JPH10138022A - 旋盤のチャック - Google Patents

旋盤のチャック

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JPH10138022A
JPH10138022A JP30717096A JP30717096A JPH10138022A JP H10138022 A JPH10138022 A JP H10138022A JP 30717096 A JP30717096 A JP 30717096A JP 30717096 A JP30717096 A JP 30717096A JP H10138022 A JPH10138022 A JP H10138022A
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JP
Japan
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chuck
collet
holder
work
chuck body
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JP30717096A
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English (en)
Inventor
Akira Masumoto
朗 増本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャック爪を持つ旋盤のチャックにおいて、
チャック爪の先端を削ることなく、容易に小径のワーク
を掴めるように設定可能とする。 【解決手段】 回転するチャックボディ3と、このチャ
ックボディ3に装着されて径方向に移動しチャックボデ
ィ3の中心部でワークWを挟持する複数のチャック爪4
とを備えた旋盤のチャックにおいて、コレットホルダ1
2とコレット23とを設ける。コレットホルダ12をチ
ャクボディ3の中央孔11に取り付け、コレット23を
コレットホルダ12の中央の取付孔17に嵌合させる。
コレット23は、中心部にワークWが挿入される保持孔
24を有し、かつ、径方向に弾性変形してワークWを把
持する弾性頭部26を有し、チャック爪4によって弾性
頭部26が中心方向へ押圧されてワークWを保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャックボディに
複数のチャック爪を設けた旋盤のチャックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のチャック爪でワークを挟持
するようにした旋盤は、外径が10mmφを越える、比較
的大径のワークを加工するのに適しており、外径が10
mmφ程度以下の小さいワークを加工する場合、ワークに
接触するチャック爪の先端を、ワーク外径に対応した内
径の円弧状に削って、ワークをチャック爪で確実に掴め
るようにする必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、小径のワーク
をチャックで掴めるようにするために、上記のようにチ
ャク爪の先端を削るのでは、その作業に時間がかかり、
加工能率が大幅に低下するという問題があった。
【0004】本発明は、このような課題を解消し、チャ
ック爪の先端を削ることなく簡単に小径のワークを掴め
るように設定できる旋盤のチャックを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の旋盤のチャック
は、回転するチャックボディと、このチャックボディに
装着されて径方向に移動しチャックボディの中心部でワ
ークを挟持する複数のチャック爪とを備えたものにおい
て、コレットホルダとコレットとを設けたもである。コ
レッタホルダはチャックボディの中央孔に取り付け、コ
レットは前記コレットホルダの中央の取付孔に嵌合す
る。前記コレットは、中心部にワークが挿入される保持
孔を有し、かつ、径方向に弾性変形してワークを把持す
る弾性頭部を有し、前記チャック爪によって弾性頭部が
中心方向へ押圧されてワークを保持する構成とする。
【0006】この構成によれば、チャックボディの中央
孔にコレットホルダを取り付け、コレットホルダの中央
の取付孔にコレットを嵌合させ、コレットの中心部の保
持孔にワークを挿入し、そのコレットの弾性頭部をチャ
ック爪で押圧することにより、チャック爪の先端を削る
ことなく、小径のワークを容易かつ確実に掴むことがで
きる。
【0007】また、本発明の請求項2に係る旋盤のチャ
ックは、請求項1の構成において、前記コレットホルダ
に、前記コレットの保持孔に挿入されたワークの軸方向
位置を規制するストッパ部材を、その軸方向位置可変の
状態で取り付けたものである。
【0008】この構成によれば、長さの異なる各種ワー
クの軸方向位置をストッパ部材で確実に規制できるの
で、チャックに対するワークの位置決めが適切になされ
る。
【0009】また、本発明の請求項3に係る旋盤のチャ
ックは、請求項1または2の構成において、前記コレッ
トホルダを、チャックボディに設けられた蓋体取付用の
ねじ孔でボルト止めしたものである。
【0010】この構成によれば、旋盤に通常設けられて
いる蓋体取付用のねじ孔を利用してコレットホルダをチ
ャックボディに取り付けているので、コレットホルダ取
付用の機構をチャックボディに特別に設ける必要がな
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。図1(A),
(B)は本発明に係る旋盤のチャックの一実施形態を示
す縦断面図および正面図である。同図において、主軸台
1に回転自在に支持された主軸2の先端にはチャックボ
ディ3が固定されており、主軸2の回転駆動により回転
する。このチャックボディ3の前面には、その中心部で
ワークWを挟持する3個のチャック爪4が径方向に移動
自在に装着されている。これらの各チャック爪4は、爪
操作機構5によって同期して径方向に駆動される。
【0012】爪操作機構5は、各チャック爪4の背面部
に設けられてチャックボディ3内に臨むフォロワ6と、
チャックボディ3内に同心状に配置され軸方向に進退し
てフォロワ6を径方向に移動させるドライバ7と、この
ドライバ7を進退駆動する駆動軸8などで構成されてい
る。
【0013】前記フォロワ6は、その軸心側の端部に、
前方に向かうにつれて軸心に近接する傾斜面6aを有
し、ばね(図示せず)によって軸心側に付勢されてい
る。ドライバ7は環状体で、各フォロワ6の傾斜面6a
にそれぞれ接触する断面楔状のカム部7aを有するとと
もに、後部内径には雌ねじ7bが形成されている。ま
た、ドライバ7の外周の一部には、チャックボディ3内
に形成された軸方向に延びるガイド溝9に摺動自在とし
たガイドブロック10が固定されている。これにより、
ドライバ7は軸方向に進退自在で、軸心回りの回転は規
制される。駆動軸8は主軸台1の後部に設けられる駆動
源(図示せず)によって回転駆動されるパイプ状のボー
ルねじであって、その前端の雄ねじ8aをドライバ7の
雌ねじ7bに螺合させてある。これにより、駆動軸8が
回転すると、ドライバ7がボールナットとなって軸方向
に進退動作する。
【0014】チャックボディ3の中央孔11にはコレッ
トホルダ12が取り付けられる。このコレットホルダ1
2は、図2に示すように、前端に取付用フランジ13a
を有するほぼ円筒状のホルダ本体13と、このホルダ本
体13の後部に螺合して連結される同じく円筒状のスト
ッパ支持体14とからなる。ホルダ本体13の取付用フ
ランジ13aには、チャックボディ3の前面に設けられ
た蓋体取付用のねじ孔15(図1(A))に整合する複
数のねじ挿通孔16が形成されている。また、ホルダ本
体13の中央の取付孔17の後部には雌ねじ13bが形
成されている。前記ストッパ支持体14は、その内径に
後述するストッパ部材18を螺合させて支持する雌ねじ
14aが形成されるとともに、前部外径にホルダ本体1
3の雌ねじ13bに螺合する雄ねじ14bが形成されて
いる。
【0015】コレットホルダ12の取付けは、図1
(A)に示すように、取付用フランジ13aのねじ挿通
孔16に挿通したボルト22を、チャックボディ3の前
面の蓋体取付用のねじ孔15に螺合させることによって
行われる。
【0016】ストッパ部材18はワークWの軸方向位置
を規制する部材であって、図3に示すように、ストッパ
支持体14の雌ねじ14aに螺合するボルト19と、こ
のボルト19の先端に突設したストッパロッド20と、
ボルト19に螺合させた位置調整用ナット21とで構成
される。これにより、ストッパ部材18の軸方向位置を
可変設定できる。コレットホルダ12は、このようにス
トッパ部材18を取り付けた状態で、図1(A)のチャ
ックボディ3の中央孔11に取り付けられる。
【0017】コレットホルダ12の中央の取付孔17に
は、コレット23が嵌合される。コレット23は、図4
に示すように、ほぼ円筒状の部材であって、中心部にワ
ークWが挿入される保持孔24を有するとともに、前半
部を径方向に向く3本のスリット25で縦方向に3分割
してなる弾性頭部26を有する。この弾性頭部26は、
径方向へ弾性変形してワークWを把持する部分であり、
図1のチャック爪4で中心方向へ押圧されることによっ
てワークWを保持する。
【0018】図4のコレット23の後部外径には雄ねじ
23aが形成されており、この雄ねじ23aを、図2の
コレットホルダ12の雌ねじ13bに螺合させることに
より、コレット23がコレットホルダ12に対して同心
位置に嵌合される。この嵌合状態で、図1(A)に示す
ように、ストッパ部材18の先端のストッパロッド20
はコレット23の保持孔24の後方に臨むことになる。
コレット23の前端には、コレットホルダ12への螺合
を工具で簡単に行えるように、工具差込用の複数の小孔
27(図4(B))が設けられている。
【0019】コレット23をコレットホルダ12の取付
孔17に嵌合する場合、図1(B)に示すように、縦分
割された弾性頭部26の各分割片26aが各チャック爪
4に対向するように、コレットホルダ12に対するコレ
ット23の回動位置を設定する。さらに、コレット23
の保持孔24に、この保持孔24の内径に適した外径を
持つワークWを挿入しておき、図1(A)の爪操作機構
5を駆動させてチャック爪4を中心方向に移動させ、各
チャック爪4でコレット23の弾性頭部26を軽く押し
当ててコレット23の心出しを行ってから、コレットホ
ルダ12をチャックボディ3にボルト22で固定する。
このような手順でコレットホルダ12をボルト止めする
ことにより、容易かつ精度よくコレット23の心出しを
行うことができる。なお、コレット23は、コレットホ
ルダ12をチャックボディ3に取り付ける前に、コレッ
トホルダ12に嵌合させてもよい。
【0020】以上のように、コレットホルダ12,スト
ッパ部材18およびコレット23を設定してから、コレ
ット23の保持孔24に挿入されたワークWの後端をス
トッパ部材18のストッパロッド20で受け止めて、ワ
ークWの軸方向位置を規制する。この状態で、爪操作機
構5を駆動して各チャック爪4を中心方向に移動させ
て、コレット23の弾性頭部26を各チャック爪4で押
圧し、これによりワークWを強固に保持する。
【0021】このチャックでは、チャック爪4によら
ず、ワークWを挿入させたコレット23の弾性頭部26
をチャック爪4で押圧することによりワークWを保持す
るので、先端を削るなどの処理をしないままのチャック
爪4では把持できないような小径のワークWを、容易か
つ確実に把持でき、旋盤の加工能率を大幅に向上させる
ことができる。
【0022】また、コレットホルダ12,ストッパ部材
18,コレット23を取り外せば、チャック爪4でワー
クWを把持した状態での加工、つまり、大径のワークを
対象とする通常の加工が可能である。さらに、チャック
ボディ3へのコレットホルダ12の取付けは、チャック
ボディ3に設けられた蓋体取付用のねじ孔15を利用し
てボルト止めするので、特別な取付機構をチャックボデ
ィ3に設けることなく、既存の旋盤のチャックボディ3
に容易にコレットホルダ12を取り付けることができ
る。
【0023】さらに、ワークWが長尺物の場合、図5に
示す補助スリーブ28を使用してコレットホルダ12の
取付孔17を長くする。すなわち、この補助スリーブ2
8は、前部外径にホルダ本体13の雌ねじ13bに螺合
する雄ねじ28aを形成するとともに、後部内径にスト
ッパ支持体14の雄ねじ14bに螺合する雌ねじ28b
を形成したものである。この補助スリーブ28を、ホル
ダ本体13とストッパ支持体14との間に介在させるこ
とにより、図6に示すようにコレットホルダ12の取付
孔17を長くすることができる。これにより、図1
(A)のコレット23で保持されるワークWをコレット
23の保持孔24から後方(内方)へ深く差し込んで位
置決めできる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、比較的
大径のワークを対象とするチャック爪型の旋盤チャック
において、チャック爪の先端を削ることなく、容易に小
径のワークを掴めるように設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係る旋盤のチャックの一実施
形態を示す縦断面図、(B)は同正面図である。
【図2】(A)は同チャックにおけるコレットホルダを
構成するホルダ本体の側面図、(B)は同コレットホル
ダを構成するストッパ支持体の側面図、(C)はホルダ
本体の正面図、(D)はストッパ支持体の背面図、
(E)はコレットホルダの縦断面図である。
【図3】同コレットホルダにストッパ部材を支持させた
状態を示す縦断面図である。
【図4】(A)は同チャックにおけるコレットの側面
図、(B)は同正面図、(C)は同背面図、(D)は同
縦断面図である。
【図5】補助スリーブの縦断面図である。
【図6】同補助スリーブを付加したコレットホルダにス
トッパ部材を支持させた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
3…チャックボディ、4…チャック爪、11…中央孔、
12…コレットホルダ、15…蓋体取付用ねじ孔、17
…取付孔、18…ストッパ部材、23…コレット、24
…保持孔、26…弾性頭部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するチャックボディ3と、このチャ
    ックボディ3に装着されて径方向に移動しチャックボデ
    ィ3の中心部でワークWを挟持する複数のチャック爪4
    とを備えた旋盤のチャックにおいて、 前記チャックボディ3の中央孔11に取り付けられるコ
    レットホルダ12と、 前記コレットホルダ12の中央の取付孔17に嵌合され
    るコレット23とを備え、 前記コレット23は、中心部にワークWが挿入される保
    持孔24を有し、かつ、径方向に弾性変形してワークW
    を把持する弾性頭部26を有し、前記チャック爪4によ
    って弾性頭部26が中心方向へ押圧されてワークWを保
    持することを特徴とする旋盤のチャック。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記コレットホルダ
    12に、前記コレット23の保持孔24に挿入されたワ
    ークWの軸方向位置を規制するストッパ部材18が、そ
    の軸方向位置可変の状態で取り付けられている旋盤のチ
    ャック。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記コレッ
    タホルダ12は、チャックボディ3に設けられた蓋体取
    付用のねじ孔15でボルト止めされている旋盤のチャッ
    ク。
JP30717096A 1996-11-01 1996-11-01 旋盤のチャック Pending JPH10138022A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052409A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Denso Corp コレットチャック
KR20190048915A (ko) * 2017-10-31 2019-05-09 강문식 링크 클램프 하우징 제작방법

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