JP2004067380A - 弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダ(bobbinholderofwinderforwindingelasticthreadathighspeed) - Google Patents

弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダ(bobbinholderofwinderforwindingelasticthreadathighspeed) Download PDF

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Abstract

【課題】弾性糸等を巻取するボビンを安定的に支持し,把持力を増加させ,回転数を高めて生産性を向上させ得る弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダを提供する。
【解決手段】本発明のワインダのボビンホルダは,多数の本体及びラバーが相互直列の形態に連結され,一側の本体はモ−タの回転軸に結合されるカップリングと;前記カップリングの他側の本体に結合され,外径面の両端附近には多数のベアリングが結合される一定の長さを有するシャフトと;前記ベアリングに内径面が結合され,外径面の一定の領域は巻取機に固定されるサポートと;前記シャフトの端部に結合されると同時に,前記サポ−ト及びシャフトが内側に位置されるように第1空間部が形成され,前記第1空間部の内径面と前記サポ−トの外径面との間には他のベアリングが結合され,前記第1空間部の反対方向には第2空間部が形成されるシェルと;前記シェルの全体外径面にリングの形態に結合される多数のドラムと;前記多数のドラム間にリングの形態に結合される多数のラバーと;前記シェルの第2空間部の端部に結合され,前記ドラムをカップリングの側の方向に押すか,または元来の位置に復帰させて,前記ラバーの突出体積を変化させることによって,前記ドラムの外径面で弾性糸が巻取されるボビンを把持または把持を解除するようにするキャップとを包含してなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダに関し,より詳しくは,弾性糸,フィルム,紙等を巻取するボビンを安定的に保持し,把持力(chucking force)を増加させ,回転数を高めて生産性を向上させ得る弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1を参照すれば,従来の弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダ100’に対する部分断面図が図示されている。
【0003】
図示したように,従来の弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダ100’はモータ(motor)(図示せず)に結合されるカップリング2’と,前記カップリング2’に結合されるシャフト4’と,前記シャフト4’の端部に結合される一定の長さのシリンダ6’と,前記シリンダ6’の端部に結合されるキャップ8’と,前記シリンダ6’の外周縁に結合される多数の突起リング10’と,前記突起リング10’の外側に結合される多数のシェル(shell)12’と,前記シェル12’等の間に結合される多数のチャックピース(chuck piece)14’と,前記チャックピース14’の表面に結合される多数のオーリング(O−ring)16’とでなっている。
【0004】
ここで,前記キャップ8’の内側にはボルト18’,ディスクスプリング20’及びピストン22’が結合されており,前記おのおのの突起リング10’間にはその間隔を維持するために前記シリンダ6’を貫通するウエーブスプリング24’がそれぞれ結合されている。
また,前記カップリング2’及びシャフト4’には圧縮空気の通路26’が形成されている。
【0005】
このような従来のボビンホルダはボビン(図示せず)を把持(chucking)する場合,ディスクスプリング20’の押圧力によりピストン22’及び突起リング10’が外側の方向に圧され,これにより前記突起リング10’がチャックピース14’を外側に押し出し,結局オーリング16’が外側に突出するようになる。これによって,前記オーリング16’がボビンの内径面に圧着されて前記ボビンはシェル12’の表面に把持(chucking)される。
【0006】
一方,ボビンの把持を解除する場合(dechucking)は,圧縮空気を供給通路26’へ供給して,ピストン22’がディスクスプリング20’の弾性力に逆らって元来の位置に復帰すれば,突起リング10’も元来の位置に復帰し,これによりチャックピース(chuck piece)14’及びオーリング16’も元来の位置に復帰するようになる。即ち,ボビンの内径面に密着したオーリング16’が元来の位置に復帰することによって,ボビンの把持が解除(dechucking)される。
【0007】
しかしながら,このような従来の弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダは、次のような問題がある。
一番目,シリンダ及びシャフトの支持点が一つの領域にだけ形成されているため,シャフト及びこれに連結されたシリンダの支持構造が非常に脆弱な短点がある。
【0008】
二番目,チャックピースにより表面積が非常に小さいオーリングを外側の方向に押すか,または元来の位置に復帰させて,ボビンを把持またはボビンの把持を解除するため,ボビンの把持及び把持の解除の状態が不安定であり,オーリング(O−ring)の寿命も短く,また,把持力も弱いという短点がある。
【0009】
三番目,直線の形態でシャフト及びシリンダが連結されているため,全体的な堅固性(stiffness)が乏しく,これによってボビンホルダの固有振動数、即ち、共振周数が小さくなり,結局はボビンホルダの臨界回転数及び糸速(弾性糸を巻く速度)が減少するという短点がある。
【0010】
四番目,ボビンホルダがカップリングを通じて2リンケージ(2linkage)の形態にモータに結合されることによって,ミスアラインマント(misalignment)により発生する振動衝撃量が大きく,これによりボビンホルダの回転特性が弱化されるという短点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
したがって,本発明は上記のような従来の問題点を解決すべく案出したものであり,本発明の目的は弾性糸,フィルム,紙等を巻取するボビンを安定的に保持し,把持力(chucking force)を増加させ,回転数を高めて生産性を向上させ得る弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダの提供にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明による弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダは,多数の本体及びラバーが相互直列の形態に連結され,一側の本体はモータの回転軸に結合されるカップリングと;前記カップリングの他側の本体に結合され,外径面の両端附近には多数のベアリングが結合される一定の長さを有するシャフトと;前記ベアリングに内径面が結合され,外径面の一定の領域は巻取機に固定されるサポートと;前記シャフトの端部に結合されると同時に,前記サポ−ト及びシャフトが内側に位置されるように第1空間部が形成され,前記第1空間部の内径面と前記サポ−トの外径面との間には他のベアリングが結合され,前記第1空間部の反対方向には第2空間部が形成されるシェルと;前記シェルの全体外径面にリングの形態に結合される多数のドラムと;前記多数のドラム間にリングの形態に結合される多数のラバーと;前記シェルの第2空間部の端部に結合され,前記ドラムをカップリングの側の方向に押すか,または元来の位置に復帰させて,前記ラバーの突出体積を変化することによって,前記ドラムの外径面で弾性糸が巻取されるボビンを把持または把持を解除するようにするキャップとを包含してなることを特徴とする。
【0013】
ここで,前記ドラムはラバーがシェルに直接摩擦されないようにラバーの下面に延長された台板が形成されており,また,これと対応する他のドラムには前記台板が容易に結合されるように切開空間が形成される。
【0014】
また,前記シャフトとサポ−ト,前記シェルとサポートとの間に結合されたベアリングには,前記サポ−トの接触面に振動抑制のためのオーリング(O−Ring)がさらに結合される。
【0015】
また,前記シェルは第1空間部の終端にサポートと近接するように雑糸流入防止用のカバーがさらに結合される。
【0016】
また,前記カップリングは,中央に位置し,両端の外径面には長さ方向に多数の突起が延長された第1本体と,前記それぞれ突起の長さ方向面に接触される多数のスパイダラバーと,前記第1本体の両端に形成された前記突起に前記ラバーが介在されたままで嵌合されるように長さ方向に多数の突起が延長された第2本体とでなることを特徴とする。
【0017】
さらに,前記第1本体,スパイダラバー及び第2本体には連通された圧縮空気の供給通路がさらに形成されており,前記第1本体と第2本体との結合領域には可撓性のパイプがさらに結合される。
【0018】
前記のようにして,本発明による弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダによれば,シャフトの一端はカップリングに結合されて支持され,また,シェルはその中央領域が前記シャフトの端部に結合されて支持されると同時に,シェルの端部がサポートにベアリングを通じて支持されることによって,全体的なボビンホルダの支持構造がもっと安定される。
【0019】
また,ドラムによりラバーの突出体積が変化してボビンを把持またはボビンの把持を解除するので,把持及び把持の解除が確実になるだけでなく,ラバーの寿命が増加し,また把持力も増加するようになる。
【0020】
さらに,ボビンのホルダの固有振動数、即ち,共振周波数は、
【数1】
Figure 2004067380
を考慮する場合,本発明の全体強性(stiffness)Kがシャフト,サポート及びシェルのおのおのの強性を合わせた値となって,もっとも大きくなり,これにより固有振動数が増加するようになるので,ボビンによる弾性糸を巻く速度が増加するという長点がある。ここで,Wは固有振動数(即ち,共振周波数),Kは強性(シャフト,サポート及びシェルのそれぞれ強性を合わせた値),Mはボビンホルダの質量である。
【0021】
また,ボビンホルダが3リンケージ(3linkage)の形態にカップリングを通じてモータに結合されることによって,ミスアラインマント(misalignment)により発生する振動衝撃が二重に減少され,これによりボビンホルダの回転特性が向上するようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下,本発明を添付図面を参照し,さらに詳細に説明することにする。
図2を参照すれば,本発明による弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダ100の断面図が図示されている。
【0023】
図示したように本発明によるボビンホルダ100は相互直列の形態に連結される第1本体2,スパイダラバー(spider rubber)4及び第2本体6で構成されるカップリング(coupling)12が具備されており,前記カップリング12の第2本体6にはモ−タ(図示せず)の回転軸に結合されている。
【0024】
前記カップリング12の第1本体2には一定の長さを有するシャフト(shaft)16が結合されており,前記シャフト16の外径面の両端附近には多数のベアリング14が結合されている。
【0025】
ここで,前記カップリング12及びシャフト16には連通された圧縮空気供給通路8が形成されている。
【0026】
前記シャフト16の外径面には巻取機に完全に固定されるサポート18が結合されており,前記サポート(support)18の内径面と前記シャフト16の外径面との間には上述したベアリング14が位置しているので,前記シャフト16は自由に回転が可能となっている。
【0027】
前記シャフト16の端部には第1空間部20と第2空間部22とを有するシェル(shell)24が結合されている。前記シェル24の第1空間部20の内径面には前記サポ−ト18が位置されており,前記シェル24の第1空間部20と前記サポ−ト18との間には他のベアリング27が結合されている。このようなベアリングは円滑に前記シェル24を回転させると共に,ボビンの外側に離脱された雑糸が前記シェル24の第1空間部20とサポ−ト18との間に流入されないようにする。また,前記シェル24は第1空間部20の終端にサポ−ト18と近接するように雑糸混入防止用のカバー25がさらに結合されることによって,前記シェル24とサポートとの間への雑糸の流入がもって積極的に防止することができる。また,前記第2空間部22は前記第1空間部20の反対の方向に一定の長さで延長されており,前記第2空間部22の内側はシャフト16が形成されることなく,空いている空間である。
【0028】
前記シェル24の全体の外径面にはリング(ring)の形態に多数のドラム(drum)26が結合されており,前記多数のドラム26間にもリングの形態に多数のラバー(rubber)32が結合されている。
前記シェル24の第2空間部22の内径面にはピストン本体34が固定されており,前記ピストン本体34には左右に移動可能なボルト36が結合されており,前記ボルト36にはコイルスプリング38が結合されると同時に,その端部にピストン40が結合されている。
【0029】
また,前記ピストン40の反対の方向であるボルト36の他端には前記シェル24の第2空間部22の外径面を所定の長さくらい覆うキャップ(cap)42が結合されている。前記キャップ42は前記リング形態のラバー32と接触する。勿論,ボビン44は多数個が具備され,前記ラバー32及びドラム26の表面に位置する。図面では12個のボビン44が一列に配列されている。
【0030】
図3aを参照すれば,ボビン44の把持を解除(dechucking)した状態を示しており,図3bを参照すれば,ボビン44を把持した状態を示している。
図示したように,ドラム26はラバー32がシェル24に直接摩擦されないようにラバー32の下面に延長された台板28がさらに形成されており,また,これと対応する他のドラム26には前記台板28が容易に結合されるように切開空間30が形成されている。
【0031】
ここで,図3aに図示したように,前記把持の解除状態(キャップ42及びピストン40が圧縮空気により左側に後退した状態,図2参照)では,前記ラバー32の上面は前記ドラム26の上面より低く位置し,また前記ドラム26の台板28と切開空間30との間の離隔空間は比較的に大きく形成されている。
【0032】
しかしながら,図3bに図示したように,把持の状態(圧縮空気の供給が中断され,キャップ及びピストン40が図面上,右側に移動した状態,図2参照)では,ドラム26がラバー32を圧縮させることによって,ラバー32の突出体積が大きくなり,これによって,ボビン44を把持するようになる。勿論,この時には前記ドラム26の台板28と切開空間30との間の離隔空間も小さくなる。
【0033】
図4を参照すれば,図2のB領域の拡大断面図を示している。図示したように,本発明はベアリング14が結合されるサポ−ト18の内径面に多数の防振用オーリング46がさらに設置されており,このようなオーリング46はボビンホルダの振動をもっと抑制する役割をする。勿論,他のベアリング27にも防振用オーリング46がさらに設置されている。図面中,未説明の符号48はベアリング14間に装着されるスペ−サである。
【0034】
図5を参照すれば,ボビンホルダ100から分離されたカップリング12の斜視図が図示されている。 図示したように,シャフト16とモ−タ(図示せず)とを相互連結させるカップリング12は中央に位置されており,両端の外径面には長さ方向に多数の突起3が延長された第1本体2が具備されている。また,前記第1本体2のおのおのの突起3の長さ方向面に接触される2個のスパイダラバー4が具備されており,前記第1本体2の両端に形成された突起3に前記スパイダラバー4が介在されたままで嵌合されるように長さ方向に多数の突起7が延長された第2本体6が具備されている。勿論,前記いずれの一方の第2本体6はモ−タに結合され,他の方の第2本体6はシャフト16に結合される。
【0035】
ここで,前記カップリング12をなす第1本体2,スパイダラバー4及び第2本体6には連通された圧縮空気の供給通路8が形成されており,前記カップリング12が所定の角度に曲がっても圧縮空気が外部に流出されることなく,容易に供給されるように,前記第1本体2と第2本体6との結合領域に可撓性(flexible)のパイプ10が結合されている(図2参照)。
【0036】
上述したような構成による本発明の巻取機の作動を図2を参照して説明すれば以下の通りである。
まず,ボビンホルダ100が多数のボビン44を把持する場合,コイルスプリング38の押圧力(図面で右側の方向への弾性力)によりキャップ42が図面の右側の方向へ移動し,これによっておのおののドラム26間に設置されたラバー32が側方から圧縮される。この時,ラバー32の全体体積はほぼ変化しないが,前記ドラム26の表面から突出されるラバー32の部分的な突出体積は増加されることによって,結局,前記ドラム26の外側に位置される多数のボビン44が強く把持される。
【0037】
一方,このようなボビン44の把持後にはモ−タ(図示せず)の回転力がカップリング12を通じてシャフト16に伝達され,それでは前記シャフト16に結合されたシェル24,ラバー32及びドラム26等が一体に回転することによって,前記ラバー32及びドラム26の表面に強く把持された多数のボビン44で高速に弾性糸の巻取りが可能となる。
【0038】
この時,前記シャフト16にはモータによる回転力のみならず,振動力も伝達されるが,この振動力は前記カップリング12の第1本体2,2個の第2本体6及び2個のスパイダラバー4の結合構造により吸收及び除去されることによって,前記シャフト16には振動力がほぼ伝達されないようになる。
【0039】
また,多数のボビン44に弾性糸が巻取される途中,弾性糸(雑糸)がシェル24とサポート18との間の空間へ流入される場合があるが,これは前記シェル24に結合されたカバー25により確実に遮断されるため,巻取機の不良を未然に防止することができる。
【0040】
一方,ボビン44の把持を解除する場合は,圧縮空気(未図示)が供給通路8を通じて供給され,これによりピストン40がコイルスプリング38の弾性力に逆らって図面の左側方向に移動される。それでは,キャップ42が図面の左側方向に移動されて,ラバー32の突出体積が元来の位置,即ち,ラバー32の上部面がドラム26の上部面の下に位置するようになり,結局,ドラム26の外側で多数のボビン 44の把持が解除されるようになる。
【0041】
以上,本発明は前記実施例に限定して説明したが,これらに限定することなく,本発明の範疇と思想を外れない範囲内で多様に変形された実施例にも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】
本発明による弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダによれば次のような効果がある。
一番目,シャフトの一端はカップリングに結合されて支持され,また,シェルはその中央領域が前記シャフトの端部に結合されて支持されると同時に,シェルの端部がサポートにベアリングを通じて支持されることによって,全体的なボビンホルダの支持構造がもっと安定される。
【0043】
二番目,ドラムによりラバーの突出体積が変化してボビンを把持またはボビンの把持を解除するので,把持及び把持の解除が確実になるだけでなく,ラバーの寿命が増加し,また把持力も増加するようになる。
【0044】
三番目,全体的な強性(stiffness)が増加することによって,ボビンホルダの固有振動数、即ち, 共振周波数が大きくなり,これによりボビンホルダの臨界回転数及び糸速(弾性糸を巻く速度)が増加するようになる。
【0045】
四番目,ボビンホルダが3リンケージ(3linkage)の形態にカップリングを通じてモータに結合されることによって,ミスアラインマント(misalignment)により発生する振動衝撃が二重減少され,これによりボビンホルダの回転特性が向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾性糸を高速に巻取するための従来のワインダのボビンホルダを示す部分断面図である。
【図2】本発明による弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダを示す断面図である。
【図3a】図2のA部の拡大断面図で,把持の解除(dechucking)状態を示す図面である。
【図3b】図2のA部の拡大断面図で,把持状態を示す図面である。
【図4】図2のB部の領域の拡大断面図である。
【図5】ボビンホルダからカップリングを分離して示す斜視である。
【符号の説明】
100 本発明による弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダ
2 第1本体
4 スパイダ ラバー(spider rubber)
6 第2本体
8 供給通路
10 可撓性パイプ
12 カップリング(coupling)
14 ベアリング(bearing)
16 シャフト(shaft)
18 サポート(support)
20 第1空間部
22 第2空間部
24 シェル(shell)
25 雑糸流入防止用のカバー
26 ドラム(drum)
28 台板
30 切開空間
32 ラバー(rubber)
34 ピストン(piston)本体
36 ボルト(bolt)
38 コイルスプリング(coil spring)
40 ピストン
42 キャップ(cap)
44 ボビン(bobbin)
46 防振用オーリング(O−ring)
48 スペーサ(spacer)

Claims (6)

  1. 多数の本体及びラバーが相互直列の形態に連結され,一側の本体はモ−タの回転軸に結合されるカップリングと,
    前記カップリングの他側の本体に結合され,外径面の両端附近には多数のベアリングが結合される一定の長さを有するシャフトと,
    前記ベアリングに内径面が結合され,外径面の一定の領域は巻取機に固定されるサポ−トと,
    前記シャフトの端部に結合されると同時に,前記サポ−ト及びシャフトが内側に位置されるように第1空間部が形成され,前記第1空間部の内径面と前記サポートの外径面との間には他のベアリングが結合され,前記第1空間部の反対方向には第2空間部が形成されるシェルと,
    前記シェルの全体外径面にリングの形態に結合される多数のドラムと,
    前記多数のドラム間にリングの形態に結合される多数のラバーと,
    前記シェルの第2空間部の端部に結合され,前記ドラムをカップリングの側の方向に押すか,または元来の位置に復帰させて,前記ラバーの突出体積を変化することによって,前記ドラムの外径面で弾性糸が巻取されるボビンを把持または把持を解除するようにするキャップとを包含してなることを特徴とする弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダ。
  2. 前記ドラムはラバーがシェルに直接摩擦されないようにラバーの下面に延長された台板が形成されており,また,これと対応する他のドラムには前記台板が容易に結合されるように切開空間が形成されることを特徴とする請求項1記載の弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダ。
  3. 前記シャフトとサポ−ト,前記シェルとサポ−トとの間に結合されたベアリングには,前記サポ−トの接触面に振動抑制のためのオーリング(O−Ring)がさらに結合されることを特徴とする請求項1記載の弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダ。
  4. 前記シェルは第1空間部の終端にサポ−トと近接するように雑糸流入防止用のカバーがさらに結合されることを特徴とする請求項1記載の弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダ。
  5. 前記カップリングは,中央に位置し,両端の外径面には長さ方向に多数の突起が延長された第1本体と,前記それぞれ突起の長さ方向面に接触される多数のスパイダラバーと,前記第1本体の両端に形成された前記突起に前記ラバーが介在されたままで嵌合されるように長さ方向に多数の突起が延長された第2本体とでなることを特徴とする請求項1記載の弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダ。
  6. 前記第1本体,スパイダラバー及び第2本体には連通された圧縮空気の供給通路がさらに形成されており,前記第1本体と第2本体との結合領域には可撓性のパイプがさらに結合されることを特徴とする請求項5記載の弾性糸を高速に巻取するためのワインダのボビンホルダ。
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