JPH09155607A - 改良型工具保持装置 - Google Patents

改良型工具保持装置

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JPH09155607A
JPH09155607A JP35109695A JP35109695A JPH09155607A JP H09155607 A JPH09155607 A JP H09155607A JP 35109695 A JP35109695 A JP 35109695A JP 35109695 A JP35109695 A JP 35109695A JP H09155607 A JPH09155607 A JP H09155607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
spindle
holding device
tool holding
improved tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP35109695A
Other languages
English (en)
Inventor
Saiji Miyagawa
歳示 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuura Kikai Seisakusho KK
Original Assignee
Matsuura Kikai Seisakusho KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具保持装置の回転作動時において、サラバ
ネを組み込むことによるスピンドルの直径方向における
振幅の増大を防止できる改良型工具保持装置を提供する
こと。 【構成】 スリーブ内のコレットチャック又はスチール
ボールチャックに対するサラバネ及びドローバーに基づ
く把持力によって、工具の先端部分を把持する工具保持
装置において、スピンドルの内側周面に対し間座を摺動
可能な状態にて接触・固持し、当該間座がサラバネを軸
方向に押圧したことに基づく改良型工具保持装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械において、工
具を把持しながら回転する工具保持装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、工具保持装置は、図1に示すよ
うに、工具1の先端部分をコレットチャック又はスチー
ルボールチャック32を介して把持するための把持力を
発生させるために、内側の回転中心部分に位置するドロ
ーバー34と外側のスピンドル35との間に、軸方向に
沿ってドローバーを移動させるサラバネ33を設けてい
る。
【0003】然して、サラバネ33は、工具1の取り替
えに関し押圧され、その径が太くなった状態で移動可能
であることが必要であるため、通常の作動時において
は、サラバネ33とスピンドル35の内側との間に僅か
な隙間が設けられている。
【0004】しかしながら、このような隙間の存在によ
って、工具保持装置の回転時において、サラバネ33が
スピンドル35とドローバー34との間を振動し、これ
によりスピンドル35の直径方向における振幅が、大き
くなるという欠点を免れることができなかった。
【0005】具体的に述べるならば、スピンドル35が
30000rpmの回転している時において、サラバネ
33を組み込まない場合には、スピンドル35の直径方
向の振幅は、2〜3μmであるのに対し、サラバネ33
を内部に組み込んだ場合には、当該振幅は6μmに至っ
ている。
【0006】そして、従来技術においては、サラバネ3
3を組み込んだ場合に、回転時のスピンドル35の直径
方向の振幅の増大を防ぐ手段が存在しなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の如き
従来技術の欠点を克服し、サラバネ33を内部に組み入
れても、工具保持装置の回転作動装置におけるスピンド
ル35の直径方向の振幅の増大を防止できる構成を適用
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成する
為、本発明の構成は、スリーブ内のコレットチャック又
はスチールボールチャックに対するサラバネ及びドロー
バーに基づく把持力によて、工具の先端部分を把持する
工具保持装置において、スピンドルの内側周面に対し間
座を摺動可能な状態にて接触・固持し、当該間座がサラ
バネを軸方向に押圧したことに基づく改良型工具保持装
置からなる。
【0009】
【発明の作用】図2(a)、(b)、(c)は、本発明
の基本構成を示すが、図2(a)に示すように、間座2
をスピンドル35の内側周囲に接触した状態で固持し、
かつ間座2がサラバネ33を工具保持装置の回転軸方向
に押圧することによってサラバネ33が、スピンドル3
5の回転時においてその直径方向への振動を防止又は減
殺することになり、ひいてはサラバネ33の振動によっ
てスピンドル35の内側面の振幅を大きくすることを防
止することになる。
【0010】尚、間座2がスピンドル35の内側周面と
摺動可能であることが必要なのは、工具1の取替時にお
けるサラバネ33の移動又はサラバネ33の取替等に対
し、間座2もまたスピンドル35内を移動することが要
求されるからである。
【0011】図2(b)では、間座2はスピンドル35
の内側面を全周囲において接触可能な形状を示すが、本
願発明は、図2(c)に示すように、スピンドル35の
内側面の全周面において必ずしも接触可能な状態ではな
い形状の場合をも包含し得る。
【0012】但し、前記の如き不接触の部分は、可能な
限り少ないことが望ましく、かつ、回転時における回転
軸と直行する方向の重量のアンバランスを防止するため
に、支持しない部分が等角度に配置されていることが不
可欠である。
【0013】また、図2(a)においては間座2はドロ
ーバー34の外側面と接触した構成を示すが、間座2は
要するに摺動可能な状態でサラバネ33を軸方向に押圧
すればよく、間座2がドローバー34と接触すること自
体は、本願発明の不可欠な要件ではない。
【0014】かくして、サラバネ33のスピンドル35
に対する衝突は、間座2を介することによるドローバー
34とスピンドル35との結合によって、回転時におけ
る直径方向におけるスピンドル35の振幅の増大を防止
することが可能となる。
【0015】
【実施例1】間座2は、一方ではスピンドル35の内側
周面を支持して、サラバネ33を軸方向に押圧しなが
ら、他方では軸方向に移動可能であることを必要とす
る。
【0016】従って、間座2の軸方向への移動は、摺動
自在にすることが望ましい(摺動時に抵抗を有すると、
結果的に工具保持する為の引き力が少なくなるか
ら。)。
【0017】実施例1では、図3(a)に示すように、
間座2の外側周囲にゴム等の弾性体を外側周囲に設けた
構成を示す。
【0018】このような間座2を、工具保持装置の回転
軸方向において、サラバネ33の端部又はサラバネ33
間に1個又は数個配置することによって、工具保持装置
が30000rtmの回転速度で回転した場合、スピン
ドル35の直径方向の振幅は、サラバネ33を内部に組
み込まない場合と同様、2〜3μmであることが判明し
た。
【0019】
【実施例2】間座2を設けることによって、本件の工具
保持装置が多少重くなることを避けることはできない。
【0020】実施例2では、そのような重量の増加を多
少なりとも軽減するため、図3(b)に示すように、間
座2は内側及び外側の円輪部分と両者を結合する放射状
に設けられたポールによって形成されている。
【0021】このような間座2においても、実施例1の
場合と同程度に、サラバネ33を組み込んだ状態におけ
る回転時のスピンドル35の直径方向の振幅の増大を防
止することができた。
【0022】
【発明の効果】このように、本願発明では、間座を設け
ることによって、工具保持装置の回転作動時におけるス
ピンドルの直径方向の振幅の増大を防止することができ
るので、作動の安全性及び工具保持装置の寿命維持の点
において、多大な効果を発揮し、その価値は絶大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1(a)、(b)】:従来の工具保持装置の構成を
示す側断面図
【図2(a)、(b)、(c)】:本願発明の基本構成
を示す側断面図及び間座の形状を示す平面図
【図3(a)、(b)】:実施例1、2において採用さ
れている間座の構成を示す平面図
【符号の説明】
1:工具 2:間座 21:弾性体による外側部分 3:工具保持装置 31:スリーブ 32:コレットチチャク又はスチールボールチャック 33:サラバネ 34:ドローバー 35:スピンドル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブ内のコレットチャック又はスチ
    ールボールチャックに対するサラバネ及びドローバーに
    基づく把持力によって、工具の先端部分を把持する工具
    保持装置において、スピンドルの内側周面に対し間座を
    摺動可能な状態にて接触・固持し、当該間座がサラバネ
    を軸方向に押圧したことに基づく改良型工具保持装置
  2. 【請求項2】 間座がスピンドルの全内側周面によって
    固持されていることを特徴とする請求項1記載の改良型
    工具保持装置
  3. 【請求項3】 間座が、ドローバーの外側面によって固
    持されていることを特徴とする請求項1記載の改良型工
    具保持装置
  4. 【請求項4】 間座の外側周囲を、ゴム等の弾性体によ
    って形成したことを特徴とする請求項1記載の改良型工
    具保持装置
  5. 【請求項5】 間座が内側の円輪及び外側の円輪と、そ
    の間を結合する放射状に設けられたポールからなること
    を特徴とする請求項1記載の改良型工具保持装置
JP35109695A 1995-12-14 1995-12-14 改良型工具保持装置 Pending JPH09155607A (ja)

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