JP3000693U - 排水口用カバー - Google Patents

排水口用カバー

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JP3000693U
JP3000693U JP1994001278U JP127894U JP3000693U JP 3000693 U JP3000693 U JP 3000693U JP 1994001278 U JP1994001278 U JP 1994001278U JP 127894 U JP127894 U JP 127894U JP 3000693 U JP3000693 U JP 3000693U
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drainage
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JP1994001278U
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Inventor
俊雄 加藤
Original Assignee
株式会社クリーン・ケミカル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水時における排水口へのごみの流出を抑
え、かつ、排水管の洗浄を可能にする排水口用カバーを
提供すること。 【構成】 本考案の排水口用カバー(10)は、排水口
(16)の上方に配置される、複数の孔(24)を有し
かつ排水口に連なる排水管のための洗浄剤(26)の保
持空間(11)を規定する中空部(12)と、排水口を
規定する面上に載置されこれに接する、中空部に連なる
つば部(14)とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流し台、浴室、洗面器等に設けられた排水口のためのカバーに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、水と共に排水口からこれに連なる配水管へ流出する調理くず、毛髪等の ごみの大きさおよびその量を制限するため、前記排水口を目皿のようなカバーで 覆っていた。また、排水管の内面に付着する汚れは、前記カバーを取り外した後 、前記排水口に粉末や液体の薬剤を流し込むことにより除去していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、排水時における排水口へのごみの流出を抑制し、かつ、カバーを取 り外すことなしに排水管の内面の汚れを除去することができれば便利である。 本考案の目的は、排水時における排水口へのごみの流出を抑え、しかも排水管 の洗浄を可能にする排水口用カバーを提供することにある。 また、本考案の他の目的は、迅速な排水が可能である排水口用カバーを提供す ることにある。 さらに、本考案の他の目的は、排水口に確実に取り付けることができる排水口 用カバーを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は排水口用カバーに関し、複数の孔が設けられ前記排水口に向けて開放 する中空部と、前記排水口の周囲を取り巻きかつ前記排水口の周囲の面に接する 、前記中空部に連なるつば部とを含み、前記中空部が前記排水口に連なる排水管 のための洗浄剤の保持空間を規定する。 本考案に係る排水口用カバーは、また、前記中空部内に保持された、前記排水 管のための洗浄剤とを含む。 前記つば部は好ましくは前記保持空間の内外に開放する溝、あるいは、少なく とも1つの吸盤を有する。また、前記つば部は前記中空部の周囲を連続してある いは断続して伸びている。前記つば部の周縁の形状は好ましくは円形または多角 形である。 前記中空部は好ましくは全体にドーム状を呈し、さらに、平坦な頂 部を有し、前記中空部の各孔はS字形を呈する。 前記洗浄剤は固形状を呈し、前記中空部は前記洗浄剤を載置するための複数の 爪を有する。
【0005】
【考案の作用および効果】
本考案によれば、前記カバーの中空部に設けられた複数の孔が排水口への水の 通過を許し、また、料理の素材のくずや毛髪のようなごみの通過を制限し、前記 孔を通過する排水は前記中空部に保持される洗浄剤を溶解させる。前記洗浄剤が 解け込んだ排水は、前記排水管を経る間に該配水管の内面に付着した汚れを分解 しこれを配水管から剥離する。したがって、配水管の掃除のためのカバーを取り 去っての特別な作業が不要である。
【0006】 また、前記排水口の周囲の面に密接するつば部の溝は前記面上の水を前記排水 口に誘導し、迅速な排水を実現する。さらに、前記つば部の複数の吸盤を前記面 に押しつけることにより、前記面に前記カバーを密着させこれに確実に取り付け ることができ、前記カバーの位置のずれおよびこれに伴う前記カバーの機能低下 を防止することができる。前記つば部は連続に伸びる環状体または不連続に伸び る複数片で構成することができる。
【0007】 前記中空部の形状を平坦な頂部を有するドーム形のものに設定することができ る。前記洗浄剤は、これを固形のものとし、前記中空部に設けられた複数の爪で これを前記保持空間内に保持することができる。前記つば部の周縁は円形または 多角形とすることができる。また、また、前記中空部の各孔をS字孔とすること により、円形孔に比べて、同じ量の排水でこれと共に流出するごみの量を少なく することができる。
【0008】
【実施例】
図1〜図3を参照すると、本考案に係る排水口用カバーの一例が全体を符号1 0で示されている。
【0009】 カバー10は、後記洗浄剤のための保持空間11(図3)を規定する中空部1 2と、中空部12に連なるつば部14とを含む。中空部12とつば部14とは、 例えば軟質のプラスチック材料で一体に成形することができ、あるいは、例えば ステンレス鋼板のような金属板をプレス成形して得ることができる。
【0010】 中空部12は、流し台、浴室、洗面器等に設けられた排水口16(図3)の上 方に配置され、排水口16に向けて開放している。また、つば部14は排水口1 6を規定する周囲の面18(図3)上に載置され、これに接する。好ましくは面 18に密接している。これにより、排水口16はカバー10に覆われる。なお、 カバー10は、目皿(図示せず)が取り付けられた排水口にも適用することがで きる。
【0011】 図示の中空部12は、全体にほぼドーム状を呈し、扁平な頂面20を有する。 中空部12をドーム状のものとする図示の例に代えて、例えば円筒状、角筒状、 錐体形状等にすることができる。
【0012】 中空部12の側部22、すなわち中空部12の頂面20とつば部14との間の 部分に、上下2段に複数の孔24が設けられている。各段の複数の孔24は周方 向に互いに間隔をおいて配置され、各孔24は保持空間11の内外に連通してい る。各段の孔24は、排水口16の周囲の面18上における水位に応じて水の通 過を許す。各孔24の形状をS形とすることができる。前記S形とすることに代 えて、丸形、I形、矩形のような多角形等を選択することができる。
【0013】 S形の孔24はその細く湾曲した形状のため、同面積の丸形の孔を選択する場 合に比べて、排水能力は同じであっても、孔24を通過するごみの量および大き さは共に小さい。
【0014】 中空部12の保持空間11には、排水口16に連なる排水管(図示せず)の内 面に付着するぬめり、汚れ等を化学的に分解してこれを前記内面から除去するこ とができる洗浄剤26(図3および図5)が保持される。
【0015】 洗浄剤26は、一例として、過炭酸ナトリウム、炭酸塩、酵素、天然フレーバ ー、金属腐食防止剤、界面活性剤等を含む薬剤からなる。この薬剤は、図示の例 のように、固形のものとするほか、粉末のものとすることができる。固形の場合 、洗浄剤26は、カバー10の中空部12、つば部14、またはこれらの境界部 分から半径方向ヘ伸びる4つの爪28の上に載置されている。
【0016】 図示の爪28は、周方向に互いに等しい間隔をおいて配置され、また、中空部 12およびつば部14と一体に成形されている。爪28の数は任意に設定し、ま た、爪28は他の箇所、例えば中空部12から前記半径方向へ伸びるように設け ることができる。
【0017】 固形の洗浄剤26は、爪28への載置に便利な円板状のフランジ部26aと、 フランジ部26aから上方ヘ突出する突出部26bとからなる。突出部26bは 、一例として、截頭円錐形(図5(A))、球面の一部(図5(B))、円柱形 (図5(C))等を呈するものとすることができる。フランジ部26aおよび突 出部26bは、言うまでもなく、保持空間11に受け入れ可能の大きさに設定さ れている。
【0018】 前記洗浄剤が粉末である場合、これを孔あきまたは透水性の容器、袋等(図示 せず)に入れ、また、爪26は前記容器、袋等の大きさに応じた前記半径方向長 さを有するものとする。周方向に間隔をおかれた複数の爪26に代えて、周方向 に連続的に伸びる環状のフランジとすることができる。
【0019】 保持空間11内を排水口16に向けて水(排水)が流れるとき、排水が洗浄剤 26の表面を滑り落ちる。このとき、洗浄剤26の一部が前記排水に溶け出す。 洗浄剤26の一部が溶解した排水は、排水口16を経て前記排水管を流れる間に その内面の汚れに接して化学的作用を及ぼす。その結果、前記汚れが化学的に分 解され、前記排水管の内面から除去される。したがって、特別な洗浄作業による ことなしに、前記流し台等の使用の間に前記排水管のクリーニングを行なうこと ができる。
【0020】 つば部14の周縁14aの形状を円形とする例に代えて、図4に示すように、 これを正六角形とすることができる。つば部14の周縁14aの形状は、これら の例のほか、他の多角形、楕円等、任意に設定することができる。
【0021】 つば部14には、放射方向へ伸びる複数の溝30を設けることが望ましい。各 溝30はつば部14の周縁14aで開放しかつ保持空間11に連通している。し たがって、これらの溝30を通して面18上の水を排水口16に導くことができ 、これにより、迅速な排水を実現することができ、また、カバー10を配置する ことによって生じる前記流し等における排水の貯留を防止することができる。複 数の溝30は、図示の例のように、周方向に等間隔に配置することが望ましい。
【0022】 さらに、つば部14に少なくとも1つ、好ましくは複数の吸盤32を設ける。 吸盤32を排水口16の規定面18に強く押しつけることにより、カバー10が 所定の位置から移動しないようにこれを配置することができ、移動に伴う排水口 16への前記くずの流出が確実に阻止される。複数の吸盤32は、つば部14と 一体に形成する図示の例に代えて、別体の複数の吸盤32を取り付けてもよい。 また、複数の吸盤32の配置位置は任意に定めることができる。
【0023】 さらに、つば部14はこれが周方向に連続して伸びる環状体からなる図示の例 に代えて、前記周方向に断続して伸びる複数片、例えば、図1で見て各溝30の 部分を切り欠きとする複数片からなるものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】排水口用カバーの一例の平面図である。
【図2】排水口用カバーの一例の底面図である。
【図3】図1の線3−3に反って得た縦断面図である。
【図4】排水口用カバーの他の例の平面図である。
【図5】(A)(B)(C)は、それぞれ、固形の洗浄
剤の正面図である。
【符号の説明】
10 排水口用カバー 12 中空部 14 つば部 16 排水口 18 排水口の規定面 24 孔 26 洗浄剤

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水口用カバーであって、複数の孔が設
    けられ前記排水口に向けて開放する中空部と、前記排水
    口の周囲を取り巻きかつ前記排水口の周囲の面に接す
    る、前記中空部に連なるつば部とを含み、前記中空部が
    前記排水口に連なる排水管のための洗浄剤の保持空間を
    規定する、排水口用カバー。
  2. 【請求項2】 排水口用カバーであって、複数の孔が設
    けられ前記排水口に向けて開放する中空部と、前記排水
    口の周囲を取り巻きかつ前記排水口の周囲の面に密接す
    る、前記中空部に連なるつば部と、前記中空部内に保持
    された、前記排水口に連なる排水管のための洗浄剤とを
    含む、排水口用カバー。
  3. 【請求項3】 前記つば部が前記保持空間の内外に連な
    る溝を有する、請求項1または2に記載のカバー。
  4. 【請求項4】 前記つば部が少なくとも1つの吸盤を有
    する、請求項1、2または3に記載のカバー。
  5. 【請求項5】 前記中空部が全体にドーム状を呈する、
    請求項1または2に記載のカバー。
  6. 【請求項6】 前記中空部が平坦な頂部を有する、請求
    項5に記載のカバー。
  7. 【請求項7】 前記つば部が前記中空部の周囲を連続し
    て伸びる、請求項1または2に記載のカバー。
  8. 【請求項8】 前記つば部が前記中空部の周囲を断続し
    て伸びる、請求項1または2に記載のカバー。
  9. 【請求項9】 前記洗浄剤が固形状を呈し、前記中空部
    が前記洗浄剤を載置するための複数の爪を有する、請求
    項1または2に記載のカバー。
  10. 【請求項10】 前記つば部の周縁が円形である、請求
    項1または2に記載のカバー。
  11. 【請求項11】 前記つば部の周縁が多角形である、請
    求項1または2に記載のカバー。
  12. 【請求項12】 前記中空部の各孔がS字形を呈する、
    請求項1または2に記載のカバー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003213755A (ja) * 2001-11-13 2003-07-30 Nippon Soda Co Ltd 目皿一体型浴室排水口用ヌメリ取り器
JP2004011392A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Nippon Soda Co Ltd 拡散型浴室排水口用ヌメリ取り器
JP3517970B2 (ja) 1994-05-27 2004-04-12 レック株式会社 排水口用ゴミ受け具
JP2015145563A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 丸一株式会社 捕集部材を備えた排水口構造

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