JP4879402B2 - 目皿取付け具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室の排水口やトイレの床の排水口等のように、雑菌やカビ等の代謝物によりヌメリや悪臭が発生する箇所に設けられ、ヌメリを防除するための薬剤が収容されたヌメリ取り具等の容器を、浴室等の排水口の目皿に着脱自在に装着することができる目皿取付け具に関する。
【0002】
【従来の技術】
台所流し台や浴室の排水口のヌメリの主成分は、食材、界面活性剤、石鹸、人の垢等が細菌の栄養源となり、そのとき細菌から分泌されるポリサッカライドであることが知られている。従来、家庭用流し台の排水口部のゴミ取りカゴのヌメリ防止用薬剤として、トリクロルイソシアヌール酸、ジクロルイソシアヌール酸塩、ブロムクロルジメチルヒダントイン等の塩素系酸化剤を単独又は他の成分と配合したものを加圧成形した錠剤を、プラスチック製のネット又はカゴ状容器に収納し、ヒモ等によりゴミ取りカゴ内に吊し、ゴミ取りカゴのヌメリを防止する薬剤はよく知られており(特開平8−128090号公報)、これらは数年前より「ヌメリ取り剤」等の名称で販売され実用に供されている。上記薬剤は塩素系酸化剤の強力な殺菌力により、ゴミ取りカゴのヌメリと悪臭の防止に効果を発揮し、広く使用されているが、その強力な酸化力によりゴミ取りカゴ及び周辺の排水口材質を劣化・腐食させる他、塩素ガスや塩素ガスと食物クズ中の窒素分との反応により生成する三塩化窒素等の刺激臭のガスを発生する等の安全性に問題を有している。
【0003】
上記問題点を解決するため塩素系酸化剤以外の殺菌剤を用いた「ヌメリ取り剤」が、種々提案されている。これら塩素系酸化剤以外の殺菌剤を用いた「ヌメリ取り剤」は、塩素系酸化剤からなる「ヌメリ取り剤」と同様に、プラスチック製のネット又はカゴ状容器に収納し、ヒモ等でゴミ取りカゴ内につり下げて設置され、塩素系酸化剤を使用しない「ヌメリ取り剤」として一部市販されているが、従来の塩素系酸化剤を有効成分とする「ヌメリ取り剤」に比べると殺菌力が弱く、ヌメリや悪臭の防止効果が不充分であり、普及が進んでいない。
【0004】
また、特開平7−184823号公報には、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの混合物等の抗菌剤を中空多孔質シリカ等の無機多孔質微粒子に担持させたものを不織布等の透水性の袋に収納したり、蛋白質や多糖類等の水溶性物質に担持させフィルム状とした「ヌメリ取り剤」が記載されている。しかし、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンは、強い抗菌力を有し、かつ材質腐食やガスの発生はともなわないが、水に易溶であり有効期間が従来の薬剤より短期間となる欠点の他、皮膚刺激性が激しいため、家庭において使用するには安全上問題があった。上記の他、ヌメリ取り剤を収納した容器をつなぎ部を介して生ゴミカゴの取っ手に取り付ける取付部を有するもの(特開平9−292号公報)や、フッ素樹脂で表面が被覆された生ゴミ用網カゴを使用するもの(特開平8−158441号公報)や、網カゴの周囲に設けられた環状パイプから電解酸性イオン水を噴射するもの(実開平6−46069号公報)や、排水口の上部に防菌防黴作用を有する溶液を供給する防菌防黴装置(特開平9−154923号公報)等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、浴室の排水口やトイレの床の排水口等のように、雑菌やカビ等の代謝物によりヌメリや悪臭が発生する箇所に設けられ、ヌメリを防除するための薬剤が収容されたヌメリ取り具等の容器を、風呂場等の排水口の目皿に着脱自在に簡便に装着し、前記容器を目皿に止着することができる簡単な構造の目皿取付け具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと多分子系ホスト化合物とからなる包接化合物を加圧成形してなる非さらし粉系ヌメリ防除剤を提案している(特開平10−245308号公報)。この防除剤は、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンをホスト化合物により多分子包接体としているため皮膚刺激性が低下し、かつ水に対する溶解性も低下しており、ヌメリ防除剤として優れたものである。また、本発明者らは、有機ヨード系抗菌剤と固体酸とを加圧成形してなるヌメリ防除剤についても提案しており(特開平10−245306号公報)、このヌメリ防除剤も優れたヌメリ防除効果が確認されている。
【0007】
ところで、塩素系酸化剤を有効成分とする薬剤であれば、ゴミ取りカゴの底部に設置しても、発生する塩素ガスにより薬剤溶解液が接触しない部分も含め殺菌できるため、カゴ内全体のヌメリ防止が可能であるのに対し、非塩素系酸化剤を有効成分とする薬剤、特に上記の5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンをホスト化合物により多分子包接体としたヌメリ防除剤や有機ヨード系抗菌剤を加圧成形してなるヌメリ防除剤の優れたヌメリ防除効果は、薬剤の設置された周辺部に限られ、特に薬剤の設置された位置より上部の部分に対する効果が弱い。そこで、これらヌメリ防除剤を排水管の入口部又は上部に設置することができ、該ヌメリ防除剤の溶解液を排水口の目皿や排水管壁面等ヌメリ発生面に広がらせることができる排水口用ヌメリ取り具を種々試作・検討する過程で、ヌメリ防除薬剤を収容した容器を目皿に止着する(動かないように取り付ける)必要があることがわかった。そこで、排水口の目皿に容器を着脱自在に簡便に装着することができる目皿取付け具について種々検討し、取付け具胴部の復元力を利用すると、スリット幅の異なる目皿に前記容器を止着することができることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち本発明は、
(1)排水口の目皿に容器を着脱自在に装着することができる取付け具であって、一端が容器の底部に固着されており、他端が目皿に設けられたスリットに挿通し易い形状からなり、容器底部側の取付け具胴部の復元力により前記容器を目皿に止着することができることを特徴とする目皿取付け具、
(2)取付け具が、棒状芯部の長手方向に沿って複数の係止フィンが放射状に固設され、容器底部と反対側の端部の係止フィンが先細形状となっていることを特徴とする上記(1)に記載の目皿取付け具、
(3)取付け具が、4枚の係止フィンを有する横断面X字型の構造を有することを特徴とする上記(2)に記載の目皿取付け具、
(4)取付け具が、縦断面が細長いひし形の細幅の板状体からなる係止弾性片から構成されていることを特徴とする上記(1)に記載の目皿取付け具、
(5)容器が、微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤を収納する容器であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか記載の目皿取付け具、
(6)容器が、少なくとも側面に設けられた排水導入開口部と、少なくとも下面又は側面下部に設けられた薬液流出開口部とを備えたことを特徴とする上記(5)に記載の目皿取付け具、
(7)排水口が、浴室の排水口であることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれか記載の目皿取付け具に関する。
【0009】
【本発明の実施の形態】
本発明の目皿取付け具としては、浴室等の排水口の目皿に容器を着脱自在に装着することができる取付け具であって、一端が容器の底部に固着されており、他端が目皿に設けられたスリットに挿通し易い形状からなり、容器底部側の取付け具胴部の復元力により前記容器を目皿に止着することができるものであれば特に制限されるものではないが、棒状芯部の長手方向に沿って複数の係止フィンが放射状に固設され、容器底部と反対側の端部の係止フィンが漸次先細形状となっている目皿取付け具や、縦断面が細長いひし形の細幅の板状体からなる係止弾性片から構成されている目皿取付け具を好適に例示することができる。
【0010】
上記の棒状芯部の長手方向に沿って複数の係止フィンが放射状に固設され、容器底部と反対側の端部の係止フィンが漸次先細形状となっている目皿取付け具における係止フィンとしては、3〜8枚、特に4〜6枚のフィンが等間隔又は異間隔で放射状に固設されているものが好ましく、その幅・厚みは棒状芯部の半径の1〜5倍程度の幅と数ミリ程度の厚みを有するものが好ましく、またその材質は復元力や弾性力を有するゴムやプラスチックが好ましい。かかる係止フィンがその長さ方向に沿って固設されている棒状芯部の長さは、容器を目皿に止着しうる長さのものであればよく、その材質は特に制限されないが、復元力や弾性力を有するゴムやプラスチックが好ましく、かかる場合、この棒状芯部と前記係止フィンとを一体成型とすることもできる。このタイプの目皿取付け具として、図1〜4に示される4枚の係止フィンを有する横断面X字型の構造を有する目皿取付け具を具体的に例示することができる。なお、図1は4枚の係止フィンを有する横断面X字型の構造を有する目皿取付け具の使用説明概略縦断面図を、図2は図1に示される目皿取付け具の概略斜視図を、図3は容器の形状を異にした図1に示される目皿取付け具の概略斜視図を、図4は4枚の係止フィンと目皿のスリットの関係を説明する図である。
【0011】
図1〜4に示される目皿取付け具1は、棒状芯部2に4枚の係止フィン3が棒状芯部の長手方向に沿って固設されており、その横断面がX字型の構造を有し、その一端が容器10の底部に固着されており、他端が目皿Mに設けられたスリットSに挿通し易い形状、すなわち、係止フィン3が漸次先細形状として構成されており、排水口の目皿Mに容器10を着脱自在に装着することができる構造になっている。この目皿取付け具1により、容器10を目皿に止着するには、先細形状の係止フィン3を備えた目皿取付け具1を、目皿Mを取り外すことなく、図4(上段)に示すように、目皿MのスリットSに強制的に挿通していき、窮屈に押し込まれた容器底部側の取付け具胴部の係止フィン3の復元しようとする弾性力により、容器10を排水口目皿Mに止着することができる。また、係止フィン3が約60度と120度との開きをもつX字型に固設されているので、対向する係止フィン3の端部同士の間隔は、120度における間隔が60度における間隔に比べて約1.7倍大きくなることから、目皿Mのスリット幅が広い場合は、図4(下段)に示すように、目皿取付け具1を強制的に挿通していきながら窮屈となる方へ回転させることにより、容器底部側の取付け具胴部の係止フィン3の復元しようとする弾性力により、容器10を目皿Mに止着することができる。そして、目皿Mから容器10を取り外すときは、少し強めの力で容器を引き上げればよい。
【0012】
また、図5にその縦断面図が示されている目皿取付け具4は、縦断面が細長いひし形の細幅の板状体からなる係止弾性片5から構成され、その一端が容器10の底部に固着されており、他端が目皿Mに設けられたスリットSに挿通し易い形状、すなわち、V字型形状となっている。この係止弾性片5は、通常厚さ0.5〜3mm、幅3〜15mmの板状体から構成され、その材質としては復元力や反発力を有するプラスチックや金属片を挙げることができる。また、かかる係止弾性片5が形成する細長いひし形は、その大きい方の最大外寸値が小さい方の最大外寸値の1.5〜5倍程度が好ましく、小さい方の最大外寸値が目皿Mに設けられたスリットSの内寸の約1.3〜2.0倍程度のものが好ましい。この目皿取付け具4により、容器10を目皿Mに止着するには、目皿Mを取り外すことなく、目皿取付け具4のV字型端部から目皿MのスリットSに強制的に挿通していき、窮屈に押し込まれた容器底部側の取付け具胴部の係止弾性片5の復元しようとする反発力により、容器10を排水口目皿Mに止着することができる。
【0013】
その他、本発明の目皿取付け具としては、縦断面が細長い逆V字状の細幅の板状体からなる係止弾性片から構成され、その一端(V字の底部)が容器の底部に固着されており、他端が目皿Mに設けられたスリットSに挿通し易い形状、すなわち、常時は開脚状であるが、挿通時は容易に閉じ合わせて閉脚状となる形状のものを挙げることができる。この逆V字状係止弾性片は、通常厚さ0.5〜3mm、幅3〜15mmの板状体から構成され、その材質としては復元力や反発力を有するプラスチックや金属片を挙げることができる。
【0014】
本発明の目皿取付け具の一端がその底部に固着される容器10としては特に制限されないが、微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤Kを収納する容器であることが好ましく、特に、少なくとも側面に設けられた排水導入開口部と、少なくとも下面又は側面下部に設けられた薬液流出開口部とを備えた固形薬剤を収納する容器が好ましい。例えば、図3や図5に示される容器10は、平坦部11と箱部12から構成され、平坦部11は、四隅が丸くなった正方形の形状をしており、全体に円形の透孔13が設けられている。透孔13の形状については、上記円形の他、排水を流入することができたり、排水に溶解した薬液を流出することができれば、楕円形、長方形、星形、スリット形等どのようなものでもよいが、この透孔13は主として、排水に溶解した薬液の流出開口部として用いられる。また、この平坦部11の周端近傍には、平坦部11と箱部12との係合を確実なものとするために、立設片14を部分的に設けておくこともできる。
【0015】
箱部12を、箱底面15と側壁面16とから構成し、箱底面15を平坦に形成することもできるが、図1及び2に示すようにドーム状等に形成することもできる。箱底面15側の側壁面16は曲面とすることが好ましく、また箱底面15から離れた方の側壁面16の端部は前記平坦部11の周端に内接し、かつ前記平坦部11の立設片14の外側に位置することができるような形状にすることが好ましいが、外接するような形状等としてもよい。そして、平坦部11と箱部12とは着脱自在としたり、ヌメリ取り薬剤を収納後固着して用いることもできる。また、上記箱底面15には、全体に円形の透孔17が設けられている。透孔17の形状については、上記円形の他、排水を流入することができたり、排水に溶解した薬液を流出することができれば、楕円形、長方形、星形、スリット形等どのようなものでもよいが、この透孔17は主として、平坦部11の透孔13と同様に、排水に溶解した薬液の流出開口部として用いられる。他方、側壁面16には全周的にスリット状の透孔18、19が2列に設けられている。透孔18の形状については、上記スリット状の他、排水を流入することができたり、排水に溶解した薬液を流出することができれば、円形、楕円形、長方形、星形等どのようなものでもよいが、この透孔18、19は主として、固形薬剤に排水を接触させるための排水導入開口部として用いられることから、ゴミ等で排水の流入が阻害されないように、通常その開口面積が、前記透孔13や透孔17の開口面積より大きくなっている。
【0016】
上記固形薬剤Kの主成分である微生物の発育を抑制する物質としては、各種公知の殺菌剤、抗菌剤が使用可能であり、一般的な防黴剤又は抗細菌剤として知られている化合物や抗菌作用を有する天然精油類等であればどのようなものでも使用することができるが、広い抗菌スペクトルを有するものが好ましく、非さらし粉系薬剤が望ましい。また、微生物の発育を抑制する物質として、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン等の防黴剤又は抗細菌剤とテトラキスフェノ−ル類等の多分子系ホスト化合物とからなる包接化合物を有利に用いることができる。そしてまた、他の抗菌剤に比較して抗菌スペクトルが広く、人体に安全な有機ヨード系抗菌剤も有利に用いることができる。この場合、2,3,3−トリヨードアリルアルコール類等の有機ヨード系抗菌剤であれば特に制限はないが固体のものが望ましい。
【0017】
また、微生物の発育を抑制する物質として、前記の各種公知の殺菌剤、抗菌剤、防黴剤等やそれらを含有する公知のヌメリ防除剤、あるいは上記包接化合物や有機ヨード系抗菌剤を用いる場合、有効成分が排水と接触した際必要以上に流出することを防止し、適度な速度で接触した排水に溶解させるため、適宜配合物と混合して加圧成形、加熱溶融混合、混練り押し出し成形等の公知の方法により適当な大きさに成形して固形薬剤とする必要がある。加圧成形する場合の配合物としては、各種公知の賦形剤、溶解調整剤、結合剤、滑沢剤、界面活性剤、腐食防止剤等を例示することができる。特に界面活性剤は溶解液がぬめり発生壁面に広がりやすくし、かつ蓋や容器が油で汚れることを防止するのに有効である。また、苦味付与成分、辛味付与成分などを添加して、薬剤が誤って乳幼児が口に入れた場合も飲み込まないようにすることもできる。
【0018】
また、固形薬剤Kの大きさとしては、ゴミ取り具の固形薬剤収納部に収容しうる大きさであればどのようなものでもよく、その形状も球状、錠剤状、円柱状、直方体状、角錐状、ドーナツ状等どのような形状でもよい。固形薬剤Kの使用の形態としては、固形薬剤収納部の形状に合わせて、例えば錠剤状のものを1個用いる場合もあるが、小粒のものを多数使用することもできる。小粒のものを多数使用する場合、同種のものを用いるほか、例えば配合成分の異なる薬剤や溶解度が異なる薬剤等異種の複数の小粒の固形薬剤を用いることもできる。
【0019】
上記固形薬剤を収容した容器を、本発明の目皿取付け具により、図1に示すように直接目皿に取り付けてヌメリ取り具とすることもできるが、図5に示すように、シート状の通水性フィルター材Fを介して目皿に取り付けてゴミ取り具とすることもできる。上記シート状の通水性フィルター材Fとしては、毛髪や湯垢等の細かなゴミが排水管Pに流入することを阻止することができ、固形薬剤溶解液の拡散機能と排水の通水機能を有するものであれば特に制限されるものではなく、布状、フィルム状、紙状、網状等のシート状のプラスチック、紙、繊維、金属等を例示することができ、具体的には、不織布、合成樹脂製網、通水孔を有する合成樹脂シート、通水孔を有する合成樹脂フィルム、フェルト等を挙げることができる。かかるゴミ取り具においては、排水と接触した固形薬剤Kからの薬剤溶解液がシート状の通水性フィルター材全体に好適な濃度で拡散することから、フィルター材自体にヌメリの発生がなく、ヌメリの発生による目詰まりなどフィルター材の通水性が悪化することもない。
【0020】
【発明の効果】
本発明の目皿取付け具は、簡単な構造で低コストで作製することができ、浴室等の排水口の目皿に簡便に着脱自在に装着することができ、安全性や取り扱い性に優れ、これをヌメリ取り具に適用した場合は、ヌメリ取り具を排水口の目皿に止着して、排水口の目皿や排水管壁面・トラップ部等におけるヌメリの発生を防除することができ、他方ゴミ取り具に適用した場合は、ゴミ取り具を排水口の目皿に止着して、毛髪や湯垢等の細かなゴミを捕集することができる上に、排水口の目皿や排水管壁面・トラップ部等ばかりでなく、細かなゴミを捕集するフィルター材におけるヌメリの発生をも防除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の4枚の係止フィンを有する横断面X字型の構造を有する目皿取付け具の使用説明概略縦断面図である。
【図2】図1に示される目皿取付け具の概略斜視図である。
【図3】薬剤収納容器の形状を異にした図1に示される目皿取付け具の概略斜視図である。
【図4】図1に示される目皿取付け具の4枚の係止フィンと目皿のスリットの関係を説明する図である。
【図5】本発明の縦断面が細長いひし形の細幅の板状体からなる係止弾性片から構成されている目皿取付け具の使用説明概略縦断面図である。
【符号の説明】
K 固形薬剤
F シート状の通水性フィルター材
M 目皿
1,4 目皿取付具
2 棒状芯部
3 係止フィン
5 係止弾性片
10 容器
11 容器平坦部
12 容器箱部
13,17 円形の透孔
14 立設片
15 箱底面
16 側壁面
18,19 スリット状の透孔

Claims (5)

  1. 排水口の目皿に容器を着脱自在に装着することができる取付け具であって、一端が容器の底部に固着されており、他端が目皿に設けられたスリットに挿通し易い形状からなり、容器底部側の取付け具胴部の復元力により前記容器を目皿に止着することができる目皿取付け具であって、棒状芯部の長手方向に沿って3〜8枚の係止フィンが放射状に固設され、容器底部と反対側の端部の係止フィンが先細形状となっていることを特徴とする目皿取付け具
  2. 取付け具が、4枚の係止フィンを有する横断面X字型の構造を有することを特徴とする請求項記載の目皿取付け具。
  3. 容器が、微生物の発育抑制物質を含有する固形薬剤を収納する容器であることを特徴とする請求項1又は2に記載の目皿取付け具。
  4. 容器が、少なくとも側面に設けられた排水導入開口部と、少なくとも下面又は側面下部に設けられた薬液流出開口部とを備えたことを特徴とする請求項記載の目皿取付け具。
  5. 排水口が、浴室の排水口であることを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の目皿取付け具。
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