JP2840400B2 - 巻取り装置 - Google Patents

巻取り装置

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JP2840400B2
JP2840400B2 JP2186625A JP18662590A JP2840400B2 JP 2840400 B2 JP2840400 B2 JP 2840400B2 JP 2186625 A JP2186625 A JP 2186625A JP 18662590 A JP18662590 A JP 18662590A JP 2840400 B2 JP2840400 B2 JP 2840400B2
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英 井上
浩 樽木
英徳 片山
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシート・モールディング・コンパウンド(以
下単に成形材料ということもある)を芯材である芯管に
巻取る巻取り装置に関し、詳細には巻取りの終了した芯
管と空の芯管を短時間で交換すると共に、空の芯管への
成形材料端の巻付けを自動的に行なうことのできる巻取
り装置に関するものである。
[従来の技術] 例えば繊維強化熱硬化性樹脂を用いた成形材料Cは例
えば第5図に示す様な過程で製造される。まずロール状
に巻装されたフィルム11aを巻きほどきつつ、樹脂供給
機12及び強化繊維供給機13より夫々熱硬化性樹脂及びチ
ヨップドガラス繊維等の強化繊維を前記フィルム11a上
に定量的に供給し矢印方向へ走行させる。また別のロー
ル状フィルムよりフィルム11bを巻きほどき、該フィル
ム11b上に樹脂供給機14より熱硬化性樹脂を定量的に供
給し、さらにフィルム11a,11bを重ね合わせて該フィル
ム間11a,11bに熱硬化性樹脂及び強化繊維を挟み込んで
担持する。そしてこのフィルム11a,11bを含浸装置15へ
送り込んで樹脂含浸を行ない、フィルム11a,11bに挟ま
れた状態で成形材料Cとして図示しない巻取り装置へ送
給する。
巻取り装置においては巻取り位置にセットした紙製、
金属製や合成樹脂製の芯管を回転させて、芯管上に一定
量の成形材料を巻取り、そして巻取りの終了した芯管は
次の包装工程へ送り出すと共に、前記巻取り位置には新
たに空の芯管をセットする。
[発明が解決しようとする課題] ところが上記空の芯管を巻取り位置へセットする作業
及び該空の芯管へ成形材料の巻始め端をセットする作業
の全ては、手作業によって行なわれている。一方上記巻
取り作業以外の部分は既に殆んど自動化されており、従
って上記手作業部分の存在が全体的な生産速度向上の隘
路となっており、また該巻取り作業部には作業部がはり
ついておらなけばならず生産性を低いものにしていると
いう問題があった。また上記作業時間はばらつきが大き
く、連続的に製造される成形材料を滞留しておくための
滞留装置が別に設けられているものにあっては、該滞留
装置には多くの成形材料を貯留できる様な機構を設定し
ておかなければならず、設備が大きくなるという不具合
があった。
また上記滞留装置を設けたものであっても、芯管交換
作業等が予定以上に手間どるときには樹脂及びガラス繊
維等の供給機を含む製造装置全体を停止しなければなら
ない事態を引き起こすこともあり、生産効率が更に悪く
なるという問題も残されていた。
そこで本発明者らは、巻取りの終了した芯管と空の芯
管の交換、及び空の芯管へ成形材料巻始め端を巻付ける
作業を速やかに且つ自動的に行なうことのできる巻取り
装置を提供する目的で研究を重ね、本発明を完成した。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成し得た本発明は、空の芯管を成形材料
の走行軌跡に隣接する位置へ配置する芯管待機部を備
え、一方シート状成形材料を挟んで前記芯管待機部と対
面する位置には、前記空の芯管に圧接/離反自在な把持
ローラが設けられると共に、該把持ローラの下流側には
上記成形材料に対して進退自在な切断機が配設され、さ
らに切断された成形材料の走行方向先端を前記空の芯管
へ押当て巻き込む押付機が配設されてなることを要旨と
するものである。
[作用及び実施例] 第1図は本発明の代表的な実施例を示す説明図であ
る。巻取装置40は3軸式の巻取機41、切断機51,把持ロ
ーラ52,折返し機53や押付機54等から構成される。前記
巻取機41は3本のアーム41eを有し、軸41pを中心に120
度ずつ間欠駆動できる様に構成され、各アーム41eの先
端対応位置に巻取部41A,芯管待機部41B及び芯管供給部4
1Cを形成している。前記巻取部41Aはアーム41eに支持し
た芯管を積極的に回転させ、芯管上に成形材料Cを巻取
り、巻取りの完了した芯管は移送装置50に移し替えて包
装機等の後工程へ送り出す。また前記芯管待機部41Bは
次に巻取りを行なう予定の空の芯管を保持し、芯管交換
時には該芯管の周りに1周〜数周にわたって成形材料を
巻付け固定して前記巻取部41Aへ回動する。他方芯管供
給部41Cにおいては、図示しない芯管供給装置によって
1本ずつ送り込まれる空の芯管をアーム41eに保持さ
せ、芯管待機部41B及び巻取部41Aへと順次回動する。
一方前記芯管待機部41Bと対面する位置には、この部
位に保持された芯管との間で成形材料を挟持するため、
拡縮シリンダによって進退自在な把持ローラ52が設けら
れ、該把持ローラ52は第2図に示す様に芯管Pと平行な
2本の軸支ローラ52a,52aを備えてなり、芯管Pの回動
に伴って該軸支ローラ52a,52aが回転する様に構成され
る。
また前記巻取部41Aと芯管待機部41Bの間にはこれらの
間に張設された成形材料を幅方向(第1図の紙面貫通方
向)に沿って切断する切断機51が拡縮シリンダによって
矢印方向へ進退自在に配設される。該切断機51の先端側
には、第2図の如く成形材料の幅方向(第2図の紙面貫
通方向)に延設されるガイドレール51cと、該ガイドレ
ール51cに移動自在に嵌装され、且つ切断刃51bを備えた
移動台座51が設けられる。
さらに前記管待機部41Bには、軸53cを中心にして拡縮
シリンダ53dによって揺動自在な揺動アーム53bと、該揺
動アーム53bの先端に回転自在に軸支されたローラ53aか
らなる折返し機53が設けられ、さらに前記芯管待機部41
Bに保持された芯管に対面し、拡縮シリンダによって進
退自在な押付機54が配設される。
第3図は前記巻取機41の駆動系を示す説明図であり、
鎖線は駆動チェーンを示す。アーム41e…はスプロケッ
ト42と固定的に接合され、該スプロケット42はチェーン
46を介して駆動モータ45Aに接続され、前記アーム41e…
を120度ずつに回動する。また前記スプロケット42とは
別に独立して回転するスプロケット43が軸41pを中心に
して設けられ、各アーム41e…の先端に設けた芯管回転
用のスプロケット41a〜41cと、チエーン47b及びガイド
スプロケット44…を介して接続される。さらに前記スプ
ロケット43はチェーン47aを介して駆動モータ45Bに接続
される。従って該駆動モータ45Bの駆動によってスプロ
ケット41a〜41cを回転させ、巻取部41Aにおいて保持さ
れた芯管に成形材料を巻取る。
第4図は上記アーム41eの先端部を例示する一部破断
説明図である。該アーム41eは芯管Pを挟む様に対をな
して配設され、これらアーム41eの先端部には前記芯管
Pの両端部に対向して筒体ケース48,48が設けられると
共に、該筒体ケース48の内部には回転自在で且つ芯管P
に向かって進退自在な芯体48cが配設される。そして該
芯体48cの一方端には芯管Pの中空孔に嵌合/抜出し自
在な挿入部材48aが形成され、該挿入部材の周囲には円
板状のガイド48bが設けられる。一方前記芯体48cの他方
端には拡縮シリンダ49が連結される。なお上記芯体48c
にはスプロケット41cが摺動自在に嵌装され、該スプロ
ケット41cにはチェーン47bが懸けられている。各アーム
41eの先端は上記と同様の構造に形成され、挿入部材48
a,48aの間に芯管Pを挟持すると共に、駆動モータ45Bに
より回転できる様に構成される。
この様な巻取装置40によって成形材料Cを巻取るに当
たっては、第1図に示す様に芯管待機部41Bに保持され
た芯管に接しながら走行する成形材料Cを、巻取部41A
において回転する芯管上に巻取る。
ここで一定量の巻取りが終了すると、成形材料Cの走
行を停止し、まず把持ローラ52を芯管待機部41Bの芯管
へ圧接して成形材料Cを固定する。なおこの圧接の前後
のいずれかに折返し機53を揺動させ、前記芯管の下方部
にローラ53aを配置しておいても良い。そして巻取部41A
と芯管待機部41Bの間で張設された成形材料Cに切断機5
1を近接させ、切断刃51aを成形材料Cの幅方向に移動し
て該成形材料Cを切断する。
切断された成形材料の走行上流側端C10は第2図に示
す様に芯管Pとローラ53aの間に垂れ下がるので、押付
機54の先端に設けたブレード54aを破線位置54a′へ移動
させ、前記側端C10を芯管Pの外周面へ当接する様に押
当て破線C12に示す様に巻き込む。そして駆動モータ45B
を若干回転し、第2図に示す芯管待機部41Bにおける芯
管Pの周りに成形材料Cを数周巻付け、次回の巻取り準
備を完了する。なお前記待機部41Bにおける数周の芯管
回転と同時に、巻取部41Aの芯管も回転されるので、切
断され他方の切断先端C11は巻取ロール上へ完全に巻付
けられてしまう。この巻取りの完了した芯管は別の移送
装置50へ移載して次工程へ送り出す。そして切断機51,
把持ローラ52,折返し機53及び押付機54を全て退避させ
ると共に、巻付機41を120度回動し、芯管待機部41Bにあ
った芯管を巻取部41Aへ移動させ、成形材料Cの走行を
再開して巻取りを再開する。
上記実施例においては、巻取機は3軸式のものを使用
したものを示したが、本発明はこの例に限定されず、2
軸式、4軸式等のものであっても良く、また折返し機53
を省略すると共に、押付機54を斜めに方向に進退する構
造のものとしても良い。
[発明の効果] 本発明は以上の様に構成されているので、巻取りの完
了した芯管と空の芯管の交換及び、該空の芯管への成形
材料巻始め端の巻付けを自動的に効率良く行なえ、成形
材料の走行中断時間を短時間とすると共に、該巻取りに
際して成形材料製造装置全体の停止を余儀なくされる様
なことはなくなった。その結果成形材料の生産性は大幅
に向上されることとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における代表的な実施例を示す説明図、
第2図は本発明に係る芯管待機部の例を示す説明図、第
3図は本発明に係る巻取機の駆動系の例を示す説明図、
第4図は本発明に係る巻取機のアーム先端構造の例を示
す一部破断説明図、第5図はシート・モールディング・
コンパウンドの製造装置例を示す説明図である。 40……巻取り装置、41……巻取機 51……切断機、52……把持ローラ 53……折返し機、54……押付機
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−146857(JP,A) 特開 昭58−188252(JP,A) 特開 昭57−9531(JP,A) 実公 昭61−6195(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 19/30,19/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の樹脂成形材料を芯管に一定量巻
    取り、巻取りの終了した芯管を排出すると共に、空の芯
    管を巻取位置へ導入する巻取り装置において、前記空の
    芯管を成形材料の走行軌跡に隣接する位置に配置する芯
    管待機部を備え、一方シート状成形材料を挟んで前記芯
    管待機部と対面する位置には、前記空の芯管に圧接/離
    反自在な把持ローラが設けられると共に、該把持ローラ
    の下流側には上記成形材料に対して進退自在な切断機が
    配設され、さらに切断された成形材料の走行方向先端を
    前記空の芯管へ押当て巻き込む押付機が配設されてなる
    ことを特徴とするシート状成形材料の巻取り装置。
JP2186625A 1990-07-13 1990-07-13 巻取り装置 Expired - Lifetime JP2840400B2 (ja)

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JPH0475949A JPH0475949A (ja) 1992-03-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58188252A (ja) * 1982-04-23 1983-11-02 Kataoka Kikai Seisakusho:Kk タ−レット式軸駆動巻取装置

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JPH0475949A (ja) 1992-03-10

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