JP3100333B2 - 旋盤の心押台 - Google Patents

旋盤の心押台

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JP3100333B2
JP3100333B2 JP08099085A JP9908596A JP3100333B2 JP 3100333 B2 JP3100333 B2 JP 3100333B2 JP 08099085 A JP08099085 A JP 08099085A JP 9908596 A JP9908596 A JP 9908596A JP 3100333 B2 JP3100333 B2 JP 3100333B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旋盤により旋削加工が
施される被加工物を押圧支持する旋盤の心押台に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、被加工物に旋削加工を施すと
き旋盤を使用することが多くあった。このような旋盤
は、図9に示す如く、被加工物Wの一端端部を把持する
主軸台131と、被加工物Wの他端端部を押圧支持する
心押台111と、被加工物Wに旋削加工を施すバイト1
54を有する刃物台151とを備えていた。ここで主軸
台131は、被加工物Wの一端端部を挿嵌する支持孔1
32aを有するチャック132と、チャック132に把
持された被加工物Wを一体に回軸させる回転軸133と
を備えていた。また心押台111は、被加工物Wの軸線
方向に前後進可能に配置される心押本体112と、心押
本体112と一体に固定される軸本体113と、軸本体
113に対して進退自在に備えられるセンター軸115
とを備えていた。
【0003】このような旋盤101により旋削加工を行
なうとき、まず主軸台131の支持孔132aに被加工
物Wの一端端部を挿嵌し、チャック132により被加工
物Wを把持する。続いて、心押台111のセンター軸1
15を被加工物Wの他端端部に向かい前進させ、心押台
111により被加工物Wを押圧支持する。この状態で、
主軸台131を回転させることにより一体的に被加工物
Wを回転させ、その後、刃物台151のバイト154を
外周側より切り込み送りして、被加工物Wの旋削加工を
行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く被加工物W
の旋削加工を行なう場合、主軸台131の支持孔132
aに被加工物Wの一端端部を挿嵌するため、予め主軸台
131と心押台111との間隔が被加工物Wの全長より
若干広くなるように心押台111を固定していた。ここ
で、被加工物Wの全長が短いものについては被加工物W
のチャック132で把持する部分の長さも短いので、心
押台111のセンター軸115で被加工物Wの他端端部
を押圧支持することが、センター軸115の進退範囲で
可能である。しかし、被加工物Wの全長が長いものにつ
いては被加工物Wのチャック132で把持する部分の長
さも長くなるため、心押台111のセンター軸115で
被加工物Wの他端端部を押圧支持することが、センター
軸115の進退範囲では不可能となる。そのため、一
旦、被加工物Wを主軸台131に把持後、心押台111
を固定するボルト118,119を緩め心押台111を
前進させ、所定位置で再度ボルト118,119を締め
て主軸台131を固定し、その後、センター軸115を
前進させ被加工物Wを押圧支持しなければならなかっ
た。更に被加工物Wの旋削加工後においても、センター
軸115後退後、ボルト118,119を緩め心押台1
11を後退させなければ被加工物Wを外すことができな
かった。このように被加工物Wを旋削加工する毎に、ボ
ルト118,119を緩め重い心押台111を前後進さ
せなければならないため、作業者に負担がかかり、作業
時間も長くなるということがある。
【0005】従って、本発明は上述の如き課題を解決
し、長い被加工物を旋削加工する場合においても、作業
者に負担がかかることなく、容易に短時間で被加工物を
脱着できる旋盤の心押台を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は以下の通
りである。
【0007】主軸台に一端端部が支持される被加工物の
他端端部を押圧支持する旋盤の心押台において、被加工
物の軸線方向に前後進可能に配置される心押本体と、心
押本体に対して進退自在に備えられるセンター軸と、セ
ンター軸に対して揺動自在に装備される先端部と、先端
部の軸心がセンター軸の軸心と一致するように固定可能
な固定部材とからなる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図6に基づい
て説明する。
【0009】図1乃至図4は旋盤1を表し、図5及び図
6は旋盤の心押台11を表す。図1において旋盤1は、
被加工物Wの一端端部を保持する主軸台31と、被加工
物Wの他端端部を支持する心押台11と、被加工物Wに
旋削加工を施すバイト54を有する刃物台51とを備え
る。
【0010】主軸台31は、被加工物Wの一端端部を挿
嵌する支持孔32aを有するチャック32と、図示せぬ
モータによりチャック32を一体的に回転させる回転軸
33とを備える。チャック32は、支持孔32aの径を
縮径することにより被加工物Wを把持し、支持孔32a
の径を拡径することにより被加工物Wが取り外される。
【0011】また、主軸台31に保持される被加工物W
に対向して、軸線方向に心押台11が配置される。心押
台11は、ボルト18,19を緩めることによりレール
4に沿って被加工物Wの軸線方向に前後進可能であり、
ボルト18,19を締めることによりレール4上の所定
位置に固定することができる。この心押台11を図6に
より詳細に説明すると、12はボルト18,19が装着
される心押本体で、心押本体12と一体に軸本体13が
形成される。この軸本体13の被加工物Wに対向する端
部からセンター軸15が進退自在に設けられ、センター
軸15の先端には被加工物Wに当接する先端部14が設
けられている。尚、先端部14は図5に示す如く、先端
部14とセンター軸15との接続部外周に嵌合される筒
状体の固定部材17が軸本体13側に退避された状態で
センター軸15に対し揺動自在に装着される。また、図
6に示す如く先端部14を、その軸心がセンター軸15
の軸心と一致するように配置し、固定部材17を先端部
14に設けられたストッパ16と当接する位置に移動す
ることにより、先端部14とセンター軸15を同心状に
固定できる。
【0012】そして、図1に示す如く、主軸台31と心
押台11とにより保持される被加工物Wに旋削加工を施
すバイト54を有する刃物台である。刃物台51は刃物
本体52がレール2,3に沿って被加工物Wの軸線方向
に移動可能で、刃物支持台53が刃物台51に設けられ
たレール5に沿って、上下方向に移動可能である。そし
て更に、バイト54を備える刃物ホルダー55が刃物支
持台53に設けられたレール6に沿って被加工物Wの幅
方向に移動可能である。
【0013】次に、上記旋盤1を使用して被加工物Wに
旋削加工を施す工程を説明すると、まず図1に示す如
く、心押台11をボルト18,19によりレール4上の
所定の位置に固定する。このとき心押台の固定部材17
が軸本体13側に退避され、先端部14が下方を向くよ
うにする。この状態で、被加工物Wの一端端部を主軸台
31の支持孔32aに挿嵌し、チャック32により支持
孔32aを縮径して被加工物Wを把持する。次に、心押
台11の先端部14を揺動させ、その軸心がセンター軸
15の軸心と一致するように配置し、固定部材17をス
トッパ16と当接する位置に移動することにより、図2
に示す如く、先端部14とセンター軸15を同心状に固
定する。続いて、センター軸15を軸線方向に延出さ
せ、被加工物Wの他端端部を押圧支持するとともに、主
軸台31を回転させることにより一体的に被加工物Wを
回転させる。その後、被加工物Wに対して刃物台51の
バイト54を外周側より切り込み送りして、図3に示す
如く、被加工物Wの旋削加工が完了する。そして最後
に、センター軸15を後退させ、固定部材17を軸本体
13側に退避させて先端部14を下方に向けるととも
に、主軸台31のチャック32を緩め、図4に示す如
く、被加工物Wを取り外して作業が完了する。
【0014】このように上述の旋盤1の心押台11は、
被加工物Wを主軸台31に着脱するとき、先端部14を
被加工物Wの軸心から外し、センター軸15の軸心に対
し垂直方向に向けることができる。
【0015】尚、上記実施例では固定部材17は、セン
ター軸15と先端部14の接続部の外周を保持する筒状
体であったが、図7に示す如く、固定部材67はセンタ
ー軸15と先端部14の内部を連通する棒状体でも良
い。この場合、被加工物Wを押圧支持するときは、固定
部材67はスプリング部材70に押圧されセンター軸1
5と先端部14の軸心が一致するよう連通する。また、
被加工物Wを主軸台31に着脱するときは、図8に示す
如く、固定部材67は先端部14内に移動され、先端部
14をセンター軸15の軸心に対し垂直方向に向けられ
る。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、主軸台に
一端端部が支持される被加工物の他端端部を押圧支持す
る旋盤の心押台において、被加工物の軸線方向に前後進
可能に配置される心押本体と、心押本体に対して進退自
在に備えられるセンター軸と、センター軸に対して揺動
自在に装備される先端部と、先端部の軸心がセンター軸
の軸心と一致するように固定可能な固定部材とからなる
ため、被加工物を主軸台に着脱するとき、先端部を被加
工物の軸心から外し、センター軸の軸心に対し垂直方向
に向けることができ、被加工物を押圧支持するとき、先
端部とセンター軸の軸心を一致することができるので、
被加工物の脱着が容易に短時間でできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による心押台を備える旋盤を表
し、被加工物の着脱の第一段階を表す平面図である。
【図2】本発明の実施例による心押台を備える旋盤を表
し、被加工物の着脱の第二段階を表す平面図である。
【図3】本発明の実施例による心押台を備える旋盤を表
し、被加工物の着脱の第三段階を表す平面図である。
【図4】本発明の実施例による心押台を備える旋盤を表
し、被加工物の着脱の第四段階を表す平面図である。
【図5】本発明の実施例による旋盤の心押台を表し、被
加工物着脱中の状態を表す平面図である。
【図6】本発明の実施例による旋盤の心押台を表し、被
加工物押圧保持の状態を表す平面図である。
【図7】本発明の他の実施例による旋盤の心押台の要部
を表す断面平面図である。
【図8】本発明の他の実施例による旋盤の心押台の要部
を表し、被加工物着脱のために固定部材を移動した状態
を表す断面平面図である。
【図9】従来の心押台を備える旋盤を表す平面図であ
る。
【符号の説明】
12 心押本体 14 先端部 15 センター軸 17 固定部材 31 主軸台 67 固定部材 W 被加工物

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸台(31)に一端端部が支持される
    被加工物(W)の他端端部を押圧支持する旋盤の心押台
    において、前記被加工物(W)の軸線方向に前後進可能
    に配置される心押本体(12)と、該心押本体(12)
    に対して進退自在に備えられるセンター軸(15)と、
    該センター軸(15)に対して揺動自在に装備される先
    端部(14)と、該先端部(14)の軸心がセンター軸
    (15)の軸心と一致するように固定可能な固定部材
    (17)とからなることを特徴とする旋盤の心押台。
  2. 【請求項2】 前記固定部材(17)は、センター軸
    (15)と先端部(14)の接続部外周を保持する筒状
    体であることを特徴とする請求項1記載の旋盤の心押
    台。
  3. 【請求項3】 前記固定部材(67)は、センター軸
    (15)と先端部(14)の接続部の内部を連通する棒
    状体であることを特徴とする請求項1記載の旋盤の心押
    台。
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