JP2001325762A - ディスククランプ装置及びこれを備えたモータ - Google Patents

ディスククランプ装置及びこれを備えたモータ

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JP2001325762A
JP2001325762A JP2000142526A JP2000142526A JP2001325762A JP 2001325762 A JP2001325762 A JP 2001325762A JP 2000142526 A JP2000142526 A JP 2000142526A JP 2000142526 A JP2000142526 A JP 2000142526A JP 2001325762 A JP2001325762 A JP 2001325762A
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクを弾性変形させることなく容易に装
着、離脱することができるディスククランプ装置を提供
すること。 【解決手段】 ディスク38が載置される載置テーブル
体26と、第1の位置と第2の位置との間を移動自在に
である可動部材58と、ディスク38に作用する保持位
置と作用を解除する解除位置との間を揺動自在である保
持爪46とを備えたディスククランプ装置。可動部材5
8にはリング状磁石62が設けられ、保持爪46には磁
化部が設けられている。可動部材58が第1の位置にあ
るとき、リング状磁石62と保持爪46の磁化部とが磁
気的に反発して保持爪46が保持位置に保持され、また
可動部材58が第2の位置に移動すると、リング状磁石
62と保持爪46の磁化部とが磁気的に吸引して保持爪
46が解除位置に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROM、D
VD等のディスクを着脱自在に保持するディスククラン
プ装置及びこれを備えたモータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの記憶容量の増大に
伴って、光ディスク、CD−ROM等のディスクを回転
駆動するディスク駆動装置では、アクセスタイムの短縮
化を図るために、ディスクの回転速度の高速化が要求さ
れている。加えて、携帯型(所謂ノート型)のパーソナ
ルコンピュータでは、携帯性を一層高めるために、コン
ピュータ本体の小型化、薄型化の傾向にあり、これに伴
ってディスクを回転駆動するためのモータ及びディスク
を保持ためのディスククランプ装置の小型化、薄型化が
求められている。
【0003】このような要求を満たすために、ディスク
クランプ装置として、例えば、ボールチャック構造のも
の(特開平10−285858参照)が実用に供されて
いる。この公知のディスククランプ装置では、ディスク
載置部材に周方向に間隔をおいて複数個の押圧爪がばね
部材により半径方向外方に押圧されて可動自在に設けら
れている。これら押圧爪はCD−ROMの如きディスク
の取付孔の上端線に半径方向外方に作用し、かかる押圧
爪の押圧力が複数個所に作用することによってディスク
が高速回転しても外れることなく強固に保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
知のボールチャック構造のものでは、ディスクを装着す
る(複数個の押圧爪にディスクを被嵌する)、或いはデ
ィスクを離脱する(複数個の押圧爪からディスクを外
す)際に、ディスクが押圧爪を軸方向下方、或いは上方
に押圧することで、押圧爪は半径方向内方に後退する。
このとき、押圧爪からのディスクに対する押圧力が極め
て大きくなるため、ディスク自体が弾性変形するように
なる。このようにディスクが弾性変形する場合、その弾
性変形が大きくなるとディスクの内周部に大きな応力が
作用するために亀裂が生じることがある。仮にその応力
が小さいとしても頻繁に繰り返されることでも亀裂が生
じることがある。この亀裂が大きくなるとディスクを確
実に保持することが困難になるだけでなく、ディスクが
完全に破損して使用することができなくなることもあ
る。
【0005】本発明の目的は、ディスクを弾性変形させ
ることなく容易に装着、離脱することができるディスク
クランプ装置及びこれを備えたモータを提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクを着
脱自在に保持するためのディスククランプ装置におい
て、ディスクが載置される載置テーブル体と、前記載置
テーブル体に取り付けられ、磁力を利用して半径方向に
可動するディスク用保持爪と、を備えており、前記保持
爪は、前記ディスク上に案内され、前記載置テーブル体
との間においてディスクを挟持することを特徴とする。
本発明に従えば、装着されるディスクの面上に保持爪が
半径方向に移動して案内されるので、ディスクは載置テ
ーブル体と保持爪との間に挟まれ保持される。また、デ
ィスクを外すときには、保持爪がディスク面上から半径
方向に移動して後退する。このような保持爪の動きは磁
力を利用して行われるので、簡単な操作でもってディス
クの装着、離脱を行うことができる。
【0007】また、本発明では、前記載置テーブル体に
は軸線方向に所定範囲にわたって移動自在に可動部材が
設けられ、前記保持爪には第1磁化部が設けられ、前記
可動部材には第2磁化部が設けられており、前記保持爪
は、前記可動部材の移動により前記第1磁化部と前記第
2磁化部との間に生じる磁気的作用によって半径方向に
移動することを特徴とする。本発明に従えば、保持爪に
第1の磁化部が設けられ、可動部材に第2の磁化部が設
けられており、可動部材を移動させることによって第1
の磁化部と第2の磁化部との間の磁気的作用が変化し、
かかる磁気的作用の変化を利用して保持爪の移動が行な
われるので、ディスクの装着、離脱の操作性を損なうこ
とはない。
【0008】また、本発明では、前記可動部材は前記載
置テーブル体に対して軸線方向に第1位置と第2位置と
の間を移動自在であり、前記保持爪は前記載置テーブル
体に周方向に間隔をおいて複数装着され、前記複数個の
保持爪は、それぞれ、ディスクをクランプする保持位置
とディスクのクランプを解除する解除位置との間を半径
方向に揺動自在であり、前記可動部材が前記第1の位置
にあるときには、前記可動部材の前記第1磁化部と前記
複数個の保持爪の前記第2磁化部とが磁気的に反発し、
これによって前記複数個の保持爪が前記保持位置に保持
され、一方、前記可動部材が前記第2の位置に移動する
と、前記可動部材の前記第1磁化部と前記複数個の保持
爪の前記第2磁化部とが磁気的に吸引し、これによって
前記複数個の保持爪が前記解除位置に保持されることを
特徴とする。
【0009】本発明に従えば、可動部材が載置テーブル
に第1の位置と第2の位置との間を移動自在であり、複
数個の保持爪は保持位置と解除位置との間を揺動自在に
載置テーブル体に装着されている。可動部材が第1の位
置にあるときには、第1磁化部と第2磁化部とが相互に
磁気的に反発し、例えば第2磁化部のN極(又はS極)
に第1磁化部のN極(又はS極)が対向し、これによっ
て複数個の保持爪は半径方向外方への反発力を受け、こ
の反発力によって複数個の保持爪が保持位置に保持さ
れ、載置テーブル体に載置されたディスクは載置テーブ
ル体と複数個の保持爪との間に挟持される。一方、可動
部材を第2の位置に移動すると、第1磁化部と第2磁化
部とが相互に磁気的に吸引し、例えば第2磁化部のN極
(又はS極)に第1磁化部のS極(又はN極)が対向
し、これによって複数個の保持爪は半径方向内方への吸
引力を受け、この吸引力によって複数個の保持爪は解除
位置に保持され、かくして複数個の保持爪によるクラン
プが解除され、ディスクを載置テーブル体から取り外す
ことができる。このように可動部材を軸線方向に移動さ
せることによって、複数個の保持爪が保持位置及び解除
位置に保持されるので、可動部材の移動という簡単な動
きでもってディスクの装着、離脱を行うことができる。
また、これら保持爪の保持位置及び解除位置への位置付
けの際には、載置されたディスクの上側(載置テーブル
に載置された面とは反対の面)をこれら保持爪が移動す
るので、ディスクに大きな負荷が作用せず、ディスクを
弾性変形させることなく装着、離脱させることができ、
装着、離脱操作に起因するディスクの破損等を防止する
ことができる。
【0010】また、本発明では、前記載置テーブル体に
は軸線方向に所定範囲にわたって移動自在に可動部材が
装着され、前記可動部材と前記保持爪のいずれか一方に
は磁化部が設けられ、それらの他方には磁性部が設けら
れており、前記保持爪は、前記可動部材の移動により前
記磁化部と前記磁性部との間に生じる磁気的作用によっ
て半径方向に移動することを特徴とする。本発明に従え
ば、可動部材及び保持爪のいずれか一方に磁化部が設け
られ、それらの他方に磁性部が設けられており、可動部
材を移動させることによって磁化部と磁性部との間の磁
気的作用が変化し、かかる磁気的作用の変化を利用して
保持爪の移動が行なわれるので、ディスクの装着、離脱
の操作性を損なうことはない。
【0011】また、本発明では、前記可動部材は前記載
置テーブル体に対して軸線方向に第1位置と第2位置と
の間を移動自在であり、前記保持爪は前記載置テーブル
体に周方向に間隔をおいて複数装着され、前記複数個の
保持爪は、それぞれ、ディスクをクランプする保持位置
とディスクのクランプを解除する解除位置との間を半径
方向に揺動自在であり、前記複数個の保持爪の各々に関
連して、更に、対応する保持爪を前記保持位置に向けて
偏倚する爪偏倚部材が設けられており、前記可動部材が
前記第1の位置にあるときには、前記磁性部と前記磁化
部とが半径方向に対向せずに軸線方向にずれ、これによ
って前記複数個の保持爪は前記爪偏倚部材の偏倚作用に
より前記保持位置に保持され、一方、前記可動部材が前
記第2の位置に移動すると、前記磁性部と前記磁化部と
が半径方向に対向し、前記磁化部の磁気吸引作用によっ
て前記複数個の保持爪の各々は、前記爪偏倚部材の偏倚
作用に抗して前記解除位置に保持されることを特徴とす
る。
【0012】本発明に従えば、可動部材が載置テーブル
に第1の位置と第2の位置との間を移動自在であり、複
数個の保持爪は保持位置と解除位置との間を揺動自在に
載置テーブル体に装着されている。可動部材が第1の位
置にあるときには、磁化部と非磁化部とが半径方向に対
向せずに軸線方向にずれ、従って、磁化部による磁力が
複数個の保持爪にほとんど作用せず、爪偏倚部材の偏倚
作用によって複数個の保持爪が保持位置に保持される。
一方、可動部材が第2の位置に移動すると、磁化部と磁
性部とが半径方向に対向し、従って、磁化部による磁力
が複数個の保持爪に大きく作用し、この磁力による吸引
作用によって複数個の保持爪は爪偏倚部材に抗して解除
位置に保持される。このように上述したと同様に、可動
部材の移動という簡単な動きでもってディスクの装着、
離脱を行うことができ、また保持位置及び解除位置への
位置付けの際にも、ディスクに大きな負荷が作用するこ
とはない。
【0013】また、本発明では、前記載置テーブル体
は、ディスクが載置されるテーブル本体と、このテーブ
ル本体にディスクをセンタリングするためのセンタリン
グ部材とを有しており、前記複数個の保持爪は前記セン
タリング部材に揺動自在に装着され、前記保持位置にお
いてはそれらの先端側が前記センタリング部材から半径
方向外方に突出し、前記解除位置においてはそれらの先
端側が前記センタリング部材内に収納されることを特徴
とする。
【0014】本発明に従えば、テーブル本体に載置され
たディスクはセンタリング部材によってセンタリングさ
れ、ディスクはテーブル本体の所定位置に保持される。
そして、保持位置においては複数個の保持爪の先端側が
センタリング部材から半径方向外方に突出するので、こ
れら保持爪が載置されたディスクに作用し、テーブル本
体と複数個の保持爪との間にディスクを挟持することが
できる。一方、解除位置においては、複数個の保持爪の
先端側がセンタリング部材内に実質上収納されるので、
これら保持爪が載置されたディスクに作用することはな
く、従ってディスクを載置テーブル体から取り外すこと
ができ、またディスクの装着を行うこともできる。
【0015】また、本発明では、前記載置テーブル体
は、更に、ディスクが仮載置される仮載置テーブルを含
み、前記仮載置テーブルは前記テーブル本体に近づく近
接位置と前記テーブル本体から離れる離隔位置との間を
前記軸線方向に移動自在であり、前記複数個の保持爪に
対応してロック用突起が設けられ、前記複数個の保持爪
には前記複数個のロック用突起に対応してロック用受部
が形成されており、前記可動部材が前記第2の位置にあ
る状態において前記仮載置テーブルが前記離隔位置に位
置付けられると、前記仮載置テーブルの前記複数個のロ
ック用突起が前記複数個の保持爪の前記ロック用凹部に
挿入され、これによって前記複数個の保持爪は前記解除
位置にロック保持され、一方、このロック状態から前記
仮載置テーブルを前記離隔位置から前記近接位置に移動
させると、前記複数個のロック用突起が前記複数個の保
持爪の前記ロック用凹部から外れ、これによって前記複
数個の保持爪の前記解除位置へのロック状態が解除され
ることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、載置テーブル体はディス
クが仮載置される仮載置テーブルを含み、この仮載置テ
ーブルにロック用突起が設けられ、また複数個の保持爪
にはロック用受部が形成されている。可動部材が第2の
位置にある状態において仮載置テーブルが離隔位置に位
置付けられると、仮載置テーブルのロック用突起が対応
する保持爪のロック用受部内に位置し、保持爪はロック
状態に保持される。一方、このロック状態において仮載
置テーブルを近接位置に移動すると、ロック用突起が保
持爪のロック用受部から外れ、ロック用突起によるロッ
ク状態が解除される。かくの通りであるので、仮載置テ
ーブルが離隔位置にある、換言するとディスクを外した
状態では複数個の保持爪を解除位置にロック保持するこ
とができる。
【0017】また、本発明では、前記可動部材と前記テ
ーブル本体との間には、前記可動部材を前記第1の位置
に向けて弾性的に偏倚する第1の偏倚部材が介在され、
また、前記仮載置テーブルと前記テーブル本体との間に
は、前記仮載置テーブルを前記離隔位置に向けて弾性的
に偏倚する第2の偏倚部材が介在されていることを特徴
とする。本発明に従えば、可動部材は、第1の偏倚部材
によって第1の位置に向けて偏倚され、また仮載置テー
ブルは第2の偏倚部材によって離隔位置に向けて偏倚さ
れる。従って、ディスクを装着していない状態では、可
動部材は第1の位置に、また仮載置テーブルは離隔位置
に保持され、またディスクを載置した状態では、可動部
材は第1の位置に、また仮載置テーブルは、載置された
ディスクによって近接位置に保持される。
【0018】また、本発明では、前記保持爪は、その揺
動中心軸線が半径方向外方に傾斜するように前記載置テ
ーブル体に傾斜して装着され、前記保持位置において
は、前記保持爪の先端側は半径方向外方に向けて前記載
置テーブル体に近接する方向に傾斜して延びることを特
徴とする。本発明に従えば、保持爪の先端側は、保持位
置において半径方向外方に向けて載置テーブル体に近接
する方向に傾斜して延びるので、例えば保持爪自体の弾
性を利用して、異なる厚さのディスクでも確実にクラン
プすることができる。
【0019】更に、本発明では、上記ディスククランプ
装置を搭載することを特徴とするモータである。本発明
に従えば、上述したディスククランプ装置を備えている
ので、ディスクの装着、離脱を容易に行うことができ、
またディスクの損傷等も防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従うディスククランプ装置及びこれを備えたモータ
の実施形態について説明する。尚、以下の実施形態にお
いては、CD−ROMが搭載されるディスククランプ装
置及びこれを備えたモータに適用して説明するが、CD
−ROMに限定されることなく、類似形状の他のディス
クをクランプするものにも同様に適用することができ
る。第1の実施形態 まず、図1〜図6を参照して、本発明に従うディスクク
ランプ装置の第1の実施形態(及びこれを備えたモー
タ)について説明する。図1は、第1の実施形態のディ
スククランプ装置を備えたモータを示す断面図であり、
図2は、図1におけるクランプ装置を分解して示す斜視
図であり、図3は、図1におけるディスククランプ装置
の保持爪の動きを説明するための図であり、図4は、図
1のモータにおいて、ディスクを外した状態を示す断面
図であり、図5は、図1のモータにおいて、ディスクを
仮載置して可動部材を押圧した状態を示す断面図であ
り、図6は、図1のモータにおいてディスクを外した直
後の状態を示す断面図である。
【0021】主として図1を参照して、図示のモータは
静止部材2及びロータ4を備え、ロータ4が静止部材2
に回転自在に支持され、かく支持されたロータ4にディ
スククランプ装置6が装着されている。この形態では、
静止部材2はベース部材8を備え、このベース部材8が
ディスク駆動装置の例えばベースプレート(図示せず)
に取り付けられる。ベース部材8の略中央部には中空円
筒状の筒状支持部材10が固定され、この筒状支持部材
10の内周面にスリーブ軸受12が装着され、その外周
面にはステータ14が取り付けられている。ステータ1
4は、筒状支持部材10に取り付けられたステータコア
16と、このステータ16に所要の通りに巻かれたコイ
ル18から構成されている。
【0022】図示のロータ4は鉄板をカップ状にプレス
加工してなるロータ本体20を備えている。ロータ本体
20は円形状の端壁部22及びこの端壁部22の外周端
からベース部材8に向けて延びる周側壁部24を有し、
この形態ではロータ本体20の端壁部22が後述するデ
ィスククランプ装置6の載置テーブル体26の一部とし
て機能する。ロータ本体20の端壁部22の中央部には
回転軸28が固定され、かかる回転軸28がスリーブ軸
受12に回転自在に支持されている。回転軸28の一端
側はロータ本体20の端壁部22から図1において上方
に延び、この一端側にディスククランプ装置6が配設さ
れている。回転軸28の他端側は図1において下方にベ
ース部材8に向けて延び、かかる他端側がスリーブ軸受
12に回転自在に支持されている。この形態では、筒状
支持部材10の端部に閉塞部材30が固定され、この閉
塞部材30の内側にスラストプレート32が装着され、
回転軸28の端面がこのスラストプレート32に支持さ
れている。ロータ4の回転軸28がこのように支持され
ているので、スリーブ軸受12が回転軸28に作用する
ラジアル荷重を支持し、スラストプレート32がロータ
4に作用するスラスト荷重を支持する。
【0023】ロータ本体20の周側壁部24の内周面に
は環状ロータマグネット34が装着され、このロータマ
グネット34はステータ14に対向して半径方向外方に
配設されている。ステータ14及びロータマグネット3
4はモータを回転駆動するための磁気回路を構成し、ス
テータ14のコイル18に駆動電流を供給することによ
ってステータコア16が磁化され、ロータマグネット3
4及び磁化されたステータ14の相互磁気作用によっ
て、ロータ4(及びこれに装着されたディスククランプ
装置6)が所定方向に回転駆動される。
【0024】次に、図1とともに図2及び図3を参照し
てディスククランプ装置6及びそれに関連する構成につ
いて説明すると、図示のディスククランプ装置6の載置
テーブル体26はテーブル本体27と、このテーブル本
体27と一体的に回転するセンタリング部材36とを備
えている。この形態では、テーブル本体27がロータ本
体20の端壁部22から構成され、センタリング部材3
6がロータ本体20の端壁部22の外面に固定されてい
る。センタリング部材36の外径は、載置テーブル体2
6に載置されるディスク38(例えばCD−ROM)の
内径と実質上等しく、このセンタリング部材36に被嵌
することによって、ディスク38がテーブル本体27の
所定位置に載置される。尚、載置テーブル体26はロー
タ本体20と別体に構成するようにしてもよい。
【0025】この実施形態では、載置テーブル体26
は、更に、ディスク38が仮載置される仮載置テーブル
40を備えている。仮載置テーブル40はリング状に形
成され、センタリング部材36に沿って移動自在に被嵌
されている。この仮載置テーブル40は、載置テーブル
体26に近接する近接位置(図1及び図5に示す位置)
と、載置テーブル体26から離隔する離隔位置(図4及
び図6に示す位置)との間を軸線方向(図1、図4〜図
6において上下方向)に移動自在に装着されている。
【0026】センタリング部材36は中空円筒状であ
り、その上部には環状の収容凹溝42が形成され、この
収容凹溝42の底部には、所定の間隔をおいてスリット
開口44が3つ設けられている。この実施形態では、各
スリット開口44に対応して保持爪46が配設されてい
る。各保持爪46は弧状に形成され、その一端部に軸部
48が設けられ、かかる軸部48がセンタリング部材3
6に設けられた対応する取付孔50に揺動自在に取り付
けられている。各保持爪46は上記軸部48(その中心
軸線が揺動中心軸線を構成する)を中心として半径方向
に揺動自在であり、その先端側を含む全体が収容凹溝4
2内に収納される図3に破線で示す収納位置(図5及び
図6にも示す位置)と、その先端側が収容凹溝42から
半径方向外方に突出する図3に二点鎖線で示す保持位置
(図1及び図4に示す位置)との間を揺動可能である。
3つの保持爪46の先端部下面には、ディスク38の上
面側を所要の通りに移動するようにテーパ面(先端に向
けてディスク38から離れる方向に延びるテーパ形状)
を形成することができる。
【0027】各保持爪46の下面の所定部位には矩形状
のロック用受部52(図1参照)が形成されている。仮
載置テーブル40の内周面には略L字状のロック用突起
54が一体的に設けられている。このことに関連して更
に、センタリング部材36の下部に矩形状の切欠き55
が形成されているとともに、その収容凹溝42の一部に
矩形状の挿入開口56が形成されている。仮載置テーブ
ル40の各ロック用突起54はセンタリング部材36の
切欠き55内に位置し、その先端部は仮載置テーブルの
40の軸線方向の移動に応じてセンタリング部材36の
挿入開口56を通して収容凹溝42内外を出没可能とな
る。これによって仮載置テーブル40の近接位置と離隔
位置との間の軸線方向の移動が許容される。
【0028】この実施形態では、仮載置テーブル40が
上記近接位置に位置するとき、図1(図5)に示すよう
に、ロック用突起54の先端部はセンタリング部材36
の挿入開口56内(収容凹溝42の外)に位置し、従っ
て保持爪46の保持位置と解除位置との間の揺動が許容
される。一方、仮載置テーブル40が上記隔離位置に位
置すると、図4(図6)に示すように、ロック用突起5
4の先端部は上記挿入開口56を通して収容凹溝42内
に突出する。このとき、保持爪46が解除位置に保持さ
れていると、ロック用突起54の先端部が対応する保持
爪46のロック用受部52内に挿入され、これによって
保持爪46は上記解除位置にロック保持される。
【0029】この実施形態では、センタリング部材36
と回転軸28との間に可動部材58が軸線方向に移動自
在に配設されている。可動部材58は短円筒状であり、
回転軸28に移動自在に支持されている。回転軸28の
他端部には、更に、係止リング60が装着され、この係
止リング60によって可動部材58の離脱が防止され
る。可動部材58の下部はその上部に比して外径が小さ
く、この小径下部にリング状磁石62が装着されてい
る。リング状磁石62は、図1に示すように、軸線方向
に着磁され、その一端部(図1において上端部)が例え
ばN極に、その他端部(図1において下端部)が例えば
S極に着磁され(図1参照)、このリング状磁石62が
第1磁化部を構成する。尚、このような第1磁化部は、
上述した構成に代えて、可動部材58の一部又は全体を
磁性材料から形成し、かかる可動部材60の磁性材料の
部分を軸線方向に着磁するようにしてもよい。
【0030】また、保持爪46は磁性材料から形成さ
れ、図1に示すように、その幅方向、即ち半径方向に着
磁され、その半径方向内側部が例えばS極に、その半径
方向外側部が例えばN極に着磁され、このような保持爪
46全体が第2磁化部を構成する。尚、このような第2
磁化部は、上述した構成に代えて、半径方向内側部が例
えばS極に、また半径方向外側部が例えばN極に着磁さ
れた細長い弧状の磁石を保持爪46に取り付けるように
してもよい。
【0031】この可動部材58は、載置テーブル体26
から離れた第1の位置(図1及び図4に示す位置)と載
置テーブル体26に近づいた第2の位置(図5及び図6
に示す位置)との間を軸線方向に移動自在である。可動
部材58が第1の位置にあるときには、図1(図4)に
示すように、可動部材58のリング状磁石62のS極が
保持爪46の半径方向内側に位置し、これによってリン
グ状磁石62のS極と保持爪46のS極とが対向するよ
うになる。従って、両磁化部には磁気的反発力が作用
し、保持爪46はこの反発力によって半径方向外方に移
動して上記保持位置に保持される。一方、可動部材58
が第2の位置にあるときには、図5(図6)に示すよう
に、可動部材58のリング状磁石62のN極が保持爪4
6の半径方向内側に位置し、これによってリング状磁石
62のN極と保持爪46のS極とが対向するようにな
る。従って、両磁化部には磁気的吸引力が作用し、保持
爪46はこの吸引力によって半径方向内方に移動して上
記解除位置に位置付けられる。
【0032】この形態では、センタリング部材36の半
径方向内側に、第1の偏倚部材を構成するコイルばね6
4が配設され、このコイルばね64は載置テーブル体2
6のテーブル本体27と可動部材58との間に介在され
ている。コイルばね64は可動部材58を載置テーブル
体26から離れる方向に弾性的に偏倚し、このコイルば
ね64の作用によって可動部材58が上記第1の位置に
保持される。また、センタリング部材36の半径方向外
側に、第2の偏倚部材を構成するコイルばね66が配設
され、このコイルばね66はテーブル本体27と仮載置
テーブル40との間に介在されている。コイルばね66
は仮載置テーブル40を載置テーブル体26から離れる
方向に弾性的に偏倚し、このコイルばね66の作用によ
って仮載置テーブル40が上記隔離位置に保持される。
【0033】また、テーブル本体27(ロータ本体20
の端壁部22)の外面に環状の摩擦部材68が、例えば
接着剤によって取り付けられている。この摩擦部材68
は例えばゴム材料から形成され、このような摩擦部材6
8を設けることによって、ディスク38の滑りの発生、
傷の発生を抑えて後述する如く確実にクランプすること
ができる。次に、ディスク38の装着、離脱操作につい
て説明する。ディスク38を外した状態では、図4に示
すように、可動部材58がコイルばね64の作用によっ
て第1の位置に保持される(係止リング60に当接する
ことによって、この第1の位置を越える移動が阻止され
る)とともに、仮載置テーブル40が、コイルばね66
の作用によって隔離位置に保持される(そのロック用突
起54の基部がセンタリング部材36の切欠き55の上
端縁に当接することによって、この隔離位置を越える移
動が阻止される)。この隔離位置においては、仮載置テ
ーブル40の各ロック用突起54が、センタリング部材
36の挿入開口56を通して、解除位置にある対応する
保持爪46のロック用受部52内に突出し、これによっ
て、各保持爪46は上記解除位置にロック保持される。
このとき、可動部材58のリング状磁石62と各保持爪
46の磁化部とが磁気的に反発するが、ロック用突起5
4とロック用受部52の作用によって、3つの保持爪4
6はセンタリング部材36の収容凹溝42内に収納され
て解除位置にロック保持される。
【0034】ディスク38を装着するには、図1に示す
ように、仮載置テーブル40に装着すべきディスク38
を仮載置し、しかる後、仮載置したディスク38をテー
ブル本体27に向けて押圧すればよい。仮載置したディ
スク38を押圧して仮載置テーブル40がコイルばね6
6の偏倚作用に抗して近接位置に移動すると、かかる移
動によって仮載置テーブル40のロック用突起54が保
持爪46のロック受部52から外れてセンタリング部材
36の挿入開口56内に後退し、ロック用突起54とロ
ック用受部52によるロックが解除される。
【0035】このように各保持爪46のロックが解除さ
れると、図1及び図4から理解される通り、可動部材5
8が第1の位置に保持されているので、各保持爪46に
は、その磁化部と可動部材58のリング状磁石62によ
る磁気的反発作用によって、半径方向外方への力が作用
し、各保持爪46は軸部48を中心として矢印70(図
3参照)で示す半径方向外方に揺動し、各保持爪46
は、図1に示すように、その先端側がセンタリング部材
36の収容凹溝42から突出する保持位置(図3に二点
鎖線で示す位置)に保持される(センタリング部材36
の一部に当接することによってこの保持位置を越える揺
動が阻止される)。この保持位置においては、図3に示
すように、各保持爪46が半径方向外方に傾斜して延び
てディスク38の外側面に作用し、載置されたディスク
38は、載置テーブル体26のテーブル本体27と3つ
の保持爪46との間に挟持される。かかるクランプ状態
においては、ロータ4が回転すると、ディスク38もこ
れと一体的に回転する。
【0036】装着したディスク38を取り外すには、図
5に示すように、手動で可動部材58をテーブル本体2
7に向けて押圧して第2の位置に移動させる。かくする
と、各保持爪46には、その磁化部と可動部材58のリ
ング状磁石62による磁気的吸引作用によって、半径方
向内方への力が作用し、各保持爪46は軸部48を中心
として矢印70(図3参照)と反対方向の半径方向内方
に揺動し、図5に示すように、その先端側がセンタリン
グ部材36の収容凹溝42に収納される解除位置(図3
に破線で示す位置)に保持される。この保持位置におい
ては、図3に示すように、各保持爪46はセンタリング
部材36の収容凹溝42に沿ってその内部に収納され、
テーブル本体27に載置されたディスク38に実質上作
用することはない。
【0037】次いで、図6で示すように、引き続いて可
動部材58を手動で押圧して第2の位置に保持した状態
で、テーブル本体27に載置されたディスク38を持ち
上げてセンタリング部材36から外し、その後可動部材
58の押圧を解除すればよい。ディスク38は、上方に
持ち上げることによってセンタリング部材36から外す
ことができ、またこれに伴って仮載置テーブル40はコ
イルばね66の作用によって隔離位置に向けて移動す
る。仮載置テーブル40が隔離位置に移動すると、図6
に示すように、仮載置テーブル40のロック用突起54
が解除位置にある保持爪46のロック用受部52内に位
置し、各保持爪46が解除位置にロック保持される。そ
の後、可動部材58の押圧を解除すると、可動部材58
はコイルばね64の偏倚作用によって第1の位置に位置
付けられる。このとき、保持爪46の磁化部とリング状
磁石62との間に磁気的反発力が作用するが、各保持爪
46が解除位置にロック保持されているので、かかる保
持爪46が保持位置に向けて揺動することがない。
【0038】このように、ディスク38を仮載置テーブ
ル40に仮載置して押圧することによってディスク38
を載置テーブル体26に取り付けることができ、また可
動部材58を押圧してディスク38を持ち上げることに
よって載置テーブル体26から取り外すことができ、簡
単な操作でもってディスク38の装着、離脱を行うこと
ができる。またこの装着、離脱の際にディスク38に負
荷がほとんど作用せず、装着、離脱時のディスク38の
亀裂又は破損を防止することができる。
【0039】第2の実施形態 次に、図7を参照して、本発明に従うディスククランプ
装置の第2の実施形態について説明する。図7は、第2
の実施形態のディスククランプ装置を備えたモータを示
す断面図である。この第2の実施形態では、第1の実施
形態における仮載置テーブル40及びこれに関連する構
成要素が省略されている。尚、以下の各実施形態におい
て、第1の実施形態と実質上同一の部材には同一の参照
番号を付し、その説明を省略する。
【0040】図7において、この第2の実施形態におけ
るディスククランク装置6Aでは、載置テーブル体26
Aがテーブル本体27とこのテーブル本体27に取り付
けられたセンタリング部材36Aから構成され、仮載置
テーブルは省略されている。そして、このことに関連し
て、仮載置テーブルを偏倚するための第2の偏倚部材
(コイルばね)が省略され、またセンタリング部材36
Aには切欠き55及び挿入開口56が形成されてなく、
更に、各保持爪46Aにはロック用受部が設けられてい
ない。この第2の実施形態のその他の構成は、第1の実
施形態のものと実質上同一であり、後に説明するよう
に、第1の実施形態から各保持爪46Aをロックするた
めのロック機構を省略したものである。
【0041】この第2の実施形態におけるディスク38
の装着、離脱操作について説明すると、ディスク38を
外した状態では、可動部材58がコイルばね64の作用
によって第1の位置に保持され、各保持爪46Aは、そ
の磁化部と可動部材58のリング状磁石62の磁気的反
発力によってセンタリング部材36Aから突出する保持
位置(図7に示す位置)に保持される。ディスク38を
装着するには、手動で可動部材58を下降位置に押圧
し、この押圧状態にて装着すべきディスク38をテーブ
ル本体27に載置し、しかる後可動部材58の押圧を解
除すればよい。可動部材58を押圧してコイルばね64
の偏倚作用に抗して下降位置に移動させると、リング状
磁石62と各保持爪46Aの磁化部との間に磁気的吸引
力が作用し、各保持爪46Aは半径方向内方に揺動して
センタリング部材36Aの収容凹溝42内に収納される
解除位置に保持され、ディスク38の装着、離脱が許容
される。そして、この状態にて、ディスク38をセンタ
リング部材36Aに被嵌させながらテーブル本体27に
載置する。その後、可動部材52の押圧を解除すると、
図7に示すように、この可動部材58がコイルばね64
の作用によって第1の位置に位置付けられ、各保持爪4
6Aは、その磁化部と可動部材58のリング状磁石62
の磁気的反発力によって保持位置(図7に示す位置)に
保持される。このようにして、ディスク38は載置テー
ブル体26Aのテーブル本体27と3つの保持爪46A
との間に挟持される。
【0042】装着したディスク38を取り外すには、再
び手動で可動部材58を押圧して下降位置に保持し、か
かる状態にてディスク38を持ち上げて外し、しかる後
可動部材58の押圧を解除すればよい。可動部材58を
押圧して第2の位置に移動させると、上述したように、
各保持爪46Aが解除位置に保持され、従ってディスク
38を持ち上げることによって載置テーブル体26Aか
ら取り外すことができる。しかる後、可動部材58の押
圧を解除すると、可動部材58は第2の位置に保持さ
れ、各保持爪46Aは保持位置に保持される(このとき
には、ディスク38が載置されていない)。
【0043】このように、第2の実施形態においても、
簡単な操作でもってディスク38を載置テーブル体26
Aに装着する、また載置テーブル体26Aから取り外す
ことができ、また、この装着、離脱の際にディスク38
に負荷がほとんど作用せず、装着、離脱時のディスク3
8の亀裂又は破損を防止することができる。第3の実施形態 次に、図8を参照して、本発明に従うディスククランプ
装置の第3の実施形態について説明する。図8は、第3
の実施形態のディスククランプ装置を備えたモータを示
す断面図である。この第3の実施形態では、第2の実施
形態における可動部材58及び保持爪46A並びにこれ
らに関連する構成に修正が施され、保持爪46Aの保持
位置、解除位置への位置付け様式が異なっている。
【0044】図8において、この第3の実施形態におけ
るディスククランプ装置6Bでは、可動部材58に取付
られたリング状磁石62B(磁化部を構成する)は半径
方向に着磁され、その半径方向外周部が例えばS極(又
はN極)に、その半径方向内周部が例えばN極(又はS
極)に着磁される。また、各保持爪46Bは、鉄等の磁
性材料から形成され、リング状磁石62Bに磁気的に吸
引されるように構成され、更に、センタリング部材36
Bは樹脂等の非磁性部材から形成される。尚、保持爪4
6Bは全体を磁性材料から形成する必要はなく、リング
状磁石62Bと対向する一部を磁性材料から形成するよ
うにすればよい。各保持爪46Bには、例えばコイルば
ねから構成される爪偏倚部材82が設けられ、かかる爪
偏倚部材82はセンタリング部材36Bの収容凹溝42
内に収容され、保持爪46Bを半径方向外方に向けて偏
倚する。この第3の実施形態のその他の構成は、上述し
た第2の実施形態と実質上同一である。
【0045】この第3の実施形態におけるディスク38
の装着、離脱操作について説明すると、ディスク38を
外した状態では、可動部材58がコイルばね64の作用
によって第1の位置に保持される。この第1の位置にお
いては、図8に示すように、可動部材58のリング状磁
石62Bは保持爪46Bの半径方向位置よりも図8にお
いて上方にずれて位置し、リング状磁石62Bの磁気的
作用がほとんど作用せず、各保持爪46Bは爪偏倚部材
82の偏倚作用によってセンタリング部材36Bから突
出する保持位置(図8に示す位置)に保持される。
【0046】ディスク38を装着するには、手動で可動
部材58を下降位置に押圧し、この押圧状態にて装着す
べきディスク38をテーブル本体27に載置し、しかる
後可動部材58の押圧を解除すればよい。可動部材58
を押圧してコイルばね64の偏倚作用に抗して第2の位
置に移動させると、リング状磁石62Bと各保持爪46
Bとが半径方向に対向し、リング状磁石62Bの磁力が
各保持爪46Bに大きく作用し、各保持爪46Bは爪偏
倚部材82の偏倚作用に抗して半径方向内方に揺動して
センタリング部材36Bの収容凹溝42内に収納される
解除位置に保持される。そして、この状態にて、ディス
ク38をセンタリング部材36Bに被嵌させながらテー
ブル本体27に載置する。その後、可動部材52の押圧
を解除すると、図8に示すように、この可動部材58が
コイルばね64の作用によって第1の位置に位置付けら
れ、各保持爪46Bは、リング状磁石62Bの磁力がほ
とんど作用せず、爪偏倚部材82の偏倚作用によって保
持位置に保持され、このようにしてディスク38が載置
テーブル26Bのテーブル本体27と3つの保持爪46
Bとの間に挟持される。
【0047】装着したディスク38を取り外すには、再
び手動で可動部材58を押圧して第2の位置に保持し、
かかる状態にてディスク38を持ち上げて外し、しかる
後可動部材58の押圧を解除すればよい。可動部材58
を押圧して第2の位置に移動させると、上述したよう
に、各保持爪46Bが解除位置に保持され、従ってディ
スク38を持ち上げることによって載置テーブル体26
Bから取り外すことができる。しかる後、可動部材58
の押圧を解除すると、可動部材58は第1の位置に保持
され、各保持爪46Bは保持位置に保持される(このと
きには、ディスク38が載置されていない)。
【0048】このように、第3の実施形態においても、
簡単な操作でもってディスク38を載置テーブル体26
Bに装着する、また載置テーブル体26Bから取り外す
ことができ、また、この装着、離脱の際にディスク38
に負荷がほとんど作用せず、装着、離脱時のディスク3
8の亀裂又は破損を防止することができる。この第3の
実施形態においては、可動部材58に磁化部としてのリ
ング状磁石62Bを設け、保持爪46Bに磁性部を設け
ているが、これとは反対に、可動部材58に磁性部を設
け、各保持爪46Bに磁化部を設けるようにしてもよ
い。また、この第3の実施形態においても、第1の実施
形態と同様に、各保持爪46Bを解除位置にロック保持
するために仮載置テーブル等を設けるようにしてもよ
い。
【0049】以上、本発明に従うディスククランプ装置
の各種実施形態について説明したが、本発明はこれら実
施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱
することなく種々の変形乃至修正が可能である。例え
ば、図示の実施形態では、保持爪46(46A,46
B)は実質上上下方向に延びる揺動中心軸線を中心とし
て解除位置と保持位置との間を水平方向に揺動自在であ
るが、この揺動中心軸線が載置テーブル体26(26
A,26B)から離れるにつれて半径方向外方に向かう
ように、各保持爪46(46A,46B)をセンタリン
グ部材36(36A,36B)に揺動自在に装着するよ
うにしてもよい。かかる場合、保持位置にあるとき、各
保持爪46(46A,46B)は、その先端側が半径方
向外方に向けて載置されたディスク38に近接する方向
に傾斜して延び、従ってその先端部が載置されたディス
ク38に対する押圧力が増大し、このように構成するこ
とによって、例えば保持爪46(46A,46B)自体
の弾性力を利用してディスク38をより確実にクランプ
することができる。また、各保持爪46(46A,46
B)の揺動位置によって載置テーブル体26(26A,
26B)との間隔が幾分変動するため、ディスク38の
厚みが幾分異なっても確実にクランプすることができ
る。
【0050】
【発明の効果】本発明の請求項1のディスククランプ装
置によれば、ディスク面上に保持爪が半径方向に移動し
て案内されるので、ディスクは載置テーブル体と保持爪
との間に挟持される。また、ディスクを外すときには、
保持爪をディスク面上から半径方向に移動して後退させ
る。この一連の保持爪の動きが磁力を利用して行われる
ので、簡単な操作でもってディスクの装着、離脱を行う
ことができる。
【0051】また、本発明の請求項2のディスククラン
プ装置によれば、可動部材の移動に伴う第1及び第2の
磁化部の磁気的作用の変化を利用して保持爪の移動を行
うので、ディスクの装着、離脱の操作性を損なうことは
ない。
【0052】また、本発明の請求項3のディスククラン
プ装置によれば、可動部材を軸方向に移動させることに
よって、複数個の保持爪を保持位置及び解除位置に保持
することができ、従って、可動部材の移動という簡単な
動きでもってディスクの装着、離脱を行うことができ
る。また、これら保持爪の保持位置及び解除位置への位
置付けの際には、ディスクに大きな負荷が作用せず、デ
ィスクを弾性変形させることなく装着、離脱させること
ができる。また、本発明の請求項4のディスククランプ
装置によれば、可動部材の移動に伴う磁化部と磁性部の
磁気的作用の変化を利用して保持爪の移動を行うので、
ディスクの装着、離脱の操作性を損なうことはない。
【0053】また、本発明の請求項5のディスククラン
プ装置によれば、磁化部と磁性部による磁気的吸引作用
及び爪偏倚部材による偏倚作用を利用して、複数個の保
持爪を保持位置及び解除位置に保持することができ、可
動部材の移動という簡単な動きでもってディスクの装
着、離脱を行うことができ、またディスクを弾性変形さ
せることなく装着、離脱させることができる。
【0054】また、本発明の請求項6のディスククラン
プ装置によれば、装着すべきディスクをセンタリング部
材によってセンタリングすることができる。また、保持
位置においては、各保持爪の先端側がセンタリング部材
から半径方向外方に突出するので、これら保持爪によっ
てディスクをクランプすることができ、また、解除位置
においては、複数個の保持爪の先端側がセンタリング部
材内に実質上収納されるので、これら保持爪がディスク
に作用することはなく、ディスクを載置テーブル体から
取り外すことができる。
【0055】また、本発明の請求項7のディスククラン
プ装置によれば、仮載置テーブルを隔離位置に位置付け
ると、仮載置テーブルのロック用突起が対応する保持爪
のロック用受部内に位置するので、保持爪を解除位置に
ロック保持することができる。また、仮載置テーブルを
近接位置に移動すると、ロック用突起が保持爪のロック
用受部から外れ、ロック用突起によるロック状態を解除
することができる。また、本発明の請求項8のディスク
クランプ装置によれば、ディスクを装着していない状態
では、第1の偏倚部材によって可動部材は第1の位置に
保持され、また仮載置テーブルは第2の偏倚部材によっ
て隔離位置に保持される。また、本発明の請求項9のデ
ィスククランプ装置によれば、異なる厚さのディスクで
も確実にクランプすることができる。
【0056】更に、本発明の請求項10のモータによれ
ば、ディスクの装着、離脱を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うディスククランプ装置の第1の実
施形態を備えたモータを示す断面図である。
【図2】図1におけるクランプ装置を分解して示す斜視
図である。
【図3】図1におけるディスククランプ装置の保持爪の
動きを説明するための図である。
【図4】図1のモータにおいて、ディスクを外した状態
を示す断面図である。
【図5】図1のモータにおいて、ディスクを仮載置して
可動部材を押圧した状態を示す断面図である。
【図6】図1のモータにおいてディスクを外した直後の
状態を示す断面図である。
【図7】本発明に従うディスククランプ装置の第2の実
施形態を備えたモータを示す断面図である。
【図8】本発明に従うディスククランプ装置の第3の実
施形態を備えたモータを示す断面図である。
【符号の説明】
2 静止部材 4 ロータ 6,6A,6B ディスククランプ装置 26,26A,26B 載置テーブル体 27 テーブル本体 28 回転軸 36,36A,36B センタリング部材 38 ディスク 40 仮載置テーブル 42 収容凹溝 46,46A,46B 保持爪 52 ロック用受部 54 ロック用突起 62,62B リング状磁石 64 コイルばね(第1の偏倚部材) 66 コイルばね(第2の偏倚部材) 82 爪偏倚部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを着脱自在に保持するためのデ
    ィスククランプ装置において、 ディスクが載置される載置テーブル体と、前記載置テー
    ブル体に取り付けられ、磁力を利用して半径方向に可動
    するディスク用保持爪と、を備えており、 前記保持爪は、前記ディスク上に案内され、前記載置テ
    ーブル体との間においてディスクを挟持することを特徴
    とするディスククランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記載置テーブル体には軸線方向に所定
    範囲にわたって移動自在に可動部材が設けられ、前記保
    持爪には第1磁化部が設けられ、前記可動部材には第2
    磁化部が設けられており、 前記保持爪は、前記可動部材の移動により前記第1磁化
    部と前記第2磁化部との間に生じる磁気的作用によって
    半径方向に移動することを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスククランプ装置。
  3. 【請求項3】 前記可動部材は前記載置テーブル体に対
    して軸線方向に第1位置と第2位置との間を移動自在で
    あり、前記保持爪は前記載置テーブル体に周方向に間隔
    をおいて複数装着され、前記複数個の保持爪は、それぞ
    れ、ディスクをクランプする保持位置とディスクのクラ
    ンプを解除する解除位置との間を半径方向に揺動自在で
    あり、 前記可動部材が前記第1の位置にあるときには、前記可
    動部材の前記第1磁化部と前記複数個の保持爪の前記第
    2磁化部とが磁気的に反発し、これによって前記複数個
    の保持爪が前記保持位置に保持され、一方、前記可動部
    材が前記第2の位置に移動すると、前記可動部材の前記
    第1磁化部と前記複数個の保持爪の前記第2磁化部とが
    磁気的に吸引し、これによって前記複数個の保持爪が前
    記解除位置に保持されることを特徴とする請求項2記載
    のディスククランプ装置。
  4. 【請求項4】 前記載置テーブル体には軸線方向に所定
    範囲にわたって移動自在に可動部材が装着され、前記可
    動部材と前記保持爪のいずれか一方には磁化部が設けら
    れ、それらの他方には磁性部が設けられており、 前記保持爪は、前記可動部材の移動により前記磁化部と
    前記磁性部との間に生じる磁気的作用によって半径方向
    に移動することを特徴とする請求項1記載のディスクク
    ランプ装置。
  5. 【請求項5】 前記可動部材は前記載置テーブル体に対
    して軸線方向に第1位置と第2位置との間を移動自在で
    あり、前記保持爪は前記載置テーブル体に周方向に間隔
    をおいて複数装着され、前記複数個の保持爪は、それぞ
    れ、ディスクをクランプする保持位置とディスクのクラ
    ンプを解除する解除位置との間を半径方向に揺動自在で
    あり、前記複数個の保持爪の各々に関連して、更に、対
    応する保持爪を前記保持位置に向けて偏倚する爪偏倚部
    材が設けられており、 前記可動部材が前記第1の位置にあるときには、前記磁
    性部と前記磁化部とが半径方向に対向せずに軸線方向に
    ずれ、これによって前記複数個の保持爪は前記爪偏倚部
    材の偏倚作用により前記保持位置に保持され、一方、前
    記可動部材が前記第2の位置に移動すると、前記磁性部
    と前記磁化部とが半径方向に対向し、前記磁化部の磁気
    吸引作用によって前記複数個の保持爪の各々は、前記爪
    偏倚部材の偏倚作用に抗して前記解除位置に保持される
    ことを特徴とする請求項4記載のディスククランプ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記載置テーブル体は、ディスクが載置
    されるテーブル本体と、このテーブル本体にディスクを
    センタリングするためのセンタリング部材とを有してお
    り、前記複数個の保持爪は前記センタリング部材に揺動
    自在に装着され、前記保持位置においてはそれらの先端
    側が前記センタリング部材から半径方向外方に突出し、
    前記解除位置においてはそれらの先端側が前記センタリ
    ング部材内に収納されることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載のディスククランプ装置。
  7. 【請求項7】 前記載置テーブル体は、更に、ディスク
    が仮載置される仮載置テーブルを含み、前記仮載置テー
    ブルは前記テーブル本体に近づく近接位置と前記テーブ
    ル本体から離れる離隔位置との間を前記軸線方向に移動
    自在であり、前記複数個の保持爪に対応してロック用突
    起が設けられ、前記複数個の保持爪には前記複数個のロ
    ック用突起に対応してロック用受部が形成されており、 前記可動部材が前記第2の位置にある状態において前記
    仮載置テーブルが前記離隔位置に位置付けられると、前
    記仮載置テーブルの前記複数個のロック用突起が前記複
    数個の保持爪の前記ロック用凹部に挿入され、これによ
    って前記複数個の保持爪は前記解除位置にロック保持さ
    れ、一方、このロック状態から前記仮載置テーブルを前
    記離隔位置から前記近接位置に移動させると、前記複数
    個のロック用突起が前記複数個の保持爪の前記ロック用
    凹部から外れ、これによって前記複数個の保持爪の前記
    解除位置へのロック状態が解除されることを特徴とする
    請求項1〜6のいずれかに記載のディスククランプ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記可動部材と前記テーブル本体との間
    には、前記可動部材を前記第1の位置に向けて弾性的に
    偏倚する第1の偏倚部材が介在され、また、前記仮載置
    テーブルと前記テーブル本体との間には、前記仮載置テ
    ーブルを前記離隔位置に向けて弾性的に偏倚する第2の
    偏倚部材が介在されていることを特徴とする請求項7記
    載のディスククランプ装置。
  9. 【請求項9】 前記保持爪は、その揺動中心軸線が半径
    方向外方に傾斜するように前記載置テーブル体に傾斜し
    て装着され、前記保持位置においては、前記保持爪の先
    端側は半径方向外方に向けて前記載置テーブル体に近接
    する方向に傾斜して延びることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれかに記載のディスククランプ装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9に記載のディスククラン
    プ装置を搭載することを特徴とするモータ。
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