JP4105368B2 - ディスククランプ装置及びこれを備えたモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD−ROM、DVD等のディスクを着脱自在に保持するディスククランプ装置及びこれを備えたモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの記憶容量の増大に伴って、光ディスク、CD−ROM等のディスクを回転駆動するディスク駆動装置では、アクセスタイムの短縮化を図るために、ディスクの回転速度の高速化が要求されている。加えて、携帯型(所謂ノート型)のパーソナルコンピュータでは、携帯性を一層高めるために、コンピュータ本体の小型化、薄型化の傾向にあり、これに伴ってディスクを回転駆動するためのモータ及びディスクを保持ためのディスククランプ装置の小型化、薄型化が求められている。
【0003】
このような要求を満たすために、ディスククランプ装置として、例えば、ボールチャック構造のもの(特開平10−285858参照)が実用に供されている。この公知のディスククランプ装置では、ディスク載置部材に周方向に間隔をおいて複数個の押圧爪がばね部材により半径方向外方に押圧されて可動自在に設けられている。これら押圧爪はCD−ROMの如きディスクの取付孔の上端線に半径方向外方に作用し、かかる押圧爪の押圧力が複数個所に作用することによってディスクが高速回転しても外れることなく強固に保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この公知のボールチャック構造のものでは、ディスクを装着する(複数個の押圧爪にディスクを被嵌する)、或いはディスクを離脱する(複数個の押圧爪からディスクを外す)際に、ディスクが押圧爪を軸方向下方、或いは上方に押圧することで、押圧爪は半径方向内方に後退する。このとき、押圧爪からのディスクに対する押圧力が極めて大きくなるため、ディスク自体が弾性変形するようになる。このようにディスクが弾性変形する場合、その弾性変形が大きくなるとディスクの内周部に大きな応力が作用するために亀裂が生じることがある。仮にその応力が小さいとしても頻繁に繰り返されることでも亀裂が生じることがある。この亀裂が大きくなるとディスクを確実に保持することが困難になるだけでなく、ディスクが完全に破損して使用することができなくなることもある。
【0005】
本発明の目的は、ディスクを弾性変形させることなく容易に装着、離脱することができるディスククランプ装置及びこれを備えたモータを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ディスクを着脱自在に保持するためのディスククランプ装置において、ディスクが載置される載置テーブル体と、前記載置テーブル体に取り付けられ、磁力を利用して半径方向に可動するディスク用保持爪と、を備え、前記載置テーブル体には軸線方向に所定範囲にわたって移動自在に可動部材が設けられ、前記保持爪には第1磁化部が設けられ、前記可動部材には第2磁化部が設けられており、前記保持爪は、前記ディスク上に案内され、前記載置テーブル体との間においてディスクを挟持し、前記可動部材の移動により前記第1磁化部と前記第2磁化部との間に生じる磁気的作用によって半径方向に移動することを特徴とする。
【0007】
本発明に従えば、装着されるディスクの面上に保持爪が半径方向に移動して案内されるので、ディスクは載置テーブル体と保持爪との間に挟まれ保持される。また、ディスクを外すときには、保持爪がディスク面上から半径方向に移動して後退する。このような保持爪の動きは磁力を利用して行われるので、簡単な操作でもってディスクの装着、離脱を行う ことができる。さらに、保持爪に第1の磁化部が設けられ、可動部材に第2の磁化部が設けられており、可動部材を移動させることによって第1の磁化部と第2の磁化部との間の磁気的作用が変化し、かかる磁気的作用の変化を利用して保持爪の移動が行なわれるので、ディスクの装着、離脱の操作性を損なうことはない。
【0008】
また、本発明では、ディスクを着脱自在に保持するためのディスククランプ装置において、ディスクが載置される載置テーブル体と、前記載置テーブル体に取り付けられ、磁力を利用して半径方向に可動するディスク用保持爪と、を備え、前記載置テーブル体には軸線方向に所定範囲にわたって移動自在に可動部材が装着され、前記可動部材と前記保持爪のいずれか一方には磁化部が設けられ、それらの他方には磁性部が設けられており、前記保持爪は、前記ディスク上に案内され、前記載置テーブル体との間においてディスクを挟持し、前記可動部材の移動により前記磁化部と前記磁性部との間に生じる磁気的作用によって半径方向に移動することを特徴とする。
【0009】
本発明に従えば、装着されるディスクの面上に保持爪が半径方向に移動して案内されるので、ディスクは載置テーブル体と保持爪との間に挟まれ保持される。また、ディスクを外すときには、保持爪がディスク面上から半径方向に移動して後退する。このような保持爪の動きは磁力を利用して行われるので、簡単な操作でもってディスクの装着、離脱を行うことができる。さらに、可動部材及び保持爪のいずれか一方に磁化部が設けられ、それらの他方に磁性部が設けられており、可動部材を移動させることによって磁化部と磁性部との間の磁気的作用が変化し、かかる磁気的作用の変化を利用して保持爪の移動が行なわれるので、ディスクの装着、離脱の操作性を損なうことはない。
【0010】
また、本発明では、前記可動部材は前記載置テーブル体に対して軸線方向に第1位置と第2位置との間を移動自在であり、前記保持爪は前記載置テーブル体に周方向に間隔をおいて複数装着され、前記複数個の保持爪は、それぞれ、ディスクをクランプする保持位置とディスクのクランプを解除する解除位置との間を半径方向に揺動自在であり、前記可動部材が前記第1の位置にあるときには、前記複数個の保持爪の前記第1磁化部と前記可動部材の前記第2磁化部とが磁気的に反発し、これによって前記複数個の保持爪が前記保持位置に保持され、一方、前記可動部材が前記第2の位置に移動すると、前記複数個の保持爪の前記第1磁化部と前記可動部材の前記第2磁化部とが磁気的に吸引し、これによって前記複数個の保持爪が前記解除位置に保持されることを特徴とする。
【0011】
本発明に従えば、可動部材が載置テーブルに第1の位置と第2の位置との間を移動自在であり、複数個の保持爪は保持位置と解除位置との間を揺動自在に載置テーブル体に装着されている。可動部材が第1の位置にあるときには、第1磁化部と第2磁化部とが相互に磁気的に反発し、例えば第2磁化部のN極(又はS極)に第1磁化部のN極(又はS極)が対向し、これによって複数個の保持爪は半径方向外方への反発力を受け、この反発力によって複数個の保持爪が保持位置に保持され、載置テーブル体に載置されたディスクは載置テーブル体と複数個の保持爪との間に挟持される。一方、可動部材を第2の位置に移動すると、第1磁化部と第2磁化部とが相互に磁気的に吸引し、例えば第2磁化部のN極(又はS極)に第1磁化部のS極(又はN極)が対向し、これによって複数個の保持爪は半径方向内方への吸引力を受け、この吸引力によって複数個の保持爪は解除位置に保持され、かくして複数個の保持爪によるクランプが解除され、ディスクを載置テーブル体から取り外すことができる。このように可動部材を軸線方向に移動させることによって、複数個の保持爪が保持位置及び解除位置に保持されるので、可動部材の移動という簡単な動きでもってディスクの装着、離脱を行うことができる。また、これら保持爪の保持位置及び解除位置への位置付けの際には、載置されたディスクの上側(載置テーブルに載置された面とは反対の面)をこれら保持爪が移動するので、ディスクに大きな負荷が作用せず、ディスクを弾性変形させることなく装着、離脱させることができ、装着、離脱操作に起因するデ ィスクの破損等を防止することができる。
【0012】
また、本発明では、前記可動部材は、前記載置テーブル体に対して軸線方向に第1位置と第2位置との間を移動自在であり、前記保持爪は前記載置テーブル体に周方向に間隔をおいて複数装着され、前記複数個の保持爪は、それぞれ、ディスクをクランプする保持位置とディスクのクランプを解除する解除位置との間を半径方向に揺動自在であり、前記複数個の保持爪の各々に関連して、更に、対応する保持爪を前記保持位置に向けて偏倚する爪偏倚部材が設けられており、前記可動部材が前記第1の位置にあるときには、前記磁性部と前記磁化部とが半径方向に対向せずに軸線方向にずれ、これによって前記複数個の保持爪は前記爪偏倚部材の偏倚作用により前記保持位置に保持され、一方、前記可動部材が前記第2の位置に移動すると、前記磁性部と前記磁化部とが半径方向に対向し、前記磁化部の磁気吸引作用によって前記複数個の保持爪の各々は、前記爪偏倚部材の偏倚作用に抗して前記解除位置に保持されることを特徴とする。
【0013】
本発明に従えば、可動部材が載置テーブルに第1の位置と第2の位置との間を移動自在であり、複数個の保持爪は保持位置と解除位置との間を揺動自在に載置テーブル体に装着されている。可動部材が第1の位置にあるときには、磁化部と非磁化部とが半径方向に対向せずに軸線方向にずれ、従って、磁化部による磁力が複数個の保持爪にほとんど作用せず、爪偏倚部材の偏倚作用によって複数個の保持爪が保持位置に保持される。一方、可動部材が第2の位置に移動すると、磁化部と磁性部とが半径方向に対向し、従って、磁化部による磁力が複数個の保持爪に大きく作用し、この磁力による吸引作用によって複数個の保持爪は爪偏倚部材に抗して解除位置に保持される。このように上述したと同様に、可動部材の移動という簡単な動きでもってディスクの装着、離脱を行うことができ、また保持位置及び解除位置への位置付けの際にも、ディスクに大きな負荷が作用することはない。
【0014】
また、本発明では、前記載置テーブル体は、ディスクが載置されるテーブル本体と、このテーブル本体にディスクをセンタリングするためのセンタリング部材とを有しており、前記保持爪は前記載置テーブル体のセンタリング部材に周方向に間隔をおいて揺動自在に複数装着され、前記複数個の保持爪は、それぞれ、ディスクをクランプする保持位置とディスクのクランプを解除する解除位置との間を半径方向に揺動自在であり、前記保持位置においてはそれらの先端側が前記センタリング部材から半径方向外方に突出し、前記解除位置においてはそれらの先端側が前記センタリング部材内に収納されることを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、テーブル本体に載置されたディスクはセンタリング部材によってセンタリングされ、ディスクはテーブル本体の所定位置に保持される。そして、保持位置においては複数個の保持爪の先端側がセンタリング部材から半径方向外方に突出するので、これら保持爪が載置されたディスクに作用し、テーブル本体と複数個の保持爪との間にディスクを挟持することができる。一方、解除位置においては、複数個の保持爪の先端側がセンタリング部材内に実質上収納されるので、これら保持爪が載置されたディスクに作用することはなく、従ってディスクを載置テーブル体から取り外すことができ、またディスクの装着を行うこともできる。
【0016】
また、本発明では、ディスクを着脱自在に保持するためのディスククランプ装置において、ディスクが載置される載置テーブル体と、前記載置テーブル体に取り付けられ、磁力を利用して半径方向に可動するディスク用保持爪と、を備え、前記載置テーブル体には軸線方向に所定範囲にわたって移動自在に可動部材が設けられ、前記可動部材は前記載置テーブル体に対して軸線方向に第1位置と第2位置との間を移動自在であり、前記保持爪は前記載置テーブル体に周方向に間隔をおいて複数装着され、前記複数個の保持爪は、それぞれ、ディスクをクランプする保持位置とディスクのクランプを解除する解除位置との間を揺動自在であり、前記載置テーブル体は、更に、ディスクが仮載置される仮載置テーブル を含み、前記仮載置テーブルは前記テーブル本体に近づく近接位置と前記テーブル本体から離れる離隔位置との間を前記軸線方向に移動自在であり、前記複数個の保持爪に対応してロック用突起が設けられ、前記複数個の保持爪には前記複数個のロック用突起に対応してロック用受部が形成されており、前記可動部材が前記第2の位置にある状態において前記仮載置テーブルが前記離隔位置に位置付けられると、前記仮載置テーブルの前記複数個のロック用突起が前記複数個の保持爪の前記ロック用受部に挿入され、これによって前記複数個の保持爪は前記解除位置にロック保持され、一方、このロック状態から前記仮載置テーブルを前記離隔位置から前記近接位置に移動させると、前記複数個のロック用突起が前記複数個の保持爪の前記ロック用受部から外れ、これによって前記複数個の保持爪の前記解除位置へのロック状態が解除され、前記保持爪は、前記ディスク上に案内され、前記載置テーブル体との間においてディスクを挟持することを特徴とする。
【0017】
本発明に従えば、装着されるディスクの面上に保持爪が半径方向に移動して案内されるので、ディスクは載置テーブル体と保持爪との間に挟まれ保持される。また、ディスクを外すときには、保持爪がディスク面上から半径方向に移動して後退する。このような保持爪の動きは磁力を利用して行われるので、簡単な操作でもってディスクの装着、離脱を行うことができる。さらに、載置テーブル体はディスクが仮載置される仮載置テーブルを含み、この仮載置テーブルにロック用突起が設けられ、また複数個の保持爪にはロック用受部が形成されている。可動部材が第2の位置にある状態において仮載置テーブルが離隔位置に位置付けられると、仮載置テーブルのロック用突起が対応する保持爪のロック用受部内に位置し、保持爪はロック状態に保持される。一方、このロック状態において仮載置テーブルを近接位置に移動すると、ロック用突起が保持爪のロック用受部から外れ、ロック用突起によるロック状態が解除される。かくの通りであるので、仮載置テーブルが離隔位置にある、換言するとディスクを外した状態では複数個の保持爪を解除位置にロック保持することができる。
【0018】
また、本発明では、ディスクを着脱自在に保持するためのディスククランプ装置において、ディスクが載置される載置テーブル体と、前記載置テーブル体に取り付けられ、磁力を利用して半径方向に可動するディスク用保持爪と、を備え、前記保持爪は、その揺動中心軸線が半径方向外方に傾斜するように前記載置テーブル体に傾斜して装着され、ディスクをクランプする保持位置においては、前記保持爪の先端側は半径方向外方に向けて前記載置テーブル体に近接する方向に傾斜して延び、前記保持爪は、前記ディスク上に案内され、前記載置テーブル体との間においてディスクを挟持することを特徴とする
【0019】
本発明に従えば、装着されるディスクの面上に保持爪が半径方向に移動して案内されるので、ディスクは載置テーブル体と保持爪との間に挟まれ保持される。また、ディスクを外すときには、保持爪がディスク面上から半径方向に移動して後退する。このような保持爪の動きは磁力を利用して行われるので、簡単な操作でもってディスクの装着、離脱を行うことができる。さらに、保持爪の先端側は、保持位置において半径方向外方に向けて載置テーブル体に近接する方向に傾斜して延びるので、例えば保持爪自体の弾性を利用して、異なる厚さのディスクでも確実にクランプすることができる。
【0020】
また、本発明では、前記可動部材と前記テーブル本体との間には、前記可動部材を前記第1の位置に向けて弾性的に偏倚する第1の偏倚部材が介在され、また、前記仮載置テーブルと前記テーブル本体との間には、前記仮載置テーブルを前記離隔位置に向けて弾性的に偏倚する第2の偏倚部材が介在されていることを特徴とする。
【0021】
本発明に従えば、可動部材は、第1の偏倚部材によって第1の位置に向けて偏倚され、また仮載置テーブルは第2の偏倚部材によって離隔位置に向けて偏倚される。従って、ディスクを装着していない状態では、可動部材は第1の位置に、また仮載置テーブルは離隔位 置に保持され、またディスクを載置した状態では、可動部材は第1の位置に、また仮載置テーブルは、載置されたディスクによって近接位置に保持される。
【0022】
更に、本発明では、上記ディスククランプ装置を搭載することを特徴とするモータである。本発明に従えば、上述したディスククランプ装置を備えているので、ディスクの装着、離脱を容易に行うことができ、またディスクの損傷等も防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に従うディスククランプ装置及びこれを備えたモータの実施形態について説明する。尚、以下の実施形態においては、CD−ROMが搭載されるディスククランプ装置及びこれを備えたモータに適用して説明するが、CD−ROMに限定されることなく、類似形状の他のディスクをクランプするものにも同様に適用することができる。
第1の実施形態
まず、図1〜図6を参照して、本発明に従うディスククランプ装置の第1の実施形態(及びこれを備えたモータ)について説明する。図1は、第1の実施形態のディスククランプ装置を備えたモータを示す断面図であり、図2は、図1におけるクランプ装置を分解して示す斜視図であり、図3は、図1におけるディスククランプ装置の保持爪の動きを説明するための図であり、図4は、図1のモータにおいて、ディスクを外した状態を示す断面図であり、図5は、図1のモータにおいて、ディスクを仮載置して可動部材を押圧した状態を示す断面図であり、図6は、図1のモータにおいてディスクを外した直後の状態を示す断面図である。
【0024】
主として図1を参照して、図示のモータは静止部材2及びロータ4を備え、ロータ4が静止部材2に回転自在に支持され、かく支持されたロータ4にディスククランプ装置6が装着されている。この形態では、静止部材2はベース部材8を備え、このベース部材8がディスク駆動装置の例えばベースプレート(図示せず)に取り付けられる。ベース部材8の略中央部には中空円筒状の筒状支持部材10が固定され、この筒状支持部材10の内周面にスリーブ軸受12が装着され、その外周面にはステータ14が取り付けられている。ステータ14は、筒状支持部材10に取り付けられたステータコア16と、このステータ16に所要の通りに巻かれたコイル18から構成されている。
【0025】
図示のロータ4は鉄板をカップ状にプレス加工してなるロータ本体20を備えている。ロータ本体20は円形状の端壁部22及びこの端壁部22の外周端からベース部材8に向けて延びる周側壁部24を有し、この形態ではロータ本体20の端壁部22が後述するディスククランプ装置6の載置テーブル体26の一部として機能する。ロータ本体20の端壁部22の中央部には回転軸28が固定され、かかる回転軸28がスリーブ軸受12に回転自在に支持されている。回転軸28の一端側はロータ本体20の端壁部22から図1において上方に延び、この一端側にディスククランプ装置6が配設されている。回転軸28の他端側は図1において下方にベース部材8に向けて延び、かかる他端側がスリーブ軸受12に回転自在に支持されている。この形態では、筒状支持部材10の端部に閉塞部材30が固定され、この閉塞部材30の内側にスラストプレート32が装着され、回転軸28の端面がこのスラストプレート32に支持されている。ロータ4の回転軸28がこのように支持されているので、スリーブ軸受12が回転軸28に作用するラジアル荷重を支持し、スラストプレート32がロータ4に作用するスラスト荷重を支持する。
【0026】
ロータ本体20の周側壁部24の内周面には環状ロータマグネット34が装着され、このロータマグネット34はステータ14に対向して半径方向外方に配設されている。ステータ14及びロータマグネット34はモータを回転駆動するための磁気回路を構成し、ステータ14のコイル18に駆動電流を供給することによってステータコア16が磁化され、 ロータマグネット34及び磁化されたステータ14の相互磁気作用によって、ロータ4(及びこれに装着されたディスククランプ装置6)が所定方向に回転駆動される。
【0027】
次に、図1とともに図2及び図3を参照してディスククランプ装置6及びそれに関連する構成について説明すると、図示のディスククランプ装置6の載置テーブル体26はテーブル本体27と、このテーブル本体27と一体的に回転するセンタリング部材36とを備えている。この形態では、テーブル本体27がロータ本体20の端壁部22から構成され、センタリング部材36がロータ本体20の端壁部22の外面に固定されている。センタリング部材36の外径は、載置テーブル体26に載置されるディスク38(例えばCD−ROM)の内径と実質上等しく、このセンタリング部材36に被嵌することによって、ディスク38がテーブル本体27の所定位置に載置される。尚、載置テーブル体26はロータ本体20と別体に構成するようにしてもよい。
【0028】
この実施形態では、載置テーブル体26は、更に、ディスク38が仮載置される仮載置テーブル40を備えている。仮載置テーブル40はリング状に形成され、センタリング部材36に沿って移動自在に被嵌されている。この仮載置テーブル40は、載置テーブル体26に近接する近接位置(図1及び図5に示す位置)と、載置テーブル体26から離隔する離隔位置(図4及び図6に示す位置)との間を軸線方向(図1、図4〜図6において上下方向)に移動自在に装着されている。
【0029】
センタリング部材36は中空円筒状であり、その上部には環状の収容凹溝42が形成され、この収容凹溝42の底部には、所定の間隔をおいてスリット開口44が3つ設けられている。この実施形態では、各スリット開口44に対応して保持爪46が配設されている。各保持爪46は弧状に形成され、その一端部に軸部48が設けられ、かかる軸部48がセンタリング部材36に設けられた対応する取付孔50に揺動自在に取り付けられている。各保持爪46は上記軸部48(その中心軸線が揺動中心軸線を構成する)を中心として半径方向に揺動自在であり、その先端側を含む全体が収容凹溝42内に収納される図3に破線で示す収納位置(図5及び図6にも示す位置)と、その先端側が収容凹溝42から半径方向外方に突出する図3に二点鎖線で示す保持位置(図1及び図4に示す位置)との間を揺動可能である。3つの保持爪46の先端部下面には、ディスク38の上面側を所要の通りに移動するようにテーパ面(先端に向けてディスク38から離れる方向に延びるテーパ形状)を形成することができる。
【0030】
各保持爪46の下面の所定部位には矩形状のロック用受部52(図1参照)が形成されている。仮載置テーブル40の内周面には略L字状のロック用突起54が一体的に設けられている。このことに関連して更に、センタリング部材36の下部に矩形状の切欠き55が形成されているとともに、その収容凹溝42の一部に矩形状の挿入開口56が形成されている。仮載置テーブル40の各ロック用突起54はセンタリング部材36の切欠き55内に位置し、その先端部は仮載置テーブルの40の軸線方向の移動に応じてセンタリング部材36の挿入開口56を通して収容凹溝42内外を出没可能となる。これによって仮載置テーブル40の近接位置と離隔位置との間の軸線方向の移動が許容される。
【0031】
この実施形態では、仮載置テーブル40が上記近接位置に位置するとき、図1(図5)に示すように、ロック用突起54の先端部はセンタリング部材36の挿入開口56内(収容凹溝42の外)に位置し、従って保持爪46の保持位置と解除位置との間の揺動が許容される。一方、仮載置テーブル40が上記隔離位置に位置すると、図4(図6)に示すように、ロック用突起54の先端部は上記挿入開口56を通して収容凹溝42内に突出する。このとき、保持爪46が解除位置に保持されていると、ロック用突起54の先端部が対応する保持爪46のロック用受部52内に挿入され、これによって保持爪46は上記解除位置にロック保持される。
【0032】
この実施形態では、センタリング部材36と回転軸28との間に可動部材58が軸線方向に移動自在に配設されている。可動部材58は短円筒状であり、回転軸28に移動自在に支持されている。回転軸28の他端部には、更に、係止リング60が装着され、この係止リング60によって可動部材58の離脱が防止される。可動部材58の下部はその上部に比して外径が小さく、この小径下部にリング状磁石62が装着されている。リング状磁石62は、図1に示すように、軸線方向に着磁され、その一端部(図1において上端部)が例えばN極に、その他端部(図1において下端部)が例えばS極に着磁され(図1参照)、このリング状磁石62が第1磁化部を構成する。尚、このような第1磁化部は、上述した構成に代えて、可動部材58の一部又は全体を磁性材料から形成し、かかる可動部材60の磁性材料の部分を軸線方向に着磁するようにしてもよい。
【0033】
また、保持爪46は磁性材料から形成され、図1に示すように、その幅方向、即ち半径方向に着磁され、その半径方向内側部が例えばS極に、その半径方向外側部が例えばN極に着磁され、このような保持爪46全体が第2磁化部を構成する。尚、このような第2磁化部は、上述した構成に代えて、半径方向内側部が例えばS極に、また半径方向外側部が例えばN極に着磁された細長い弧状の磁石を保持爪46に取り付けるようにしてもよい。
【0034】
コノ可動部材58は、載置テーブル体26から離れた第1の位置(図1及び図4に示す位置)と載置テーブル体26に近づいた第2の位置(図5及び図6に示す位置)との間を軸線方向に移動自在である。可動部材58が第1の位置にあるときには、図1(図4)に示すように、可動部材58のリング状磁石62のS極が保持爪46の半径方向内側に位置し、これによってリング状磁石62のS極と保持爪46のS極とが対向するようになる。従って、両磁化部には磁気的反発力が作用し、保持爪46はこの反発力によって半径方向外方に移動して上記保持位置に保持される。一方、可動部材58が第2の位置にあるときには、図5(図6)に示すように、可動部材58のリング状磁石62のN極が保持爪46の半径方向内側に位置し、これによってリング状磁石62のN極と保持爪46のS極とが対向するようになる。従って、両磁化部には磁気的吸引力が作用し、保持爪46はこの吸引力によって半径方向内方に移動して上記解除位置に位置付けられる。
【0035】
この形態では、センタリング部材36の半径方向内側に、第1の偏倚部材を構成するコイルばね64が配設され、このコイルばね64は載置テーブル体26のテーブル本体27と可動部材58との間に介在されている。コイルばね64は可動部材58を載置テーブル体26から離れる方向に弾性的に偏倚し、このコイルばね64の作用によって可動部材58が上記第1の位置に保持される。また、センタリング部材36の半径方向外側に、第2の偏倚部材を構成するコイルばね66が配設され、このコイルばね66はテーブル本体27と仮載置テーブル40との間に介在されている。コイルばね66は仮載置テーブル40を載置テーブル体26から離れる方向に弾性的に偏倚し、このコイルばね66の作用によって仮載置テーブル40が上記隔離位置に保持される。
【0036】
また、テーブル本体27(ロータ本体20の端壁部22)の外面に環状の摩擦部材68が、例えば接着剤によって取り付けられている。この摩擦部材68は例えばゴム材料から形成され、このような摩擦部材68を設けることによって、ディスク38の滑りの発生、傷の発生を抑えて後述する如く確実にクランプすることができる。次に、ディスク38の装着、離脱操作について説明する。ディスク38を外した状態では、図4に示すように、可動部材58がコイルばね64の作用によって第1の位置に保持される(係止リング60に当接することによって、この第1の位置を越える移動が阻止される)とともに、仮載置テーブル40が、コイルばね66の作用によって隔離位置に保持される(そのロック用突起54の基部がセンタリング部材36の切欠き55の上端縁に当接することによって、この隔離位置を越える移動が阻止される)。この隔離位置においては、仮載置テーブル40の 各ロック用突起54が、センタリング部材36の挿入開口56を通して、解除位置にある対応する保持爪46のロック用受部52内に突出し、これによって、各保持爪46は上記解除位置にロック保持される。このとき、可動部材58のリング状磁石62と各保持爪46の磁化部とが磁気的に反発するが、ロック用突起54とロック用受部52の作用によって、3つの保持爪46はセンタリング部材36の収容凹溝42内に収納されて解除位置にロック保持される。
【0037】
ディスク38を装着するには、図1に示すように、仮載置テーブル40に装着すべきディスク38を仮載置し、しかる後、仮載置したディスク38をテーブル本体27に向けて押圧すればよい。仮載置したディスク38を押圧して仮載置テーブル40がコイルばね66の偏倚作用に抗して近接位置に移動すると、かかる移動によって仮載置テーブル40のロック用突起54が保持爪46のロック受部52から外れてセンタリング部材36の挿入開口56内に後退し、ロック用突起54とロック用受部52によるロックが解除される。
【0038】
このように各保持爪46のロックが解除されると、図1及び図4から理解される通り、可動部材58が第1の位置に保持されているので、各保持爪46には、その磁化部と可動部材58のリング状磁石62による磁気的反発作用によって、半径方向外方への力が作用し、各保持爪46は軸部48を中心として矢印70(図3参照)で示す半径方向外方に揺動し、各保持爪46は、図1に示すように、その先端側がセンタリング部材36の収容凹溝42から突出する保持位置(図3に二点鎖線で示す位置)に保持される(センタリング部材36の一部に当接することによってこの保持位置を越える揺動が阻止される)。この保持位置においては、図3に示すように、各保持爪46が半径方向外方に傾斜して延びてディスク38の外側面に作用し、載置されたディスク38は、載置テーブル体26のテーブル本体27と3つの保持爪46との間に挟持される。かかるクランプ状態においては、ロータ4が回転すると、ディスク38もこれと一体的に回転する。
【0039】
装着したディスク38を取り外すには、図5に示すように、手動で可動部材58をテーブル本体27に向けて押圧して第2の位置に移動させる。かくすると、各保持爪46には、その磁化部と可動部材58のリング状磁石62による磁気的吸引作用によって、半径方向内方への力が作用し、各保持爪46は軸部48を中心として矢印70(図3参照)と反対方向の半径方向内方に揺動し、図5に示すように、その先端側がセンタリング部材36の収容凹溝42に収納される解除位置(図3に破線で示す位置)に保持される。この保持位置においては、図3に示すように、各保持爪46はセンタリング部材36の収容凹溝42に沿ってその内部に収納され、テーブル本体27に載置されたディスク38に実質上作用することはない。
【0040】
次いで、図6で示すように、引き続いて可動部材58を手動で押圧して第2の位置に保持した状態で、テーブル本体27に載置されたディスク38を持ち上げてセンタリング部材36から外し、その後可動部材58の押圧を解除すればよい。ディスク38は、上方に持ち上げることによってセンタリング部材36から外すことができ、またこれに伴って仮載置テーブル40はコイルばね66の作用によって隔離位置に向けて移動する。仮載置テーブル40が隔離位置に移動すると、図6に示すように、仮載置テーブル40のロック用突起54が解除位置にある保持爪46のロック用受部52内に位置し、各保持爪46が解除位置にロック保持される。その後、可動部材58の押圧を解除すると、可動部材58はコイルばね64の偏倚作用によって第1の位置に位置付けられる。このとき、保持爪46の磁化部とリング状磁石62との間に磁気的反発力が作用するが、各保持爪46が解除位置にロック保持されているので、かかる保持爪46が保持位置に向けて揺動することがない。
【0041】
このように、ディスク38を仮載置テーブル40に仮載置して押圧することによってディ スク38を載置テーブル体26に取り付けることができ、また可動部材58を押圧してディスク38を持ち上げることによって載置テーブル体26から取り外すことができ、簡単な操作でもってディスク38の装着、離脱を行うことができる。またこの装着、離脱の際にディスク38に負荷がほとんど作用せず、装着、離脱時のディスク38の亀裂又は破損を防止することができる。
【0042】
第2の実施形態
次に、図7を参照して、本発明に従うディスククランプ装置の第2の実施形態について説明する。図7は、第2の実施形態のディスククランプ装置を備えたモータを示す断面図である。この第2の実施形態では、第1の実施形態における仮載置テーブル40及びこれに関連する構成要素が省略されている。尚、以下の各実施形態において、第1の実施形態と実質上同一の部材には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0043】
図7において、この第2の実施形態におけるディスククランク装置6Aでは、載置テーブル体26Aがテーブル本体27とこのテーブル本体27に取り付けられたセンタリング部材36Aから構成され、仮載置テーブルは省略されている。そして、このことに関連して、仮載置テーブルを偏倚するための第2の偏倚部材(コイルばね)が省略され、またセンタリング部材36Aには切欠き55及び挿入開口56が形成されてなく、更に、各保持爪46Aにはロック用受部が設けられていない。この第2の実施形態のその他の構成は、第1の実施形態のものと実質上同一であり、後に説明するように、第1の実施形態から各保持爪46Aをロックするためのロック機構を省略したものである。
【0044】
この第2の実施形態におけるディスク38の装着、離脱操作について説明すると、ディスク38を外した状態では、可動部材58がコイルばね64の作用によって第1の位置に保持され、各保持爪46Aは、その磁化部と可動部材58のリング状磁石62の磁気的反発力によってセンタリング部材36Aから突出する保持位置(図7に示す位置)に保持される。ディスク38を装着するには、手動で可動部材58を下降位置に押圧し、この押圧状態にて装着すべきディスク38をテーブル本体27に載置し、しかる後可動部材58の押圧を解除すればよい。可動部材58を押圧してコイルばね64の偏倚作用に抗して下降位置に移動させると、リング状磁石62と各保持爪46Aの磁化部との間に磁気的吸引力が作用し、各保持爪46Aは半径方向内方に揺動してセンタリング部材36Aの収容凹溝42内に収納される解除位置に保持され、ディスク38の装着、離脱が許容される。そして、この状態にて、ディスク38をセンタリング部材36Aに被嵌させながらテーブル本体27に載置する。その後、可動部材52の押圧を解除すると、図7に示すように、この可動部材58がコイルばね64の作用によって第1の位置に位置付けられ、各保持爪46Aは、その磁化部と可動部材58のリング状磁石62の磁気的反発力によって保持位置(図7に示す位置)に保持される。このようにして、ディスク38は載置テーブル体26Aのテーブル本体27と3つの保持爪46Aとの間に挟持される。
【0045】
装着したディスク38を取り外すには、再び手動で可動部材58を押圧して下降位置に保持し、かかる状態にてディスク38を持ち上げて外し、しかる後可動部材58の押圧を解除すればよい。可動部材58を押圧して第2の位置に移動させると、上述したように、各保持爪46Aが解除位置に保持され、従ってディスク38を持ち上げることによって載置テーブル体26Aから取り外すことができる。しかる後、可動部材58の押圧を解除すると、可動部材58は第2の位置に保持され、各保持爪46Aは保持位置に保持される(このときには、ディスク38が載置されていない)。
【0046】
このように、第2の実施形態においても、簡単な操作でもってディスク38を載置テーブル体26Aに装着する、また載置テーブル体26Aから取り外すことができ、また、この装着、離脱の際にディスク38に負荷がほとんど作用せず、装着、離脱時のディスク38 の亀裂又は破損を防止することができる。
第3の実施形態
次に、図8を参照して、本発明に従うディスククランプ装置の第3の実施形態について説明する。図8は、第3の実施形態のディスククランプ装置を備えたモータを示す断面図である。この第3の実施形態では、第2の実施形態における可動部材58及び保持爪46A並びにこれらに関連する構成に修正が施され、保持爪46Aの保持位置、解除位置への位置付け様式が異なっている。
【0047】
図8において、この第3の実施形態におけるディスククランプ装置6Bでは、可動部材58に取付られたリング状磁石62B(磁化部を構成する)は半径方向に着磁され、その半径方向外周部が例えばS極(又はN極)に、その半径方向内周部が例えばN極(又はS極)に着磁される。また、各保持爪46Bは、鉄等の磁性材料から形成され、リング状磁石62Bに磁気的に吸引されるように構成され、更に、センタリング部材36Bは樹脂等の非磁性部材から形成される。尚、保持爪46Bは全体を磁性材料から形成する必要はなく、リング状磁石62Bと対向する一部を磁性材料から形成するようにすればよい。各保持爪46Bには、例えばコイルばねから構成される爪偏倚部材82が設けられ、かかる爪偏倚部材82はセンタリング部材36Bの収容凹溝42内に収容され、保持爪46Bを半径方向外方に向けて偏倚する。この第3の実施形態のその他の構成は、上述した第2の実施形態と実質上同一である。
【0048】
この第3の実施形態におけるディスク38の装着、離脱操作について説明すると、ディスク38を外した状態では、可動部材58がコイルばね64の作用によって第1の位置に保持される。この第1の位置においては、図8に示すように、可動部材58のリング状磁石62Bは保持爪46Bの半径方向位置よりも図8において上方にずれて位置し、リング状磁石62Bの磁気的作用がほとんど作用せず、各保持爪46Bは爪偏倚部材82の偏倚作用によってセンタリング部材36Bから突出する保持位置(図8に示す位置)に保持される。
【0049】
ディスク38を装着するには、手動で可動部材58を下降位置に押圧し、この押圧状態にて装着すべきディスク38をテーブル本体27に載置し、しかる後可動部材58の押圧を解除すればよい。可動部材58を押圧してコイルばね64の偏倚作用に抗して第2の位置に移動させると、リング状磁石62Bと各保持爪46Bとが半径方向に対向し、リング状磁石62Bの磁力が各保持爪46Bに大きく作用し、各保持爪46Bは爪偏倚部材82の偏倚作用に抗して半径方向内方に揺動してセンタリング部材36Bの収容凹溝42内に収納される解除位置に保持される。そして、この状態にて、ディスク38をセンタリング部材36Bに被嵌させながらテーブル本体27に載置する。その後、可動部材52の押圧を解除すると、図8に示すように、この可動部材58がコイルばね64の作用によって第1の位置に位置付けられ、各保持爪46Bは、リング状磁石62Bの磁力がほとんど作用せず、爪偏倚部材82の偏倚作用によって保持位置に保持され、このようにしてディスク38が載置テーブル26Bのテーブル本体27と3つの保持爪46Bとの間に挟持される。
【0050】
装着したディスク38を取り外すには、再び手動で可動部材58を押圧して第2の位置に保持し、かかる状態にてディスク38を持ち上げて外し、しかる後可動部材58の押圧を解除すればよい。可動部材58を押圧して第2の位置に移動させると、上述したように、各保持爪46Bが解除位置に保持され、従ってディスク38を持ち上げることによって載置テーブル体26Bから取り外すことができる。しかる後、可動部材58の押圧を解除すると、可動部材58は第1の位置に保持され、各保持爪46Bは保持位置に保持される(このときには、ディスク38が載置されていない)。
【0051】
このように、第3の実施形態においても、簡単な操作でもってディスク38を載置テーブ ル体26Bに装着する、また載置テーブル体26Bから取り外すことができ、また、この装着、離脱の際にディスク38に負荷がほとんど作用せず、装着、離脱時のディスク38の亀裂又は破損を防止することができる。この第3の実施形態においては、可動部材58に磁化部としてのリング状磁石62Bを設け、保持爪46Bに磁性部を設けているが、これとは反対に、可動部材58に磁性部を設け、各保持爪46Bに磁化部を設けるようにしてもよい。また、この第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、各保持爪46Bを解除位置にロック保持するために仮載置テーブル等を設けるようにしてもよい。
【0052】
以上、本発明に従うディスククランプ装置の各種実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。例えば、図示の実施形態では、保持爪46(46A,46B)は実質上上下方向に延びる揺動中心軸線を中心として解除位置と保持位置との間を水平方向に揺動自在であるが、この揺動中心軸線が載置テーブル体26(26A,26B)から離れるにつれて半径方向外方に向かうように、各保持爪46(46A,46B)をセンタリング部材36(36A,36B)に揺動自在に装着するようにしてもよい。かかる場合、保持位置にあるとき、各保持爪46(46A,46B)は、その先端側が半径方向外方に向けて載置されたディスク38に近接する方向に傾斜して延び、従ってその先端部が載置されたディスク38に対する押圧力が増大し、このように構成することによって、例えば保持爪46(46A,46B)自体の弾性力を利用してディスク38をより確実にクランプすることができる。また、各保持爪46(46A,46B)の揺動位置によって載置テーブル体26(26A,26B)との間隔が幾分変動するため、ディスク38の厚みが幾分異なっても確実にクランプすることができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明の請求項1のディスククランプ装置によれば、ディスク面上に保持爪が半径方向に移動して案内されるので、ディスクは載置テーブル体と保持爪との間に挟持される。また、ディスクを外すときには、保持爪をディスク面上から半径方向に移動して後退させる。この一連の保持爪の動きが磁力を利用して行われるので、簡単な操作でもってディスクの装着、離脱を行うことができる。また、可動部材の移動に伴う第1及び第2の磁化部の磁気的作用の変化を利用して保持爪の移動を行うので、ディスクの装着、離脱の操作性を損なうことはない。
【0054】
また、本発明の請求項2のディスククランプ装置によれば、ディスク面上に保持爪が半径方向に移動して案内されるので、ディスクは載置テーブル体と保持爪との間に挟持される。さらに、ディスクを外すときには、保持爪をディスク面上から半径方向に移動して後退させる。この一連の保持爪の動きが磁力を利用して行われるので、簡単な操作でもってディスクの装着、離脱を行うことができる。また、可動部材の移動に伴う磁化部と磁性部の磁気的作用の変化を利用して保持爪の移動を行うので、ディスクの装着、離脱の操作性を損なうことはない。
【0055】
また、本発明の請求項3のディスククランプ装置によれば、可動部材を軸方向に移動させることによって、複数個の保持爪を保持位置及び解除位置に保持することができ、従って、可動部材の移動という簡単な動きでもってディスクの装着、離脱を行うことができる。また、これら保持爪の保持位置及び解除位置への位置付けの際には、ディスクに大きな負荷が作用せず、ディスクを弾性変形させることなく装着、離脱させることができる。
【0056】
また、本発明の請求項4のディスククランプ装置によれば、磁化部と磁性部による磁気的吸引作用及び爪偏倚部材による偏倚作用を利用して、複数個の保持爪を保持位置及び解除位置に保持することができ、可動部材の移動という簡単な動きでもってディスクの装着、離脱を行うことができ、またディスクを弾性変形させることなく装着、離脱させることが できる。
【0057】
また、本発明の請求項5のディスククランプ装置によれば、装着すべきディスクをセンタリング部材によってセンタリングすることができる。また、保持位置においては、各保持爪の先端側がセンタリング部材から半径方向外方に突出するので、これら保持爪によってディスクをクランプすることができ、また、解除位置においては、複数個の保持爪の先端側がセンタリング部材内に実質上収納されるので、これら保持爪がディスクに作用することはなく、ディスクを載置テーブル体から取り外すことができる。
【0058】
また、本発明の請求項6のディスククランプ装置によれば、ディスク面上に保持爪が半径方向に移動して案内されるので、ディスクは載置テーブル体と保持爪との間に挟持される。さらに、ディスクを外すときには、保持爪をディスク面上から半径方向に移動して後退させる。この一連の保持爪の動きが磁力を利用して行われるので、簡単な操作でもってディスクの装着、離脱を行うことができる。また、仮載置テーブルを隔離位置に位置付けると、仮載置テーブルのロック用突起が対応する保持爪のロック用受部内に位置するので、保持爪を解除位置にロック保持することができる。また、仮載置テーブルを近接位置に移動すると、ロック用突起が保持爪のロック用受部から外れ、ロック用突起によるロック状態を解除することができる。
【0059】
また、本発明の請求項7のディスククランプ装置によれば、ディスク面上に保持爪が半径方向に移動して案内されるので、ディスクは載置テーブル体と保持爪との間に挟持される。さらに、ディスクを外すときには、保持爪をディスク面上から半径方向に移動して後退させる。この一連の保持爪の動きが磁力を利用して行われるので、簡単な操作でもってディスクの装着、離脱を行うことができる。また、異なる厚さのディスクでも確実にクランプすることができる。
【0060】
また、本発明の請求項8のディスククランプ装置によれば、ディスクを装着していない状態では、第1の偏倚部材によって可動部材は第1の位置に保持され、また仮載置テーブルは第2の偏倚部材によって隔離位置に保持される。
【0061】
更に、本発明の請求項9のモータによれば、ディスクの装着、離脱を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うディスククランプ装置の第1の実施形態を備えたモータを示す断面図である。
【図2】図1におけるクランプ装置を分解して示す斜視図である。
【図3】図1におけるディスククランプ装置の保持爪の動きを説明するための図である。
【図4】図1のモータにおいて、ディスクを外した状態を示す断面図である。
【図5】図1のモータにおいて、ディスクを仮載置して可動部材を押圧した状態を示す断面図である。
【図6】図1のモータにおいてディスクを外した直後の状態を示す断面図である。
【図7】本発明に従うディスククランプ装置の第2の実施形態を備えたモータを示す断面図である。
【図8】本発明に従うディスククランプ装置の第3の実施形態を備えたモータを示す断面図である。
【符号の説明】
静止部材
ロータ
6,6A,6B ディスククランプ装置
26,26A,26B 載置テーブル体
27 テーブル本体
28 回転軸
36,36A,36B センタリング部材
38 ディスク
40 仮載置テーブル
42 収容凹溝
46,46A,46B 保持爪
52 ロック用受部
54 ロック用突起
62,62B リング状磁石
64 コイルばね(第1の偏倚部材)
66 コイルばね(第2の偏倚部材)
82 爪偏倚部材

Claims (9)

  1. ディスクを着脱自在に保持するためのディスククランプ装置において、
    ディスクが載置される載置テーブル体と、前記載置テーブル体に取り付けられ、磁力を利用して半径方向に可動するディスク用保持爪と、を備え、
    前記載置テーブル体には軸線方向に所定範囲にわたって移動自在に可動部材が設けられ、前記保持爪には第1磁化部が設けられ、前記可動部材には第2磁化部が設けられており、
    前記保持爪は、前記ディスク上に案内され、前記載置テーブル体との間においてディスクを挟持し、前記可動部材の移動により前記第1磁化部と前記第2磁化部との間に生じる磁気的作用によって半径方向に移動することを特徴とするディスククランプ装置。
  2. ディスクを着脱自在に保持するためのディスククランプ装置において、
    ディスクが載置される載置テーブル体と、前記載置テーブル体に取り付けられ、磁力を利用して半径方向に可動するディスク用保持爪と、を備え、
    前記載置テーブル体には軸線方向に所定範囲にわたって移動自在に可動部材が装着され、前記可動部材と前記保持爪のいずれか一方には磁化部が設けられ、それらの他方には磁性部が設けられており、
    前記保持爪は、前記ディスク上に案内され、前記載置テーブル体との間においてディスクを挟持し、前記可動部材の移動により前記磁化部と前記磁性部との間に生じる磁気的作用によって半径方向に移動することを特徴とするディスククランプ装置。
  3. 前記可動部材は前記載置テーブル体に対して軸線方向に第1位置と第2位置との間を移動自在であり、前記保持爪は前記載置テーブル体に周方向に間隔をおいて複数装着され、前記複数個の保持爪は、それぞれ、ディスクをクランプする保持位置とディスクのクランプを解除する解除位置との間を半径方向に揺動自在であり、
    前記可動部材が前記第1の位置にあるときには、前記複数個の保持爪の前記第1磁化部と前記可動部材の前記第2磁化部とが磁気的に反発し、これによって前記複数個の保持爪が前記保持位置に保持され、一方、前記可動部材が前記第2の位置に移動すると、前記複数個の保持爪の前記第1磁化部と前記可動部材の前記第2磁化部とが磁気的に吸引し、これによって前記複数個の保持爪が前記解除位置に保持されることを特徴とする請求項記載のディスククランプ装置。
  4. 前記可動部材は、前記載置テーブル体に対して軸線方向に第1位置と第2位置との間を移動自在であり、前記保持爪は前記載置テーブル体に周方向に間隔をおいて複数装着され、前記複数個の保持爪は、それぞれ、ディスクをクランプする保持位置とディスクのクランプを解除する解除位置との間を半径方向に揺動自在であり、前記複数個の保持爪の各々に関連して、更に、対応する保持爪を前記保持位置に向けて偏倚する爪偏倚部材が設けられており、前記可動部材が前記第1の位置にあるときには、前記磁性部と前記磁化部とが半径方向に対向せずに軸線方向にずれ、これによって前記複数個の保持爪は前記爪偏倚部材の偏倚作用により前記保持位置に保持され、一方、前記可動部材が前記第2の位置に移動すると、前記磁性部と前記磁化部とが半径方向に対向し、前記磁化部の磁気吸引作用によって前記複数個の保持爪の各々は、前記爪偏倚部材の偏倚作用に抗して前記解除位置に保持されることを特徴とする請求項2記載のディスククランプ装置。
  5. 前記載置テーブル体は、ディスクが載置されるテーブル本体と、このテーブル本体にディスクをセンタリングするためのセンタリング部材とを有しており、
    前記保持爪は前記載置テーブル体のセンタリング部材に周方向に間隔をおいて揺動自在に複数装着され、前記複数個の保持爪は、それぞれ、ディスクをクランプする保持位置とディスクのクランプを解除する解除位置との間を半径方向に揺動自在であり、
    前記保持位置においてはそれらの先端側が前記センタリング部材から半径方向外方に突出し、前記解除位置においてはそれらの先端側が前記センタリング部材内に収納されることを特徴と請求項1〜4に記載のディスククランプ装置。
  6. ディスクを着脱自在に保持するためのディスククランプ装置において、
    ディスクが載置される載置テーブル体と、前記載置テーブル体に取り付けられ、磁力を利用して半径方向に可動するディスク用保持爪と、を備え、
    前記載置テーブル体には軸線方向に所定範囲にわたって移動自在に可動部材が設けられ、
    前記保持爪には第1磁化部が設けられ、前記可動部材には第2磁化部が設けられており、
    前記可動部材は前記載置テーブル体に対して軸線方向に第1位置と第2位置との間を移動自在であり、
    前記保持爪は前記載置テーブル体に周方向に間隔をおいて複数装着され、前記複数個の保持爪は、それぞれ、ディスクをクランプする保持位置とディスクのクランプを解除する解除位置との間を揺動自在であり、
    前記可動部材が前記第1の位置にあるときには、前記複数個の保持爪の前記第1磁化部と前記可動部材の前記第2磁化部とが磁気的に反発し、これによって前記複数個の保持爪が前記保持位置に保持され、一方、前記可動部材が前記第2の位置に移動すると、前記複数個の保持爪の前記第1磁化部と前記可動部材の前記第2磁化部とが磁気的に吸引し、これによって前記複数個の保持爪が前記解除位置に保持され、
    前記載置テーブル体は、ディスクが載置されるテーブル本体と、更に、ディスクが仮載置される仮載置テーブルを含み、前記仮載置テーブルは前記テーブル本体に近づく近接位置と前記テーブル本体から離れる離隔位置との間を前記軸線方向に移動自在であり、前記複数個の保持爪に対応してロック用突起が設けられ、前記複数個の保持爪には前記複数個のロック用突起に対応してロック用受部が形成されており、前記可動部材が前記第2の位置にある状態において前記仮載置テーブルが前記離隔位置に位置付けられると、前記仮載置テーブルの前記複数個のロック用突起が前記複数個の保持爪の前記ロック用受部に挿入され、これによって前記複数個の保持爪は前記解除位置にロック保持され、一方、このロック状態から前記仮載置テーブルを前記離隔位置から前記近接位置に移動させると、前記複数個のロック用突起が前記複数個の保持爪の前記ロック用受部から外れ、これによって前記複数個の保持爪の前記解除位置へのロック状態が解除され、前記可動部材が前記第1の位置に移動すると、前記保持爪は、前記ディスク上に案内され、前記載置テーブル体との間においてディスクを挟持することを特徴とするディスククランプ装置。
  7. ディスクを着脱自在に保持するためのディスククランプ装置において、
    ディスクが載置される載置テーブル体と、前記載置テーブル体に取り付けられ、磁力を利用して半径方向に可動するディスク用保持爪と、を備え、
    前記保持爪は、その揺動中心軸線が半径方向外方に傾斜するように前記載置テーブル体に傾斜して装着され、ディスクをクランプする保持位置においては、前記保持爪の先端側は半径方向外方に向けて前記載置テーブル体に近接する方向に傾斜して延び、
    前記保持爪は、前記ディスク上に案内され、前記載置テーブル体との間においてディスクを挟持することを特徴とするディスククランプ装置。
  8. 前記可動部材と前記テーブル本体との間には、前記可動部材を前記第1の位置に向けて弾性的に偏倚する第1の偏倚部材が介在され、また、前記仮載置テーブルと前記テーブル本体との間には、前記仮載置テーブルを前記離隔位置に向けて弾性的に偏倚する第2の偏倚部材が介在されていることを特徴とする請求項記載のディスククランプ装置。
  9. 請求項1〜8に記載のディスククランプ装置を搭載することを特徴とするモータ。
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