JPH07237817A - ボビンホルダ及び該ボビンホルダを備えた糸条巻取装置 - Google Patents

ボビンホルダ及び該ボビンホルダを備えた糸条巻取装置

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JPH07237817A
JPH07237817A JP2829194A JP2829194A JPH07237817A JP H07237817 A JPH07237817 A JP H07237817A JP 2829194 A JP2829194 A JP 2829194A JP 2829194 A JP2829194 A JP 2829194A JP H07237817 A JPH07237817 A JP H07237817A
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JP
Japan
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bobbin
chucking
cylinder
bobbin holder
rotary cylinder
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JP2829194A
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Ichiro Kumo
雲  一郎
Mamoru Kishida
守 岸田
Hiroyuki Terasaka
広行 寺坂
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ボビンホルダ1の主要構成部材である回転円筒
7の外径を太くすることによって、その危険速度を高く
設定できる使用領域の広いボビンホルダ、及びこのボビ
ンホルダを備えた糸条巻取装置31を提供する。 【構成】ボビンホルダ1を回転軸5と回転円筒7とで一
体に構成し、回転円筒内に回転軸方向にスライドするス
ライド部材32を設ける。回転円筒7には、その外周面
上に出没してボビン4をチャッキングまたはリリースす
るチャッキングピン16が設けられており、このピン
は、チャッキング力付与手段18でボビン内周面上に突
出され、リリース力付与手段10で退避される。回転軸
5の右端は、モータ3と直結されて糸条巻取装置31を
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、紡糸機から紡
出された糸条を高速で巻取る紡糸巻取機におけるボビン
ホルダおよびこのボビンホルダを用いた糸条巻取装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のボビンホルダとしては、例えば特
開平2−225268号公報や、実開平2−46775
号公報に開示されたものが知られており、その一般的な
構成は図5のものである。すなわち、図5においてボビ
ンホルダ40は、ホビン4が装着される長尺の回転円筒
41、ボビンと回転円筒間に装着され、ボビンを直接チ
ャッキングする複数の弾性リング42、弾性リング間に
介設される円筒スペーサ43、上記弾性リングを図の右
方向に押圧することにより弾性リング42にその外径を
増大せしめる前蓋44、前蓋44に上記押圧力を付与す
る皿バネ45が主な構成部材となっている。上記弾性リ
ング42は、その断面寸法としておおむね直径方向の厚
みが8mmで軸方向長さが9mm程度のほぼ矩形のゴム
材の両側に、板厚3mmの剛体リングが接着されて一体
に形成されてなるものである。例えば内径94mmのボ
ビンを把持する場合、従来のボビンホルダは、回転円筒
41の外形は弾性リング42の厚みがあるがために78
mm程度となり、ボビン内径より16mmも大幅に細く
せざるを得ないものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる細径の
回転円筒を有する従来のボビンホルダでは、どうしても
実用可能な回転速度、すなわち危険速度が低いがため
に、近年の糸条巻取速度の高速化に対応できないという
問題がある。
【0004】すなわち、近年では合成繊維製造プロセス
の高速化が進み、6000〜7000m/minもの高
速化に対応でき、しかもボビンコストの軽減が望める小
径のボビンホルダの要求が強い。しかし、製糸プロセス
の速度が決まればボビンホルダの危険速度の関係から物
理的にその形状、大きさがほぼ決まり、ボビンホルダの
諸仕様が決まれば自然に使用するボビンも決まってしま
うことが常であって、上記要求に装置面で応えることが
困難であった。
【0005】すなわち、ボビンホルダの構成部材のう
ち、回転円筒41が高速回転体の主要部をなし、その危
険速度Nc、言換えれば固有振動数は一般に次の式で表
すことができる。
【0006】
【数1】 ここでE及びρは、それぞれ縦弾性係数及び比重で、回
転円筒41の構成材料により決まる値であり、鉄の場合
はそれぞれ21000Kg/mm2 及び7.85であ
る。また、L及びI、Aは、それぞれ回転円筒の長さ及
び断面2次モーメント、断面積であり、回転円筒41の
長さLは、通常、回転円筒の危険速度を上げて性能を向
上させるため可能な限り短く設計するが、把持すべきボ
ビン全長によりおおむね決まる値である。仮に、長さが
150mmのボビンを8個把持せんとすれば、回転円筒
41の長さは必然的に1160mm程度となる。
【0007】さらに回転円筒の危険速度を上げるには、
上式から明らかなように断面2次モーメントIを大きく
し、断面積Aを小さくすることが必要である。断面2次
モーメントを大きくし、断面積を小さくするには把持す
るボビンの内径ぎりぎりまで回転円筒41の外径を大き
くし、かつ回転円筒の筒厚さを機械的強度ぎりぎりまで
薄くすることにより達成できる。
【0008】本発明は、糸条巻取装置の性能向上を目的
として、ボビンホルダの主要構成部材である回転円筒の
外径を太くすることによって、その危険速度を高く設定
できる使用領域の広いボビンホルダ、及びこのボビンホ
ルダを備えた糸条巻取装置を提供せんとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のボビンホルダは、ボビンをチャッキングし
て回転せしめると共に巻取終了時には前記ボビンをリリ
ースせしめるボビンホルダであって、回転軸と、ボス部
が前記回転軸に固定され、筒部が回転軸方向に伸びると
共に把持すべきボビン位置に孔が設けられた長尺の回転
円筒と、該回転円筒の内周面近傍に設けられ、前記回転
軸方向にスライドするスライド部材と、前記回転円筒の
孔から回転円筒の外周面上に出没して前記ボビンをチャ
ッキングまたはリリースするチャッキング部材と、前記
スライド部材を前記回転軸の一方の方向にスライドせし
めることにより前記チャッキング部材を前記回転円筒の
外周面から突出せしめるチャッキング力付与手段と、前
記スライド部材を前記回転軸の他方の方向にスライドせ
しめることにより前記チャッキング部材を前記回転円筒
の外周面から退避せしめるリリース力付与手段と、から
なることを特徴とする。
【0010】この場合、前記スライド円筒は、前記回転
円筒の孔に対応した位置にテーパ面を有するとともに、
各テーパ面の軸方向には前記回転軸方向に伸びる長孔を
有し、チャッキング部材は、前記回転円筒の孔から出没
するピン部と、前記スライド部材の長孔に遊嵌される細
径部と、前記長孔からの離脱を防止する大径部とからな
るチャッキングピンであることが好ましい。
【0011】上記ボビンホルダの回転軸の一端部を軸受
部が片持ち状態に支承すると共にモータを直結すると、
糸条巻取用の糸条巻取装置を構成できる。この場合、軸
受部は、前記モータに固定されると共に、前記回転円筒
の内部に突出した環状支持体と、該環状支持体内に挿入
された前記回転軸を支承する軸受とで構成するのが好ま
しい。そして、前記チャッキング力付与手段は、前記ボ
ビンホルダの一端部に設けられ、前記リリース力付与手
段は、前記軸受部に設けられているのが好ましい。
【0012】なお、本発明の把持対象であるボビンの材
質は、特に限定されるものではなく、例えば、紙管、プ
ラスチック管等如何なるものでもよいことは勿論であ
る。
【0013】
【作用】まず、前準備として作業者がリリース力付与手
段を操作すると、スライド部材が回転軸方向にスライド
し、チャッキング部材が回転円筒外周面から内部に退避
する。回転円筒内にボビンが装着され、今度はチャッキ
ング力付与手段により上記とは逆方向にスライド部材を
スライドさせると、スライド部材がチャッキング部材を
ボビン内周面方向に押し上げ、チャッキング部材の頭部
が回転円筒外周面からボビン内周面に一斉に突出し、全
ボビンをその内周面で把持する。ボビンのリリース時
は、再びリリース力付与手段によりスライド手段をスラ
イドさせチャッキング部材を退避させる。すなわち、ボ
ビン内周面とボビンホルダ間には、従来のような弾性リ
ングが何ら介在しないので、ボビン内径を維持したまま
でこの分だけ回転円筒の外径が増加し、危険速度が上が
ることになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は、ボビンホルダ1を備えた糸条巻取
装置31の縦断面図であり、ベース2上に固定されたモ
ータ3に直結されているボビンホルダ1が、4本のボビ
ン4を回転自在に把持している状態を示している。図1
において、ボビンホルダ1は、回転軸5と、内部にボス
部6を有する長尺の回転円筒7と、この回転円筒7に内
蔵されたホビン4のチャッキング機構8と、環状支持体
9に設けられた、ボビン4のリリース力付与手段10と
で構成され、回転軸5、回転円筒7、チャッキング機構
8は一体に構成されている。回転円筒7は、ボビンホル
ダの危険速度を向上させるため、その材質は例えば、比
剛性の高い金属や、炭素繊維を用いた複合部材で構成
し、また、その肉厚もなるべく薄い方が好ましいことは
言うまでもない環状支持体9は、上記ボビンホルダ1を
できるだけボビンホルダ内部で支持するため、回転円筒
内部に突出した状態でモータ3の出力軸側側面に固定さ
れており、環状支持体内部に設けられた2個の軸受11
で回転軸5を回転自在に支持している。また、回転軸5
は、モータ3の駆動軸3aとカップリング12を介して
接続されている。したがって、ボビンホルダ1は、モー
タ3により環状支持体9に支持された状態で回転するこ
とができる。
【0015】ボビン4のチャッキング機構8は、図に示
すように、ボス部6の前後に、いずれも回転軸5方向に
スライド可能な前スライド円筒12と、後スライド円筒
13とが内蔵されており、これら両部材は、ボス部6の
側面の同一円上に複数個放射状に設けられた孔14内に
スライド自在に挿入されたロッド15と接触できるよう
にされている。このロッド13は、その両端部を前スラ
イド円筒12と後スライド円筒13とに固定してもよい
が、これらの部材をスムーズに回転軸方向に移動させる
ためには固定せず、本実施例のように当接させるだけが
好ましい。本実施例では、これら前スライド円筒12、
後スライド円筒13、ロッド15がスライド部材32を
構成し、このスライド部材32と後述するチャッキング
力付与手段18とで上記チャッキング機構8を構成して
いる。
【0016】回転円筒7の軸方向には、各々のボビン4
を把持するための複数個のチャッキングピン16(チャ
ッキング部材)が、両スライド円筒12、13に対して
スライド自在となるように設けられている。本実施例で
は、各ボビン4の両端部近傍の位置であって、かつ、両
円筒12、13の周面の長孔17内に一定間隔で放射状
に設けられている。
【0017】図2は、図1のチャッキングピン16付近
の拡大断面図である。すなわち、回転円筒7の周面の各
ボビン対応位置には、複数の孔7aが設けられている。
チャッキングピン16は、上記孔7aよりももやや小径
のピン部16a、さらに細径の軸部16b、大径部16
cとから一体に構成されている。両スライド円筒12、
13の長孔17は、チャッキングピン16の軸部16b
の外径よりもやや大きな溝幅を回転軸5方向に有してお
り、そのモータ側端部は、チャッキンクピン16が装着
できるように大径部16cの外径よりもやや大きな内径
の孔17aが一体に設けられている。そして、両スライ
ド円筒12、13の特徴的なことは、スライド円筒はい
ずれも長孔17の範囲内において、段差距離Lを有する
段差状に形成されており、しかもこの段差部分はテーパ
面12a、13aに形成されている点である。したがっ
て、図2の状態からチャッキング機構8により、両スラ
イド円筒12、13を図の図の右方向に移動して、図3
の状態にすると、ピン16のピン部16aが両スライド
円筒12、13の斜面12a、13aによって上方に押
され、回転円筒7の孔7aから突出するので、ボビン4
の内周面に食い込みボビン4を強固にチャッキングする
ことができる。このようにピン部16aは、ボビン内周
面と直接接触してボビンを強固にチャッキングするもの
であり、その材質としては、鉄系金属でも充分である
が、錆の生じないステンレス鋼、アルミニューム、真鍮
等の非鉄合金や、エンジニアリングプラスチック等の合
成樹脂を用いるのが好ましい。さらにボビンの把持効果
を上げるためには、図示のように先端部を山状にした
り、ローレット目状等にしてもよい。また、摩擦力を向
上させるためピン部にゴムをコーティングしてもよい。
【0018】両スライド円筒12、13に図の右方向へ
の駆動力を付与するのが、図1のボビンホルダの左端部
に設けられたチャッキング力付与手段18である。チャ
ッキング力付与手段18は、前蓋19、シール円筒2
0、圧縮ばね21、シリンダ室22で構成されており、
前蓋19とシール円板20は、それぞれ回転円筒7と前
スライド円筒12の左端部に例えば図示しないパッキ
ン、液体シール等によって液密状態に固定されている。
また、両部材間に形成されたシリンダ室22には、圧縮
ばね21が装着され、前蓋19の中央部には、空気入口
23が設けられている。
【0019】一方、ボビン4のリリース力付与手段10
は、環状支持体9に断面L字状の内シリンダ24と外シ
リンダ25とからなるシリンダが固定され、シリンダ内
部には図の左右方向に進退するピストン26がシリンダ
室27、28を形成するように設けられている。なお、
29は、内シリンダ24と外シリンダ25とに設けられ
たOリングであり、30aは、シリンダ室27への圧空
供給路、30bは、シリンダ室28への圧空供給路であ
る。
【0020】次に、本実施例装置の作用を説明する。
【0021】まず、図1に示すように前準備として、図
示しない圧空供給源から圧空を圧空供給路30bを経て
シリンダ室28に流入させ、ピストン26を図示の如く
右端まで移動させた後、作業者が4個のボビン4を回転
円筒7内に挿入し、それぞれのボビンを突出部7aに当
接するまで押し込む。このときのチャッキングピン16
と両スライド円筒12、13との位置関係は、図2の状
態である。
【0022】次に、図示しない圧空供給源から圧空をチ
ャッキング力付与手段18の空気入口23に供給し、シ
リンダ室22に流入させる。シリンダ室内に圧空が充満
すると、この圧空力と圧縮ばね22の反発力とによっ
て、シール円板20が前スライド円筒12、ロッド1
5、前スライド円筒12と一体となって図の右方向に移
動し、チャッキングピン16と両スライド円筒12、1
3との位置関係は、図3の状態となる。すなわち、図2
に示すように、両スライド円筒12、13が図1の左端
に位置していたときは、チャッキングピン16は回転円
筒7の外周面から退避した位置にあるが、両スライド円
筒が右方向に移動すると、その斜面12a、13aによ
って、チャッキングピン16全体が段差距離L分だけ上
方に移動し、ピン部16aがボビン内周面に食い込んで
全ボビン4を強固に把持する。
【0023】この状態でチャッキング完了であり、仮に
巻取中に何らかの事故でチャッキング力付与手段18の
シリンダ室22への圧空の供給が断たれても、圧縮ばね
21の図の右方向への押圧力により、両スライド円筒1
2、13は、把持位置を確保することができ、ボビンが
リリースされることはない。
【0024】巻取が終了しボビンをリリースすると、今
度はリリース力付与手段10の圧空供給路30aからシ
リンダ室27に圧空を供給し、ピストン26を図の左方
向に移動させる。ピストン26が後スライド円筒13の
右端部に当接し、スライド部材32を図2の状態に復帰
させ、全てのチャッキングピン16が回転円筒表面から
一斉に退避し、全ボビンのリリースが完了する。
【0025】上述したように、本実施例装置では、チャ
ッキング部材であるチャッキングピン16を全て回転円
筒7内部に内蔵させたので、ボビン4内周面と回転円筒
7との間に上述した従来のボビンホルダの弾性リング4
2と円筒スペーサ43が一切不要になり、この分だけ回
転円筒の外径をアップさせることができる。したがっ
て、本発明のボビンホルダは、ボビン内径を維持したま
まで、換言すると従来ボビンのままで回転円筒の回転
数、すなわち危険速度を上げることができ、糸条巻取装
置の高速化が可能になるという格段に優れた作用効果を
有する。
【0026】具体例として、回転円筒の長さが1160
mmのボビンホルダで内径94mmのボビン4を8個把
持する場合、図5の従来のボビンホルダ40では、回転
円筒37の外径は78mmであったものが、本実施例の
ボビンホルダ1では、弾性リング42が不要となった分
だけの93、2mmまで太径化する事ができた。これに
より従来の危険速度は15200rpmであったものが
17500rpmまで押し上げることができ、巻取速度
であるボビン周速に換算して800m/minも向上し
たところの5500m/minの高速巻取りが可能とな
った。
【0027】
【発明の効果】請求項1、2のボビンホルダによれば、
現有ボビンの内径を維持した状態ままでボビンホルダの
危険速度(固有振動数)を高く設定できるので、従来の
ボビンホルダに比べて生産性が高くなることは勿論、ボ
ビンコストの低減に寄与する。また、ボビン内径を太く
しないので、巻取工程以降の工程における搬送設備など
の改造が一切不要である。
【0028】請求項3の糸条巻取装置によれば、ボビン
ホルダを片持ち状態に支持しているので、ボビンホルダ
へのボビン装着が非常に容易となり、糸条の生産性が向
上する。
【0029】請求項4の糸条巻取装置によれば、ボビン
ホルダを回転円筒内部で軸受が支承しているので、ボビ
ンホルダの回転が高速時においても振動せずに安定し、
危険速度の向上が一層可能となる。
【0030】請求項5の糸条巻取装置によれば、ボビン
のリリース力付与手段を回転体外部の軸受部に設けたの
で、ボビンホルダの回転重量が減少し、危険速度の向上
がより一層可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るボビンホルダが用いら
れている糸条巻取装置の縦断面図である。
【図2】図1の糸条巻取装置のチャッキング部材近傍に
おけるリリース時の作動説明図である。
【図3】図1の糸条巻取装置のチャッキング部材近傍に
おけるチャッキング時の作動説明図である。
【図4】図3の長孔部の拡大平面図である。
【図5】従来のボビンホルダの縦断面図である。
【符号の説明】
1……ボビンホルダ 3……モータ 4……ボビン 5……回転軸 7……回転円筒 8……チャッキング機構 9……環状支持体 10……リリース力付与手段 12……前スライド円筒 13……後スライド円筒 15……ロッド 16……チャッキング部材 18……チャッキング力付与手段 31……糸条巻取装置 32……スライド部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンをチャッキングして回転せしめる
    と共に巻取終了時には前記ボビンをリリースせしめるボ
    ビンホルダであって、 回転軸と、ボス部が前記回転軸に固定され、筒部が回転
    軸方向に伸びると共に把持すべきボビン位置に孔が設け
    られた長尺の回転円筒と、該回転円筒の内周面近傍に設
    けられ、前記回転軸方向にスライドするスライド部材
    と、前記回転円筒の孔から回転円筒の外周面上に出没し
    て前記ボビンをチャッキングまたはリリースするチャッ
    キング部材と、前記スライド部材を前記回転軸の一方の
    方向にスライドせしめることにより前記チャッキング部
    材を前記回転円筒の外周面から突出せしめるチャッキン
    グ力付与手段と、前記スライド部材を前記回転軸の他方
    の方向にスライドせしめることにより前記チャッキング
    部材を前記回転円筒の外周面から退避せしめるリリース
    力付与手段と、からなることを特徴とするボビンホル
    ダ。
  2. 【請求項2】 前記スライド円筒は、前記回転円筒の孔
    に対応した位置にテーパ面を有するとともに、各テーパ
    面の軸方向には前記回転軸方向に伸びる長孔を有し、前
    記チャッキング部材は、前記回転円筒の孔から出没する
    ピン部と、前記スライド部材の長孔に遊嵌される細径部
    と、前記長孔からの離脱を防止する大径部とからなるチ
    ャッキングピンであることを特徴とする請求項1のボビ
    ンホルダ。
  3. 【請求項3】請求項1のボビンホルダの回転軸の一端部
    を、軸受部が片持ち状態に支承していると共にモータが
    直結されていることを特徴とする糸条巻取装置。
  4. 【請求項4】軸受部は、前記モータに固定されると共
    に、前記回転円筒の内部に突出した環状支持体と、該環
    状支持体内に挿入された前記回転軸を支承する軸受とか
    らなることを特徴とする請求項3の糸条巻取装置。
  5. 【請求項5】前記チャッキング力付与手段は、前記ボビ
    ンホルダの一端部に設けられ、前記リリース力付与手段
    は、前記軸受部に設けられていることを特徴とする請求
    項4の糸条巻取装置。
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