JP2004043068A

JP2004043068A - ウエブの巻取方法及び装置

Info

Publication number: JP2004043068A
Application number: JP2002200685A
Authority: JP
Inventors: Toshio Kajima; 賀島　利夫
Original assignee: Fuji Iron Works Co Ltd
Current assignee: Fuji Univance Corp
Priority date: 2002-07-10
Filing date: 2002-07-10
Publication date: 2004-02-12
Anticipated expiration: 2022-07-10
Also published as: DE60228220D1; JP3597180B2; EP1380526B9; TW570892B; CN1467147A; CN1208227C; US6676065B1; US20040007642A1; KR100469164B1; EP1380526A3; KR20040005554A; EP1380526B1; EP1380526A2

Abstract

【課題】巻取機内で巻芯を厚紙を用いて円筒状に成形し、既製の中空円筒状巻芯を使用せず、従って該既製巻芯の面倒な廃棄物処理の必要をなくし、円筒状巻芯を平板に復元して廃棄処分を簡単ならしめる。
【解決手段】多軸ターレット型巻取機を用いたウエブの巻取りにおいて、前記多軸ターレット型巻取機の軸位置を巻芯成形位置Ａ，巻取位置Ｂ，巻取ロール取出し位置Ｃとして、巻芯成形位置Ａで厚紙Ｐを巻芯軸Ｓに巻き付け、突き合わせ部を粘着テープｔにより止着して巻芯を成形し、ターレットＴの回動により該巻芯を巻取り位置Ｂに移行させて該位置において巻取りを行い、更にターレットＴの回動により巻取ロール取出し位置Ｃに移行させて該位置において出来上がった巻取ロールＲ_１を取り出して、巻芯成形より巻取ロール取出しに至る工程を巻取機内で一連の工程で行うようにした。
【選択図】　　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はターレット型巻取機を用いたウエブの巻取方法及び装置に係り、詳しくは既製の中空円筒状巻芯を使用することなく、巻取機内で厚紙を円筒状巻芯として成形し、これにウエブを巻き重ねてウエブの巻取りを行う上記巻取方法及び装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ターレット型巻取機による長尺のウエブの巻取りにおいては、ウエブ自体の剛性で巻取ロール形態を保持できない軟質系のプラスチックフィルムや薄紙に対しては、通常、予め成形された中空円筒状の紙管やプラスチック管の巻芯状にウエブを巻き重ねて巻取りが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように予め成形された巻芯にウエブを巻取る場合には、こうして出来上がった巻取ロールからウエブを巻き戻し、使い切った後にはこの中空円筒状の巻芯が不要物として残ってしまう。
この巻芯はたとえ、紙管であっても簡単に廃棄処分することができず、また再利用するにも集積，分類，流通その他の管理に手間と相当の費用が発生する。
【０００４】
そこで近時、紙管を使用せず、巻取時に人為操作で厚紙を円筒状にした巻芯にウエブ、例えばストレッチフィルムを巻き取り、使用後、該巻芯を産業廃棄物として処理する必要を無くすことが報ぜられている。
【０００５】
本発明は上述の如き実状に対処し、上記既製の紙管等を使用せず、厚紙を巻取機において円筒状に作成してウエブを巻取る際の効率的な方法、ならびにその装置の具体化を提案するものであり、厚紙から巻芯形成に至る巻芯成形操作を巻取機内において効率よく一連で行うと共に、出来上がった巻取ロールからウエブを巻き戻し、使い切った後に中空円筒状の巻芯不要物として残るも、元の厚紙状に容易に復元させ、廃棄処分を簡単ならしめることを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記目的に適合する本発明の特徴は、１つは請求項１に係る巻取方法であり、ウエブを多軸ターレット型巻取機を用いて巻芯にウエブを巻取るウエブの巻取りにおいて、厚紙を巻芯軸に巻き付け、突き合わせ部を粘着テープにより止着して巻芯を成形し、次いで巻芯にウエブを巻取り、その後、巻芯に巻かれた満巻巻取ロールを取り出す工程を巻取機内においてターレットの回動に従って一連の工程で行うことにある。
【０００７】
請求項２の発明は、上記方法を実施する装置であり、多軸ターレット型巻取機において、該巻取等の軸位置を巻芯成形位置Ａ，巻取位置Ｂ，巻取ロール取出し位置Ｃとして、前記巻芯成形位置Ａに対応して厚紙を１葉ずつ粘着テープ貼付台へ移送する手段，粘着テープロールよりテープを引き出し、適宜の長さに切断して前記テープ貼付台へ移送された厚紙端末に上記粘着テープを貼り付ける手段，前記端末テープ処理された厚紙を多軸ターレット巻取機の巻芯成形位置へ移送する手段，上記移送された厚紙を巻芯成形位置の巻芯軸に巻き付け、突き合わせ部を前記厚紙端末の粘着テープにより止着して巻芯を成形する手段からなる巻芯成形手段を付設して、巻芯成形，巻芯へのウエブ巻取り，巻き取った巻取ロールの取り出しを巻取機内において一連に作動可能となした構成にある。
【０００８】
【作用】
上記本発明によれば、例えば３軸ターレット型巻取機を用いるときは、先ず、巻取機内の上部に設置された厚紙積載テーブルから厚紙を一葉取って粘着テープ貼付台上へ移送する。
ここで近傍にある粘着テープロールより粘着テープが引き出され、適宜の長さに切断されて短冊状として厚紙の一方端末に短冊状の粘着テープの略半分がかかるようにして貼り付けられる。
そして、短冊状の粘着テープが貼り付けられると、上記厚紙を送り出しローラで送出し、３軸ターレット型巻取機の上部に位置する巻芯成形位置Ａまで移送し、該位置の巻芯軸のまわりに巻き付け、突き合わせ部を前記粘着テープの略半分で張り合わせ止着して円筒状巻芯に成形する。
【０００９】
上述のようにして巻芯成形位置Ａにおいて巻芯が成形されると、ターレット型巻取機は通常の作動に従って巻芯を巻取位置Ｂに回動し、原反ロール又は前工程からのウエブを巻き取ると共に、巻取り後、再び回動して巻取ロール取り出し位置Ｃにおいて巻取ロールを取り出す。
上記の巻取成形，ウエブ巻取り，巻取ロールの取り出しの一連の動作は巻取機内において設定された駆動に従って作動され、既製の巻芯を使用せず巻芯を成形しつつウエブの巻取りがなされる。
なお、２軸ターレットとするときは、上記の巻芯成形位置Ａと巻取ロール取り出し位置Ｃを共通とすることにより、また４軸ターレットとするときは、１つの軸位置を空けて他の軸位置の機能に余裕をもたせて一連の作動を行うことができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、更に添付図面にもとづいて本発明の具体的態様を詳述する。
図は本発明に係るウエブ巻取方法を実施する装置の１例を示す３軸ターレット型巻取機概要図であり、図１は側面概要図、図２は正面概要図、図３は背面概要図である。
【００１１】
これら各図において、１は本体フレームで、内部にターレット盤，巻芯軸共に片持方式の３軸ターレット型巻取機を回動可能に保持し、原反ロールＲより引き出されて来たウエブＷをガイドローラ１３，コンタクトローラ１４を介し、巻芯供給位置Ａで供給されて巻取位置Ｂに移行して来た巻芯Ｋにウエブ切断，巻付装置１５によりウエブを巻き付けて、巻付け後、満巻巻取ロールＲ_１を巻取りロール取出し位置Ｃで昇降，左右動，回動型テーブル，ロール端面押出器等で構成された既知の取出し装置１６により取り出すことは従前のターレット型巻取機におけると同様であるが、本発明においては特に上記の巻芯供給部に重要な改変が加えられていて、既製の中空円筒状巻芯を使用することなく厚紙（合成紙も含む）より直接、巻芯を成形する巻芯成形機能要素が付設されている。
【００１２】
即ち、本発明図示例においては前記３軸ターレット型巻取機の前記巻芯供給部，巻取部，巻取りロール取出し部に相当する各位置はＢ位置，Ｃ位置は何れも従来同様、巻取位置，巻取ロール取出し位置であるが、Ａ位置は巻芯成形機能要素を含む巻芯成形位置となっている。
なお、本発明における巻取りは図示例の原反ロールより引き出されたウエブに限らず、前工程に連続させて前工程より送られてくるウエブを巻取る場合についても適用される。
【００１３】
図における符号２は上記巻芯成形機能要素のフレームであり、３軸ターレット型巻取機のフレーム本体１の上部に連設されており、該フレーム２の上部には厚紙Ｐを載置する厚紙積載テーブル７と、該テーブル７上の厚紙積層体６より厚紙Ｐを最上層より１葉ずつ吸着する昇降機構付厚紙吸着器５及び該吸着器５で吸着した厚紙Ｐをガイド４に沿って側方に走行移行させる厚紙吸着器走行体３が夫々配設されていると共に、吸着した１葉の厚紙Ｐが走行後、降下する位置において該厚紙の一端末に粘着テープを貼付するための粘着テープ貼付台９が設けられ、その側部近傍に内側を粘着面として巻かれた粘着テープロールＲｔより粘着テープを引き出し、厚紙に貼付するための吸着機能付き昇降型テープ上面クランパー，回動型下面クランパー，テープ切断器，前後動走行フレーム等により構成された一連の機能要素からなる粘着テープ引き出し，切断，貼付装置８が添設されている。
【００１４】
そして、本発明は上記装置８により厚紙に粘着テープが付与されると、この粘着テープ付厚紙を３軸ターレット型巻取機の巻芯成形位置Ａに移送し、先端サポート及び中心回転力付与チャック１７で支持された同位置の拡縮巻芯軸Ｓに巻き付かせて、巻芯を形成するが、このような巻芯形成手段として上記の粘着テープ貼付台９に隣接して該貼付台９より粘着テープが貼り付けられた厚紙を送り出す厚紙送り出しローラ１０と、送り出された厚紙をターレット型巻取機の上記巻芯成形位置（Ａ位置）まで移送する烏口状厚紙保持器１１ａ及び同保持器１１ａを巻芯成形位置（Ａ位置）まで回動させる回動アーム（図示せず）等よりなる厚紙移送装置１１が設けられていると共に、更に厚紙移送装置１１の回動した先に前記移送した厚紙を巻芯成形位置Ａの巻芯軸に巻付かせるためのベルト抱え込み型厚紙巻付装置１２が設けられていて、平板状の厚紙を該巻付装置１２の無端ベルト１２ａで巻芯軸の周りに誘導し、巻芯Ｋを成形し得るようになっている。
【００１５】
以下、上記本発明の要部をなす巻芯Ｋ成形について詳述すると、先ず、本発明の巻芯形態は、図４（イ），（ロ），（ハ）に示すように巻芯軸Ｓのまわりに厚紙Ｐが巻き付けられ、その突き合わせ部ｔ_１が粘着テープｔによって止着される形態である。
【００１６】
ここで厚紙の大きさは巻芯軸長手方向には巻取るべきウエブの幅と同一か、あるいは稍長く、これに直角な方向には巻芯軸Ｓの外径周長と同一あるいは稍短くなっている。
なお、巻芯軸Ｓへの厚紙巻き付けにあたっては、一重巻芯，二重巻芯などが可能であり、適宜選択されるが、例えば一重巻芯の場合には図４（イ）に示すように厚紙Ｐを巻芯軸Ｓに巻き付け、突き合わせ部ｔ_１を数個所、図４（ハ）に示すように粘着テープｔで止着することによって得ることが出来る。通常、厚紙Ｐの突き合わせ部ｔ_１は互いに突き当たるが、若干の隙間が発生する。
【００１７】
また、二重巻芯の場合には図４（ロ）に示すように１枚の厚紙Ｐを巻芯軸Ｓに巻き付け、その外側の２枚目の厚紙を、その突き合わせ部ｔ_２が１枚目の厚紙の突き合わせ部ｔ_１と重合せず、好ましくは略反対側になるように粘着テープｔで止着することによって二重巻芯が得られる。
【００１８】
そして、上記の如き巻芯を得るに至る巻芯成形としては、図１〜図３において巻芯成形機能要素フレーム２に設けられている各部によって、先ず、上部の厚紙積載テーブル７に積載された厚紙層６の最上層の厚紙Ｐを昇降型厚紙吸着器５によって吸い上げ、該吸着器５を走行体３の走行によって右行させて、その所要の位置で吸着器５を下降させ、厚紙Ｐを粘着テープ貼付台９上に移行させる。
【００１９】
こうして、厚紙Ｐが移送されると、厚紙の左側は第１厚紙送り出しローラ１０によってニップされる。このとき、ローラ１０の運転は止められている。
そして、この状態で前記吸着機能付き昇降型テープ上面クランパー，回動型テープ下面クランパー，テープ切断器，前後動走行フレーム等により構成されている粘着テープ引き出し，切断，貼付装置８が順次、作動して粘着テープ貼付台９上の厚紙に対しその右側に短冊状のテープを粘着面が下面になるようにして、その略半分がかかるように貼り付ける。
なお、短冊状のテープは厚紙巾の全巾でなく、短冊状で適宜の間隔を保って複数個所、貼り付けられる。
【００２０】
以上のようにして厚紙の一端末に粘着テープが貼り付けられると、次に粘着テープ貼付台９に設置されている第１厚紙送り出しローラ１０と厚紙移送装置１１に設置されている第２厚紙送り出しローラ１０′が同周速で回転し、厚紙の左端を烏口状厚紙保持器１１ａ先端まで送り出し停止する。
このとき、厚紙の右側は第１厚紙送り出しローラ１０位置は完全に通過するが、第２送り出しローラ１０′位置の手前で停止し、これによって図５に示す如く厚紙Ｐは厚紙移送装置１１内でクランプされた状態になる。
なお、第１，第２の厚紙送り出しローラ１０，１０′は軸方向に分割され、それぞれ複数組が装備されており、また烏口も狭巾のものが複数組装備されている。
しかし、何れの装備位置も粘着テープの通過する位置を避けるようになっている。
かくして厚紙が厚紙移送装置１１内でクランプされた状態になると、厚紙は下部に位置してターレット型巻取機の巻芯形成位置に近接して設けられている厚紙巻付装置１２に向かって移送される。
【００２１】
厚紙巻付装置１２は搬送用の無端ベルト１２ａを備え、その作動により巻取成形位置Ａにある巻芯軸Ｓを図６（イ）に示すようにベルト１２ａでかかえ込むようになっており、前記烏口状厚紙保持器１１ａの烏口先端を図６（ロ）の如く上述の巻芯軸Ｓをベルト１２ａで抱え込んだ該ベルトと巻芯軸の接触開始点と終了点の間の隙間に臨ませる。
この状態で第２厚紙送り出しローラ１０′と無端ベルト１２ａを起動し、ベルトと巻芯軸の接触面の間に厚紙Ｐを差し込み、厚紙を巻芯軸Ｓの周りに添わせて図６（ハ）に示すように円筒状に成形する。
このとき、厚紙の左端と右端は巻芯軸を略一周したところで突き合わせ状態となり、若干の隙間を生ずるが、その外周部で粘着テープｔで貼り合わされる。（図４（ハ）参照）
【００２２】
無端ベルト１２ａは第２図に示す如く短冊状のテープの数だけ用意され、テープの位置に対応して作用するものでテープの粘着面は確実に厚紙の外周部に圧接されるようになっている。
なお、巻芯が上述の如く成形されると、無端ベルト１２ａは駆動により巻芯及び巻芯軸の抱き込みを解放し、厚紙巻付位置より退避する。
以後は成形された巻芯がターレットＴの回動により巻取位置Ｂに移送されて巻取りに供され、更に満巻となった巻取ロールが巻取ロール取り出し位置Ｃに移されて取り出される一方、巻取位置Ｂにおいてウエブ切断，巻付装置１５が作動し、ウエブが切断装置１８により切断されて、切断端が次の巻芯に巻き付けられることは勿論である。
【００２３】
なお、以上は一重巻芯の成形について説明して来たが、強化のため二重巻芯を成形しようとする場合には、基本的には同様であるが、先ず、内側の１枚目の厚紙による成形では、特に短冊状の粘着テープの貼付は必要なく、省略することが可能であり、唯、１枚目の厚紙を円筒状に成形完了した時点で無端ベルトで該厚紙を巻芯軸に巻き付かせた状態を確実に保持させることが肝要である。
そして、次の２枚目の厚紙による成形は、内側の１枚目の厚紙の成形が終了した後に、前述した一重巻芯の成形と同じ順序で行えばよい。但し、巻芯軸をベルトで抱き込む工程は既に１枚目の厚紙で保持されているので特に必要ない。
【００２４】
以上のようにして本発明により巻芯の成形を連設したウエブの巻取りが可能となり、従来の如き紙管を使用することなく巻取機内で厚紙を円筒状に巻芯に成形してウエブ巻取りを行うことを可能となしている。
【００２５】
以上は厚紙を一葉ずつ積載テーブルより取り出し、巻芯を成形する場合について説明して来たが、巻芯成形に供する厚紙は一葉ずつ取り出すことなくロール巻されたロールより連続して繰り出し、順次、巻芯成形に供することも可能であり、本発明の含むところである。
【００２６】
また、上記実施形態では３軸ターレット型巻取機について説明して来たが、本発明は３軸型に限るものではなく、２軸型あるいは４軸型などにおいても可能であり、２軸型の場合には巻芯成形位置Ａと巻取ロール取り出し位置Ｃを兼用させ、巻取ロール取り出し後、巻芯成形機能を行うようにすればよく、一方、４軸型の場合にはその１つ、通常、巻芯成形位置Ａと巻取ロール取り出し位置Ｃの間の位置を遊びとして、各軸位置の機能に余裕をもたせることができる。
かくして、本発明では多軸ターレット型巻取機を用いて既製の紙管等を使用せず、巻芯成形，巻取り，満巻巻取ロール取り出しをターレットの１回動と共に効率的に行うことができる。
【００２７】
【発明の効果】
本発明は以上のように巻芯成形機能を多軸ターレット型巻取機内に付与し、既製の巻芯を使用することなく、直接巻芯を巻取機内で成形し、巻取りを行うようにしたものであり、厚紙を準備するだけで自動的に巻芯成形，巻取り，巻取ロール取出しが出来、頗る画期的であって、厚紙を円筒状にした巻芯利用の巻取りの作業効率を高めると共に、既製の紙管等を用いないため従来の如き廃棄物処理や再使用流通における多額の費用も必要なく、出来上がった巻取ロールからウエブを巻戻し、使い切った場合にも円筒状の巻芯を容易に平板状に復元できるので簡単に廃棄処分ができ、環境対策上、時宜にかなった顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を実施する装置例を示す側面概要図である。
【図２】上記装置例の正面概要図である。
【図３】上記装置例の内部構造を一部省略した背面概要図である。
【図４】本発明における巻芯成形の巻芯形態を示し、（イ）は一重巻芯，（ロ）は二重巻芯，（ハ）は斜視図である。
【図５】本発明における厚紙移送装置の厚紙送り出し態様を示す概要図である。
【図６】本発明における厚紙巻付装置の厚紙巻き付け状況を示す図で、（イ）は巻芯軸をベルトで抱え込んだ状態，（ロ）は厚紙巻付装置への厚紙差し込み状態，（ハ）は巻芯軸に厚紙を巻付けた状態である。
【符号の説明】
Ｐ　厚紙
Ｗ　ウエブ
Ｒ　原反ロール
Ｒ_１　満巻巻取ロール
Ｒｔ　粘着テープロール
ｔ　粘着テープ
Ｓ　巻芯軸
Ｋ　巻芯
Ｔ　ターレット
１　本体フレーム
２　巻芯成形機能要素フレーム
３　厚紙吸着器走行体
４　ガイドレール
５　厚紙吸着器
６　厚紙積層体
７　厚紙積載テーブル
８　粘着テープ引出し，切断，貼付装置
９　粘着テープ貼付台
１０　第１厚紙送り出しローラ
１０′　第２厚紙送り出しローラ
１１　厚紙移送装置
１１ａ　烏口状厚紙保持器
１２　厚紙巻付装置
１２ａ　ベルト
１３　ガイドローラ
１４　コンタクトローラ
１５　ウエブ切断，巻付装置
１６　満巻巻取ロール取出し装置

Claims

多軸ターレット型巻取機を用いて巻芯にウエブを巻取るウエブの巻取りにおいて、厚紙を巻芯軸に巻き付け、突き合わせ部を粘着テープにより止着して巻芯を成形し、次いで巻芯にウエブを巻取り、その後、巻芯に巻かれた満巻巻取ロールを取り出す工程を巻取機内においてターレットの回動に従って一連の工程で行うことを特徴とするウエブの巻取方法。
多軸ターレット型巻取機において、該巻取機の軸位置を巻芯成形位置Ａ，巻取位置Ｂ，巻取ロール取出し位置Ｃとして、前記巻芯成形位置Ａに対応して、厚紙を１葉ずつ粘着テープ貼付台へ移送する手段，粘着テープロールよりテープを引き出し、適宜の長さに切断して前記テープ貼付台へ移送された厚紙端末に上記粘着テープを貼り付ける手段，前記端末テープ処理された厚紙を多軸ターレット巻取機の巻芯成形位置へ移送する手段，上記移送された厚紙を巻芯成形位置の巻芯軸に巻き付け突き合わせ部を前記厚紙端末の粘着テープにより止着して巻芯を成形する手段からなる巻芯成形手段を付設し、巻芯成形、巻芯へのウエブ巻取り，巻き取った巻取りロールの取り出しを巻取機内で一連に作動可能ならしめてなることを特徴とするウエブ巻取装置。