JP2004220761A - 光ディスクのクランプ装置 - Google Patents

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東龍 林
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Abstract

【課題】 光ディスクのクランプ装置を提供することで光ディスクを容易にロード、アンロードできるようにする。
【解決手段】 反磁性部材、光ディスクをサポートする回転盤、前記反磁性部材と前記回転盤の間に設置された磁石、および前記回転盤の上に設置され、前記磁石をサポートするクランプ部材、前記回転盤が回転する時、前記反磁性部材と前記磁石の間に反発力が生じ、前記磁石を前記クランプ部材へ押し出すことで前記光ディスクを固定するのを含む光ディスクのクランプ装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクのクランプ装置に関し、特に、光ディスクを容易にロード、アンロードできるようにするための光ディスクのクランプ装置に関するものである。
現在、光ディスクドライブの光ディスクのクランプ装置は、磁力で回転盤からディスクを引き付けたり引き離したりするものである。電子装置のサイズが絶え間なく減少されてきたことから、上述のクランプ装置は、特に薄型の光ディスクドライブには不適当になってきた。したがって、その他の複数の伸縮自在の突出式クランプを備えた回転可能なロックハブがDVDプレーヤーまたは薄型光ディスクドライブに要求されるようになった。
実際には、上述の装置を用いると、ディスクをロード、またはアンロードするのは難しく、ディスクに変形やダメージを引き起こすことになる。ディスクへ与える不適当な力は、更に光ディスクドライブのモーターにダメージを加える可能性がある。更に、現在のDVDは二層の構造を有しており、ディスクのローディング、アンローディング中、層はクランプ装置のクランプ力と引き込み力によって分かれる可能性がある。
本発明の課題は、上述の問題を解決する光ディスクのクランプ装置を提供することにある。光ディスクのクランプ装置は、クランプ装置が回転する時、反磁性部材と磁石の間で引き起こされる反発力を有し、反発力がクランプ部材を押し出すことで光ディスクを固定する。クランプ装置が回転を止める時、反発力はなくなり、光ディスクに加えられたクランプ力は減少される。
本発明の原則は、電磁誘導、および反磁性部材と磁石の間の相互作用である。反磁性部材と磁石が静止している時、明白な活動は検知されないが、反磁性部材と磁石が互いに作用して移動または回転した時、反発力が引き起こされる。反発力は、ファラデーの法則(Faraday’s Law)、レンツの法則(Lenz’s Law)および反磁性部材の反磁性現象による。例えば、磁石は、大きな保磁力と大きな磁化を有する高エネルギー製品の異方性磁石で、また、反磁性部材はアルミニウムよりなる。
本発明の構造によって、反発力はアキシアル方向にのみ作用されるため、その反発力は回転速度にもモーターの力にも影響しない。更に、本発明はモーターの安定性と光ディスクドライブのクランプ装置を改善する。
本発明は、反磁性部材、光ディスクをサポートする回転盤、前記反磁性部材と前記回転盤の間に設置された磁石、および前記回転盤の上に設置され、前記磁石をサポートするクランプ部材を含み、前記回転盤が回転する時、前記反磁性部材と前記磁石の間に反発力が生じ、前記磁石を前記クランプ部材へ押し出すことで前記光ディスクを固定するのを含む光ディスクのクランプ装置を提供する。
本発明は更に、磁石、光ディスクをサポートする回転盤、前記磁石と前記回転盤の間に設置された反磁性部材、および前記回転盤の上に設置され前記反磁性部材をサポートするクランプ部材を含み、前記回転盤が回転する時、前記反磁性部材と前記磁石の間に反発力が生じ、前記磁石を前記クランプ部材へ押し出すことで前記光ディスクを固定する光ディスクのクランプ装置を提供する。
本発明の光ディスクのクランプ装置によると、ディスクに変形やダメージを引き起こしたり、光ディスクドライブのモーターにダメージを加えることをなくすことができるのと、力の利用を必要とせずに光ディスクを容易にロード、アンロードできるようになる。
本発明についての目的、特徴、長所が一層明確に理解されるよう、以下に実施形態を例示し、図面を参照にしながら、詳細に説明する。
図1、図2、図3と図4は、反磁性部材11、回転盤12、磁石13、クランプ部材14、軸15、スナップリング16を含む光ディスクのクランプ装置を示している。本実施例では、反磁性部材11はアルミニウム部材で、例えば、反磁性部材11は光ディスク装置のアルミニウムカバーで、クランプ部材14は鋼球である。回転盤12は光ディスクドライブに設置され、軸15は回転盤12に固定される。軸15は、光ディスクドライブのモーターによって回転され、回転盤12は軸15と共に回転する。
回転盤12は光ディスク1をサポートする。磁石13は反磁性部材11と回転盤12の間に設置され、クランプ部材14は、回転盤12の上に設置され、磁石13をサポートする。回転盤12は、ポジショニングハブ17を用い、クランプ部材14を抑制しサポートする。磁石13の中心は第1孔131で、回転盤12の中心は第2孔121である。軸15は回転盤12を通って突き出るように、第1孔131と第2孔121を穿通する。スナップリング16は、磁石13を制止するために軸15に接続される。
図2は、回転盤12の上面図を示している。ポジショニングハブ17の周りに3つの開孔172が設置されている。開孔172の孔径はクランプ部材14(鋼球)の直径より小さい。よって、クランプ部材14は、回転盤12と磁石13の間で制限されることができ、開孔172に沿って外側へ押され、開孔172の方へ部分的に突出する。磁石13をサポートするための開孔172に含まれているクランプ部材14の位置は図2の点線で示されている。また、光ディスク1をクランプするためにクランプ部材14の一部が開孔172から突出している位置は、図1bの実線で示されている。
図3、図4は、回転盤12でロードされた光ディスク1を示している。クランプ部材は、クランプ部材14が磁石13の近くに留まるように、磁石によって引き付けられる。よって、光ディスク1は、力を加えることなく回転盤12に設置することができる。この時点では、クランプ部材14は上述のように開孔172に位置している。更に、光ディスク1と回転盤12の間の衝撃を防ぐために、パッド18は光ディスク1をサポートするために回転盤12の周囲に設置される。
回転盤12が軸15を通して回転する時、磁石13は回転盤12と共に回転する。よって、反発力が磁石13と反磁性部材11の間に生じる。反発力の方向は図4で矢印によって示している。反発力はクランプ部材14に向けて磁石13を押し出す。その後、クランプ部材14は、光ディスク1を固定できるように、開孔172の方へ部分的に突出するまで開孔172に向けて移動する。回転盤12が回転を止めた時、磁石13と反磁性部材11の間の反発力はなくなる。その後、クランプ部材14は磁石13によって引きつけられ、光ディスク1でクランプ部材14によって引き起こされたクランプ力もまたなくなる。したがって、光ディスク1は力の利用を必要とせずに容易にアンロードできるようになる。
もう一つの実施例で、反磁性部材11と磁石13の配置を交換することができ、同じ効果を達成することも可能である。
図5、図6と図7は、反磁性部材21、回転盤22、磁石23、クランプ部材24、そして軸25を含むもう一つのタイプの光ディスクのクランプ装置を示している。本実施例では、反磁性部材21はアルミニウムで、例えば、反磁性部材21は光ディスクドライブのアルミニウムカバーで、クランプ部材24はゴムといった弾性部材である。回転盤22は光ディスクドライブに設置され、軸25は回転盤22に固定される。軸25は、光ディスクドライブのモーターによって回転され、回転盤22は軸25と共に回転する。
回転盤22は光ディスク2をサポートする。磁石23は反磁性部材21と回転盤22の間に設置され、クランプ部材24は、回転盤22の上に設置され、磁石23をサポートする。回転盤22は、ポジショニングハブ27を用い、クランプ部材24を抑制しサポートする。軸25は、回転盤22に固定し、軸の端は回転盤22を通って突出する。磁石23とクランプ部材24はポジショニングハブ27に固定されている。
図6、図7は、力を加えずに回転盤22に置かれた光ディスク2を示している。更に、回転盤22の衝撃から光ディスク2を防ぐために、パッド28は光ディスク2をサポートするために回転盤22の周囲に設置される。
回転盤22が回転する時、磁石23は回転盤22と共に回転する。よって、反発力が磁石23と反磁性部材21の間に生じる。反発力の方向は7で矢印によって示している。反発力はクランプ部材24に向けて磁石23を押し出し、クランプ部材24を変形させ、光ディスク2を固定する。回転盤22が回転を止めた時、磁石23と反磁性部材21の間の反発力はなくなる。クランプ部材24はその後、元のフォームに戻り、光ディスク2のクランプ力もまたなくなる。したがって、光ディスク2は力の利用を必要とせずに容易にアンロードできるようになる。
もう一つの実施例で、反磁性部材21と磁石23の配置を交換することができ、同じ効果を達成することも可能である。
以上、本発明の好適な実施例を例示したが、これは本発明を限定するものではなく、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限りにおいては、当業者であれば行い得る少々の変更や修飾を付加することは可能である。従って、本発明が保護を請求する範囲は、特許請求の範囲を基準とする。
本発明に基づいた光ディスクのクランプ装置の概略図である。 本発明に基づいた光ディスクのクランプ装置の上面図である。 図1のIC−IC’線に沿った断面図である。 図1のIC−IC’線に沿った断面図である。 実施例2の光ディスククランプ装置の概略図である。 図5のIIB−IIB’線に沿った断面図である。 図5のIIB−IIB’線に沿った断面図である。
符号の説明
1、2 光ディスク
11、21 反磁性部材
12、22 回転盤
121 第2孔
13、23 磁石
131 第1孔
14、24 クランプ部材
15、25 軸
16 スナップリング
17、27 ポジショニングハブ
172 開孔
18、28 パッド

Claims (18)

  1. 反磁性部材、
    光ディスクをサポートする回転盤、
    前記反磁性部材と前記回転盤の間に設置された磁石、および
    前記回転盤の上に設置され、前記磁石をサポートするクランプ部材を含み、
    前記回転盤が回転する時、前記反磁性部材と前記磁石の間に反発力が生じ、
    前記磁石を前記クランプ部材へ押し出すことで前記光ディスクを固定する光ディスクのクランプ装置。
  2. 前記回転盤は前記クランプ部材をサポートするためのポジショニングハブを含む請求項1に記載の光ディスクのクランプ装置。
  3. 前記ポジショニングハブに開孔が設けられ、クランプ部材は鋼球であり、前記鋼球は前記磁石と前記開孔の間で回転によって制限され、前記反発力は回転盤が回転する時、前記反磁性部材と前記磁石の間に生じ、前記鋼球の一部を前記開孔の方へ押し出すことで前記光ディスクを固定する請求項2に記載の光ディスクのクランプ装置。
  4. 前記開孔の孔径は、前記鋼球の直径より小さく、前記鋼球の一部だけが前記開孔から突出する請求項3に記載の光ディスクのクランプ装置。
  5. 軸とスナップリングを更に含み、前記軸は前記磁石と前記回転盤を穿通し、前記スナップリングを前記軸に接続することで前記磁石を制止する請求項1に記載の光ディスクのクランプ装置。
  6. 前記軸に前記スナップリングがはめ込める溝を有する請求項5に記載の光ディスクのクランプ装置。
  7. 前記クランプ部材は弾性部材よりなり、前記回転盤が回転する時、前記反磁性部材と前記磁石の間で前記反発力が生じ、前記弾性部材が変形することで前記光ディスクを固定する請求項2に記載の光ディスクのクランプ装置。
  8. 前記反磁性部材はアルミニウム部材である請求項1に記載の光ディスクのクランプ装置。
  9. 前記回転盤は前記光ディスクをサポートするパッドを更に含む請求項1に記載の光ディスクのクランプ装置。
  10. 磁石、
    光ディスクをサポートする回転盤、
    前記磁石と前記回転盤の間に設置された反磁性部材、および
    前記回転盤の上に設置され前記反磁性部材をサポートするクランプ部材を含み、前記回転盤が回転する時、前記反磁性部材と前記磁石の間に反発力が生じ、前記磁石を前記クランプ部材へ押し出すことで前記光ディスクを固定する光ディスクのクランプ装置。
  11. 前記回転盤は前記クランプ部材をサポートするためのポジションハブを含む請求項10に記載の光ディスクのクランプ装置。
  12. 前記ポジショニングハブに開孔が設けられ、前記クランプ部材は鋼球であり、前記鋼球は前記反磁性部材と前記開孔の間で回転によって制限され、前記反発力は回転盤が回転する時、前記反磁性部材と前記磁石の間に生じ、前記鋼球の一部を前記開孔の方へ押し出すことで前記光ディスクを固定する請求項2に記載の光ディスクのクランプ装置。
  13. 前記開孔の孔径は、前記鋼球の直径より小さく、前記鋼球の一部だけが前記開孔から突出する請求項12に記載の光ディスクのクランプ装置。
  14. 軸とスナップリングを更に含み、前記軸は前記反磁性部材と前記回転盤を穿通し、前記スナップリングを前記軸に接続することで前記反磁性部材を制止する請求項10に記載の光ディスクのクランプ装置。
  15. 前記軸に前記スナップリングがはめ込める溝を有する請求項14に記載の光ディスクのクランプ装置。
  16. 前記クランプ部材は弾性部材よりなり、前記回転盤が回転する時、前記反磁性部材と前記磁石の間で前記反発力が生じ、前記弾性部材が変形することで前記光ディスクを固定する請求項11に記載の光ディスクのクランプ装置。
  17. 前記反磁性部材はアルミニウム部材である請求項10に記載の光ディスクのクランプ装置。
  18. 前記回転盤は前記光ディスクをサポートするパッドを更に含む請求項10に記載の光ディスクのクランプ装置。
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