JP2004011392A - 拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器 - Google Patents

拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器 Download PDF

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Abstract

【課題】排水口や排水管内壁の他、排水溝の内面、特にヌメリが発生しやすい排水口周辺の排水溝底面に発生するヌメリをも防除することができる排水溝排水口への使用に適したヌメリ取り器を提供すること。
【解決手段】微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤20と、該固形薬剤の溶解液を分散することができる目皿型薬液拡散体とからなり、目皿型薬液拡散体が、排水流入口16及び薬液流出口15が設けられた薬剤収納部14と、薬液流出口に連接され放射状に延設された薬液分散樋17を有する目皿部12と、その外周縁部に設けられた薬液拡散部13とを備え、薬剤収納部の側周面に設けられた薬液流出口から流出する薬液が、薬液分散樋を経由して薬液拡散部から、その外方に拡散するように構成されている拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器11を、排水口が排水溝の底部に設けられた排水溝排水口に設置する。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器、詳しくは、微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤と、該固形薬剤の溶解液である薬液を分散することができる目皿型薬液拡散体とからなり、排水口や排水管内壁の他、排水溝の内面、特にヌメリが発生しやすい排水口周辺の排水溝底面に発生するヌメリをも防除することができる排水溝排水口への使用に適したヌメリ取り器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に浴室の排水口にあっては髪の毛や湯垢等のゴミを漉すために、メッシュやスリットからなる排水口の蓋(目皿)が設けられているが、目皿の目を透過した毛髪、湯垢等の細かなゴミが排水口や排水管内壁に付着し、これらが細菌の温床となり、異臭の発生やヌメリの原因となっていた。この問題を解決するために、排水の透過・流入を妨げない目の細かいシートやフィルターや網等を排水口の目皿を覆うように取付ることによって、細かいゴミを補集する様々なゴミ取り具が知られている(特開平6−285309号公報、特開平9−4009号公報、特開平9−225214号公報、特開平10−252115号公報、特開平11−293736号公報等)。しかし、これらのゴミ取り具では、シートやフィルター等に停留した毛髪、石鹸、人の垢、界面活性剤等が細菌の栄養源となって、それら自体にヌメリが発生するばかりでなく、通水性が悪化するという問題があった。また、台所流し台や浴室の排水口のヌメリの主成分は、食材、界面活性剤、石鹸、人の垢等が細菌の栄養源となり、そのとき細菌から分泌されるポリサッカライドであることが知られている。本発明者らは、固形薬剤を用いた浴室等の排水口用のヌメリ取り器等を既に数多く開発している。
【0003】
本発明者らに係る特開2000−144840号公報には、微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤と、排水口の入口部又は上部に設置可能な形状をした、該固形薬剤を収納する容器とからなり、該容器が、容器の上面及び/又は側面上部に設けられたゴミの流入を抑制する構造を有する排水流入孔と、容器の底部もしくは側面下部又はこれに加えて側面に設けられた溶解液流出孔と、排水の多くが固形薬剤と接触することなく排水口へ流下する構造とを有する、固形薬剤の溶解液をヌメリ発生壁面に広がらせることができる排水口用ヌメリ取り器が記載されている。
【0004】
また、本発明者らに係る特開2001−65021号公報には、微生物の発育抑制物質を含有する固形物と、該固形物を収納する収納容器とからなり、該収納容器が、固形物に排水を接触させるための排水導入開口部と、排水に溶解した薬液の流出開口部と、収納容器を排水口の目皿の表裏いずれかの少なくとも一方の面に固定することができる固定部とを備えたことを特徴とする排水口用ヌメリ取り器が記載されている。
【0005】
さらに、本発明者らに係る特開2001−240503号公報には、微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤と、排水の流入と溶解液の流出が可能な前記固形薬剤を収納する薬剤容器と、該薬剤容器を挿着することができ、排水口の入口部又は上部に設置可能な形状をした蓋部とからなるヌメリ取り具において、前記蓋部が上蓋部と下蓋部とから構成され、上蓋部には、前記薬剤容器をその中心付近に挿着するための挿入口と、その上面を利用して排水の一部を前記薬剤容器中の固形薬剤と接触させるための導水部と、排水の多くを前記薬剤容器中の固形薬剤と接触させることなく排水するための陥入切開部とが設けられ、下蓋部には、前記上蓋部の挿入口から挿着された薬剤容器を所定の位置に保持するための当接部と、薬剤容器から流出した固形薬剤の溶解液をヌメリ発生面に広がらせるための外周下部に設けられた複数の溶解液排出孔と、前記上蓋部の陥入切開部からの排水を固形薬剤の溶解液と接触させることなく排水するための切欠きを囲む立設部とが設けられていることを特徴とする排水口用ヌメリ取り具が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、排水口の目皿の上に目皿を覆うように装着することができ、ゴミが排水管に流入することを阻止することができるシート状の通水性フィルター材と、該フィルター材の上面又は上方に設けられた、微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤を収納する収納部と、微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤とからなり、固形薬剤に排水が接触することにより、排水に溶解した薬液が前記フィルター材により拡散し、該フィルター材並びに排水口の目皿及び排水管壁面に発生するヌメリを防除することができることを特徴とする排水口用ゴミ取り具(特願2001−61083)や、排水口の目皿に容器を着脱自在に装着することができる取付け具であって、一端が容器の底部に固着されており、他端が目皿に設けられたスリットに挿通し易い形状からなり、容器底部側の取付け具胴部の復元力により前記容器を目皿に止着することができることを特徴とする目皿取付け具(特願2001−60841)を開発しているが、これらの技術はもともと存在していた浴室排水口用目皿を利用するものであった。さらに、本発明者らは、排水口や排水管内壁に発生する異臭やヌメリを簡便に防除しうると共に、毛髪が捕集された浴室排水口用目皿を簡便に処理することができる、使い捨てタイプの目皿一体型浴室排水口用ヌメリ取り器(特願2001−348048)も開発している。ところで、最近、浴室の排水口として、排水口が排水溝の底部に設けられ、通常は排水溝が蓋で覆われているタイプの排水溝排水口(図1及び2参照)が増加している。本発明の課題は、排水口や排水管内壁の他、排水溝の内面、特にヌメリが発生しやすい排水口周辺の排水溝底面に発生するヌメリをも防除することができる排水溝排水口への使用に適したヌメリ取り器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するするために鋭意検討し、微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤を収納した目皿型ヌメリ取り器の外側周縁に鍔状の薬液拡散板を設け、固形薬剤収納部に設けられた薬液流出孔と薬液拡散板を、放射状に延設された断面凹状の薬液分散樋で連接したヌメリ取り器を、排水口が排水溝の底部に設けられた排水溝排水口に設置したところ、排水口や排水管内壁の他、排水溝の内面、特にヌメリが発生しやすい排水口周辺の排水溝底面に発生するヌメリをも防除することができることを確認し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち本発明は、微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤と、該固形薬剤の溶解液である薬液を分散することができる目皿型薬液拡散体とからなり、前記目皿型薬液拡散体が、その中央付近に設けられ、排水流入口及び薬液流出口が設けられた薬剤収納部と、該薬剤収納部の周囲に形成され、薬液流出口に連接され放射状に延設された薬液分散樋を有する目皿部と、目皿部の外周縁部に設けられているドーナツ型平板形状の薬液拡散部を備え、前記薬剤収納部の側周面に設けられた前記薬液流出口から流出する薬液が、前記薬液分散樋を経由して前記薬液拡散部から、その外方に拡散するように構成されていることを特徴とする拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器(請求項1)に関する。
【0009】
また本発明は、目皿型薬液拡散体が、該目皿型薬液拡散体を排水口に嵌合保持するための係止片を、目皿部外縁近傍下部に有することを特徴とする請求項1記載の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器(請求項2)や、薬液流出口に連接され放射状に延設された薬液分散樋が、薬液拡散部に向かうに従って、漸次幅広に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器(請求項3)や、ドーナツ型平板形状の薬液拡散部が、適宜間隔で複数の切欠きスリットを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器(請求項4)や、薬剤収納部が、固形薬剤を装脱着自在に構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器(請求項5)に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器としては、微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤と、該固形薬剤の溶解液である薬液を分散することができる目皿型薬液拡散体とからなるヌメリ取り器であって、前記目皿型薬液拡散体が、その中央付近に設けられ、排水の流入口及び薬液の流出口が設けられた薬剤収納部と、該薬剤収納部の周囲に形成され、薬液流出口に連接され放射状に延設された薬液分散樋を有する目皿部と、目皿部の外周縁部に設けられているドーナツ型平板形状の薬液拡散部を備え、前記薬剤収納部の外側周面に設けられた前記薬液流出口から流出する薬液が、前記薬液分散樋を経由して前記薬液拡散部から、その外方に拡散するように構成されているヌメリ取り器であれば特に制限されるものではなく、上記目皿型薬液拡散体は通常の目皿としての機能も有することから、別途目皿は不要であり、本発明の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器は、使い捨てとすることもできるし、また、固形薬剤を取り換えることで繰り返し使用することもできる。
【0011】
上記薬剤収納部は、目皿型薬液拡散体の中央付近に設けられ、排水の流入口及び薬液の流出口が設けられており、目皿部と固着しておくことも、あるいは固形薬剤を取り換えることができるように、蓋部分など一部を着脱自在に形成しておくこともできる。また、上記薬剤収納部としては、固形薬剤を収納することができる形状であれば円筒状、円弧状、円錐台状等特に制限されないが、下面が平坦な構造の収納部が目皿部との固着が容易なことから好ましい。かかる薬剤収納容部には、流入した排水が容器内に収納されている固形薬剤を溶解し、固形薬剤溶解液(薬液)を比較的高濃度で持続的に流出させるため、容器の側周面に外孔、好ましくは側周面下端を含む薬液流出口が複数設けられる。側周面下端を含む外孔としては、側周面下端から側周面の上方に延びるスリット状の流出口を挙げることができる。この薬液流出口は、主として薬液の流出口として機能するが、排水溝への排水量が少ない場合など、排水の流入口としても機能する。また、薬剤収納容部には、排水の一部が流入する排水流入口が設けられている。かかる排水の流入口は、ふつう薬剤収納容部の側周面上部から上面にかけて設けられ、通常は排水の流入口として機能するが、排水溝への排水量が多い場合など、薬液の流出口としても機能する。
【0012】
上記薬剤収納部に設けられる排水流入口や薬液流出口の形状は特に制限されるものではないが、スリット状の開口とすることが好ましく、その場合のスリットの幅は、0.5〜4mm、さらに0.5〜3mm、特に1〜2mmが好ましい。スリット幅が0.5mm以上であると水の表面張力の均衡が破れ、排水や薬液をを容易に流出入させることができる。スリット幅が4mm以下好ましくは3mm以下であると毛髪等の異物の流入を極力防止することができる。また、上記薬液流出口の面積の和が上記排水流入口の面積の和よりも小さくなるように設けることが、比較的高濃度の薬剤溶解液を持続的に流出させる上で好ましい。その他、空気抜きの目的で薬剤収納部の上面に上孔を設けることもできる。さらに、固形薬剤を取り換えることができるように、蓋部分など一部を着脱自在に形成する場合、上記薬液流出口以外の部分から薬液が漏出することなく、薬液流出口からのみ流出するように、薬液流出口以外の部分に漏出防止用立設片を必要に応じて設けることもできる。
【0013】
上記目皿部は、目皿型薬液拡散体の薬剤収納部の周囲に形成され、薬液流出口に連接され放射状に延設された薬液分散樋を有する。放射状に延設された薬液分散樋としては、ほぼ凹断面を有し、薬剤収納部の薬液流出口と薬液拡散部とを面一に連設していることが好ましい。また、薬剤収納部から放射状に遠ざかるにしたがって、緩やかな下り傾斜となるものや、幅が広がり凹断面がより緩やかになるものや、薬剤溶解液を容易に拡散するために樋内面に細かな溝を有するものや、これらを兼ね備えているものなどを好適に例示することができる。この目皿部の直径は、通常排水口の内径に合致するようになっている。そして、かかる薬液分散樋以外の目皿部の部分は、通水性を有し、毛髪等の異物を捕集することができるものであればどのようなものでもよいが、毛髪等を捕集したり、薬液拡散部や薬液分散樋を固定・保持するための補強リブとして機能するように、通水孔や通水スリットを有する通常多孔網目状平板構造として構成される。さらに、この目皿部に、ドーナツ型に中心部が穴の開いた形状の毛髪濾過用使い捨て紙シート等の毛髪除去用フィルタをセットして使用することもできる。
【0014】
上記薬液拡散部は、目皿部の外周縁部に設けられ、通常ドーナツ型平板形状に構成されている。かかる薬液拡散部を設けることにより、排水口や排水管内壁の他、排水溝の内面、特にヌメリが発生しやすい排水口周辺の排水溝底面に発生するヌメリをも防除することができる。また、上記薬液拡散部としては、薬液拡散部を分断することができる適宜間隔で設けられた複数の切欠きスリットを有するものや、外周縁端部がテーパー形状となったものを好適に例示することができる。適宜間隔で複数の切欠きスリットを設けておくことにより、薬液拡散部の変形を防ぐことができ、テーパー形状の外周縁端部と相俟って、薬液拡散部と排水溝底面との間から毛髪等が侵入することを防止し、また、排水が直接流入するのを防止するとともに、薬液のみを徐々に持続的に通過・侵入させることができるようになる。この薬液拡散部の直径方向の長さ(幅)は特に制限されないが、1〜2cm、好ましくは約1.5cmとすることができる。また、切欠きスリットの幅は、0.5〜4mm、特に1〜2mmが好ましい。スリット幅が0.5mmより小さいと目皿の歪みへの対応が困難となり、スリット幅が4mmより大きいと排水の一部が直接排水口へ流入することとなる。
【0015】
そしてこの薬液拡散部を含め、前記目皿型薬液拡散体の材質としては、合成樹脂、紙、繊維、不織布、金属等を例示することができるが、通常プラスチックを例示することができ、必要に応じて、目皿型薬液拡散体に親水処理や撥水処理を施すこともできる。親水処理や撥水処理は、例えば、目皿型薬液拡散体に親水性又は撥水性の樹脂材料を用いたり、目皿型薬液拡散体の樹脂に親水性又は撥水性の界面活性剤を練り込んだ材料を用いたり、あるいは目皿型薬液拡散体の表面に親水性又は撥水性のコーティング剤、塗料を塗布することにより行うことができる。目皿型薬液拡散体の材質の全部又は一部、例えば薬剤収納部を親水性とすることにより、水の表面張力の影響を小さくすることができ、排水流入口からの排水をより円滑に流入させることができる。反対に、目皿型薬液拡散体の材質の全部又は一部を撥水性とすることにより、水溶性汚れ物質による汚れの付着を防止することができる。
【0016】
次に、本発明で使用する固形薬剤について説明する。本発明において、微生物の発育を抑制する物質としては、各種公知の殺菌剤、抗菌剤が使用可能であり、一般的な防黴剤又は抗細菌剤として知られている化合物や抗菌作用を有する天然精油類等であればどのようなものでも使用することができるが、広い抗菌スペクトルを有するものが好ましく、例えば、例えば、塩素系酸化剤としては、ジクロロジメチルヒダントイン、ブロモクロルジメチルヒダントイン、ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム、ジクロルイソシアヌル酸カリウム、ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムの水和物(2水和物等)、ジクロルイソシアヌル酸カリウムの水和物及びトリクロルイソシアヌル酸、次亜塩素酸カルシウム等を例示することができ、また、塩素系酸化剤以外の薬剤としては、過炭素ナトリウム、過硫酸カリウム、過硼酸ナトリウム、オルトフェニルフェノール、ジフェニル、2−イソプロピル−5−メチルフェノール、パラクロロメタキシレノール、パラヒドロキシ安息香酸−n−ブチル、パラヒドロキシ安息香酸エチル、パラヒドロキシ安息香酸メチル、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルへキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、メチレンビスチオシアネート、2−ピリジンチオール−1−オキシド、2−ピリジンチオール−1−オキシド亜鉛、2−ピリジンチオール−1−オキシドナトリウム、N,N′−ヘキサメチレンビス(4−カルバモイル−1−デシルピリジニウムブロマイド)、4,4′−(テトラメチレンジアミノ)ビス(1−デシルピリジニウムブロマイド)、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール等を例示することができる。
【0017】
また、本発明における微生物の発育を抑制する物質として、防黴剤又は抗細菌剤と多分子系ホスト化合物とからなる包接化合物を有利に用いることができる。この包接化合物を用いる場合、防黴剤又は抗細菌剤としては、例えば、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−3−n−オクチル−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−メトキシカルボニルベンズイミダゾール、2,3,5,6−テトラクロロ−4−メタンスルホニルピリジン、2−チオシアノメチベンゾチアゾール、2,2−ジチオ−ビス−(ピリジン−1−オキサイド)、3,3,4,4−テトラハイドロチオフェン−1,1−ジオキサイド、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオラン−3−オン、5−クロロ−4−フェニル−1,2−ジチオラン−3−オン、N−メチルピロリドン、フェニル−(2−シアノ−2−クロロビニル)スルホン、メチレンビスチオシアネート、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、2,2−ジブロモ−2−エタノール、2−ブロモ−4′−ヒドロキシアセトフェノン、ジブロモニトリルプロピオンアミド、2−ブロモ−2−ブロモメチルグルタルニトリル等を、また天然製油類としては、例えば、シネオール、ヒノキチオール、メントール、テルピネオール、ボルネオール、ノポール、シトラール、シトロネラール、シトロネロール、ゲラニオール、リナロール、ジメチルオクタノール、チモール等を例示することができる。
【0018】
ここで、多分子系ホスト化合物とは、ゲストとなる抗菌剤とともに結晶性錯体(包接化合物)を形成する化合物をいい、上記の性質を有する化合物であれば特に制限されないが、例えば、テトラキスフェノ−ル類、1,1,6,6−テトラフェニル−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオール、1,6−ビス(2−クロロフェニル)−1,6−ジフェニルヘキサン−2,4−ジイン−1,6−ジオール、1,1,4,4−テトラフェニル−2−ブチン−1,4−ジオール、2,5−ビス(2,4−ジメチルフェニル)ハイドロキノン、1,1−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−2−プロピン−1−オール、1,1,2,2−テトラフェニルエタン−1,2−ジオール、1,1′−ビス−2−ナフトール、9,10−ジフェニル−9,10−ジヒドロキシアントラセン、1,1,6,6−テトラ(2,4−ジメチルフェニル)−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオール、9,10−ビス(4−メチルフェニル)−9,10−ジヒドロキシアントラセン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、N,N,N′,N′−テトラキス(シクロヘキシル)−(1,1′−ビフェニル)−2−2′−ジカルボキシアミド、4,4′−スルホニルビスフェノール、4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4′−チオビス(4−クロロフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−クロロフェノール)、デオキシコール酸、コール酸、α,α,α′,α′−テトラフェニル−1,1′−ビフェニル−2,2′−ジメタノール、t−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、顆粒状コーンスターチ、1,4−ジアザビシクロ−(2,2,2)−オクタン、3,3′−ビスフェニルスルフォニル−4,4′−ジヒドロキシフェニルスルフォン、トリ−o−チモチドを例示することができる。
【0019】
また、上記のテトラキスフェノ−ル類としては、例えば、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,3,3−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,4,4−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,5,5−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、1,1,5,5−テトラキス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、1,1,5,5−テトラキス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、1,1,5,5−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、1,1,5,5−テトラキス(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、1,1,5,5−テトラキス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ペンタン等テトラキス(ヒドロキシフェニル)アルカン類を具体的に例示することができる。
【0020】
本発明における微生物の発育を抑制する物質として、他の抗菌剤に比較して抗菌スペクトルが広く、人体に安全な有機ヨード系抗菌剤も有利に用いることができる。この場合、有機ヨード系抗菌剤であれば特に制限はないが固体のものが望ましく、例えば、2,3,3−トリヨードアリルアルコール類、2,3,3−トリヨードアリルエーテル類、2,3,3−トリヨードアリルアゾール類、3−ヨード−2−プロパギルブチルカルバミン酸、4−クロロフェニル(3−ヨードプロパギル)ホルマール、ヨードプロパギルアゾール類、ジヨード−パラ−トリスルホン、ポピドンヨード、ベンジルヨード酢酸エステル及びパラニトロベンジルヨード酢酸エステルを例示することができ、これらは単独又は2種以上混合して使用される。
【0021】
また、微生物の発育を抑制する物質として、前記の各種公知の殺菌剤、抗菌剤、防黴剤等やそれらを含有する公知のヌメリ防除剤、あるいは上記包接化合物や有機ヨード系抗菌剤を用いる場合、有効成分が排水と接触した際必要以上に流出することを防止し、適度な速度で接触した排水に溶解させるため、適宜配合物と混合して加圧成形、加熱溶融混合、混練り押し出し成形等の公知の方法により適当な大きさに成形することができる。
【0022】
加圧成形する場合の配合物としては、各種公知の賦形剤、溶解調整剤、結合剤、滑沢剤、界面活性剤、腐食防止剤等を例示することができる。特に界面活性剤は溶解液がヌメリ発生壁面に広がりやすくし、かつ蓋や容器が油で汚れることを防止するのに有効である。また、苦味付与成分、辛味付与成分などを添加して、薬剤が誤って乳幼児が口に入れた場合も飲み込まないようにすることもできる。
【0023】
賦形剤、結合剤、溶解調整剤としては、フマル酸、安息香酸、アジピン酸、コハク酸、dl−リンゴ酸、クエン酸、アスコルビン酸、マロン酸、グリコール酸等の各種有機酸、無機酸、乳糖、ブドウ糖等の糖類、コーンスターチ等の各種デンプン、燐酸水素カルシウム2水和物、燐酸3カルシウム無水物、燐酸水素マグネシウム3水和物、燐酸水素マグネシウム8水和物、クエン酸カルシウム4水和物、硫酸カルシウム0.5水和物、アセト酢酸アニリド、アセト酢酸−o−トルイダイド、アセト酢酸−p−トルイダイド、アセト酢酸−o−アニシダイド、結晶セルロース、粉末セルロース、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カリウム、合成珪酸アルミニウム、三珪酸マグネシウム、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム(粉末)、ショ糖脂肪酸エステル、C14〜C24の飽和脂肪酸類等を挙げることができるが、その中でも特に燐酸水素カルシウム2水和物、燐酸3カルシウム無水物、燐酸水素マグネシウム3水和物、燐酸水素マグネシウム8水和物、クエン酸カルシウム4水和物、硫酸カルシウム0.5水和物、アセト酢酸アニリド、アセト酢酸−o−トルイダイド、アセト酢酸−p−トルイダイド、アセト酢酸−o−アニシダイド、乳糖、ヒドロキシプロピルセルロース、アラビアゴム(粉末)、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、デキストリン、C14〜C24の飽和脂肪酸類等は加圧成形性を向上することができ、また、各種洗剤等が混入しても反応して有毒ガス等が発生することが無いので好ましく、これら賦形剤や結合剤、溶解調整剤は全固形薬剤重量に対して1〜99重量%の割合で添加することができる。
【0024】
滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ショ糖脂肪酸エステル、安息香酸ナトリウム、シリカ、タルク、ワックス類等を例示することができ、これら滑沢剤は全固形薬剤重量に対して0.01〜10重量%の割合で使用することができる。
【0025】
界面活性剤としては、アルキルアルカノールアミド類、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム等を例示することができ、これら界面活性剤は全固形薬剤重量に対して0.5〜10重量%の割合で使用することができる。また、腐食防止剤としては、アルキルチオ尿素系やトリアゾール系化合物を例示することができ、これらを使用すると配管などの金属部分の腐食を抑制することができる。
【0026】
加熱溶融混合の場合や混練り押し出し成形する場合の配合物としては、融点が40〜100℃で固体であるものが好ましく、ポリオキシエチレン等の各種の水溶性高分子類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類等の界面活性剤を例示することができる。
【0027】
また、固形薬剤の形状としては、球状、錠剤状、円柱状、直方体状、角錐状、ドーナツ状等どのような形態でもよく、その大きさも薬剤収納部に収容しうる大きさであればどのようなものでもよい。固形薬剤の使用の形態としては、例えば、円柱状のものを1個用いる場合もあるが、小粒のものを多数使用することもできる。小粒のものを多数使用する場合、同種のものを用いるほか、例えば配合成分の異なる薬剤や溶解度が異なる薬剤等異種の複数の小粒の固形薬剤を用いることもできる。なお、本発明における固形薬剤には、有効成分が排水と接触した際必要以上に流出することを防止することができ、適度な速度で接触した排水に溶解させることができる形態のもの、例えばヌメリ防除剤等が不織布、紙、フィルム等の透水性の袋やチューブ等に収容されているものや、ヌメリ防除剤等がスポンジ、樹脂発泡体等に担持されているものや、液体のヌメリ防除剤等が多孔質鉱物などに含浸されているものも便宜上含まれる。
【0028】
【実施例】
次に、本発明の浴室排水口用ヌメリ取り器について図面に基づき具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらのものに何ら限定されるものではない。なお、図中、11は本発明の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器、12は多孔円板状の目皿部、13はドーナツ型平板形状の薬液拡散部、14は薬剤収納部、15は薬剤収納部の側周面下端に設けられた薬液流出口、16は薬剤収納部の側周面から上面にかけて設けられた排水流入口、17は凹断面を有する薬液分散樋、18は薬液拡散部に設けられた切欠きスリット、19は目皿部外縁近傍下部に設けられた係止片、H19は排水口に設けられた係止部、20は固形薬剤を示している。
【0029】
図3には、微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤20と、該固形薬剤の溶解液である薬液を分散することができる目皿型薬液拡散体とからなる本発明の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器11の一つの実施形態が図示されている。目皿型薬液拡散体は、その中央付近に設けられ、排水流入口16及び薬液流出口15が設けられた薬剤収納部14と、該薬剤収納部14の周囲に形成され、薬液流出口15に連接され放射状に延設された薬液分散樋17を有する目皿部12と、目皿部12の外周縁部に設けられているドーナツ型平板形状の薬液拡散部13を備え、前記薬剤収納部14の外側周面に設けられた前記薬液流出口15から流出する薬液が、前記薬液分散樋17を経由して前記薬液拡散部13から、その外方に拡散するように構成されている。
【0030】
本発明の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器11は、図1や図2に示されるように、排水口Hが排水溝Dの底部に設けられ、通常は排水溝蓋Gで覆われているタイプの排水溝排水口に特に有利に用いることができ、本発明の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器11を従来の目皿と1置き換えて用いることにより、目皿部12や拡散部13はいうに及ばず、排水口Hや排水管Pの内壁の他、排水溝Dの内面(底面D1と側壁面D2)、特にヌメリが発生しやすい排水口H周辺の排水溝底面D1に発生するヌメリを防除することができる。
【0031】
図4には、図3に示されている拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器11が排水溝Dに設けられた排水口Hに設置した図が示されている。拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器11は、図3に示される目皿部12の外縁近傍下部に設けられた係止片19と排水口Hに設けられた係止部H19とにより排水口Hに固定されるようになっている。拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器11が排水口Hに固定されたとき、薬液拡散部13は、排水溝底面D1の排水口H周辺部分を覆うことになる。これにより、排水溝に流れこんだ排水は直接排水口Hに流入せず、排水の一部は固形薬剤20の収納されている薬剤収納部14に到達する。その後、排水が目皿部から排水口に流下した後、固形薬剤20の一部が溶解した薬液が薬液流出口15、薬液分散樋17、薬液拡散部13を伝って排水溝D内、特に排水溝底部D1に拡散し、その後、排水口Hに流入する構造となっている。また、薬液拡散部13には、変形防止用の切欠きスリット18が設けられいる。さらに、図3には、固形薬剤20が収納された薬剤収納部14の周側下端に設けられた薬液流出口15から薬液拡散部13に向かって緩やかな下り傾斜で放射状に延び、幅が漸次広がり凹断面がより緩やかになっている薬液分散樋17が示されている。
【0032】
図5には、薬剤収納部14の一部が装着自在に構成された固形薬剤20詰替用タイプの拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器11が示されている。このタイプのヌメリ取り器の場合、固形薬剤20がなくなった時点で薬剤収納部14のキャップ部21を取り外して薬剤を交換すればよく、したがって拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器11は繰り返して使用することができる。キャップ部21の取り付けは、爪嵌合等により容易に行うことができる。
【0033】
図6には、従前のヌメリ取り用固形薬剤20を通常の目皿の中心部に置いた図が示されている。この場合、排水口Hのヌメリは除去されたが、排水溝Dの底面部D1のヌメリは除去されなかった。
【0034】
【発明の効果】
本発明の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器を用いることにより、排水口や排水管内壁の他、排水溝の内面、特にヌメリが発生しやすい排水口周辺の排水溝底面に発生するヌメリをも防除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器を使用する浴室排水溝の斜視図である。
【図2】図1に示される浴室排水溝の断面図である。
【図3】本発明の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器を示す図である。
【図4】図3に示される本発明の浴室排水溝用ヌメリ取りを排水溝排水口に設置した図である。
【図5】本発明の取り替え可能タイプの拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器を示す図である。
【図6】従来のヌメリ取り用固形薬剤を通常の目皿上に設置した図である。
【符号の説明】
1  従来のヌメリ取り用固形薬剤
11  拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器
12  多孔円板状の目皿部
13  ドーナツ型平板形状の薬液拡散部
14  薬剤収納部
15  薬剤収納部の側周面下端に設けられた薬液流出口
16  薬剤収納部の側周面から上面にかけて設けられた排水流入口
17  凹断面を有する薬液分散樋
18  薬液拡散部に設けられた切欠きスリット
19  目皿部外縁近傍下部に設けられた係止片
20  固形薬剤
D  排水溝
D1 排水溝の底面
D2 排水溝の側壁面
G  排水溝の蓋
H  排水口
P  排水管

Claims (5)

  1. 微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤と、該固形薬剤の溶解液である薬液を分散することができる目皿型薬液拡散体とからなり、前記目皿型薬液拡散体が、その中央付近に設けられ、排水流入口及び薬液流出口が設けられた薬剤収納部と、該薬剤収納部の周囲に形成され、薬液流出口に連接され放射状に延設された薬液分散樋を有する目皿部と、目皿部の外周縁部に設けられているドーナツ型平板形状の薬液拡散部を備え、前記薬剤収納部の側周面に設けられた前記薬液流出口から流出する薬液が、前記薬液分散樋を経由して前記薬液拡散部から、その外方に拡散するように構成されていることを特徴とする拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器。
  2. 目皿型薬液拡散体が、該目皿型薬液拡散体を排水口に嵌合保持するための係止片を、目皿部外縁近傍下部に有することを特徴とする請求項1記載の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器。
  3. 薬液流出口に連接され放射状に延設された薬液分散樋が、薬液拡散部に向かうに従って、漸次幅広に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器。
  4. ドーナツ型平板形状の薬液拡散部が、適宜間隔で複数の切欠きスリットを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器。
  5. 薬剤収納部が、固形薬剤を装脱着自在に構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器。
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