JP2009008172A - 回転伝達装置 - Google Patents

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隆英 齋藤
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Abstract

【課題】ロータとアーマチュアの対向面間エアギャップのバラツキを小さくし、コイルへの通電によってロータにアーマチュアを確実に吸着する回転伝達装置を提供する。
【解決手段】外輪1と内輪2間に2方向クラッチ10を組込み、併設して電磁クラッチ20を設ける。電磁クラッチを2方向クラッチの保持器14に回り止めされて軸方向に移動自在のアーマチュア21と、外輪に回り止めされたロータガイド22と、ロータガイド内に組込まれたロータ23と、ロータに対向配置された電磁石24と、アーマチュアをロータから離反する離反ばね25とで形成する。内輪と同軸上に配置されて一体回転する入力軸4に一対の軸受B1、B2でロータを回転自在に支持すると共に、軸方向に位置決めしてロータとアーマチュアの対向面間エアギャップのバラツキを小さく抑える。また、一対の軸受を非磁性材料で形成してロータ内を流れる磁束が漏洩するのを防止する。
【選択図】図1

Description

この発明は、動力の伝達経路上において、動力の伝達と遮断の切換えに用いられる回転伝達装置に関するものである。
FRベースの4輪駆動車において、補助駆動輪としての前輪に駆動力の伝達と遮断とを行う回転伝達装置として、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。
上記特許文献1に記載された回転伝達装置においては、入力側部材に形成された大径部とその外側に設けられた外輪間に2方向クラッチを組込み、その2方向クラッチに併設した電磁クラッチによって2方向クラッチの係合および係合解除を制御し、上記2方向クラッチの係合により入力側部材と外輪を結合して、入力側部材と外輪の相互間で回転トルクの伝達を行うようにしている。
ここで、2方向クラッチは、外輪の内周に円筒面を形成し、入力側部材の大径部の外周には上記円筒面との間で周方向の両端が狭小のくさび形空間を形成するカム面を設け、そのカム面と円筒面との間にローラからなる係合子を組込み、その係合子を保持する保持器と入力側部材の相対回転により係合子を円筒面およびカム面に係合させるようにしている。また、入力側部材と保持器との間にスイッチばねを組込み、そのスイッチばねにより、係合子が円筒面およびカム面に対して係合解除される中立位置に保持器を弾性保持している。
一方、電磁クラッチは、保持器に回り止めされ、かつ軸方向に移動自在に支持されたアーマチュアと、外輪に接続されてアーマチュアと軸方向で対向するロータと、そのロータと軸方向で対向する電磁石と、上記アーマチュアをロータから離反する方向に付勢する離反ばねとからなり、上記電磁石に対する通電により、ロータにアーマチュアを吸着し、外輪に結合されたアーマチュアと入力側部材の相対回転により係合子を円筒面およびカム面に係合させるようにしている。
ここで、アーマチュアとロータの対向面間に形成される軸方向のエアギャップが必要以上に大きくなり過ぎると、電磁石に通電してもアーマチュアを吸着することができなくなるため、アーマチュアとの間に適正な大きさのエアギャップが形成されるようロータを軸方向に位置決めする必要がある。
特開2005−249003号公報
ところで、上記特許文献1に記載された回転伝達装置においては、外輪の開口端部に先端から第1円筒部と第2円筒部を設け、その第1円筒部内に円筒状のロータガイドを嵌合して位置決めし、そのロータガイド内にロータを嵌合して位置決めする構成であるため、各部品の寸法公差の累積によりロータとアーマチュア間に形成される軸方向のエアギャップのバラツキが大きいという問題があり、改善すべき点が残されていた。
この発明の課題は、ロータとアーマチュアの対向面間に形成されるエアギャップのバラツキを小さい範囲に抑えることができるようにして、電磁石の電磁コイルに対する通電によってロータにアーマチュアを確実に吸着させることができるようにした回転伝達装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、外輪とその内側に組込まれた内輪との間に、係合子およびその係合子を保持する保持器を有し、その保持器の回転制御により係合子を外輪と内輪の対向面に噛み込ませて外輪と内輪とを結合する2方向クラッチを組込み、その2方向クラッチに併設して、その2方向クラッチの係合および係合解除を制御する電磁クラッチを設け、その電磁クラッチが、前記保持器に対して回り止めされ、かつ軸方向に移動自在に支持された孔の空いた円盤状のアーマチュアと、前記外輪の開口端部に嵌合されて回り止めされた円筒状のロータガイドと、そのロータガイド内に組込まれてアーマチュアと軸方向で対向し、その対向面に複数の円弧状のスリットが同一円上に等間隔に設けられたロータと、そのロータから離反する方向にアーマチュアを付勢する離反ばねと、前記ロータと軸方向で対向し、通電によってロータにアーマチュアを吸着させる電磁石とからなる回転伝達装置において、前記内輪と同軸上に配置されて内輪と一体に回転する回転軸上にロータのアーマチュアに近接するインナ側の端部およびアウタ側の端部を支持する一対の軸受を嵌合して軸方向に非可動に支持し、その一対の軸受とロータの相互間にロータを軸方向に位置決めする位置決め手段を設け、前記回転軸の外周にはアーマチュアの離反位置を規制するストッパを設け、前記一対の軸受の外輪、内輪および転動体の少なくとも一つを非磁性材料で形成した構成を採用したのである。
ここで、非磁性材料として、セラミックやステンレスを採用することができる。
また、一対の軸受を軸方向に非可動に支持する支持手段として、回転軸の外周においてインナ側軸受の内側面およびアウタ側軸受の外側面のそれぞれと対向する位置に係合溝を形成し、各係合溝に止め輪を取付け、一対の軸受をその対向面間に組込まれた間座によって止め輪に押し付けるようにした構成からなるものを採用することができる。
この場合、アウタ側軸受を軸方向に非可動に支持するアウタ側止め輪の外側面を止め輪の内径部を外径部より薄肉厚とするテーパ面とし、その止め輪が係合される係合溝の外側面を前記止め輪のテーパ面に適合するテーパ面とすることにより、係合溝に対する止め輪の取付けによって、止め輪はテーパ面同士の接触で軸方向に移動してアウタ側軸受をインナ側軸受に向けて押圧するため、一対の軸受を軸方向にガタのない支持とすることができる。
この発明に係る回転伝達装置において、一対の軸受における転動体のみを非磁性材料で形成し、外輪および間座を磁性材料で形成することにより、外輪および間座が電磁石における電磁コイルの磁路を形成することになるため、アーマチュアに負荷される吸引力の確保に大きな効果を挙げることができる。
また、ロータの同一円上に等間隔に設けられた複数の円弧状のスリットをロータの半径方向に位置をずらして形成する(いわゆるダブルフラックス)と、アーマチュアのロータと対向する面の全体にわたって略均一な大きさの吸引力を負荷することができ、安定した吸着状態を得ることができる。
上記のように、この発明においては、内輪と一体に回転する回転軸に一対の軸受を嵌合して軸方向に非可動に支持し、その軸受でロータを回転自在に支持して軸方向に位置決めし、かつ、回転軸の外周に形成した大径部によりアーマチュアの離反量を規制したことにより、外輪に対してロータガイドを位置決めし、そのロータガイドにロータを位置決めする従来の回転伝達装置に比較して、寸法公差の累積が少なく、ロータとアーマチュアの対向部間にバラツキの小さな軸方向のエアギャップを形成することができ、電磁石に対する通電によってロータにアーマチュアを確実に吸着させることができる。
また、一対の軸受でロータの内径面のインナ側端部およびアウタ側端部を回転自在に支持したことにより、回転軸と同軸上にロータを保持することができ、ロータとアーマチュアの対向部間に周方向の全体にわたって均一な大きさのエアギャップを形成することができる。
さらに、一対の軸受の外輪、内輪および転動体のうち少なくとも一つをセラミックやステンレス等の非磁性材料で形成したことにより、ロータを流れる磁束が軸受側に漏洩するのを防止することができ、アーマチュアに対する吸引力の低下を抑制し、アーマチュアをより確実に吸着することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1に示すように、外輪1の内側には内輪2が組込まれ、その外輪1と内輪2は軸受3によって相対的に回転自在に支持されている。
内輪2の内側には回転軸としての入力軸4が挿入され、その入力軸4と内輪2はセレーション5により回り止めされて、入力軸4と内輪2が一体に回転するようになっている。
外輪1と内輪2に形成された大径部2aとの間には2方向クラッチ10が組込まれている。図2に示すように、2方向クラッチ10は、外輪1の内周に円筒面11を形成し、内輪2の大径部2aの外周には上記円筒面11との間で周方向の両端が狭小のくさび形空間を形成する平坦なカム面12を周方向に間隔をおいて設け、その各カム面12と円筒面11間にローラからなる係合子13を組込み、その係合子13を保持器14によって保持している。
また、内輪2の端部内に周方向の一部が切り離されたスイッチばね15を組込み、そのスイッチばね15の両端から外向きに形成された一対の押圧片15aを内輪2の端面に形成された切欠部16から保持器14の端部に設けられた切欠き17内に挿入して切欠部16および切欠き17の周方向で対向する側面を相反する方向に押圧し、その押圧によって係合子13が円筒面11およびカム面12に対して係合解除される中立位置に保持器14を弾性保持している。
図1に示すように、外輪1と保持器14の相互間には、上記2方向クラッチ10に併設してその2方向クラッチ10の係合および係合解除を制御する電磁クラッチ20が設けられている。
電磁クラッチ20は、保持器14の端面に対向配置されたアーマチュア21と、外輪1の開口端部に接続されてアーマチュア21を覆う円筒状のロータガイド22と、そのロータガイド22内に組込まれてアーマチュア21と軸方向で対向するロータ23と、そのロータ23と軸方向で対向する電磁石24と、上記ロータ23から離反する方向にアーマチュア21を付勢する離反ばね25とからなる。
図3に示すように、アーマチュア21は入力軸4に嵌合されてスライド自在に支持されている。このアーマチュア21は係合孔26を有し、その係合孔26に保持器14の端部に形成された突片27が係合し、その突片27と係合孔26の係合によってアーマチュア21は保持器14に対して回り止めされ、かつ軸方向に移動自在とされている。
また、アーマチュア21は上記離反ばね25の押圧により入力軸4の外周に形成されたストッパとしての大径部4aに押し付けられて離反位置が規制されている。
ロータガイド22は非磁性体からなる。このロータガイド22は外輪1の開口端部の外周に嵌合され、その嵌合面間に形成されたスプライン28により外輪1に回り止めされ、軸方向にはスライド自在とされている。
ロータ23には、複数の円弧状のスリット29が同一円上に等間隔に形成されている。また、ロータ23は外周および内周に同方向に向く円筒部23a、23bを有し、外側円筒部23aがロータガイド22内に圧入されて回り止めされ、そのロータガイド22の内周に形成された肩部22aとロータガイド22の開口端部の内周に取付けた止め輪30によって軸方向に位置決めされている。
一方、内側円筒部23bは入力軸4の外周に嵌合された一対の軸受B、Bによってアーマチュア21に近接するインナ側の端部およびアウタ側の端部が回転自在に支持されている。
一対の軸受B、Bは、外輪31a、内輪31bおよび転動体31cからなり、全体がセラミックやステンレス等の非磁性材料から形成されている。
ロータ23のインナ側端部を支持するインナ側軸受Bとアウタ側端部を支持するアウタ側軸受Bは軸方向に非可動の支持とされている。各軸受B、Bの支持に際して、ここでは、入力軸4の外周に一対の係合溝32を形成し、各係合溝32に止め輪33を取付け、その止め輪33間にインナ側軸受Bとアウタ側軸受Bとを組込むと共に、その軸受B、B間に間座34を組込んで、インナ側軸受Bの内側面を止め輪33に押し付け、アウタ側軸受Bの外側面を止め輪33に押し付けて各軸受B、Bを軸方向に非可動の支持としている。
ロータ23は、一対の軸受B、Bに対して軸方向に位置決めされている。位置決め手段として、ここでは、内側円筒部23bのアーマチュア21に近接する内端部の内径面にインナ側軸受Bの内側面と軸方向で対向する内向きのフランジ35を形成し、上記内側円筒部23bの外端部の内径面にはアウタ側軸受Bの外側面と対向する位置に係合溝36を設け、その係合溝36に取付けた止め輪37と上記フランジ35とで一対の軸受B、Bを両側より挟持してロータ23を軸方向に位置決めしている。
電磁石24は、電磁コイル24aと、その電磁コイル24aを支持する固定配置のコア24bとからなり、上記電磁コイル24aに通電すると、コア24b、ロータ23およびアーマチュア21に磁束が流れ、アーマチュア21に吸引力が付与されるようになっている。
実施の形態で示す回転伝達装置は上記の構造からなり、図1および図3は、電磁石24の電磁コイル24aに対する通電の遮断状態を示し、アーマチュア21はロータ23から離反して、そのロータ23との間に軸方向のエアギャップgが形成されている。また、2方向クラッチ10は係合解除状態とされている。このため、内輪2が回転してもその回転は外輪1に伝達されず、内輪2はフリー回転する。
内輪2の回転状態において、電磁石24の電磁コイル24aに通電すると、コア24b、ロータ23およびアーマチュア21間に磁束が流れ、アーマチュア21がロータ23に吸着される。
アーマチュア21の吸着により、その吸着面に作用する摩擦抵抗は保持器14の回転抵抗となるため、内輪2と保持器14が相対回転する。その相対回転により、係合子13が円筒面11およびカム面12に係合して、2方向クラッチ10は係合状態となり、内輪2の回転が外輪1に伝達される。また、内輪2と保持器14の相対回転により、スイッチばね15が弾性変形する。
このため、電磁コイル24aに対する通電を遮断すると、離反ばね25の押圧力によって、アーマチュア21がロータ23から離反すると共に、スイッチばね15の復元弾性により、保持器14が回転し、係合子13は円筒面11およびカム面12に対して係合解除される中立位置に戻され、2方向クラッチ10は係合解除状態とされて、内輪2から外輪1への回転伝達が遮断される。
回転伝達装置は、上記のように、電磁石24の電磁コイル24aに対する通電によりロータ23にアーマチュア21を吸着させて2方向クラッチ10を係合状態とするため、ロータ23とアーマチュア21の対向面間に形成されたエアギャップgが必要以上に大きくなり過ぎると、アーマチュア21を吸着させることができず、2方向クラッチ10を確実に作動させることができなくなる。
実施の形態に示すように、入力軸4の外周に嵌合された一対の軸受B、Bを入力軸4の外周に取付けた一対の止め輪33により軸方向に非可動の支持とし、ロータ23の内端部の内周に形成されたフランジ35と外端部の内周に取付けた止め輪37によりその一対の軸受B、Bを両側から挟持してロータ23を軸方向に位置決めし、かつ、入力軸4に形成された大径部4aによりアーマチュア21の離反位置を規制することによって、ロータ23とアーマチュア21の対向面間にバラツキの小さな適正大きさのエアギャップgを確保することができる。
このため、電磁コイル24aに対する通電によってロータ23にアーマチュア21を確実に吸着することができる。
また、一対の軸受B、Bによってロータ23を回転自在に支持することによって、ロータ23は入力軸4と同軸上に保持することができる。このため、入力軸4によってスライド自在に支持されたアーマチュア21とロータ23の対向面間に周方向の全体にわたって均一な大きさのエアギャップgを形成することができ、電磁コイル24aに対する通電によってロータ23にアーマチュア21をより確実に吸着することができる。
さらに、一対の軸受B、Bは、全体が非磁性材料によって形成されているため、ロータ23を流れる磁束が一対の軸受B、Bから漏洩するのを防止することができ、アーマチュア21に対する吸引力の低下がなく、アーマチュア21をより確実に吸着することができる。
また、アーマチュア21とロータ23間に適正大きさのエアギャップgを確保し易い構成であるため、図4に示すように、ロータ23のスリット29を径方向に位置をずらして形成することにより、いわゆるダブルフラックスを形成することができ、その結果、安定した吸着状態を得ることができる。
図3に示す例においては、磁束の漏洩を防止するため、一対の軸受B、Bの全体を非磁性材料で形成したが、外輪31a、内輪31b、転動体31cの少なくとも一つを非磁性材料で形成するようにしてもよい。
ここで、転動体31cのみを非磁性材料で形成し、外輪31aおよび間座34を磁性材料で形成すると、外輪31aおよび間座34が電磁コイル24aの磁路を形成することになるため、アーマチュア21に負荷される吸引力の確保に大きな効果を挙げることができる。
図5は、一対の軸受B、Bを軸方向に非可動に支持する支持装置およびロータ23を軸方向に位置決めする位置決め手段の他の例を示している。この例では、アウタ側軸受Bを軸方向に非可動に支持するアウタ側止め輪33の外側面を止め輪33の内径部を外径部より薄肉厚とするテーパ面33aとし、その止め輪33が係合される係合溝32の外側面を前記止め輪33のテーパ面33aに適合するテーパ面32aとしている。
また、ロータ23をフランジ35とで軸方向に位置決めする止め輪37の外側面を止め輪37の外径部を内径部より薄肉厚とするテーパ面37aとし、その止め輪37が係合される係合溝36の外側面を上記止め輪37のテーパ面37aに適合するテーパ面36aとしている。
上記のように、アウタ側止め輪33の外側面をテーパ面33aとし、係合溝32の外側面をテーパ面32aとすることにより、係合溝32に対する止め輪33の取付けによって、止め輪33はテーパ面32a、33a同士の接触で軸方向に移動してアウタ側軸受Bをインナ側軸受Bに向けて押圧するため、一対の軸受B、Bを軸方向にガタのない支持とすることができる。
また、ロータ位置決め用止め輪37の外側面をテーパ面37aとし、その止め輪37が係合される係合溝36の外側面をテーパ面36aとすることにより、上記係合溝36に対する止め輪37の取付けによって、止め輪37はテーパ面36a、37a同士の接触で軸方向に移動してフランジ35とで一対の軸受B、Bを軸方向の両側から挟持することになるため、ロータ23を軸方向に高精度に位置決めすることができる。
この発明に係る回転伝達装置の実施の形態を示す縦断正面図 図1のII−II線に沿った断面図 図1の電磁クラッチ部の一部を拡大して示す断面図 ロータの他の例を示す正面図 軸受支持装置およびロータ位置決め手段の他の例を示す断面図
符号の説明
1 外輪
2 内輪
4 入力軸(回転軸)
4a 大径部
10 2方向クラッチ
13 係合子
14 保持器
20 電磁クラッチ
21 アーマチュア
22 ロータガイド
23 ロータ
24 電磁石
25 離反ばね
インナ側軸受
アウタ側軸受
31a 外輪
31b 内輪
31c 転動体
32 係合溝
32a テーパ面
33 止め輪
33a テーパ面
34 間座
35 フランジ
36 係合溝
36a テーパ面
37 止め輪
37a テーパ面

Claims (6)

  1. 外輪とその内側に組込まれた内輪との間に、係合子およびその係合子を保持する保持器を有し、その保持器の回転制御により係合子を外輪と内輪の対向面に噛み込ませて外輪と内輪とを結合する2方向クラッチを組込み、その2方向クラッチに併設して、その2方向クラッチの係合および係合解除を制御する電磁クラッチを設け、その電磁クラッチが、前記保持器に対して回り止めされ、かつ軸方向に移動自在に支持された孔の空いた円盤状のアーマチュアと、前記外輪の開口端部に嵌合されて回り止めされた円筒状のロータガイドと、そのロータガイド内に組込まれてアーマチュアと軸方向で対向し、その対向面に複数の円弧状のスリットが同一円上に等間隔に設けられたロータと、そのロータから離反する方向にアーマチュアを付勢する離反ばねと、前記ロータと軸方向で対向し、通電によってロータにアーマチュアを吸着させる電磁石とからなる回転伝達装置において、
    前記内輪と同軸上に配置されて内輪と一体に回転する回転軸上にロータのアーマチュアに近接するインナ側の端部およびアウタ側の端部を支持する一対の軸受を嵌合して軸方向に非可動に支持し、その一対の軸受とロータの相互間にロータを軸方向に位置決めする位置決め手段を設け、前記回転軸の外周にはアーマチュアの離反位置を規制するストッパを設け、前記一対の軸受の外輪、内輪および転動体の少なくとも一つを非磁性材料で形成したことを特徴とする回転伝達装置。
  2. 前記非磁性材料が、セラミックまたはステンレスからなる請求項1に記載の回転伝達装置。
  3. 一対の軸受を軸方向に非可動に支持する支持手段が、回転軸の外周においてインナ側軸受の内側面およびアウタ側軸受の外側面のそれぞれと対向する位置に係合溝を形成し、各係合溝に止め輪を取付け、一対の軸受をその対向面間に組込まれた間座によって止め輪に押し付けるようにした構成からなる請求項1又は2に記載の回転伝達装置。
  4. 前記アウタ側軸受を軸方向に非可動に支持するアウタ側止め輪の外側面を止め輪の内径部を外径部より薄肉厚とするテーパ面とし、その止め輪が係合される係合溝の外側面を前記止め輪のテーパ面に適合するテーパ面とした請求項3に記載の回転伝達装置。
  5. 前記一対の軸受における転動体のみを非磁性材料で形成し、外輪および間座を磁性材料で形成した請求項3又は4に記載の回転伝達装置。
  6. 前記同一円上に等間隔に設けられた複数の円弧状のスリットをロータの半径方向に位置をずらして形成した請求項1乃至5のいずれかの項に記載の回転伝達装置。
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