JPH1159992A - 帯状部材巻取装置 - Google Patents

帯状部材巻取装置

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JPH1159992A
JPH1159992A JP21460597A JP21460597A JPH1159992A JP H1159992 A JPH1159992 A JP H1159992A JP 21460597 A JP21460597 A JP 21460597A JP 21460597 A JP21460597 A JP 21460597A JP H1159992 A JPH1159992 A JP H1159992A
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JP
Japan
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belt
guide
shaped member
winding
conveyor
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JP21460597A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Nakamura
竜生 中村
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 その目的とする処は、部材点数が少なく小型
で簡素な設備構成となる帯状部材巻取装置を供する。 【解決手段】 帯状に連続して供給される帯状部材1を
同一方向に回転する第1巻取機30と第2巻取機40が交替
して巻き取っていく帯状部材巻取装置10において、帯状
部材1を下方に供給する帯状部材供給手段11と、帯状部
材供給手段11による帯状部材1の供給途中で帯状部材1
を切断するカッター12と、帯状部材供給手段11の下方に
一端部を配置可能で帯状部材1の先端を第1巻取機30に
誘導する第1先端誘導コンベア15と、帯状部材供給手段
11と第1先端誘導コンベア15の一端部との間に出没自在
で帯状部材1の先端を第2巻取機40に誘導する第2先端
誘導手段22とを備えた帯状部材巻取装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状に連続して供
給されるゴムシート等の帯状部材を2台の巻取機が交互
に巻き取る帯状部材巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシート巻取装置としては、特開
平9−136748号公報に記載された例があり、同例
を図6に示す。上方の供給コンベア01の下流端に隣接し
て移動自在に振分ガイドロール02および補助ガイドロー
ル03が設けられ、その下方に振分コンベア04が中央から
左右方向へそれぞれ若干下方へ傾斜して大きく延びてい
る。
【0003】この左右に大きく延びた振分コンベア04の
両端のそれぞれ下方に巻取機05,06が配設されている。
両巻取機05,06は、ともに同一回転方向に回転してシー
トをライナーを介装しながら巻き取っていく。
【0004】このように両巻取機05,06が、同一回転方
向にシートを巻き取っていくことで表裏の区別のあるシ
ートを常に同じように(常に表面を外側あるいは内側に
して)巻き取ることができ、後工程での使用が簡素化さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし図6からも分か
るように両巻取機05,06にシートを振り分けて供給する
振分コンベア04が大型で設備が大がかりとなるととも
に、シート振り分けのための補助ガイドロール03やその
他供給コンベア01等があって設備部材が多く複雑であ
る。
【0006】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、部材点数が少なく小型で簡素な設
備構成となる帯状部材巻取装置を供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、帯状に連続して供給され
る帯状部材を同一方向に回転する第1巻取機と第2巻取
機が交替して巻き取っていく帯状部材巻取装置におい
て、帯状部材を下方に供給する帯状部材供給手段と、前
記帯状部材供給手段による帯状部材の供給途中で帯状部
材を切断するカッターと、前記帯状部材供給手段の下方
に一端部を配置可能で帯状部材の先端を前記第1巻取機
に誘導する第1先端誘導コンベアと、前記帯状部材供給
手段と前記第1先端誘導コンベアの一端部との間に出没
自在で帯状部材の先端を前記第2巻取機に誘導する第2
先端誘導手段とを備えた帯状部材巻取装置とした。
【0008】第2先端誘導手段を帯状部材供給手段と第
1先端誘導コンベアの一端部との間から退避させると、
カッターで切断されて帯状部材供給手段により下方へ供
給される帯状部材の先端は第1先端誘導コンベアに載
り、第1先端誘導コンベアにより第1巻取機に誘導され
て同第1巻取機に巻き取られる。
【0009】また第2先端誘導手段を帯状部材供給手段
と第1先端誘導コンベアの一端部との間に突出させる
と、カッターで切断されて帯状部材供給手段により下方
へ供給される帯状部材の先端は第2先端誘導手段により
第1巻取機に誘導されて同第1巻取機に巻き取られる。
【0010】帯状部材を第1巻取機と第2巻取機のいず
れかに振り分け供給するための主要部材は第1先端誘導
コンベアと第2先端誘導手段の2つであり、部材点数が
少なく小型で簡素な設備構成とすることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の帯
状部材巻取装置において、前記第1巻取機および第2巻
取機が、ライナーを介装しながら帯状部材を巻き取るも
のである。ゴムシート等の場合、ライナーを介装するこ
とで巻き取られたゴームシートが互いに密着するのを防
止することができる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の帯
状部材巻取装置において、前記第2先端誘導手段が、先
端誘導ロールを前記帯状部材供給手段と前記第1先端誘
導コンベアの一端部との間に出没自在とし、同先端誘導
ロールに巻き掛けられたライナーが前記第2巻取機に巻
き取られ、前記帯状部材の先端は前記ライナーによって
第2巻取機に誘導されるものである。
【0013】ライナーの供給を利用して同ライナーによ
って帯状部材の先端が第2巻取機に誘導される構成なの
で、部材を少なくし設備を簡素化することができる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2または請
求項3記載の帯状部材巻取装置において、前記第1先端
誘導コンベアが、前記帯状部材供給手段の下方と前記第
1巻取機との間を往復動するものである。第1先端誘導
コンベアを往復動させることで、第1先端誘導コンベア
自体を小型化することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図5に図示し説明する。本実施の形態
のシート巻取装置10は、タイヤの構成材料であるゴムシ
ート1を巻取ドラムに巻き取る装置であり、カレンダー
で連続した帯状のゴムシート1が形成され、同ゴムシー
ト1はバッファとしてのフェスツーンを介して本シート
巻取装置10のシート供給手段のガイドロール11に上方か
ら搬入される。
【0016】ガイドロール11は左右一対のロールであ
り、上方より進入してきたゴムシート1を挟んで下方へ
送り出す。このガイドロール11のいくらか上方に巻取カ
ッター12が配設されており、ガイドロール11に上方から
鉛直下方に進入するゴムシート1を切断することができ
る。
【0017】ガイドロール11の下方に所定の間隔を存し
て第1先端誘導コンベアたる先端誘導コンベア15が架台
16に水平に支持されて設置されている。先端誘導コンベ
ア15は、左右一対のロール間にベルト15aが架渡されて
ベルト15aの回動で上方より垂下してきたゴームシート
の先端を図1において左方向へ誘導することができる。
【0018】先端誘導コンベア15自体が架台16上で左右
に移動自在であり、右方向位置にあるときは、ベルト15
aの右部はガイドロール11の下方に位置する。この先端
誘導コンベア15の左方に第1巻取機30が配置される。
【0019】第1巻取機30は、基台31上に走行しセット
された台車32が巻取ドラム33を回転自在に備えていると
ともに、その上方にライナーロール34を回転自在に軸支
しており、基台31上に設けられたモータの駆動で巻取ド
ラム33が回転されるようになっている。ライナーロール
34に巻回されたライナー2は巻きほぐされて3つのアイ
ドラロール35を介して図1において反時計回りに回転す
る巻取ドラム33に巻き取られる。
【0020】巻取ドラム33の左上方位置に巻取ドラム33
に巻きかけられたゴムシート1の端部を検出する光セン
サー36が配設されている。なお前記先端誘導コンベア15
は、左方向位置に移動したときは、その左端が巻取ドラ
ム33の上部に近接した位置となる。
【0021】そして前記ガイドロール11の略鉛直下方で
あり先端誘導コンベア15よりさらに下方の所定位置で支
軸20により枢着された揺動アーム21が揺動自在に設けら
れている。揺動アーム21は上方に揺動したときに先端誘
導コンベア15を避けるようにくの字状に屈曲しており、
揺動自由端部に第2先端誘導手段である先端誘導ロール
22が設けられている。
【0022】揺動アーム21の支軸20による枢支点より若
干延出した部分にエアシリンダ23のシリンダロッド23a
の先端が枢着され、同エアシリンダ23の駆動で揺動アー
ム21が支軸20を中心に揺動する。
【0023】揺動アーム21が上方へ揺動したときは、先
端誘導ロール22がガイドロール11と先端誘導コンベア15
との間の空間に突出してガイドロール11の直下より若干
左寄りに位置し(図4参照)、図1において時計回りに
下方へ揺動したときは、先端誘導ロール22はガイドロー
ル11と先端誘導コンベア15との間の空間から退避して先
端誘導コンベア15の右方向に位置する。
【0024】この揺動アーム21の右方に第2巻取機40が
配置される。第2巻取機40は前記第1巻取機30と同様で
基台41上に走行しセットされた台車42が巻取ドラム43を
回転自在に備え、その上方にライナーロール44を回転自
在に軸支しており、基台41上に設けられたモータの駆動
で巻取ドラム43が回転されるようになっている。
【0025】ライナーロール44に巻回されたライナー2
は巻きほぐされて3つのアイドラロール45等を介して揺
動アーム21の自由端部に軸支された先端誘導ロール22に
巻き掛けられた後に前記第1巻取機30の巻取ドラム33と
同じ反時計回りに回転する巻取ドラム43に巻き取られる
ようになっている。
【0026】以上のような構造のシート巻取装置10につ
いてその動作について説明する。まず第1巻取機30によ
り巻き取りを行う初期状態では、揺動アーム21は下方に
揺動し、先端誘導コンベア15が右方向位置にある。巻取
カッター12で切断されたゴムシート1がガイドロール11
に挟まれて下方へ垂下されると、ゴムシート1の先端1
aは先端誘導コンベア15の回動するコンベア15aに載り
図1に示すように左方へ誘導される。
【0027】この誘導中に先端誘導コンベア15自体を左
方向へ移動して第1巻取機30の巻取ドラム33に近接させ
ると、ベルト15aに誘導されてきたゴムシート1の先端
1aは図2に示すように巻取ドラム33に移り、巻取ドラ
ム33の回転に誘導される。
【0028】この巻取ドラム33に誘導されるようになっ
たゴムシート1の先端1aは、光センサー36により検出
され、さらにライナー2を巻き込んでいる巻取ドラム33
の下部に上方から回り込んでライナー2に挟まれて巻取
ドラム33に巻き取られていく。
【0029】光センサー36によるゴムシート1の先端の
検出から所定時間後ゴムシート1が巻取ドラム33に巻き
取られた処で先端誘導コンベア15は右方向に移動し、図
3に示すように以後第1巻取機30によりゴムシート1が
巻取ドラム33にライナー2とともに巻き取られる。ライ
ナー2が介装されることによりゴムシート1が互いに密
着するのを防止することができる。
【0030】所定量の巻き取りが完了すると、巻取カッ
ター12がゴムシート1を切断する。切断されたゴムシー
ト1の後端は、巻取ドラム33に既に巻回されたゴムシー
ト1とライナー2に巻き取られる。
【0031】そして切断された次のゴムシート1の先端
1aがガイドローラ11に挟まれて垂下する前に揺動アー
ム21を上方に揺動し、先端誘導ロール22をガイドロール
11と先端誘導コンベア15との間の空間に突出してガイド
ロール11の直下より若干左寄りに位置させると、図4に
図示するように先端誘導ロール22から斜め下方に位置す
る第2巻取機40の巻取ドラム43に向けてライナー2が走
るので、ゴムシート1の先端1aはこの傾斜したライナ
ー2に載り巻取ドラム43に誘導される。
【0032】ゴムシート1の先端1aは、誘導されて巻
取ドラム43のライナー2を巻き込む下部に至ると、ライ
ナー2に挟まれてライナー2とともに巻取ドラム43に巻
き取られていく。
【0033】こうしてゴムシート1が巻取ドラム43に巻
き取られた処で揺動アーム21が下方に揺動すると、先端
誘導ロール22がガイドロール11と先端誘導コンベア15と
の間の空間から退避して先端誘導コンベア15の右方向に
位置する。すると図5に図示するようにゴムシート1は
ガイドロール11から巻取ドラム33に直接巻き取られ、そ
の外側を覆うようにライナー2も巻き取られていく。
【0034】第2巻取機40の巻き取りが所定量に達する
と、巻き取りカッター12がゴムシート1を切断し、切断
されたゴムシート1の後端は巻取ドラム43に既に巻回さ
れたゴムシート1とライナー2に巻き取られる。
【0035】このように第2巻取機40による巻き取りが
行われている間に第1巻取機30では、巻取ドラムとライ
ナーロールの交換が台車ごと行われ、次のゴムシート1
の巻き取りに備えている。台車の入れ替えにより巻取ド
ラムとライナーロールの交換が行われるので、効率的に
交換作業がなされる。
【0036】したがって巻取ドラム43の巻き取りが終了
し、第2巻取機40において台車が交換されれば、図1に
示す状態となり、以後前記したように第1巻取機30によ
り巻き取りが行われる。
【0037】以上のようにして連続して供給されるゴム
シート1を第1巻取機30と第2巻取機40が交互に巻き取
っていくことができ作業が効率的に遂行される。ガイド
ロール11から供給されるゴムシート1を第1巻取機30ま
たは第2巻取機40へ振り分け誘導するのは、先端誘導コ
ンベア15と先端誘導ロール22であり、部材点数が少なく
小型で簡素な設備構造となっている。
【0038】先端誘導ロール22に巻き掛けられたライナ
ー2を利用して同ライナー2によってゴムシート1の先
端が第2巻取機40の巻取ドラム43に誘導される構成なの
で、より部材を少なくし設備を簡素化することができ
る。
【0039】先端誘導コンベア15は左右に移動するよう
にしたので、先端誘導コンベア15自体を小型化すること
を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るシート巻取装置の
ゴムシート先端を第1巻取機に誘導する初期の状態を示
す全体構成図である。
【図2】ゴムシート先端を誘導する後期の状態を示す同
全体構成図である。
【図3】第1巻取機によりゴムシートを巻き取っている
状態を示す同全体構成図である。
【図4】ゴムシート先端を第2巻取機に誘導する初期の
状態を示す全体構成図である。
【図5】第2巻取機によりゴムシートを巻き取っている
状態を示す同全体構成図である。
【図6】従来のシート巻取装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1…ゴムシート、2…ライナー、10…シート巻取装置、
11…ガイドロール、12…巻取カッター、15…先端誘導コ
ンベア、16…架台、20…支軸、21…揺動アーム、22…先
端誘導ロール、23…エアシリンダ、30…第1巻取機、31
…基台、32…台車、33…巻取ドラム、34…ライナーロー
ル、35…アイドラロール、36…光センサー、40…第2巻
取機、41…基台、42…台車、43…巻取ドラム、44…ライ
ナーロール、45…アイドラロール。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状に連続して供給される帯状部材を同
    一方向に回転する第1巻取機と第2巻取機が交替して巻
    き取っていく帯状部材巻取装置において、 帯状部材を下方に供給する帯状部材供給手段と、 前記帯状部材供給手段による帯状部材の供給途中で帯状
    部材を切断するカッターと、 前記帯状部材供給手段の
    下方に一端部を配置可能で帯状部材の先端を前記第1巻
    取機に誘導する第1先端誘導コンベアと、 前記帯状部材供給手段と前記第1先端誘導コンベアの一
    端部との間に出没自在で帯状部材の先端を前記第2巻取
    機に誘導する第2先端誘導手段とを備えたことを特徴と
    する帯状部材巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記第1巻取機および第2巻取機は、ラ
    イナーを介装しながら帯状部材を巻き取ることを特徴と
    する請求項1記載の帯状部材巻取装置。
  3. 【請求項3】 前記第2先端誘導手段は、先端誘導ロー
    ルが前記帯状部材供給手段と前記第1先端誘導コンベア
    の一端部との間に出没自在で、同先端誘導ロールに巻き
    掛けられたライナーが前記第2巻取機に巻き取られ、 前記帯状部材の先端は前記ライナーによって第2巻取機
    に誘導されることを特徴とする請求項2記載の帯状部材
    巻取装置。
  4. 【請求項4】 前記第1先端誘導コンベアは、前記帯状
    部材供給手段の下方と前記第1巻取機との間を往復動す
    ることを特徴とする請求項2または請求項3記載の帯状
    部材巻取装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107253630A (zh) * 2017-07-25 2017-10-17 合肥万力轮胎有限公司 一种自动在线倒卷和卷取生产线
CN114014061A (zh) * 2021-11-12 2022-02-08 威海光威精密机械有限公司 离型纸不停机切换收卷装置及收卷控制方法

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