JP2008039107A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents

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Koji Yamashita
浩二 山下
Yoichi Kenjo
陽一 見上
Mikio Nakai
幹夫 中井
Kenichi Fujitani
健一 藤谷
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Abstract

【課題】異常摩耗の発生を抑えて保全費用の低減化を図り得るディスクブレーキ装置の提供。
【解決手段】回転軸に固定したハブと一体に回転して回転軸の軸方向に摺動可能に設けたディスク4の一側方に固定配置したコアと、ディスク4を挟んでコアに対向配置したプレートと、コア側に配置されて回転軸の軸方向に摺動可能なアマチュアと、このアマチュアをディスク側に付勢するばね体と、通電時にばね体の付勢力に抗してアマチュアをコア側に吸引する電磁コイルと、プレートに設けたプレート側ライニング12と、アマチュアに設けたアマチュア側ライニング13と、電磁コイルへの通電時の、ディスクのアマチュア側への移動位置を、プレート側ライニング12及びアマチュア側ライニング13とディスク4との間に間隙Gが保持される位置に位置決めさせる位置決め手段17とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電磁コイルが非通電状態になるとばね体の付勢力によりブレーキ(制動)が掛かり、かつ、電磁コイルが通電状態になるとブレーキ(制動)が解除されるディスクブレーキ装置に関するものである。
この種、ディスクブレーキ装置としては、ディスクをアマチュア側へ付勢するためのコイルばね若しくは板ばねを、ハブに固定するとともに、ブレーキ(制動)が解除される状態時に、ディスクのアマチュア側への移動を規制する段差部をハブに設けるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−280375公報
しかしながら、上述した特開2001−280375号公報に記載されたディスクブレーキ装置では、ディスクをアマチュア側へ付勢するためのコイルばね若しくは板ばねを、ハブ側に設けるようにしているために、構造が複雑になってしまうとともに、コイルばね若しくは板ばねの経年劣化によってそのコイルばね若しくは板ばねのばね力(付勢力)が低下(変化)することが起因してディスクのアマチュア側への移動位置が変化することでディスクの位置規制が精度良く行われないという問題があった。
さらに、上述した特開2001−280375号公報に記載されたディスクブレーキ装置では、ブレーキ時(制動時)にディスクと接触するライニングが経年使用により摩耗した場合、アマチュアの移動ストロークが大きくなるために、プレートの位置をコア側に移動してプレートとコアとの間隔を狭めることで、アマチュアの移動ストロークを調整することが必要であるが、ディスクのアマチュア側への移動を規制する段差部の位置は変わらないため、アマチュアの移動ストロークを調整することができず、ブレーキ時(制動時)におけるブレーキ力が低下してしまう及び非ブレーキ時(非制動時)にディスクがプレートに接触して異常音及び異常摩耗を起こしてしまうという問題があった。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、ディスクの位置規制を精度良く行うことができて、経年使用においても、ブレーキ時(制動時)におけるブレーキ力が低下することなく、かつ、非ブレーキ時(非制動時)にディスクがプレートに接触して異常音及び異常摩耗を発生させることのない、構造簡単なディスクブレーキ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、回転軸に固定したハブと、このハブと一体に回転し、かつ、前記回転軸の軸方向に摺動可能に設けられて全体若しくは一部を磁性体としたディスクと、このディスクの一側方に固定配置されたコアと、前記ディスクを挟んで前記コアに対向させて固定配置されたプレートと、前記ディスクと前記コアとの間に配置され、かつ、前記回転軸の軸方向に摺動可能に前記コアに設けたアマチュアと、このアマチュアと前記コアとの間に介在させて前記アマチュアを前記ディスク側に付勢するばね体と、前記コア内に設けられて通電時に前記ばね体の付勢力に抗して前記アマチュアを前記コア側に吸引する電磁コイルと、前記ディスクの一方側面に対向させて前記プレートに設けたプレート側ライニングと、前記ディスクの他方側面に対向させて前記アマチュアに設けたアマチュア側ライニングとを備え、前記電磁コイルが非通電状態の時には、前記アマチュア側ライニング及び前記プレート側ライニングが前記ディスクに圧接するとともに、前記電磁コイルが通電状態の時には、前記アマチュア側ライニング及び前記プレート側ライニングが前記ディスクから離れるようにしてなるディスクブレーキ装置において、前記電磁コイルが通電状態の時に、前記電磁コイルの磁力による前記ディスクの前記アマチュア側への移動位置を、前記アマチュア側ライニングと前記ディスクとの間及び前記プレート側ライニングと前記ディスクとの間の両方に間隙が保持される位置に位置決めさせる位置決め手段を設けたことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記位置決め手段を、前記ハブに外周に形成され、かつ、前記ディスクの前記アマチュア側への移動を規制する段差部を含む構成にしたことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記コアの内径よりも、前記アマチュアの内径を大きく設定してなることを特徴としている。
さらに、本発明は、前記アマチュアに、前記コアから前記ディスクに貫通する貫通孔を1ヶ所以上設けたことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記アマチュアに、前記コアから前記ディスクに貫通する貫通孔を1ヶ所以上設け、この貫通孔に非磁性体を埋設したことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記ディスクのアマチュア側の側面に、前記ディスクを前記コア側に吸引するディスク側磁石を、設けたことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記アマチュアに設けたアマチュア側ライニングに、前記ディスクを前記コア側に吸引するアマチュア側磁石を、設けたことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記ディスクのアマチュアに対向する側面にディスク側磁石を設けるとともに、このディスク側磁石に対向させて前記アマチュアの側面にアマチュア側磁石を設け、このアマチュア側磁石と前記ディスク側磁石とは、お互いに吸引し合う構成にしたことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記ディスクのプレートに対向する側面にディスク側磁石を設けるとともに、このディスク側磁石に対向させて前記プレートの側面にプレート側磁石とを設け、このプレート側磁石と前記ディスク側磁石とは、お互いに反発し合う構成にしたことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記位置決め手段を、前記ハブに外周に形成された段差部と、この段差部に螺合させた複数個の小螺子と、この小螺子に螺合させた複数個のロックナットとから構成したことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記位置決め手段を、前記ディスクに配置されたディスク側磁石と、前記プレートのディスクに対向する側面側に設けたプレート側磁石と、前記アマチュアのディスクに対向する側面側に設けたアマチュア側磁石とを設け、しかも、前記ディスク側磁石と前記プレート側磁石とは、お互いに反発するように同極とし、かつ、前記ディスク側磁石と前記アマチュア側磁石とは、お互いに反発するように同極とするとともに、前記ディスク側磁石と前記プレート側磁石による反発力及び前記ディスク側磁石と前記アマチュア側磁石による反発力による前記ディスクの前記アマチュア側への移動力を前記ばね体による最小付勢力よりも小さく設定することで構成したことを特徴としている。
本発明によれば、電磁コイルが通電状態の時に、前記電磁コイルの磁力による前記ディスクの前記アマチュア側への移動位置を、アマチュア側ライニングとディスクとの間及びプレート側ライニングとディスクとの間の両方に間隙が保持される位置に位置決めさせる位置決め手段を設けることにより、非ブレーキ時(非制動時)にディスクがプレートに接触して異常音及び異常摩耗が発生することが抑えられるとともに、経年使用においても、ブレーキ時(制動時)におけるブレーキ力が短時間で極端に低下することが抑えられて、修理や部品交換に係る保全費用の低減化が図られるところの構造簡単なディスクブレーキ装置が得られる。
以下、本発明に係るディスクブレーキ装置の実施形態例を、図1から図16に、基づいて詳説する。図1は、本発明の一実施形態に係るディスクブレーキ装置の要部正面図である。図2は、通電時状態における図1のA−A縦断面図である。図3は、非通電時状態における図1のA−A縦断面図である。図4は、本発明の他実施形態その1に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。図5は、本発明の他実施形態その2に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。図6は、本発明の他実施形態その3に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。図7は、本発明の他実施形態その4に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。図8は、本発明の他実施形態その5に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。図9は、本発明の他実施形態その6に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。図10は、本発明の他実施形態その7に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。図11は、本発明の他実施形態その8に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。図12は、本発明の他実施形態その9に係るディスクブレーキ装置における要部拡大縦断面図である。図13は、本発明の他実施形態その10に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。図14は、本発明の他実施形態その11に係るディスクブレーキ装置における要部拡大縦断面図である。図15は、本発明の他実施形態その12に係るディスクブレーキ装置における要部拡大縦断面図である。図16は、本発明の他実施形態その13に係るディスクブレーキ装置における要部拡大縦断面図である。
まず、図1〜図3に示す本発明の一実施形態に係るディスクブレーキ装置1は、モータなどからなる動力源(図示せず)に連結された回転軸2と、この回転軸2の端部外周に嵌合して固定された筒状のハブ3と、このハブ3と一体に回転し、かつ、回転軸2の軸方向に摺動可能に設けられた磁性体からなるディスク4と、回転軸2の端面に螺子(図示せず)で固定され、かつ、ハブ3の端面に当接することで、回転軸2からのハブ3の抜け出しを防止するブッシュ5と、回転軸2のモータなどからなる動力源(図示せず)をディスク4に対して固定的に配置するためのフランジ6と、このフランジ6が位置する側であってディスク4の一側方に固定配置されたコア7と、ディスク4を挟んでコア7に対向させて固定配置されたプレート8と、ディスク4とコア7との間に配置され、かつ、回転軸2の軸方向に摺動可能にコア7に設けた磁性体からなるアマチュア9と、このアマチュア9とコア7との間に介在させてアマチュア9をディスク4側に付勢するばね体10と、コア7内に設けられて通電時にばね体10の付勢力に抗してアマチュア9をコア7側に吸引させるための電磁コイル11と、ディスク4の一方側面に対向させてプレート8に設けたプレート側ライニング12と、ディスク4の他方側面に対向させてアマチュア9に設けたアマチュア側ライニング13とを備え、電磁コイル11が非通電状態の時には、プレート側ライニング12及びアマチュア側ライニング13がディスク4に圧接することでブレーキ(制動)が掛かるとともに、電磁コイル11が通電状態の時には、プレート側ライニング12及びアマチュア側ライニング13がディスク4から離れることで、ブレーキ(制動)が解除される構成にしてある。
回転軸2には、キーなどの固定手段(図示せず)で、ハブ3が固定される。ディスク4は、ハブ3の外周に嵌合させた円筒部4Aと、この円筒部4Aから外方に延在させた円板部4Bとから形成され、スプライン結合により、ハブ3に対して回転軸2の軸方向(スラスト方向)に摺動可能に取り付けられている。コア7は、図2に示すように、その中心部に、回転軸2を貫通させる軸孔7Aが形成されることで、ドーナツ状としてある。アマチュア9は、図2に示すように、その中心部に、回転軸2を貫通させる軸孔9Aが形成されることで、ドーナツ状としてある。コア7には、コイル状のばね体10を収納保持するためのばね収納凹部7Bとコア7を貫通するザグリ孔7Cとが、それぞれ、複数個設けられている。
プレート8は、図2及び図3に示すように、コア7を貫通するザグリ孔7Bに頭部14Aが支持され、かつ、プレート8に設けた取り付け孔8Aに嵌合されるところの固定ボルト14と、この固定ボルト14の先端部14Bに螺合させた一対のナット15、16とによって、コア7に固定支持される。アマチュア9には、固定ボルト14をガイドにして回転軸2の軸方向(スラスト方向)に移動可能にするために、固定ボルト14が貫通する貫通孔9Bが複数個設けられている。固定ボルト14は、図1に示すように、等角度間隔で6本が配置されるようにしてある。ばね体10は、図1に示すように、各固定ボルト14の間に、それぞれ、2個配置されるようにしてある。プレート側ライニング12とアマチュア側ライニング13は、ともにリング状の摩擦板からなり、図2に示すように、ディスク4を介して対向させてある。
ディスクブレーキ装置1には、電磁コイル11が通電状態の時に、電磁コイル11の磁力によるディスク4のアマチュア9側への移動位置を、アマチュア側ライニング13とディスク4との間及びプレート側ライニング12とディスク4との間の両方に間隙Gが保持される位置に位置決めさせる位置決め手段17が設けられている。位置決め手段17は、ディスク4のアマチュア9側への移動を規制するところのハブ3の外周に設けられたリング、止め輪などからなる段差部を含む構成としてある。なお、位置決め手段17を構成する段差部は、ハブ3の外周に、円周線上に沿って植設した複数個のピンや小螺子によって形成するようにしてもよい。コア7とアマチュア9との間には、固定ボルト14に嵌合させた緩衝ワッシャ18が設けられている。
上記構成のディスクブレーキ装置1において、電磁コイル11に通電すると、ばね体10の付勢力に抗してアマチュア9が複数個の固定ボルト14をガイドにしてコア7側に吸引されることにより、アマチュア9がディスク4から離れるとともに、ディスク4もコア7に吸引されてハブ3上を摺動して、ブレーキが解除される。そして、そのディスク4の摺動位置は、図2に示すように、位置決め手段17によって、プレート側ライニング12とディスク4との間及びアマチュア側ライニング13とディスク4との間の両方に間隙Gが保持される位置となるように、位置決めされる。そのために、電磁コイル11への通電時、すなわち、ブレーキ解除時(非制動時)には、ディスク4に、プレート側ライニング12及びアマチュア側ライニング13が接触することがない。
さらに、上記構成のディスクブレーキ装置1において、電磁コイル11への通電を遮断した場合には、ばね体10の付勢力により、アマチュア9及びディスク4が、プレート8側に移動させられて、図3に示すように、ディスク4が、プレート側ライニング12とアマチュア側ライニング13との間に強く挟持された状態となり、回転するディスク4及び回転軸2にブレーキ(制動)が掛かることになる。
上記構成のディスクブレーキ装置1によれば、位置決め手段17によって、アマチュア側ライニング13とディスク4との間及びプレート側ライニング12とディスク4との間の両方に間隙Gが確実に保持されるので、ブレーキ解除時(非制動時)に、回転するディスク4によって、プレート側ライニング12及びアマチュア側ライニング13が異常摩耗することがない。また、プレート側ライニング12及びアマチュア側ライニング13が異常摩耗することによる異常音の発生が抑えられるとともに、アマチュア9がコア7側に吸引された際、アマチュア9が緩衝ワッシャ18を介してコア7に衝突するため、その衝突時の衝撃力が緩衝ワッシャ18によって緩和されるので、電磁コイル11への通電時に発生する騒音が軽減される。しかも、プレート側ライニング12及びアマチュア側ライニング13の異常摩耗が抑えられるとともに、経年使用においても、ブレーキ時(制動時)におけるブレーキ力が、短時間で極端に低下することが抑えられるので、修理や部品交換に係る保全費用の低減化が図られる。
次に、本発明の他実施形態に係るディスクブレーキ装置を、図4〜図16に基づき、説明する。図4〜図16において、図1〜図3と同一符号は同一内容を表している。
図4に示す本発明の他実施形態その1に係るディスクブレーキ装置20は、コア7の軸孔7Aの内径D1よりも、アマチュア9の軸孔9Aの内径D2を大きく設定するとともに、アマチュア9の軸孔9Aに嵌合するリング状の突状部21をディスク4の円筒部4Aの近傍に設けるようにしたものであり、それ以外の構成は、図1〜図3に示す一実施形態に係るディスクブレーキ装置1と同一である。このディスクブレーキ装置20によれば、電磁コイル11の通電時に発生する磁力がディスク4の円筒部4A及び突状部21の直接作用することになり、ディスク4をコア7側に吸引させる吸引力が増大するために、より確実に、ディスク4をアマチュア9側に移動させることができる。なお、ディスクブレーキ装置20において、ディスク4全体を、磁性体とせずに、突状部21のみを磁性体とすることも可能である。
図5に示す本発明の他実施形態その2に係るディスクブレーキ装置30は、アマチュア9に、コア7からディスク4に貫通する貫通孔31を1ヶ所以上設けるようにしたものであり、それ以外の構成は、図1〜図3に示す一実施形態に係るディスクブレーキ装置1と同一である。図5に示すディスクブレーキ装置30では、複数個の貫通孔31が等間隔でディスク4に設けるようにしてある。このディスクブレーキ装置30によれば、電磁コイル11の通電時に発生する磁力が、貫通孔31を介してディスク4に直接作用することになり、ディスク4をコア7側に吸引させる吸引力が増大するために、より確実に、ディスク4をアマチュア9側に移動させることができる。なお、図5に示すディスクブレーキ装置30において、貫通孔31に嵌合する磁性体からなる突起体を、ディスク4に設けるようにしてもよい。
図6に示す本発明の他実施形態その3に係るディスクブレーキ装置40は、アマチュア9に、電磁コイル11の通電時に発生する磁力がアマチュア9によって遮断されない非磁性体部分41を1ヶ所以上設けるようにしたものであり、それ以外の構成は、図1〜図3に示す一実施形態に係るディスクブレーキ装置1と同一である。図6に示すディスクブレーキ装置40では、複数個の非磁性体部分41が等間隔でディスク4に設けるようにしてある。非磁性体部分41は、コア7からディスク4に貫通する貫通孔を、アマチュア9に設け、この貫通孔に非磁性体を埋設することによって形成されている。このディスクブレーキ装置40によれば、電磁コイル11の通電時に発生する磁力が非磁性体部分41を通過して、ディスク4をコア7側に吸引させる吸引力を増大させるために、より確実に、ディスク4をアマチュア9側に移動させることができる。
図7に示す本発明の他実施形態その4に係るディスクブレーキ装置50は、アマチュア9に、コア7からディスク4に貫通する貫通孔51を、等間隔に複数個設け、この貫通孔51に対向させて、ディスク4にディスク側磁石52を設けるようにしたものであり、それ以外の構成は、図1〜図3に示す一実施形態に係るディスクブレーキ装置1と同一である。ディスク側磁石52は、電磁コイル11の通電時に、コア7側に吸引されるように、コア7側がN極であれば、S極となり、かつ、コア7側がS極であれば、N極となるように、すなわち、異極となるようにしてある。図7に示すディスクブレーキ装置50によれば、電磁コイル11の通電時に、ディスク側磁石52により、ディスク4がコア7側に強く吸引されるために、より確実に、ディスク4をアマチュア9側に移動させることができる。また、ディスク側磁石52を設けたことにより、ディスク4を磁性体で形成することなく、安価な非磁性体で形成することが可能となる。なお、ディスク側磁石52は、図4に示すディスクブレーキ装置20の突状部21に設けるようにしてもよいし、図6に示すディスクブレーキ装置40の非磁性体部分41に対向するディスク4の部分に設けるようにしてもよい。
図8に示す本発明の他実施形態その5に係るディスクブレーキ装置60は、ディスク4のアマチュア9側の側面に、ディスク側磁石61を等間隔に複数個設けるようにしたものであり、それ以外の構成は、図1〜図3に示す一実施形態に係るディスクブレーキ装置1と同一である。このディスク側磁石61は、電磁コイル11の通電時に、コア7側に吸引されるように、コア7側がN極であれば、S極となり、かつ、コア7側がS極であれば、N極となるように、すなわち、異極となるようにしてあり、しかも、ディスク4の側面あるいは外周面に貼り付けたり埋設したりすることにより取り付けられている。図8に示すディスクブレーキ装置60によれば、電磁コイル11の通電時に、ディスク側磁石61により、ディスク4がコア7側に強く吸引されるために、より確実に、ディスク4をアマチュア9側に移動させることができる。
図9に示す本発明の他実施形態その6に係るディスクブレーキ装置70は、アマチュア9に設けたアマチュア側ライニング13の全周に、ディスク4を吸引するアマチュア側磁石71を埋設するようにしたものであり、それ以外の構成は、図1〜図3に示す一実施形態に係るディスクブレーキ装置1と同一である。アマチュア側磁石71は、回転軸2にブレーキを掛けるために、プレート側ライニング12及びアマチュア側ライニング13をディスク4に圧接させた際に、そのアマチュア側磁石71がディスク4の直接接触することがないように、アマチュア側ライニング13の表面から隙間をあけてアマチュア側ライニング13に埋設されるようにしてある。図9に示すディスクブレーキ装置70によれば、アマチュア側磁石71によって、一部あるいは全体が磁性体で形成されているディスク4が、アマチュア9側に吸引されるため、より確実に、ディスク4をアマチュア9側に移動させることができる。なお、アマチュア側磁石71は、アマチュア側ライニング13の全周に、複数個、等間隔で並べる構成としてもよい。また、アマチュア側磁石71に対向するディスク4の側面部分に凸状部を形成するようにしてもよい。また、アマチュア側磁石71は、アマチュア側ライニング13以外の、アマチュア4のディスク4に対向する側面に設けることも可能である。
図10に示す本発明の他実施形態その7に係るディスクブレーキ装置80は、ディスク4のアマチュア9に対向する側面にディスク側磁石81を、かつ、このディスク側磁石81に対向させてアマチュア9の側面にアマチュア側磁石82を、それぞれ設けるようにしたものであり、それ以外の構成は、図1〜図3に示す一実施形態に係るディスクブレーキ装置1と同一である。ディスク側磁石81とアマチュア側磁石82は、異極となるように、すなわち、一方がN極ならば、他方がS極となるようして、お互いに吸引し合うようにしてある。
図10に示すディスクブレーキ装置80によれば、アマチュア側磁石82にディスク側磁石81が吸引されることで、電磁コイル11の通電時に、より確実に、ディスク4をアマチュア9側に移動させることができるとともに、ディスク側磁石81及びアマチュア側磁石82を設けたことにより、ディスク4を磁性体で形成しなくともよくなる。また、ディスク側磁石81とアマチュア側磁石82により、ディスク4がアマチュア9側に吸引移動しても、位置決め手段17によって、プレート側ライニング12とディスク4との間及びアマチュア側ライニング13とディスク4との間の両方に間隙が保持されて、ディスク側磁石81とアマチュア側磁石82が接触することがない。なお、アマチュア側磁石82をアマチュア側ライニング13に埋設して、その埋設したアマチュア側ライニング13に対向するディスク4の側面の位置にディスク側磁石81を設けるようにしてもよい。
図11に示す本発明の他実施形態その8に係るディスクブレーキ装置90は、ディスク4のプレート8に対向する側面にディスク側磁石91を、かつ、このディスク側磁石91に対向させてプレート8の側面にプレート側磁石92を、それぞれ設けるようにしたものであり、それ以外の構成は、図1〜図3に示す一実施形態に係るディスクブレーキ装置1と同一である。ディスク側磁石91とプレート側磁石92は、同極となるように、すなわち、一方がN極ならば、他方もN極となるようして、お互いに反発し合うようにしてある。ここで、ディスク側磁石91とプレート側磁石92との最大反発力を、ばね体10による最小付勢力よりも小さく設定してあるので、電磁コイル11の非通電時に、アマチュア9及びディスク4が、プレート8側に移動させられて、図3に示すように、ディスク4がプレート側ライニング12とアマチュア側ライニング13との間に強く挟持された状態となり、回転するディスク4及び回転軸2にブレーキ(制動)が掛かることになる。
図11に示すディスクブレーキ装置80によれば、電磁コイル11の通電時に、ディスク側磁石91とプレート側磁石92の反発力により、ディスク4がアマチュア9側に、確実に移動させられるとともに、ディスク側磁石91及びプレート側磁石92を設けたことにより、ディスク4を磁性体で形成しなくともよくなる。なお、プレート側磁石92をプレート側ライニング12に埋設して、その埋設したプレート側ライニング12に対向するディスク4の側面の位置にディスク側磁石91を設けるようにしてもよい。
図12に示す本発明の他実施形態その9に係るディスクブレーキ装置100では、電磁コイルが通電状態の時に、電磁コイルの磁力によるディスクのアマチュア側への移動位置を、アマチュア側ライニング13とディスク4との間及びプレート側ライニング12とディスク4との間の両方に間隙が保持される位置に位置決めさせる位置決め手段101を、ハブ3に外周に形成された段差部102と、この段差部102に螺合させた複数個の小螺子103と、その複数個の小螺子103のそれぞれに螺合させた複数個のロックナット104とから構成するようにしたものであり、それ以外の構成は、図1〜図3に示す一実施形態に係るディスクブレーキ装置1と同一である。段差部102は、ハブ3の端縁全外周に径大部を形成することによって作られる。小螺子103は、図12に示すように、予めロックナット104を螺合させた後、段差部102に設けた螺子孔(図示せず)に螺合させた後、その小螺子103の先端をディスク4の円筒部4Aに当接させるようにしてある。小螺子103は、六角ボルトや六角孔付き止め螺子などからなっている。ロックナット104は、小螺子103の緩みを防止するものである。小螺子103は、位置決め後、ネジロック剤などの接着剤により固定するようにするとよい。
図12に示すディスクブレーキ装置100によれば、プレート側ライニング12及びアマチュア側ライニング13の摩耗、製品寸法誤差などに起因するところの、ディスク4の移動規制位置の調整を、小螺子103を回転させることにより、簡単に行うことができる。なお、小螺子103は、ディスク4の移動規制位置の微調整を可能にするために、螺子ピッチを小さくすることが望ましい。また、小螺子103の先端に磁石を設けたり、小螺子103を磁性体で形成してその小螺子103の先端に対向するようにディスク4に磁石を設けたりすることで、ディスク4が小螺子103に吸引されるようにしてもよい。
図13に示す本発明の他実施形態その10に係るディスクブレーキ装置110は、プレート側ライニング12及びアマチュア側ライニング13に対向するようにディスク4を貫通して配置されたディスク側磁石111と、プレート側ライニング12に埋設されたプレート側磁石112と、アマチュア側ライニング13に埋設されたアマチュア側磁石113とを設け、このディスク側磁石111とプレート側磁石112とアマチュア側磁石113によって、アマチュア側ライニング13とディスク4との間及びプレート側ライニング12とディスク4との間の両方に間隙が保持される位置に位置決めさせる位置決め手段17の機能を果たすようにしたものであり、それ以外の構成は、図1〜図3に示す一実施形態に係るディスクブレーキ装置1と同一である。ディスク側磁石111とプレート側磁石112とは、お互いに反発するように同極としてある。ディスク側磁石111とアマチュア側磁石113とは、お互いに反発するように同極としてある。
さらに、ディスク側磁石111とプレート側磁石112との間に生ずる反発力と、ディスク側磁石111とアマチュア側磁石113との間に生ずる反発力とは、電磁コイル11が通電状態時に、プレート側ライニング12とディスク4との間の間隙とアマチュア側ライニング13とディスク4との間の間隙が略等しくなるように設定されている。また、ディスク側磁石111とプレート側磁石112による反発力及びディスク側磁石111とアマチュア側磁石113による反発力による前記ディスク4の前記アマチュア9側への移動力は、ばね体10による最小付勢力よりも小さくなるように設定されている。また、プレート側ライニング12に埋設したプレート側磁石112は、プレート側ライニング12の表面よりも、かつ、アマチュア側ライニング13に埋設したアマチュア側磁石113は、アマチュア側ライニング13の表面よりも、それぞれ凹ませてある。
図13のディスクブレーキ装置110では、電磁コイル11が通電状態になると、ディスク側磁石111とプレート側磁石112との間に生ずる反発力とディスク側磁石111とアマチュア側磁石113との間に生ずる反発力によって、アマチュア側ライニング13とディスク4との間及びプレート側ライニング12とディスク4との間の両方に間隙が保持された状態で、ディスク4がアマチュア9側へ移動して、ブレーキ解除(非制動)状態となる。すなわち、図13に示すディスクブレーキ装置110では、ディスク側磁石111、プレート側磁石112及びアマチュア側磁石113によって、位置決め手段17の機能を果たしている。
しかも、図13のディスクブレーキ装置110では、電磁コイル11が非通電状態になると、ばね体10の付勢力により、ディスク側磁石111とプレート側磁石112との間に生ずる反発力に抗してプレート側ライニングにディスク4を押圧させると同時に、アマチュア側磁石113とディスク側磁石111との間に生ずる反発力に抗してアマチュア側ライニングをディスク4に押圧させられて、ディスク4がプレート側ライニング12とアマチュア側ライニング13との間に強く挟持された状態となり、回転するディスク4及び回転軸2にブレーキ(制動)が掛かることになる。
以上のように、図13に示すディスクブレーキ装置110によれば、ディスク側磁石111、プレート側磁石112及びアマチュア側磁石113を設けることにより、ディスク4を磁性体で形成しなくともよくなるとともに、図12に示すディスクブレーキ装置100のごとき構造の位置決め手段101を、ハブ3に設けなくともよいので、構造がより簡単となる。
図14に示す本発明の他実施形態その11に係るディスクブレーキ装置120は、ディスク4の外周端面に設けたディスク側磁石121と、このディスク側磁石121に対向させてプレート8の側面に直接設けたプレート側磁石122と、ディスク側磁石121に対向させてアマチュア9の側面に直接設けたアマチュア側磁石123とを設けるようにしたものであり、それ以外の構成は、図13に示す他実施形態に係るディスクブレーキ装置110と同一である。ディスク側磁石121とプレート側磁石122とは、お互いに反発するように同極としてある。ディスク側磁石121とアマチュア側磁石123とは、お互いに反発するように同極としてある。図14に示すディスクブレーキ装置120であっても、図13に示すディスクブレーキ装置110と同様の効果を奏し得る。
図15に示す本発明の他実施形態その12に係るディスクブレーキ装置130は、プレート側ライニング12に対向させ、かつ、ディスク4のプレート8に対向する側面に設けた第1のディスク側磁石131と、アマチュア側ライニング13に対向させ、かつ、ディスク4のアマチュア9に対向する側面に設けた第2のディスク側磁石131Aと、プレート側ライニング12に埋設されたプレート側磁石132と、アマチュア側ライニング13に埋設されたアマチュア側磁石133とを設けるようにしたものであり、それ以外の構成は、図13に示す一実施形態に係るディスクブレーキ装置110と同一である。
第1のディスク側磁石131とプレート側磁石132とは、同極として、反発し合うように、かつ、第2のディスク側磁石131Aとアマチュア側磁石133とは、同極として、反発し合うように、それぞれ構成されている。図15に示すディスクブレーキ装置130においては、例えば、プレート側磁石132の第1のディスク側磁石131に対向する面側をS極とすると、第1のディスク側磁石131のプレート側磁石132に対向する面側をS極とし、かつ、アマチュア側磁石133の第2のディスク側磁石131Aに対向する面側をS極とすると、第2のディスク側磁石131Aのアマチュア側磁石133に対向する面側をS極とするようにしてある。図15に示すディスクブレーキ装置130によれば、図13に示すディスクブレーキ装置110と同様に、図12に示すディスクブレーキ装置100のごとき構造の位置決め手段101を、ハブ3に設けなくともよく、構造が簡単になるとともに、組立作業時、回転軸2の固定したハブ3にディスク4を取り付ける際、そのディスク4の裏表を間違えても、不具合を起こすことがなく、組立作業が効率よく行うことができる。
図16に示す本発明の他実施形態その13に係るディスクブレーキ装置140は、図15に示すディスクブレーキ装置130の、プレート側磁石132を埋設したプレート側ライニング12の表面に薄板状ライニング141を、かつ、アマチュア側磁石133を埋設したマチュア側ライニング13の表面に薄板状ライニング141Aを、それぞれ設けるようにしたものであり、それ以外の構成は、図15に示す他実施形態に係るディスクブレーキ装置130と同一である。そして、薄板状ライニング141、141Aが摩耗した場合には、その薄板状ライニング141、141Aを、新しいものに交換できるようにしてある。図16に示すディスクブレーキ装置140によれば、図15に示すディスクブレーキ装置130と同様に、図12に示すごとき位置決め手段101を、ハブ3に設けなくともよく、構造が簡単になるとともに、組立作業時、回転軸2に固定したハブ3に、ディスク4を取り付ける際、そのディスク4の裏表を間違えても、不具合を起こすことがなく、組立作業が効率よく行うことができる。しかも、薄板状ライニング141、141Aを交換することにより、支障なく、長期間使用することを可能にしている。
本発明の一実施形態に係るディスクブレーキ装置の要部正面図である。 電磁コイルが通電時状態における図1のA−A縦断面図である。 電磁コイル非通電時状態における図1のA−A縦断面図である。 本発明の他実施形態その1に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。 本発明の他実施形態その2に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。 本発明の他実施形態その3に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。 本発明の他実施形態その4に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。 本発明の他実施形態その5に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。 本発明の他実施形態その6に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。 本発明の他実施形態その7に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。 本発明の他実施形態その8に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。 本発明の他実施形態その9に係るディスクブレーキ装置における要部拡大縦断面図である。 本発明の他実施形態その10に係るディスクブレーキ装置における通電時状態の要部縦断面図である。 本発明の他実施形態その11に係るディスクブレーキ装置における要部拡大縦断面図である。 図本発明の他実施形態その12に係るディスクブレーキ装置における要部拡大縦断面図である。 本発明の他実施形態その13に係るディスクブレーキ装置における要部拡大縦断面図である。
1 ディスクブレーキ装置
2 回転軸
3 ハブ
4 磁性材製のディスク
4A 円筒部
4B 円板部
5 ブッシュ
6 フランジ
7 コア
7A 軸孔
7B ばね収納凹部
7C ザグリ孔
8 プレート
8A 取り付け孔
9 アマチュア
9A 軸孔
9B 貫通孔
10 ばね体
11 電磁コイル
12 プレート側ライニング
13 アマチュア側ライニング
14 固定ボルト
14A 頭部
14B 先端部
15、16 一対のナット
17 位置決め手段
18 緩衝ワッシャ
20 ディスクブレーキ装置(他実施例その1)
21 リング状の突状部
30 ディスクブレーキ装置(他実施例その2)
31 貫通孔
40 ディスクブレーキ装置(他実施例その3)
41 非磁性材部分
50 ディスクブレーキ装置(他実施例その4)
51 貫通孔
52 ディスク側磁石
60 ディスクブレーキ装置(他実施例その5)
61 ディスク側磁石
70 ディスクブレーキ装置(他実施例その6)
71 アマチュア側磁石
80 ディスクブレーキ装置(他実施例その7)
81 ディスク側磁石
82 アマチュア側磁石
90 ディスクブレーキ装置(他実施例その8)
91 ディスク側磁石
92 プレート側磁石
100 ディスクブレーキ装置(他実施例その9)
101 位置決め手段
102 段差部
103 小螺子
104 ロックナット
110 ディスクブレーキ装置(他実施例その10)
111 ディスク側磁石
112 プレート側磁石
113 アマチュア側磁石
120 ディスクブレーキ装置(他実施例その11)
121 ディスク側磁石
122 プレート側磁石
123 アマチュア側磁石
130 ディスクブレーキ装置(他実施例その12)
131 第1のディスク側磁石
131A 第2のディスク側磁石
132 プレート側磁石
133 アマチュア側磁石
140 ディスクブレーキ装置(他実施例その13)
141 薄板状ライニング
141A 薄板状ライニング

Claims (11)

  1. 回転軸に固定したハブと、このハブと一体に回転し、かつ、前記回転軸の軸方向に摺動可能に設けられて全体若しくは一部を磁性体としたディスクと、このディスクの一側方に固定配置されたコアと、前記ディスクを挟んで前記コアに対向させて固定配置されたプレートと、前記ディスクと前記コアとの間に配置され、かつ、前記回転軸の軸方向に摺動可能に前記コアに設けたアマチュアと、このアマチュアと前記コアとの間に介在させて前記アマチュアを前記ディスク側に付勢するばね体と、前記コア内に設けられて通電時に前記ばね体の付勢力に抗して前記アマチュアを前記コア側に吸引する電磁コイルと、前記ディスクの一方側面に対向させて前記プレートに設けたプレート側ライニングと、前記ディスクの他方側面に対向させて前記アマチュアに設けたアマチュア側ライニングとを備え、前記電磁コイルが非通電状態の時には、前記アマチュア側ライニング及び前記プレート側ライニングが前記ディスクに圧接するとともに、前記電磁コイルが通電状態の時には、前記アマチュア側ライニング及び前記プレート側ライニングが前記ディスクから離れるようにしてなるディスクブレーキ装置において、
    前記電磁コイルが通電状態の時に、前記電磁コイルの磁力による前記ディスクの前記アマチュア側への移動位置を、前記アマチュア側ライニングと前記ディスクとの間及び前記プレート側ライニングと前記ディスクとの間の両方に間隙が保持される位置に位置決めさせる位置決め手段を設けたことを特徴とするディスクブレーキ装置。
  2. 前記位置決め手段を、前記ハブの外周に形成され、かつ、前記ディスクの前記アマチュア側への移動を規制する段差部を含む構成したことを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキ装置。
  3. 前記コアの内径よりも、前記アマチュアの内径を大きく設定してなることを特徴とする請求項1または2記載のディスクブレーキ装置。
  4. 前記アマチュアに、前記コアから前記ディスクに貫通する貫通孔を1ヶ所以上設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のディスクブレーキ装置。
  5. 前記アマチュアに、前記コアから前記ディスクに貫通する貫通孔を1ヶ所以上設け、この貫通孔に非磁性体を埋設したことを特徴とする請求項4記載のディスクブレーキ装置。
  6. 前記ディスクのアマチュア側の側面に、前記ディスクを前記コア側に吸引させるディスク側磁石を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のディスクブレーキ装置。
  7. 前記アマチュアに設けたアマチュア側ライニングに、前記ディスクを前記コア側に吸引させるアマチュア側磁石を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のディスクブレーキ装置。
  8. 前記ディスクのアマチュアに対向する側面にディスク側磁石を設けるとともに、このディスク側磁石に対向させて前記アマチュアの側面にアマチュア側磁石を設け、このアマチュア側磁石と前記ディスク側磁石とは、お互いに吸引し合う構成にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のディスクブレーキ装置。
  9. 前記ディスクのプレートに対向する側面にディスク側磁石を設けるとともに、このディスク側磁石に対向させて前記プレートの側面にプレート側磁石を設け、このプレート側磁石と前記ディスク側磁石とは、お互いに反発し合う構成にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のディスクブレーキ装置。
  10. 前記位置決め手段を、前記ハブの外周に形成された段差部と、この段差部に螺合させた複数個の小螺子と、この小螺子に螺合させた複数個のロックナットとから構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のディスクブレーキ装置。
  11. 前記位置決め手段を、前記ディスクに配置されたディスク側磁石と、前記プレートのディスクに対向する側面側に設けたプレート側磁石と、前記アマチュアのディスクに対向する側面側に設けたアマチュア側磁石とを設け、しかも、前記ディスク側磁石と前記プレート側磁石とは、お互いに反発するように同極とし、かつ、前記ディスク側磁石と前記アマチュア側磁石とは、お互いに反発するように同極とするとともに、前記ディスク側磁石と前記プレート側磁石による反発力及び前記ディスク側磁石と前記アマチュア側磁石による反発力による前記ディスクの前記アマチュア側への移動力を前記ばね体による最小付勢力よりも小さく設定することで構成したことを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキ装置。
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