JP2016036229A - リニアアクチュエータのブレーキ装置 - Google Patents

リニアアクチュエータのブレーキ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 リニアアクチュエータのガイドレールに摩擦摺動材を電磁力で押しつけることで、コンパクトで、かつ部品点数が少ないブレーキ機構により従来技術の問題点を解決することができるリニアアクチュエータのブレーキ装置を提供する。【解決手段】 ガイドレールに沿って摺動するスライダ部を有するリニアアクチュエータに取り付けられる電磁ブレーキにおいて、前記スライダ部(5,5B)に取り付けられ、前記ガイドレール(7,71,72)の面に電磁ブレーキ(20B,20C)の摩擦摺動材31を押し当てて前記スライダ部(5B)に制動を付与することにある。【選択図】 図1

Description

本発明は、ガイドレールを利用したリニアアクチュエータのブレーキ装置に関する。
従来、リニアアクチュエータであるリニアモータの停電時や電源遮断時の機械的ブレーキ機構としては、例えば、「特開平10−112971号公報」(特許文献1)や、「特開2000−184686号公報」(特許文献2)に示すようなものがある。
「特開平10−112971号公報」(特許文献1)のブレーキ機構は、リニアモータ駆動用の固定マグネットにブレーキユニットの吸引板を吸引することで、吸引板の両側部に設けられている摩擦部材が外部摩擦係合部材に当接し、次いで強く押し付けられることにより、ブレーキとして作動している。
「特開2000−184686号公報」(特許文献2)のブレーキ機構は、リニアモータのベースの端部に、ブレーキ用ベースを配置し、移動体の端部にブレーキ用ベースと対向するように非常用停止ブレーキ装置(電磁ブレーキ)が固定されている。
特開平10−112971号公報 特開2000−184686号公報
特許文献1のブレーキ機構では、リニアモータ駆動用の固定マグネットとコイルを跨ぐようにブレーキユニットの吸引板および摩擦部材が構成され、さらに、固定マグネットの両側に外部摩擦係合部材を設置しなくてはならず、ブレーキユニットが大きくなり、つまりは、リニアモータを構成するリニアアクチュエータ全体が大型となる。さらに、ブレーキ時は、固定マグネットと吸引板が、固定マグネットの磁力により、強固に吸着しているため、ブレーキを解除するためには、エアシリンダや電磁プランジャのような、解除するための機構が必要となるという問題点があった。
また、特許文献2のブレーキ機構だと、リニアモータ本体から、ブレーキ装置部が外部に取り付けられた形となるので、リニアモータを構成するリニアアクチュエータが大きくなってしまうという問題点があった。
本発明は、このような従来の問題点(課題)に着目してなされたもので、リニアアクチュエータのガイドレールに摩擦摺動材を電磁力で押しつけることで、コンパクトで、かつ部品点数が少ないブレーキ機構により上記の問題点を解決することができるリニアアクチュエータのブレーキ装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、ガイドレールに沿って摺動するスライダ部を有するリニアアクチュエータに取り付けられるブレーキ装置において、前記スライダ部に電磁ブレーキを取り付け、前記ガイドレールの面に前記電磁ブレーキの摩擦摺動材を押し当てて前記スライダ部に制動を付与することにある。
また、本発明は、前記ガイドレールの上面に位置するとともに、前記スライダ部の前部端面または後部端面の少なくともいずれか一方に前記電磁ブレーキを装着したことにある。
さらに、本発明は、前記ガイドレールを複数有するリニアアクチュエータに取り付けられるブレーキ装置では、少なくとも前記ガイドレールの数だけ、前記電磁ブレーキを前記スライダ部に装着したことにある。
またさらに、本発明は、前記ガイドレールを磁性体金属とし、前記摩擦摺動材をマグネットとしたことにある。
本発明によれば、ガイドレールに摩擦摺動材を電磁力で押しつけることで、コンパクトで、かつ部品点数が少ないブレーキ機構を提供することができる。また、従来のものより、省スペース化出来、かつ部品点数の削減を図ることが出来る。さらに、目的に応じて、電磁ブレーキの個数を変更でき、脱着も容易に出来る。またさらに、マグネットを使用することで非常用ブレーキとしても活用出来る。
本発明の実施の形態によるリニアアクチュエータのブレーキ装置を示す斜視図である。 図1のリニアアクチュエータのブレーキ装置の矢視A方向の正面図である。 図1のリニアアクチュエータ用電磁ブレーキ(無励磁でのブレーキ状態)を示し、(a)は電磁ブレーキの右側面図、(b)は図3(a)のB−B線断面図である。 図3(b)のリニアアクチュエータ用電磁ブレーキの無励磁時の動作を説明する概念断面図である。 図3のリニアアクチュエータ用電磁ブレーキの励磁時の動作を説明するもので、(a)は図3(a)と同一部分の右側面図、(b)は図5(a)のC−C線概念断面図である。 図1のリニアアクチュエータに電磁ブレーキを4台組み込んだ変形例を示す斜視図である。 本発明のリニアアクチュエータ用電磁ブレーキのブレーキ電磁部1台で摩擦摺動ディスク機構を2カ所にした変形例を示す斜視図である。 図7のリニアアクチュエータ用電磁ブレーキの構造を示し、(a)は図7の右側面図、(b)は図8(a)のD−D線概念断面図である。 図7の電磁ブレーキをリニアアクチュエータに組み込んだ変形例を示す正面図である。 本発明のリニアアクチュエータ用電磁ブレーキのブレーキ電磁部1台で摩擦摺動ディスク機構を2カ所にした機構をリニアモータに2台組み込んだ変形例を示す斜視図である。 本発明のリニアアクチュエータ用電磁ブレーキのブレーキ機構部にマグネット力を追加した機構の変形例を示し、(a)は図10の右側面図、(b)は図11(a)のE−E線断面図である。 図11のブレーキ装置をリニアモータに組み込んだ変形例を示す正面図である。 ベルト・プーリー機構によるリニアアクチュエータのブレーキ機構の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1および図2に示すように、リニアアクチュエータ1は、ハウジング6のベース201に取り付けられた2本のガイドレール7,7と、それぞれのガイドレール7,7に沿って摺動するガイドブロック5aと、2つのガイドブロック5aに固定し、ガイドブロック5aと一体となり直動するテーブルブロック5B、さらに、前記ベース201とテーブルブロック5BのテーブルTに対面して構成されたリニアモータ202で構成される。
前記リニアモータ202は、ベース201の2本のガイドレール7,7の間に、極性を交互にとった多数の永久磁石セグメントで構成される固定マグネット202aが配設されている。テーブルブロック5Bにおけるベース201に配設された固定マグネット202aと対向する位置には、励磁コイル202bが取り付けられている。励磁コイル202bは、図示せぬ電源回路から供給される電流によって磁界を発生させるものである。ベース201に配設された固定マグネット202aと励磁コイル202bで構成されるリニアモータ202により、テーブルブロック5Bを移動させる推力を発生する。
図1は、リニアアクチュエータ1のガイドレール7,7と、2台の電磁ブレーキ20Bの構成を示す。各電磁ブレーキ20Bには、それぞれ取付アダプタ21が設けられており、取付アダプタ21によりガイドレール7,7に摺動可能なガイドブロック7aに取り付けられたテーブルブロック5Bにねじ22を介して取り付けられている。各電磁ブレーキ20Bは、ガイドレール7,7に対応するように、それぞれガイドレール7,7の上方に位置するようにテーブルブロック5Bの前面に配置されている。
電磁ブレーキ20Bの解除時には、電磁ブレーキ20Bの摩擦摺動ディスク31は、ガイドレール7,7と隙間を持ち、電磁ブレーキ作動時には、電磁ブレーキ20Bの摩擦摺動ディスク31は、ガイドレール7,7に押し付けられて固定されるように取り付けられている。
したがって、電磁ブレーキ解除時は、リニアモータ202により、ガイドブロック5aに取り付けられたテーブルブロック5Bがガイドレール7,7に沿って摺動し直動する。電源遮断等により、リニアモータ202による推力、制御がなくなったときには、電磁ブレーキ20Bが作動し、電磁ブレーキ20Bの摩擦摺動ディスク31がガイドレール7,7に押し付けられて固定されることにより、直動していたテーブルブロック5Bが固定される。
電磁ブレーキ20Bの構造は、図3(a)、(b)に示すように無励磁作動型のリニアアクチュエータ用電磁ブレーキを示している。
電磁ブレーキ20Bは、移動シャフト81と同軸に配置された二重円筒状のブレーキケース(外鉄心)82及び内鉄心83を備えている。ブレーキケース82と内鉄心83との間にある円筒状空隙内には、絶縁カバー84を介して内鉄心83に巻回された電磁コイル77が収容されている。
前記ブレーキケース82には、軸方向一端から径方向内側に突出するようにリング状の鍔部82bが設けられ、この鍔部82bが取付アダプタ21の下面21aと固定されている。鍔部82bには、内径側を軸方向に一段階突出させて段差部82cが形成されており、この段差部82cに係合する段差部21bが取付アダプタ21の下面21aの周縁部に形成されて組み付けられている。
そして、ブレーキケース82の鍔部82bと、内鉄心83の鍔部83bとで形成される円環状空間には、リング状のマグネット85と、このマグネット85の径方向外側にリング状のギャップ材86が設けられている。マグネット85は、内鉄心83の鍔部83b側の軸方向端面がN極、ブレーキケース82の鍔部82bの軸方向端面がS極となるように着磁されている。
ギャップ材86の軸方向の肉厚Gbは、マグネット85の軸方向の肉厚よりも小さく、材質は非磁性体であり、銅又はステンレス鋼が好ましい。または、ギャップ材86を使用せず、ギャップ材86の肉厚Gbと同等の空隙を、ブレーキケース82の鍔部82bと、内鉄心83の鍔部83bとで形成しても良い。
移動シャフト81は、取付アダプタ21の下面21aと、取付アダプタ21の上面に設けられたリニアブッシュガイド87の軸線上に形成された、開口孔内周面に締結されたリニアブッシュ88によってガイドされ、上下に移動可能に設置されている。移動シャフト81の上端には、抜け止め用のストッパ89が止めネジ92で取り付けられている。
移動シャフト81にはハブ90が止めネジ91で締結されている。内鉄心83と移動シャフト81の間の筒状の空間に軸方向に弾発力を付与する解放ばね76が装着されている。ハブ90は、軟磁性体で成形され、解放ばね76により、常時、ブレーキケース82の端部82aと内鉄心の端部83aから引き離される方向(図示上方向)に付勢されている。
電磁ブレーキ作動時(無励磁時)は、マグネット85の磁力により、ハブ90は、解放ばね76の付勢力に抗して、ブレーキケース82の端部82aと内鉄心83の端部83aに引き付けられている。電磁コイル77を励磁し、マグネット85の磁力を打ち消したときには、ハブ90は、解放ばね76の付勢力により、ブレーキケース82の端部82aと内鉄心83の端部83aからギャップGaだけ引き離される。(図5(a)参照)
以上のような電磁ブレーキ20Bの作動時において、マグネット85の有効磁束φmを図4に矢印により示している。有効磁束φmは、マグネット85のN極から、内鉄心83内をハブ90に向かって軸方向に通過し、ハブ90の内周側の領域に流入する。この有効磁束φmは、ハブ90内を径方向外向きに通過してハブ90の外周側の領域からブレーキケース82に流入する。有効磁束φmは、さらに、ブレーキケース82内を鍔部82bに向かって軸方向に通過し、鍔部82b内を径方向内向きに通過してマグネット85のS極に至る。このように還流する有効磁束φmにより、電磁コイル77が無励磁の状態では、ハブ90が解放ばね76の付勢力に抗してブレーキケース82の端部82aと内鉄心83の端部83bに吸着されるため、移動シャフト81が図示下方向に移動する。
その一方で、電磁ブレーキ解除時は電磁コイル77に対し、マグネット85による磁束φmを打ち消す方向に所定値の電流を流すと、磁束φmと大きさがほぼ同じで向きが逆方向の磁束φcが図5(b)の矢印に示すように生じる。磁束φcは、内鉄心83を鍔部83bに向けて軸方向に通過し、マグネット85を迂回するように、鍔部83b内を径方向外向きに通過し、ギャップGbに流入する。この磁束φcは、ギャップGbを軸方向に通過してブレーキケース82に流入し、鍔部82b内を径方向外向きに通過し、ブレーキケース82内をハブ90に向かって軸方向に通過する。磁束φcは、さらに、ギャップGaを経たうえでハブ90の外周側の領域に流入し、ハブ90内を径方向内向きに通過してハブ90の内周側の領域からギャップGaを経たうえで内鉄心83に流入する。このように、磁束φcが前記有効磁束φmとは逆方向に還流することにより、磁束φmと磁束φcとが互いに打ち消し合って、その差がある値以下となるため、解放ばね76の付勢力によりハブ90はブレーキケース82の端部82a、内鉄心83の端部83aへの吸着から解放される。その結果、移動シャフト81は、ギャップGa分、上に移動する。
移動シャフト81の下端部には、加圧プレート35を介して、摩擦摺動ディスク31が取り付けられている。上記の電磁コイル77へ所定の電流をON/OFFすることにより、摩擦摺動ディスク31が、ギャップGa分、上下動する。
電磁ブレーキ20Bの摩擦摺動ディスク31を、ガイドレール7,7よりギャップGa未満の隙間を設けるように電磁ブレーキ20Bを、ガイドレール7,7に沿って摺動移動するテーブルブロック5Bに取り付ける。
電磁コイル77の電流OFF時はマグネット85の磁力によりハブ90はブレーキケース82の端面82aと、内鉄心83の端面83aに引きつけられている。
電磁コイル77に所定の電流を通電すると、電磁コイル77に発生した磁力とマグネット85の磁力が打ち消し合い、ハブ90が解放ばね76により解放する。ハブ90は解放バネ76により、上方向に移動する。これにより、ハブ90に締結している移動シャフト81が上方向に移動する。移動シャフト81に締結している加圧プレート35、摩擦摺動ディスク31も連結・締結してあるため、同じ方向に移動する。電磁コイル77の電流OFF時には下方向にハブ90が移動し、最終的にハブ90と繋がっている摩擦摺動ディスク31が移動する。こうして、図1のように摩擦摺動ディスク31がガイドレール7,7に押しつけられてブレーキがかかる。
上記実施の形態では、マグネット85は、内鉄心83の鍔部83b側の軸方向端面がN極、ブレーキケース82の鍔部82bの軸方向端面がS極となるように着磁されている場合で説明したが、マグネット85は、内鉄心83の鍔部83b側の軸方向端面がS極、ブレーキケース82の鍔部82bの軸方向端面がN極としても良い。その際は、マグネット85の有効磁束φmは、図4の矢印と逆方向になる。したがって、電磁ブレーキ解除時は電磁コイル77による磁束φcが図5(b)の矢印と逆方向になるように電流を流せばよい。
その他の実施の形態を、以下の図6から図12の図面を参照しながら説明する。これらの図面では図1ないし図3と同一部分は同符号を付して説明を省略して説明する。
図1の例では電磁ブレーキ20Bは、2個の例で説明したが、図6では、テーブルブロック5Bの移動方向前後の端面に2個づつ、計4個設置した例である。この場合の保持力は個数分アップする。また、単数でも使用できる。数が増えることにより、保持力も上がって行くので、必要な保持力により、電磁ブレーキ20Bの個数を調整することができる。
図7ないし図10の例では、電磁ブレーキ20Cは、電磁機構1台でガイドレール2本を使用するアクチュエータのブレーキ機構を示す。
この電磁ブレーキ20Cの構造は、電磁ブレーキ20Cの移動シャフト81にジョイントプレート301を締結し、このジョイントプレート301の両端部に第2移動シャフト304を締結している。
第2移動シャフト304は、シャフトブッシュ303の円筒部303aを介して摺動可能に支持されて案内されている。シャフトブッシュ303は円筒部303aの外面に張り出した鍔部303bをネジ305を介して取付アダプタ302の下面部302aの取付孔302bに螺着されている。
移動シャフト81は、取付アダプタ302の下面302aと、上面に設けられたリニアブッシュガイド87に締結されたリニアブッシュ88でガイドされ、上下に移動可能に設置されている。移動シャフト81の上端には、抜け止め用のストッパ89が取り付けられている。
第2移動シャフト304の下端部には、摩擦摺動ディスク31を取り付けた加圧プレート35が装着されている。
図9は図7の電磁ブレーキ20Cをリニアモータ202のテーブルブロック5Bの前面、すなわちテーブルTに設置した例を示す。電磁機構1台で2本のガイドレール7,7に摩擦摺動ディスク31を押しつけて止められる構造となっている。
図10はテーブルブロック5Bの前後のテーブルT端面に取り付けた実施例を示す。この構造だと2本のガイドレール7,7のリニアモータ202でも電磁ブレーキ解放時の電流を小さく出来、且つ安定して止められるメリットがある。
図11に非常停止用の電磁ブレーキの構造を示す。加圧プレート35の厚みを短くし、加圧マグネット36を締結し、加圧マグネット36に摩擦摺動ディスク31を締結した構造となる。摩擦摺動ディスク31が電磁力でガイドレール7,7に押しつけられる力に加圧マグネット36の磁力でガイドレール7,7に吸着する力を合成出来る。ガイドレール7,7が磁性体である条件付きとなるが、大半のガイドレール7,7は磁性体のため、構造的に成り立つ。これにより、ブレーキ力を格段にアップ出来き、非常用のブレーキとして活用出来る。加圧マグネット36の磁力が大きい場合、ブレーキの解除は手動となるため、緊急時の非常ブレーキとしての活用に適している。
図12にリニアモータ202に装着した例を示す。このように図1と同様に取り付けて使用出来る。
また、図10の機構との併用とこの機構との組み合わせ構造も容易に出来る。
上記のリニアアクチュエータは、駆動部にリニアモータの例で説明したが、図13に示すように、回転電機によるベルト・プーリー機構のリニアアクチュエータや、ボールネジ機構などにも、この電磁ブレーキを使用することができる。
図13に示した回転電機によるベルト・プーリー機構のリニアアクチュエータ10では、一対のプーリー11,11間に無端状のベルト12を掛け渡して、駆動モータ13の作動によりプーリー11の一方を駆動し、前記ベルト12によりスライダ部としてのテーブルブロック5Cをガイドレール7に沿って往復動操作するものである。このテーブルブロック5Cに電磁ブレーキ20Bを組み付けることで前記実施の形態と同様の操作をすることができる。
第2の実施の形態およびその他の実施の形態のいずれの場合も、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる等、その他、本発明の技術的範囲を変更しない範囲内で適宜変更して実施しうることは言うまでもない。
1,10 リニアアクチュエータ
5,5B テーブルブロック
5a ガイドブロック
7,7,7 ガイドレール
20B,20C 電磁ブレーキ
31 摩擦摺動ディスク(摩擦摺動材)
34 ジョイント
77 電磁コイル
81 移動シャフト
202 リニアモータ
202a 固定マグネット
202b 駆動コイル
301 ジョイントプレート
302 取付アダプタ
304 第2移動シャフト
T テーブル

Claims (5)

  1. ガイドレールに沿って摺動するスライダ部を有するリニアアクチュエータに取り付けられるブレーキ装置において、前記スライダ部に電磁ブレーキを取り付け、前記ガイドレールの面に前記電磁ブレーキの摩擦摺動材を押し当てて前記スライダ部に制動を付与することを特徴とするリニアアクチュエータのブレーキ装置。
  2. 前記ガイドレールの上面に位置するとともに、前記スライダ部の前部端面または後部端面の少なくともいずれか一方に前記電磁ブレーキを装着したことを特徴とする請求項1に記載のリニアアクチュエータのブレーキ装置。
  3. 前記ガイドレールを複数有するリニアアクチュエータに取り付けられるブレーキ装置では、少なくとも前記ガイドレールの数だけ、摩擦摺動材を設け、これら摩擦摺動材を操作する電磁ブレーキを前記スライダ部に装着したことを特徴とする請求項2に記載のリニアアクチュエータのブレーキ装置。
  4. 前記ガイドレールを磁性体金属とし、前記摩擦摺動材をマグネットとしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のリニアアクチュエータのブレーキ装置。
  5. 前記電磁ブレーキの移動シャフトにジョイントプレートを締結し、このジョイントプレートの両端部に第2移動シャフトを締結し、これら第2移動シャフトに前記ガイドレールの面に対応して摩擦摺動材を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のリニアアクチュエータのブレーキ装置。
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