JP5445544B2 - 複合旋盤及び複合加工方法 - Google Patents
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例えば、特許文献1の対向二軸旋盤においては、旋盤のベッド上に、スピンドルを設けた主軸台と、工具を装着したタレットをスライドさせるタレットスライドとを設けることが開示されている。この対向二軸旋盤においては、左主軸台に設けた左スピンドルと、右主軸台に設けた右スピンドルとが同一軸心となるように互いに対向しており、左主軸台に対応して左タレット及び左タレットスライドが設置され、右主軸台に対応して右タレット及び右タレットスライドが設置されている。そして、左スピンドルにチャックしたワークに対しては、左タレットに装着した工具によって加工を行い、これと同時に、右スピンドルにチャックしたワークに対しては、右タレットに装着した工具によって加工を行っている。
該第1回転主軸と向き合って同一軸線上に配置され、第2ワークの先端部を把持して固定又は回転可能な第2回転主軸と、
上記第1回転主軸の軸線方向に相対的に移動可能な第1タレットと、
上記第2回転主軸の軸線方向に相対的に移動可能な第2タレットと、
上記第2回転主軸を挟んで上記第2タレットが配置された側とは反対側に配置され、上記第2回転主軸の軸線方向に相対的に移動可能な第3タレットと、
上記第1ワークの先端部に装着可能で、上記第2ワークの後端部を支持するためのアダプターとを備えており、
上記第1回転主軸によって後端部が把持された上記第1ワークに対して、上記第1タレットに取り付けられた第1工具が加工を行うとともに、上記第2回転主軸によって先端部が把持されると共に上記第3タレットに取り付けられた支持治具によって後端部が支持された上記第2ワークに対して、上記第2タレットに取り付けられた第2工具が加工を行う第1加工段階と、
上記第2回転主軸に先端部が把持された上記第2ワークの後端部が、上記第1回転主軸に後端部が把持された上記第1ワークの先端部に装着した上記アダプターによって支持された状態で、上記第2タレットに取り付けられた上記第2工具と上記第3タレットに取り付けられた第3工具との両方が、上記第2ワークに対して加工を行う第2加工段階とを行うことができるよう構成されていることを特徴とする複合旋盤にある(請求項1)。
該第1回転主軸と向き合って同一軸線上に配置され、第2ワークの先端部を把持して固定又は回転可能な第2回転主軸と、
上記第1回転主軸の軸線方向に相対的に移動可能な第1タレットと、
上記第2回転主軸の軸線方向に相対的に移動可能な第2タレットと、
上記第2回転主軸を挟んで上記第2タレットが配置された側とは反対側に配置され、上記第2回転主軸の軸線方向に相対的に移動可能な第3タレットと、
上記第1ワークの先端部に装着可能で、上記第2ワークの後端部を支持するためのアダプターとを備えた複合旋盤を用い、
上記第1回転主軸によって後端部を把持させる上記第1ワークに対して、上記第1タレットに取り付けられた第1工具が加工を行うとともに、上記第2回転主軸によって先端部を把持し上記第3タレットに取り付けられた支持治具によって後端部を支持させる上記第2ワークに対して、上記第2タレットに取り付けられた第2工具が加工を行う第1加工段階と、
上記第2回転主軸に先端部が把持された上記第2ワークの後端部を、上記第1回転主軸に後端部が把持された上記第1ワークの先端部に装着した上記アダプターによって支持して、上記第2タレットに取り付けられた上記第2工具と上記第3タレットに取り付けられた第3工具との両方によって上記第2ワークに対して加工を行う第2加工段階とを行うことを特徴とする複合加工方法にある(請求項3)。
また、上記第2回転主軸の軸線方向に上記第2タレットを移動させることができる。これ以外にも、上記第2タレットに対して、上記第2回転主軸をその軸線方向に移動させることもできる。また、上記第2回転主軸と上記第2タレットとの両方を、上記第2回転主軸の軸線方向に移動させることもできる。
この場合には、上記第1加工段階を行う際には、上記アダプターを、上記第1タレットの上記アダプター保持具に保持して保管しておくことができる。そして、上記第2加工段階を行う前には、上記第1タレットと上記第1回転主軸との相対的な移動によって、上記第1ワークの先端部へ上記アダプターを容易に装着することができる。
上記第1回転主軸に上記第1ワークとしての軸状部品を把持するときには、該軸状部品の軸方向一端側を把持するとともに、該軸状部品の軸方向他端側を突出させ、
上記第2回転主軸に上記第2ワークとしての他の軸状部品を把持するときには、該他の軸状部品の軸方向他端側を把持するとともに、該軸状部品の軸方向一端側を突出させ、
上記第1加工段階においては、上記第1ワークとしての軸状部品の軸方向他端側に対して加工を行うとともに、上記第2ワークとしての他の軸状部品の軸方向一端側に対して加工を行い、
上記第2加工段階においては、上記第2ワークとしての他の軸状部品における上記軸方向一端側に対して加工を行うことができる(請求項4)。
この場合には、上記複合旋盤を用いた複合加工方法により、上記軸状部品の加工におけるトータルのサイクルタイムを短縮することができる。
本例の複合旋盤1は、図1〜図4に示すごとく、第1ワーク6Aの後端部を把持して固定又は回転状態可能な第1回転主軸2Aと、第1回転主軸2Aと向き合って同一軸線O上に配置され、第2ワーク6Bの先端部を把持して固定又は回転可能な第2回転主軸2Bとを備えている。また、複合旋盤1は、第1回転主軸2Aの軸線方向Lに相対的に移動可能な第1タレット3Aと、第2回転主軸2Bの軸線方向Lに相対的に移動可能な第2タレット3Bとを備えている。また、複合旋盤1は、第2回転主軸2Bを挟んで第2タレット3Bが配置された側とは反対側に配置され、第2回転主軸2Bの軸線方向Lに相対的に移動可能な第3タレット3Cと、第1ワーク6Aの先端部に装着可能で、第2ワーク6Bの後端部を支持するためのアダプター5(図5及び図6)とを備えている。
複合旋盤1の第1加工段階110は、図1〜図4に示すごとく、第1回転主軸2Aによって後端部が把持された第1ワーク6Aに対して、第1タレット3Aに取り付けられた第1工具32Aが加工を行うとともに、第3タレット3Cに取り付けられた芯押し治具35(支持治具)によって後端部が支持され、第2回転主軸2Bによって先端部が把持された第2ワーク6Bに対して、第2タレット3Bに取り付けられた第2工具32Bが加工を行うよう構成されている。
本例においては、芯押し治具35による支持、及びアダプター5による支持は、いずれも芯押しという。支持とは、芯押しを含めて、中心位置出しを行って支えることをいう。
図16に示すごとく、本例の複合旋盤1によって形成する製品6は、軸方向一端側601に、比較的長さの長い平行軸部62を有し、軸方向他端側602に、平行軸部62よりも長さが短い他端側部63を有するものである。また、平行軸部62の端部には、アダプター5と係合する一端側部61が形成されている。軸線方向Lにおける平行軸部62と他端側部63との間には、平行軸部62よりも拡径したフランジ部64(鍔部)が形成されている。尚、本例においては、第1ワーク6A及び第2ワーク6Bにおける一端側部61が形成される側を後端部とし、他端側部63が形成される側を先端部とした。
また、平行軸部62には、4つの孔部66が形成してある。このうち3つの孔部66は、一方の溝部65と周方向の位相が90°ずれた位置に、軸線方向Lに並んで形成されている。また、図17に示すごとく、残る1つの孔部66は、3つの孔部66のうち中央に位置する孔部66と周方向の位相が180°ずれた位置に形成されており、平行軸部62を貫通している。対して、図18に示すごとく、3つの孔部66のうち両端に位置する2つの孔部66と周方向に位相が180°ずれた位置には、孔部66が形成されていない。。
第1回転主軸2Aは、その軸線方向Lに沿って第2回転主軸2Bに向けて接近するよう構成されている。なお、第2回転主軸2Bを第1回転主軸2Aの側へ接近させることもできる。
第1タレット3A〜第3タレット3Cはいずれも、所定角度ずつ回転可能なタレット盤31に複数の工具等を外周に取り付けて構成されている。そして、第1タレット3A〜第3タレット3Cはいずれも、タレット盤31を所定角度回転させ、加工に用いる工具等を、ワークの側に向けるよう構成されている。また、第1タレット3A〜第3タレット3Cはいずれも、タレット盤31を、第1回転主軸2A及び第2回転主軸2Bの軸線方向L、及びこの軸線方向Lに直交する平面方向に移動させるよう構成されている。
第1工具32Aは、第1ワーク6Aにおける内周及び外周の旋削加工を行うバイト(図1〜図3)と、溝加工を行うミル工具(図4)とを有している。
第2工具32Bは、第2ワーク6Bにおける端面及び外周の旋削加工を行うバイト(図1及び図2)と、孔開け加工を行うドリル(図3、図8)と、バリ取りを行うバリ取りツール(図示略)と、溝加工を行うエンドミル(図7)とを有している。
第3工具32Cは、溝加工を行うエンドミル(図7)と、孔開け加工を行うドリル(図8)と、第2ワーク6Bにおける端面及び内周の旋削加工を行うバイト(図示略)とを有している。
図12及び図13に示すごとく、アダプター保持具4は、第1タレット3Aのタレット盤31に固定される本体部41と、本体部41に対して回動してアダプター5の外周を挟み込む一対の挟持部42と、一対の挟持部42を、アダプター5を挟み込む方向にそれぞれ付勢する付勢バネ43とを備えている。一対の挟持部42と付勢バネ43とは、アダプター保持具4において保持するアダプター5の軸線方向Lの2箇所を挟み込むよう、2組設けられている。
径方向において内周嵌合部51と外周嵌合部52との間には、他端側部63を挿入するための円環状の嵌入凹部54が形成されている。嵌入凹部54の底部には、第1ワーク6A(軸状部品)の他端側部63の内周角部631に形成されたテーパ面と対面させるテーパ状底部541が形成されている。第1ワーク6Aの他端側部63の内周角部631の全周が、テーパ状底部541の全周に当接することによって、アダプター5は、第1ワーク6Aの中心位置決めを行う。なお、第1ワーク6Aの他端側部63の内周角部631の一部が、テーパ状底部541の一部に当接することによって、アダプター5による第1ワーク6Aの中心位置決めを行うこともできる。
アダプター5は、第1ワーク6A及び第2ワーク6Bの形状に応じて、任意に形状を変更することができる。これにより、複合旋盤1において、種々の製品6を加工する場合においても、アダプター5を取り替えることにより柔軟に対応することができる。
具体的には、次のようにして、第1ワーク6A及びアダプター5による、第2ワーク6Bの芯押しが行われる。
図1〜図4に示すごとく、第1加工段階110において、第1工具32Aによって旋削加工及び溝加工を行う第1ワーク6Aは、旋削加工前の素材としての軸状部品である。第1回転主軸2Aのチャック部21に第1ワーク6Aとしての軸状部品を把持するときには、軸状部品の平行軸部62をこのチャック部21によって把持するとともに、軸状部品の軸方向他端側602をこのチャック部21から突出させる。そして、第1加工段階110においては、第1工具32Aによって、第1ワーク6Aとしての軸状部品の軸方向他端側602に対して旋削加工及び溝加工を行う。
複合加工方法における軸状部品の運搬の流れは次のようになる。まず、素材としての軸状部品を第1回転主軸2Aへ供給する。次いで、第1回転主軸2Aから他端側部63を形成した軸状部品を第2回転主軸2Bへ受け渡す。その後、第2回転主軸2Bから、軸状部品に加工してなる製品6を、第3タレット3Cのタレット盤31における製品6受具へ受け渡す。
図1に示すごとく、第2工具32Bによって第2ワーク6Bの後端部(一端側部61)側の端面の旋削加工は、第2ワーク6Bの後端部を芯押しせず、第2回転主軸2Bによって把持された状態で行われる。
上記のごとく、第2ワーク6Bの内周角部611に滑らかなテーパ面を形成すると共に、このテーパ面と芯押し冶具35の外周テーパ面とを当接させることにより、芯押し時における振れ精度を確保することができる。
第2ワーク6Bの旋削加工においては、図2に示すごとく、第2回転主軸2Bを回転させ、第2工具32Bの一つであるバイトによって、円筒形状の軸状部品における外周仕上げ加工を行う。
第2ワーク6Bのバリ取りにおいては、第2回転主軸2Bを固定し、第2工具32Bの一つであるバリ取りツールによって、上述の旋削加工及び孔開け加工により、加工箇所に形成されたバリ取りを行う。
また、第1加工段階110における第1ワーク6A及び第2ワーク6Bの加工においては、旋削加工以外にも、孔開け加工、ミーリング加工、溝入れ加工等の種々の加工を行うことができる。
また、第2加工段階120における第2ワーク6Bの加工においては、上記以外にも、図19に示す旋削加工等の同時加工を行うことができる。
次いで、図5に示すごとく、第1回転主軸2Aに把持する第1ワーク6Aからアダプター5を取り外す。また、図9に示すごとく、第2回転主軸2Bに把持した加工終了後の製品6である第2ワーク6Bを、第3タレット3Cにおける製品受具36に保持させ、第3タレット3Cを第2回転主軸2Bよりも下方へ退避させる。次いで、同図に示すごとく、第1回転主軸2Aを第2回転主軸2Bへ接近させ、他端側部63が形成された第1ワーク6Aを第2回転主軸2Bへ接近させる。このとき、第1回転主軸2Aのチャック部21からは、第1ワーク6Aにおける先端部(他端側部63)が突出している。
以降は、上記と同様に、第1加工段階110及び第2加工段階120を行うことができる。
さらに、第2加工段階120においては、第2ワーク6Bの先端部(他端側部63)を第2回転主軸2Bによって把持すると共に後端部(一端側部61)を第1回転主軸2Aに把持された第1ワーク6Aの先端部(他端側部63)に装着したアダプター5により支持することができる。これにより、第2タレット3Bに取り付けられた第2工具32Bと、第3タレット3Cに取り付けられた第3工具32Cとの両方によって第2ワーク6Bに対して加工を行うことができる。それゆえ、複合旋盤1及び複合加工方法によれば、2つのワークに対して同時に加工を行うと共に、一方のワークに対して上下同時加工を行うことにより製品6を製造するトータルのサイクルタイムを短縮することができる。
本例においては、実施例1に示した複合旋盤1及び複合加工方法の効果を定量的に判断するために、従来から用いられている2軸旋盤による2つのワークへの同時加工とのサイクルタイムの比較を行った。尚、複合旋盤1、第1ワーク6A、第2ワーク6B及び製品6の構成は実施例1と同様である。
図20及び図21は、それぞれ2軸旋盤及び複合旋盤1を用いて製品6を成形した際の、各タレットにおける加工状態及びタイムチャートを示すものである。図20及び図21において、横軸は加工時間を示している。
尚、複合旋盤1及び2軸旋盤のいずれにおいても、加工開始前のワーク取付132と加工開始後のワーク払い出し133及びワーク受け渡し134を行う。
101 第1加工段階
102 第2加工段階
2A 第1回転主軸
2B 第2回転主軸
21 チャック部
3A 第1タレット
3B 第2タレット
3C 第3タレット
32A 第1工具
32B 第2工具
32C 第3工具
4 アダプター保持具
5 アダプター
6 製品
6A 第1ワーク
6B 第2ワーク
601 軸方向一端側
602 軸方向他端側
61 一端側部
62 平行軸部
63 他端側部
65 溝部
Claims (4)
- 第1ワークの後端部を把持して固定又は回転可能な第1回転主軸と、
該第1回転主軸と向き合って同一軸線上に配置され、第2ワークの先端部を把持して固定又は回転可能な第2回転主軸と、
上記第1回転主軸の軸線方向に相対的に移動可能な第1タレットと、
上記第2回転主軸の軸線方向に相対的に移動可能な第2タレットと、
上記第2回転主軸を挟んで上記第2タレットが配置された側とは反対側に配置され、上記第2回転主軸の軸線方向に相対的に移動可能な第3タレットと、
上記第1ワークの先端部に装着可能で、上記第2ワークの後端部を支持するためのアダプターとを備えており、
上記第1回転主軸によって後端部が把持された上記第1ワークに対して、上記第1タレットに取り付けられた第1工具が加工を行うとともに、上記第2回転主軸によって先端部が把持されると共に上記第3タレットに取り付けられた支持治具によって後端部が支持された上記第2ワークに対して、上記第2タレットに取り付けられた第2工具が加工を行う第1加工段階と、
上記第2回転主軸に先端部が把持された上記第2ワークの後端部が、上記第1回転主軸に後端部が把持された上記第1ワークの先端部に装着した上記アダプターによって支持された状態で、上記第2タレットに取り付けられた上記第2工具と上記第3タレットに取り付けられた第3工具との両方が、上記第2ワークに対して加工を行う第2加工段階とを行うことができるよう構成されていることを特徴とする複合旋盤。 - 請求項1に記載の複合旋盤において、上記第1加工段階において、上記アダプターは、上記第1タレットに取り付けられたアダプター保持具に保持されており、
上記第2加工段階を行う前には、上記第1回転主軸の軸線方向に上記第1タレットを相対的に移動させることによって、上記第1回転主軸によって後端部が把持された上記第1ワークの先端部へ、上記アダプター保持具に保持された上記アダプターを装着するよう構成されていることを特徴とする複合旋盤。 - 第1ワークの後端部を把持して固定又は回転可能な第1回転主軸と、
該第1回転主軸と向き合って同一軸線上に配置され、第2ワークの先端部を把持して固定又は回転可能な第2回転主軸と、
上記第1回転主軸の軸線方向に相対的に移動可能な第1タレットと、
上記第2回転主軸の軸線方向に相対的に移動可能な第2タレットと、
上記第2回転主軸を挟んで上記第2タレットが配置された側とは反対側に配置され、上記第2回転主軸の軸線方向に相対的に移動可能な第3タレットと、
上記第1ワークの先端部に装着可能で、上記第2ワークの後端部を支持するためのアダプターとを備えた複合旋盤を用い、
上記第1回転主軸によって後端部を把持させる上記第1ワークに対して、上記第1タレットに取り付けられた第1工具が加工を行うとともに、上記第2回転主軸によって先端部を把持し上記第3タレットに取り付けられた支持治具によって後端部を支持させる上記第2ワークに対して、上記第2タレットに取り付けられた第2工具が加工を行う第1加工段階と、
上記第2回転主軸に先端部が把持された上記第2ワークの後端部を、上記第1回転主軸に後端部が把持された上記第1ワークの先端部に装着した上記アダプターによって支持して、上記第2タレットに取り付けられた上記第2工具と上記第3タレットに取り付けられた第3工具との両方によって上記第2ワークに対して加工を行う第2加工段階とを行うことを特徴とする複合加工方法。 - 請求項3に記載の複合加工方法において、上記第1ワークと上記第2ワークとは、同形状の軸状部品であり、
上記第1回転主軸に上記第1ワークとしての軸状部品を把持するときには、該軸状部品の軸方向一端側を把持するとともに、該軸状部品の軸方向他端側を突出させ、
上記第2回転主軸に上記第2ワークとしての他の軸状部品を把持するときには、該他の軸状部品の軸方向他端側を把持するとともに、該軸状部品の軸方向一端側を突出させ、
上記第1加工段階においては、上記第1ワークとしての軸状部品の軸方向他端側に対して加工を行うとともに、上記第2ワークとしての他の軸状部品の軸方向一端側に対して加工を行い、
上記第2加工段階においては、上記第2ワークとしての他の軸状部品における上記軸方向一端側に対して加工を行うことを特徴とする複合加工方法。
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