JP2006177444A - 電磁ブレーキ装置 - Google Patents

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厚 松浦
Masaki Ariga
正記 有賀
Haruhiko Fukuda
治彦 福田
Koichi Yamauchi
宏一 山内
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Abstract

【課題】コストアップを生じさせることなくディスクやモータ軸への磁束漏れを低減し、信頼性を向上させる電磁ブレーキ装置を提供する。
【解決手段】モータ軸11と一体で回転するディスク4,5と、このディスク4,5を挟圧する位置に設けられたアマチュア3およびプレート5,7と、前記アマチュア3を前記ディスク4側に押圧する制動バネ13と、前記アマチュア3に対面してモータ軸11周りに等間隔で設けられた複数個の電磁石1と、前記アマチュア3と前記プレート5,7をモータ軸11方向にガイドする支持ロッド9から構成された電磁ブレーキ装置において、前記複数個の電磁石1を偶数個設けると共に、隣り合う電磁石の磁束の向きを互いに反対方向となるように構成。
【選択図】図3

Description

本発明は、モータ軸の回転を電磁的に制動、解除する電磁ブレーキ装置に関するものである。
従来のエレベーター巻上機用の電磁ブレーキ装置として、モータ軸と一体で回転するディスクと、このディスクを挟圧する位置に設けられたアマチュアおよびプレートと、前記アマチュアを前記ディスク側に押圧する制動バネと、前記アマチュアに対面してモータ軸周りに等間隔で設けられた複数個の電磁石と、前記アマチュアと前記プレートをモータ軸方向にガイドする支持ロッドから構成されたもの(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
特開2002−122164号公報
前記従来技術において、磁束の向きがすべて同じであれば、電磁石に電流を印可した時、アマチュア内において隣り合う電磁石の磁気回路ができないため、ディスクへの漏れ磁束による磁気回路の磁束が大きくなる。このため、ディスクにアマチュア側への吸引力が発生し、この状態でモータ軸を回転するとディスクがアマチュア側に摺りながら回転する不具合があった。またこのようなディスクへの漏れ磁束により、モータ軸にも磁束が漏れて、ディスクがモータ軸に吸引され固着することもありうるという問題があった。
本発明は、コストアップを生じさせることなくディスクやモータ軸への磁束漏れを低減し、信頼性を向上させる電磁ブレーキ装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、モータ軸と一体で回転するディスクと、このディスクを挟圧する位置に設けられたアマチュアおよびプレートと、前記アマチュアを前記ディスク側に押圧する制動バネと、前記アマチュアに対面してモータ軸周りに等間隔で設けられた複数個の電磁石と、前記アマチュアと前記プレートをモータ軸方向にガイドする支持ロッドから構成された電磁ブレーキ装置において、前記複数個の電磁石を偶数個設けると共に、隣り合う電磁石の磁束の向きを互いに反対方向となるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、複数個の電磁石を偶数個設けると共に、隣り合う電磁石の磁束の向きを互いに反対方向としたため、アマチュアにおいて隣り合う電磁石の磁気回路ができ、ディスクへの漏れ磁束が低減できる。このため、ディスクへの漏れ磁束による磁気回路の磁束は小さなものとなり、ディスクにアマチュア側への大きな吸引力が発生し、ディスクがアマチュア側に摺りながら回転する不具合を生じることはない。また、モータ軸に磁束が漏れることもなく、ディスクがモータ軸に吸引され固着するという問題も生じることはない。
以下、本発明になる電磁ブレーキ装置の実施形態を図に基き説明する。
図1は本発明になる電磁ブレーキ装置の一実施形態を示す全体構成図、図2は図1のA−A断面図、図3は磁束の流れを示す図2のX−O、Y−O視図、図4はアマチュアの吸引力を示す図、図5はディスクの吸引力を示す図である。
図1において、電磁石1はモータフランジ2に固定されており、前記電磁石1と対向してアマチュア3、ディスク4、プレート5、ディスク6、およびプレート7の順に構成されている。前記アマチュア3およびプレート5、プレート7は、モータフランジ2に装着した支持ロッド8により、回転方向は拘束され、軸方向には可動となるように取り付けられている。そして、プレート7は、ナット9およびナット10で締め付けられている。一方、前記ディスク4、6は、モータ軸11に装着したスプラインハブ12にスプライン係合されており、軸方向に可動となるように設けられている。
次にブレーキの動作について説明する。ブレーキ開放動作は、電磁石1に通電すると、この電磁石1に発生する電磁吸引力が制動バネ13に打ち勝って、アマチュア3を吸引し、このアマチュア3の移動に伴ってプレート5、7も共に移動し、前記アマチュア3、プレート5,7間のディスク4、6が挟圧から開放され、制動解除状態となる。すなわちこの状態でエレベーターの乗りかごが上下に動作可能となる。
ブレーキ制動動作は、電磁石1の通電を遮断すると、制動バネ13でアマチュア3を押し出し、このアマチュア3の移動に伴いプレート5、7も共に移動して、前記アマチュア3およびプレート5,7間のディスク4、6を摺動材14にて挟圧して制動状態となる。そして、この状態でエレベーターの乗りかごが停止状態となる。
次に電磁石の配置および磁束の流れについて図2、図3を用いて説明する。
電磁石1はモータ軸11の周りに90°毎に等間隔で4個1−A〜1−D設置されている。なお電磁石1は4個1−A〜1−Dとも同じ仕様である。この電磁石1に電流を印可したときに隣り合う電磁石の磁束の方向が互いに反対になるように、隣り合う電磁石の電流の印可方向を反対にする。即ち、電磁石1−Aの磁束の方向は右回り15aと左回り15b、電磁石1−Bの磁束の方向は左回り15cと右回り15d、電磁石1−Cの磁束の方向は右回り15eと左回り15fとなる。これによって、アマチュア3において電磁石1−Bの漏れ磁束16a、16bは隣の電磁石1−A、1−Cの磁気回路につながりやすくなり、ディスク4との漏れ磁束回路17a〜17fへの漏れ磁束の量を低減できる。加えて、ディスク4へ磁束が漏れにくいことで、モータ軸11への漏れ磁束が減り、ディスク4がモータ軸11へ吸引されにくくなる。
図4は、縦軸に吸引力、横軸に電流を示し、曲線Aは、隣り合う電磁石1の電流方向が同じ場合のアマチュア3に働く吸引力、曲線Bは、隣り合う電磁石1の電流方向が反対の場合のアマチュア3に働く吸引力、直線Cは制動ばね13の制動ばね力を示している。
この図4から明らかなように、制動バネ13に打ち勝つためにアマチュア3に発生する吸引力は、磁束の向きに関わらずほぼ同等であることがわかる。
図5は、縦軸に吸引力、横軸に電流を示し、曲線Dは、隣り合う電磁石1の電流方向が同じ場合のディスク4に発生する吸引力、曲線Eは、隣り合う電磁石1の電流方向が反対の場合のディスク4に発生する吸引力を示す。
この図5から明らかなように、隣り合う電磁石1の電流方向を反対にして磁束の向きを互いに反対にした場合のほうが、ディスク4に発生する吸引力を大幅に低減できることがわかる。
なお、この例では、磁束の向きを変える手段として電流の方向を変えるようにしたが他の方法を用いても良い。
本発明になる電磁ブレーキ装置の一実施形態を示す全体構成図である。 図1のA−A断面図である。 磁束の流れを示す図2のX−O、Y−O視図である。 アマチュアの吸引力を示す図である。 ディスクの吸引力を示す図である。
符号の説明
1 電磁石
2 モータフランジ
3 アマチュア
4 ディスク
5 プレート
6 ディスク
7 プレート
8 ロッド
9、10 ナット
11 モータ軸
12 スプラインハブ
13 制動ばね
14 摺動材
15a〜15f 磁束の方向
16a〜16b 漏れ磁束
17a〜17f 漏れ磁束回路

Claims (2)

  1. モータ軸と一体で回転するディスクと、このディスクを挟圧する位置に設けられたアマチュアおよびプレートと、前記アマチュアを前記ディスク側に押圧する制動バネと、前記アマチュアに対面してモータ軸周りに等間隔で設けられた複数個の電磁石と、前記アマチュアと前記プレートをモータ軸方向にガイドする支持ロッドから構成された電磁ブレーキ装置において、
    前記複数個の電磁石を偶数個設けると共に、隣り合う電磁石の磁束の向きを互いに反対方向となるようにしたことを特徴とする電磁ブレーキ装置。
  2. 隣り合う電磁石の電流方向を逆としたことを特徴とする請求項1記載の電磁ブレーキ装置。
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