JP6682879B2 - 電磁摩擦係合装置 - Google Patents

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本発明は、相対回転可能に配置された第1部材及び第2部材が摩擦力により連結される電磁摩擦係合装置に関する。
従来、相対回転可能に配置された第1部材及び第2部材を有し、電磁力によってアーマチャが軸方向に移動することで、第1部材と第2部材とが摩擦力によって連結される電磁摩擦係合装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、円筒部及び底部を有する有底筒状のアウタハウジングと、アウタハウジングと相対回転可能に配置されたインナシャフトとを摩擦力によって連結する電磁摩擦係合装置が、電磁クラッチとして記載されている。この電磁クラッチは、アウタハウジングの円筒部とインナシャフトとの間に配置されたアーマチャと、アーマチャを吸引する磁力を発生する電磁コイルとを備えている。アウタハウジングの底部は、アーマチャと電磁コイルとの間に配置され、アーマチャにおけるアウタハウジングの底部との対向面には摩擦材が貼着されている。アーマチャは、インナシャフトに一体回転可能かつ軸方向移動可能にスプライン嵌合しており、電磁コイルに通電されると、摩擦材がアウタハウジングの底部に摺接して摩擦力を発生させる。
特開2009−138799号公報
特許文献1に記載のものでは、アーマチャがインナシャフトにスプライン嵌合して軸方向移動可能に支持されているので、アーマチャが軸方向に移動する際に、インナシャフトとの間で摺動抵抗が発生する。このため、電磁コイルは、この摺動抵抗に抗してアーマチャを軸方向移動させる磁力を発生させる必要があり、消費電力が増大してしまう。また、この摺動抵抗は、アーマチャの移動速度の低下をもたらし、クラッチの応答性を低下させる要因ともなる。
そこで、本発明は、磁力によるアーマチャの軸方向移動によって相対回転可能に配置された第1部材と第2部材とを摩擦力により連結する電磁摩擦係合装置において、アーマチャが軸方向に移動する際の抵抗を抑制し、以って消費電力を抑制すると共に応答性を高めることが可能な電磁摩擦係合装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、相対回転可能に配置された第1部材と第2部材とを摩擦力により連結する電磁摩擦係合装置であって、通電により磁力を発生させる電磁コイルと、前記第1部材との相対回転が規制された摩擦部材と、前記摩擦部材と軸方向に対向して配置され、前記磁力による前記摩擦部材側への軸方向移動によって前記摩擦力を発生させる環状のアーマチャと、前記アーマチャを前記摩擦部材から軸方向に離間させるように付勢する弾性部材とを備え、前記第2部材は、前記アーマチャに挿通される軸部、前記弾性部材が連結される連結部、及び前記軸部から外方に突出して前記アーマチャと軸方向に対向する鍔部を有し、前記アーマチャは、前記弾性部材によって前記第2部材に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に支持されると共に、前記弾性部材の付勢力によって前記鍔部に当接し、前記アーマチャの内周面と前記第2部材の前記軸部の外周面との間に全周にわたって隙間が形成されており、前記弾性部材は、円環板状であり、前記弾性部材と前記アーマチャとの間に、前記鍔部よりも軸方向の厚さが薄いスペーサが配置されている、電磁摩擦係合装置を提供する。
本発明に係る電磁摩擦係合装置によれば、消費電力を抑制すると共に応答性を高めることが可能となる。
本発明の実施の形態に係るクラッチ装置を示す断面図である。 図1の一部を拡大して示す拡大図である。 インナシャフトの端部を拡大して示す斜視図である。 板バネ、アーマチャ、クラッチプレート、複数のスペーサ、及びリベットを示す斜視図である。
[実施の形態]
本発明の実施の形態について、図1乃至図4を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する上での好適な具体例として示すものであり、技術的に好ましい種々の技術的事項を具体的に例示している部分もあるが、本発明の技術的範囲は、この具体的態様に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る電磁摩擦係合装置としてのクラッチ装置を示す断面図である。図2は、図1の一部を拡大して示す拡大図である。
このクラッチ装置1は、相対回転可能に配置された第1部材としてのアウタハウジング2及び第2部材としてのインナシャフト3を有し、アウタハウジング2とインナシャフト3とが摩擦力により連結される。アウタハウジング2は、例えば自動変速機等の車載装置のケース部材10にボルト11によって固定され、ケース部材10の開口部100を覆っている。インナシャフト3には、ケース部材10の開口部100から突出した回転軸12が相対回転不能に連結されている。すなわち、クラッチ装置1は、回転軸12に制動力を作用させ、ケース部材10に対する回転軸12の回転を減速乃至停止させるために用いられる。
インナシャフト3及び回転軸12は、玉軸受91及びスラスト針状ころ軸受92によってアウタハウジング2に相対回転可能に支持され、回転軸線Oを中心として回転する。以下、回転軸線Oに平行な方向を軸方向という。
クラッチ装置1は、通電により磁力を発生させる電磁コイル40と、電磁コイル40を保持するヨーク41と、アウタハウジング2との相対回転が規制された摩擦部材としてのクラッチプレート5と、電磁コイル40の磁力によるクラッチプレート5側への軸方向移動によって摩擦力を発生させるアーマチャ6と、アーマチャ6をクラッチプレート5から軸方向に離間させるように付勢する弾性部材としての板バネ7と、アーマチャ6と板バネ7との間に配置されたスペーサ8とを、主たる構成部材として備えている。ヨーク41、クラッチプレート5、アーマチャ6、及び板バネ7は、インナシャフト3を挿通させる環状であり、軸方向に並んで同芯上に配置されている。
アウタハウジング2は、円筒状の円筒部21と、円筒部21の一端部から内方に突出して形成された環状の底部22と、円筒部21の他端部から外方に突出して形成されたフランジ部20とを一体に有している。フランジ部20には、ケース部材10への固定のためのボルト11を挿通させるボルト挿通孔200が形成されている。円筒部21の内周には、軸方向に延びる複数のスプライン突起211が形成されている。クラッチプレート5は、このスプライン突起211に係合して、アウタハウジング2に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能である。
玉軸受91は、アウタハウジング2における底部22の内周面と、回転軸12との外周面との間に配置されている。また、底部22の内周面と回転軸12との外周面との間には、アウタハウジング2内の潤滑油(図示せず)の漏出を防止するシール部材93が配置されている。
スラスト針状ころ軸受92は、複数の針状ころ921と、複数の針状ころ921を保持する保持器922と、針状ころ921が転動する転動面を有する円板状のレース923とを有している。また、スラスト針状ころ軸受92は、外周側の一部がアウタハウジング2の底部22に形成された段付き凹部210に収容されている。段付き凹部210の軸方向端面210aとスラスト針状ころ軸受92との間には、環状のシム94が配置されている。シム94は、アウタハウジング2に対するインナシャフト3の軸方向位置を調節するために用いられる。
ヨーク41は、アウタハウジング2の底部22に形成されたボルト挿通孔221を挿通するボルト95によって、アウタハウジング2の円筒部21の内側に固定されている。ヨーク41には、アウタハウジング2の底部22とは反対側の軸方向端面に開口する環状凹部410が形成され、この環状凹部410に電磁コイル40が収容されている。電磁コイル40は、巻線を周方向に巻き回してなる巻線部400がモールド樹脂401によってモールドされている。巻線部400には、アウタハウジング2の底部22に形成された貫通孔222に嵌着されたグロメット96を挿通する電線402を介して励磁電流が供給される。
インナシャフト3は、例えば焼結や鍛造によって形成された鉄系金属からなり、ヨーク41及びアーマチャ6の内側に挿通される円筒状の軸部31と、板バネ7が相対回転不能に連結される連結部32と、軸部31から外方に突出してアーマチャ6と軸方向に対向する鍔部33と、回転軸12との連結のためのスプライン嵌合部340が内端部に設けられた内フランジ部34とを一体に有している。連結部32は、アウタハウジング2の開口側の端部に設けられ、鍔部33は、軸部31における連結部32側の端部から外方に突出している。内フランジ部34は、回転軸12を挿通させる環板状であり、連結部32とは反対側の端部に設けられている。連結部32のスプライン嵌合部340には、回転軸12が軸方向移動可能かつ相対回転不能に嵌合する。
図3は、インナシャフト3の端部を拡大して示す斜視図である。連結部32は、軸部31に連続する円筒状の基部320と、基部320の外周面320aから外方に突出し、かつ軸方向に延在してインナシャフト3の軸方向端面3aに至る複数の係合突起321とを有している。鍔部33は、軸部31の外周面31aと直角をなす側面330aを有する円壁部330と、円壁部330の外周側の端部から軸部31とは反対側に延出された延出部331とを有している。延出部331は、係合突起321の軸方向の一部を外周側から覆っている。
図4は、板バネ7、アーマチャ6、クラッチプレート5、複数のスペーサ8、及び板バネ7とアーマチャ6とを連結する連結部材としての複数のリベット97を示す斜視図である。板バネ7、アーマチャ6、及びスペーサ8には、リベット97の軸部970を挿通させる貫通孔70,60,80が形成されている。リベット97の頭部971は、アーマチャ6に形成された凹部61(図2参照)に収容される。リベット97の軸部970は、板バネ7の貫通孔70から突出した先端部が加締められている。
図2に示すように、板バネ7とアーマチャ6との間には、インナシャフト3の鍔部33が挟まれる。また、板バネ7とアーマチャ6との間には、スペーサ8が挟みつけられている。本実施の形態では、板バネ7とアーマチャ6とが3つのスペーサ8を介して3本のリベット97によって連結されているが、スペーサ8及びリベット97の数は4つ以上であってもよい。
板バネ7は、例えばばね鋼をプレス加工して形成された円環板状であり、内周端部にはインナシャフト3の連結部32における複数の係合突起321に係合する複数の突部71が内周端部に形成されている。板バネ7は、突部71が係合突起321に係合することで、インナシャフト3との相対回転が規制されている。
本実施の形態では、スペーサ8の軸方向の厚みt1が、インナシャフト3の鍔部33の厚さt2よりも僅かに薄い。これにより、板バネ7は、アーマチャ6をヨーク41から離間する方向に常に付勢し、この付勢力によってアーマチャ6が鍔部33に当接する。すなわち、アーマチャ6には、板バネ7によるプレ荷重が作用する。このプレ荷重の大きさは、スペーサ8の厚みを増減することで調節することができる。また、板バネ7は、その付勢力の反力によってインナシャフト3から抜け出す方向への軸方向移動が規制されており、突部71と係合突起321との係合状態が維持される。したがって、例えばスナップリング等の抜け止め部材を設けることなく、板バネ7を容易にインナシャフト3に組み付けることが可能となる。
アーマチャ6は、クラッチプレート5と軸方向に対向して配置され、板バネ7によってインナシャフト3に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に支持されている。つまり、アーマチャ6は、インナシャフト3との相対回転が規制された板バネ7とスペーサ8を介してリベット97によって連結されていることによってインナシャフト3に対して相対回転不能であり、また板バネ7の弾性変形によってインナシャフト3に対して軸方向移動可能である。アーマチャ6は、鍔部33と対向する一方の軸方向端面6bが鍔部33との当接面として、またクラッチプレート5と対向する他方の軸方向端面6cが摩擦力を発生させる摩擦面として、それぞれ形成されている。一方及び他方の軸方向端面6b,6cは、軸方向に対して垂直な平坦な面である。
電磁コイル40の非通電時におけるアーマチャ6の軸方向端面6cとクラッチプレート5との間のエアギャップgの軸方向長さは、シム94によって調節可能である。すなわち、シム94の厚みを厚くすればエアギャップgが大きくなり、シム94の厚みを薄くすればエアギャップgが小さくなる。これにより、例えばヨーク41の残留磁気によって電磁コイル40の非通電時にアーマチャ6がヨーク41に引き寄せられて摩擦力が発生してしまうことを抑制しながら、電磁コイル40に通電した際の応答性を高めることができる。
クラッチプレート5は、炭素鋼等の軟磁性体からなる鋼板をプレス加工して形成された円環板状であり、外周端部にはアウタハウジング2の円筒部21に形成された複数のスプライン突起211に係合する複数の突部51が形成されている。また、クラッチプレート5は、ヨーク41の環状凹部410と軸方向に対向する部分に、電磁コイル40への通電により発生する磁束の短絡を防ぐための複数の円弧状のスリット50が形成されている。
アーマチャ6の内周面6aとインナシャフト3の軸部31の外周面31aとの間には、全周にわたって隙間S1が形成されている。つまり、アーマチャ6は、インナシャフト3の軸部31に対して非接触で軸方向に移動する。また、ヨーク41の内周面41aとインナシャフト3の軸部31の外周面31aとの間にも、全周にわたって隙間S2が形成されている。これらの隙間S1,S2により、磁束がインナシャフト3に漏れることが抑制されている。
図1では、回転軸線Oよりも上側に、電磁コイル40に励磁電流が供給されていない非作動状態を示し、回転軸線Oよりも下側に、電磁コイル40に励磁電流が供給された作動状態を示している。
電磁コイル40への非通電時には、板バネ7の付勢力により、アーマチャ6の軸方向端面6bが鍔部33における円壁部330の側面330aに当接する。この状態では、アーマチャ6とクラッチプレート5との間に摩擦力が発生せず、インナシャフト3は、回転軸12と共にアウタハウジング2に対して回転自在である。
電磁コイル40に励磁電流が供給されると、磁路Gに磁束が発生し、アーマチャ6が電磁コイル40の磁力によってヨーク41側に吸引され、クラッチプレート5との間に摩擦力を発生させる。この摩擦力により、インナシャフト3及び回転軸12のアウタハウジング2に対する回転が規制される。すなわち、アーマチャ6とクラッチプレート5とが電磁コイル40の磁力によって摩擦係合し、インナシャフト3及び回転軸12のアウタハウジング2に対する回転が停止する。前述のように、板バネ7はアーマチャ6をヨーク41から離間する方向に常に付勢しているので、励磁電流が所定値よりも大きくなってアーマチャ6に作用する磁力が板バネ7の付勢力よりも大きくなったときに、アーマチャ6が軸方向に移動してクラッチプレート5と摩擦接触する。アーマチャ6とクラッチプレート5との間の摩擦力は、励磁電流の大きさに応じて変動する。つまり、励磁電流の調節により、摩擦力を増減させることが可能である。
また、電磁コイル40への励磁電流が遮断されると、板バネ7の付勢力によってアーマチャ6が鍔部33に当接する初期位置に戻り、クラッチプレート5との摩擦力が消滅し、インナシャフト3及び回転軸12がアウタハウジング2に対して回転自在となる。この際、板バネ7は、ヨーク41の残留磁気による吸引力に抗して、アーマチャ6を軸方向に移動させる。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明した実施の形態によれば、以下に述べる作用及び効果が得られる。
(1)アーマチャ6は、板バネ7によってインナシャフト3に支持されているので、電磁コイル40の磁力によってアーマチャ6が軸方向に移動する際の摺動抵抗が抑制される。これにより、仮にアーマチャ6がインナシャフト3にスプライン係合して支持されている場合に比較して、小さい磁力でアーマチャ6を軸方向移動させることができ、電磁コイル40での消費電力を抑制することができる。また、アーマチャ6の移動速度を高めることができ、非作動状態から作動状態に切り替わる際の応答性が高まる。
(2)アーマチャ6の内周面6aとインナシャフト3の軸部31の外周面31aとの間には、全周にわたって隙間S1が形成されているので、インナシャフト3の軸部31との非接触状態を保ったままアーマチャ6が軸方向に移動する。これにより、アーマチャ6とインナシャフト3の軸部31との間の摺動抵抗を全く発生させることなく、小さい磁力でアーマチャ6を軸方向移動させることができる。
(3)アーマチャ6は、インナシャフト3の鍔部33に当接することにより非作動時における位置(初期位置)が決められるので、簡素な構成により、電磁コイル40への非通電時におけるアーマチャ6を、電磁コイル40の磁力によってヨーク41側に吸引可能な位置に保持することができる。
(4)スペーサ8の軸方向の厚みt1がインナシャフト3の鍔部33の厚さt2よりも薄いので、非作動状態において、アーマチャ6は、板バネ7の復元力によって常に鍔部33側に付勢される。これにより、アーマチャ6のがたつきが抑制される。
(5)板バネ7は、突部71がインナシャフト3の連結部32における係合突起321に係合してインナシャフト3との相対回転が規制されるので、仮に板バネ7をボルトによってインナシャフト3に固定する場合に比較して、組み付け工数及び部品点数を削減することが可能となる。これにより、クラッチ装置1の低コスト化及び軽量化に寄与できる。
(付記)
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、摩擦部材としてクラッチプレート5を用いた場合について説明したが、これに限らず、クラッチプレート5を省略し、ヨーク41を摩擦部材として用いてもよい。この場合、アーマチャ6に対向するヨーク41の軸方向端面には、摩耗抑制のための熱処理等を施すことが望ましい。また、クラッチ装置1の適用対象や用途についても、特に制限はない。
1…クラッチ装置(電磁摩擦係合装置) 2…アウタハウジング(第1部材)
3…インナシャフト(第2部材) 31…軸部
31a…外周面 32…連結部
33…鍔部 3a…軸方向端面
40…電磁コイル 5…クラッチプレート(摩擦部材)
6…アーマチャ 6a…内周面
7…板バネ(弾性部材) 8…スペーサ
S1…隙間

Claims (2)

  1. 相対回転可能に配置された第1部材と第2部材とを摩擦力により連結する電磁摩擦係合装置であって、
    通電により磁力を発生させる電磁コイルと、
    前記第1部材との相対回転が規制された摩擦部材と、
    前記摩擦部材と軸方向に対向して配置され、前記磁力による前記摩擦部材側への軸方向移動によって前記摩擦力を発生させる環状のアーマチャと、
    前記アーマチャを前記摩擦部材から軸方向に離間させるように付勢する弾性部材とを備え、
    前記第2部材は、前記アーマチャに挿通される軸部、前記弾性部材が連結される連結部、及び前記軸部から外方に突出して前記アーマチャと軸方向に対向する鍔部を有し、
    前記アーマチャは、前記弾性部材によって前記第2部材に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に支持されると共に、前記弾性部材の付勢力によって前記鍔部に当接し、
    前記アーマチャの内周面と前記第2部材の前記軸部の外周面との間に全周にわたって隙間が形成されており、
    前記弾性部材は、円環板状であり、
    前記弾性部材と前記アーマチャとの間に、前記鍔部よりも軸方向の厚さが薄いスペーサが配置されている、
    電磁摩擦係合装置。
  2. 前記第2部材の前記連結部には、軸方向に延在して前記第2部材の軸方向端面に至る複数の係合突起が設けられ、
    前記弾性部材は、前記係合突起に係合して前記第2部材との相対回転が規制されている、
    請求項に記載の電磁摩擦係合装置。
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