JPH10157892A - リール仕立装置のウエブ搬送装置 - Google Patents
リール仕立装置のウエブ搬送装置Info
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- JPH10157892A JPH10157892A JP31729296A JP31729296A JPH10157892A JP H10157892 A JPH10157892 A JP H10157892A JP 31729296 A JP31729296 A JP 31729296A JP 31729296 A JP31729296 A JP 31729296A JP H10157892 A JPH10157892 A JP H10157892A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウエブの始端側を作業台に容易かつ確実に搬
送することができるリール仕立装置のウエブ搬送装置を
提供する。 【解決手段】 リール100の軸心位置よりも下方の当
該リール100の近傍と作業台3との間を往復移動でき
るようにフレーム2に揺動可能に支持されたアーム11
と、アーム11の先端に揺動可能に支持されたテーブル
14と、テーブル14に突設され且つリール100の軸
心よりも下方位置の外周面に当接してウエブ101の始
端を剥離するスクレーパ15と、テーブル14の背面1
4b側に設けられ且つ当該テーブル14の受面14a側
にロッド16aが伸縮可能に突出するエアシリンダ16
と、エアシリンダ16のロッド16aの先端に支持され
たクランプバー17と、テーブル14に設けられ且つウ
エブ101の始端を検出するセンサ18と、フレーム2
に駆動回転可能に設けられ且つテーブル14上のウエブ
101を作業台3上に搬送するローラ20とを備えてな
る。
送することができるリール仕立装置のウエブ搬送装置を
提供する。 【解決手段】 リール100の軸心位置よりも下方の当
該リール100の近傍と作業台3との間を往復移動でき
るようにフレーム2に揺動可能に支持されたアーム11
と、アーム11の先端に揺動可能に支持されたテーブル
14と、テーブル14に突設され且つリール100の軸
心よりも下方位置の外周面に当接してウエブ101の始
端を剥離するスクレーパ15と、テーブル14の背面1
4b側に設けられ且つ当該テーブル14の受面14a側
にロッド16aが伸縮可能に突出するエアシリンダ16
と、エアシリンダ16のロッド16aの先端に支持され
たクランプバー17と、テーブル14に設けられ且つウ
エブ101の始端を検出するセンサ18と、フレーム2
に駆動回転可能に設けられ且つテーブル14上のウエブ
101を作業台3上に搬送するローラ20とを備えてな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエブをロール状
に巻き取ったリールの当該ウエブの始端側を仕立てるた
めに当該リールの当該ウエブの始端側を作業台に搬送す
るリール仕立装置のウエブ搬送装置に関する。
に巻き取ったリールの当該ウエブの始端側を仕立てるた
めに当該リールの当該ウエブの始端側を作業台に搬送す
るリール仕立装置のウエブ搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】輪転機などでは、ウエブをロール状に巻
き取ったリールが小径となったら、すなわち、ウエブが
残り少なくなったら、送給中のリールのウエブに新たな
リールのウエブの始端を接着継ぎすると共に送給中のリ
ールのウエブを切断して、送給するリールを切り換える
ことにより、ウエブを継続して供給できるようにしてい
る。このため、新たに継ぎ足すリールのウエブの始端に
は、接着継ぎができるように仕立てを施しておく必要が
ある。
き取ったリールが小径となったら、すなわち、ウエブが
残り少なくなったら、送給中のリールのウエブに新たな
リールのウエブの始端を接着継ぎすると共に送給中のリ
ールのウエブを切断して、送給するリールを切り換える
ことにより、ウエブを継続して供給できるようにしてい
る。このため、新たに継ぎ足すリールのウエブの始端に
は、接着継ぎができるように仕立てを施しておく必要が
ある。
【0003】このリール仕立ては、従来、作業員が竹べ
ら等でリールのウエブの始端を剥離し、当該始端形状を
略V字型に切断加工した後、当該リールの巻きが崩れな
いように当該リールの外周面に上記始端の先端部分をタ
ブで貼り付けて仮止めすると共に、上記始端部分の外周
面側の縁端に沿って両面粘着テープを貼り付けていたた
め、仕立て作業に多大な労力を要してしまっていた。
ら等でリールのウエブの始端を剥離し、当該始端形状を
略V字型に切断加工した後、当該リールの巻きが崩れな
いように当該リールの外周面に上記始端の先端部分をタ
ブで貼り付けて仮止めすると共に、上記始端部分の外周
面側の縁端に沿って両面粘着テープを貼り付けていたた
め、仕立て作業に多大な労力を要してしまっていた。
【0004】このため、例えば、特公平6−45413
号公報では、図5に示すように、ガイドロール121に
沿って移動する台車122により搬送されたリール10
0をチャックアーム111で回転可能に把持し、当該ア
ーム111を揺動させて当該リール100の外周面を受
渡ベルト112に当接させ、エア管113からエアを噴
出してリール100のウエブ101の始端を受渡ベルト
112の下面に付勢すると共に当該ベルト112を走行
させることにより、ウエブ101の始端側を作業台11
4の上面に送給し、ウエブ101の始端をテンションロ
ール115で挾持すると共に作業台114のサクション
孔114aからの吸引でウエブ101を保持したら、図
示しない仕立手段でウエブ101の始端側に上述したよ
うな仕立てを施し、すなわち、ウエブ101の始端側の
切断加工、両面粘着テープの貼付作業、タブの貼付作業
等を行った後、ウエブ101を巻き取ってリール100
の外周面に上記タブを貼り付けることにより、リール1
00の仕立て作業を自動的に行うようにしたリール仕立
装置を提案している。
号公報では、図5に示すように、ガイドロール121に
沿って移動する台車122により搬送されたリール10
0をチャックアーム111で回転可能に把持し、当該ア
ーム111を揺動させて当該リール100の外周面を受
渡ベルト112に当接させ、エア管113からエアを噴
出してリール100のウエブ101の始端を受渡ベルト
112の下面に付勢すると共に当該ベルト112を走行
させることにより、ウエブ101の始端側を作業台11
4の上面に送給し、ウエブ101の始端をテンションロ
ール115で挾持すると共に作業台114のサクション
孔114aからの吸引でウエブ101を保持したら、図
示しない仕立手段でウエブ101の始端側に上述したよ
うな仕立てを施し、すなわち、ウエブ101の始端側の
切断加工、両面粘着テープの貼付作業、タブの貼付作業
等を行った後、ウエブ101を巻き取ってリール100
の外周面に上記タブを貼り付けることにより、リール1
00の仕立て作業を自動的に行うようにしたリール仕立
装置を提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようなリール仕立装置においては、エア管113から
噴出させたエアでウエブ101を受渡ベルト112に付
勢するようにしているため、ウエブ101の厚さや大き
さや材質などに応じて当該エアの噴出圧を適切に調整し
なければならないことから、設定作業が非常に煩雑であ
るばかりか、エアによるウエブ101の動きが不安定で
あることから、ウエブ101の搬送ミスを生じる虞があ
った。
たようなリール仕立装置においては、エア管113から
噴出させたエアでウエブ101を受渡ベルト112に付
勢するようにしているため、ウエブ101の厚さや大き
さや材質などに応じて当該エアの噴出圧を適切に調整し
なければならないことから、設定作業が非常に煩雑であ
るばかりか、エアによるウエブ101の動きが不安定で
あることから、ウエブ101の搬送ミスを生じる虞があ
った。
【0006】このようなことから、本発明は、ウエブの
始端側を作業台に容易かつ確実に搬送することができる
リール仕立装置のウエブ搬送装置を提供することを目的
とした。
始端側を作業台に容易かつ確実に搬送することができる
リール仕立装置のウエブ搬送装置を提供することを目的
とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明によるリール仕立て装置のウエブ搬送装
置は、ウエブをロール状に巻き取ったリールの当該ウエ
ブの始端側を仕立てるために当該リールの当該ウエブの
始端側を作業台に搬送するリール仕立装置のウエブ搬送
装置であって、前記リールの前記ウエブの始端側を保持
するウエブ保持手段と、前記ウエブ保持手段を、前記リ
ールの前記ウエブの始端側を保持する保持位置と前記作
業台に連絡させる連絡位置との間で往復移動させるウエ
ブ移動手段とを備えてなることを特徴とする。
ための、本発明によるリール仕立て装置のウエブ搬送装
置は、ウエブをロール状に巻き取ったリールの当該ウエ
ブの始端側を仕立てるために当該リールの当該ウエブの
始端側を作業台に搬送するリール仕立装置のウエブ搬送
装置であって、前記リールの前記ウエブの始端側を保持
するウエブ保持手段と、前記ウエブ保持手段を、前記リ
ールの前記ウエブの始端側を保持する保持位置と前記作
業台に連絡させる連絡位置との間で往復移動させるウエ
ブ移動手段とを備えてなることを特徴とする。
【0008】上述のリール仕立て装置のウエブ搬送装置
においては、前記ウエブ保持手段の前記リールの前記ウ
エブの前記保持位置が当該リールの軸心位置よりも下方
であることを特徴とする。
においては、前記ウエブ保持手段の前記リールの前記ウ
エブの前記保持位置が当該リールの軸心位置よりも下方
であることを特徴とする。
【0009】上述のリール仕立て装置のウエブ搬送装置
においては、前記ウエブ保持手段が前記リールの外周面
から当該リールの前記ウエブの始端を剥離するスクレー
パを備えていることを特徴とする。
においては、前記ウエブ保持手段が前記リールの外周面
から当該リールの前記ウエブの始端を剥離するスクレー
パを備えていることを特徴とする。
【0010】上述のリール仕立て装置のウエブ搬送装置
においては、前記ウエブ保持手段が前記ウエブの始端を
検出する検出手段を備えていることを特徴とする。
においては、前記ウエブ保持手段が前記ウエブの始端を
検出する検出手段を備えていることを特徴とする。
【0011】上述のリール仕立て装置のウエブ搬送装置
においては、前記ウエブ保持手段が前記作業台との前記
連絡位置に配設された際に、当該ウエブ保持手段に保持
された前記ウエブの始端側に当接するように配設され、
駆動回転可能なローラを備えていることを特徴とする。
においては、前記ウエブ保持手段が前記作業台との前記
連絡位置に配設された際に、当該ウエブ保持手段に保持
された前記ウエブの始端側に当接するように配設され、
駆動回転可能なローラを備えていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明によるリール仕立装置のウ
エブ搬送装置の実施の形態を図1〜3を用いて説明す
る。なお、図1は、その概略構造を表す側断面図、図2
は、図1の矢線II方向から見た一部抽出平面図、図3
は、その作動説明図である。
エブ搬送装置の実施の形態を図1〜3を用いて説明す
る。なお、図1は、その概略構造を表す側断面図、図2
は、図1の矢線II方向から見た一部抽出平面図、図3
は、その作動説明図である。
【0013】図1において、1はリール支持装置、1a
はリール支持アーム、2はフレーム、3は作業台、10
0はリールである。リール支持装置1に対をなして設け
られたリール支持アーム1aは、図示しない台車で搬送
されてきたリール100をその先端で駆動回転可能に支
持できると共に当該リール100を所定の位置にセット
できるようにその基端が回動可能となっている。フレー
ム2は、リール支持装置1のリール支持アーム1a先端
側に配設されている。作業台3は、フレーム2に支持さ
れ、リール100のウエブ101を吸引保持できるよう
にその表面に図示しない吸引孔が多数形成されている。
はリール支持アーム、2はフレーム、3は作業台、10
0はリールである。リール支持装置1に対をなして設け
られたリール支持アーム1aは、図示しない台車で搬送
されてきたリール100をその先端で駆動回転可能に支
持できると共に当該リール100を所定の位置にセット
できるようにその基端が回動可能となっている。フレー
ム2は、リール支持装置1のリール支持アーム1a先端
側に配設されている。作業台3は、フレーム2に支持さ
れ、リール100のウエブ101を吸引保持できるよう
にその表面に図示しない吸引孔が多数形成されている。
【0014】図1,2に示すように、上記フレーム2に
は、対をなすアーム11の基端が回動可能にそれぞれ支
持されており、当該アーム11は、その先端が、前記リ
ール支持装置1のリール支持アーム1aの回動により所
定の位置にセットされたリール100の軸心位置よりも
下方位置の当該リール100近傍と前記作業台3の近傍
との間を往復移動することができるようになっている。
当該フレーム2には、上記アーム11の先端を上記作業
台3の上記近傍位置の所定箇所に位置決め停止させるス
トッパ12が取り付けられている。上記アーム11の基
端には、当該アーム11を同期して回動させる駆動モー
タ13がそれぞれ連結されている。
は、対をなすアーム11の基端が回動可能にそれぞれ支
持されており、当該アーム11は、その先端が、前記リ
ール支持装置1のリール支持アーム1aの回動により所
定の位置にセットされたリール100の軸心位置よりも
下方位置の当該リール100近傍と前記作業台3の近傍
との間を往復移動することができるようになっている。
当該フレーム2には、上記アーム11の先端を上記作業
台3の上記近傍位置の所定箇所に位置決め停止させるス
トッパ12が取り付けられている。上記アーム11の基
端には、当該アーム11を同期して回動させる駆動モー
タ13がそれぞれ連結されている。
【0015】上記アーム11間の先端側には、前記作業
台3と連絡するテーブル14が配設されており、当該テ
ーブル14は、その基端寄りが当該アーム11の先端に
回動可能に軸支されている。テーブル14の基端には、
上記アーム11の先端が前記リール100の近傍に位置
した際に、当該リール100の軸心位置よりも下方で当
該リール100の外周面に当接して当該リール100の
ウエブ101の始端を剥離するスクレーパ15が突設さ
れており、当該スクレーパ15は、ウエブ101を損傷
しないようにゴムや樹脂などのような弾性を有する材料
からなると共にその先端が曲折されている。
台3と連絡するテーブル14が配設されており、当該テ
ーブル14は、その基端寄りが当該アーム11の先端に
回動可能に軸支されている。テーブル14の基端には、
上記アーム11の先端が前記リール100の近傍に位置
した際に、当該リール100の軸心位置よりも下方で当
該リール100の外周面に当接して当該リール100の
ウエブ101の始端を剥離するスクレーパ15が突設さ
れており、当該スクレーパ15は、ウエブ101を損傷
しないようにゴムや樹脂などのような弾性を有する材料
からなると共にその先端が曲折されている。
【0016】上記テーブル14の背面14bの上記アー
ム11寄りの側端近傍には、伸縮可能なロッド16aを
当該テーブル14の受面14a側へ突出させたエアシリ
ンダ16がそれぞれ設けられている。これらエアシリン
ダ16のロッド16aの先端間には、クランプバー17
が配設されており、当該クランプバー17は、その端部
が上記ロッド16aの先端に支持されている。テーブル
14の他端寄り、すなわち、作業台3との連絡端寄りに
は、ウエブ101の始端を検出する検出手段であるセン
サ18が設けられている。
ム11寄りの側端近傍には、伸縮可能なロッド16aを
当該テーブル14の受面14a側へ突出させたエアシリ
ンダ16がそれぞれ設けられている。これらエアシリン
ダ16のロッド16aの先端間には、クランプバー17
が配設されており、当該クランプバー17は、その端部
が上記ロッド16aの先端に支持されている。テーブル
14の他端寄り、すなわち、作業台3との連絡端寄りに
は、ウエブ101の始端を検出する検出手段であるセン
サ18が設けられている。
【0017】前記アーム11の先端側には、当該アーム
11が前記ストッパ12と当接する位置、すなわち、前
記テーブル14を作業台3に連絡させる連絡位置に配備
した際に、当該テーブル14の受面14aと作業台3の
上面とを面一にするように当該テーブル14を位置決め
支持するストッパ19が取り付けられている。また、前
記フレーム2には、上記アーム11が前記ストッパ12
と当接する位置、すなわち、前記テーブル14を作業台
3に連絡させる連絡位置に配備した際に、上記テーブル
14の受面14aと当接するローラ20が回転可能に支
持されており、当該ローラ20は、駆動モータ21によ
り回転駆動されるようになっている。
11が前記ストッパ12と当接する位置、すなわち、前
記テーブル14を作業台3に連絡させる連絡位置に配備
した際に、当該テーブル14の受面14aと作業台3の
上面とを面一にするように当該テーブル14を位置決め
支持するストッパ19が取り付けられている。また、前
記フレーム2には、上記アーム11が前記ストッパ12
と当接する位置、すなわち、前記テーブル14を作業台
3に連絡させる連絡位置に配備した際に、上記テーブル
14の受面14aと当接するローラ20が回転可能に支
持されており、当該ローラ20は、駆動モータ21によ
り回転駆動されるようになっている。
【0018】このようなリール仕立装置のウエブ搬送装
置においては、テーブル14、スクレーパ15、エアシ
リンダ16、クランプバー17などによりウエブ保持手
段が構成され、アーム11、ストッパ12,19、駆動
モータ13などによりウエブ移動手段が構成されてい
る。
置においては、テーブル14、スクレーパ15、エアシ
リンダ16、クランプバー17などによりウエブ保持手
段が構成され、アーム11、ストッパ12,19、駆動
モータ13などによりウエブ移動手段が構成されてい
る。
【0019】このようにして構成されたリール仕立装置
のウエブ搬送装置の作動を次に説明する。図示しない台
車で搬送されてきたリール100をリール支持装置1の
リール支持アーム1aが支持し、回動してリール100
を所定の位置にセットする(図3(a))と、駆動モー
タ13が作動して、アーム11が先端を上記リール10
0近傍に位置させるように回動し、この回動に伴って、
テーブル14が自重により受面14aを鉛直面に沿わせ
るように回動(図3(b))し、スクレーパ15の先端
がリール100の軸心位置よりも下方で当該リール10
0の外周面に当接する(ウエブ保持位置)。
のウエブ搬送装置の作動を次に説明する。図示しない台
車で搬送されてきたリール100をリール支持装置1の
リール支持アーム1aが支持し、回動してリール100
を所定の位置にセットする(図3(a))と、駆動モー
タ13が作動して、アーム11が先端を上記リール10
0近傍に位置させるように回動し、この回動に伴って、
テーブル14が自重により受面14aを鉛直面に沿わせ
るように回動(図3(b))し、スクレーパ15の先端
がリール100の軸心位置よりも下方で当該リール10
0の外周面に当接する(ウエブ保持位置)。
【0020】続いて、リール支持装置1が作動して、リ
ール100が回転すると、リール100の外周面に静電
気等で密着しているウエブ101の始端をスクレーパ1
5が当該リール100の外周面から剥離して、テーブル
14の受面14aに沿って案内する(図3(c))。こ
の際、エアシリンダ16は、スクレーパ15の先端とリ
ール100の外周面との接触点Aとリール100のアー
ム11側の最外端位置Bとの水平方向間の長さΔL1 よ
りも、テーブル14の受面14aとクランプバー17と
の間の長さΔL2 を大きくするようにロッド16aが伸
長している。このため、ウエブ101の始端がスクレー
パ15によらずにリール100の外周面から剥離したと
しても、当該始端は、テーブル14の受面14aとクラ
ンプバー17との間に入り込むようになる。
ール100が回転すると、リール100の外周面に静電
気等で密着しているウエブ101の始端をスクレーパ1
5が当該リール100の外周面から剥離して、テーブル
14の受面14aに沿って案内する(図3(c))。こ
の際、エアシリンダ16は、スクレーパ15の先端とリ
ール100の外周面との接触点Aとリール100のアー
ム11側の最外端位置Bとの水平方向間の長さΔL1 よ
りも、テーブル14の受面14aとクランプバー17と
の間の長さΔL2 を大きくするようにロッド16aが伸
長している。このため、ウエブ101の始端がスクレー
パ15によらずにリール100の外周面から剥離したと
しても、当該始端は、テーブル14の受面14aとクラ
ンプバー17との間に入り込むようになる。
【0021】このようにしてリール100のウエブ10
1の始端がテーブル14の受面14aとクランプバー1
7との間に入り込み、センサ18がウエブ101の始端
を検知する(図3(d))と、当該センサ18での検知
結果に基づいて、リール100の回転を停止させるよう
にリール支持装置1が作動すると共に、エアシリンダ1
6のロッド16aが短縮し、クランプバー17がテーブ
ル14の受面14aとでウエブ101を挾持して保持す
る(図3(e))。
1の始端がテーブル14の受面14aとクランプバー1
7との間に入り込み、センサ18がウエブ101の始端
を検知する(図3(d))と、当該センサ18での検知
結果に基づいて、リール100の回転を停止させるよう
にリール支持装置1が作動すると共に、エアシリンダ1
6のロッド16aが短縮し、クランプバー17がテーブ
ル14の受面14aとでウエブ101を挾持して保持す
る(図3(e))。
【0022】次に、駆動モータ13が作動して、アーム
11がストッパ12に当接するように回動すると、当該
回動に伴ってテーブル14が回動し、テーブル14の受
面14aを作業台3の上面と面一で連絡させるように当
該テーブル14をストッパ19が支持すると共に、ロー
ラ20がテーブル14の受面14a上のウエブ101に
当接する(図3(f))。このアーム11の回動の際、
リール100から引き出されたウエブ101に一定の張
力を与えるように、リール支持装置1は、リール100
を回転させてウエブ101を送り出している。
11がストッパ12に当接するように回動すると、当該
回動に伴ってテーブル14が回動し、テーブル14の受
面14aを作業台3の上面と面一で連絡させるように当
該テーブル14をストッパ19が支持すると共に、ロー
ラ20がテーブル14の受面14a上のウエブ101に
当接する(図3(f))。このアーム11の回動の際、
リール100から引き出されたウエブ101に一定の張
力を与えるように、リール支持装置1は、リール100
を回転させてウエブ101を送り出している。
【0023】続いて、エアシリンダ16のロッド16a
が伸長して、ウエブ101がクランプバー17による挾
持から開放された後、リール支持装置1が作動してリー
ル100が回転すると共に、駆動モータ21が作動して
ローラ20が回転すると、リール100のウエブ101
の始端側がテーブル14の受面14a上から作業台3の
上面へ送り出される(図3(g))。
が伸長して、ウエブ101がクランプバー17による挾
持から開放された後、リール支持装置1が作動してリー
ル100が回転すると共に、駆動モータ21が作動して
ローラ20が回転すると、リール100のウエブ101
の始端側がテーブル14の受面14a上から作業台3の
上面へ送り出される(図3(g))。
【0024】リール100のウエブ101の始端側が所
定長送り出されると、当該ウエブ101の始端側は、作
業台3の前記吸引孔からの吸引で当該作業台3に保持さ
れ、図示しない仕立手段で前述したような仕立て、すな
わち、ウエブ101の始端側の切断加工、両面粘着テー
プの貼付作業、タブの貼付作業等が施された後、上述し
た作動と逆の作動によりリール100に巻き戻され、タ
ブにより外周面に仮止めされて仕立作業が終了する。
定長送り出されると、当該ウエブ101の始端側は、作
業台3の前記吸引孔からの吸引で当該作業台3に保持さ
れ、図示しない仕立手段で前述したような仕立て、すな
わち、ウエブ101の始端側の切断加工、両面粘着テー
プの貼付作業、タブの貼付作業等が施された後、上述し
た作動と逆の作動によりリール100に巻き戻され、タ
ブにより外周面に仮止めされて仕立作業が終了する。
【0025】したがって、このようなリール仕立装置の
ウエブ搬送装置によれば、リール100のウエブ101
の厚さや大きさや材質などに応じて調整を行う必要がな
く、ウエブ101の始端側を作業台3に確実に搬送する
ことが容易にできる。
ウエブ搬送装置によれば、リール100のウエブ101
の厚さや大きさや材質などに応じて調整を行う必要がな
く、ウエブ101の始端側を作業台3に確実に搬送する
ことが容易にできる。
【0026】また、弾性を有するスクレーパ15をテー
ブル14に設けたので、リール100のウエブ101の
始端がリール100の外周面に密着していても、当該リ
ール100の損傷を抑えながらウエブ101の始端をリ
ール100から確実に剥離することができる。
ブル14に設けたので、リール100のウエブ101の
始端がリール100の外周面に密着していても、当該リ
ール100の損傷を抑えながらウエブ101の始端をリ
ール100から確実に剥離することができる。
【0027】また、スクレーパ15がリール100の軸
心位置よりも下方で当該リール100の外周面に当接し
てウエブ101の始端側を剥離するので、リール100
の回転に伴って、剥離したウエブ101の始端側をテー
ブル14の受面14aに沿って容易に案内ことができ
る。
心位置よりも下方で当該リール100の外周面に当接し
てウエブ101の始端側を剥離するので、リール100
の回転に伴って、剥離したウエブ101の始端側をテー
ブル14の受面14aに沿って容易に案内ことができ
る。
【0028】また、テーブル14に設けたセンサ18で
リール100のウエブ101の始端を検知するようにし
たので、リール100の周方向の位置決めを行う必要が
なく、作業効率を向上させることができる。
リール100のウエブ101の始端を検知するようにし
たので、リール100の周方向の位置決めを行う必要が
なく、作業効率を向上させることができる。
【0029】また、テーブル14の受面14a上のウエ
ブ101にローラ20を当接させながら回転させて当該
ウエブ101を作業台3上に搬送するようにしたので、
ウエブ101を弛ませることなく一定の張力で搬送する
ことができ、ウエブ101の損傷を抑えることができ
る。
ブ101にローラ20を当接させながら回転させて当該
ウエブ101を作業台3上に搬送するようにしたので、
ウエブ101を弛ませることなく一定の張力で搬送する
ことができ、ウエブ101の損傷を抑えることができ
る。
【0030】また、テーブル14の受面14aが作業台
3の上面と面一になると共に、スクレーパ15が弾性を
有しているので、ウエブ101の損傷を抑えながら作業
台3上に確実に搬送することができる。
3の上面と面一になると共に、スクレーパ15が弾性を
有しているので、ウエブ101の損傷を抑えながら作業
台3上に確実に搬送することができる。
【0031】なお、本実施の形態では、アーム11によ
りテーブル14を回動させて往復移動させるようにした
が、例えば、ガイドレールおよび駆動装置などにより、
テーブル14を直線的に往復移動させることも可能であ
る(図4参照)。
りテーブル14を回動させて往復移動させるようにした
が、例えば、ガイドレールおよび駆動装置などにより、
テーブル14を直線的に往復移動させることも可能であ
る(図4参照)。
【0032】
【発明の効果】本発明のリール仕立装置のウエブ搬送装
置によれば、リールのウエブの厚さや大きさや質などに
応じた調整を行わなくても、ウエブの始端側を作業台に
確実に搬送することが容易にできるので、作業性や作業
効率を大幅に向上させることができる。
置によれば、リールのウエブの厚さや大きさや質などに
応じた調整を行わなくても、ウエブの始端側を作業台に
確実に搬送することが容易にできるので、作業性や作業
効率を大幅に向上させることができる。
【図1】本発明によるリール仕立装置のウエブ搬送装置
の実施の形態の概略構造を表す側断面図である。
の実施の形態の概略構造を表す側断面図である。
【図2】図1の矢線II方向から見た一部抽出平面図であ
る。
る。
【図3】図1の装置の作用説明図である。
【図4】本発明によるリール仕立装置のウエブ搬送装置
の他の実施の形態の要部の概略構造図である。
の他の実施の形態の要部の概略構造図である。
【図5】従来のリール仕立装置の要部の概略構造図であ
る。
る。
1 リール支持装置 1a リール支持アーム 2 フレーム 3 作業台 11 アーム 12 ストッパ 13 駆動モータ 14 テーブル 14a 受面 14b 背面 15 スクレーパ 16 エアシリンダ 16a ロッド 17 クランプバー 18 センサ 19 ストッパ 20 ローラ 21 駆動モータ 100 リール 101 ウエブ
Claims (5)
- 【請求項1】 ウエブをロール状に巻き取ったリールの
当該ウエブの始端側を仕立てるために当該リールの当該
ウエブの始端側を作業台に搬送するリール仕立装置のウ
エブ搬送装置であって、 前記リールの前記ウエブの始端側を保持するウエブ保持
手段と、 前記ウエブ保持手段を、前記リールの前記ウエブの始端
側を保持する保持位置と前記作業台に連絡させる連絡位
置との間で往復移動させるウエブ移動手段とを備えてな
ることを特徴とするリール仕立装置のウエブ搬送装置。 - 【請求項2】 前記ウエブ保持手段の前記リールの前記
ウエブの前記保持位置が当該リールの軸心位置よりも下
方であることを特徴とする請求項1に記載のリール仕立
装置のウエブ搬送装置。 - 【請求項3】 前記ウエブ保持手段が前記リールの外周
面から当該リールの前記ウエブの始端を剥離するスクレ
ーパを備えていることを特徴とする請求項1または2に
記載のリール仕立装置のウエブ搬送装置。 - 【請求項4】 前記ウエブ保持手段が前記ウエブの始端
を検出する検出手段を備えていることを特徴とする請求
項1から3のいずれかに記載のリール仕立装置のウエブ
搬送装置。 - 【請求項5】 前記ウエブ保持手段が前記作業台との前
記連絡位置に配設された際に、当該ウエブ保持手段に保
持された前記ウエブの始端側に当接するように配設さ
れ、駆動回転可能なローラを備えていることを特徴とす
る請求項1から4のいずれかに記載のリール仕立装置の
ウエブ搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31729296A JPH10157892A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | リール仕立装置のウエブ搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31729296A JPH10157892A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | リール仕立装置のウエブ搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10157892A true JPH10157892A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18086609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31729296A Pending JPH10157892A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | リール仕立装置のウエブ搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10157892A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6820836B2 (en) | 2001-10-25 | 2004-11-23 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Fiberboard splice apparatus, corrugate machine and fiberboard feed method |
JP2007290859A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-11-08 | Komori Corp | 巻取紙仕立装置 |
JP2007290860A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-11-08 | Komori Corp | 巻取紙仕立装置 |
JP2008290787A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Kaneda Kikai Seisakusho Ltd | 巻取紙の自動紙継ぎ用処理装置 |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP31729296A patent/JPH10157892A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6820836B2 (en) | 2001-10-25 | 2004-11-23 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Fiberboard splice apparatus, corrugate machine and fiberboard feed method |
JP2007290859A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-11-08 | Komori Corp | 巻取紙仕立装置 |
JP2007290860A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-11-08 | Komori Corp | 巻取紙仕立装置 |
JP2008290787A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Kaneda Kikai Seisakusho Ltd | 巻取紙の自動紙継ぎ用処理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040623 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040629 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040823 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040921 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |