JP4765790B2 - 砥石車の着脱構造 - Google Patents
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Description
前記クランプユニットは、前記砥石軸に備えられた第2ドローバーによりコレットチャックをクランプ状態とし、前記砥石ホイールの前記第2の端面側と前記砥石軸と前記段部との間、及び前記テーパ穴部と前記テーパ部との間に所定の接触圧を付与する前記クランプユニットは、外部からの力により前記コレットチャックを閉じさせ、前記砥石ホイールの前記第2の端面側と前記砥石軸の前記段部との間、及び前記テーパ穴部と前記テーパ部との間の所定の接触圧を解除してアンクランプ状態にするプッシャーを備えたことを特徴とする前記[1]〜[3]の何れか1つに記載の砥石車の着脱構造であってもよい。
図1(a)は、本発明の実施の形態に係る砥石車の構造を示す断面図、(b)は、左側面図、(c)は、右側面図である。砥石車600は、砥石ホイール610、センターバー620、及び、クランプユニット630を有して構成されている。
図4は、砥石ホイール610が工具保持装置800に保持され、砥石軸710のテーパ部710aが砥石ホイール610のテーパ穴部610cに嵌合せず離脱している状態、すなわち、アンクランプ状態を示す断面図である。
本発明の実施の形態によれば、次のような効果を有する。
(1)砥石ホイール610のテーパ穴部610cと砥石軸710のテーパ部710a、及び、砥石ホイール610の第2の端面610bと砥石軸710の砥石軸端面710bが共に圧接され、いわゆる2面拘束により砥石車600が保持されているので、振れが小さく、かつ、軸方向の変位が小さい砥石車の着脱構造が可能となる。
(2)センターバー620を有する砥石ホイール610を、砥石駆動主軸700側の第1ドローバー711で引込んでクランプするので、砥石車の着脱において自動交換が可能となり、自動工具交換ツールにより工具を交換して加工を行なう複合加工機に適用が可能となる。
(3)砥石ホイールと砥石軸との結合が砥石ホイールの内径部分に形成されたテーパ穴部で行なわれているので、研削加工点がテーパ形状の範囲内に位置することになり、研削負荷に対する研削加工点の変位を小さくでき、砥石車600のラジアル方向の剛性を向上させることが可能となる。
(4)砥石駆動主軸700の砥石軸ガイド穴710e及び710fに対応可能な規格化されたクランプユニットを使用することで、研削負荷に応じた砥石ホイールのクランプ力の変更対応が比較的容易にできる。クランプ部に規格化されたユニットとして、例えば、HSKクランピングユニット等を適用できる。
以下に、本発明の実施の形態に係る砥石車の着脱構造を複合加工機に適用した場合について説明する。
100 ワーク支持駆動ユニット 101 主軸台ベース
102 主軸台スライドガイド 103 主軸台
104 主軸駆動モータ 105 主軸
200 ワーク加工ユニット 201 ユニットハウジング
202 ツール回転主軸 203 ツール駆動モータ
301 Xステージ 302 Zステージ
400 ツール装着ユニット 402 ツールポッド
403 ツールタレット 404 サーボモータ
501 加工ツール
600 砥石車 610 砥石ホイール
611 砥石 620 センターバー
630 クランプユニット
631 コーン
632 コレットチャックセグメント 640 プッシャー
700 砥石駆動主軸 710 砥石軸
711 第1ドローバー 712 第2ドローバー
713 圧力壁 714 ピストン部
800 工具保持装置
810 結合部 820 ピストン部
Claims (6)
- 外周部に砥石を保持し、第1の端面側に開口を有すると共に、第2の端面側に前記開口に通じるテーパ穴部を有した砥石ホイールと、
前記第1の端面側から前記第2の端面側に対して押圧力を加えるためのセンターバーと、
前記砥石ホイールの前記テーパ穴部に挿入されるテーパ部、及び前記テーパ部に対して階段状に形成されて前記砥石ホイールの前記第2の端面側に所定の外径で接触する段部を有する砥石軸と、
前記センターバーに挿通されて軸方向に摺動可能に支持されたコーン、及び前記コーンの外周部に配置されたコレットチャックを有するクランプユニットとを備え、
前記クランプユニットは、前記コレットチャックの複数のコレットチャックセグメントが外側に向かって開くことにより、当該複数のコレットチャックセグメントが前記砥石軸の前記テーパ部の内径部に形成された凹部に係合するクランプ状態と、前記複数のコレットチャックセグメントが前記凹部に係合しないアンクランプ状態とを、前記コーンの軸方向移動によって切り替え可能であり、
前記砥石ホイールが外周部に保持する前記砥石は、前記砥石ホイールに形成されたテーパ穴部の軸線方向の幅内に位置する
ことを特徴とする砥石車の着脱構造。 - 前記コーンは、その外周面に軸方向に対して傾斜した傾斜部を有し、
前記複数のコレットチャックセグメントは、前記コーンの第1の方向への移動によって前記傾斜部に押されて外側に開くことにより前記凹部に係合し、前記コーンの第2の方向への移動によって前記係合が解除される請求項1に記載の砥石車の着脱構造。 - 前記砥石ホイールは、前記砥石軸に嵌合するテーパ穴部と前記砥石ホイールの第2の端面側に前記砥石軸の端面が接する接触面との2面により拘束されることを特徴とする請求項1又は2に記載の砥石車の着脱構造。
- 前記センターバーは、前記砥石軸に備えられた第1ドローバーにより前記第1の端面側から前記第2の端面側に対して押圧力を加えるための引込み力を付与されると共に、
前記クランプユニットは、前記砥石軸に備えられた第2ドローバーによりコレットチャックをクランプ状態とし、前記砥石ホイールの前記第2の端面側と前記砥石軸の前記段部との間、及び前記テーパ穴部と前記テーパ部との間に所定の接触圧を付与することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の砥石車の着脱構造。 - 前記クランプユニットは、外部からの力により前記コレットチャックを閉じさせ、前記砥石ホイールの前記第2の端面側と前記砥石軸の前記段部との間、及び前記テーパ穴部と前記テーパ部との間の所定の接触圧を解除してアンクランプ状態にするプッシャーを備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の砥石車の着脱構造。
- 前記プッシャーは、前記アンクランプ状態にするときに前記砥石ホイールを保持する工具保持装置に備えられたピストン機構により駆動されることを特徴とする請求項5に記載の砥石車の着脱構造。
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