JP3148071U - モータ制動器 - Google Patents
モータ制動器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3148071U JP3148071U JP2008008027U JP2008008027U JP3148071U JP 3148071 U JP3148071 U JP 3148071U JP 2008008027 U JP2008008027 U JP 2008008027U JP 2008008027 U JP2008008027 U JP 2008008027U JP 3148071 U JP3148071 U JP 3148071U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- motor
- braking
- lining
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
【課題】制動効果を向上させたモータ制動器の提供。【解決手段】外盤21、内盤24、制動ライニング28、モーター側固定台20から構成される。内・外盤はコイル収容環状凹部22,25を具えて第一、二励起コイル23,26を設置し、内、外盤の間にはバネ27を設置する。制動ライニングはモーター回転軸に固定され、第一、二励起コイルに通電・磁励されると第一、二の二つの励起コイルコイル磁力作用によって倍加された磁力により、内盤が迅速、かつ強力に制動ライニングに押圧されて、制動効果を発揮する。【選択図】図4
Description
本考案は、モータ制動器の構造に関するもので、制動器に内、外盤に制動動作させる第一、二励起コイルを設置し、両コイルによって磁気吸着力を発生させ、制動、不制動の反応速度を早める効果によって更に正確にモータを制御する。
公知のモータ制動(ブレーキ)器構造は、およそ図1、2、3に示すとおり、固定台10には内盤11を設置し、内盤11にはコイル収容環状凹部12を具えてそこに励起コイル13を設置し、内盤11は外盤17、制動盤14に列設する。制動盤14と内盤11の間にはバネ15を設置して左右に作動する。外盤17と制動盤14の間には制動ライニング16を具え、制動ライニング16はモータ18の回転軸19に連結する。これらの作用は、励起コイル13の通電が切れて磁気を発生しない時、バネ15の弾力で制動盤14を制動ライニング16に押圧して接触させてブレーキ制動することにある。励起コイル13に通電すると発生した磁力により制動盤14を吸引して制動ライニング16から引き離して、モータ18の回転軸19を正常に回転させるが、上述構造には下述の欠点がある。
欠点一として、単一の励起コイル13の磁気吸着力は一般に十分でない。そのため回転(不制動)、停止(制動)を制御する反応速度が遅く、因って制動誤差が大きくなりやすい。
欠点二として、磁気吸着力が弱いため、弾力が小さいバネ15を採用しなければならず、そうすることで制動を解除できる。また弾力が小さいバネ15が制動盤14片面を制動ライニング16に向けて押圧して制動する時、その押出力もまた小さい。言い換えると、そのブレーキ制動力もまた小さい。そのため、正確に瞬間停止する制動効果は発揮できな。
欠点三として、ブレーキ時の制動ライニング16の回転力は大きいため、外盤17に対して長期的に非常に高いトルクを負荷して外盤17を固定するネジ柱41を曲げて変形させてしまう。
特開平7063906号公報
特公昭63−225757号公報
解決しようとする問題点は、制御する反応速度が遅く、因って制動誤差が大きくなりやすく、また高いトルクを受けやすいため、外盤を固定するバネを曲げてしまう欠点の解消である。
本考案は、外盤、内盤、制動ライニング、固定台を設置して構成される。内、外盤はコイル収容環状凹部を具えて第一、二励起コイルを設置し、内、外盤の間にはバネを設置する。制動ライニングは、固定台と内盤の間に設置し、第一、二励起コイルの両コイル磁力作用によって更にスピーディに動作反応する。制動、不制動の制御がより早く、正確になる。また内、外盤の周囲辺には相互に対応するストッパー凹溝、ストッパー突起を設置し、更に良好なトルク停止効果をもたらすことを最も主要な特徴とする。
本考案のモータ制動器の構造は、制動器の制動力、応答速度を更に向上させるという利点がある。
図4、5、6は、固定台20に内盤21、外盤24、制動ライニング28を設置し、内盤21はコイル収容環状凹部22を具えてそこに第一励起コイル23を設置する。外盤24にもコイル収容環状凹部25を具えてそこに第二励起コイル26を設置する。これらにおいて、外盤21、24の間にはバネ27を設置し、制動ライニング28はモータ30の回転軸31に連結し、内盤21と固定台20の間に設置する。内盤21は、制御されて左右に作動して制動ライニング28に接触、不接触を繰り返し、モータ30の回転軸31の停止、回転を制御する。また外盤24周囲辺にはストッパー突起240を設け、内盤21周囲辺には対応するストッパー凹溝210を設ける。内盤21の第一励起コイル23、外盤24の第二励起コイル26が磁力によって相互に吸着すると、ストッパー突起240、ストッパー凹溝210は相互に嵌合し、内盤21が回転するのを防止し、トルクを抑える効果を発揮する。
本考案の実施例において、図5、6に示すとおり、固定台20をモータ30の一端に固定し、モータ30の回転軸31を中心に挿通し、更に制動ライニング28と連結固定する。モータ30の回転軸31が正常回転する時、図5に示すとおり、内、外盤21、24の第一、二励起コイル23、26は通電されて、磁力により相互に吸着する。言い換えると、内盤21が制動ライニング28から離脱(不接触)状態にあり、制動ライニング28及びその回転軸31を回転させる。回転軸31を制動停止する場合、図6に示すとおり、内、外盤21、24の第一、二励起コイル23、26への通電を止めると、バネ27の弾力によって内盤21を制動ライニング28に向けて押圧・接触させ、制動ブレーキ作用を発生させ、モータ30の回転軸31の回転を停止させる。また回転軸31の回転を回復させる時、内、外盤21、24の第一、二励起コイル23、26に再度通電すると、磁力によって相互に吸着し、内盤21を制動ライニング28から離脱させる。
上述の構造には下述の長所がある。
上述の構造には下述の長所がある。
長所一として、第一、二励起コイル23、26によって相互吸着力が二倍になった磁力が内盤21に作動する。言い換えると、「両コイルによる二倍の磁力」作用を具え、内盤21の作動速度を向上する效果を具える。即ち、よりスピーディ、正確に制御する効果で、精密加工機に応用する時、加工制御を更に精密に行う効果を達成する。
長所二として、第一、二励起コイル23、26の両コイルを具えた二倍の磁気吸着力によって、強い弾力、及び多数個のバネ27を設置することができ、バネ27が内盤21を押圧して制動ライニング28に接触させて制動する時、強い制動力を具える。同じように、制動させたくない時、内盤21を制動ライニング28から外す時、強い弾力でスピーディに離脱させることができる。
長所三として、制動器の使用機能一般は金属保護用(例としてクレーン)であるが、本考案では二組の励起コイルを設置するため、緊急状態の時、たとえどちらか一組のコイルが使用寿命で故障しても別の一組で緊急使用することができ、安全を確保することができる。
他に本考案の内盤21周囲辺にはストッパー凹溝210を設置し、外盤24周囲辺には対応するストッパー突起240を設置し、下述の効果がある。図7、8に示すとおり、ストッパー突起240はストッパー凹溝210内に嵌入する。制動しない状態で回転軸31が制動ライニング28を回転する時(図8)、ストッパー突起240はストッパー凹溝210内にしっかりと嵌合し、内盤21の制限をわずかでも加えないようにする。また第一、二励起コイル23、26の磁極性を更に精密に吸着する効果を具える。且つブレーキをかける時、ストッパー突起240、ストッパー凹溝210は制動ライニング28のトルクを受けるが、固定台20のネジ柱51作用力を抑制してネジ柱51が曲がって変形するのを防止する。
上述のとおり、本考案の構造は確かに実用性と進歩性を具え、実用新案の要旨に符合するため、ここに申請する。
10 固定台
11 内盤
12 コイル収容環状凹部
13 励起コイル
14 制動盤
15 バネ
16 制動ライニング
17 外盤
18 モータ
19 回転軸
20 固定台
21 内盤
210 ストッパー凹溝
22 コイル収容環状凹部
23 第一励起コイル
24 外盤
240 ストッパー突起
25 コイル収容環状凹部
26 第二励起コイル
27 バネ
28 制動ライニング
30 モータ
31 回転軸
41 ネジ柱
51 ネジ柱
11 内盤
12 コイル収容環状凹部
13 励起コイル
14 制動盤
15 バネ
16 制動ライニング
17 外盤
18 モータ
19 回転軸
20 固定台
21 内盤
210 ストッパー凹溝
22 コイル収容環状凹部
23 第一励起コイル
24 外盤
240 ストッパー突起
25 コイル収容環状凹部
26 第二励起コイル
27 バネ
28 制動ライニング
30 モータ
31 回転軸
41 ネジ柱
51 ネジ柱
Claims (2)
- モータ制動器において、
モータ側固定台に順に内盤、外盤、制動ライニングを設置し、内盤にはコイル収容環状凹部を具えてそこに第一励起コイルを設置し、外盤もコイル収容環状凹部を具えてそこに第二励起コイルを設置し、内・外盤の間にバネを設置し、制動ライニングはモータの回転軸に連結して内盤と固定台の間に設置し、
内・外盤の第一、二励起コイルの通電時には、両者の磁力により内・外盤を相互に吸着して、内盤と制動ライニング間を分離し、第一、二励起コイルの非通電時には、内盤はバネ弾力によって制動ライニングに押圧・接触して、モータの回転軸を制動して停止させる、
ことを特徴とするモータ制動器。 - 前記外盤には、周面にストッパー突起を設け、内盤周囲辺にはこれに対応するストッパー凹溝を設け、内盤の第一励起コイル、外盤の第二励起コイルの磁力により両者が相互に吸着すると、ストッパー突起、ストッパー凹溝が相互に嵌合して、内盤が回転するのを防止することを特徴とする請求項1記載のモータ制動器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008008027U JP3148071U (ja) | 2008-11-16 | 2008-11-16 | モータ制動器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008008027U JP3148071U (ja) | 2008-11-16 | 2008-11-16 | モータ制動器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3148071U true JP3148071U (ja) | 2009-01-29 |
Family
ID=54781656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008008027U Expired - Lifetime JP3148071U (ja) | 2008-11-16 | 2008-11-16 | モータ制動器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148071U (ja) |
-
2008
- 2008-11-16 JP JP2008008027U patent/JP3148071U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5084822B2 (ja) | 2系統方形ブレーキの形の電磁解放式ばね圧ブレーキ | |
JP5573217B2 (ja) | 電磁ブレーキ | |
US20160017942A1 (en) | Electronic parking brake | |
JP2014129871A (ja) | 自動車用電動式ブレーキ | |
JP2011190918A (ja) | ブレーキ装置及び回転電機 | |
JP2015034570A (ja) | 電磁ドラムブレーキ | |
JP2012122574A (ja) | 電磁ブレーキ及び電動機 | |
JP2016034872A (ja) | エレベータ用巻上機 | |
JP2007218333A (ja) | ブレーキ装置 | |
JP3148071U (ja) | モータ制動器 | |
JP6305534B2 (ja) | 無励磁作動ブレーキおよび無励磁作動ブレーキ付きモータ | |
KR101221123B1 (ko) | 전기브레이크 모터 | |
JP2009144777A (ja) | ブレーキ装置 | |
CN107743556A (zh) | 用于商用车的盘式制动器 | |
JP2014009740A (ja) | 電動機用ブレーキ構造及びそのブレーキ作動方法 | |
JP2006315818A (ja) | エレベータ用巻上機の制動装置 | |
WO2019155509A1 (ja) | 電磁ブレーキ装置、巻上機及びエレベーター | |
JP2006199408A (ja) | エレベータ用巻上機 | |
JP2010132449A (ja) | エレベータ用巻上機のブレーキ装置 | |
TW200809114A (en) | Spring actuated electromagnetic brake | |
JP2009108928A (ja) | 無励磁作動ブレーキの手動解放装置 | |
JP2011112099A (ja) | 無励磁作動形ブレーキ | |
JP2004224531A (ja) | エレベータのディスクブレーキ装置 | |
JP5755554B2 (ja) | エレベータ用制動器 | |
JP4837639B2 (ja) | ブレーキ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120107 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150107 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |