JPH1034411A - コレットチャック - Google Patents
コレットチャックInfo
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- JPH1034411A JPH1034411A JP19344696A JP19344696A JPH1034411A JP H1034411 A JPH1034411 A JP H1034411A JP 19344696 A JP19344696 A JP 19344696A JP 19344696 A JP19344696 A JP 19344696A JP H1034411 A JPH1034411 A JP H1034411A
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- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
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Abstract
部分をそれぞれの内径に倣って個々に把持することによ
り、ワークに対するチャッキング精度の向上を図る。 【解決手段】 円筒形状のワーク50をその内周側から
把持する形式のコレットチャックであって、前記ワーク
50の内周に挿入されるコレット部10の内周面には、
その軸線方向に沿って第1のテーパ面20と第2のテー
パ面22とが設けられている。そしてこのコレット部1
0に対して軸線方向への移動操作可能に挿通させたロッ
ド30には、このロッド30の移動操作によって前記第
1のテーパ面20と接触する方向へ一体的に移動する第
1のテーパ部32が設けられている。また前記ロッド3
0の軸上には、このロッド30の移動操作により弾性体
(皿ばね38)を通じて前記第2のテーパ面22と接触
する方向へ押し動かされる第2のテーパ部36が設けら
れている。
Description
の外周面などを加工する場合に、このワークをその内周
側から把持するためのコレットチャックに関する。
例えば実開昭55−129739号公報に開示されてい
る技術が公知である。この技術によれば、コレット部の
内部に対して軸線方向への移動操作可能に挿通させたロ
ッドをシリンダの駆動によって前進させることにより、
このロッドの前端部に設けられているテーパ部によって
コレット部の径が拡大されるようになっている。
構造のコレットチャックが示されている。図3(A)
(B)はコレットチャックの外観図であり、図4はその
断面図である。これらの図面から明らかなように、コレ
ット部70にはその軸線方向に沿って複数本のスリット
72が形成されているとともに、このコレット部70の
端部寄りの内周にはテーパ面74が形成されている。ま
たコレット部70内に挿通させたロッド80の前端部
は、前記テーパ面74と接触可能なテーパ部82となっ
ている。そこでコレット部70を図4で示すようにワー
ク50の円筒部50a内に位置させた状態において前記
ロッド80を前進させると、前記テーパ部82がコレッ
ト部70のテーパ面74に当たってこのコレット部70
の径を拡大させる。これによってコレット部70の外周
部がワーク50の内周面に押し付けられ、このワーク5
0がコレットチャックによって把持されることとなる。
レットチャックは、内径が一定した円筒状のワークを対
象としており、例えばテーパ状の内周面を有するワーク
においてはその内周に対してコレット部の外周面が点も
しくは線接触となる。このためワークの把持が不安定と
なってチャッキング精度が低下する。
る内径寸法の異なる部分をそれぞれの内径に倣って個々
に把持することにより、ワークに対するチャッキング精
度の向上を図ることである。
円筒形状のワークをその内周側から把持する形式のコレ
ットチャックであって、前記ワークの内周に挿入される
コレット部の内周面には、その軸線方向に沿って第1の
テーパ面と第2のテーパ面とが設けられ、このコレット
部に対して軸線方向への移動操作可能に挿通させたロッ
ドには、このロッドの移動操作によって前記第1のテー
パ面と接触する方向へ一体的に移動する第1のテーパ部
が設けられているとともに、同じく前記ロッドの軸上に
はこのロッドの移動操作により弾性体を通じて前記第2
のテーパ面と接触する方向へ押し動かされる第2のテー
パ部が設けられていることを特徴とする。
のテーパ面に対する第2のテーパ部の接触によってその
個所のコレット部の径が押し広げられ、この後も前記弾
性体を圧縮しつつロッドを移動させることにより、第1
のテーパ面に対する第1のテーパ部の接触によってその
個所のコレット部の径が押し広げられる。すなわちコレ
ット部は第1のテーパ面及び第2のテーパ面の箇所にお
いてそれぞれの径が個別に押し広げられるので、前記ワ
ークに内径寸法の異なる部分があってもそれぞれの内径
に倣って把持することができる。
する。図1はコレットチャックの外観図、図2は同じく
コレットチャックの断面図である。これらの図面で示す
ように、円筒状に形成されているコレット部10の基端
部外周にはフランジ部12が一体に形成されている。こ
のフランジ部12に対して周方向の複数個所に形成され
ている貫通孔12aには、それぞれボルト14が差し込
まれている。ただしこの貫通孔12a及びボルト14は
図2においてそれぞれ一個だけが示されている。そして
コレット部10のフランジ部12は前記ボルト14によ
り、図示外の加工機における主軸端面に取り付けられ
る。
レット部10には、その先端部から基端部に向かって延
びる二種類の長さのスリット16,17が周方向に関し
て交互に、かつそれぞれ複数本ずつ(4本ずつ)形成さ
れている。コレット部10において、短い方のスリット
16と長い方のスリット17とが共に位置する先端側の
部分は主把持部24を構成しており、長い方のスリット
17のみが位置する部分は副把持部26を構成してい
る。つまりこのコレット部10は、その軸線方向の二個
所において把持部24,26をそれぞれ備えている。
主把持部24及び副把持部26の個所の内周面は、それ
ぞれ第1のテーパ面20及び第2のテーパ面22となっ
ている。これらのテーパ面20,22の内径やテーパ角
が互いに同一であるか否かは任意であるが、それぞれが
共にコレット部10の軸心を中心とする同心となるよう
に正確に形成されている。なお本実施の形態での両テー
パ面20,22の内径については、つぎに説明する第1
のテーパ部32及び第2のテーパ部36との対応関係か
ら第1のテーパ面20よりも第2のテーパ面22の内径
が大きく設定されているが、このことに設計上以外の理
由はない。
部には、ロッド30が軸線方向への移動操作可能に挿入
されている。このロッド30は、加工機側に設けられて
いる図示外の駆動シリンダなどに連動して図2の右方向
へ前進し、あるいは逆方向へ後退するようになってい
る。このロッド30の先端部には、前記コレット部10
の第1のテーパ面20と面接触可能な第1のテーパ部3
2がねじ部34によって固定されている。なおこの第1
のテーパ部32を前記ねじ部34によってロッド30に
結合したのは、この結合に先立ってつぎに説明する第2
のテーパ部36をロッド30の軸上に組み付けるためで
ある。
と面接触可能な第2のテーパ部36は、前記ロッド30
の軸上においてその軸線方向へスライド可能に組み付け
られている。そしてロッド30の軸上には、その段差面
30aと前記第2のテーパ部36の大径側の端面との間
において複数枚の皿ばね38(弾性体)が設けられてい
る。すなわちロッド30が前記のように前進したとき、
前記皿ばね38を通じて第2のテーパ部36が第2のテ
ーパ面22に接触する方向へ押し動かされることとな
る。
把持部26は、図2で示すワーク50をその内周側から
把持するために、このワーク50の円筒部50a内に位
置させる。つまり主把持部24及び副把持部26の外周
にワーク50の円筒部50aをかぶせ付けるのである
が、それを円滑に行えるようにコレット部10の先端外
周は外テーパ面28となっている。また前記の主把持部
24及び副把持部26を除くコレット部10の外周部は
防塵カバー40で覆われている。この防塵カバー40は
ボルト42によってコレット部10の前記フランジ部1
2に固定されている。
チャックによるワーク50の把持について説明する。ま
ず前記コレット部10の主把持部24及び副把持部26
をワーク50の円筒部50a内に位置させてから前記ロ
ッド30を前進させることにより、前記第1のテーパ部
32及び第2のテーパ部36を共に前進させる。ここで
第2のテーパ部36については、ロッド30の前進によ
り前記皿ばね38を通じてコレット部10の第2のテー
パ面22に押し付けられ、前記副把持部26の径が押し
広げられる。なお当然のことながら前記ロッド30を前
進させるための操作力は前記皿ばね38の弾性力よりも
大きく設定されているので、第2のテーパ部36によっ
て副把持部26の径を押し広げた後もロッド30は皿ば
ね38を圧縮しながら前進する。これにより前記第1の
テーパ部32が第1のテーパ面20に押し付けられて前
記主把持部24の径が押し広げられる。
24及び副把持部26は、それぞれの径が個別に押し広
げられてワーク50をその内周側から把持することにな
る。したがってワーク50の円筒部50aに内径寸法の
異なる部分があっても、その寸法差を前記皿ばね38の
弾性変形によって吸収し、それぞれの内径部分を前記主
把持部24及び副把持部26によって適正に把持するこ
とができる。なお主把持部24の把持力はロッド30の
前進推力によって決まり、副把持部26の把持力は皿ば
ね38の弾性力によって決まるので、主把持部24によ
る把持力の方が当然大きい。
テーパ部32により前記主把持部24の径が開ききった
ところで停止し、この時点でコレットチャックによるワ
ーク50のチャッキングが完了する。そこで加工機(図
示外)の主軸を回転駆動させれば、コレットチャック及
びワーク50が共に回転し、このワーク50の円筒部5
0a外周に対する切削加工などが行われる。
るチャッキングを解除する場合は、前記ロッド30を後
退させることによって第1のテーパ部32がコレット部
10の第1のテーパ面20から離れるとともに前記皿ば
ね38に対する圧縮力も弱まる。そして第1のテーパ部
32の大径部端面32aが第2のテーパ部36の先端面
に当たり、この第2のテーパ部36を第2のテーパ面2
2から引き離す。この結果、前記コレット部10におけ
る主把持部24及び副把持部26の径がそれぞれ元の状
態に縮小し、チャッキングが解除される。
チャックでは、ワーク50に内径寸法の異なる部分があ
ってもそれぞれの個所の径に倣って個々に把持できるた
め、チャッキング精度が向上する。なおワーク50にお
ける内径寸法の異なる部分とは、前記円筒部50aの内
周がテーパ面になっている場合や内径の寸法精度にばら
つきがある場合などをいう。また前記第2のテーパ面2
2と第2のテーパ部36とによって構成されている副把
持部26については、コレット部10の軸線方向に沿っ
て複数個所に設けてもよい。この場合はワーク50の内
周が副把持部26によって二個所以上で把持されること
となり、ワーク50に対するチャッキング精度がより向
上する。
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒形状のワークをその内周側から把持
する形式のコレットチャックであって、前記ワークの内
周に挿入されるコレット部の内周面には、その軸線方向
に沿って第1のテーパ面と第2のテーパ面とが設けら
れ、このコレット部に対して軸線方向への移動操作可能
に挿通させたロッドには、このロッドの移動操作によっ
て前記第1のテーパ面と接触する方向へ一体的に移動す
る第1のテーパ部が設けられているとともに、同じく前
記ロッドの軸上にはこのロッドの移動操作により弾性体
を通じて前記第2のテーパ面と接触する方向へ押し動か
される第2のテーパ部が設けられていることを特徴とす
るコレットチャック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19344696A JP3785225B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | コレットチャック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19344696A JP3785225B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | コレットチャック |
Publications (2)
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JPH1034411A true JPH1034411A (ja) | 1998-02-10 |
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ID=16308135
Family Applications (1)
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JP19344696A Expired - Fee Related JP3785225B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | コレットチャック |
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-
1996
- 1996-07-23 JP JP19344696A patent/JP3785225B2/ja not_active Expired - Fee Related
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