JP2020125794A - 無励磁作動形電磁ブレーキ - Google Patents
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Abstract
【課題】解放されたクラッチ部材がアーマチュア及びサイドプレートに接触することを防止可能な無励磁作動形電磁ブレーキを提供する。【解決手段】無励磁作動形電磁ブレーキ1は、一方向に逐次並列する電磁石10、アーマチュア20、クラッチ部材30、及びサイドプレート40を有し、さらにこのクラッチ部材30を軸線方向に付勢する第2弾性部材90を有する。電磁石10の内周部11aには、アーマチュア20及びクラッチ部材30を軸線方向にスライド可能に支持する軸60が配置されている。軸60は、クラッチ部材30の軸線方向の電磁石10側への移動を規制するストッパ部を有する。電磁石10への通電によって解放されたクラッチ部材30は、第2弾性部材90によってストッパ部に押し当てられ、かつアーマチュア20及びサイドプレート40から離れ得るように軸線方向に位置決めがされる。【選択図】図1
Description
本発明は、無励磁作動形電磁ブレーキの発明に関する。
電磁作動によって制動、又は解放動作を行う電磁ブレーキのうち、通電を断ったときに制動を行う形式を採用する無励磁作動形電磁ブレーキが知られている。
特許文献1には、一方向に逐次並列する電磁石、アーマチュア、クラッチ部材、及びサイドプレートを備えた無励磁作動形電磁ブレーキが示されている。電磁石は内周部を有する。アーマチュアは、その内周部の軸方向に電磁石と対向し、かつ軸方向にスライド可能に支持される。クラッチ部材は、軸方向にアーマチュアと対向し、かつ軸方向にスライド可能に支持される。サイドプレートは、軸方向にクラッチ部材と対向し、電磁石に固定される。電磁石の内周部には、弾性部材が設けられる。弾性部材は、アーマチュアを軸方向のサイドプレート側へ付勢し、かつアーマチュアを介してクラッチ部材をサイドプレートに押し当て可能な弾性力を有する。アーマチュアは、電磁石への通電によってクラッチ部材から離れるように電磁石に吸着可能となっている。クラッチ部材は、外部の回転軸に接続され、その回転軸との間で回転が伝達されるように配置されている。
電磁石への通電を断つと、弾性部材の弾性力によって、アーマチュアがクラッチ部材をサイドプレートに押し当てる。このとき、回転中のクラッチ部材は、アーマチュアとサイドプレートとに挟まれて保持される。電磁石へ通電すると、アーマチュアがクラッチ部材から離れるため、クラッチ部材が保持状態から解放される。このようにして、特許文献1の無励磁作動形電磁ブレーキは、回転軸の制動動作と解放動作を行う。
ところで、上述の無励磁作動形電磁ブレーキにおいては、電磁石への通電によって解放されたクラッチ部材は、軸方向の移動を規制されていない。そのため、解放された回転中のクラッチ部材が、振動等によって軸方向にスライドして、アーマチュアやサイドプレートに接触するおそれがある。この接触により、クラッチ部材やアーマチュアやサイドプレートが摩耗したり、ブレーキ動作が不安定になったりするおそれがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、電磁石への通電によって解放されたクラッチ部材がアーマチュア及びサイドプレートに接触することを防止可能な無励磁作動形電磁ブレーキを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の無励磁作動形電磁ブレーキでは、内周部を有する電磁石と、前記電磁石の内周部に軸受を介して支持された軸と、前記軸に対してその軸線方向にスライド可能に支持され、かつ前記電磁石と軸線方向に対向するアーマチュアと、前記軸に対して軸線方向にスライド可能に支持され、かつ前記アーマチュアと軸線方向に対向するクラッチ部材と、前記クラッチ部材と軸線方向に対向するサイドプレートと、前記アーマチュアを軸線方向の前記サイドプレート側へ付勢する第1弾性部材と、前記クラッチ部材を軸線方向の前記電磁石側に付勢する第2弾性部材と、を備え、前記軸は、前記クラッチ部材の軸線方向の前記電磁石側への移動を規制するストッパ部を有し、前記第1弾性部材は、前記電磁石の通電遮断時に前記アーマチュアを軸線方向の前記サイドプレート側へスライドさせることが可能であって、かつ前記第2弾性部材の弾性力に抗して前記アーマチュアを介して前記クラッチ部材を前記サイドプレートに押し当て可能な弾性力を有し、前記電磁石は、通電によって、前記第1弾性部材の弾性力に抗して前記アーマチュアを前記クラッチ部材から離れるように吸引可能なものであり、前記第2弾性部材は、前記電磁石の通電時に前記クラッチ部材を前記サイドプレートから離すように軸線方向の前記電磁石側へスライドさせることが可能な弾性力を有し、前記ストッパ部は、前記電磁石の通電時に前記サイドプレートから離れた前記クラッチ部材の前記電磁石側へのスライドを前記アーマチュアと当該クラッチ部材との間に軸線方向の距離を取った位置で規制するように配置されている構成としたのである。
このように構成すると、電磁石への通電によって、第1弾性部材に抗してアーマチュアを吸着し、アーマチュアをクラッチ部材から離すことができる。この際、クラッチ部材は、第2弾性部材の弾性力によってサイドプレートから離れるように軸線方向の電磁石側にスライドする。このとき、アーマチュアのクラッチ部材との対向面が、ストッパ部よりも軸線方向の電磁石側に位置する。そのため、クラッチ部材はアーマチュアに接触することなくストッパ部に押し当てられる。従って、通電時のクラッチ部材は、第2弾性部材の弾性力によって、サイドプレートから離れ、かつストッパ部に押し当てられた状態で軸線方向の位置決めがされる。この位置決めにより、回転中のクラッチ部材は、アーマチュアやサイドプレートに接触しなくなる。また、位置決めがされたクラッチ部材とストッパ部間には摩擦力が生じる。この摩擦力によって、クラッチ部材の回転がストッパ部から軸へと伝達される。軸は軸受によって回転可能に支持されているため、軸はクラッチ部材の回転に抗することなく周方向に回転する。従って、クラッチ部材は、ストッパ部との当接によって回転を妨げられることはない。
具体的には、前記第1弾性部材は、前記軸受と前記アーマチュアとの間に配置されているとよい。このようにすると、軸と電磁石の内周部との間の空間と、軸受とを利用して第1弾性部材を配置することができる。
また、前記軸は、前記クラッチ部材を径方向に支持する第1中間部と、前記第2弾性部材を径方向に支持する第2中間部と、前記第2中間部から前記サイドプレート側に位置する第1端部と、前記第1端部に取り付けられた止め輪と、を有し、前記ストッパ部は、前記第1中間部から前記電磁石側に向かって軸径を拡大した軸肩部からなり、前記第2弾性部材は、前記止め輪と前記クラッチ部材との間に配置された環状部材からなるとよい。このようにすると、軸径差によってストッパ部を設けることができ、ストッパ部を軸と別途に用意することが不要になる。また、環状部材である第2弾性部材を第1端部から第2中間部に通して止め輪を取り付けることにより、ストッパ部に向けてクラッチ部材を付勢するように第2弾性部材を配置することができる。
前記クラッチ部材は、前記サイドプレートと前記アーマチュアとの間に位置する状態で周方向に回転可能なクラッチ板と、前記サイドプレートに設けられた孔を通じて前記クラッチ板に連結されたハブ部と、を有し、前記サイドプレートは、前記電磁石と連結されているとよい。このようにすると、電磁石を静止側に固定し、クラッチ部材のハブ部に回転軸を連結すれば、回転軸の回転力をクラッチ部材に伝え、そのクラッチ板をアーマチュアとサイドプレートで挟み、その回転力を電磁石側で受けて回転軸を制動することができる。
例えば、前記サイドプレートは、前記クラッチ部材との対向面に軸線方向に突出する第1歯を有し、前記クラッチ部材は、前記サイドプレートとの対向面に軸線方向に突出する第2歯を有し、かつ前記第1歯と前記第2歯との噛み合いによって前記サイドプレートに対して回り止め可能であるとよい。このようにすると、第1弾性部材の弾性力によってクラッチ部材がサイドプレート側にスライドすると、第1歯と第2歯とが接触して噛み合う。この噛み合いによってクラッチ部材がサイドプレートに回り止めされる。このように回り止めを行うことで、摩擦によってクラッチ部材とアーマチュアとを回り止めする態様の電磁ブレーキに比べ、より強く回り止めをすることができる。
例えば、前記アーマチュアは、前記クラッチ部材との対向面に軸線方向に突出する第3歯を有し、前記クラッチ部材は、前記アーマチュアとの対向面に軸線方向に突出する第4歯を有し、かつ前記第4歯と前記第3歯との噛み合いによって前記アーマチュアに対して回り止め可能であるとよい。このようにすると、第1弾性部材の弾性力によってアーマチュアが軸線方向のサイドプレート側にスライドすると、第3歯とクラッチ部材の有する第4歯とが接触して噛み合う。この噛み合いによってクラッチ部材がアーマチュアに回り止めされる。このように回り止めを行うことで、摩擦によってアーマチュアとクラッチ部材とを回り止めする態様の電磁ブレーキに比べ、より強く回り止めをすることができる。
例えば、前記第1弾性部材と前記第2弾性部材の少なくとも一方は、コイルばね、皿ばね、若しくは波ばね、又は波ばねと座金とが軸線方向に交互に複数配置されたばね部材とすることができる。皿ばねや波ばねを用いることで、小さなスペースにも弾性部材を配置することが可能になる。まら、波ばねと座金とを交互に配置することで、隣接する波ばね同士の波の位相が重なり合って剛性が変位してしまうことを防ぐことが可能になる。
本発明は、上記構成の採用により、電磁石への通電によって解放されたクラッチ部材がアーマチュア及びサイドプレートに接触することを防止可能な無励磁作動形電磁ブレーキを提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、この発明の実施形態にかかる無励磁作動形電磁ブレーキについて説明する。
図1には、第1の実施形態に係る無励磁作動形電磁ブレーキを、例えばモータ等の駆動源(図示省略)の有する回転軸Aに対して取り付けた状態を示している。
図1のように、無励磁作動形電磁ブレーキ1は、一方向に逐次並列する電磁石10、アーマチュア20、クラッチ部材30、及びサイドプレート40を有し、クラッチ部材30に回転軸Aが差し込まれる。
電磁石10は、内周部11aと外周部11bとを有する環状のフィールドコア11と、その内周部11aと外周部11bとの間に内周部11aを囲むように配置されたコイル12とを有する。コイル12は、電磁石10への通電によって磁力を発生させることが可能である。
内周部11aの一端と外周部11bの一端との間には、径方向に架け渡すように端面部11cが設けられている。内周部11aのサイドプレート40側の端面と外周部11bのサイドプレート40側の端面とは同一平面上に位置し、吸着面10aを形成する。
内周部11aは、その内周面に嵌合するように配置された軸受50を介して、軸60を支持する。軸60は、内周部11aの軸線と同軸に配置されている。
ここで、この内周部11aの軸線に沿った方向を「軸線方向」という。また、その軸線方向に直交する方向を「径方向」という。また、その軸線回りに一周する円周方向を「周方向」という。
図1、図2のように軸受50は、電磁石10の内周部11aに嵌合する外輪51と、外輪51の径方向の内側に配置された内輪52と、外輪51と内輪52との間に配置された複数の転動体53と、を有する。内輪52には軸60が挿入される。
軸60は、軸線方向に並列する複数の段を有する金属製の段付き軸である。以下、複数の段のうち、軸線方向の電磁石10側に位置し、かつ軸受50の内輪52に嵌合する段を「軸受座部61」、軸線方向の電磁石10とは反対側に位置する段を「小径部62」、軸受座部61と小径部62との間に位置する段を「大径部63」と称する。軸受座部61の外径は、大径部63の外径より小さく、かつ小径部62の外径より大きい。
大径部63と小径部62との間には、ストッパ部64が配置されている。ストッパ部64は、小径部62から大径部63に向かって軸径が拡大する軸肩部からなる。ストッパ部64は、大径部63の軸線方向のサイドプレート40側の端面に、平滑な面を有する。
図1、図2のように、アーマチュア20は、軸線方向の一方に電磁石10と対向する対向面20aと、軸線方向の他方にクラッチ部材30と対向する対向面20bとを有する金属製の板状体である。アーマチュア20の厚みは、電磁石10の吸着面10aからストッパ部64までの軸線方向の距離の値よりも薄い。すなわち、電磁石10の吸着面10aからストッパ部64までの軸線方向の距離は、対向面20aから対向面20bまでの軸線方向の距離よりも長い。
アーマチュア20には、軸線方向に貫通する孔20cが設けられている。孔20cの径は、軸60の大径部63の外径より大きい。この孔20cに大径部63が挿入される。これにより、アーマチュア20は、軸60の大径部63に対して軸線方向にスライド可能に支持される。また、アーマチュア20の外周面上には、軸線方向に貫通する孔20dが設けられている。
図1、図2のように、クラッチ部材30は、アーマチュア20と軸線方向に対向するクラッチ板31と、クラッチ板31に連結されたハブ部32とを有する。
図2のように、クラッチ板31は、軸線方向にアーマチュア20と対向する対向面31aと、軸線方向にサイドプレート40と対向する対向面31bとを有する板状体である。クラッチ板31には、対向面31bから軸線方向に窪む凹部31cが設けられている。また、凹部31cには、対向面31aから凹部31cの底面にかけて軸線方向に貫通する孔31dが設けられている。孔31dの径は、軸60の小径部62の径より大きく、かつ大径部63の径より小さい。クラッチ板31は、孔31dに小径部62が挿入され、小径部62に対して軸線方向にスライド可能に支持される。
図3のように、凹部31cは、図示上下方向に対向一対に配置された円弧面31eと、その一対の円弧面31eの間に図示左右方向に対向一対に配置された回り止め部31fとを有する。
図1から図3のように、ハブ部32は、軸線方向に両端開口の筒状体である内周部32aと、その内周部32aの径方向外側に位置する外周部32bと、内周部32aから外周部32bにかけて径方向に架け渡されたリブ32cとを有する。ハブ部32は、一方の開口部側の端面から凹部31cに差し込まれる。ハブ部32の他方の開口には、駆動源の回転軸Aが差し込まれる。
図3のように、ハブ部32の外周部32bは、図示上下方向に対向一対に配置された円弧面32dと、その一対の円弧面32dの間に図示左右方向に対向一対に配置された切欠き部32eとを有する。外周部32bと凹部31cとは、切欠き部32eと回り止め部31fとが径方向に対向し、かつ円弧面32dと凹部31cの円弧面31eとが径方向に対向する。このように外周部32bが凹部31cと嵌合することで、ハブ部32はクラッチ板31に対して回り止めされる。また、ハブ部32と凹部31cとは、すきま嵌めされている。そのため、クラッチ板31はハブ部32に対して軸線方向にスライド可能となっている。
図1、図3のように、ハブ部32の内周部32aは、周方向に延びる内周面部分から弦方向に延びる回り止め部32fを有する。図1のように回転軸Aは、外周を直線状に切り欠いた切欠き部A1を有する。この切欠き部A1と内周部32aの回り止め部32fとは径方向に対向する。このように回転軸Aが内周部32aと嵌合することで、回転軸Aはハブ部32に対して回り止めされる。これにより、回転軸Aの周方向の回転は、ハブ部32を介してクラッチ板31へと伝達される。
図1、図2のように、サイドプレート40は、軸線方向にクラッチ板31と対向する対向面40aを有する板状体である。サイドプレート40には、軸線方向に貫通する孔40bが設けられている。孔40bの径は、ハブ部32の円弧面32dの外径寸法よりも大きい。ハブ部32はこの孔40bに挿入され、サイドプレート40に接触することなく周方向に回転可能となっている。
また、サイドプレート40の孔40bよりも径方向外側には、軸線方向に貫通する孔40cが設けられている。孔40cは、クラッチ板31の外周面よりも径方向外側に位置し、かつアーマチュア20の孔20dと軸線方向に並列する。孔40bにはねじ70が挿入される。ねじ70は、アーマチュア20の孔20dを通じて電磁石10のフィールドコア11にねじ込まれる。このねじ70によって、サイドプレート40は電磁石10に固定される。
図1のように、アーマチュア20とサイドプレート40との間には、ねじ70の周囲を囲むように円筒状のカラー71が配置される。カラー71は、アーマチュア20の孔20dに挿入され、軸線方向の一端がサイドプレート40の対向面40aに当接し、かつ軸線方向の他端が電磁石10の吸着面10aに当接する。図示では1本のねじ70及びカラー71を示したが、サイドプレート40は、複数のねじ70及びカラー71により、電磁石10に連結されている。これにより、サイドプレート40は、電磁石10に対して固定されている。さらに、カラー71の外周面は孔20dの内周面に当接し、アーマチュア20の周方向の移動を規制する。
図1、図2のように、軸受50とアーマチュア20との間に、アーマチュア20を軸線方向のサイドプレート40側に付勢するように第1弾性部材80が設けられている。
第1弾性部材80は、軸60の周囲を囲むように配置されたコイルばねである。コイルばねの一端は、軸受50の外輪51の端面に当接する。コイルばねの他端は、アーマチュア20の対向面20aに当接する。第1弾性部材80は、アーマチュア20を軸線方向のサイドプレート40側へスライドさせることが可能な弾性力を有する。
図2、図4のように、軸60の小径部62は軸線方向に逐次並列する第1中間部62a、第2中間部62b、第1端部62cからなる。
第1中間部62aは、クラッチ板31を径方向に支持する。なお、ストッパ部64を構成する軸肩部は、この第1中間部62aから電磁石10側にむけて軸径を拡大した形状になっている。
第2中間部62bの周囲には、クラッチ板31を軸線方向の電磁石10側に付勢する第2弾性部材90が設けられている。第2中間部62bは、第2弾性部材90を径方向に支持する。
第1端部62cは、第2中間部62bからサイドプレート40側に位置する端部である。第1端部62cには径方向に窪んだ止め輪溝が設けられ、その止め輪溝に嵌め込まれるように止め輪100が設けられる。
第2弾性部材90は、止め輪100とクラッチ部材30との間に配置された環状部材からなる。第2弾性部材90の一端はクラッチ板31の凹部31cの底面に当接し、他端は止め輪100に当接する。第2弾性部材90は、クラッチ板31を軸線方向の電磁石10側にスライド可能な弾性力を有する。第2弾性部材90の弾性力は、第1弾性部材80の弾性力より小さい。
第1弾性部材80の弾性力は、この第2弾性部材90の弾性力に抗して、アーマチュア20を介してクラッチ板31をサイドプレート40に押し当てることが可能な強さである。
電磁石10の通電遮断時には、第1弾性部材80は、アーマチュア20を軸線方向のサイドプレート40側へスライドさせる。すると、アーマチュア20はクラッチ板31に押し当てられる。さらに、第1弾性部材80は、第2弾性部材90の弾性力に抗するようにクラッチ板31と共にアーマチュア20を軸線方向のサイドプレート40側へスライドさせる。これにより、図1のように、クラッチ板31はサイドプレート40に押し当てられる。このようにして、クラッチ板31はアーマチュア20とサイドプレート40との間に挟まれるようにして保持される。このとき、回転軸Aの回転がクラッチ板31に伝達されると、クラッチ板31とアーマチュア20との間、及びクラッチ板31とサイドプレート40との間に、回転軸Aの回転とは反対方向の摩擦力が生じる。無励磁作動形電磁ブレーキ1は、この摩擦によってクラッチ板31及び回転軸Aの回転を減速させ、回転軸Aを制動することができる。
電磁石10の通電時には、コイル12より磁力が生じる。この磁力はアーマチュア20を軸線方向に吸引可能な強さである。この吸引力は、第1弾性部材80の有する弾性力よりも強い。この吸引力により、アーマチュア20は、第1弾性部材80の弾性力に抗して軸線方向の電磁石側にスライドする。すると、図5のように、アーマチュアはクラッチ板31から離れ、電磁石10の吸着面10aに吸着される。
アーマチュア20が電磁石10の吸引によってスライドさせられるとき、第1弾性部材80の弾性力は、クラッチ板31に作用しない。そのため、クラッチ板31は、第2弾性部材90の弾性力によって軸線方向の電磁石10側にスライドする。そのため、クラッチ板31の対向面31bは、サイドプレート40の対向面40aから離れる。
ここで、ストッパ部64は、電磁石10の通電時にサイドプレート40から離れたクラッチ部材30の電磁石10側へのスライドを前記アーマチュアと当該クラッチ部材との間に軸線方向の距離を取った位置で規制するように配置されている。そのため、図5のようにアーマチュア20が吸着面10aに吸着した状態において、対向面20bは、ストッパ部64の軸肩部よりも軸線方向の電磁石10側に位置する。従って、クラッチ板31が軸線方向の電磁石10側にスライドすると、対向面20bに接触することなく、ストッパ部64に押し当てられる。さらに、この状態のクラッチ板31は、第2弾性部材90の弾性力によって軸線方向の移動を規制される。すなわち、電磁石10への通電時においては、クラッチ板31はアーマチュア20及びサイドプレート40から離れ、かつストッパ部64に押し当てられた位置で、軸線方向の位置決めがなされる。
ストッパ部64にクラッチ板31が押し当てられると、第2弾性部材90の弾性力によって、クラッチ板31とストッパ部64との間に摩擦力が生じる。この摩擦力によってクラッチ板31の周方向の回転が軸60へと伝達される。上述の通り、軸60は、軸受50を介して回転可能なように電磁石10の内周部に支持されている。そのため、クラッチ板31は、軸60と一体に回転可能である。
以上のように、無励磁作動形電磁ブレーキ1は、電磁石10の通電遮断時にはクラッチ板31を保持し、電磁石10の通電時にはクラッチ板31を解放することで、回転軸Aの制動動作と解放動作を行う。また、無励磁作動形電磁ブレーキ1は、電磁石10の通電時、解放されたクラッチ部材30がストッパ部64と第2弾性部材90とでアーマチュア20及びサイドプレート40から離れた位置に保たれるので、クラッチ部材30がアーマチュア20及びサイドプレート40に接触することを防止することができる。
さらに、無励磁作動形電磁ブレーキ1は、第1弾性部材80が軸受50とアーマチュア20との間に配置されているので、軸60と電磁石10の内周部11aとの間の空間と、軸受50とを利用して第1弾性部材80を配置することができる。
さらに、無励磁作動形電磁ブレーキ1は、軸60がクラッチ部材30を径方向に支持する第1中間部62aと、第2弾性部材90を径方向に支持する第2中間部62bと、第2中間部62bからサイドプレート40側に位置する第1端部62cと、第1端部62cに取り付けられた止め輪100とを有し、ストッパ部64はが第1中間部62aから電磁石10側に向かって軸径を拡大した軸肩部からなり、第2弾性部材90が止め輪100とクラッチ部材30との間に配置された環状部材からなるので、軸径差によってストッパ部64を設けることができ、ストッパ部64を軸60と別途に用意することが不要になり、また、第2弾性部材90を第1端部62cから第2中間部62bに通して止め輪100を取り付けることにより、ストッパ部64に向けてクラッチ部材30を付勢するように第2弾性部材90を配置することができる。
さらに、無励磁作動形電磁ブレーキ1は、クラッチ部材30がサイドプレート40とアーマチュア20との間に位置する状態で周方向に回転可能なクラッチ板31と、サイドプレート40に設けられた孔40bを通じてクラッチ板31に連結されたハブ部32とを有し、サイドプレート40が電磁石10と連結されているので、電磁石10をハウジング、フレーム等の静止側部材に固定し、クラッチ部材30のハブ部32に回転軸Aを連結すれば、回転軸Aの回転力をクラッチ部材30に伝え、そのクラッチ板31をアーマチュア20とサイドプレート40で挟み、その回転力を電磁石10側で受けて回転軸Aを制動することができる。
次に、この発明の第2実施形態にかかる無励磁作動形電磁ブレーキを、図6から図8に示す。以下、第1実施形態との相違点を述べるに留める。
図6から図8のように、サイドプレート40は、対向面40aから軸線方向に立ち上がる第1歯110を有する。複数の第1歯110が、孔40bの周囲に一定の周方向ピッチで放射状に配置されている。第1歯110の歯先は、径方向に沿った平滑な面をなす。
図6から図8のように、クラッチ板31は、対向面31bから軸線方向に立ち上がる第2歯120を有する。図7(a)のように、複数の第2歯120が、凹部31cの周囲に一定の周方向ピッチで放射状に配置されている。第2歯120の歯先は、径方向に沿った平滑な面をなす。第2歯120は、隣り合う第1歯110の歯先同士間の周方向間隔よりも小さい。第2歯120は、周方向に隣り合う第1歯110同士の間に軸線方向に進入し、これら第1歯110と周方向に係合することができる。
図6のように、電磁石10の通電遮断時にクラッチ板31がサイドプレート40へ押し当てられ、複数の第2歯120が、周方向に隣り合う第1歯110同士の各間に入り込む。これにより、第1歯110と第2歯120とが噛み合う。クラッチ板31は、この第1歯110と第2歯120との噛み合いによって、サイドプレート40に対して回り止めが可能となっている。このように回り止めを行うことで、第1実施形態に比べ、より強く回り止めをすることができる。
図8のように、電磁石10の通電時、クラッチ板31がストッパ部64に押し当てられると、第1歯110の歯先は、第2歯120の歯先よりも軸線方向の電磁石10側に位置する。これにより、電磁石10の通電時には、第1歯110は第2歯120から離れ、噛み合いが解除される。なお、電磁石10からストッパ部64までの軸線方向の距離、アーマチュア20の軸線方向の厚さ、クラッチ板31の対向面31aと第2歯120の歯先間の軸線方向の厚さ、及び第2歯120の歯先の軸線方向の高さは、電磁石10の通電時、第1歯110を含むサイドプレート40の全体と第2歯120を含むクラッチ部材30の全体とが離れ、かつアーマチュア20の全体とクラッチ部材30の全体とが離れた状態になるように適宜に設定すればよい。
なお、第2歯120は、図7(a)のように対向面31b上の全周に設けられてもよいし、図7(b)のように対向面31bの一部に設けられてもよい。
次に、この発明の第3実施形態にかかる無励磁作動形電磁ブレーキを、図9、図10に示す。
図9、図10のように、アーマチュア20は、対向面20bから軸線方向に立ち上がる第3歯130を有する。クラッチ板31は、対向面31aから軸線方向に立ち上がる第4歯140を有する。第3歯130は、第2実施形態の第1歯と軸線方向の向きを反対にした点で相違するだけであり、第4歯140は、第2実施形態の第2歯と軸線方向の向きを反対にした点で相違するだけなので、これらの詳細説明を省略する。
図9のように、電磁石10の通電遮断時に、アーマチュア20がクラッチ板31に押し当てられると、第3歯130と第4歯140とが噛み合うことによって、クラッチ板31がアーマチュア20に対して回り止めされる。
図10のように、電磁石10の通電時、アーマチュア20が電磁石10に吸着し、第3歯130の歯先は第4歯140の歯先から離れる。これにより、第3歯130と第4歯140との噛み合いが解除され、クラッチ板31は周方向に回転可能になる。なお、電磁石10からストッパ部64までの軸線方向の距離、第3歯130を含むアーマチュア20の軸線方向の厚さ、及び第4歯140を含むクラッチ板31の軸線方向の厚さは、電磁石10の通電時、サイドプレート40の全体とクラッチ部材30の全体とが離れ、かつ第3歯を含むアーマチュア20の全体と第4歯を含むクラッチ部材30の全体とが離れた状態になるように適宜に設定すればよい。
次に、この発明の第4実施形態にかかる無励磁作動形電磁ブレーキを、図11、図12に示す。
第4実施形態は、第1歯110と、第2歯120と、第3歯130と、第4歯140とを備えるものである。このため、図11のように、電磁石10の通電遮断時、クラッチ板31は、この第1歯110と第2歯120との噛み合い、さらに第3歯130と第4歯140との噛み合いによって、サイドプレート40に対して回り止め可能である。したがって、第4実施形態にかかる無励磁作動形電磁ブレーキは、第2実施形態又は第3実施形態に比して、より強く回り止めをすることができる。
勿論、電磁石10の通電時、図12のように、クラッチ板31がストッパ部64に押し当てられると、第1歯110と第2歯120の噛み合いが解除され、第3歯130と第4歯140の離れ噛み合いも解除される。そのため、クラッチ板31とアーマチュア20との回り止めは解除される。
なお、上述した各実施形態では、第1弾性部材80をコイルばねで構成したが、これに限られない。第1弾性部材80の他の例として、図13(a)のように、複数の皿ばねを軸線方向に並列したもの、又は、図13(b)のように、複数の波ばねを軸線方向に並列したものが挙げられる。このような波ばねを用いる場合には、図14のように、波ばねと座金とを軸線方向に交互に並列する構成を採用することが好ましい。
また、図13、図14のように第2弾性部材90においても、第1弾性部材80と同様に複数の皿ばねや、波ばねなどの環状部材を採用することができる。なお、図13、図14においては、第1弾性部材80と第2弾性部材90とが同種のばねである態様が示されているが、これに限られない。例えば、第1弾性部材80がコイルばねを採用するものであり、第2弾性部材90が皿ばねを採用するものとしてもよい。すなわち、第1弾性部材80と第2弾性部材90とのは、異なる種類のばねを採用することができる。
また、上述した各実施形態では、ストッパ部64は軸肩部からなるとしたが、これに限られない。例えば、軸に取り付けられた別部材、例えば、別の止め輪でストッパ部を構成してもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲内およびこれと均等の意味でのすべての修正と変形を含む。
1 無励磁作動形電磁ブレーキ
10 電磁石
11a 内周部
20 アーマチュア
30 クラッチ部材
40 サイドプレート
50 軸受
60 軸
64 ストッパ部
80 第1弾性部材
90 第2弾性部材
100 止め輪
110 第1歯
120 第2歯
130 第3歯
140 第4歯
10 電磁石
11a 内周部
20 アーマチュア
30 クラッチ部材
40 サイドプレート
50 軸受
60 軸
64 ストッパ部
80 第1弾性部材
90 第2弾性部材
100 止め輪
110 第1歯
120 第2歯
130 第3歯
140 第4歯
Claims (7)
- 内周部を有する電磁石と、
前記電磁石の内周部に軸受を介して支持された軸と、
前記軸に対してその軸線方向にスライド可能に支持され、かつ前記電磁石と軸線方向に対向するアーマチュアと、
前記軸に対して軸線方向にスライド可能に支持され、かつ前記アーマチュアと軸線方向に対向するクラッチ部材と、
前記クラッチ部材と軸線方向に対向するサイドプレートと、
前記アーマチュアを軸線方向の前記サイドプレート側へ付勢する第1弾性部材と、
前記クラッチ部材を軸線方向の前記電磁石側に付勢する第2弾性部材と、
を備え、
前記軸は、
前記クラッチ部材の軸線方向の前記電磁石側への移動を規制するストッパ部を有し、
前記第1弾性部材は、
前記電磁石の通電遮断時に前記アーマチュアを軸線方向の前記サイドプレート側へスライドさせることが可能であって、かつ前記第2弾性部材の弾性力に抗して前記アーマチュアを介して前記クラッチ部材を前記サイドプレートに押し当て可能な弾性力を有し、
前記電磁石は、
通電によって、前記第1弾性部材の弾性力に抗して前記アーマチュアを前記クラッチ部材から離れるように吸引可能なものであり、
前記第2弾性部材は、
前記電磁石の通電時に前記クラッチ部材を前記サイドプレートから離すように軸線方向の前記電磁石側へスライドさせることが可能な弾性力を有し、
前記ストッパ部は、前記電磁石の通電時に前記サイドプレートから離れた前記クラッチ部材の前記電磁石側へのスライドを前記アーマチュアと当該クラッチ部材との間に軸線方向の距離を取った位置で規制するように配置されている無励磁作動形電磁ブレーキ。 - 前記第1弾性部材は、前記軸受と前記アーマチュアとの間に配置されている請求項1に記載の無励磁作動形電磁ブレーキ。
- 前記軸は、
前記クラッチ部材を径方向に支持する第1中間部と、
前記第2弾性部材を径方向に支持する第2中間部と、
前記第2中間部から前記サイドプレート側に位置する第1端部と、
前記第1端部に取り付けられた止め輪と、を有し、
前記ストッパ部は、前記第1中間部から前記電磁石側に向かって軸径を拡大した軸肩部からなり、
前記第2弾性部材は、前記止め輪と前記クラッチ部材との間に配置された環状部材からなる請求項1又は2に記載の無励磁作動形電磁ブレーキ。 - 前記クラッチ部材は、
前記サイドプレートと前記アーマチュアとの間に位置する状態で周方向に回転可能なクラッチ板と、
前記サイドプレートに設けられた孔を通じて前記クラッチ板に連結されたハブ部と、を有し、
前記サイドプレートは、前記電磁石と連結されている請求項1から3のいずれか1項に記載の無励磁作動形電磁ブレーキ。 - 前記サイドプレートは、前記クラッチ部材との対向面に軸線方向に突出する第1歯を有し、
前記クラッチ部材は、前記サイドプレートとの対向面に軸線方向に突出する第2歯を有し、かつ前記第1歯と前記第2歯との噛み合いによって前記サイドプレートに対して回り止め可能である請求項1から4のいずれか1項に記載の無励磁作動形状ブレーキ。 - 前記アーマチュアは、前記クラッチ部材との対向面に軸線方向に突出する第3歯を有し、
前記クラッチ部材は、前記アーマチュアとの対向面に軸線方向に突出する第4歯を有し、かつ前記第4歯と前記第3歯との噛み合いによって前記アーマチュアに対して回り止め可能である請求項1から5のいずれかに記載の無励磁作動形電磁ブレーキ。 - 前記第1弾性部材と前記第2弾性部材の少なくとも一方は、コイルばね、皿ばね、若しくは波ばね、又は波ばねと座金とが軸線方向に交互に複数配置されたばね部材である請求項1から6のいずれかに記載の無励磁作動形電磁ブレーキ。
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JP2019017784A JP2020125794A (ja) | 2019-02-04 | 2019-02-04 | 無励磁作動形電磁ブレーキ |
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KR102339613B1 (ko) * | 2021-02-26 | 2021-12-16 | (주)삼성정밀 | 전자 브레이크 동작구조 |
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2019
- 2019-02-04 JP JP2019017784A patent/JP2020125794A/ja active Pending
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