JP2007331060A - 砥石車の着脱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動工具交換装置による砥石車の交換に適用が可能で、砥石車が軸方向に変位しにくい構成の砥石車の着脱構造を提供することにある。
【解決手段】外周部に砥石を保持し、第1の端面側に開口を有すると共に、第2の端面側に開口に通じるテーパ穴部を有した砥石ホイールと、砥石ホイールの第1の端面側に所定の外径及び内径を有して当接し、砥石ホイールの第2の端面側に押圧力を加えるための押圧プレートと、砥石ホイールのテーパ穴部に挿入されるテーパ部、及びテーパ部に対して階段状に形成されて砥石ホイールの第2の端面側に所定の外径で接触する段部を有する砥石軸と、押圧プレートに一端を固定され、砥石ホイールの第2の端面側と砥石軸と段部との間、及びテーパ穴部とテーパ部との間に所定の接触圧が発生するように押圧プレートに軸方向の引張力を与える着脱可能なクランプユニットと、を備えた砥石車の着脱構造とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、砥石車の着脱構造に関し、特に、自動工具交換に適した砥石車の着脱構造に関する。
研削盤等に用いられる砥石車の砥石軸への保持機構としては、テーパ孔を有する砥石ホイールが砥石車を回転駆動する砥石軸に嵌合し、締付けナットにより固定されているものがある(例えば、特許文献1)。この構成によれば、締付けナット等の簡単な構成で砥石軸にテーパ孔で密着して嵌合でき、砥石車を砥石軸により回転させた場合の砥石外周の振れを小さくすることができ、振れ修正のために高価な砥石層を無駄にツルーイングする必要がない。
また、砥石を保持した砥石スリーブに砥石軸と嵌合するテーパ穴と、このテーパ穴の中心に位置するプルスタッドとを設けてなる砥石車がある(例えば、特許文献2)。この構成によれば、砥石軸側に装着したドローバによりプルスタッドを引き込むことで、砥石スリーブと砥石軸がテーパ穴で密着嵌合し、また、ドローバにより押出し力をプルスタッドに与えることで、砥石スリーブと砥石軸との密着嵌合を解除して、砥石車の着脱が行なえる。よって、自動工具交換装置による砥石車の交換にも適用できるものである。
特開昭61−182767号公報 実開昭61−137457号公報
しかし、特許文献1に示された砥石車によれば、砥石車の砥石軸への着脱に時間を要し、検索作業時間の短縮が図れない。また、砥石車を砥石軸にネジ等で固定するので、自動工具交換装置による砥石車の交換には適用が困難である。
また、特許文献2に示された砥石車によれば、砥石車と砥石軸との嵌合がテーパ部のみで行なわれているので、プルスタッドによる引き込み力による軸方向の変位と、砥石車の回転に伴う遠心力でテーパ部が拡大して軸方向の変位が生じ、食い付きが発生するという問題がある。特に、砥石車を高速回転により駆動して研削する場合には大きな問題となる。
従って、本発明の目的は、自動工具交換装置による砥石車の交換に適用が可能で、砥石車が軸方向に変位しにくい構成の砥石車の着脱構造を提供することにある。
[1]本発明の実施の形態によれば、外周部に砥石を保持し、第1の端面側に開口を有すると共に、第2の端面側に前記開口に通じるテーパ穴部を有した砥石ホイールと、前記砥石ホイールの前記第1の端面側に所定の外径及び内径を有して当接し、前記砥石ホイールの前記第2の端面側に押圧力を加えるための押圧プレートと、前記砥石ホイールの前記テーパ穴部に挿入されるテーパ部、及び前記テーパ部に対して階段状に形成されて前記砥石ホイールの前記第2の端面側に前記所定の外径で接触する段部を有する砥石軸と、前記押圧プレートに一端を固定され、前記砥石ホイールの前記第2の端面側と前記砥石軸と前記段部との間、及び前記テーパ穴部と前記テーパ部との間に所定の接触圧が発生するように前記押圧プレートに軸方向の引張力を与える着脱可能なクランプユニットと、を備えたことを特徴とする砥石車の着脱構造を提供する。
[2]前記砥石ホイールは、前記砥石軸に嵌合するテーパ穴部と前記砥石ホイールの第2の端面側に前記砥石軸の端面が接する接触面との2面により拘束されることを特徴とする前記[1]に記載の砥石車の着脱構造であってもよい。
[3]前記押圧プレートは、前記砥石ホイールの第2の端面側に前記砥石軸の端面が接する接触面の径と略同じであることを特徴とする前記[1]に記載の砥石車の着脱構造であってもよい。
[4]前記クランプユニットは、前記砥石軸に備えられたドローバによりコレットチャックを介して、前記砥石ホイール側に設けられたプルスタッドに引込み力又は押出し力を付与するものであることを特徴とする前記[1]に記載の砥石車の着脱構造であってもよい。
[5]前記砥石ホイールが外周部に保持する前記砥石は、前記砥石ホイールに形成されたテーパ穴部の軸線方向の幅内に位置することを特徴とする前記[1]に記載の砥石車の着脱構造であってもよい。
本発明によれば、自動工具交換装置による砥石車の交換に適用が可能で、砥石車が軸方向に変位しにくい構成の砥石車の着脱構造を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る砥石車の構造を示し、(a)は、砥石ホイール610、押圧プレート620、及び、プルスタッド630により組み立てられた砥石車600を示し、(b)は、押圧プレート620の右側面図、(c)は、砥石ホイール610の左側面図を示す図である。砥石車600は、砥石ホイール610、押圧プレート620、及び、プルスタッド630を有して構成されている。
砥石ホイール610は、その円筒外周部に砥石ホイール610と共に回転するよう砥石611の層が固定して形成されている。砥石ホイール610には、中心軸CLに垂直な第1の端面610aとその反対側に第2の端面610bが形成されている。また、中心軸CLと同軸状に所定のテーパ角度でテーパ穴部610cが形成されている。また、テーパ穴部610cが形成されていない内径領域の一部にはカギ状係合部610dが形成されている。
押圧プレート620は、中心軸CLと同軸状に砥石ホイール610のカギ状係合部610dに係合して締結させるためのカギ状係合部620aと、中心軸CLに垂直で砥石ホイール610の第1の端面610aに当接する当接部620bを有している。押圧プレート620は、図1(c)に示した砥石ホイール610のカギ状係合部610dに図1(b)に示したカギ状係合部620aが挿入されて所定の角度だけ捩じられることにより、当接部620bが砥石ホイール610の第1の端面610aに当接した状態で組み立てられる。また、押圧プレート620の中心軸CL上にはネジ穴部620cが形成されている。尚、当接部620bの外径、または内径は、砥石ホイール610に形成された第2の端面610bの外径、または内径と略同じであることが好ましい。すなわち、押圧プレート620からの力が砥石ホイール610の内部を伝達して、第2の端面610bに効率よく働くよう、当接部620bと第2の端面610bとの外径、または内径が互いに近似する値であることが好ましい。
プルスタッド630は、図示しない砥石軸側から引込力または押出力を付与される部材であり、その一端には、押圧プレート620のネジ穴部620cに螺合するためのネジ部630aが形成され、押圧プレート620に螺合して固定されている。また、他端側の先端部には、傾斜部631aを有する突起部631および突起部631の外径よりも径の小さい頸部632を有している。
尚、上記した構成では、砥石ホイール610、押圧プレート620、及びプルスタッド630は、別部品で形成されて組み立てられているが、いずれか2つの部品またはすべての部品を一体に形成したものでもよい。
図2は、本発明の実施の形態に係る砥石車600と砥石車600が着脱される砥石駆動主軸700とを示す図であり、砥石駆動主軸700は、アンクランプ状態であることを示す図である。
砥石駆動主軸700は、砥石軸710、コレットチャック720、クランプユニット730、ドローバ740を有して構成される。砥石駆動主軸700は、図示しないモータ、エアスピンドル等の回転駆動装置により回転駆動される。
砥石軸710は、先端部外周部に砥石ホイール610のテーパ穴部610cに嵌合するテーパ部710aが形成され、砥石軸710の中心軸CLに垂直で砥石ホイール610の第2の端面610bに当接する砥石軸端面710bが段部710eに形成されている。また、砥石軸710の中心部には、コレットチャック720、クランプユニット730、及びドローバ740が移動可能に嵌合するための砥石軸ガイド穴710cが貫通している。
クランプユニット730には、複数のコレットチャックセグメント721がコレット回り止めピン750を介して開閉可能に取付けられ、コレットチャック720を構成している。また、クランプユニット730は、ドローバ740にネジ締結されている。
コレットチャック720、クランプユニット730、及びドローバ740は、上記したように、組立てられた状態で、砥石軸710の砥石軸ガイド穴710cに中心軸CL方向にスライド可能な状態で装着されている。
図2においては、砥石駆動主軸700のドローバ740が図示A方向に押出力により押され、コレットチャック720の各コレットチャックセグメント721が開いた状態、すなわち、砥石駆動主軸700はアンクランプ状態である。ドローバ740が図示A方向に押されると、ドローバ740にネジ締結されたクランプユニット730もA方向に押され、バネ740を介して開閉可能に取付けられた複数のコレットチャックセグメント721もA方向に押される。この時、砥石軸710の砥石軸ガイド穴710cにはコレットチャックセグメント根元部721aに対応した位置に突起部710dが形成されているので、コレットチャックセグメント721が図示A方向に押されると、コレット支点部730aを支点としてコレットチャックセグメント根元部721aが突起部710dにより内側に押され、これにより、コレットチャックセグメント先端部721bは外側へ開く。この状態は、図2の左方に図示された砥石車600を、右方に図示された砥石駆動主軸700に装着することが可能なアンクランプ状態である。
図3は、砥石駆動主軸700のドローバ740が図示B方向の引込力により引き込まれ、コレットチャック720の各コレットチャックセグメント721が閉じてプルスタッド630を図示B方向に引込むことで砥石車600をクランプした状態を示す図である。
図2の状態から、砥石車600と砥石駆動主軸700が相対移動により接近し、プルスタッド630がコレットチャック720の内径領域へ挿入される。この時、図示B方向の引込力によりドローバ740が引き込まれると、クランプユニット730及びコレットチャック720も図示B方向に引き込まれる。コレットチャックセグメント721が図示B方向に移動すると、突起部710dでのコレットチャックセグメント根元部721aへの押圧力が解除されると共に、コレットチャックセグメント先端部721bの外側テーパ部721cが砥石軸ガイド穴710cに押されてコレットチャックセグメント先端部721bを閉じながら図示B方向に収納される。この操作により、把持部721dがプルスタッド630の頸部632に嵌合すると共に、内側テーパ部721eが傾斜部631aに接合してさらに図示B方向に引込力を加える。
ここで、砥石ホイール610のテーパ穴部610cは、砥石軸710のテーパ部710aに圧接されると共に、砥石ホイール610の第2の端面610bは、砥石軸710の砥石軸端面710bに圧接される。従って、砥石ホイール610は、砥石軸710により2面拘束されることになる。
図4は、クランプ状態から、ドローバ740が押出力で図示A方向に移動されてアンクランプ状態になったことを示す図である。
図3のクランプ状態から、ドローバ740が押出力で図示A方向に移動されると、コレットチャックセグメント721も図示A方向に押されて移動し、コレット支点部730aを支点としてコレットチャックセグメント根元部721aが突起部710dにより内側に押され、これにより、コレットチャックセグメント先端部721bは外側へ開く。従って、砥石ホイール610のテーパ穴部610cと砥石軸710のテーパ部710aとの圧接、及び、砥石ホイール610の第2の端面610bと砥石軸710の砥石軸端面710bとの圧接、すなわち、砥石ホイール610と砥石軸710との2面拘束が解除される。よって、砥石車600は砥石駆動主軸700から取り外し可能なアンクランプ状態となる。
(本発明の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態によれば、次のような効果を有する。
(1)砥石ホイール610のテーパ穴部610cと砥石軸710のテーパ部710a、及び、砥石ホイール610の第2の端面610bと砥石軸710の砥石軸端面710bが共に圧接され、いわゆる2面拘束により砥石車600が保持されているので、振れが小さく、かつ、軸方向の変位が小さい砥石車の着脱構造が可能となる。
(2)プルスタッドを有する砥石車600を、砥石駆動主軸700側のコレットチャック720で引込んで砥石軸710に固定するので、砥石車の着脱において自動交換が可能となり、自動工具交換ツールにより工具を交換して加工を行なう複合加工機に適用が可能となる。
(3)砥石ホイールと砥石軸との結合が砥石ホイールの内径部分に形成されたテーパ穴部で行なわれているので、研削加工点がテーパ形状の範囲内に位置することになり、研削負荷に対する研削加工点の変位を小さくでき、砥石車600のラジアル方向の剛性を向上させることが可能となる。
(4)砥石駆動主軸700の砥石軸ガイド穴710cに対応可能な規格化されたクランプユニットを使用することで、研削負荷に応じた砥石ホイールのクランプ力の変更対応が比較的容易にできる。クランプ部に規格化されたユニットとして、例えば、BTクランピングユニット等を適用できる。
(5)押圧プレート620の当接部620bの外径、または内径は、砥石ホイール610に形成された第1の端面610aの外径、または内径と略同じであるので、押圧プレート620からの力が砥石ホイール610の内部を伝達して第2の端面610bに効率よく働き、砥石ホイール610と砥石軸710とのクランプ状態がより安定になるという効果を有する。
(本発明の実施の形態の複合加工機への適用例)
以下に、本発明の実施の形態に係る砥石車の着脱構造を複合加工機に適用した場合について説明する。
図5は、本発明の実施の形態に係る砥石車の着脱構造を適用した複合加工機の平面図である。尚、図5において、上下にX方向及び左右にZ方向を規定する。
この複合加工機1は、図示しないコンピュータ数値制御装置(CNC)により全体の駆動が制御されるものであり、複合加工機本体と図示しない付属装置からなる。主な付属装置は、オイル供給装置、冷却装置、エア供給機器、クーラント供給装置、切屑収集装置及びこれらの装置を複合加工機本体と接続するダクト装置等からなっている。
複合加工機1は、ベッド10上に載置され、軸物あるいは長尺状のワークWを回転駆動可能に支持するワーク支持駆動ユニット100と、ベッド10上に装架されてX及びZ方向の移動及び位置決めを行なうXステージ301及びZステージ302と、Zステージ302上に載置され各種の加工ツールを着脱可能に搭載するワーク加工ユニット200と、加工ツールをワーク加工ユニット200の所定位置に着脱するツール装着ユニット400とを有する。尚、ワーク加工ユニット200は、Xステージ301及びZステージ302によりX及びZ方向の移動を行うだけでなく、例えば、閉リンク機構を並列に配置した所謂パラレル機構等によりXZ平面内で移動するものであってもよい。
ワーク支持駆動ユニット100は、ベッド10上に載置された主軸台ベース101に、左右の主軸台スライドガイド102を介してスライド可能に移動可能な左右の主軸台103を有し、主軸台103には、主軸105を所定の回転数で回転駆動する主軸駆動モータ104が搭載されている。各々左右の主軸台103は、左右独立にZ方向にスライドして、ワークWを所定の心間で挟持して、その位置を固定できる構成となっている。ワークWは、主軸105の回転を図示しない回し金を介して回転駆動される。
ワーク加工ユニット200は、ユニットハウジング201により回転可能に支持されたツール回転主軸202と、このツール回転主軸202を所定の回転速度で回転駆動するためのツール駆動モータ203を有して構成されている。ここで、ツール回転主軸202は、上記説明した本発明の実施の形態に係る砥石車の着脱構造における砥石駆動主軸700の構造が適用可能である。図5には、加工ツールとして、本発明の実施の形態に係る砥石車600をツール回転主軸202に装着した図が示されている。
尚、ツール回転主軸202は、ツール駆動モータ201に直結して回転させる以外に、ギアやベルトによる回転駆動方式等であってもよい。
ツール装着ユニット400は、ベッド10上の所定の位置に載置され、種々の加工ツール501を保持可能な複数のツールポッド402を有したツールタレット403と、X軸回りに割出し制御をするサーボモータ404により構成されている。ツールポッド402には、加工ツール501の一部を把持可能とする結合部405が形成されている。結合部405は、機械的に加工ツール501を把持するものでも、磁石等によって把持するものでもよい。
ここで、加工ツール501のテーパ穴部510には本発明の実施の形態に係る砥石車600のテーパ穴部610cが適用できる。
加工ツール501は、本発明の実施の形態に係る砥石車600以外に、旋削加工に使用される旋削用電着ホイール等の旋削工具、穴あけ、溝加工等に使用されるドリル、エンドミル等の切削工具、レーザ焼入れヘッド等の熱処理加工ツールとしての熱処理工具、超仕上げ、ELID研削等に使用される表面仕上げ工具がある。尚、熱処理加工ツール等の回転駆動せずにワークWを加工する場合は、ツール駆動モータ201を停止させて加工を行なう。
図5において、ツール回転主軸202に装着された砥石車600を、他の加工ツール501に交換する場合について説明する。Xステージ301及びZステージ302により、加工ツールが交換可能な所定の位置まで移動させ、図5に図示された加工ツール501が装着されていないツールポッド402の結合部405に砥石車600を把持させる。この後、ツール回転主軸202のクランプを解除してアンクランプ状態にして、砥石車600をツール装着ユニット400側へ回収する。
サーボモータ404により割出し制御をして、加工ツール501をツール回転主軸202に装着可能な位置にセットする。Zステージ302によりツール回転主軸202を移動させて、加工ツール501のテーパ穴部510にツール回転主軸202を装着し、クランプ状態にすることで加工ツール501をツール回転主軸202に装着する。
上記の一連の操作により、所望の加工ツール501をツール回転主軸202に容易に着脱可能となる。この加工ツールの交換は、コンピュータ数値制御装置によりプログラムされて行なうことができるので、ワークWに種々の加工を施す間に自動工具交換を行うことが可能となる。従って、本発明の実施の形態に係る砥石車の着脱構造を適用することにより、自動工具交換装置を備えた複合加工機が容易に可能となる。
本発明の実施の形態に係る砥石車の構造を示し、(a)は、砥石ホイール610、押圧プレート620、及び、プルスタッド630により組み立てられた砥石車600を示し、(b)は、押圧プレート620の右側面図、(c)は、砥石ホイール610の左側面図を示す図である。 本発明の実施の形態に係る砥石車600と砥石車600が着脱される砥石駆動主軸700とを示す図であり、砥石駆動主軸700は、アンクランプ状態であることを示す図である。 砥石駆動主軸700のドローバ740が図示B方向の引込力により引き込まれ、コレットチャック720の各コレットチャックセグメント721が閉じてプルスタッド630を図示B方向に引込むことで砥石車600をクランプした状態を示す図である。 クランプ状態から、ドローバ740が押出力で図示A方向に移動されてアンクランプ状態になったことを示す図である。 本発明の実施の形態に係る砥石車の着脱構造を適用した複合加工機の平面図である。
符号の説明
1 複合加工機 10 ベッド
100 ワーク支持駆動ユニット 101 主軸台ベース
102 主軸台スライドガイド 103 主軸台
104 主軸駆動モータ 105 主軸
200 ワーク加工ユニット 201 ユニットハウジング
202 ツール回転主軸 203 ツール駆動モータ
301 Xステージ 302 Zステージ
400 ツール装着ユニット 402 ツールポッド
403 ツールタレット 404 サーボモータ
405 結合部
501 加工ツール
600 砥石車 610 砥石ホイール
611 砥石 620 押圧プレート
630 プルスタッド
700 砥石駆動主軸 710 砥石軸
720 コレットチャック 730 クランプユニット
740 ドローバ 750 コレット回り止めピン

Claims (5)

  1. 外周部に砥石を保持し、第1の端面側に開口を有すると共に、第2の端面側に前記開口に通じるテーパ穴部を有した砥石ホイールと、
    前記砥石ホイールの前記第1の端面側に所定の外径及び内径を有して当接し、前記砥石ホイールの前記第2の端面側に押圧力を加えるための押圧プレートと、
    前記砥石ホイールの前記テーパ穴部に挿入されるテーパ部、及び前記テーパ部に対して階段状に形成されて前記砥石ホイールの前記第2の端面側に前記所定の外径で接触する段部を有する砥石軸と、
    前記押圧プレートに一端を固定され、前記砥石ホイールの前記第2の端面側と前記砥石軸と前記段部との間、及び前記テーパ穴部と前記テーパ部との間に所定の接触圧が発生するように前記押圧プレートに軸方向の引張力を与える着脱可能なクランプユニットと、
    を備えたことを特徴とする砥石車の着脱構造。
  2. 前記砥石ホイールは、前記砥石軸に嵌合するテーパ穴部と前記砥石ホイールの第2の端面側に前記砥石軸の端面が接する接触面との2面により拘束されることを特徴とする請求項1に記載の砥石車の着脱構造。
  3. 前記押圧プレートは、前記砥石ホイールの第2の端面側に前記砥石軸の端面が接する接触面の径と略同じであることを特徴とする請求項1に記載の砥石車の着脱構造。
  4. 前記クランプユニットは、前記砥石軸に備えられたドローバによりコレットチャックを介して、前記砥石ホイール側に設けられたプルスタッドに引込み力又は押出し力を付与するものであることを特徴とする請求項1に記載の砥石車の着脱構造。
  5. 前記砥石ホイールが外周部に保持する前記砥石は、前記砥石ホイールに形成されたテーパ穴部の軸線方向の幅内に位置することを特徴とする請求項1に記載の砥石車の着脱構造。
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