JP2001138152A - 主軸装置 - Google Patents

主軸装置

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JP2001138152A
JP2001138152A JP32203499A JP32203499A JP2001138152A JP 2001138152 A JP2001138152 A JP 2001138152A JP 32203499 A JP32203499 A JP 32203499A JP 32203499 A JP32203499 A JP 32203499A JP 2001138152 A JP2001138152 A JP 2001138152A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な作業を要することなく、主軸の深穴部
における軸部材或いはスリーブの同心精度を確保し、振
動の発生を効果的に防止することが可能な主軸装置を提
供すること。 【解決手段】 回転駆動される中空状の主軸と、主軸の
内周側に移動可能に内装され弾性部材により常時一方向
に付勢されていると共に弾性部材の付勢力に抗して他方
向に移動可能であり一方向又は他方向に移動することに
より主軸の先端側に設けられたコレットチャックの開閉
を行わせる押しスリーブと、主軸の後端側に設けられ押
しスリーブを他方向に移動させてコレットチャックを閉
成させる押しスリーブ駆動手段と、主軸に形成された少
なくとも3個以上の穴と、穴内に収容・配置され主軸の
外周側に配置された環状部材と押しスリーブに当接して
いて押しスリーブを主軸の軸心と同心に位置・保持する
転動体と、を具備したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば、自動旋盤
に組み込まれる主軸装置に係り、特に、煩雑な作業や複
雑な構成を要することなく、主軸の内周側に配置された
押しスリーブを主軸の深穴部にて主軸の軸心と同心に位
置・保持して、主軸の高速回転時における振動の発生を
防止することができるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】自動旋盤の主軸台は、例えば、図5に示
すような構成になっている。まず、主軸台1があり、こ
の主軸台1は、図示しないサーボモータとボールネジ・
ボールナット機構によって、軸方向(Z軸方向)に移動
可能に構成されている。この主軸台1には主軸3が軸受
5、7と軸受9、11を介して回転可能に支持された状
態で搭載されている。上記主軸3の後端にはプーリ13
が取り付けられており、このプーリ13と図示しないス
ピンドルモータの回転軸に固着されたプーリとの間には
図示しないベルトが巻回されている。そして、スピンド
ルモータを回転させることにより、プーリ、ベルト、プ
ーリ13を介して、主軸3を高速回転させるように構成
されている。
【0003】上記主軸3の内周側には、チャックスリー
ブ15と押しスリーブ17が、主軸3の軸心方向に移動
可能に収容・配置されている。、上記押しスリーブ17
の前端、すなわち、図5中左側端は、チャックスリーブ
15のテーパ面15b対して、テーパ面17aを介して
当接しているので、主軸軸心に対して同心の状態で支持
されることになる。上記チャックスリーブ15の内周側
には、棒材19を把持するためのコレットチャック21
が内装されている。このコレットチャック21と上記チ
ャックスリーブ15との間には、コイルスプリング23
が張設されていて、コレットチャック21は、このコイ
ルスプリング23によって、図5中左方向に常時付勢さ
れた状態にある。又、上記コレットチャック21とチャ
ックスリーブ15の外周側にはキャップ25が被冠され
ており、このキャップ25と主軸3の外周側には固定部
材27が取付・固定されている。
【0004】上記コレットチャック21の先端部は、例
えば、三割り状になっている。そして、押しスリーブ1
7とチャックスリーブ15とが、図5中左側に移動する
ことにより、チャックスリーブ15のテーパ面15aと
コレットチャック21のテーパ面21aとの相互作用に
よって、上記三割り状になっている部分が絞られ、それ
によって、棒材19を把持するものである。逆に、押し
スリーブ17とチャックスリーブ15とが、コイルスプ
リング23のスプリング力によって図5中右側に押し戻
されることにより、チャックスリーブ15のテーパ面1
5aとコレットチャック21のテーパ面21aとの相互
作用が解除され、上記三割り状になっている部分が自身
のばね力によって拡開し、それによって、棒材19の把
持が解除されることになる。
【0005】上記主軸3の外周部であって図5中右側に
寄った位置には爪ホルダ29が外装されていて、この爪
ホルダ29には一対の爪31、33が、ピン35、37
を介して回動可能に取り付けられている。又、上記主軸
3の外周側であって、上記爪31、33の図5中左側に
はシフター39が、主軸3の軸方向に移動可能に取り付
けられている。上記シフター39は、図示しない油圧シ
リンダ機構によって、チャック開閉レバー41を介し
て、主軸3の軸方向に移動されるように構成されてい
る。尚、上記爪ホルダ29の図5中右側には調整ナット
43が取り付けられている。
【0006】上記構成において、コレットチャック21
による棒材19の把持・把持の解除は次のようにして行
われる。まず、棒材19を把持していない状態におい
て、油圧シリンダー機構が駆動して、チャック開閉レバ
ー41を介して、シフター39を図5中右側に移動させ
る。このシフター39の移動によって、シフター39が
一対の爪31、33の間に入り込んでいき、それによっ
て、一対の爪31、33が拡開方向に回動する。この一
対の爪31、33の回動によって、押しスリーブ17と
チャックスリーブ15が図5中左方向に移動する。この
押しスリーブ17とチャックスリーブ15の図5中左側
への移動により、既に述べたように、チャックスリーブ
15のテーパ面15aとコレットチャック21のテーパ
面21aとの相互作用によって、上記三割り状になって
いる部分が絞られ、それによって、棒材19を把持する
ものである。尚、図5はコレットチャック21によって
棒材19を把持している状態を示している。
【0007】逆に、コレットチャック21による棒材1
9の把持を解除する場合であるが、油圧シリンダー機構
が駆動して、チャック開閉レバー41を介して、シフタ
ー39を図5中左方向に移動させる。このシフター39
の移動によって、シフター39が一対の爪31、33の
間から抜けていき、それによって、コイルスプリング2
3の作用によって、チャックスリーブ15と押しスリー
ブ17が、図5中右方向に戻される。そして、既に説明
したように、チャックスリーブ15のテーパ面15aと
コレットチャック21のテーパ面21aとの相互作用が
解除され、上記三割り状になっている部分が自身のばね
力によって拡開し、それによって、棒材19の把持が解
除されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成をなす主軸装
置において、主軸3の前端部(図5中左側端部)の内径
は主軸軸心に対して高精度で同心加工されていて、チャ
ックスリーブ15の外径を主軸軸心と同心に支持してい
る。これに対して、主軸3の深穴部の内径は主軸軸心に
対して高精度で同心加工できないため、主軸3の内径と
押しスリーブ17の外径との間には、図6に示すよう
に、0.2〜0.3mm程度の隙間(L)が形成されて
いる。尚、図6は図5のVI−VI断面図であり、隙間
(L)が形成されていることを示すために拡大して示し
た図である。
【0009】そして、押しスリーブ17の前端、すなわ
ち、図5中左側端は、チャックスリーブ15のテーパ面
15b対して、テーパ面17aを介して当接しているの
で、主軸軸心に対して同心の状態で支持されることにな
るが、押しスリーブ17の後端、すなわち、図5中右端
は、一対の爪31、33に対して平面で当接しており、
且つ、上記隙間(L)が形成されているために、主軸軸
心に対して同心の状態で支持されることは難しい状況に
なっている。そのため、主軸3が高速で回転すると、押
しスリーブ17の主軸軸心からの偏りによりバランスが
崩れてしまって、振動が発生してしまうという問題があ
った。
【0010】このような問題に対しては、例えば、実用
新案登録第2559814号公報に示されているような
構成が提案されている。その構成を図7に示す。図7は
マシニングセンタ等の工作機械における主軸ユニットの
構成を示す断面図である。まず、主軸ラム101があ
り、この主軸ラム101の内側には、主軸103が、軸
受105、107、109を介して、回転可能に収容・
配置されている。この主軸103はビルトインモータ1
11によって高速回転されるように構成されている。
【0011】このビルトインモータ111は、上記主軸
ラム101の内周側に取り付けられたステータ113
と、このステータ113の内周側において、上記主軸1
03の外周側に取付・固定されたロータ115とから構
成されている。上記主軸103には中心穴が貫通して形
成されていて、この中心穴は先端部がテーパ穴117a
となっていて、このテーパ穴117aに続いて小径穴1
17bが形成されていて、さらに、大径穴117cが形
成されている。尚、上記中心穴において、両端に近い一
定範囲内については同心精度が確保されているが、中央
部、すなわち、小径部117bや大径部117cの深穴
部においては加工上の問題から同心精度を確保すること
は難しい構成になっている。
【0012】上記主軸103のテーパ穴117aには、
工具119が着脱可能に取り付けられており、この工具
119はプルスタッド119aを備えている。又、主軸
103内には、工具引上棒121が移動可能に収容・配
置されている。この工具引上棒121は、上記プルスタ
ッド119aを着脱可能に把持するコレット123を先
端に備えている。又、工具引上棒121は、基準用案内
ブッシュ125、127と振動防止用案内ブッシュ12
9とによって支持されている。
【0013】上記基準用案内ブッシュ125、127
は、中心穴の大径穴117cの端部に設けられているの
で、高い同心精度をもって取り付けられているが、振動
防止用案内ブッシュ129に関しては、大径穴117c
の深い位置に取り付けられているので、その同心精度を
良好にすることは困難な構成になっている。
【0014】そこで、上記振動防止用案内ブッシュ12
9の外径を大径穴117cより小さく形成し、基準用案
内ブッシュ125、127及び振動防止用案内ブッシュ
129に隙間なく挿入可能な外径を有するとともに高い
同心精度をもって加工された芯出段取131を用意し
(図8に示す)、この芯出段取131を主軸103の後
端より挿入する。そして、振動防止用案内ブッシュ12
9を同心に仮位置決めする。次に、振動防止用案内ブッ
シュ129の外周129aと大径穴117cとの間の隙
間に接着剤133を充填する。充填した接着剤133が
固化したら、上記芯出段取131を抜き取る。これによ
って、振動防止用案内ブッシュ129の主軸103に対
する同心精度を確保するものである。
【0015】しかしながら、このような構成では、ま
ず、振動防止用案内ブッシュ129を芯出し段取りする
煩雑な作業が必要となり、又、接着剤133が固化する
まで芯出段取131を抜き取ることができない等、必要
な同心精度を得るために長い作業時間を要してしまうと
いう問題があった。又、主軸103の中心穴に挿入され
る工具引上棒121が小径・長尺になった場合には、芯
出段取131も小径・長尺となってしまい、それ自身の
同心精度を得ることが難しくなってしまうという問題も
あった。
【0016】又、これとは別に特許第2883399号
公報に示すようなものも提案されている。これも、上記
実用新案登録第2559814号公報に示されているよ
うなマシニングセンタ等の工作機械における主軸ユニッ
トに関するものである。そして、そこには、クランプロ
ッドと主軸との間に環状部材を配置し、該環状部材と主
軸との間に3個の鋼球を配置し、これら3個の鋼球の位
置を位置調整手段によって調整することにより環状部材
ひいてはクランプロッドを支持する構成が開示されてい
る。
【0017】しかしながらそれに示されている構成も複
雑である。すなわち、環状部材を必要とすると共に、3
個の鋼球を支持してその位置を調整する位置調整手段を
鋼球毎に必要とするからであり、又、そのような位置調
整手段による位置の調整作業も繁雑であった。
【0018】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、煩雑な作業を要するこ
となく、主軸に移動可能に内装された押しスリーブの同
心度を確保し、高速回転時における振動の発生を効果的
に防止することが可能な主軸装置を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1による主軸装置は、回転駆動される
中空状の主軸と、上記主軸の内周側に移動可能に内装さ
れ弾性部材により常時一方向に付勢されていると共に上
記弾性部材の付勢力に抗して他方向に移動可能であり一
方向又は他方向に移動することにより上記主軸の先端側
に設けられたコレットチャックの開閉を行わせる押しス
リーブと、上記主軸の後端側に設けられ上記押しスリー
ブを他方向に移動させて上記コレットチャックを閉成さ
せる押しスリーブ駆動手段と、上記主軸に形成された少
なくとも3個以上の穴と、上記穴内に収容・配置され上
記主軸の外周側に配置された環状部材と上記押しスリー
ブに当接していて押しスリーブを主軸の軸心と同心に位
置・保持する転動体と、を具備したことを特徴とするも
のである。又、請求項2による主軸装置は、請求項1記
載の主軸装置において、上記押しスリーブ駆動手段は、
上記主軸の後端側に設けられ主軸の外周側に移動可能に
外装されたシフターを移動させることにより上記押しス
リーブを他方向に移動させて上記コレットチャックを閉
成させるものであり、上記シフターを上記環状部材とす
ることを特徴とするものである。又、請求項3による主
軸装置は、請求項1記載の主軸装置において、上記主軸
はステータ及びロータからなるビルトインモータの上記
ロータの内周側に配置され上記ビルトインモータにより
回転駆動されるものであり、上記ロータを上記環状部材
とすることを特徴とするものである。又、請求項4によ
る主軸装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の主
軸装置において、上記転動体は球体であることを特徴と
するものである。又、請求項5による主軸装置は、請求
項1〜請求項3の何れかに記載の主軸装置において、上
記転動体は円筒体であることを特徴とするものである。
【0020】すなわち、主軸に形成された少なくとも3
個の穴内に、主軸に外装された環状部材と押しスリーブ
とに当接する状態で収容・配置したものであり、それに
よって、押しスリーブを主軸の軸心と同心に位置・保持
しようとするものである。環状部材の例としては、押し
スリーブ駆動手段としてシフターを使用したものを採用
した場合にはそのシフターとすることが考えられ、又、
ビルトインモータにより主軸を駆動するものを使用した
場合には、そのビルトインモータのロータとすることが
考えられ、その他、別途、専用の環状部材を設けること
も考えられる。転動体としては、球体、円筒体等が考え
られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3を参照して本
発明の第1の実施の形態を説明する。尚、従来と同一部
分には同一符号を付して示しその説明は省略する。すな
わち、本実施の形態の場合には、主軸3のシフター39
の内周位置において、3箇所に穴51を形成し、該穴5
1内に転動体としての鋼球53を内装し、これら3個の
鋼球53によって、主軸3の内周側に配置されている押
しスリーブ17を主軸軸心に対して同心に位置・保持す
るようにしたものである。すなわち、主軸3の外周面及
びシフター39の内周面は高い精度で加工されており、
よって、シフター39の内周面を基準にして上記3個の
鋼球53を介して押しスリーブ17を支持すれば、押し
スリーブ17を必然的に主軸軸心に対して同心に位置・
保持することができるものである。
【0022】上記穴51と鋼球53の部分を拡大すると
図3に示すような構造になっている。すなわち、穴51
に段付部55が形成されていて、鋼球53の押しスリー
ブ17側への通り抜けが規制されている。
【0023】以上の構成によると、押しスリーブ17の
外周部を、穴51内に内装されている3個の鋼球によっ
て主軸の軸心と同心に位置・保持することができるの
で、チャックスリーブ15のテーパ面15bと押しスリ
ーブ17のテーパ面17aとによる支持構造とあいまっ
て、主軸3が高速回転した場合の振動の発生を効果的に
抑制することができる。又、この実施の形態の場合に
は、シフター39をそのまま使用しているので、別途専
用の外装部材を設ける必要はなく、部品点数の増大や構
成の複雑化を防止することができる。
【0024】次に、図4を参照して本発明の第2の実施
の形態を説明する。この第2の実施の形態は、本発明を
ビルトインモータタイプの主軸装置に適用した例を示す
ものである。尚、前記第1の実施の形態と同一部分には
同一符号を付して示しその説明は省略する。まず、ビル
トインモータ61が内装されていて、このビルトインモ
ータ61は、ステータ63と、このステータ63の内周
側に配置されたロータ65とから構成されている。ロー
タ65は主軸3に対して焼き嵌めにより一体に回転する
ように取り付けられている。
【0025】上記ロータ65の内径は主軸3の外周に焼
き嵌めされるために高精度で加工されている。そして、
このロータ65と押しスリーブ17の外径部との間に
は、前記第1の実施の形態の場合と同様に3個の鋼球5
3が配置されていて、これら3個の鋼球53を介して、
ロータ65の内周面により押しスリーブ17の外周面を
支持して主軸の軸心に一致させるように構成されてい
る。因みに、この第2の実施の形態の場合には、前記第
1の実施の形態の場合と異なり、鋼球53による支持位
置がコレットチャック21側(図4中左側)に寄ってい
る。しかしながら、その支持位置は押しスリーブ17の
全長の1/2を越えた位置であり(全長の1/2よりも
図4中右側)、よって、前記第1の実施の形態の場合と
略同様の効果を奏することができる。
【0026】尚、本発明は前記第1及び第2の実施の形
態に限定されるものではない。まず、前記第1及び第2
の実施の形態では、転動体として鋼球を使用した例を挙
げて説明したが、円筒体であっても良い。又、前記第1
及び第2の実施の形態では、3個の鋼球を使用したが、
3個以上であっても良い。又、前記第1及び第2の実施
の形態の場合には、それぞれ既存の部品を環状部材とし
て使用した例を挙げて説明したが、専用の環状部材を設
けるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による主軸装
置によると、主軸に形成された少なくとも3個の穴内に
転動体を主軸に外装された環状部材と押しスリーブとに
当接する状態で収容・配置し、その転動体を介して環状
部材により押しスリーブを主軸の軸心位置と同心に位置
・保持するようにしているので、従来のように、煩雑な
作業を要することなく、押しスリーブを主軸の軸心位置
に簡単に且つ確実に位置・保持することができる。又、
環状部材として、例えば、シフターやロータ等の既存の
部品を使用した場合には、転動体を支持するために特に
専用の支持部材を設けるわけではないので、構成が複雑
化するようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、自動旋
盤に組み込まれる主軸装置の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1の
II−II断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図2の
III部を拡大して示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す図で、自動旋
盤に組み込まれるビルトインモータタイプの主軸装置の
構成を示す断面図である。
【図5】従来例を示す図で、自動旋盤に組み込まれる主
軸装置の構成を示す断面図である。
【図6】従来例を示す図で、図5のVI−VI断面図で
ある。
【図7】従来例を示す図で、工作機械の組み込まれる主
軸装置の構成を示す断面図である。
【図8】従来例を示す図で、工作機械の組み込まれる主
軸装置における振動防止用案内ブッシュの同心精度を得
るための構成を示す断面図である。
【符号の説明】
3 主軸 17 押しスリーブ 39 シフター 51 穴 53 鋼球(転動体) 61 ビルトインモータ 63 ステータ 65 ロータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される中空状の主軸と、 上記主軸の内周側に移動可能に内装され弾性部材により
    常時一方向に付勢されていると共に上記弾性部材の付勢
    力に抗して他方向に移動可能であり一方向又は他方向に
    移動することにより上記主軸の先端側に設けられたコレ
    ットチャックの開閉を行わせる押しスリーブと、 上記主軸の後端側に設けられ上記押しスリーブを他方向
    に移動させて上記コレットチャックを閉成させる押しス
    リーブ駆動手段と、 上記主軸に形成された少なくとも3個以上の穴と、 上記穴内に収容・配置され上記主軸の外周側に配置され
    た環状部材と上記押しスリーブに当接していて押しスリ
    ーブを主軸の軸心と同心に位置・保持する転動体と、 を具備したことを特徴とする主軸装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の主軸装置において、 上記押しスリーブ駆動手段は、上記主軸の後端側に設け
    られ主軸の外周側に移動可能に外装されたシフターを移
    動させることにより上記押しスリーブを他方向に移動さ
    せて上記コレットチャックを閉成させるものであり、 上記シフターを上記環状部材とすることを特徴とする主
    軸装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の主軸装置において、 上記主軸はステータ及びロータからなるビルトインモー
    タの上記ロータの内周側に配置され上記ビルトインモー
    タにより回転駆動されるものであり、 上記ロータを上記環状部材とすることを特徴とする主軸
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の何れかに記載の主
    軸装置において、 上記転動体は球体であることを特徴とする主軸装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項3の何れかに記載の主
    軸装置において、 上記転動体は円筒体であることを特徴とする主軸装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010276461A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Hiihaisuto Seiko Kk 滑動テーブル
JP2015174160A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 シチズンホールディングス株式会社 チャック開閉機構及び該チャック開閉を有する工作機械

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