JPH05360U - 内径クランプ装置 - Google Patents

内径クランプ装置

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JPH05360U
JPH05360U JP5493891U JP5493891U JPH05360U JP H05360 U JPH05360 U JP H05360U JP 5493891 U JP5493891 U JP 5493891U JP 5493891 U JP5493891 U JP 5493891U JP H05360 U JPH05360 U JP H05360U
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JP
Japan
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cones
drawbar
pair
rod
outer cylinder
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Pending
Application number
JP5493891U
Other languages
English (en)
Inventor
勝芳 池田
Original Assignee
株式会社アツギユニシア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドローバーからアーバー本体及びコレットを
切り離してワンタッチ操作で着脱できる内径クランプ装
置を提供する。 【構成】 装置フレーム側に固定された外筒7と、該外
筒7内に配置されて前記装置フレーム側に設けたアクチ
ュエータで移動されるアーバーユニット20との相対動
により作動可能な一対のコーン1A,1Bと、該一対の
コーンに跨って配置され前記一対のコーンの離間又は接
近作動により径方向に拡縮可能としたコレット6とから
なる内径クランプ装置において、アーバーユニット20
を外筒7側のドロッバー9とコーン1A,1B側のロッ
ド4とに分割し、該ロッド4の基端部を嵌合及び回転式
の係止機構30を介して前記ドローバー9の先端部に接
続した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のショックアブソーバのシリンダを構成するチューブ材等 のワークを内径側からクランプ保持するための内径クランプ装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、内径クランプ装置には、図4に示すように、一対のコーン1A,1Bの うち一方のコーン1Aを外筒7の先端部に設け、かつ他方のコーン1Bを前記外 筒7内に配置されて前記一方のコーン1Aを貫通したアーバーユニット20´の ドローバー9′に一体的に形成したロッド4´の先端部に装着している。そして 、ドローバー9′の基端部を装置フレーム側に設けられたアクチュエータのロッ ド18先端部に同心に接続した後、前記外筒7の基端部をフランジ等を介して装 置フレーム側に取り付け、外筒7の先端部となるキャップ8とアクチュエータで 移動されるアーバーユニット20´との相対動により一対のコーン1A,1Bを 同一軸上で離間又は接近させて当該コーン1A,1B間に跨って配置されたコレ ット6を径方向に拡縮可能とした内径クランプ装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この内径クランプ装置では、ドローバー9´およびロッド4´ を一体にしてアーバーユニット20´を構成しているから、製作コストが高価に なると共に、長尺なアーバーユニットの存在で多大な保管スペースが必要となる 。また、ワークの変更に伴う段取作業の際、一対のコーン1A,1B及びコレッ ト6ばかりでなくドローバー9′までも交換しなければならないが、装置中のう ちでもアーバーユニット20´は長尺重量物であり、しかもロッド4´によりコ ーン1A,1B及びコレット6等を支持しつつドローバー9′をアクチュエータ と着脱する必要があり、更に外筒の着脱も必要となるから、段取替え作業を容易 かつ迅速に行い得ないという不都合を免れなかった。
【0004】 そこで、この考案は前記課題を解決するためになしたもので、アーバーユニッ トのドローバーからロッドを着脱可能に切り離してワンタッチ操作で着脱できる 内径クランプ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、装置フレーム側に固定された外筒と、該外筒内に配置されて前記 装置フレーム側に設けた駆動アクチュエータで移動されるアーバーユニットとの 相対動により同一軸上で離間又は接近作動可能な一対のコーンと、該一対のコー ンに跨って配置され前記一対のコーンの離間又は接近作動により径方向に拡縮可 能としたコレットとからなる内径クランプ装置において、前記アーバーユニット を、前記駆動アクチュエータ側に連結したドローバーと前記一対のコーンを離間 又は接近可能に連結するロッドとに分割し、該ロッドの基端部を嵌合及び回転式 の係止機構を介して前記ドローバーの先端部に接続したものである。
【0006】
【作用】
一対のコーン及びコレットを交換する場合、ドローバーに対してロッドを回転 させて抜止めを解除すれば、ロッドをドローバーより離脱でき、また逆の手順で 接続できるから、ロッドに連結している一対のコーンおよびクランクピースを新 しいものに容易かつ迅速に交換できる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1〜図3により説明する。
【0008】 図1は装置全体の縦断面図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2のIII −II I 線に沿う横断面図である。
【0009】 この実施例によると、アーバーユニット20は、ドローバー9とロッド4とで 構成した点を特徴としている。そして、このアーバーユニット20のロッド4の 同一軸上に対向して同心にコーン1A,1Bが配置されている。
【0010】 コーン1Aの対向側端中心部には連結軸2が突設され、コーン1Bの対向側端 部中心部には嵌合孔3が穿設され、これらの連結軸2と嵌合孔3が移動可能に嵌 合することでコーン1A,1Bは同一軸上で離間又は接近可能に連結されている 。また、コーン1Bにはコーン1Aを貫通した前記ロッド4の先端部が螺着され 、コーン1Aに設けた連結軸2の先端とコーン1Bに設けた嵌合孔3の閉塞端と の間にはロッド4に巻回した戻しスプリング5が介装されている。
【0011】 このようなコーン1A,1Bのまわりには当該コーン1A,1B間に跨がって 筒状のコレット6が保持されている。
【0012】 装置フレーム側に固定された外筒7の先端部にはキャップ8が装着されている 。また、外筒7の内部には、前記ドローバー9が配置されている。このドローバ ー9の基端部は装置フレーム側に設けた駆動アクチュエータのロッド先端部に連 結している。
【0013】 前記外筒7の先端部(キャップ8)には前記コーン1Aが係脱可能に嵌合され ると共に、ドローバー9の先端部には前記ロッド4の基端部42が後述する花弁 機構30により着脱自在に接続されている。
【0014】 つまり、この花弁機構30は、ロッド4の基端部4aに周方向に間隔をおいて 径方向に突出する複数の係止突起よりなる花弁軸突起10(実施例では180° 位相がずれた2本)を形成し、一方、ドローバー9の先端部内にロッド4の基端 部を軸心まわりに回転させ得るロッド挿入孔部11を形成し、かつドローバー9 の先端開口部にこれと同心の中心孔部12及び周方向に間隔をおいて前記中心孔 部12に開放した複数の径方向切欠部からなる花弁軸凹部13(実施例では18 0°位相がずれた2本)を形成したキャップ体14を装着して構成している。ま た、ロッド4の基端部42と前記ロッド挿入孔部11の閉塞端との間にはバネ受 15を介在させて押付スプリング16が介装されている。
【0015】 なお、18はロッド4の先端に螺着されたコーン1A,1Bのロックナットで ある。
【0016】 そして、ドローバー先端に設けた花弁機構30のキャップ体14の中心孔部1 2及び径方向の花弁溝凹部13にそれぞれロッド基端部の軸部及び花弁軸突起1 0を挿入し、ロッド基端部を押付スプリング16の力に打ち勝ってドローバー先 端部内のロッド挿入孔部11まで押し込んだ後、所定角度(実施例では90°) 軸心まわりに回転させることによってロッド基端部の花弁軸突起10は前記キャ ップ体14の径方向の花弁溝凹部13間に形成された係止部17に係止され、そ の状態が押付スプリング16の力で保持されている。
【0017】 この結果、コーン1A,1B、ロッド4およびコレット6は一体となり、ドロ ーバー9とは別体構成とし、しかも花弁機構30により着脱可能となる。
【0018】 以上のように構成された内径クランプ装置を使用する場合、ドローバー9に引 張力を加えてロッド4により戻しスプリング5の力に打ち勝ってコーン1Aに対 してコーン1Bを前進させると、コーン1A,1Bの外周部に内側に傾斜させて 設けたテーパ面間が狭まるから、コレット6はコーン1A,1Bのテーパ面に沿 い摺動しながら径方向に押し出される。この拡径したコレット6によりワークW は内径側からクランプ保持される。
【0019】 反対に、ドローバー9に加えた引張力をなくすと、戻しスプリング5の力によ りコーン1Aからコーン1Bが元の位置まで後退して両コーン1A,1Bが開く と共に、コレット6はそれ自体の復帰力でコーン1A,1Bのテープ面に沿い摺 動しながら元の位置まで戻る。
【0020】 コーン1A,1B及びクランプピース6を交換する場合、これらをロッド6と 共に押付スプリング16の力に打ち勝って押し上げながら90°回転させると、 ロッド4の花弁軸突起10がキャップ体14の係止部17より離脱してキャップ 体14の花弁軸凹部13に合致する。この状態でコーン1A,1B及びコレット 6をロッド4と共に引き抜き取り外す。この結果、ロックナット18をロッド4 より離脱すればコーン1A,1B及びコレット6を取り外せることとなる。次に 、新しいコーン1A,1B及びコレット6をロッド4に取付けた後、上記の手順 の逆によりロッド4をドローバー9に取り付ければ、交換作業が完了する。
【0021】 尚、この実施例では、ドローバー9の先端部を筒状に形成してロッド4の基端 部を嵌合、回転させて花弁機構30を介して抜止めすることによってロッド4を ドローバー9に同心に接続したが、嵌合及び回転式の係止機構を介して接続でき れば、当該係止機構は、花弁機構30に限定されない。例えば、一方の嵌合面側 に軸方向に沿うL形溝を形成し、他方の嵌合面に突起を設け、この突起を前記L 形溝に係合させてロッド4とドローバー9を嵌合させた後、ロッド4を回転させ ると、突起がL形溝の周方向部に係合して抜止めとなる機構等でも良い。
【0022】
【考案の効果】
以上の通り、この考案は、装置フレーム側に固定された外筒と、該外筒内に配 置されて前記装置フレーム側に設けたアクチュエータで移動されるアーバーユニ ットとの相対動により作動可能な一対のコーンと、該一対のコーンに跨って配置 され前記一対のコーンの離間又は接近作動により径方向に拡縮可能としたコレッ トとからなる内径クランプ装置において、前記アーバーユニットを装置フレーム 側のドローバーとコーン側のロッドとに分割し、これらドローバーとロッドとを 嵌合及び回転式の係止機構により連結して構成したことにより、ドローバーに対 しロッドを一方向に所定角度回転させて挿着したり、逆方向に所定角度回転させ て抜き出すワンタッチ操作で着脱することができ、段取替え作業を容易かつ迅速 に行うことができる。また、アーバーユニットをドローバーとロッドとに分割し たことからドローバーを共用することができ、しかもコンパクト化や製作コスト の低減が可能となる。更に、アーバーユニットをドローバーとロッドとに分割し た結果、一対のコーンおよびコレットを多種用意しておけば、多種内径のワーク に対応可能となり、この点からも製作コストの低減や保管スペースの節減等が図 れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の装置全体を示す縦断面図
である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の外筒を省略して示すIII −III 線に沿う
横断面図である。
【図4】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1A コーン 1B コーン 4 ロッド 4a ロッド基端部 6 コレット 7 外筒 9 ドローバー 10 花弁軸突起 11 ロッド挿入孔部 12 中心孔部 13 花弁軸凹部 14 キャップ体 16 押付スプリング 20 アーバーユニット 30 花弁機構(係止機構)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置フレーム側に固定された外筒と、該
    外筒内に配置されて前記装置フレーム側に設けたアクチ
    ュエータで移動されるアーバーユニットとの相対動によ
    り同一軸上で離間又は接近作動可能な一対のコーンと、
    該一対のコーンに跨って配置され前記一対のコーンの離
    間又は接近作動により径方向に拡縮可能としたコレット
    とからなる内径クランプ装置において、前記アーバーユ
    ニットを、前記駆動アクチュエータ側に連結したドロー
    バーと前記一対のコーンを離間又は接近可能に連結する
    ロッドとに分割し、該ロッドの基端部を嵌合及び回転式
    の係止機構を介して前記ドローバーの先端部に接続した
    ことを特徴とする内径クランプ装置。
  2. 【請求項2】 装置フレーム側に固定された外筒と、該
    外筒内に配置されて前記装置フレーム側に設けたアクチ
    ュエータで移動されるアーバーユニットとの相対動によ
    り同一軸上で離間又は接近作動可能な一対のコーンと、
    該一対のコーンに跨って配置され前記一対のコーンの離
    間又は接近作動により径方向に拡縮可能としたコレット
    とからなる内径クランプ装置において、前記アーバーユ
    ニットを、前記駆動アクチュエータ側に連結したドロー
    バーと前記一対のコーンを離間又は接近可能に連結する
    ロッドとに分割し、該ロッドの基端部に周方向に間隔を
    おいて径方向に突出する複数の花弁軸突起を形成すると
    共に、前記ドローバーの先端部内に前記ロッド基端部を
    軸心まわりに回転させ得るロッド挿入孔部を形成し、か
    つドロバーの先端開口部にキャップ体を設け、該キャッ
    プ体に中心孔部及び周方向に間隔をおいて前記中心孔部
    に開放した複数の径方向花弁溝凹をそれぞれ前記ロッド
    の軸部及び花弁軸突起を挿入可能に形成し、前記ロッド
    基端部とロッド挿入孔部の閉塞端との間に押付スプリン
    グを介装配置したことを特徴とする内径クランプ装置。
JP5493891U 1991-06-20 1991-06-20 内径クランプ装置 Pending JPH05360U (ja)

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JP5493891U JPH05360U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 内径クランプ装置

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JP5493891U JPH05360U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 内径クランプ装置

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JPH05360U true JPH05360U (ja) 1993-01-08

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ID=12984584

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08230142A (ja) * 1994-12-30 1996-09-10 Koenig & Bauer Albert Ag 印刷機用の湿しユニット
JPH08238753A (ja) * 1995-02-18 1996-09-17 Man Roland Druckmas Ag オフセット印刷機のローラ用の駆動装置
CN115157137A (zh) * 2022-06-15 2022-10-11 杨柳彬 一种注塑模具加工用辅助装置

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