JP3595225B2 - 主軸装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば、自動旋盤に組み込まれる主軸装置に係り、特に、煩雑な作業や複雑な構成を要することなく、主軸の内周側に配置された押しスリーブを主軸の深穴部にて主軸の軸心と同心に位置・保持して、主軸の高速回転時における振動の発生を防止することができるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動旋盤の主軸台は、例えば、図5に示すような構成になっている。まず、主軸台1があり、この主軸台1は、図示しないサーボモータとボールネジ・ボールナット機構によって、軸方向(Z軸方向)に移動可能に構成されている。この主軸台1には主軸3が軸受5、7と軸受9、11を介して回転可能に支持された状態で搭載されている。上記主軸3の後端にはプーリ13が取り付けられており、このプーリ13と図示しないスピンドルモータの回転軸に固着されたプーリとの間には図示しないベルトが巻回されている。そして、スピンドルモータを回転させることにより、プーリ、ベルト、プーリ13を介して、主軸3を高速回転させるように構成されている。
【0003】
上記主軸3の内周側には、チャックスリーブ15と押しスリーブ17が、主軸3の軸心方向に移動可能に収容・配置されている。、上記押しスリーブ17の前端、すなわち、図5中左側端は、チャックスリーブ15のテーパ面15b対して、テーパ面17aを介して当接しているので、主軸軸心に対して同心の状態で支持されることになる。上記チャックスリーブ15の内周側には、棒材19を把持するためのコレットチャック21が内装されている。このコレットチャック21と上記チャックスリーブ15との間には、コイルスプリング23が張設されていて、コレットチャック21は、このコイルスプリング23によって、図5中左方向に常時付勢された状態にある。又、上記コレットチャック21とチャックスリーブ15の外周側にはキャップ25が被冠されており、このキャップ25と主軸3の外周側には固定部材27が取付・固定されている。
【0004】
上記コレットチャック21の先端部は、例えば、三割り状になっている。そして、押しスリーブ17とチャックスリーブ15とが、図5中左側に移動することにより、チャックスリーブ15のテーパ面15aとコレットチャック21のテーパ面21aとの相互作用によって、上記三割り状になっている部分が絞られ、それによって、棒材19を把持するものである。逆に、押しスリーブ17とチャックスリーブ15とが、コイルスプリング23のスプリング力によって図5中右側に押し戻されることにより、チャックスリーブ15のテーパ面15aとコレットチャック21のテーパ面21aとの相互作用が解除され、上記三割り状になっている部分が自身のばね力によって拡開し、それによって、棒材19の把持が解除されることになる。
【0005】
上記主軸3の外周部であって図5中右側に寄った位置には爪ホルダ29が外装されていて、この爪ホルダ29には一対の爪31、33が、ピン35、37を介して回動可能に取り付けられている。又、上記主軸3の外周側であって、上記爪31、33の図5中左側にはシフター39が、主軸3の軸方向に移動可能に取り付けられている。上記シフター39は、図示しない油圧シリンダ機構によって、チャック開閉レバー41を介して、主軸3の軸方向に移動されるように構成されている。
尚、上記爪ホルダ29の図5中右側には調整ナット43が取り付けられている。
【0006】
上記構成において、コレットチャック21による棒材19の把持・把持の解除は次のようにして行われる。
まず、棒材19を把持していない状態において、油圧シリンダー機構が駆動して、チャック開閉レバー41を介して、シフター39を図5中右側に移動させる。このシフター39の移動によって、シフター39が一対の爪31、33の間に入り込んでいき、それによって、一対の爪31、33が拡開方向に回動する。この一対の爪31、33の回動によって、押しスリーブ17とチャックスリーブ15が図5中左方向に移動する。この押しスリーブ17とチャックスリーブ15の図5中左側への移動により、既に述べたように、チャックスリーブ15のテーパ面15aとコレットチャック21のテーパ面21aとの相互作用によって、上記三割り状になっている部分が絞られ、それによって、棒材19を把持するものである。
尚、図5はコレットチャック21によって棒材19を把持している状態を示している。
【0007】
逆に、コレットチャック21による棒材19の把持を解除する場合であるが、油圧シリンダー機構が駆動して、チャック開閉レバー41を介して、シフター39を図5中左方向に移動させる。このシフター39の移動によって、シフター39が一対の爪31、33の間から抜けていき、それによって、コイルスプリング23の作用によって、チャックスリーブ15と押しスリーブ17が、図5中右方向に戻される。そして、既に説明したように、チャックスリーブ15のテーパ面15aとコレットチャック21のテーパ面21aとの相互作用が解除され、上記三割り状になっている部分が自身のばね力によって拡開し、それによって、棒材19の把持が解除されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成をなす主軸装置において、主軸3の前端部(図5中左側端部)の内径は主軸軸心に対して高精度で同心加工されていて、チャックスリーブ15の外径を主軸軸心と同心に支持している。これに対して、主軸3の深穴部の内径は主軸軸心に対して高精度で同心加工できないため、主軸3の内径と押しスリーブ17の外径との間には、図6に示すように、0.2〜0.3mm程度の隙間(L)が形成されている。
尚、図6は図5のVI−VI断面図であり、隙間(L)が形成されていることを示すために拡大して示した図である。
【0009】
そして、押しスリーブ17の前端、すなわち、図5中左側端は、チャックスリーブ15のテーパ面15b対して、テーパ面17aを介して当接しているので、主軸軸心に対して同心の状態で支持されることになるが、押しスリーブ17の後端、すなわち、図5中右端は、一対の爪31、33に対して平面で当接しており、且つ、上記隙間(L)が形成されているために、主軸軸心に対して同心の状態で支持されることは難しい状況になっている。そのため、主軸3が高速で回転すると、押しスリーブ17の主軸軸心からの偏りによりバランスが崩れてしまって、振動が発生してしまうという問題があった。
【0010】
このような問題に対しては、例えば、実用新案登録第2559814号公報に示されているような構成が提案されている。その構成を図7に示す。
図7はマシニングセンタ等の工作機械における主軸ユニットの構成を示す断面図である。まず、主軸ラム101があり、この主軸ラム101の内側には、主軸103が、軸受105、107、109を介して、回転可能に収容・配置されている。この主軸103はビルトインモータ111によって高速回転されるように構成されている。
【0011】
このビルトインモータ111は、上記主軸ラム101の内周側に取り付けられたステータ113と、このステータ113の内周側において、上記主軸103の外周側に取付・固定されたロータ115とから構成されている。上記主軸103には中心穴が貫通して形成されていて、この中心穴は先端部がテーパ穴117aとなっていて、このテーパ穴117aに続いて小径穴117bが形成されていて、さらに、大径穴117cが形成されている。
尚、上記中心穴において、両端に近い一定範囲内については同心精度が確保されているが、中央部、すなわち、小径部117bや大径部117cの深穴部においては加工上の問題から同心精度を確保することは難しい構成になっている。
【0012】
上記主軸103のテーパ穴117aには、工具119が着脱可能に取り付けられており、この工具119はプルスタッド119aを備えている。又、主軸103内には、工具引上棒121が移動可能に収容・配置されている。この工具引上棒121は、上記プルスタッド119aを着脱可能に把持するコレット123を先端に備えている。又、工具引上棒121は、基準用案内ブッシュ125、127と振動防止用案内ブッシュ129とによって支持されている。
【0013】
上記基準用案内ブッシュ125、127は、中心穴の大径穴117cの端部に設けられているので、高い同心精度をもって取り付けられているが、振動防止用案内ブッシュ129に関しては、大径穴117cの深い位置に取り付けられているので、その同心精度を良好にすることは困難な構成になっている。
【0014】
そこで、上記振動防止用案内ブッシュ129の外径を大径穴117cより小さく形成し、基準用案内ブッシュ125、127及び振動防止用案内ブッシュ129に隙間なく挿入可能な外径を有するとともに高い同心精度をもって加工された芯出段取131を用意し(図8に示す)、この芯出段取131を主軸103の後端より挿入する。そして、振動防止用案内ブッシュ129を同心に仮位置決めする。次に、振動防止用案内ブッシュ129の外周129aと大径穴117cとの間の隙間に接着剤133を充填する。充填した接着剤133が固化したら、上記芯出段取131を抜き取る。これによって、振動防止用案内ブッシュ129の主軸103に対する同心精度を確保するものである。
【0015】
しかしながら、このような構成では、まず、振動防止用案内ブッシュ129を芯出し段取りする煩雑な作業が必要となり、又、接着剤133が固化するまで芯出段取131を抜き取ることができない等、必要な同心精度を得るために長い作業時間を要してしまうという問題があった。
又、主軸103の中心穴に挿入される工具引上棒121が小径・長尺になった場合には、芯出段取131も小径・長尺となってしまい、それ自身の同心精度を得ることが難しくなってしまうという問題もあった。
【0016】
又、これとは別に特許第2883399号公報に示すようなものも提案されている。これも、上記実用新案登録第2559814号公報に示されているようなマシニングセンタ等の工作機械における主軸ユニットに関するものである。そして、そこには、クランプロッドと主軸との間に環状部材を配置し、該環状部材と主軸との間に3個の鋼球を配置し、これら3個の鋼球の位置を位置調整手段によって調整することにより環状部材ひいてはクランプロッドを支持する構成が開示されている。
【0017】
しかしながらそれに示されている構成も複雑である。すなわち、環状部材を必要とすると共に、3個の鋼球を支持してその位置を調整する位置調整手段を鋼球毎に必要とするからであり、又、そのような位置調整手段による位置の調整作業も繁雑であった。
【0018】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、煩雑な作業を要することなく、主軸に移動可能に内装された押しスリーブの同心度を確保し、高速回転時における振動の発生を効果的に防止することが可能な主軸装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による主軸装置は、回転駆動される外形が略円筒状に形成された中空状の主軸と、上記主軸の内周側に移動可能に内装され弾性部材により常時一方向に付勢されていると共に上記弾性部材の付勢力に抗して他方向に移動可能であり一方向又は他方向に移動することにより上記主軸の先端側に設けられたコレットチャックの開閉を行わせる外形が略円筒状に形成された押しスリーブと、上記主軸の後端側に設けられ上記押しスリーブを他方向に移動させて上記コレットチャックを閉成させる押しスリーブ駆動手段と、上記主軸に形成された少なくとも3個以上の穴と、上記主軸の外周側に配置され内面が略円筒形状に形成された環状部材と、上記穴内に収容・配置され上記押しスリーブ外周に形成された円筒面上に常時当接すると共に主軸外周に形成される円筒面に支持された前記環状部材内周に形成された円筒面に常時当接し、押しスリーブを主軸の軸心と同心に位置・保持する転動体と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2による主軸装置は、請求項1記載の主軸装置において、上記押しスリーブ駆動手段は、上記主軸の後端側に設けられ主軸の外周側に移動可能に外装されたシフターを移動させることにより回動される周方向に複数設けられた略L字状をなす爪の端部に設けられた平面部により上記押しスリーブを他方向に移動させて上記コレットチャックを閉成させるものであり、上記シフターを上記環状部材とすることを特徴とするものである。
又、請求項3による主軸装置は、請求項1記載の主軸装置において、上記主軸はステータ及びロータからなるビルトインモータの上記ロータの内周側に配置され上記ビルトインモータにより回転駆動されるものであり、上記ロータを上記環状部材とすることを特徴とするものである。
又、請求項4による主軸装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の主軸装置において、上記転動体は球体であることを特徴とするものである。
又、請求項5による主軸装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の主軸装置において、上記転動体は円筒体であることを特徴とするものである。
【0020】
すなわち、主軸に形成された少なくとも3個の穴内に、主軸に外装された環状部材と押しスリーブとに当接する状態で収容・配置したものであり、それによって、押しスリーブを主軸の軸心と同心に位置・保持しようとするものである。
環状部材の例としては、押しスリーブ駆動手段としてシフターを使用したものを採用した場合にはそのシフターとすることが考えられ、又、ビルトインモータにより主軸を駆動するものを使用した場合には、そのビルトインモータのロータとすることが考えられ、その他、別途、専用の環状部材を設けることも考えられる。
転動体としては、球体、円筒体等が考えられる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図3を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。
尚、従来と同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
すなわち、本実施の形態の場合には、主軸3のシフター39の内周位置において、3箇所に穴51を形成し、該穴51内に転動体としての鋼球53を内装し、これら3個の鋼球53によって、主軸3の内周側に配置されている押しスリーブ17を主軸軸心に対して同心に位置・保持するようにしたものである。すなわち、主軸3の外周面及びシフター39の内周面は高い精度で加工されており、よって、シフター39の内周面を基準にして上記3個の鋼球53を介して押しスリーブ17を支持すれば、押しスリーブ17を必然的に主軸軸心に対して同心に位置・保持することができるものである。
【0022】
上記穴51と鋼球53の部分を拡大すると図3に示すような構造になっている。すなわち、穴51に段付部55が形成されていて、鋼球53の押しスリーブ17側への通り抜けが規制されている。
【0023】
以上の構成によると、押しスリーブ17の外周部を、穴51内に内装されている3個の鋼球によって主軸の軸心と同心に位置・保持することができるので、チャックスリーブ15のテーパ面15bと押しスリーブ17のテーパ面17aとによる支持構造とあいまって、主軸3が高速回転した場合の振動の発生を効果的に抑制することができる。
又、この実施の形態の場合には、シフター39をそのまま使用しているので、別途専用の外装部材を設ける必要はなく、部品点数の増大や構成の複雑化を防止することができる。
【0024】
次に、図4を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態は、本発明をビルトインモータタイプの主軸装置に適用した例を示すものである。
尚、前記第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
まず、ビルトインモータ61が内装されていて、このビルトインモータ61は、ステータ63と、このステータ63の内周側に配置されたロータ65とから構成されている。ロータ65は主軸3に対して焼き嵌めにより一体に回転するように取り付けられている。
【0025】
上記ロータ65の内径は主軸3の外周に焼き嵌めされるために高精度で加工されている。そして、このロータ65と押しスリーブ17の外径部との間には、前記第1の実施の形態の場合と同様に3個の鋼球53が配置されていて、これら3個の鋼球53を介して、ロータ65の内周面により押しスリーブ17の外周面を支持して主軸の軸心に一致させるように構成されている。
因みに、この第2の実施の形態の場合には、前記第1の実施の形態の場合と異なり、鋼球53による支持位置がコレットチャック21側(図4中左側)に寄っている。しかしながら、その支持位置は押しスリーブ17の全長の1/2を越えた位置であり(全長の1/2よりも図4中右側)、よって、前記第1の実施の形態の場合と略同様の効果を奏することができる。
【0026】
尚、本発明は前記第1及び第2の実施の形態に限定されるものではない。
まず、前記第1及び第2の実施の形態では、転動体として鋼球を使用した例を挙げて説明したが、円筒体であっても良い。
又、前記第1及び第2の実施の形態では、3個の鋼球を使用したが、3個以上であっても良い。
又、前記第1及び第2の実施の形態の場合には、それぞれ既存の部品を環状部材として使用した例を挙げて説明したが、専用の環状部材を設けるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明による主軸装置によると、主軸に形成された少なくとも3個の穴内に転動体を主軸に外装された環状部材と押しスリーブとに当接する状態で収容・配置し、その転動体を介して環状部材により押しスリーブを主軸の軸心位置と同心に位置・保持するようにしているので、従来のように、煩雑な作業を要することなく、押しスリーブを主軸の軸心位置に簡単に且つ確実に位置・保持することができる。
又、環状部材として、例えば、シフターやロータ等の既存の部品を使用した場合には、転動体を支持するために特に専用の支持部材を設けるわけではないので、構成が複雑化するようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、自動旋盤に組み込まれる主軸装置の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1のII−II断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図2のIII部を拡大して示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す図で、自動旋盤に組み込まれるビルトインモータタイプの主軸装置の構成を示す断面図である。
【図5】従来例を示す図で、自動旋盤に組み込まれる主軸装置の構成を示す断面図である。
【図6】従来例を示す図で、図5のVI−VI断面図である。
【図7】従来例を示す図で、工作機械の組み込まれる主軸装置の構成を示す断面図である。
【図8】従来例を示す図で、工作機械の組み込まれる主軸装置における振動防止用案内ブッシュの同心精度を得るための構成を示す断面図である。
【符号の説明】
3 主軸
17 押しスリーブ
39 シフター
51 穴
53 鋼球(転動体)
61 ビルトインモータ
63 ステータ
65 ロータ
Claims (5)
- 回転駆動される外形が略円筒状に形成された中空状の主軸と、
上記主軸の内周側に移動可能に内装され弾性部材により常時一方向に付勢されていると共に上記弾性部材の付勢力に抗して他方向に移動可能であり一方向又は他方向に移動することにより上記主軸の先端側に設けられたコレットチャックの開閉を行わせる外形が略円筒状に形成された押しスリーブと、
上記主軸の後端側に設けられ上記押しスリーブを他方向に移動させて上記コレットチャックを閉成させる押しスリーブ駆動手段と、
上記主軸に形成された少なくとも3個以上の穴と、
上記主軸の外周側に配置され内面が略円筒形状に形成された環状部材と、
上記穴内に収容・配置され上記押しスリーブ外周に形成された円筒面上に常時当接すると共に主軸外周に形成される円筒面に支持された前記環状部材内周に形成された円筒面に常時当接し、押しスリーブを主軸の軸心と同心に位置・保持する転動体と、
を具備したことを特徴とする主軸装置。 - 請求項1記載の主軸装置において、
上記押しスリーブ駆動手段は、上記主軸の後端側に設けられ主軸の外周側に移動可能に外装されたシフターを移動させることにより回動される周方向に複数設けられた略L字状をなす爪の端部に設けられた平面部により上記押しスリーブを他方向に移動させて上記コレットチャックを閉成させるものであり、上記シフターを上記環状部材とすることを特徴とする主軸装置。 - 請求項1記載の主軸装置において、
上記主軸はステータ及びロータからなるビルトインモータの上記ロータの内周側に配置され上記ビルトインモータにより回転駆動されるものであり、上記ロータを上記環状部材とすることを特徴とする主軸装置。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載の主軸装置において、
上記転動体は球体であることを特徴とする主軸装置。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載の主軸装置において、
上記転動体は円筒体であることを特徴とする主軸装置。
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