステップS910で決定された絶対的な巡回シフトに従ってシフトされる。最後に、ステップS914において、送信する時間領域系列が生成される。
時間領域構造
ブートストラップOFDMシンボル601、602、603、及び604は、それぞれ、A、B、及びCと呼ぶ3つの部分から構成されるものと解釈することができる。上述のように、OFDMシンボルは、通常、受信装置におけるマルチパス受信を考慮するために、時間領域におけるOFDMシンボルの区間をコピーすることで生成されるガードインターバルをOFDMシンボルに対するプリアンブルとして形成される。各ブートストラップシンボルは、2つの方法のうちの1つの方法で形成される。時間領域において異なる方法により形成したブートストラップシンボルを図10及び図11に示す。図10及び図11に示すように、ガードインターバルが追加される前のOFDMシンボルの元の構成であるシンボルのデータ伝送部分が区間Aとして表されている。したがって、区間Aは、ブートストラップシンボルによって伝送されるシグナリングビットを表すために、上述の巡回シフトを有する又は有しない周波数領域構造のIFFTとして導出される。区間B及びCは、送信装置によってBのサンプルに導入されるサブキャリア間隔に等しい±fΔの周波数シフトにより、Aの終わりから取り出されたサンプルから構成され、これに対応して、受信装置で除去される。各ブートストラップシンボルは、一貫して3072のサンプルからなる。
C−A−B及びB−C−Aと呼ばれるブートストラップシンボルの時間領域構造には、2つのバリエーションがある。ブートストラップシンボルゼロと呼ばれるブートストラップの初期シンボルは、同期検出のために提供され、図10に示すC−A−B構造を採用し、区間Bに+fΔの周波数シフトを適用する。残りのブートストラップシンボルは、上述のようなブートストラップ信号の終端を提供する位相反転を伴う最後のブートストラップシンボルを含むB−C−A構造を採用し、区間Bに−fΔの周波数シフトを適用する。
ブートストラップに基づくTxID
本技術の例示的な実施形態によれば、TxIDを伝送するように構成された追加のブートストラップシンボルが導入される。例示的な実施形態に係るブートストラップ信号の構成例を図12に示す。図12に示すように、追加のブートストラップシンボル610は、第4のブートストラップ604と第1のプリアンブルシンボル620との間で、送信される。この第5のブートストラップシンボル610は、従来のブートストラップシンボル601、602、603、及び604として同一のZC及びPN系列を使用して、第2及び第3のブートストラップシンボル602及び603と同様に構成される。第4のブートストラップシンボル604の位相を再反転させ、この第5のTxIDブートストラップシンボル610の位相を反転させてこれが最後のブートストラップシンボルであることを通知することにより、その存在が通知される。
256個以下の異なるTxIDを識別する必要があると仮定すると、このTxIDブートストラップシンボルは、送信装置の識別情報の8ビット値まで伝送しなければならない。このシグナリング情報は符号化され、シグナリング情報が一般的に他のブートストラップシンボル[1]602、603、及び604により伝送されるのと同様に、追加のブートストラップシンボル610により伝送される。
他の実施形態では、例えば、所与のネットワークにおいて257個以上のTxID値を通知する必要がある場合、複数のTxIDブートストラップシンボル610を追加することができる。この例示的な実施形態では、最後のTxIDブートストラップシンボルのみが、TxIDブートストラップシグナリングの終わりを示す反転位相を有するので、他の全てのTxIDブートストラップシンボルの位相は反転されない。この例示的な実施形態では、第1のTxIDブートストラップシンボル610は、TxIDの8個の最上位ビットを伝送し、第2のTxIDブートストラップシンボルは、TxIDの次の8個の最上位ビットを伝送する。したがって、m個のTxIDブートストラップシンボルでは、各TxIDが最大8mビットであり、28mのTxIDを通知することができる。
他の実施形態では、各TxIDブートストラップシンボルが伝送するビット数を8ビット未満にすることができる。
特別又は追加のOFDMシンボルに基づくTxID
他の例示的な実施形態によれば、OFDMシンボルは、図6に示すATSC3.0のフレーム構造の表現に対応するが特別又は追加のOFDMシンボル1301を含むように適合された図13a及び図13bに示すTxIDを伝送するように構成される。当該OFDMシンボルは、フレーム100、102、及び112からペイロードデータを検出するためのシグナリング情報に加えて、TxIDを伝送するために専用化されていてもよく、又はTxIDを伝送するように構成されてもよい。図13aに示す例では、このOFDMシンボル1301は、フレーム構造のプリアンブル104、106、108、及び110の一部を構成するOFDMシンボル620、621、及び624の最後にある。図13bに示す他の例では、特別又は追加のOFDMシンボル1302は、フレーム100、102、及び112を検出するためのシグナリング情報を伝送するOFDMシンボル620、621、及び624の最初にあるか、又は、TxIDを伝送するために専用化されてもよい。
図14は、TxIDの一部を構成するシグナリング情報を伝送する追加のOFDMシンボル1301及び1302を生成するように適合された図2に示す送信装置の一部を構成する要素の例示的なブロック図である。図14に示す送信装置は、図7に示す送信装置の一部に実質的に対応するので、対応する部分には同一の参照符号を付してある。図14に示すように、シグネチャ系列は、Zadoff−Chu(ZC)系列712、乗算部1410、及びゴールド系列生成部1412により生成される。図14に示すように、シグネチャ系列は、乗算部1410によって生成された、ゴールド系列生成部142によって生成されたバイポーラゴールド系列と、ZC生成部1412によって生成されたCAZAC又はZadoff−Chu(ZC)とのドット積に基づいて生成される。乗算された系列は、(ZC*GS)シグネチャ系列と呼ばれる。TxID生成部1414から供給された特定の送信装置のためのTxIDは、ゴールド系列の選択により伝送される。TxID生成部1414から供給された選択信号により、ゴールド系列生成部1412において、(ZC*GS)シグネチャ系列を生成するのに使用されるゴールド系列が選択される。その後、シグネチャ系列を使用して、プリアンブルの最後のOFDMシンボルを構成するOFDMシンボル1301を変調する。したがって、このOFDMシンボルは、TxID生成部によって選択された特定のゴールド系列からのTxIDを表す。
図13a及び図13bに示すように、TxIDのOFDMシンボルは、フレーム内の以下の2つの場所のいずれかに配置することができる。
・図13bに示すように最後のフレームを通知するブートストラップシンボルの直後。この場合、その存在は、最後のフレームを通知するブートストラップシンボル604の位相の再反転により通知される。また、このシンボルの波形パラメータは、ブートストラップシンボルを介して通知される第1のプリアンブルシンボル波形の構造と同一である。
・図13aに示す最後のプリアンブルシンボル604の直後。この場合、その存在及び波形の構造は、プリアンブルによって伝送されるL1シグナリングにおいて通知される。
上述のように、いくつかの例では、Q<(1−Q)であり、Qがゼロに非常に近い同時係属中の特許出願第WO2014/155104に開示されているように、TxIDのOFDMシンボルが電力比Qに寄与し、プリアンブルシンボルが(1−Q)に寄与するような適切な注入レベルGで、TxID又は(ZC*GS)シグネチャ系列をプリアンブルシンボル620、621、及び624のうちの1つに重畳することができる。
TxIDシンボル波形のパラメータ(FFTサイズ、ガードインターバル、及びベースバンドサンプリングレート)は、他のプリアンブルシンボル620、621、及び624を構成するものと同様である。したがって、他のプリアンブルシンボル620、621、及び624と同様に、TxIDシンボルは、任意のFFTサイズ(8K、16K、及び32K)、[4]の表7.1における任意の許容数のアクティブキャリア(NoC)、及びプリアンブルシンボルと同一のガードインターバル期間を有することができる。一般的な実施形態では、望ましいNoCは、8K、16K、及び32KのFFTサイズについて、それぞれ、最小値の{6529、13057、及び26113}である。
一実施形態では、8Kのシンボルを選択してもよい。8Kのシンボルにより、TxIDを伝送する追加のOFDMシンボルを含むことによるペイロード容量の損失とシグネチャ系列の長さとの間の選択のバランスがとれるからである。シグネチャ系列は、TxID検出部に広いダイナミックレンジを提供するために十分な長さでなければならない。TxIDのOFDMシンボルを使用すると、以下の利点がある。
・その構造に使用される長い系列(6529チップ長)により、検出部にとって広いダイナミックレンジがもたらされる。これは、検出部の位置においてその信号がとても弱い送信装置でも検出できることを意味する。
・基礎となるZC系列の自己相関特性によりTxID検出性能が改善するが、所与の送信装置によるチャネルインパルス応答の正確な推定も可能になる。
・このTxIDのOFDMシンボルが時間的に直交している(例えば、専用の追加OFDMシンボル1301及び1302のように他の信号に重畳していない)実施形態では、周波数オフセット及びタイミングオフセットの存在下で、その検出を非常に容易に行うことができる。これにより、正確な周波数オフセット補正等の有無にかかわらず、周波数領域又は時間領域のいずれかにおいて、検出部の機能に柔軟性を持たせることができる。また、これにより、スタンドアローンのTxID検出部は、事前のフレーム同期を必要とせずに動作することができる。
・(ZC*GS)シグネチャの相互相関特性により、受信装置における異なるTxIDの分離が改善される。
上述のように、各TxIDに対する(ZC*GS)シグネチャ系列は、ゴールド系列とZC系列とのドット積である。ゴールド系列は、排他的論理和をとった2つの擬似ランダムバイナリ系列(PRBS)からなる。PRBS系列は、以下の生成多項式を用いて生成される。生成部は、図15に示すフィードバックシフトレジスタ回路を用いて実現することができる。
式4
Figure 2019506810
図15に示すように、上段及び下段のPRBS系列生成部1501及び1502は、それぞれ、複数のシフトレジスタ段1504、XOR回路1506、及び最終XOR回路1508を含む。「Bin2Bip」ブロック1510は、最終XOR段のバイナリ出力をバイポーラ系列に変換する。
各TxIDがその表現にN=16ビットを必要とする場合、2つのシフトレジスタは、それぞれ、特定の送信装置基地局のバイナリバージョンのTxIDで初期化される。TxIDを表現するビット数N<16の場合、各シフトレジスタの(16−N)の最下位ビットはゼロで初期化され、Nの最上位ビットは、放送送信装置のTxIDで初期化される。その後、レジスタは、NoC回クロックされる。ただし、NoCは、TxIDシンボル又はZC系列の長さのために選択された有用なOFDMサブキャリアの数である。
ZC系列Z(n)は、以下のように定義される。
式5
Figure 2019506810
qの値は、ZC系列のルートとして知られており、NoCの値と互いに素であることが望ましい。値q=13は、理想的な全てのNoC値に対して互いに素である。したがって、q =13であり、プリアンブルシンボルのFFTサイズが8K、16K、それとも32Kであるかに応じてNoCは、{6529、13057、及び26113}のうちの1つとなる。
ブートストラップに基づくTxIDの検出
背景技術の説明として、フレームシグナリングブートストラップシンボルを検出及び復号化するための方法が、同時係属中の特許出願[2]に記載されている。一般に、ブートストラップ信号600からシグナリング情報を検出するための簡略化された受信装置を図16に示す。図16の上部は、C−A−B相関部を利用する第1のブートストラップシンボルの検出及び検証を示す。検証処理中に、サブビン又は分数周波数オフセット(FFO)と共に、整数周波数オフセット(IFO)も推定される。これらのオフセットは合計され、正弦波を生成するために使用される。正弦波は、入力信号の周波数オフセットを補正する手段として、以下のブートストラップシンボルを構成する入力信号サンプルと乗算される。その後、当該信号は、ブートストラップシンボルの残りの部分を順に処理するブロックに渡され、シンボルの巡回シフトを推定する。これは、ブートストラップシンボルが伝送するシグナリング値を表す。
ブートストラップ信号を検出するために動作しているときの図4に示す受信装置の適応を示す概略ブロック図を図16に示す。図4に示すように、アンテナ50により検出された信号は、RFチューナ52に供給され、それからA/D変換部54に供給される。デジタルサンプリングされた受信信号は、その後、プレフィックス除去回路1630の後に順方向フーリエ変換プロセッサ58に供給される。デジタルサンプリングされた受信信号は、乗算部1602にも供給される。CABブートストラップ検出部1604は、受信信号の最も有用な部分を識別するために、チャネル1608を介してFFTプロセッサ58に供給されるタイミングトリガ信号を生成する。タイミングトリガ信号は、受信OFDMブートストラップシンボルのエネルギーを可能な限り多く補足するように、FFTプロセッサ58によって周波数領域に変換された受信OFDMシンボルの期間を示す。この信号の部分は、FFTプロセッサ58によって時間領域から周波数領域に変換され、ブートストラップ信号を検証し、シグナリング情報を復元する。例えば、参照によりその内容の全体が本明細書に援用される同時係属中の英国特許出願第GB1512949.7号、GB1512952.1号、GB1512953.9号、GB1510979.6号、及びGB1512955.4号に記載されているように、CABブートストラップ検出部1604は、最初のブートストラップ信号601から順方向フーリエ変換を行うために、チャネル1607上において、トリガ信号を生成する。CABブートストラップ検出部1604は、チャネル1607上において、分数周波数オフセット(FFO')の第1の推定値も生成する。FFTプロセッサ58の出力により、周波数領域バージョンの受信信号がブートストラップ検証プロセッサ1610に提供される。
図16に示すように、ブートストラップ検証プロセッサ1610は、OFDMシンボル サブキャリア間隔よりも小さい周波数シフトであり、ブートストラップOFDMシンボルの送信中に発生した可能性がある分数周波数オフセット(FFO'')のより精巧な第2の推定値を第1の出力1614上に生成する。第2の出力チャネル1616上において、ブートストラップ検証プロセッサ1610は、整数周波数オフセット(IFO)の推定値を生成する。
図16に示す受信装置は、また、以下のブートストラップシンボルからシグナリング情報を検出及び復元するためのブートストラッププロセッサ1606を含む。しかし、ブートストラッププロセッサ1606に入力される前に、乗算部1602によってブートストラップシンボルを含む信号サンプルから全周波数オフセットが除去される。
乗算部1602は、サンプリングされた受信信号をA/D変換部54から第1の入力1620で受信し、音源1626で生成された負の全周波数オフセットに等しい周波数の正弦波のサンプルを第2の入力1622で受信する。全周波数オフセットは、ブートストラップ検証プロセッサ1610によって推定された分数周波数オフセット(FFO)及び整数周波数オフセット(IFO)のうちの少なくとも1つに基づいて、加算部1624によって生成される。この全周波数オフセットは、音源1626に入力され、負の全周波数オフセットに等しい周波数において正弦波トーンを生成させる。ブートストラップ検証プロセッサ1610は、周波数領域サブキャリアと、PN系列で変調されたZC系列から生成された再生成バージョンのシグネチャ系列とを相関させることにより、IFOを生成する。その後、相関出力のピークの位置を用いて、IFOを推定する。当該IFOは、ブートストラップ信号の周波数帯域内の周波数基準に対する多数のサブキャリアの周波数領域における変位である。したがって、全周波数オフセットは、ブートストラップ検証プロセッサ1610によって推定されたFFOから、乗算部1602及び音源1626によって推定及び除去される。CAB検出部は、また、チャネル1617上において、FFOの推定値を提供する。この値は、CABブートストラップ検出部1604から出力されたFFOの第1の推定値FFO'とブートストラップ検証プロセッサ1610から出力されたFFOの第2の推定値FFO''とを組み合わせて、平均化部1613において当該2つの推定値の平均を取ることにより生成される。
サンプリングされた受信信号から全周波数オフセットが除去された後、当該受信信号の有用な部分は、FFTプロセッサ58に供給されサンプリングされた受信信号及びブートストラップ信号プロセッサ1606のためにCAB検出部によって生成された同期及びタイミング信号を使用して、プレフィックス除去部1631により分離される。
他の実施例によれば、ブートストラップOFDMシンボルによって伝送されるシグナリング情報は、ブートストラップOFDMシンボルの巡回シフトとして伝送される送信装置識別子(TxID)を含むことができる。
周波数オフセットは、次のブートストラップシンボルの復号化に先立って修正されるので、TxIDを伝送するブートストラップシンボルの復号化は、比較的周波数オフセットがない信号上で行われる。これにより、検出部の性能が向上する。SFNでは、各送信局は、独自のTxIDでインプリントされたTxIDブートストラップシンボルを送信する。受信装置において、受信装置の範囲内にある全ての放送送信装置からの信号は重畳される。受信装置では、多くのTxID、すなわち、受信装置の位置に十分近い送信装置基地局又は受信装置位置に対して良好な伝播状態にある送信装置基地局のTxIDを伝送するTxIDブートストラップシンボルを確認できる可能性がある。図17は、ブートストラップシンボルn (n>0)によって伝送される信号の値を符号化するために使用される相対的な巡回シフトを検出するブートストラップ信号プロセッサ1606の例示的なブロック図を示す。
図17に示すように、プレフィックス除去部1630の出力でプレフィックスが除去されサンプリングされた受信信号は、遅延部1701により、Nuサンプル分遅延される。並列分岐において、サンプリングされた受信信号は、FFT処理部1702に供給される。周波数領域受信信号は、各複素サンプルが共役化部1708によって共役された後、乗算部1706の第1の入力1704に供給される。乗算部1706の第2の入力1710は、第2のFFT処理部1712の出力を受信する。乗算部1706は、その出力において、ブートストラップシンボルnの共役周波数領域サンプルとブートストラップシンボルn−1、n=1、2、…の周波数領域サンプルとのドット積を生成する。除算部1720は、乗算部1706から出力された信号を、積P(k)*Pn−1(k)を生成する回路1724により生成されるブートストラップシンボルn及びn−1、n=1、2、…を生成するために使用されるPN系列のドット積で除算する。除算された信号は、その後、IFFTプロセッサ1726により時間領域に変換される。
式6
Figure 2019506810
式7
Figure 2019506810
単一周波数ネットワーク(SFN)において、各放送送信装置は、そのTxIDをTxIDブートストラップシンボル上の個別の信号として符号化する。しかし、SFNの所与の受信場所において、受信装置への好ましい伝播を享受する全ての放送送信装置からの信号が結合される。これは、異なる送信装置から受信装置に到達するTxIDブートストラップシンボルが結合することを意味する。したがって、受信装置におけるTxIDブートストラップシンボルは、多数の値でインプリントされたように見える。これにより、図17のIFFTの出力において、範囲内にあるTxID送信装置と同数のピークを確認することが可である。図19は、2つの異なる送信装置識別子でTxIDブートストラップシンボルを送信する2つの放送送信装置について、2つのTxIDが2つのピークサンプル1901及び1902から検出されるサンプルIFFT出力を示す図である。複数のピークが存在するため、全ての実質的なピークと関連する送信装置局の実際のTxIDを復号化するために使用される相対的な巡回シフト(それらのサンプル番号)とを選択しなければならない。
式8
Figure 2019506810
式9
Figure 2019506810
したがって、センタクリッピングの効果により、Cより小さい全てのサンプル振幅をゼロに設定され、これにより、元の信号の重要なピークであるサンプルのみが維持される。Cが信号の雑音レベル、又は真のピークではない全てのサンプルの振幅レベルを上回るように慎重に選択された場合、ピークサンプルのみがクリッピング後に非ゼロになる。
一実施形態では、Cは以下のように計算される。
式10
Figure 2019506810
すなわち、IFFT出力信号のβスケーリングされた二乗平均平方根(RMS)の値である。スケール因子βは実験的に決定することができ、その値により、検出部のダイナミックレンジ、すなわち、受信装置における検出可能な最も強い電力対検出可能な最も弱い信号が決定される。
式11
Figure 2019506810
式12
Figure 2019506810
式13
Figure 2019506810
TXIDに基づく特別なOFDMシンボルの検出
上述のように、例示的な実施形態によれば、周波数領域におけるシグネチャ系列によって変調されたOFDMシンボル1301により、TxIDを伝送することができる。一般的に、ZC系列のスペクトルもZC系列であり、その逆も同様である。これは、時間領域及び周波数領域の両方でTxIDのOFDMシンボルを検出できることを意味する。図20は、時間領域における受信信号においてTxIDを検出するように適合された受信装置の例示的な図である。一方、図21は、周波数領域におけるTxIDを検出するように適合された受信装置の例示的な図である。
図20に示すように、時間領域検出を行う受信装置の例示的な実施形態によれば、そのインパルス応答が変調シグネチャ系列のIFFTに適合する有限インパルス応答(FIR)フィルタ2001を用いて、TxIDのOFDMシンボル1301を検出することができる。受信信号内の全てのTxIDを見つけるために、フィルタ応答は、あり得るTxIDシグネチャ系列のIFFTに順番に適合される。これらは、TxID時間系列ルックアップテーブル2002から提供される。いずれの場合も、マッチドフィルタ2001の出力における実質的なピークの存在により、適合するシグネチャ系列によって表されるTxIDの存在が確認される。見つかった各TxIDについて、ピークプロセッサ2004を用いて、フィルタ2001の出力を後処理することもできる。ピークプロセッサ2004は、例えば、特定の送信装置から受信装置への出力チャネル2006において推定されたチャネルインパルス応答(CIR)を共に与える重要なピークを呈するセンタクリッパを含むことができる。ピークプロセッサ2004は、また、第2の出力チャネル2008において、正の検出を示す信号を提示する。当該信号は、ゲート2012の制御入力2010に印加され、FIRフィルタ2001に供給され現在選択されている多数の時間領域系列に対応する入力2014で提示されたTxIDの識別子をラッチし、正の検出を生成する。したがって、ゲート2012は、出力2016において、TxIDの指示を生成する。
周波数領域におけるOFDMシンボル1301からTxIDを検出するように構成された受信装置の一例を図21に示す。図21において、受信装置は、FFTプロセッサ2102において、ダウンコンバートされサンプリングされたデジタル信号を入力チャネル2101で受信する。FFTウィンドウは、最後のブートストラップシンボル又はプリアンブルシンボルの終わりからTxIDのOFDMシンボルガードインターバルのサンプルを計数する等の事前の同期処理により、決定される。受信信号は、FFTプロセッサ2102によって適用される順方向フーリエ変換により、周波数領域に変換され、TxID検証ブロック2104に供給される。TxID検証ブロック2104は、受信したシンボルスペクトルと全ての変調シグネチャ系列とを順番に相互相関させ、相互相関のピークを検出することにより、特定のTxID変調シグネチャ系列の存在を検出することができる。この目的のために、受信装置は、送信装置で選択された可能性がある各TxIDを表す周波数領域バージョンのあり得る各シグネチャ系列を提供するTxID周波数領域ルックアップテーブル2106を含む。したがって、TxID検証ブロック2104は、チャネル2108を介して各周波数領域シグネチャ系列を順番に受信する。TxID検証ブロック2104は、各周波数領域シグネチャ系列と周波数領域受信信号とを相互相関させる。ピークが見つかると、TxID検証ブロックは、チャネル2110上において検証出力信号を生成し、周波数領域におけるシグネチャ系列を伝送するOFDMシンボルの受信信号成分が、第2の出力チャネル2112上において、除算部2114に供給される。除算部2114の出力において、送信装置から受信装置へのチャネル伝達関数の表現が生成され、その後、IFFTプロセッサ2116が逆フーリエ変換によりチャネルインパルス応答を生成することにより、時間領域に変換される。すなわち、チャネルインパルス応答は、受信シンボルスペクトルをシグネチャ系列で除算し、以下のように、その結果のIFFTを取ることにより推定される。
式14
Figure 2019506810
ただし、R(k)及びC(k)は、それぞれ、受信したTxIDシンボルのスペクトル及び送信局mについてのTxIDシグネチャ系列であり、NはTxIDシンボルのFFTサイズの長さである。制御入力2110において正の検証信号が提示された場合、選択ブロック2118を用いて、出力2120にチャネルインパルス応答を供給する。並行して、正の検出信号をチャネル2110からゲート2122の制御入力に供給し、出力2124に検出されたTxIDを表すLUTインデックスの指示をラッチする。
以下の番号の付いた段落は、本技術のさらなる例示的な態様及び特徴を定義する。
本技術の様々なさらなる態様及び特徴は、添付の特許請求の範囲において定義され、従属請求項の特徴を、請求項の従属のために列挙した特定の組み合わせ以外の独立請求項の特徴と様々に組み合わせることができる。本技術の範囲を逸脱しない範囲で、上述の実施形態に変更を加えてもよい。例えば、実施形態の処理要素は、ハードウェア、ソフトウェア、及びデジタル又はアナログ回路で実施してもよい。さらに、ある特徴が特定の実施形態に関連しているように記載されていても、本技術に従って上述の実施形態の様々な特徴を組み合わせてもよいことが当業者に理解されよう。
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Claims (21)

  1. 直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを用いてペイロードデータを送信する送信装置であって、
    前記送信されるペイロードデータ受信し、受信装置において前記ペイロードデータを検出及び復元するために使用されるシグナリング情報を受信し、前記シグナリング情報を送信用の複数のフレームに対するプリアンブルとして用いて前記ペイロードデータをフレーム化するように構成されたフレームビルダ回路と、
    前記シグナリング情報を用いて1つ以上の第1のOFDMシンボルを変調して各フレームの前記プリアンブルを形成し、前記ペイロードデータを用いて1つ以上の第2のOFDMシンボルを変調して各フレームのポストプリアンブル波形を形成するように構成された変調回路と、
    プリアンブルとしての前記1つ以上の第1のOFDMシンボル及び前記ポストプリアンブル波形としての前記1つ以上の第2のOFDMシンボルを送信するための送信回路と、
    を具備し、前記送信装置は、
    受信装置に対する送信装置を識別する一連の所定の識別子の1つを表す一連のシグネチャ系列の1つである送信装置識別シグネチャ系列を提供するように構成されたシグネチャ系列回路と、
    前記送信装置識別シグネチャ系列を前記1つ以上の第1のOFDMシンボルに結合するように構成された結合回路と、
    を含む
    送信装置。
  2. 請求項1に記載の送信装置であって、
    前記送信装置識別シグネチャ系列は、前記1つ以上の第1のOFDMシンボルに重畳される
    送信装置。
  3. 請求項2に記載の送信装置であって、
    前記送信装置は、前記受信装置において、前記プリアンブルの前記第1のOFDMシンボルから第2のシグナリング情報を検出及び復元するために使用される第1のシグナリング情報を伝送するように構成された1つ以上のブートストラップOFDMシンボルを含むブートストラップ信号を生成するように構成されたブートストラップビルダ回路を具備し、
    前記送信回路は、前記プリアンブルの前記1つ以上の第1のOFDMシンボル及び前記第2のOFDMシンボルの前に、前記1つ以上のブートストラップOFDMシンボルを送信するように構成され、
    前記送信装置識別シグネチャ系列を重畳した前記1つ以上の第1のOFDMシンボルは、前記ブートストラップOFDMシンボルの終わりの直後に続く
    送信装置。
  4. 請求項3に記載の送信装置であって、
    前記送信装置識別シグネチャ系列を重畳した前記1つ以上の第1のOFDMシンボルは、前記1つ以上の第1のOFDMシンボルの時間的に第1のプリアンブルシンボルが送信装置識別シグネチャを重畳したとき、最後のブートストラップシンボルの終わりの位相の再反転により通知される
    送信装置。
  5. 請求項1に記載の送信装置であって、
    前記結合回路は、前記送信装置識別シグネチャ系列を伝送する前記1つ以上の第1のOFDMシンボルが電力比Qに寄与し、前記1つ以上の第1のOFDMシンボルが(1−Q)に寄与するような注入レベルQで、前記送信装置識別シグネチャ系列を伝送する前記プリアンブルの前記1つ以上の第1のOFDMシンボルに前記送信装置識別シグネチャ系列を重畳するように構成される
    送信装置。
  6. 請求項5に記載の送信装置であって、
    前記電力比Qは、実質的にゼロに近い
    送信装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の送信装置であって、
    前記送信装置識別シグネチャ系列は、ゴールド系列を選択することにより生成され、前記送信装置を識別する
    送信装置。
  8. 請求項7に記載の送信装置であって、
    前記ゴールド系列は、2つの多項式により定義される2つのシフトレジスタにより生成され、それらの出力は、送信装置を識別するバイナリ値でXORされて初期化される
    送信装置。
  9. 請求項7又は8に記載の送信装置であって、
    前記ゴールド系列は、前記1つ以上の第1のOFDMシンボルに重畳するために、バイポーラ形式に構成される
    送信装置。
  10. 請求項2に記載の送信装置であって、
    前記送信装置識別シグネチャ系列は、8KのFFTOFDMシンボルに重畳される
    送信装置。
  11. 受信信号から信号の送信装置の識別情報を検出するための受信装置であって、
    ペイロードデータ及びシグナリング情報を含む前記受信信号を検出するように構成された検出回路であって、前記シグナリング情報は、前記ペイロードデータを検出及び復元するために使用され、前記シグナリング情報及び前記ペイロードデータは、前記受信信号においてフレームを構成し、前記各フレームにおける前記シグナリング情報は、1つ以上の第1の直交周波数分割多重OFDMシンボルによって伝送され、前記ペイロードデータは、1つ以上の第2のOFDMシンボルによって伝送され、前記1つ以上の第1のOFDMシンボルは、前記1つ以上の第2のOFDMシンボルのプリアンブルを構成し、前記1つ以上の第1のOFDMシンボルには、送信装置識別シグネチャ系列が重畳される検出回路と、
    前記送信装置識別シグネチャ系列を伝送する前記1つ以上の第1のOFDMシンボルを識別するように構成された制御回路と、
    前記受信信号を送信した可能性がある送信装置の識別子に関連付けられた複数のシグネチャ系列を提供するように構成されたデータ記憶部と、
    前記送信装置識別シグネチャ系列が重畳されている前記識別された1つ以上の第1のOFDMシンボルと、前記データ記憶部からの前記複数のシグネチャ系列とを比較し、前記受信信号を送信した前記送信装置を示す前記送信装置識別シグネチャ系列を識別することができる前記比較を表す出力信号を生成するように構成されたシグネチャ系列検出回路と
    を具備する
    受信装置。
  12. 請求項11に記載の受信装置であって、
    シグネチャ系列マッチドフィルタ回路とピーク処理回路とをさらに具備し、
    前記データ記憶部は、時間領域バージョンの前記複数のシグネチャ系列を記憶するように構成され、
    前記制御回路は、前記シグネチャ系列マッチドフィルタ回路を構成して、前記1つ以上の第1のOFDMシンボルと前記データ記憶部からの前記複数のシグネチャ系列とを相関させ、前記相関を表す前記出力信号を生成し、
    前記ピーク処理回路は、マッチドフィルタが前記送信装置によって送信されたものと同一の送信装置識別シグネチャ系列で構成されるとき、前記マッチドフィルタの出力におけるピークの存在を検出するように構成される
    受信装置。
  13. 請求項11に記載の受信装置であって、
    フーリエ変換回路と検証回路とをさらに具備し、
    前記データ記憶部は、周波数領域バージョンの前記複数のシグネチャ系列を記憶するように構成され、
    前記制御回路は、前記フーリエ変換回路を制御して、前記1つ以上の第1のOFDMシンボルを周波数領域に変換させるように構成され、
    前記検証回路は、前記1つ以上の第1のOFDMシンボルと前記周波数領域における前記データ記憶部からの前記複数のシグネチャ系列とを相関させることで前記出力信号を生成し、前記出力信号のピークから前記送信装置識別子を検出することができるように前記出力信号を生成するように構成される
    受信装置。
  14. 請求項13に記載の受信装置であって、
    除算回路をさらに具備し、
    前記制御回路は、前記検証回路を制御して、前記周波数領域における前記1つ以上の第1のOFDMシンボルを表す第2の出力信号を前記除算回路に提供させるように構成され、
    前記除算回路は、前記送信装置の識別シグネチャ系列を受信し、前記1つ以上の第1のOFDMシンボルのうちの1つを前記検証回路により識別される前記送信装置識別子系列で除算して、前記送信装置から前記受信装置への前記チャネルのチャネル伝達関数の表現を生成するように構成される
    受信装置。
  15. 請求項14に記載の受信装置であって、
    前記除算回路からの前記チャネル伝達関数を表す信号を受信し、前記受信信号における前記チャネルの影響を除去するための前記チャネル伝達関数を表す前記信号の逆フーリエ変換からのチャネルインパルス応答の表現を生成するように構成された逆フーリエ変換回路をさらに具備する
    受信装置。
  16. 直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを用いてペイロードデータを送信する送信方法であって、
    前記送信されるペイロードデータ受信し、
    受信装置において前記ペイロードデータを検出及び復元するために使用されるシグナリング情報を受信し、
    前記シグナリング情報を送信用の複数のフレームに対するプリアンブルとして用いて前記ペイロードデータをフレーム化し、
    前記シグナリング情報を用いて1つ以上の第1のOFDMシンボルを変調して各フレームの前記プリアンブルを形成し、
    前記ペイロードデータを用いて1つ以上の第2のOFDMシンボルを変調して各フレームのポストプリアンブル波形を形成し、
    プリアンブルとしての前記1つ以上の第1のOFDMシンボル及び前記ポストプリアンブル波形としての前記1つ以上の第2のOFDMシンボルを送信し、
    前記送信は、
    受信装置に対する送信装置を識別する一連の所定の識別子の1つを表す一連のシグネチャ系列の1つである送信装置識別シグネチャ系列を提供すること、及び
    前記送信装置識別シグネチャ系列を前記プリアンブルの前記1つ以上の第1のOFDMシンボルに結合すること
    を含む
    送信方法。
  17. 受信信号から信号の送信装置を検出する検出方法であって、
    ペイロードデータ及びシグナリング情報を含む前記受信信号を検出し、前記シグナリング情報は、前記ペイロードデータを検出及び復元するために使用され、前記シグナリング情報及び前記ペイロードデータは、前記受信信号においてフレームを構成し、前記各フレームにおける前記シグナリング情報は、1つ以上の第1の直交周波数分割多重OFDMシンボルによって伝送され、前記ペイロードデータは、1つ以上の第2のOFDMシンボルによって伝送され、前記1つ以上の第1のOFDMシンボルは、前記1つ以上の第2のOFDMシンボルのプリアンブルを構成し、前記1つ以上の第1のOFDMシンボルは、送信装置識別シグネチャ系列による送信の前に結合され、
    前記送信装置識別シグネチャ系列を重畳した前記1つ以上の第1のOFDMシンボルを識別し、
    前記受信信号を送信した可能性がある送信装置の識別子に関連付けられた複数のシグネチャ系列を提供し、
    前記送信装置識別シグネチャ系列に重畳された前記1つ以上の第1のOFDMシンボルと、前記複数のシグネチャ系列とを比較し、
    前記受信信号を送信した前記送信装置を示す前記送信装置識別シグネチャ系列を識別することができる前記比較を表す出力信号を生成する
    検出方法。
  18. 請求項16に記載の送信方法であって、
    前記複数のシグネチャ系列を提供することは、
    時間領域バージョンの前記複数のシグネチャ系列を提供することを含み、
    前記送信装置識別シグネチャ系列が重畳されたと識別された前記1つ以上の第1のOFDMシンボルと前記複数のシグネチャ系列とを比較することは、
    前記1つ以上の第1のOFDMシンボルと前記データ記憶部からの前記複数のシグネチャ系列とを相関させ、前記相関を表す前記出力信号を生成すること、及び
    前記送信装置識別シグネチャ系列によって生成された前記出力信号のピークから前記送信装置識別シグネチャ系列を検出すること
    を含む
    送信方法。
  19. 請求項18に記載の送信方法であって、
    前記複数のシグネチャ系列を提供することは、
    周波数領域バージョンの前記複数のシグネチャ系列を提供することを含み、
    前記送信装置識別シグネチャ系列が重畳されたと識別された前記1つ以上の第1のOFDMシンボルと前記複数のシグネチャ系列とを比較することは、
    順方向フーリエ変換を行って前記1つ以上の第1のOFDMシンボル又は前記送信装置識別シグネチャ系列に結合されたと識別された前記第1のOFDMシンボルを周波数領域に変換すること、及び
    前記1つ以上の第1のOFDMシンボルと、前記周波数領域における前記データ記憶部からの前記複数のシグネチャ系列とを相関させ、前記出力信号のピークから前記送信装置識別子を検出することができる前記出力信号を生成すること
    を含む
    送信方法。
  20. コンピュータ実行可能命令を提供するコンピュータプログラムであって、前記コンピュータ実行可能命令は、コンピュータにロードされると、前記コンピュータに請求項16、17、又は18のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。
  21. プリアンブルOFDMシンボルから送信装置識別シグネチャ系列を復元し、前記送信装置識別シグネチャ系列から識別される送信装置を導出するように構成された受信装置であって、前記送信装置識別シグネチャ系列は、請求項1に記載の送信装置により送信される受信装置。
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